JP5971880B1 - 管継手 - Google Patents

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Abstract

管体同士の接続作業における操作性を向上するとともに接続時やメンテナンス時に破損した構成部品の修理作業を容易にする管継手を提供する。管継手は、第1管体1に接続された第1スリーブ10と、第2管体2に接続されかつ第1スリーブ10を収容可能な開口を有した第2スリーブ20とを備える。第1スリーブ10は、第1カラー11と、第2カラー12と、第2カラー12の外径D12より大きい内径d13を有しかつ第1・第2カラー11,12等によって形成された溝部12tの両壁12twによって外周方向に回転自在に支持される第3カラー13とを備える。第3カラー13は径方向外側に突出した少なくとも1つの第1凸部14を備える。一方、第2スリーブ20は、第1凸部14を受け入れ可能な切欠き部21と、切欠き部21から第1凸部14を受け入れて第2スリーブ20の内周方向に第1凸部14を回転自在に案内する第1凹部22とを備える。

Description

本発明は、上下水道工事、ガス工事、又は工場内の配管の取替え工事の際の代替配管のために臨時に設置される仮設配管路において、管路を形成するための管継手に関するものである。
上述の配管工事を行う際には、通常、ある管(第1管体)の端部に、別の管(第2管体)の端部を簡易かつ確実に連結(必要に応じて取外し)可能なことが望まれる。従来の管継手として、例えば、特許文献1〜2が挙げられ、各文献の開示内容について以下に概説する。
特許文献1,2の管継手では、ある管(第1管体)を接続するために、別の管(第2管体)には、第1管体の端部を収容可能な開口を有したスリーブが取り付けられる。第1管体には、その径方向外側に突出するように、少なくとも1つの凸部が設置(例えば、溶接)される。一方、第2管体の端部に設置された別スリーブには、凸部を受け入れ、これを更に内側奥方に案内可能な切欠き部がその開口端の一部に設けられている。さらに、この別スリーブには、切欠き部に接続し、切欠き部から凸部を受け入れ、スリーブ長手方向への移動を制限しつつ内周方向への回転を自在に案内する凹部が形成されている。
特許文献1に開示の継手構造には、第1管体の凸部が第2管体の凹部に案内された際に、切欠き部及び凹部の一部を塞ぐとともに、切欠き部からの凸部の脱落(ひいては、第2管体からの第1管体の脱落)を防止する抜止め部材(例えば、樹脂製の装着体)がスリーブに着脱自在に取りつけられることが開示されている。また、特許文献2には、樹脂製の装着体の代わりに、ボルト及びナットで構成された離脱防止装置が開示されている。
(接続時のハンドリングにおける課題)
しかしながら、特許文献1,2に開示の継手構造においては、第2管体側のスリーブとの係合を行う重要部材の一つである凸部が第1管体に直接溶接されている。このため、凸部をスリーブの開口へ向けて挿入(水平移動)させたり、スリーブ内の凹部に沿って回転させたり、あるいは凸部位置の微調整を行ったりする場合、凸部のみならず第1管体全体を移動・回転させなければならない。とりわけ第1管体の寸法(長さや直径)や重量が極端に大きい場合には、管継手での管体同士の接続作業は困難を極め、作業員の健康や安全を害す恐れもある。
(接続作業やメンテナンス作業における課題)
管体接続作業や接続後のメンテナンス作業において、第1管体の凸部などの部品が破損してしまう場合もある。このような場合、上記継手構造では、破損部分の修復の為に、第1管体の全体を取り外す必要があり、それに掛かる労力も必要となる。従って、修復作業を容易にできるよう、第2管体と直接係合する部材及びその近傍の部分のみを簡易に移動(好ましくは、水平移動や回転)できる構造であることが望ましい。
特許第4033254号公報 特開2002−250492号公報
本発明は、上述の課題を解決すること、すなわち、管体同士の接続作業における操作性(ハンドリング性)を向上するとともに接続時やメンテナンス時に破損した構成部品の修理作業を容易にする管継手を提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意検討の末、互いに係合する管体本体の一方に通常、直接溶接される凸部(及び凸部近傍部材)のみを該本体に対して旋回可能ならしめる構造に想到し、この構造を採用すれば、凸部を旋回させるだけで、上記管体を他方の管体に容易に係合できることや万が一、凸部等の部品が破損しても簡単に修復作業を行えることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の管継手は、少なくとも次の特徴・構成を有する。
(態様1)
第1管体(1)に接続された第1スリーブ(10)と、
第2管体(2)に接続されかつ第1スリーブ(10)を収容可能な開口を有した第2スリーブ(20)と、
を備えた管継手であって、
第1スリーブ(10)は、
第1外径(D11)を有した第1カラー(11)と、
第1カラー(11)より第1管体(1)側に配置され、かつ、第1管体(1)の外径(D1)及び第1外径(D11)より小さく、第1スリーブ(10)の外周上に溝部(12t)を形成させる第2外径(D12)を有した第2カラー(12)と、
第2カラー(12)の第2外径(D12)より大きい内径(d13)を有し、かつ、前記溝部(12t)の両壁(12tw)によって第1スリーブ(10)から脱落すること無く、外周方向に回転自在な第3カラー(13)と、
を備え、
第3カラー(13)は、径方向外側に突出した少なくとも1つの第1凸部(14)を備え、
第2スリーブ(20)は、
第1カラー(11)の第1外径(D11)と第3カラー(13)の第3外径(D13)より大きい内径(d20)を有し、開口端(23)より内側奥方に第1スリーブ(10)を案内する内周面(20i)と、
開口端(23)の一部に設けられ、第1凸部(14)を受け入れ、かつ、第1スリーブ(10)を第2スリーブ(20)の内側奥方にさらに案内可能な切欠き部(21)と、
前記切欠き部(21)に接続し、前記切欠き部(21)から第1凸部(14)を受け入れ、第2スリーブ(20)の内周方向に第1凸部(14)を回転自在に案内する第1凹部(22)と、
を備え、
第1凸部(14)が第1凹部(22)に案内された際に、前記切欠き部(21)及び第1凹部(22)の一部を塞ぐとともに、前記切欠き部(21)からの第1凸部(14)の脱落を防止する抜止め部材(30a,30b)が第2スリーブ(20)に着脱自在に取りつけられることを特徴とする管継手。

(態様2)
第2スリーブ(20)の前記切欠き部(21)付近の周面には第2凹部(24)が形成され、
前記抜止め部材(30a)は断面U字状を形成し、前記切欠き部(21)付近の第2スリーブ(20)の肉厚に対応する幅を有した溝(31)を有し、
該溝(31)の少なくとも1つの側面には、前記抜止め部材(30a)を前記切欠き部(21)に配置した際に、第2凹部(24)に係合可能な第2凸部(32)が設けられていることを特徴とする態様1記載の管継手。

(態様3)
第2スリーブ(20)の前記切欠き部(21)付近の外周面には第2凹部(24)が形成され、
前記抜止め部材(30b)は断面L字状を形成し、該L字の一片(33)が第3カラー(13)の外周上に立設するように該一片(33)の一端が第3カラー(13)に接続し、かつ、該一片(33)の他端から該L字の他片(34)が第1カラー(11)側へ延びるように片持ち梁状に支持され、
第1スリーブ(10)と第2スリーブ(20)との組付けのために、第1凸部(14)が前記切欠き部(21)を通過させて第1凹部(22)に沿って内周方向に移動した後に、前記抜止め部材(30b)の周方向位置が前記切欠き部(21)の周方向位置に配置されるように、前記抜止め部材(30b)が第1凸部(14)に対して周方向に位相差を付けて第3カラー(13)の外周面に取り付けられており、
第3カラー(13)へ対面する前記他片(34)の内側面には、前記抜止め部材(30b)が前記切欠き部(21)に対応して配置された際に、第2凹部(24)に係合可能な第2凸部(32)が設けられていることを特徴とする態様1記載の管継手。

(態様4)
第3カラー(13)には、第1凸部(14)の回転操作を助けるハンドル(15,33)が、第1凸部(14)よりも長手方向後方にかつ第1凸部14から離間して設けられていることを特徴とする態様1〜3のいずれかに記載の管継手。
本発明の管継手によれば、第1管体に対して外周方向に回転自在な第3カラーを備え、該第3カラーは、第2管体内周面に設けられた第1凹部に係合可能な第1凸部を備えるために、この第1凸部付き第3カラーを動かすだけで第1管体を第2管体に難なく着脱できる。なお、本発明の管継手を使った接続作業では、従来の接続作業に必須だった第1管体の本体自体を回転させる必要が無いため、作業員が大きな力を出す必要が無く、より安全、容易でかつ短時間の労務となることが期待される。
また、本発明の好適な態様の管継手によれば、第1管体と第2管体とを接続した後に取り付ける抜止め部材が断面L字状を形成する。より具体的には、該L字の一片が第3カラーの外周上に立設するように該一片の端部が第3カラーに接続し、該L字の他片が片持ち梁状に第1カラー側へ延びる。このような構造の抜け止め部材であれば、第3カラーのみを回転・平行移動させるだけで、第1管体と第2管体との接続のみならず固定も行うことができる。また、抜止め部材が、第1本体側の第3カラーに常に接続されるため、管継手の操作時やメンテナンス時に抜止め部材がふとした拍子に紛失したりすることが無いし、管体の接続作業を更に容易かつ短時間にさせることが可能となる。
実施例1の組付け前の管継手の斜視図を示した説明図である。 (A)及び(B)は実施例1及び実施例2の第1スリーブの分解斜視図を示す。 (A)は実施例1の第2スリーブの正面図を示し、(B)はその長手方向断面図を示す。 (A)は実施例1の管継手(組付け前)の長手方向断面図を示し、(B)及び(C)は実施例1の第1スリーブを第2スリーブへ挿入した直後の状態の正面図及び断面図を示し、(D)及び(E)はさらに第1凸部及びハンドルを90°回転した状態の正面図及び断面図を示す。なお、実施例1の管継手は軸対象の構造を成すため、軸から半分の構造のみを示す。 (A)及び(B)は実施例2の第1スリーブを第2スリーブへ挿入した直後の状態の正面図及び断面図を示し、(C)及び(D)はさらに第1凸部及び抜止め部材を90°回転した状態の正面図及び断面図を示す。なお、実施例2の管継手も軸対象の構造を成すため、軸から半分の構造のみを示す。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づき具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
本発明の管継手は、一方の配管(以下、第1管体1と呼ぶ。図1では二点鎖線で示す。)と他方の配管(以下、第2管体2と呼ぶ。同様に二点鎖線で示す。)と、を接続するために使用される。
図1〜4(図2(B)を除く)は実施例1の管継手を示す。この管継手は、主として、第1管体1に接続された第1スリーブ10と、第2管体2に接続されかつ第1スリーブ10を収容可能な開口を有した第2スリーブ20と、を備える。なお、第1・第2管体1,2への第1・第2スリーブ10,20の接続は、例えば、溶接、接着、その他の公知の接続方法により実現する。
第1スリーブ10は、図4(A)に示すように、複数の円筒体(本実施例では第1・第2・第3カラー11,12,13)を備えていてもよい。なお、図2(A)は、これらの構成要素を備えた実施例1の第1スリーブ10の分解斜視図を示す。一方、図2(B)は実施例2の第1スリーブ10の分解斜視図を示す。ここで、第1カラー11は、第1管体1から最も離れて位置し、第1外径D11を有してもよい。第2カラー12は、第1カラー11より第1管体1側に配置され、かつ、第1管体1の外径D1及び第1カラー11の第1外径D11より小さい第2外径D12を有する。これにより、第2カラー12の外周上に溝部12tが形成される。また、第3カラー13は、第2カラー12の第2外径D12より大きい内径d13(図2(A)を参照)を有し、溝部12tの両壁12tw,12twの存在によって第1スリーブ10から脱落すること無く、溝部12t内にかつその外周方向に回転自在に支持される。
第3カラー13には、図2(A)に示すように、径方向外側に突出した少なくとも1つ(図示では2つ)の第1凸部14が設けられる。また、第3カラー13には、静止した第1・第2カラー11,12に対する第3カラー13(つまり、第1凸部14)の回転操作を助けるハンドル15が、第1凸部14よりも長手方向後方に(つまり第1管体1により近づく位置に)、第1凸部14から離間して設けられていることが好ましい。これにより、後述する第2スリーブ20の切欠き部21や第1凹部22への第1凸部14の導入や旋回操作が容易となる。
さらに、第3カラー13を軸方向から観察した際に、ハンドル15が、第1凸部14の後方(挿入方向を正)に位置し、この第1凸部14から所定距離(第1凸部14が第2スリーブ20の開口端23から第1凹部22まで長手方向に移動できる距離)だけ離れ、かつ、第3カラー13の外周から突出するように設置されることが更に好ましい。とりわけ、ハンドル15は、第3カラー13の軸Oを基点としたその周方向位置が、第1凸部14の周方向位置に対応する位置(より好ましくは、等しくなるよう)に設置されていることが好ましい。これにより、第1凸部14が第2スリーブ20の第1凹部22内に収容・旋回され、第1凸部14の外部への露出が無くなったとしても、第1凸部14と周方向に同位置にあるハンドル15の位置を視認することで、第1凸部14の収容位置を容易に把握することができるようになり、操作性が向上する。
一方、第2管体2に接続される第2スリーブ20は、第1カラー11の第1外径D11や第3カラー13の第3外径D13より大きい内径d20を有し、開口端23より内側奥方に第1スリーブ10を案内する内周面20iを有する(図3(A)を参照)。
さらに、開口端23の一部(図示の例では2か所)には、切欠き部21が設けられる。切欠き部21は、第1凸部14を受け入れるので、第1スリーブ10を第2スリーブ20の内側奥方にさらに案内可能である。第2スリーブ20には、切欠き部21に接続し、切欠き部21から第1凸部14をスライドし、これを収容可能な第1凹部22が設けられる。第1凹部22は、第2スリーブ20の内周方向に刻設されており、長手方向への移動をある程度制限しつつ内周方向への回転を可能とするように第1凸部14を案内する。
第1凸部14が切欠き部21を通過して第1凹部22に突き当たり(図4(B)及び(C)を参照)、その後、第1凹部22の内周方向へ案内(旋回)されると、切欠き部21及びこれに接続した第1凹部22の一部は開いた空間となる(図4(D)及び(E)を参照)。この空間を塞ぐとともに、切欠き部21からの第1凸部14(つまり第1スリーブ10)の脱落を防止するために、実施例1では、図1及び図4(E)に示すような抜止め部材30a(例えば、樹脂製部材)が第2スリーブ20に着脱自在に取りつけられる。この部材30aにより、第1凸部14は、第1凹部22に沿った自由な回転が制限されるだけでなく、外部へ通じていた切欠き部21に戻ることも禁止される。従って、第1スリーブ10(つまり第1管体1)が第2スリーブ20(つまり第2管体2)から外れてしまうという不測の事態が生じる恐れもない。
次に、実施例1の抜止め部材30aの第2スリーブ20への装着についてより詳しく説明する。第2スリーブ20の切欠き部21付近の周面(実施例1では外周面であるが、内周面でもよい。)には、第2凹部24が形成されることが好ましい。
抜止め部材30aは、例えば、図4(E)に示すように、断面U字状を形成し、切欠き部21付近の第2スリーブ20の肉厚に対応する幅を有した溝31を有する。該溝31の少なくとも1つの側面には、抜止め部材30aを切欠き部21に配置した際に、第2凹部24に係合可能な第2凸部32が設けられていることが好ましい。
第2スリーブ20は、第1凹部22よりも更に奥方(第2管体2側により近づいた位置)の内周面に、第3凹部25(図3(B)を参照)と、これに対応した寸法のリングシール26(図4(A)等を参照)が装着されてもよく、これにより、管継手の密封性が確保される。
図5(A)〜(D)に実施例2の管継手を示す。実施例2の管継手も、実施例1と同様に、第1管体1に接続された第1スリーブ10と、第2管体2に接続された第2スリーブ20と、を有する。実施例2の第1スリーブ10と第2スリーブ20の構造は、実施例1で採用した各部品10,20の構造とほぼ同様であり、再度の説明を省略する。ここで、実施例2が実施例1と異なる点は、抜止め部材30bの構造や第3カラー13の外周面に設けられるハンドルの位置であり、これらの点について重点的に説明する。なお、図2(B)は、実施例2の第3カラー13及びこれに設置された抜止め部材30bを含んだ第1スリーブ10の斜視図を示す。
実施例2の抜止め部材30bは、例えば、図2(B)に示すように一片33と他片34とを備えた断面L字状に形成してもよい。具体的には、該L字の一片33が第3カラー13の外周上に立設するように該一片33の一端が第3カラー13に垂直に当接する。さらにL字の他片34が該一片33の他端から第1カラー11側へ水平に延びるように片持ち梁状に支持される。なお、一片33の長さ(第3カラーから突出する高さ)は、第2スリーブ20の外径(特に、第2凹部24が設置された付近の外径)に対応した大きさに設定されることが好ましい。例えば、図5(D)では、軸Oからの第3カラー13の外径と一片33の高さの合計(距離の和)と、第2スリーブ20の外径と、がほぼ等しくなるように設定されている。これにより、第3カラー13に設けられた抜止め部材30bが第2スリーブ20に組み付けられ易いものとなる。
また、第3カラー13へ対面する他片34の内側面には、抜止め部材30bが切欠き部21に配置された際に、第2スリーブ20の第2凹部24に係合可能な第2凸部32が設けられていてもよい。この構成により、切欠き部21に押し込まれた抜止め部材30aの係合がより確実なものとなる。
図示しないが、他片34の先端が、若干下に垂れる(詳しくは、その基端よりも第3カラー13の外周面に近づくように若干傾斜する)ように形成することが好ましい。これにより、第3カラー13を第2スリーブ内20に挿入した際に、抜止め部材30aの他片34の先端が、第3カラー13の外周面を軽く押圧した状態となるため、第1スリーブ10が第2スリーブ20から離れにくくなるとともに、第2凸部32が第2凹部24に一旦係合すると、係合が解除されにくくなる。もちろん、操作者の手等による外力を加えれば、係合の解除は可能である。
抜止め部材30bは、第1凸部14に対して周方向に「位相差」(図示の例では90°)を有して第3カラー13の外周面上に取り付けられている。別言すれば、第3カラー13を軸方向から投影した場合に、抜止め部材30bは、抜止め部材30bの投影面積が第1凸部14の投影面積と重ならないように第3カラー13に設けられていればよい。
この位相差(部材30b,14の異なる周方向配置)の設置により、以下の方法で抜止め部材30bを第2スリーブ20に装着することができる。第1スリーブ10と第2スリーブ20との組付けのために、先ず、第1凸部14を、切欠き部21を介して第1凹部22に導く(図5(A)及び(B)を参照)。この時点では、抜止め部材30bは、切欠き部21の周方向位置とは異なる周方向位置に存在する。次に、第1凹部22に沿って内周方向に第3カラー13(つまり、第1凸部14)を移動(旋回)させていく。そして、図5(C)及び(D)に示すように第1凸部14が所定の位置まで到達(例えば、90°旋回)すると、第3カラー13に設けられかつ第1凸部14と同時に旋回していた抜止め部材30bが切欠き部21に対応する周方向位置に配置されるようになる。この時点で、抜止め部材30bの第2凸部32を、第2スリーブ20外周上でかつ切欠き部21近傍に設置された第2凹部24に係合させることで、第1スリーブ10が第2スリーブ20に確実に固定される。
また、第2カラー12の溝部12tの幅を、第3カラー13の長さ(軸方向長さ)よりも大きくすることが好ましい。具体的には、溝部12tの幅は、第3カラー13が溝部12t内で軸方向前後にある程度だけ移動(シフト)することができる距離(ゆとり)を第3カラー13の長さに付加したものとすることが好ましい。より好ましくは、このシフト距離を、切欠き部21の軸方向長さと第1凹部22の軸方向長さ(つまり、幅)との合計となる程度に設定することが好ましい。これにより、第1スリーブ10を第2スリーブ20に差し込んだ後に、これらのスリーブ10,20を静止させた状態のままでも、抜止め部材30bが設けられた第3カラー13のみを第1スリーブ10上や切欠き部21内で水平にスライドさせることができるだけでなく、その移動自由度によって第3カラー13に設けられた第1凸部14と第1凹部22との係合や係合解除を難なく実行することができるようになる。
ところで、実施例2の抜止め部材30bの一片33は、実施例1のハンドル15の役目も果たす。第1凸部14と抜止め部材30bの位相差も所定の値(図示の例では90°)に定めておけば、第2スリーブ20内に収容され露出がなくなった第1凸部14でも、抜止め部材30bの位置に基づいて、第1凸部14の位置を簡単に予測することができるので、本発明の管継手の操作性がさらに向上する。
本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施例に示した構造に改変・追加などを行うことが可能である。例えば、抜止め部材30bと第1凸部14とが軸方向から投影した場合に互いに重なることが無ければ、互いの周方向の位相差は90°に限定されず、任意の角度を採用してもよい。また、図示の例では第1カラー11と第2カラー12とが当初から一体化されたもの(例えば、一本の円管の一部を切削加工して外径の小さい部分(つまり、第2カラー12)を形成したもの)を使用したが、第1カラー11と第2カラー12とを別々に用意し、事後的に軸方向に接続(例えば、溶接)したものを使用してもよい。
本発明の管継手を用いた接続作業では、上述した第3カラー部分のみを旋回させればよく、従来の接続作業に必須だった重厚・長大な第1管体の本体自体を回転させる必要が無い。このため、その接続作業は、作業員に過度な力や姿勢を要求せず、より安全、容易でかつ短時間の労務で済むことが期待される。従って、本発明は、産業上の利用価値及び産業上利用できる可能性が非常に高い。
1 第1管体
2 第2管体
10 第1スリーブ
11 第1カラー
12 第2カラー
12t 第2カラーの外周面に形成された溝部
12tw 溝部の壁
13 第3カラー
14 第1凸部
15 ハンドル
20 第2スリーブ
20i 内周面
21 切欠き部
22 第1凹部
23 第2スリーブの開口端
24 第2凹部
25 第3凹部
26 リングシール
30a,30b 抜止め部材
31 抜止め部材の溝
32 抜止め部材に設けられた第2凸部
33,34 抜止め部材を構成する一片(ハンドル),他片
D1 第1管体の外径
D11 第1カラーの第1外径
D12 第2カラーの第2外径
D13 第3カラーの第3外径
d13 第3カラーの内径
d20 第2スリーブの内径

Claims (4)

  1. 第1管体(1)に接続された第1スリーブ(10)と、
    第2管体(2)に接続されかつ第1スリーブ(10)を収容可能な開口を有した第2スリーブ(20)と、
    を備えた管継手であって、
    第1スリーブ(10)は、
    第1外径(D11)を有した第1カラー(11)と、
    第1カラー(11)より第1管体(1)側に配置され、かつ、第1管体(1)の外径(D1)及び第1外径(D11)より小さく、第1スリーブ(10)の外周上に溝部(12t)を形成させる第2外径(D12)を有した第2カラー(12)と、
    第2カラー(12)の第2外径(D12)より大きい内径(d13)を有し、かつ、前記溝部(12t)の両壁(12tw)によって第1スリーブ(10)から脱落すること無く、外周方向に回転自在な第3カラー(13)と、
    を備え、
    第3カラー(13)は、径方向外側に突出した少なくとも1つの第1凸部(14)を備え、
    第2スリーブ(20)は、
    第1カラー(11)の第1外径(D11)と第3カラー(13)の第3外径(D13)より大きい内径(d20)を有し、開口端(23)より内側奥方に第1スリーブ(10)を案内する内周面(20i)と、
    開口端(23)の一部に設けられ、第1凸部(14)を受け入れ、かつ、第1スリーブ(10)を第2スリーブ(20)の内側奥方にさらに案内可能な切欠き部(21)と、
    前記切欠き部(21)に接続し、前記切欠き部(21)から第1凸部(14)を受け入れ、第2スリーブ(20)の内周方向に第1凸部(14)を回転自在に案内する第1凹部(22)と、
    を備え、
    第1凸部(14)が第1凹部(22)に案内された際に、前記切欠き部(21)及び第1凹部(22)の一部を塞ぐとともに、前記切欠き部(21)からの第1凸部(14)の脱落を防止する抜止め部材(30a,30b)が第2スリーブ(20)に着脱自在に取りつけられることを特徴とする管継手。
  2. 第2スリーブ(20)の前記切欠き部(21)付近の周面には第2凹部(24)が形成され、
    前記抜止め部材(30a)は断面U字状を形成し、前記切欠き部(21)付近の第2スリーブ(20)の肉厚に対応する幅を有した溝(31)を有し、
    該溝(31)の少なくとも1つの側面には、前記抜止め部材(30a)を前記切欠き部(21)に配置した際に、第2凹部(24)に係合可能な第2凸部(32)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. 第2スリーブ(20)の前記切欠き部(21)付近の外周面には第2凹部(24)が形成され、
    前記抜止め部材(30b)は断面L字状を形成し、該L字の一片(33)が第3カラー(13)の外周上に立設するように該一片(33)の一端が第3カラー(13)に接続し、かつ、該一片(33)の他端から該L字の他片(34)が第1カラー(11)側へ延びるように片持ち梁状に支持され、
    第1スリーブ(10)と第2スリーブ(20)との組付けのために、第1凸部(14)が前記切欠き部(21)を通過させて第1凹部(22)に沿って内周方向に移動した後に、前記抜止め部材(30b)の周方向位置が前記切欠き部(21)の周方向位置に配置されるように、前記抜止め部材(30b)が第1凸部(14)に対して周方向に位相差を付けて第3カラー(13)の外周面に取り付けられており、
    第3カラー(13)へ対面する前記他片(34)の内側面には、前記抜止め部材(30b)が前記切欠き部(21)に対応して配置された際に、第2凹部(24)に係合可能な第2凸部(32)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の管継手。
  4. 第3カラー(13)には、第1凸部(14)の回転操作を助けるハンドル(15,33)が、第1凸部(14)よりも長手方向後方にかつ第1凸部14から離間して設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の管継手。
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