JP5970561B2 - 印刷用サスペンドメタルマスク及びその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、印刷用サスペンドメタルマスク及びその製造方法に関するものである。
従来、電鋳により所望の印刷パターンにパターンニングされた多数の開口部を有するマスク基板の片面側に、囲い枠に対して緊張状態で張設した導電性を有するステンレスメッシュを重合密着させてめっきにより一体接合させてなるメッシュ一体型メタルマスクが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来技術として、金属枠にテトロンメッシュとステンレスメッシュとが張られ、ステンレスメッシュ上にメタルマスクが形成されたサスペンドメタルマスクが知られている(例えば、特許文献2参照)。
日本特開平8−183151号公報 日本特開2007−245560号公報
従来のメッシュ一体型メタルマスク又はサスペンドメタルマスクにおいては、メタルマスクとステンレスメッシュを重合密着させてめっきにより一体接合させた場合、印刷開口パターン形成用レジストが接合部付近まで存在しているので、接合の邪魔となって接合がしにくいという問題があった。また印刷開口パターン形成用レジストを剥離する際に、レジストが剥離されずに残ることがあるので、特に細線部において滲みが発生し易かった。更に、印刷開口パターン形成用レジストを剥離するのに作業時間が掛かり過ぎるという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、細線部においても滲みが発生せず、しかも印刷開口パターン形成用レジストの剥離にも時間が掛からないようにした印刷用サスペンドメタルマスク及びその製造方法を提供するものである。
この発明に係る印刷用サスペンドメタルマスクにおいては、版枠と、版枠の内側に外周が張設されている少なくとも中央部に通電性のある金属製メッシュを有するメッシュと、
金属製メッシュに密着した状態で接合めっきにより一体接合され、中央部に多数の印刷用開口パターンが設けられたベースメタルとを備えたものにおいて、ベースメタルに形成される印刷用開口パターンの開口形状は、開口上端部にオーバーハングして金属製メッシュとの接合めっき面積を増大させるとともに、ベースメタルの印刷用開口パターンの開口上端部の開口寸法を縊れさせた庇部を形成したものである。
また、この発明に係る印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法においては、版枠と、版枠の内側に外周を接着固定して張設され、少なくとも中央部に通電性のある金属製メッシュを有するメッシュと、金属製メッシュに密着重合させて接合めっきにより一体接合され、印刷用開口パターンが設けられたベースメタルとを備えたスクリーン印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法であって、母材上に印刷開口パターン形成用レジストを施し、その上からめっきを行い、印刷開口パターン形成用レジストの上端部にオーバーハングした庇部を有するベースメタルを形成する工程と、庇部を有するベースメタルと金属製メッシュとを接合めっきにより一体接合する際、印刷開口パターン形成用レジストの上端部と金属製メッシュとの間に庇部の存在により隙間を形成しておく工程とを備えたものである。
また、この発明に係る印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法においては、母材上に印刷開口パターン形成用レジストを施し、その上からめっきを行い、印刷開口パターン形成用レジストの上端部にオーバーハングした庇部を有するベースメタルを形成する工程は、母材上に印刷開口パターン形成用レジストを厚く施し、その上から印刷開口パターン形成用レジストの厚みよりも薄くなるように1回目のめっきを行い、次に1回目のめっきよりも上方に突出している印刷開口パターン形成用レジストの上端部を研磨して削除し、1回目のめっきの上面と同じ高さの印刷開口パターン形成用レジストとし、更に1回目のめっきの上と1回目のめっきと同じ高さの印刷開口パターン形成用レジストの上から2回目のめっきを行い、印刷開口パターン形成用レジストの上端部にオーバーハングした庇部を有するベースメタルを形成するものである。
この発明によれば、印刷開口パターン形成用レジストを剥離する際に、レジストが剥離され易くベースメタルの印刷用開口パターンに残ることが無い。また、特に細線部において滲みが発生し易いという問題を解決できる効果がある。また、印刷開口パターン形成用レジストを剥離するための作業時間を大幅に短縮することができる。
この発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に必要な各構成要素を分離して示す斜視図である。 この発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法の接合めっき工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法の接合めっきが終了した状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法の接合状態からセットを解除した状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法のベースメタルからSUS母材を剥離している状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法のベースメタルの開口レジストを剥離する前の状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法のベースメタルの開口レジストを剥離した状態を示す断面図である。 従来の印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタルの印刷開口パターン形成用レジストを剥離する前の状態を示す断面図である。 図8の要部を拡大して示す要部拡大断面図である。 従来の印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタルの印刷開口パターン形成用レジストを剥離した後の状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタルの印刷開口パターン形成用レジストを剥離する前の状態を示す断面図である。 図11の要部を拡大して示す要部拡大断面図である。 この発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタルの印刷開口パターン形成用レジストを剥離した後の状態を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態2における印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタルの印刷開口パターン形成用レジストを施した後、レジストの厚みよりも薄くなるように1回目のめっきを行った状態を示す断面図である。 1回目のめっきよりも上方に突出している印刷開口パターン形成用レジストの上端部を研磨等で除去して1回目のめっきの上面と同じ高さにした状態を示す断面図である。 印刷開口パターン形成用レジストの上端部を研磨等で除去して1回目のめっきの上面と同じ高さにした後、1回目のめっきの上面と印刷開口パターン形成用レジストの上に2回目のめっきを形成した状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態3における印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタルの印刷開口パターン形成用レジストを施した後、レジストの厚みよりも薄くなるように1回目のめっきを行った状態を示す断面図である。 1回目のめっきよりも上方に突出している印刷開口パターン形成用レジストの上端部を研磨等で除去して1回目のめっきの上面と同じ高さにした状態を示す断面図である。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に必要な各構成要素を分離して示す斜視図、図2〜図7はこの発明の印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法の製造工程を示す断面図、図8〜図10は従来の印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタルの印刷開口パターン形成用レジストを剥離する前後の状態をそれぞれ示す断面図、図11〜図13はこの発明の印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタルの印刷開口パターン形成用レジストを剥離する前後の状態をそれぞれ示す断面図である。
この発明の印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に必要な構成要素は、図1に示すように、中央部に設けられた通電性を有するステンレスメッシュ又はニッケルメッシュからなる金属製メッシュ1及びこの金属製メッシュ1に導電性テープ等により電気的に導通され、その外側に設けられたテトロンメッシュ2とからなるコンビネーションメッシュが内側に張設された四角形状の金属製版枠3と、ベースメタル用SUS母材4上に設けられ、印刷用開口パターンが形成される中央部分に印刷開口パターン形成用レジスト5aが施されているベースメタル5と、テトロンメッシュ6が張設された四角形状の接合補助用金属製版枠7と、この接合補助用金属製版枠7のテトロンメッシュ6とベースメタル用SUS母材4との間に介装されるスポンジ8とから構成される。なお、四角形状の金属製版枠3に張設されるメッシュは、中央部の金属製メッシュ1と外側のテトロンメッシュ2とからなるコンビネーションメッシュが好適であるが、コンビネーションメッシュでなく、通電性を有する金属製メッシュ1の単体からなる一枚物であっても良い。上記ベースメタル5は、中央部に印刷用開口パターン5bが形成されている。
印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法の接合めっき工程に当たっては、図2に示すように、右側に四角形状の金属製版枠3を配置し、左側に四角形状の接合補助用金属製版枠7を配置する。そして、金属製版枠3の金属製メッシュ1と重合位置するようにベースメタル5を配置し、金属製版枠3と接合補助用金属製版枠7を互いに重合させて粘着テープ9等で締結固定し、ベースメタル用SUS母材4及びスポンジ8を介してベースメタル5と金属製メッシュ1が互いに密着状態となるようにセットする。この密着状態にセットしたものを陰極10に接続するとともに電気的に導通させて、スルファミン酸ニッケル浴またはワット浴等のニッケルメッキ液に建浴されためっき槽11内に収容し、アノードバックに収容されたニッケル12を陽極13に接続することにより、ベースメタル5と金属製メッシュ1の間で接合めっきを行い、両者を一体的に接合する。この接合めっき量は、通常片側2μmとし、電鋳めっきと同じめっき法を用いる。また、陽・陰極電流密度は約0.1〜2.0A/dm、好ましくは0.25〜1.0A/dmの低電流を用いることにより、接合めっき量の均一性向上と金属製メッシュ1の断線を防止することができる。
次に、接合めっき工程が終了したら、上記密着状態にセットしたものをめっき槽11から取り出し(図3参照)、粘着テープ9を取り外して密着状態にセットしたものを解除する(図4参照)。次に、ベースメタル5からベースメタル用SUS母材4を剥離する(図5及び図6参照)。その後、ベースメタル5と金属製メッシュ1の接合部がめっきにより一体的に接合されている金属製版枠3のベースメタル5から印刷開口パターン形成用レジスト5aを剥離することにより、印刷用開口パターン5bが形成される(図7参照)。なお、ベースメタル5の印刷開口パターン形成用レジスト5a及び印刷用開口パターン5bは、簡略化してイメージのみを示したものであり、実際のものとは相違する。
従来の印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタルの一般的な構成を図8〜図10により説明する。従来の印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタルは、先ず、ベースメタル用SUS母材24上に印刷開口パターン形成用レジスト25aを施し、その上からニッケルめっきを行ってベースメタル25を作製し、ベースメタル25の上面は通常はベルト研磨等によりレベリングを行っている。このベースメタル25と金属製メッシュ21の間で接合めっきを行い、ベースメタル25と金属製メッシュ21を一体的に結合している(図8、図9参照)。そして、ベースメタル25から印刷開口パターン形成用レジスト25aを剥離することにより、中央部に印刷用開口パターン25bを形成している(図10参照)。このように構成された従来の印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタル25は、図8、図9に示すように、印刷開口パターン形成用レジスト25aの上端部と金属製メッシュ21とが接触するように存在しているので、金属製メッシュ21の織が平坦でない場合は接合の際にレジスト25aに金属製メッシュ21の突出部が当ったり、レジスト25aが平坦部に研磨されていない場合はレジスト25aが邪魔となり接合がしにくいという問題があった。また印刷開口パターン形成用レジスト25aを剥離する際に、このレジスト25aの一部が剥離されずにベースメタル25の印刷用開口パターン25bに残ってしまうことがあるので、特に細線部において滲みが発生し易いという問題があった。更に、印刷開口パターン形成用レジスト25aを剥離する際、剥離作業に2〜3時間も掛かっており、作業時間が掛かり過ぎるという問題があった。

次に、従来の問題点を解決したこの発明の印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタルの作成手順及びベースメタルの要部構成を図11〜図13により説明する。この発明においては、先ず、ベースメタル用SUS母材4上に印刷開口パターン形成用レジスト5aを施し、その上からニッケルめっきを行い、めっきのサイドスプレッド現象により印刷開口パターン形成用レジスト5aの上端部にオーバーエレクトロフォーミングによりオーバーハングした庇部5cを有するベースメタル5を作製する。この庇部5cの長さと厚みの関係は、略1:1となる。すなわち、庇部5cの長さがレジスト上部より突出した板厚と同等である。ベースメタル5の上面は通常と異なり、不織布及びセラミック系によるバフ研磨でレベリングを行うことにしているので、ベースメタル5へのダメージが減少する。この庇部5cを有するベースメタル5と金属製メッシュ1の間で接合めっきを行って一体的に結合している。この庇部5cはベースメタル5と金属製メッシュ1との接合面積を増大させていることが判る(図11〜図13参照)。このとき、金属製メッシュ1と印刷開口パターン形成用レジスト5aの上端部との間には、図11、図12に示すように、庇部5cの存在により両者を離間させる隙間5dが形成されることになる。この隙間5dにより、印刷開口パターン形成用レジスト5aの上端部が金属製メッシュ1との接合部付近に存在しないので、接合の際に邪魔になるという不都合を解消することができ、接合がし易くなる。そして、ベースメタル5から印刷開口パターン形成用レジスト5aを剥離することにより、中央部に印刷用開口パターン5bを形成している(図13参照)。このように構成されたこの発明の印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタル5は、印刷開口パターン形成用レジスト5aを剥離する際に、金属製メッシュ21とレジスト25aの間に空間ができることで剥離液が入り易くなりレジストが剥離され易くベースメタル5の印刷用開口パターン5bに残ることが無いので、特に細線部において印刷時のパターン欠け、滲みが発生し易いという問題を解決することができる。更に、印刷開口パターン形成用レジスト5aを剥離するための作業時間が30分以内となり、時間を大幅に短縮することができる。
本実施例で使用されるレジストは通常ドライフィルムタイプであるが、目的の厚さのドライフィルムが無い場合は、液レジスト、電着レジスト等を用いて目的のレジスト厚に形成しても良い。また、庇部5cの長さと厚みは1〜5μm、好ましくは2〜3μmが良い。
本実施例では、ベースメタル用SUS母材4上に施される印刷開口パターン形成用レジスト5aの上端部を下端部よりも大きくし、ベースメタルの印刷用開口パターンの開口形状を、上端部(被印刷体側)の開口寸法を下端部(印刷側)の開口寸法よりも大きくしている。
実施の形態2.
図14はこの発明の実施の形態2における印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタルの印刷開口パターン形成用レジストを施した後、レジストの厚みよりも薄くなるように1回目のめっきを行った状態を示す断面図、図15は1回目のめっきよりも上方に突出している印刷開口パターン形成用レジストの上端部を研磨等で除去して1回目のめっきの上面と同じ高さにした状態を示す断面図、図16は印刷開口パターン形成用レジストの上端部を研磨等で除去して1回目のめっきの上面と同じ高さにした後、1回目のめっきの上面に2回目のめっきを行い、めっきのサイドスプレット現象でオーバーハングした庇部を有る状態を示す断面図である。
この実施の形態2においては、先ず、ベースメタル用SUS母材4上に若干厚くなるように印刷開口パターン形成用レジスト5aを施した後、印刷開口パターン形成用レジスト5aの厚みよりも薄くなるように1回目のニッケルめっき5−1を行う(図14参照)。そして、1回目のニッケルめっき5−1よりも上方に突出している印刷開口パターン形成用レジスト5aの上端部を研磨して削除し、1回目のめっき5−1の上面と同じ高さの印刷開口パターン形成用レジスト5a−1とする(図15参照)。次に、1回目のニッケルめっき5−1の上と印刷開口パターン形成用レジスト5a−1の上から2回目のニッケルめっきを行い、めっきのサイドスプレッド現象により印刷開口パターン形成用レジスト5a−1の上端部にオーバーエレクトロフォーミングによりオーバーハングした庇部5cを有するベースメタル5を作製する(図16参照)。そして、庇部5cの長さと厚みの関係が略1:1となる点、庇部5cを有するベースメタル5と金属製メッシュ1の間で接合めっきを行って一体的に結合している点、この庇部5cはベースメタル5と金属製メッシュ1との接合面積を増大させている点、金属製メッシュ1と印刷開口パターン形成用レジスト5a−1の上端部との間には、庇部5cの存在により両者を離間させる隙間5dが形成される点は、実施の形態1と同様である。
この実施の形態2によれば、手間は増えるが、印刷開口パターン形成用レジスト5aの厚みに捕われずにめっきの厚みを調節できるという利点がある。また、印刷開口パターン形成用レジスト5aの上端部を研磨することで、1回目のめっきの上面と同じ高さにできるので、2回目のめっきを行う際の面内のバラツキを抑えることができるという利点がある。
また、1回目のニッケルめっき5−1よりも上方に突出している印刷開口パターン形成用レジスト5aの上端部を研磨して削除し、1回目のめっき5−1の上面と同じ高さの印刷開口パターン形成用レジスト5a−1にした後、1回目のニッケルめっき5−1の表面を酸等で活性化することで、2回目のめっきとの密着性を向上させる処理を施しても良い。
また、開口部にオーバーハングする庇部5cの形成は、1回目のニッケルめっき5−1の終了後に庇部の長さを目的の長さにするために、1回目のレジスト上に庇長さを調整するためのレジストを別に形成してから、2回目のめっきを施すことにより製造することができる。
実施の形態3.
図17はこの発明の実施の形態3における印刷用サスペンドメタルマスクのベースメタルの印刷開口パターン形成用レジストを施した後、レジストの厚みよりも薄くなるように1回目のめっきを行った状態を示す断面図、図18は1回目のめっきよりも上方に突出している印刷開口パターン形成用レジストの上端部を研磨等で除去して1回目のめっきの上面と同じ高さにした状態を示す断面図である。
上記実施の形態1及び2では、ベースメタル用SUS母材4上に施される印刷開口パターン形成用レジスト5aの上端部を下端部よりも大きくし、ベースメタルの印刷用開口パターンの開口形状を、上端部(被印刷体側)の開口寸法を下端部(印刷側)の開口寸法よりも大きくしているが、この実施の形態3においては、ベースメタル用SUS母材4上に施される印刷開口パターン形成用レジスト5aの下端部を上端部よりも大きくし、ベースメタルの印刷用開口パターンの開口形状を、上端部(被印刷体側)の開口寸法を下端部(印刷側)の開口寸法よりも小さくしている。
この実施の形態3によれば、印刷開口パターン形成用レジスト5aの下端部を上端部よりも大きくしているので、レジストの剥離を容易にすることができ、印刷時の抜け性の向上を図ることができる。
1 金属製メッシュ
2 テトロンメッシュ
3 金属製版枠
4 ベースメタル用SUS母材
5 ベースメタル
5−1 1回目のめっき
5−2 2回目のめっき
5a 印刷開口パターン形成用レジスト
5a−1 研磨後の印刷開口パターン形成用レジスト
5b 印刷用開口パターン
5c 庇部
5d 隙間
6 テトロンメッシュ
7 接合補助用金属製版枠
8 スポンジ
9 粘着テープ
10 陰極
11 めっき槽
12 ニッケル
13 陽極

Claims (6)

  1. 版枠と、
    前記版枠の内側に外周が張設されている少なくとも中央部に通電性のある金属製メッシュを有するメッシュと、
    前記金属製メッシュに密着した状態で接合めっきにより一体接合され、中央部に多数の印刷用開口パターンが設けられたベースメタルとを備えたスクリーン印刷用サスペンドメタルマスクにおいて、
    前記ベースメタルに形成される前記印刷用開口パターンの開口形状は、開口上端部にオーバーハングして前記金属製メッシュとの接合めっき面積を増大させるとともに、前記ベースメタルの印刷用開口パターンの開口上端部の開口寸法を縊れさせた庇部を形成したことを特徴とするスクリーン印刷用サスペンドメタルマスク。
  2. ベースメタルに形成される印刷用開口パターンの開口形状は、上端部側の開口寸法を下端部側の開口寸法よりも大きくしたことを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷用サスペンドメタルマスク。
  3. ベースメタルに形成される印刷用開口パターンの開口形状は、上端部側の開口寸法を下端部側の開口寸法よりも小さくしたことを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷用サスペンドメタルマスク。
  4. ベースメタルの庇部の長さが庇部の板厚と同等であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のスクリーン印刷用サスペンドメタルマスク。
  5. 版枠と、前記版枠の内側に外周を接着固定して張設され、少なくとも中央部に通電性のある金属製メッシュを有するメッシュと、前記金属製メッシュに密着重合させて接合めっきにより一体接合され、印刷用開口パターンが設けられたベースメタルとを備えたスクリーン印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法であって、
    母材上に印刷開口パターン形成用レジストを施し、その上からめっきを行い、印刷開口パターン形成用レジストの上端部にオーバーハングした庇部を有するベースメタルを形成する工程と、
    前記庇部を有するベースメタルと前記金属製メッシュとを接合めっきにより一体接合する際、前記印刷開口パターン形成用レジストの上端部と前記金属製メッシュとの間に前記庇部の存在により隙間を形成しておく工程と
    を備えたことを特徴とするスクリーン印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法。
  6. 母材上に印刷開口パターン形成用レジストを施し、その上からめっきを行い、印刷開口パターン形成用レジストの上端部にオーバーハングした庇部を有するベースメタルを形成する工程は、母材上に印刷開口パターン形成用レジストを厚く施し、その上から前記印刷開口パターン形成用レジストの厚みよりも薄くなるように1回目のめっきを行い、次に前記1回目のめっきよりも上方に突出している前記印刷開口パターン形成用レジストの上端部を研磨して削除し、1回目のめっきの上面と同じ高さの印刷開口パターン形成用レジストとし、更に前記1回目のめっきの上と1回目のめっきと同じ高さの印刷開口パターン形成用レジストの上から2回目のめっきを行い、印刷開口パターン形成用レジストの上端部にオーバーハングした庇部を有するベースメタルを形成することを特徴とする請求項5記載のスクリーン印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法。
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