JP5972120B2 - 画像加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置に用いられ得る画像加熱装置に関する。
画像形成装置は、画像形成部により記録材に形成した未定着画像を定着する画像加熱装置としての定着装置を備えている。このような定着装置として、画像形成装置の省エネルギー化や高速化といったニーズに応じるため、IH(電磁誘導加熱)方式の構成が提案されている。
IH方式の定着装置は、加熱回転体としての加熱ベルトを加熱するための手段として、励磁コイルによる磁界で加熱ベルトに渦電流を発生させジュール熱により発熱させる。この構成の場合、熱発生源をトナーのごく近くに置くことができるので、従来のハロゲンランプを用いた方式に比して、ウォームアップ時間を短くすることができるというメリットがある。また熱発生源からトナーヘの熱伝達経路が短く単純であるため熱効率が高いというメリットもある。
このようなIH方式の定着装置には、複数の磁性コアが加熱ベルトの長手方向に沿って配列されている。
このため、複数の磁性コアを所定の位置に固定することが求められるが、磁性コアを固定する構成として、磁性コアをコアホルダ(コア保持部材)に耐熱性接着剤により接着固定する構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−7446号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載された磁性コアの固定方法の場合、以下のような懸念がある。即ち、接着剤の乾燥までの組立時間もかかることなどから、製造コストが高くなってしまうなどの懸念がある。
本発明は、磁性コアをコア保持部材に簡易に取り付けることができる画像加熱装置を提供することを目的とする
本発明は、シート上のトナー像を加熱する加熱回転体と、前記加熱回転体を電磁誘導発熱させる磁束発生手段と、前記磁束発生手段により発生した磁束を前記加熱回転体に導くための磁性コアと、前記磁性コアを保持するコア保持部材と、前記磁性コアと前記コア保持部材との間に位置するように前記コア保持部材に固定された弾性部材と、を備え、前記磁性コアは、その一端近傍に第1の係合部と、その他端近傍に第2の係合部とを有し、前記コア保持部材は、前記第1の係合部が挿入される第1の挿入部と、前記第2の係合部が挿入される第2の挿入部とを有し、前記弾性部材は、前記第2の係合部の位置が前記第2の挿入部により決まるように、前記第1の挿入部に挿入された前記第1の係合部を挿入方向と交差する方向へ付勢することを特徴とする画像加熱装置にある。
本発明によれば、磁性コアをコア保持部材に簡易に取り付けることができる。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。 実施形態に係る定着装置の概略構成断面図。 実施形態に係る定着装置の斜視図。 加熱ベルトの層構成を示す模式図。 誘導加熱装置とステーに組み付けられた状態の内側コアとを抜き出して示す斜視図。 コア素子を抜き出して示す正面図。 内側コアをステーに組み付けた状態を示す断面図。 内側コア保持バネを内側コア保持部材の第1部材に組み付けた状態を、バネ側から見た斜視図。 内側コア保持部材と、内側コア保持バネと、ステーとの分解斜視図。 内側コア保持部材と、内側コア保持バネと、ステーとを組み付けた状態を示す斜視図。 内側コアのコア素子を内側コア保持部材に組み付ける第1段階を示す断面図。 同じく第2段階を示す断面図。 同じく第3段階を示す断面図。 同じく第4段階を示す断面図。 参考例に係る定着装置の外側コアの組み付け状態を説明するための模式図。
実施形態>
本発明の実施形態について、図1ないし図14を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
画像形成装置1は、紙などのシートを含む記録材(シート)S上に転写された未定着画像に熱と圧を加えて定着処理する、像加熱装置としての定着装置27を備えている。なお、本実施形態では、画像形成装置として、フルカラーの中間転写方式のものを図示しているが、本発明の像加熱装置を備えた画像形成装置は、特にそれに限定されるものではない。
画像形成装置1は、例えばY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色のトナー像をそれぞれ形成する画像形成部PY、PM、PC、PKを有するタンデム方式を採用している。画像形成部PY、PM、PC、PKは、中間転写体としての中間転写ベルト25の回転方向に並んで配置され、トナー像を形成するまでのプロセスを各色ごとに並列処理する。
なお、各画像形成部の構成は、基本的に同じであるため、以下の説明では、各画像形成部の構成を示す添え字Y、M、C、Kを省略し、図面及び必要な説明においてのみ、添え字を付すこととする。
画像形成部Pは、各色のトナー像が形成担持される像担持体としての感光ドラム20を有する。感光ドラム20の周囲には、帯電装置21、現像装置23、一次転写装置24、不図示のクリーナが配置される。また、画像形成装置1の上部には、露光装置22が配置されている。
感光ドラム20は、図の矢印の方向に回転駆動され、帯電装置21により表面が所定の電位に一様に帯電される。その後、露光装置22によって所定の電位に帯電された感光ドラム20の表面を露光することによって、感光ドラム20上に静電潜像が形成される。感光ドラム20上の静電潜像は、現像装置23によって現像剤を用いて現像され、トナー像として可視画像化される。
現像装置23によって現像された感光ドラム20上のトナー像は、一次転写装置24によって、無端状の中間転写ベルト25上に順次重畳させて一次転写される。そして、全色一次転写された中間転写ベルト25上のトナー像は、二次転写装置26によって、記録材S上に一括して二次転写される。一次転写後の感光ドラム20の表面、及び、2次転写後の中間転写ベルト25の表面は、それぞれ不図示のクリーナにより清掃され、次の画像形成に使用される。
記録材(シート)Sは、給紙カセット31から給送ローラなどの給送手段によって、二次転写装置26と中間転写ベルト25とから構成される二次転写部まで搬送される。二次転写後、未定着のトナー像を担持した記録材Sは、定着装置27へと搬送される。そして、定着装置27で加熱されかつ加圧されることで記録材S上(シート上)の未定着のトナー像が溶融軟化して記録材Sに定着される。トナー像を定着した記録材Sは、排紙トレイ28へと排紙される。記録材Sの裏面側に画像を形成する際には、記録材Sを記録材反転路29によって反転させた後、両面搬送路30を介して再度、二次転写部に搬送して裏面側に画像を形成する。
以上のように、帯電、露光、現像、転写、そして定着までの一連の画像形成プロセスが実行され、記録材S上に画像が記録形成される。なお、モノクロの画像形成装置ではブラックの画像形成部のみが存在する。また、Y、M、C、K各色の画像形成部の並び順や構成はこの限りではない。
[定着装置]
次に、画像加熱装置として機能する定着装置27について、図2ないし図5を用いて説明する。定着装置27は、図2及び図3に示すように、加熱回転体としての加熱ベルト100と、加熱ベルト100の外周面と当接してニップ部Nを形成し、加圧回転としての加圧ローラ200と、誘導加熱装置300とを備える。加熱ベルト100は、金属層を有する無端状のベルトで、誘導加熱装置300により発生した磁束が通過することにより発熱(電磁誘導発熱)して、搬送される記録材を加熱する。加圧ローラ200は、後述するように、駆動手段としてのモータMにより回転駆動され、加熱ベルト100を回転駆動する駆動回転体としても機能する
加熱ベルト100の内側には、パッド部材101及びステー102を加熱ベルト100の回転軸方向(長手方向)に亙って配置している。パッド部材101は、加熱ベルト100と加圧ローラ200との間に押圧力を作用させてニップ部Nを形成する。ステー102は、金属製の部材により長手方向に延びるように形成され、パッド部材101を保持している。ステー102の材質としては、誘導加熱装置300によって加熱ベルト100のみが発熱することが望ましいことから、誘導加熱の影響を受けにくいステンレス等の非磁性の材質が望ましい。
また、パッド部材101の材質は、PPSやLCP等の耐熱性の樹脂としている。このパッド部材101の加圧ローラ側には、定着パッド103が保持されている。定着パッド103は、ステンレスなどの金属やセラミックス等の硬度の高い材質からなり、例えば、厚さ1mm程度で長手方向に伸びた形状としている。
加熱ベルト100は、図4に示すような層構成を有し、例えば内径が20〜40mm程度の例えばニッケルなどの金属の基層100aを有している。基層100aの外周には弾性層100bとして耐熱性ゴム層(例えばシリコーンゴム層)が設けられている。ゴム層の厚さは100〜800μmの範囲内で設定するのが好ましい。本実施形態では、加熱ベルト100の熱容量を小さくしてウォーミングアップタイムを短縮し、かつカラー画像を定着するときに好適な定着画像を得ることを考慮して、ゴム層の厚みは200μmとしている。更に弾性層100bの外周には、表面離型層100cとしてフッ素樹脂層(例えばPFAやPTFE)が設けられている。
また、基層100aの内面側には、後述する加熱ベルト100の内周面と温度センサTH1との摺動摩擦を低下させるために、摺動性の高い滑性層100dを、例えば10〜50μm設けても良い。本実施形態では30μmのポリイミド層を設け、さらにその表面に潤滑剤としての耐熱性グリスを塗布し、加熱ベルト100の内面の潤滑性を維持している。なお、加熱ベルト100の基層100aには鉄合金や銅、銀などを適宜選択可能である。
ステー102の誘導加熱装置300側には、誘導加熱をより効果的に行うべく、誘導加熱装置300により発生した磁束を加熱ベルト100に導くための磁性コアとしての内側コア104が設けられている。即ち、内側コア104は、加熱ベルト100とステー102との間(加熱ベルト100の内部)に配置される。本実施形態では、内側コア104は、図5に示すように加熱ベルト100の長手方向に実質沿って並ぶように数、ステー102上に配置される(複数設けられている)。ステー102は、後述するように、複数の内側コア104を保持するホルダとしても機能する。そして、ステー102は、両端部を加圧ローラ200に向けて押圧するため、自由状態では、両端部が加圧ローラ200から離れる方向に撓むように形成している。したがって、内側コア104を複数に分割配置したことにより、自由状態のステー102の撓み方向に沿うように配置できるようにしている。
このような内側コア104は、誘導加熱装置300により発生した磁束が、より効率的に加熱ベルト100の加熱に用いられるように、磁束を遮蔽するフェライト等の高透磁率の材質からできている。例えば、内側コア104は、主にフェライトを主成分とする紛体を圧縮、焼成して形成された焼結体フェライトであり、比透磁率は100kHzの高周波電流の印加時において1000〜3000程度のものである。内側コア104のステー102への組み付け構成の詳しい説明については、後述する。
加圧ローラ200は、図2に示すように、例えば外径が30mmで金属製の芯金200aの周囲に、シリコーンゴムなどのゴム層からなる弾性層200b、弾性層200bの表面にはフッ素樹脂層などの離型層200cが設けられる。
ステー102は、図3に示すフランジ105により両端部を支持されている。フランジ105は、定着装置27のケース27aに、加圧ローラ200に対して遠近動自在に配置される。また、フランジ105には、加熱ベルト100の長手方向移動および周方向の形状を規制する規制部材を設けている。定着装置27の長手方向両端部のケース27aには、バネ受部材106が揺動自在に支持されている。ケース27aの固定の部分とバネ受部材106との間には加圧バネ107が配置されており、この加圧バネ107の付勢力によりバネ受部材106を介してステー102の両端部が、加圧ローラ200に向けて押圧されている。
これにより、ステー102及びパッド部材101を介して定着パッド103が加圧ローラ200に向けて押圧され、定着パッド103と加圧ローラ200とが加熱ベルト100を挟んで圧接して、所定幅のニップ部Nが形成される。本実施形態では、ニップ圧として40kgf程度の荷重で、記録材の搬送方向に8mm程度のニップを形成している。
加熱ベルト100は、少なくとも画像形成実行時には、制御回路部401で制御されるモータ(駆動手段)Mによって加圧ローラ200が回転駆動されることで従動回転する。そして、図1の二次転写部側から搬送されてくる、未定着トナー像Tを担持した記録材Sの搬送速度とほぼ同一の周速度で、加熱ベルト100及び加圧ローラ200が回転駆動される。そして、ニップ部Nで挟持した記録材を加熱・加圧しつつ搬送して、未定着トナー像Tを記録材Sに定着させる。本実施形態の場合、加熱ベルト100の表面回転速度が、300mm/secで回転し、フルカラーの画像を1分間にA4サイズで65枚の用紙に定着することが可能である。
誘導加熱装置300は、図2及び図5に示すように、励磁コイル301と、磁性コアとしての外側コア302と、ケース303とを有する。励磁コイル301は、磁束発生手段であり、電線として例えばリッツ線を用い、これを横長・船底状にして加熱ベルト100の周面と側面の一部に対向するように巻回してなる。
外側コア302は、励磁コイル301によって発生した磁界が加熱ベルト100の金属層(導電層)以外に実質漏れないように、この励磁コイル301を覆うように配置される。このような外側コア302は、内側コア104と同様に、磁束を遮蔽するフェライト等の高透磁率の材質からできている。また、外側コア302は、図5に示すように、定着装置27の長手方向に分割して配置されている。ケース303は、励磁コイル301及び外側コア302を支持するもので、例えば肉厚2mm程度の電気絶縁性の樹脂によって構成される。
このように構成される誘導加熱装置300は、加熱ベルト100の外周面の上面側において、加熱ベルト100に所定のギャップ(隙間)を存して対面させて配設してある。加熱ベルト100の回転状態において、誘導加熱装置300の励磁コイル301には電源装置(励磁回路)400から20〜60kHzの高周波電流が印加される。そして、励磁コイル301によって発生した磁界により加熱ベルト100の金属層(導電層)が誘導発熱する。
図2のTH1は、例えばサーミスタ等の温度センサ(温度検出素子)であり、加熱ベルト100の幅方向中央内面部の位置に当接させて配設してある。この温度センサTH1は、記録材がニップ部Nを通る通紙領域になる加熱ベルト部分の温度を検知し、その検知温度情報が制御回路部401にフィードバックされる。制御回路部401は、この温度センサTH1から入力する検知温度が所定の目標温度(定着温度)に維持されるように電源装置400から励磁コイル301に入力する電力を制御している。即ち、加熱ベルト100の検出温度が所定温度に昇温した場合、励磁コイル301への通電が遮断される。本実施形態では、加熱ベルト100の目標温度である180℃で一定になるように、温度センサTH1の検出値に基づいて高周波電流の周波数を変化させて励磁コイル301に入力する電力を制御して温度調節を行っている。
本実施形態の定着装置27の定着プロセスを説明する。上述のように、励磁コイル301には、制御回路部401で制御される電源装置400から20〜60kHzの高周波電流が印加されて、加熱ベルト100が誘導発熱する。このとき、加熱ベルト100が目標温度で一定になるように、温度センサTH1の検出値に基づいて高周波電流の周波数を変化させて励磁コイル301に入力する電力を制御して温度調節される。
加熱ベルト100が所定の目標温度(定着温度)に立ち上がって温調された状態において、ニップ部Nに未定着トナー像Tを有する記録材Sがそのトナー画像担持面側を加熱ベルト100側に向けて導入される。そして、ニップ部Nにおいて、記録材Sのトナー画像担持面側が加熱ベルト100の外周面に密着し、加熱ベルト100と一緒にニップ部Nを挟持搬送されていく。これにより、主に加熱ベルト100の熱が付与され、またニップ部Nの加圧力を受けて未定着トナー像Tが記録材Sの表面に熱圧定着される。ニップ部Nを通った記録材Sは、加熱ベルト100の外周面から、加熱ベルト100の表面のニップ部Nの出口部分の変形によって自己分離されて定着装置外へ搬送される。
[内側コアの組み付け構成]
次に、内側コア104の組み付け構成について、図6ないし図14を用いて説明する。内側コア104は、図6に示すように、断面略1/4円弧状に形成された複数のコア素子500(第1の磁性コア、第2の磁性コア)から構成される。図7に示すように、一対(第1及び第2)のコア素子500は、シート搬送方向(記録材搬送方向)に実質沿って並置されている。また、この一対のコア素子は、図5に示すように、加熱ベルト100の長手方向に沿って並ぶように複数組設けられている。それぞれのコア素子500は、基部501と、基部501から加熱ベルト100に沿って湾曲するように延出された延出部502とを有する。基部501(他端近傍)には、円弧の内側に突出する突起501a(第2の係合部、第4の係合部)が形成されている。また、延出部502の先端寄り部分(一端近傍)には、円弧の内側(組み付け状態のステー側)に突出する突部(凸部)502a(第1の係合部、第3の係合部)が形成されている。
このように構成される複数のコア素子500は、図7に示すように、コア保持部材(ホルダ)として機能する内側コア保持部材503及び弾性部材(付勢部材)としての内側コア保持バネ504を介して、内側コア104としてステー102に組み付けられる。具体的には、ステー102の外側(加熱ベルト100側)には、加熱ベルト100側に向かって、内側コア保持バネ504、内側コア保持部材503、内側コア104、の順で配置されている(組み付けられている)
ステー102は、基板部102aと、基板部102aの両端部から同方向に折り曲げられた1対の側板部102bとから構成される。内側コア104は、このような形状を有するステー102を覆うように配置される。また、内側コア104は、上述のように断面略1/4円弧状に形成されコア素子500が、図7に示すように組み合わされることにより、加熱ベルト100に沿って湾曲した略半円弧状となる。
内側コア保持部材503は、内側コア104を保持する部材であり、ステー102の基板部102aの外側に配置される第1部材505と、1対の側板部102bのそれぞれ外側に配置される1対の第2部材506とを有する。本実施形態では、第1部材505と1対の第2部材506とを別体とし、それぞれステー102に固定している。なお、第1部材505及び1対の第2部材506を一体としても良い。このように構成される内側コア保持部材503は、耐熱性の樹脂により形成されている。
第1部材505のステー102と反対側の面には、各コア素子500の基部501の突起501aと係合する複数の凹部505a(第2の挿入部、第4の挿入部)が形成されている。また、第2部材506には、内側コア104の延出部502の突部502aを含む先端部分が進入可能な(挿入される)複数の凹入部506a(第1の挿入部、第3の挿入部)が形成されている。そして、凹入部506aの加熱ベルト100側の内側面を、内側コア104の延出部502がバネ504により付勢されて当接する当接部(突き当て部)506bとしている。
内側コア保持バネ504は、内側コア保持部材503の第1部材505に支持され、内側コア104を内側コア保持部材503の第2部材506に当接する方向(内側コア104の凹入部506aへの挿入方向と交差する方向である側方)に向けて付勢している。本実施形態の場合、内側コア保持バネ504は、金属製の板状の弾性部材を折り曲げ形成したバネである。即ち、内側コア保持バネ504は、バネ性を有した薄い金属からなり、本実施形態では、ステンレス鋼板製で厚み0.2mm程度を有している。
このような内側コア保持バネ504は、第1部材505に支持される支持板部504aと、支持板部504aの両端部から同方向に折り曲げられた複数の付勢板部(規制部、第1の規制部、第2の規制部)504bとから構成される。即ち、内側コア保持バネ504は、断面が略コの字状であって、長手方向一端部及び他端部が折り曲げられた板バネであり、板バネの長手方向一端及び長手方向他端が規制部として機能する。具体的には、図8に示すように、内側コア保持バネ504は、支持板部504aの両端部に長手方向に沿って複数の付勢板部504bが設けられ、更に支持板部504aの長手方向の複数個所には、複数の孔504cが形成されている。複数の付勢板部504bは、図7に示す組み付け状態で、長手方向に複数配置される内側コア104の内側にそれぞれ位置するように配置されている。即ち、付勢板部504bは、複数の内側コア104に対応して複数設けられている。
支持板部504aは、第1部材505とステー102の基板部102aとの間に挟持され、第1部材505が基板部102aに固定されることにより、ステー102に固定される。したがって、内側コア保持バネ504は、内側コア保持部材503によりステー102に固定される。
複数の付勢板部504bは、内側コア104とステー102との間に配置され、内側コア104の各コア素子500を構成する延出部502を加熱ベルト100側に付勢する。これにより、各コア素子500の延出部502が、内側コア保持部材503の第2部材506の当接部506bに当接する。言い換えれば、当接部506bは、付勢板部504bにより付勢された延出部502のステー102と反対側面と当接する。このように、各コア素子500の延出部502が複数の付勢板部504bにより付勢されることで、各コア素子500の基部501の突起501aと、第1部材505の凹部505aとが複数の付勢板部504bによる付勢方向に係合する。つまり、内側コアの突起501aは、それぞれ、バネ504により、水平方向外側(図7の矢印W、W’方向)へ付勢されて、凹部505aの側部に位置決められる。
また、本実施形態の場合、内側コア104の延出部502に形成された突部502aと、複数の付勢板部504bとの先端とが係合し、内側コア104が内側コア保持バネ504から分離することを阻止する。即ち、複数の付勢板部504bとの先端が、突部502aの基端側(図7の上側)の根元部分に当接し、内側コア104が図7の上側に抜け出ることを阻止している。言い換えれば、規制部としての付勢板部504bにより、第1の係合部としての突部502aが第1の挿入部としての凹入部506aへの挿入方向とは逆方向への移動を規制している。したがって、本実施形態では、突部502aが、付勢板部504bと係合可能で、内側コア104と内側コア保持バネ504との分離を阻止する係合部に相当する。
なお、このような係合部は、図示のような突部に限らず、延出部502の内側面からステー102と反対側に凹んだ凹部としても良い。この場合、付勢板部504bの先端がこの凹部に進入することで、内側コア104と内側コア保持バネ504との分離を阻止できる。但し、延出部502と付勢板部504bとの当接圧が大きく、内側コア104と内側コア保持バネ504との分離を阻止できる摩擦力を確保できれば、上述のような係合部を省略しても良い。
また、内側コア保持バネ504は、励磁コイル301に対し、内側コア104により覆われるように配置されている。即ち、内側コア保持バネ504は、内側コア104とステー102の間に挟まれるように配置されており、内側コア保持バネ504を励磁コイル301から見ると、内側コア104によって遮蔽されている。つまり、励磁コイル301を内側コア保持バネ504に投影した際に、内側コア104によって内側コア保持バネ504が隠れるように配置されている。このため、内側コア104によってバネ504が磁気的に実質遮蔽された関係となり、内側コア保持バネ504のように薄い金属層を用いても、励磁コイル301が発生させる磁界によって内側コア保持バネ504が発熱する量を少なくすることができる。
上述のように構成される内側コア保持部材503及び内側コア保持バネ504のステー102への組み付けは次のように行う。即ち、第1部材505に設けられたツメ部505b、リブ505c、ボス505dを、内側コア保持バネ504の複数の孔504cに、それぞれ嵌合又は挿通することで、第1部材505と内側コア保持バネ504とを一体化する。その後、図9に示すように、内側コア保持バネ504をステー102と第1部材505とで挟み込むようにして、第1部材505及び内側コア保持バネ504をステー102に組み付ける。この際、第1部材505に設けられたツメ部505b、リブ505c、ボス505dを、ステー102の基板部102aに形成された複数の孔102cに、それぞれ嵌合又は係合する。これにより、第1部材505及び内側コア保持バネ504がステー102に固定される。
また、内側コア保持部材503の1対の第2部材506についても、第2部材506に設けられた複数のツメ部506cをステー102の側板部102bに設けられた複数の孔102dに嵌合させることで、ステー102に組み付ける。この結果、図10に示すように、ステー102に内側コア保持部材503及び内側コア保持バネ504が組み付けられた状態となる。
次に、この状態で内側コア104を組み付ける。この組み付け順序について図11ないし図14を用いて説明する。なお、図11ないし図14では、内側コア104の複数のコア素子500のうち、1個のコア素子500を組み付ける状態を段階的に示しているが、他のコア素子についても同様に組み付ける。まず、図11に示すように、内側コア保持部材503の第2部材506の外側からコア素子500を嵌めていく。すると、図12に示すように、コア素子500の突部502aに内側コア保持バネ504の付勢板部504bが押され、付勢板部504bが一旦ステー102側に退避する。
更に、図13に示すように、コア素子500の延出部502を第2部材506の凹入部506a内に挿入するように、コア素子500を押し込んでいく。すると、図14に示すように、突部502aが所定の位置まで押し込まれ、付勢板部504bが突部502aを乗り越えると、付勢板部504bが外側に戻り、突部502aの根元に入り込んで係合する。そして、この状態で図14の矢印方向にコア素子500を押すと、コア素子500の突起501aが第1部材505の凹部505aに入り込み、図7に示したように、コア素子500がステー102に固定された内側コア保持部材503に組み付けられる。
また、この状態で、内側コア保持バネ504の付勢板部504bがコア素子500の延出部502を付勢し、延出部502が第2部材506の当接部506bに当接する。
本実施形態の場合、このように、内側コア保持バネ504により内側コア104の各コア素子500を内側コア保持部材503の第2部材506に当接する方向に向けて付勢している。このため、接着剤を使用せずに内側コア104を内側コア保持部材503に固定できる。また、このとき、コア素子500の突起501aが第1部材505の凹部505aに入り込み、突起501aと凹部505aとが係合することで、コア素子500を姿勢が安定した状態で内側コア保持部材503に固定できる。
また、内側コア保持バネ504の付勢板部504bが、コア素子500の突部502aの根元部に入り込むことで係合している。このため、コア素子500が、ステー102に固定される内側コア保持部材503及び内側コア保持バネ504から分離されることが阻止される。
このように本実施形態の場合、安価かつ簡単な構成で、内側コア104の組立性を向上させ、且つ、内側コア104の取り付け位置の位置精度が高い定着装置を提供することができる。
なお、上述の説明では、内側コアが略1/4円弧状のコア素子により構成されている例について説明した。但し、内側コアの形状としては加熱ベルトの半周を覆うような半円弧状であっても良いし、ステーの周囲を取り囲んでいるように配置されていれば、平板形状であっても良い。この場合、内側コアを例えば図7の下方に付勢するようにしても良い。
参考例
参考例について、図15を用いて説明する。上述の実施形態では、内側コアを組み付ける部分について説明したが、本参考例では、外側コアを組み付ける部分について説明する
図15に示すように、外側コア302は、耐熱性の樹脂により形成された外側コア保持部材304により保持されている。外側コア保持部材304は、外側コア302と励磁コイル301との間に配置され、ケース303(図2参照)に固定される。また、外側コア302の励磁コイル301と反対側には、弾性部材としての外側コア保持バネ305が配置されている。この外側コア保持バネ305は、板状の弾性材を折り曲げ形成したバネであり、支持板部305aと、支持板部305aの両端部から同方向に折り曲げられた付勢部としての付勢板部305bとから構成される。
外側コア保持部材304には、外側コア302を貫通する貫通部304aが形成されている。そして、この貫通部304aの先端部が外側コア保持バネ305の支持板部305aを支持する。本参考例では、貫通部304aの先端を支持板部305aを貫通させ、貫通した部分を潰すことにより、貫通部304aの先端に支持板部305aが支持される。この状態で、外側コア保持バネ305の付勢板部305bが外側コア302を外側コア保持部材304に当接する方向に向けて付勢する。この結果、外側コア302が外側コア保持部材304に固定される。
なお、本参考例の場合、外側コア保持バネ305は、励磁コイル301に対し、外側コア302により覆われるように配置されている。そして、励磁コイル301が発生させる磁界によって外側コア保持バネ305が発熱する量を少なくするようにしている。その他の構成及び作用は、上述の実施形態と同様である。
<他の実施形態>
上述の実施形態では、内側コア又は外側コアを付勢する弾性部材として金属製の薄板を用いた例を挙げたが、弾性部材として、例えば100℃以上の耐熱性を有するフィルムや耐熱性樹脂を用いても良い。ここで、100℃以上の耐熱性とは、100℃に達しても変形したり溶融したりしにくいことを指す。この場合、フィルムや樹脂が誘導加熱によって発熱しない材質、厚みであれば、内側コアの内側又は外側コアの外側に配置される必要はなく、内側コア又は外側コアの加熱ベルト側に配置して、内側コア又は外側コアを覆うようにして取り付けても良い。また、弾性部材は、板状の弾性材を折り曲げ形成したバネ以外に、コイルスプリングやゴムなどの弾性部材を用いても良い。
27・・・定着装置(画像加熱装置)、100・・・加熱ベルト(加熱回転体)、102・・・ステー、104・・・内側コア(磁性コア)、200・・・加圧ローラ、300・・・誘導加熱装置、301・・・励磁コイル(磁束発生手段)、302・・・外側コア(磁性コア)、304・・・外側コア保持部材(コア保持部材)、305・・・外側コア保持バネ(弾性部材)、305a・・・支持板部、305b・・・付勢板部、500・・・コア素子(磁性コア、第1、第2の磁性コア)、501・・・基部、501a・・・突起(第2、第4の係合部)、502・・・延出部、502a・・・突部(第1、第3の係合部)、503・・・内側コア保持部材(コア保持部材)、504・・・内側コア保持バネ(弾性部材)、504a・・・支持板部、504b・・・付勢板部(規制部、第1、第2の規制部)、505・・・第1部材、505a・・・凹部(第2、第4の挿入部)、506・・・第2部材、506a・・・凹入部(第1、第3の挿入部)、506b・・・当接部

Claims (26)

  1. シート上のトナー像を加熱する加熱回転体と、
    前記加熱回転体を電磁誘導発熱させる磁束発生手段と、
    前記磁束発生手段により発生した磁束を前記加熱回転体に導くための磁性コアと、
    前記磁性コアを保持するコア保持部材と、
    前記磁性コアと前記コア保持部材との間に位置するように前記コア保持部材に固定された弾性部材と、を備え、
    前記磁性コアは、その一端近傍に第1の係合部と、その他端近傍に第2の係合部とを有し、
    前記コア保持部材は、前記第1の係合部が挿入される第1の挿入部と、前記第2の係合部が挿入される第2の挿入部とを有し、
    前記弾性部材は、前記第2の係合部の位置が前記第2の挿入部により決まるように、前記第1の挿入部に挿入された前記第1の係合部を挿入方向と交差する方向へ付勢する、
    ことを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記弾性部材は、前記第1の係合部の前記第1の挿入部への挿入方向とは逆方向への移動を規制する規制部を有する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の画像加熱装置。
  3. 前記弾性部材は、長手方向一端部が折り曲げられた板バネであり、前記板バネの長手方向一端が前記規制部として機能する、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の画像加熱装置。
  4. 前記第1の係合部は、前記板バネの長手方向一端と係合可能な凸部である、
    ことを特徴とする、請求項3に記載の画像加熱装置。
  5. 前記弾性部材は、前記磁束発生手段との間を前記磁性コアにより磁気的に実質遮蔽されている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
  6. 前記磁性コアは、前記加熱回転体の内部に設けられている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし5のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
  7. 前記磁性コアは、前記加熱回転体の長手方向に沿って並ぶように複数設けられており、
    前記弾性部材は、前記複数の磁性コアに対応して複数設けられている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし6のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
  8. シート上のトナー像を加熱する加熱回転体と、
    前記加熱回転体を電磁誘導発熱させる磁束発生手段と、
    シートの搬送方向に沿って並置され前記磁束発生手段により発生した磁束を前記加熱回転体に導くための第1及び第2の磁性コアと、
    前記第1及び第2の磁性コアを保持するコア保持部材と、
    前記第1及び第2の磁性コアと前記コア保持部材との間に位置するように前記コア保持部材に固定された弾性部材と、を備え、
    前記第1の磁性コアは、その一端近傍に第1の係合部と、その他端近傍に第2の係合部とを有し、
    前記第2の磁性コアは、その一端近傍に第3の係合部と、その他端近傍に第4の係合部とを有し、
    前記コア保持部材は、前記第1の係合部が挿入される第1の挿入部と、前記第2の係合部が挿入される第2の挿入部と、前記第3の係合部が挿入される第3の挿入部と、前記第4の係合部が挿入される第4の挿入部とを有し、
    前記弾性部材は、前記第2の係合部及び前記第4の係合部の位置が前記第2の挿入部及び前記第4の挿入部により決まるように、前記第1の挿入部に挿入された前記第1の係合部と前記第3の挿入部に挿入された前記第3の係合部を挿入方向と交差する方向へ付勢する、
    ことを特徴とする画像加熱装置。
  9. 前記弾性部材は、前記第1の係合部の前記第1の挿入部への挿入方向とは逆方向への移動を規制する第1の規制部と、前記第3の係合部の前記第3の挿入部への挿入方向とは逆方向への移動を規制する第2の規制部と、を有する、
    ことを特徴とする、請求項8に記載の画像加熱装置。
  10. 前記弾性部材は、長手方向一端部が折り曲げられた板バネであり、前記板バネの長手方向一端が前記第1の規制部として、且つ、前記板バネの長手方向他端が前記第2の規制部として機能する、
    ことを特徴とする、請求項9に記載の画像加熱装置。
  11. 前記第1の係合部は、前記板バネの長手方向一端と係合可能な凸部であり、
    前記第3の係合部は、前記板バネの長手方向他端と係合可能な凸部である、
    ことを特徴とする、請求項10に記載の画像加熱装置。
  12. 前記弾性部材は、前記磁束発生手段との間を前記第1及び第2の磁性コアにより磁気的に実質遮蔽されている、
    ことを特徴とする、請求項8ないし11のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
  13. 前記第1及び第2の磁性コアは、前記加熱回転体の内部に設けられている、
    ことを特徴とする、請求項8ないし12のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
  14. 前記第1及び第2の磁性コアは、前記加熱回転体の長手方向に沿って並ぶように複数組設けられており、前記弾性部材は前記複数組の磁性コアに対応して複数設けられている、
    ことを特徴とする、請求項8ないし13のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
  15. シート上のトナー像を加熱する加熱回転体と、
    前記加熱回転体を電磁誘導発熱させる磁束発生手段と、
    前記磁束発生手段により発生した磁束を前記加熱回転体に導くための磁性コアと、
    前記磁性コアを保持するコア保持部材と、
    前記磁性コアと前記コア保持部材との間に位置するように前記コア保持部材に固定された弾性部材と、
    前記磁性コアは、その一端部の近傍に係合部を有し、
    前記コア保持部材は、前記磁性コアの一端部が挿入される挿入部を有し、
    前記弾性部材は、前記係合部の前記挿入部への挿入方向とは逆方向への移動を規制する規制部を有する、
    ことを特徴とする画像加熱装置。
  16. 前記弾性部材は、断面が略コの字状であって長手方向一端部が挿入方向と交差する方向に向けて折り曲げられた板バネであり、前記板バネの長手方向一端が前記規制部として機能する、
    ことを特徴とする、請求項15に記載の画像加熱装置。
  17. 前記係合部は、前記板バネの長手方向一端と係合可能な凸部である、
    ことを特徴とする、請求項16に記載の画像加熱装置。
  18. 前記弾性部材は、前記磁束発生手段との間を前記第1及び第2の磁性コアにより磁気的に実質遮蔽されている、
    ことを特徴とする、請求項15ないし17のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
  19. 前記第1及び第2の磁性コアは、前記加熱回転体の内部に設けられている、
    ことを特徴とする、請求項15ないし18のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
  20. 前記磁性コアは、前記加熱回転体の長手方向に沿って並ぶように複数設けられており、
    前記弾性部材は、前記複数の磁性コアに対応して複数設けられている、
    ことを特徴とする、請求項15ないし19のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
  21. シート上のトナー像を加熱する加熱回転体と、
    前記加熱回転体を電磁誘導発熱させる磁束発生手段と、
    シートの搬送方向に沿って並置され前記磁束発生手段により発生した磁束を前記加熱回転体に導くための第1及び第2の磁性コアと、
    前記第1及び第2の磁性コアを保持するコア保持部材と、
    前記第1及び第2の磁性コアと前記コア保持部材との間に位置するように前記コア保持部材に固定された弾性部材と、
    前記第1の磁性コアは、その一端近傍に第1の係合部を有し、
    前記第2の磁性コアは、その一端近傍に第2の係合部を有し、
    前記コア保持部材は、前記第1の係合部が挿入される第1の挿入部と前記第2の係合部が挿入される第2の挿入部を有し、
    前記弾性部材は、前記第1の係合部の前記第1の挿入部への挿入方向とは逆方向への移動及び前記第2の係合部の前記第2の挿入部への挿入方向とは逆方向への移動をそれぞれ規制する第1及び第2の規制部を有する、
    ことを特徴とする画像加熱装置。
  22. 前記弾性部材は、断面が略コの字状であって長手方向両端部が挿入方向と交差する方向に向けて折り曲げられた板バネであり、前記板バネの長手方向両端が前記第1及び第2の規制部として機能する、
    ことを特徴とする、請求項21に記載の画像加熱装置。
  23. 前記第1の係合部は、前記板バネの長手方向一端と係合可能な凸部であり、
    前記第2の係合部は、前記板バネの長手方向他端と係合可能な凸部である、
    ことを特徴とする、請求項22に記載の画像加熱装置。
  24. 前記弾性部材は、前記磁束発生手段との間を前記第1及び第2の磁性コアにより磁気的に実質遮蔽されている、
    ことを特徴とする、請求項21ないし23のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
  25. 前記第1及び第2の磁性コアは、前記加熱回転体の内部に設けられている、
    ことを特徴とする、請求項21ないし24のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
  26. 前記第1及び第2の磁性コアは、前記加熱回転体の長手方向に沿って並ぶように複数組設けられており、前記弾性部材は前記複数組の磁性コアに対応して複数設けられている、
    ことを特徴とする、請求項21ないし25のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
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