JP5969827B2 - 渡し板 - Google Patents

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Description

本発明は、渡し板に関し、さらに詳細には、たとえば、車椅子の通行が困難な段差を有する箇所や溝が作られた箇所を車椅子で通過する際に、段差や溝を跨ぐ平坦な通行路を作り、それら箇所における車椅子の円滑な移動を確保するとともに、取り扱いが簡単で容易に持ち運ぶことができる渡し板に関する。
近年、公共施設等ではバリアフリー対策としてエレベータやエスカレータが設置され、また、階段にはその傍らに迂回路としてスロープが作られている場合もあり、車椅子での通行が容易に行えるようになっている。さらに、階段だけで昇り降りしなければならない場所では、階段に沿って昇降する車椅子用階段昇降機が壁際に設置されていることもある。そのように社会インフラが徐々に整備されてきていることから、たとえば、車椅子に乗った身体に障害を持つ人や高齢者が外出する場合には、それらエレベータ、エスカレータ、迂回路であるスロープ、あるいは車椅子用階段昇降機を利用して危険なく通行することができる。しかし、上述したような社会インフラ整備が進んでも、未だ整備されていない段差は数多く存在し、たとえば、歩道と車道の段差、バスの乗降口と道路との段差、道路に作られた溝、電車に乗降する際の車両とホームとの段差や溝が車椅子の通行に支障を来していることも事実である。なお、車椅子をホームから電車の車内に移動させる際や電車の乗降口からホームに移動させる際、あるいは、車椅子を道路からバスの車内に移動させる際やバスの乗降口から道路に移動させる際、ホームと電車の車内とに架け渡す渡し板や道路とバスの車内とに架け渡す渡し板が利用される場合がある。
特許文献1には、そのような渡し板として利用する携帯用スロープが開示されている。特許文献1に開示された携帯用スロープは、強化プラスチックから作られた2つの板材と、それら板材の表面に取り付けられた滑り止め材と、それら板材どうしを折り畳み可能に連結するシート材とから形成されている。滑り止め材は硬質のチップ材や軟質のチップ材であり、それらチップ材をバインダを利用して板材の表面に固定している。シート材は、織布または不織布から作られている。
特開2003−184249号公報
前記特許文献1に開示の携帯用スロープを利用し、車椅子をホームから電車の車内に乗車させる手順の一例としては、スロープの第1端部をホーム上に載置し、スロープの第2端部を電車内に載置した後、そのスロープの上を車椅子で通行し、ホームから電車の車内へと移動する。しかしながら、前記特許文献1に開示された携帯用スロープでは、その第1端部の上面がホームの上面から上方に位置し、第1端部とホームとの間に段差が生じるとともに、その第2端部の上面が電車の車内の上面から上方に位置し、第2端部と車内との間に段差が生じ、それら段差に乗り上げまたは段差を下らなければ、車椅子をホームから電車の車内にまたは電車の車内からホームに移動させることができず、車椅子の移動に手間がかかり、車椅子の移動を円滑に行うことができない。
また、電車の乗降口の床の縁にはドアの閉鎖時にドアを戸袋から乗降口に案内する案内レールが設置されており、携帯用スロープの第2端部を電車の車内に設置したときに、第2端部が案内レールの上に乗り、第2端部と車内の床との間に大きな段差が生じてしまう。携帯用スロープの第2端部と電車の車内の床との間に大きな段差が生じると、車椅子をホームから電車の車内へ円滑に移動させることができないのみならず、スロープの第2端部が案内ガイドの上に乗り上げた場合、ホームと電車の車内との間に架け渡したスロープが安定せず、スロープにおける車椅子の走行が不安定となり、車椅子をホームから電車の車内へ安全に移動させることができない。
本発明の目的は、車椅子の通行が困難な段差を有する箇所や溝が作られた箇所に架け渡すことで、段差や溝を跨ぐ平坦な通行路を作ることがき、それら箇所における車椅子の円滑な移動を確保することができる渡し板を提供することにある。本発明の他の目的は、一方の箇所から他方の箇所に架け渡したときに段差が生じることなくそれら箇所に安定して据え付けることができ、車椅子を安定して走行させることができるとともに、一方の箇所から他方の箇所へ車椅子を円滑かつ安全に移動させることができる渡し板を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、一方の箇所から他方の箇所へ架け渡すことでそれら箇所をつなぐ通行路を作る持ち運び可能な渡し板である。
前記前提における本発明の特徴は、渡し板が、横方向へ隣接して前後方向へ延びる所定厚みの少なくとも2つの板材と、それら板材の表面どうしが対向するようにそれら板材を折り畳み可能に連結する蝶番とから形成され、それら板材が、一方の箇所に位置して横方向へ延びる第1端部と、他方の箇所に位置して横方向へ延びる第2端部と、一方の箇所から他方の箇所に跨って前後方向へ延びる第1および第2側部と、第1および第2端部と第1および第2側部とを除く残余の中間領域と、第1および第2端部と第1および第2側部とが交差する第1〜第4角部とを有し、蝶番が、それら板材の第1側部の間に設置され、それら板材の第1端部が、中間領域から第1端部の端縁に向かってその厚みが先細りに成形され、それら板材の第2端部が、中間領域から第2端部の端縁に向かってその厚みが先細りに成形されているとともに、中間領域から該第2端部の端縁に向かって所定の角度で下り勾配に傾斜し、板材の第2側部から上方へ起立して前後方向へ延びるガード板が、板材の第2側部に作られ、ゴムまたは熱可塑性合成樹脂から作られてガード板の頂部を包被する保護部材が、ガード板の頂部に取り付けられていることにある。
本発明の一例として、渡し板では、それら板材の第2端部の端縁が他方の箇所に接地したときに、第2端部の下面と他方の箇所の上面との間に所定の空間が画成される。
本発明の他の一例としては、それら板材の第1端部が、その端縁から中間領域に向かって上り勾配に傾斜する上面と、その端縁から中間領域に向かって平坦な下面とを有し、それら板材の第2端部が、その端縁から中間領域に向かって上り勾配に傾斜する上面と、その端縁から中間領域に向かって上り勾配に傾斜する下面とを有し、第2端部の上下面の傾斜角度が、第1端部の上面のそれよりも大きい。
本発明の他の一例として、渡し板では、それら板材の第1端部の端縁が一方の箇所に接地し、それら板材の第2端部の端縁が他方の箇所に接地したときに、それら板材の中間領域の下面とそれら箇所の上面との間に所定の空間が画成されるとともに、中間領域の上面が第1端部と第2端部との間で略平坦な通行路を形成する。
本発明の他の一例として、ガード板の頂部には、横方向内方と横方向外方との少なくとも一方に張り出して前後方向へ延びるフランジが形成されている。
本発明の他の一例として、板材の第2側部には、それら板材を折り畳み状態で持ち運ぶための可撓性を有する持ち手が取り付けられている。
本発明の他の一例としては、蝶番が、可撓性を有して前後方向へ延びるテープから作られ、テープが、それら板材の第1側部の互いに対向する対向面の間に位置して上下方向へ延びる一対の固定部と、それら固定部の間に延びていて板材の表面に向かって上方へ弧を画く自由部とを有し、それら固定部の上面が、第1側部の対向面に固定されている。
本発明の他の一例としては、板材の中間領域が、芯材と、芯材の上面に固定された板状の第1補強材と、第1補強材の上面に固定された滑り止め部材と、芯材の下面に固定された板状の第2補強材とから形成され、板材の第1および第2端部が、中間領域からそれら端部の端縁に向かって先細りの芯材と、芯材の上面に固定された第1補強材と、第1補強材の上面に固定されて横方向へ延びる第1アルミ板と、第1アルミ板の上面に固定された滑り止め部材と、滑り止め部材の上面に固定された滑り止め用ゴムと、中間領域からそれら端部の端縁に向かって先細りの芯材の下面に固定された第2補強材と、第2補強材の下面に固定された滑り止め用ゴムとから形成され、板材の第1および第2側部が、芯材と、芯材の上面に固定された第1補強材と、第1補強材の上面に固定されて前後方向へ延びる第2アルミ板と、芯材の下面に固定された第2補強材と、第2補強材の下面に固定されて前後方向へ延びる第3アルミ板とから形成され、板材の第1〜第4角部が、中間領域から第1および第2端部の端縁に向かって先細りの芯材と、芯材の上面に固定された第1補強材と、第1補強材の上面に固定された第1アルミ板と、第1アルミ板の上面に固定された第2アルミ板と、第2アルミ板の上面に固定された滑り止め用ゴムと、中間領域から第1および第2端部の端縁に向かって先細りの芯材の下面に固定された第2補強材と、第2補強材の下面に固定された第3アルミ板と、第3アルミ板の下面に固定された滑り止め用ゴムとから形成されている。
本発明の他の一例として板材の第1〜第4角部では、上下方向上方から下方に向かって第2アルミ板、第1アルミ板、第1補強材、芯材、第2補強材、第3アルミ板の順に並び、それらが第1〜第4角部において連結手段を介して強固に固定され、第1〜第3アルミ板が板材においてフレーム構造を画成している。
本発明の他の一例としては、板材の中間領域が、芯材と、芯材の上面に固定された板状の第1補強材と、第1補強材の上面に固定された滑り止め部材と、芯材の下面に固定された板状の第2補強材とから形成され、板材の第1および第2端部が、中間領域からそれら端部の端縁に向かって先細りの芯材と、芯材の上面に固定された第1補強材と、第1補強材の上面に固定された滑り止め部材と、滑り止め部材の上面に固定された滑り止め用ゴムと、中間領域からそれら端部の端縁に向かって先細りの芯材の下面に固定された第2補強材と、第2補強材の下面に固定されて横方向へ延びる第1アルミ板と、第1アルミ板の下面に固定された滑り止め用ゴムとから形成され、板材の第1および第2側部が、芯材と、芯材の上面に固定された第1補強材と、第1補強材の上面に固定されて前後方向へ延びる第2アルミ板と、芯材の下面に固定された第2補強材と、第2補強材の下面に固定されて前後方向へ延びる第3アルミ板とから形成され、板材の第1〜第4角部が、中間領域から第1および第2端部の端縁に向かって先細りの芯材と、芯材の上面に固定された第1補強材と、第1補強材の上面に固定された第2アルミ板と、第2アルミ板の上面に固定された滑り止め用ゴムと、中間領域から第1および第2端部の端縁に向かって先細りの芯材の下面に固定された第2補強材と、第2補強材の下面に固定された第1アルミ板と、第1アルミ板の下面に固定された第3アルミ板と、第3アルミ板の下面に固定された滑り止め用ゴムとから形成されている。
本発明の他の一例として板材の第1〜第4角部では、上下方向上方から下方に向かって第2アルミ板、第1補強材、芯材、第2補強材、第1アルミ板、第3アルミ板の順に並び、それらが第1〜第4角部において連結手段を介して強固に固定され、第1〜第3アルミ板が板材においてフレーム構造を画成している。
本発明の他の一例としては、材が所定厚みを有する発泡ポリスチレン、発泡ウレタン、発泡ポリエチレンのいずれかであり、第1および第2補強材が繊維強化プラスチックと複合材とのうちのいずれか一方であり、複合材がポリエチレン、ポリスチレン、ウレタンのいずれかとそれらの上下面のうちの少なくとも上面に固定された補強アルミ板とから形成されている。
本発明の他の一例としては、滑り止め部材が、合成樹脂から作られたシート部材であり、シート部材には、前後方向および横方向へ所定の間隔で並んでいて材の上面から上方へ凸となる複数の凸部が形成されている。
本発明の他の一例としては、渡し板が電車とホームとの間に架け渡されて使用され、渡し板では、第1端部の端縁がホームに接地され、第2端部の端縁の最大高さが電車の乗降口の床に敷設された案内レールの上を越える寸法を有し、第2端部の端縁が案内レールを越えて電車の車内の床に接地される。
本発明にかかる渡し板によれば、板材の第1端部が中間領域から第1端部の端縁に向かってその厚みが先細りに成形され、板材の第2端部が中間領域から第2端部の端縁に向かってその厚みが先細りに成形されているから、第1端部の端縁を一方の箇所に接地させ、第2端部の端縁を他方の箇所に接地させたときに、それら端部とそれら箇所とに段差が生じることはなく、それら箇所に安定して据え付けることができ、手間をかけずに車椅子を一方の箇所から他方の箇所に円滑に移動させることができるとともに、車椅子を他方の箇所から一方の箇所に円滑に移動させることができる。渡し板は、第2端部が中間領域から第2端部の端縁に向かって所定の角度で下り勾配に傾斜しているから、第2端部を接地する他方の箇所に案内レール等の障害物が存在したとしても、第2端部がそれを乗り越えてその端縁が他方の箇所に接地するから、第2端部が障害物に乗り上げることはなく、渡し板を安定して据え付けることができ、渡し板における車椅子の走行を安定させることができる。渡し板は、車椅子を一方の箇所から他方の箇所に安全に移動させることができるとともに、車椅子を他方の箇所から一方の箇所に安全に移動させることができる。渡し板は、蝶番を介して板材が連結され、それら板材の表面どうしが対向するようにそれら板材を折り畳むことができるから、それを携帯して必要な箇所に容易に持ち運ぶことができ、適所において適時に使用することができるとともに、車椅子の通行が困難な段差を有する箇所や溝が作られた箇所に架け渡して平坦な通行路を形成することで、それらの箇所における車椅子の円滑かつ安全な移動を確保することができる。
渡し板は、第2側部から上方へ起立して前後方向へ延びるガード板が板材の第2側部に作られているから、車椅子が中間領域を移動中に方向性を誤ったとしても、中間領域に作られたガード板によって中間領域における車椅子の脱輪を防ぐことができ、車椅子を一方の箇所から他方の箇所に安全に移動させることができるとともに、車椅子を他方の箇所から一方の箇所に安全に移動させることができる。
渡し板は、ガード板の頂部を包被するゴムまたは熱可塑性合成樹脂から作られた保護部材がガード板の頂部に取り付けられているから、人を乗せた所定重量の車椅子が渡し板の上を通過する際に、車椅子の車体や車輪がガード板に衝突したとしても、ゴムから作られた保護部材によってその衝撃が緩和され、車椅子の車体や車輪の損傷を防ぐことができる。
それら板材の第2端部の端縁が他方の箇所に接地したときに、第2端部の下面と他方の箇所の上面との間に所定の空間が画成される渡し板は、第2端部を接地する他方の箇所に案内レール等の障害物が存在したとしても、第2端部がそれを乗り越えてその端縁が他方の箇所に接地するから、第2端部が障害物に乗り上げることはなく、渡し板を安定して据え付けることができ、渡し板における車椅子の走行を安定させることができる。渡し板は、車椅子を一方の箇所から他方の箇所に安全に移動させることができるとともに、車椅子を他方の箇所から一方の箇所に安全に移動させることができる。
第1端部がその端縁から中間領域に向かって上り勾配に傾斜する上面とその端縁から中間領域に向かって平坦な下面とを有し、第2端部がその端縁から中間領域に向かって上り勾配に傾斜する上面とその端縁から中間領域に向かって上り勾配に傾斜する下面とを有し、第2端部の上下面の傾斜角度が第1端部の上面のそれよりも大きい渡し板は、それら板材の第1端部が平坦な下面を有し、第1端部の端縁が一方の箇所に接地したときに第1端部をその箇所に安定して据え付けることができ、さらに、それら板材の第2端部が上り勾配に傾斜する上下面を有し、第2端部が障害物を乗り越えてその端縁が他方の箇所に接地するから、第2端部をその箇所に安定して据え付けることができ、渡し板における車椅子の走行を安定させることができる。渡し板は、車椅子を一方の箇所から他方の箇所に安全に移動させることができるとともに、車椅子を他方の箇所から一方の箇所に安全に移動させることができる。
それら板材の第1端部の端縁が一方の箇所に接地し、それら板材の第2端部の端縁が他方の箇所に接地したときに、それら板材の中間領域の下面とそれら箇所の上面との間に所定の空間が画成されるとともに、中間領域の上面が第1端部と第2端部との間で略平坦な通行路を形成する渡し板は、それら板材の第1端部および第2端部が上り勾配に傾斜することで、中間領域の下面がそれら箇所の上面から上方へ離間するとともに、それら端部の間に延びる中間領域に略平坦な通行路が形成されるから、車椅子が第1端部または第2端部を乗り越えた後、中間領域において車椅子を略水平に移動させることができ、中間領域において車椅子を安定して移動させることができる。渡し板は、それを据え付けたときに、中間領域が障害物の上に乗り上げることはなく、車椅子を一方の箇所から他方の箇所に安全に移動させることができるとともに、車椅子を他方の箇所から一方の箇所に安全に移動させることができる。
横方向内方と横方向外方との少なくとも一方に張り出して前後方向へ延びるフランジがガード板の頂部に形成されている渡し板は、人を乗せた所定重量の車椅子が渡し板の上を通過する際、渡し板に所定の荷重が作用して渡し板を下方へ撓ませようとし、それによってガード板が波打つように変形するが、ガード板の頂部にフランジを形成することで、そのフランジが補強材となり、渡し板の下方へ撓みを防ぐのみならず、ガード板の波打ちを防ぐことができる。
それら板材を折り畳み状態で持ち運ぶための可撓性を有する持ち手が板材の第2側部に取り付けられている渡し板は、折り畳んだ状態の渡し板を持ち手を介して携帯し、渡し板を必要な箇所に容易に持ち運ぶことができるから、適所において適時に使用することができ、車椅子の通行が困難な段差を有する箇所や溝が作られた箇所に架け渡して平坦な通行路を形成することで、それらの箇所における車椅子の円滑な移動を確保することができる。
蝶番が可撓性を有して前後方向へ延びるテープから作られ、テープが第1側部の互いに対向する対向面の間に位置して上下方向へ延びる一対の固定部とそれら固定部の間に延びていて板材の表面に向かって上方へ弧を画く自由部とを有し、それら固定部の上面が第1側部の対向面に固定されている渡し板は、蝶番を作るテープを介して板材が連結され、それら板材の表面どうしが対向するようにそれら板材を折り畳むことができるから、それを携帯して必要な箇所に容易に持ち運ぶことができ、適所において適時に使用することができるとともに、車椅子の通行が困難な段差を有する箇所や溝が作られた箇所に架け渡して平坦な通行路を形成することで、それらの箇所における車椅子の円滑な移動を確保することができる。
板材の第1および第2端部が芯材、芯材の上面に固定された第1補強材、第1補強材の上面に固定された第1アルミ板、滑り止め部材、滑り止め用ゴム、芯材の下面に固定された第2補強材、滑り止め用ゴムから形成され、板材の第1および第2側部が芯材、芯材の上面に固定された第1補強材と、第1補強材の上面に固定された第2アルミ板、芯材の下面に固定された第2補強材、第2補強材の下面に固定された第3アルミ板から形成され、第1〜第4角部が芯材、芯材の上面に固定された第1補強材と、第1補強材の上面に固定された第1アルミ板、第1アルミ板の上面に固定された第2アルミ板と、滑り止め用ゴム、芯材の下面に固定された第2補強材と、第2補強材の下面に固定された第3アルミ板と、滑り止め用ゴムから形成されている渡し板は、第1および第2端部が材の他に第1アルミ板を備え、第1および第2側部が材の他に第2および第3アルミ板を備えるとともに、さらに、第1〜第4角部が材の他に第1〜第3アルミ板を備えるから、渡し板の四方がそれら第1〜第3アルミ板によって補強され、人を乗せた所定重量の車椅子が渡し板の上を通過する際の渡し板の不用意な変形や座屈がそれらアルミ板によって防止され、渡し板における車椅子の安全な走行を確保することができ、車椅子を一方の箇所から他方の箇所に安全に移動させることができるとともに、車椅子を他方の箇所から一方の箇所に安全に移動させることができる。渡し板は、芯材が第1および第2補強材によって補強されているから、人を乗せた所定重量の車椅子の荷重が芯材にかかり、芯材を折り曲げる力が作用したとしても、それら補強材によって芯材の不用意な変形や座屈が防止され、芯材がその形態を保持することができる。
板材の第1〜第4角部において、上下方向上方から下方に向かって第2アルミ板、第1アルミ板、第1補強材、芯材、第2補強材、第3アルミ板の順に並び、それらが第1〜第4角部において連結手段を介して強固に固定され、第1〜第3アルミ板が板材においてフレーム構造を画成している渡し板は、第1〜第3アルミ板が板材の周縁に延びるフレーム構造を画成し、それらアルミ板から画成されたフレーム構造によって板材の強度が向上するから、人を乗せた所定重量の車椅子が渡し板の上を通過する際の渡し板の不用意な変形や座屈がそれらフレーム構造によって防止され、渡し板における車椅子の安全な走行を確保することができ、車椅子を一方の箇所から他方の箇所に安全に移動させることができるとともに、車椅子を他方の箇所から一方の箇所に安全に移動させることができる。
板材の中間領域が芯材、芯材の上面に固定された板状の第1補強材、滑り止め部材と、芯材の下面に固定された第2補強材から形成され、板材の第1および第2端部が芯材、芯材の上面に固定された第1補強材と、滑り止め部材、滑り止め用ゴム、芯材の下面に固定された第2補強材、第2補強材の下面に固定された第1アルミ板、滑り止め用ゴムから形成され、板材の第1および第2側部が芯材、芯材の上面に固定された第1補強材と、第1補強材の上面に固定された第2アルミ板、芯材の下面に固定された第2補強材と、第2補強材の下面に固定された第3アルミ板から形成され、板材の第1〜第4角部が芯材、芯材の上面に固定された第1補強材と、第1補強材の上面に固定された第2アルミ板と、滑り止め用ゴム、芯材の下面に固定された第2補強材、第2補強材の下面に固定された第1アルミ板、第1アルミ板の下面に固定された第3アルミ板、滑り止め用ゴムから形成されている渡し板は、第1および第2端部が材の他に第1アルミ板を備え、第1および第2側部が材の他に第2および第3アルミ板を備えるとともに、さらに、第1〜第4角部が材の他に第1〜第3アルミ板を備えるから、渡し板の四方がそれら第1〜第3アルミ板によって補強され、人を乗せた所定重量の車椅子が渡し板の上を通過する際の渡し板の不用意な変形や座屈がそれらアルミ板によって防止され、渡し板における車椅子の安全な走行を確保することができ、車椅子を一方の箇所から他方の箇所に安全に移動させることができるとともに、車椅子を他方の箇所から一方の箇所に安全に移動させることができる。渡し板は、芯材が第1および第2補強材によって補強されているから、人を乗せた所定重量の車椅子の荷重が芯材にかかり、芯材を折り曲げる力が作用したとしても、それら補強材によって芯材の不用意な変形や座屈が防止され、芯材がその形態を保持することができる。
板材の第1〜第4角部において、上下方向上方から下方に向かって第2アルミ板、第1補強材、芯材、第2補強材、第1アルミ板、第3アルミ板の順に並び、それらが第1〜第4角部において連結手段を介して強固に固定され、第1〜第3アルミ板が板材においてフレーム構造を画成している渡し板は、第1〜第3アルミ板が板材の周縁に延びるフレーム構造を画成し、それらアルミ板から画成されたフレーム構造によって板材の強度が向上するから、人を乗せた所定重量の車椅子が渡し板の上を通過する際の渡し板の不用意な変形や座屈がそれらフレーム構造によって防止され、渡し板における車椅子の安全な走行を確保することができ、車椅子を一方の箇所から他方の箇所に安全に移動させることができるとともに、車椅子を他方の箇所から一方の箇所に安全に移動させることができる。
材が所定厚みを有する発泡ポリスチレン、発泡ウレタン、発泡ポリエチレンのいずれかであり、第1および第2補強材が繊維強化プラスチックと複合材とのうちのいずれか一方であり、複合材がポリエチレン、ポリスチレン、ウレタンのいずれかとそれらの上下面のうちの少なくとも上面に固定された補強アルミ板とから形成されている渡し板は、材が発泡ポリスチレン、発泡ウレタン、発泡ポリエチレンのいずれかから作られているから、渡し板の軽量化を図ることができる他、材が所定の強度と弾力性とを有し、人を乗せた車椅子の重量によって材が弾性変形するとともに、所定重量の車椅子が渡し板の上を通過する際の材の不用意な変形や座屈が防止され、渡し板における車椅子の安全な走行を確保することができ、車椅子を一方の箇所から他方の箇所に安全に移動させることができるとともに、車椅子を他方の箇所から一方の箇所に安全に移動させることができる。渡し板は、第1および第2補強材が繊維強化プラスチックと複合材とのうちのいずれかであり、芯材が繊維強化プラスチックや複合材によって補強されているから、人を乗せた所定重量の車椅子の荷重が芯材にかかり、芯材を折り曲げる力が作用したとしても、それら繊維強化プラスチックや複合材によって芯材の不用意な変形や座屈が防止され、芯材がその形態を保持することができる。
滑り止め部材が合成樹脂から作られたシート部材であり、前後方向および横方向へ所定の間隔で並ぶ複数の凸部がシート部材に形成されている渡し板は、それら凸部によってシート部材の摩擦が高くなるから、人を乗せた所定重量の車椅子がシート部材の上(渡し板の上)を移動する際の車椅子の不用意なスリップを防ぐことができ、渡し板における車椅子の安全な走行を確保することができる。渡し板は、車椅子を一方の箇所から他方の箇所に安全に移動させることができるとともに、車椅子を他方の箇所から一方の箇所に安全に移動させることができる。
渡し板が電車とホームとの間に架け渡されて使用され、第1端部の端縁がホームに接地され、第2端部の端縁の最大高さが電車の乗降口の床に敷設された案内レールの上を越える寸法を有し、第2端部の端縁が案内レールを越えて電車の車内の床に接地される渡し板は、板材の第2端部が案内レールに乗り上げることはなく、渡し板を安定して据え付けることができ、渡し板における車椅子の走行を安定させることができる。渡し板は、車椅子をホーム(一方の箇所)から電車の車内(他方の箇所)に安全に移動させることができるとともに、車椅子を電車の車内からホームに安全に移動させることができる。
一例として示す渡し板の上面図。 渡し板の背面図。 渡し板の側面図。 渡し板の正面図。 図1の5−5線端面図。 図1の6−6線端面図。 図1の7−7線端面図。 図1の8−8線端面図。 一例として示す複合材の部分端面図。 他の一例として示す複合材の部分端面図 シート部材の部分端面図。 他の一例として示すガード板の端面図。 他の一例として示すガード板の端面図。 他の一例として示すガード板の端面図。 他の一例として示す渡し板の図5と同様の端面図。 他の一例として示す渡し板の図6と同様の端面図。 他の一例として示す渡し板の図8と同様の端面図。 折り畳んだ状態で示す渡し板の斜視図。 使用状態で示す渡り板の斜視図。 使用状態で示す渡り板の側面図。
一例として示す渡し板10の上面図である図1等の添付の図面を参照し、本発明にかかる渡し板の詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、図2は、渡し板10の背面図であり、図3は、渡し板10の側面図である。図4は、渡し板10の正面図であり、図5は、図1の5−5線端面図である。図6は、図1の6−6線端面図であり、図7は、図1の7−7線端面図である。図8は、図1の8−8線端面図である。
図1〜図4では、前後方向を矢印A、横方向を矢印Bで示し、上下方向を矢印Cで示す。なお、図4では、渡し板10を折り畳む途中の状態を仮想線で示す。図3,4では、持ち手37A,37Bの図示を省略している。図5〜8では、渡し板10の中間領域17の図示を一部省略している。渡し板10は、車椅子の通行が困難な段差を有する箇所や溝が作られた箇所に架け渡し、段差や溝を跨ぐ平坦な通行路を作り、それら箇所における車椅子の円滑な移動を確保する。
渡し板10は、横方向へ隣接して並ぶ2つの板材11A,11Bと、それら板材11A,11Bを連結する蝶番12とから形成されている。それら板材11A,11Bは、所定の厚みを有し、前後方向へ長い矩形を呈する。それら板材11A,11Bは、同形同大であり、蝶番12を中心に互いに鏡像関係にある。なお、渡し板10が横方向へ隣接して並ぶ3つ以上の板材から形成されていてもよい。また、板材11A,11Bの前後方向の長さ寸法に特に限定はなく、渡し板10を使用する箇所に応じて板材11A,11Bの長さ寸法を任意に決定することができる。
それら板材11A,11Bは、互いに対向して横方向へ延びる第1端部13および第2端部14と、互いに対向して前後方向へ延びる第1側部15および第2側部16と、第1および第2端部13,14と第1および第2側部15,16とを除く残余の中間領域17と、第1および第2端部13,14と第1および第2側部15,16とが交差する第1〜第4角部18〜21とを有する。
第1角部18は、第1端部13と第1側部18とが交差する部位であり、第2角部19は、第1端部13と第2側部16とが交差する部位である。第3角部20は、第2端部14と第2側部116とが交差する部位であり、第4角部21は、第2端部14と第1側部15とが交差する部位である。それら板材11A,11Bが横方向に並んだ状態では、第1角部18どうしが互いに対向し、第4角部21どうしが互いに対向するとともに、第1側部15どうしが互いに対向し、第2側部16が第1側部15の反対側に位置する。
それら板材11A,11Bの第1端部13は、中間領域17からその端縁22に向かってその厚みが先細りに成形されている。第1端部13は、その端縁22から中間領域17に向かって上り勾配に傾斜する上面23と、その端縁22から中間領域17に向かって平坦な下面24とを有する。第1端部13は、図6に示すように、中間領域17からその端縁22に向かって先細りの芯材25と、芯材25の上面に固定された板状の第1補強材26と、第1補強材の上面に固定された第1アルミ板27と、第1アルミ板27の上面に固定されたシート部材28(滑り止め部材)と、シート部材28の上面に固定された滑り止め用ゴム29Aと、中間領域17からその端縁22に向かって先細りの芯材25の下面に固定された板状の第2補強材30と、第2補強材30の下面に固定された滑り止め用ゴム29Bとから形成されている。
それら板材11A,11Bの第2端部14は、中間領域17からその端縁31に向かってその厚みが先細りに成形されているとともに、中間領域17からその端縁31に向かって所定の角度で下り勾配に傾斜している。第2端14は、その端縁31から中間領域17に向かって上り勾配に傾斜する上面32と、その端縁31から中間領域17に向かって上り勾配に傾斜する下面33とを有する。第2端部14の上下面32,33の傾斜角度は、第1端部13の上面23のそれよりも大きい。渡し板10を平坦な面に設置したときのその面と第2端14とのなす角度(傾斜角度)は、0〜45°の範囲、好ましくは、5〜30°の範囲にある。
第2端部14は、中間領域17からその端縁31に向かって先細りの芯材25と、芯材25の上面に固定された板状の第1補強材26と、第1補強材の上面に固定された第1アルミ板27と、第1アルミ板27の上面に固定されたシート部材28(滑り止め部材)と、シート部材28の上面に固定された滑り止め用ゴム29Aと、中間領域17からその端縁31に向かって先細りの芯材25の下面に固定された第2補強材30と、第2補強材30の下面に固定された滑り止め用ゴム29Bとから形成されている。
それら板材11A,11Bの第1側部15は、図5に示すように、芯材25と、芯材の上面に固定された第1補強材26と、第1補強材26の上面に固定された第2アルミ板34と、芯材25の下面に固定された第2補強材30と、第2補強材30の下面に固定された第3アルミ板35とから形成されている。それら板材11A,11Bの第2側部16は、芯材25と、芯材の上面に固定された第1補強材26と、第1補強材26の上面に固定された第2アルミ板34と、芯材25の下面に固定された第2補強材30と、第2補強材30の下面に固定された第3アルミ板35とから形成されている。
第2側部16には、側部16から上方へ起立して前後方向へ延びるガード板36が形成されている。第2側部16には、それら板材11A,11Bを折り畳み状態で持ち運ぶための可撓性を有する持ち手37A,37Bが取り付けられている。それら持ち手37A,37Bは、その基端部が固定手段(ビス止め)によって第3アルミ板35に固定されている。渡し板10は、折り畳んだ状態の渡し板10を持ち手37A,37Bを介して携帯し、渡し板10を必要な箇所に容易に持ち運ぶことができるから、適所において適時に使用することができる。
それら板材11A,11Bの第1および第2角部18,19は、中間領域17から第1端部13の端縁22に向かって先細りの芯材25と、芯材25の上面に固定された第1補強材26と、第1補強材26の上面に固定された第1アルミ板27と、第1アルミ板27の上面に固定された第2アルミ板34と、第2アルミ板34の上面に固定された滑り止め用ゴム29Aと、中間領域17から第1端部13の端縁22に向かって先細りの芯材25の下面に固定された第2補強材30と、第2補強材30の下面に固定された第3アルミ板35と、第3アルミ板35の下面に固定された滑り止め用ゴム29Bとから形成されている。
第1および第2角部18,19では、上下方向上方から下方へ向かって第2アルミ板34、第1アルミ板27、第1補強材26、芯材25、第2補強材30、第3アルミ板35の順に並んでいる。第1および第2角部18,19に位置する第2アルミ板34や第1アルミ板27、第1補強材26、芯材25、第2補強材30、第3アルミ板35には、螺子が切られたボルト孔が穿孔されている。第1および第2角部18,19では、ボルト孔にボルト57(連結手段)が螺着され、第2アルミ板34、第1アルミ板27、第1補強材26、芯材25、第2補強材30、第3アルミ板35が強固に固定されている。
それら板材11A,11Bの第3および第4角部20,21は、中間領域17から第2端部14の端縁31に向かって先細りの芯材25と、芯材25の上面に固定された第1補強材26と、第1補強材26の上面に固定された第1アルミ板27と、第1アルミ板27の上面に固定された第2アルミ板34と、第2アルミ板34の上面に固定された滑り止め用ゴム29Aと、中間領域17から第2端部14の端縁31に向かって先細りの芯材25の下面に固定された第2補強材30と、第2補強材30の下面に固定された第3アルミ板35と、第3アルミ板35の下面に固定された滑り止め用ゴム29Bとから形成されている。
第3および第4角部20,21では、上下方向上方から下方へ向かって第2アルミ板34、第1アルミ板27、第1補強材26、芯材25、第2補強材30、第3アルミ板35の順に並んでいる。第3および第4角部20,21に位置する第2アルミ板34や第1アルミ板27、第1補強材26、芯材25、第2補強材30、第3アルミ板35には、螺子が切られたボルト孔が穿孔されている。第3および第4角部20,21では、ボルト孔にボルト57(連結手段)が螺着され、第2アルミ板34、第1アルミ板27、第1補強材26、芯材25、第2補強材30、第3アルミ板35が強固に固定されている。それら板材11A,11Bでは、第1〜第3アルミ板27,34,35が板材11A,11Bの周縁に延びるフレーム構造(枠構造)を画成している。
それら板材11A,11Bの中間領域17は、その厚みが略同一に成型された第1中間領域17Aと、その厚みが第1および第2端部13,14に向かってわずかに先細りの第2中間領域17Bとに区分されている。第1中間領域17Aは、平坦な上下面38,39を有する。第2中間領域17Bは、第1および第2端部13,14から第1中間領域17Aに向かってわずかに上り勾配に傾斜する上面40と、平坦な下面41とを有する。中間領域17は、芯材25と、芯材25の上面に固定された第1補強材26と、第1補強材26の上面に固定されたシート部材28と、芯材25の下面に固定された第2補強材30とから形成されている。
図9は、一例として示す複合材の部分端面図であり、図10は、他の一例として示す複合材の部分端面図である。材25には、所定厚みを有する発泡ポリスチレンが使用されている。材25は、その最大厚みが20〜30mmの範囲にある。芯材25は、それが第1および第2補強材26,30によって補強されているから、芯材25にそれを折り曲げる力が作用したとしても、それら第1および第2補強材26,30によって芯材25の不用意な変形や座屈が防止され、芯材25がその形態を保持する。なお、材25には、発泡ポリスチレンの他に、所定厚みを有する発泡ウレタンや発泡ポリエチレンのいずれかを使用することもできる。
第1および第2補強材26,30には、繊維強化プラスチック、または、複合材とのうちのいずれか一方が使用されている。複合材の一例は、図9に示すように、ポリエチレン42と、ポリエチレン42の上面に固定された補強アルミ板43とから形成されている。複合材の他の一例は、図10に示すように、ポリエチレン42と、ポリエチレン42の上面に固定された補強アルミ板43と、ポリエチレン42の下面に固定された補強アルミ板44とから形成されている。補強アルミ板43や補強アルミ板44は、ポリエチレン42の上下面に(図示せず)によって強固に固着されている。なお、複合材では、ポリエチレン42の他に、ポリスチレン、ウレタンのいずれかを使用することもできる。
図5〜図8に示す渡し板10の板材11A,11Bでは、第1補強材26として図9の複合材が使用され、第2補強材として繊維強化プラスチックが使用されている。なお、図5〜図8に示す渡し板10の板材11A,11Bにおいて、第1補強材26として図10の複合材が使用され、第2補強材として繊維強化プラスチック(FRP)が使用されていてもよく、第1および第2補強部材26,30として図9または図10のいずれかの複合材が使用されていてもよい。また、第1および第2補強部材26,30として繊維強化プラスチックが使用されていてもよく、第1補強材26として繊維強化プラスチックが使用され、第2補強材30として図9または図10のいずれかの複合材が使用されていてもよい。
第1アルミ板27は、横方向へ長い矩形に成型され、第1角部18と第2角部19との間で横方向へ延びているとともに、第3角部20と第4角部21との間で横方向へ延びている。第1アルミ板27は、その下面が第1補強部材26の上面に塗布された接着剤(図示せず)によって第1補強部材26に強固に固着されている。第2および第3アルミ板34,35は、前後方向へ長い矩形に成型され、第1角部18と第4角部21との間で前後方向へ延びているとともに、第2角部19と第3角部20との間で前後方向へ延びている。第1〜第3アルミ板27,34,35は、その厚み寸法が1〜3mmの範囲にある。
第1および第2側部15,16に延びる第2アルミ板34は、その下面が第1補強部材26の上面に塗布された接着剤(図示せず)によって第1補強部材26に強固に固着されている。第1〜第4角部18〜21に延びる第2アルミ板34は、第1アルミ板27の上面に塗布された接着剤(図示せず)によって第1アルミ板27に強固に固着されている。第1および第2側部15,16と第1〜第4角部18〜21とに延びる第3アルミ板35は、その上面が第2補強材30(繊維強化プラスチック)の下面に塗布された接着剤(図示せず)によって第2補強材30に強固に固着されている。なお、第2アルミ板34および第3アルミ板35は、一体成型されており、上下方向へ延びる部分が第1および第2側部15,16の各側面を被覆している。
図11は、シート部材28の部分端面図である。シート部材28には、ポリ塩化ビニルから作られたシートが使用されている。シート部材28には、ポリ塩化ビニルの他に、合成ゴムやポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニルデン等の他の合成樹脂から作られたシートを使用することもできる。中間領域17に延びるシート部材28は、その下面が第1補強部材26の上面に塗布された接着剤(図示せず)によって第1補強部材26に強固に固着されている。第1および第2端部13,14に延びるシート部材28は、その下面が第1アルミ板27の上面に塗布された接着剤(図示せず)によって第1アルミ板27に強固に固着されている。シート28部材の全域には、材25の上面から上方へ凸となる複数の凸部45が形成されている。それら凸部45は、前後方向および横方向へ等間隔(所定の間隔)で並んでいる。なお、図1,2、図5〜8では、凸部45の図示を省略している。
第1補強材26(複合材)は、その厚み寸法が1〜3mmの範囲にある。第1補強材26(複合材)は、第1および第2端部13,14や第1および第2側部15,16、中間領域17、第1〜第4角部18〜21において、その下面が材25の上面に塗布された接着剤(図示せず)によって材25に強固に固着され、第1および第2側部15,16において、その上面が第2アルミ板34の下面に塗布された接着剤(図示せず)によって第2アルミ板34に強固に固着されている。第1補強材26(複合材)は、第1および第2端部13,14や第1〜第4角部18〜21において、その上面が第1アルミ板27の下面に塗布された接着剤(図示せず)によって第1アルミ板27に強固に固着され、中間領域17において、その上面がシート部材28の下面に塗布された接着剤(図示せず)によってシート部材28に強固に固着されている。
第2補強部材30(繊維強化プラスチック)は、その厚み寸法が1〜3mmの範囲にある。第2補強部材30(繊維強化プラスチック)は、第1および第2端部13,14や第1および第2側部15,16、中間領域17、第1〜第4角部18〜21において、その上面が材25の下面に塗布された接着剤(図示せず)によって材25に強固に固着され、第1および第2側部15,16や第1〜第4角部18〜21において、その下面が第3アルミ板35の上面に塗布された接着剤(図示せず)によって第3アルミ板35に強固に固着されている。
滑り止め用ゴム29A,29Bは、横方向へ長い矩形に成型され、第1角部18と第2角部19との間で横方向へ延びている。滑り止め用ゴム29A,29Bは、第1端部13の端縁22においてつながっている。第1端部13に延びる滑り止め用ゴム29A,29Bは、シート部材28の上面に塗布された接着剤(図示せず)によってシート部材28に強固に固着されているとともに、第2補強材30(繊維強化プラスチック)の下面に塗布された接着剤(図示せず)によって第2補強材30に強固に固着されている。第1および第2角部18,19に延びる滑り止め用ゴム29A,29Bは、第2アルミ板34の上面に塗布された接着剤(図示せず)によって第2アルミ板34に強固に固着されているとともに、第3アルミ板35の下面に塗布された接着剤(図示せず)によって第3アルミ板35に強固に固着されている。
滑り止め用ゴム29A,29Bは、横方向へ長い矩形に成型され、第3角部20と第4角部21との間で横方向へ延びている。滑り止め用ゴム29A,29Bは、第2端部14の端縁31においてつながっている。第2端部14に延びる滑り止め用ゴム29A,29Bは、シート部材28の上面に塗布された接着剤(図示せず)によってシート部材28に強固に固着されているとともに、第2補強材30(繊維強化プラスチック)の下面に塗布された接着剤(図示せず)によって第2補強材30に強固に固着されている。第3および第4角部20,21に延びる滑り止め用ゴム29A,29Bは、第2アルミ板34の上面に塗布された接着剤(図示せず)によって第2アルミ板34に強固に固着されているとともに、第3アルミ板35の下面に塗布された接着剤(図示せず)によって第3アルミ板35に強固に固着されている。
ガード板36は、措定の厚みを有するアルミ板から形成されており、第2側部14に延びる第2アルミ板34および第3アルミ板35と一体に作られている。ガード板36は、中間領域17における第2側部14に作られている。蝶番12は、可撓性を有して前後方向へ長いテープ46から作られている。テープ46は、それら板材11A,11Bの第1側部13の互いに対向する対向側面の間に位置して上下方向へ延びる一対の固定部47と、それら固定部47の間に延びていて板材11A,11Bの表面に向かって上方へ弧を画く自由部48とを有する。テープ46(蝶番12)では、それら固定部47の上面が第1側部15の対向側面に固定手段(接着剤およびビス)を介して強固に固定されている。
なお、テープ46には、合成樹脂から作られたシートに前後方向へ延びる複数の補強繊維(縦糸)と横方向へ延びる複数の補強繊維(横糸)を設置した繊維補強テープ、織物や編み物から作られたテープ等の所定の強度を有する強靱なあらゆるテープを使用することができる。
図12は、他の一例として示すガード板36の端面図であり、図13は、他の一例として示すガード板36の端面図である。図14は、他の一例として示すガード板36の端面図である。図12に示すガード板36は、第2アルミ板34および第3アルミ板35と一体成型され、その頂部49にゴムまたは熱可塑性合成樹脂から作られて頂部49の全域を包被する保護部材50が取り付けられている。図12のガード板36は、そこに車椅子の車体や車輪がガード板に衝突したとしても、ゴムまたは熱可塑性合成樹脂から作られた保護部材50によってその衝撃が緩和され、車椅子の車体や車輪の損傷を防ぐ。
図13に示すガード板36は、第2アルミ板34および第3アルミ板35と一体成型され、その頂部49に横方向内方へ張り出して前後方向へ延びるフランジ51が形成されている。さらに、このガード板36は、その頂部49にゴムまたは熱可塑性合成樹脂から作られて頂部49の全域とフランジ51の全体を包被する保護部材50が取り付けられている。図13のガード板36は、そこに車椅子の車体や車輪がガード板に衝突したとしても、ゴムまたは熱可塑性合成樹脂から作られた保護部材50によってその衝撃が緩和され、車椅子の車体や車輪の損傷を防ぐ。図13のガード板36は、渡し板10に所定の荷重が作用して渡し板10(第1および第2板材11A,11B)を下方へ撓ませようとし、それによってガード板36が波打つように変形するが、ガード板36の頂部49にフランジ51を形成することで、そのフランジ51が補強材となり、渡し板10の下方へ撓みを防ぐのみならず、ガード板36の波打ちを防ぐ。
図14に示すガード板36は、第2アルミ板34および第3アルミ板35と一体成型され、その頂部49に横方向内方と横方向外方とへ張り出して前後方向へ延びるフランジ51が形成されている。さらに、このガード板36は、その頂部49にゴムまたは熱可塑性合成樹脂から作られて頂部49の全域とフランジ51の全体を包被する保護部材50が取り付けられている。図14のガード板36は、そこに車椅子の車体や車輪がガード板に衝突したとしても、ゴムまたは熱可塑性合成樹脂から作られた保護部材50によってその衝撃が緩和され、車椅子の車体や車輪の損傷を防ぐ。図14のガード板36は、渡し板10に所定の荷重が作用して渡し板10(第1および第2板材11A,11B)を下方へ撓ませようとし、それによってガード板36が波打つように変形するが、ガード板36の頂部49にフランジ51を形成することで、そのフランジ51が補強材となり、渡し板10の下方へ撓みを防ぐのみならず、ガード板36の波打ちを防ぐ。
図15は、他の一例として示す渡し板10の図5と同様の端面図であり、図16は、他の一例として示す渡し板10の図6と同様の端面図である。図17は、他の一例として示す渡し板10の図8と同様の端面図である。図15〜17に示す渡し板10は、第1および第2端部13,14、第1〜第4角部18〜21の構成が図1の渡し板10のそれらと異なっているが、その他の構成は図5〜図8に示す渡し板10と同一である。
図15〜17の渡し板10の第1端部13は、図16,17に示すように、中間領域17からその端縁22に向かって先細りの芯材25と、芯材25の上面に固定された第1補強部材26(複合材)と、第1補強部材26の上面に固定されたシート部材28と、シート部材28の上面に固定された滑り止め用ゴム29Aと、中間領域17からその端縁22に向かって先細りの芯材25の下面に固定された第2補強部材30(繊維強化プラスチック(FRP))と、第2補強部材30の下面に固定された第1アルミ板27と、第1アルミ板27の下面に固定された滑り止め用ゴム29Bとから形成されている。
図15〜17の渡し板10の第2端部14は、中間領域17からその端縁31に向かって先細りの芯材25と、芯材25の上面に固定された第1補強部材26(複合材)と、第1補強部材26の上面に固定されたシート部材28と、シート部材28の上面に固定された滑り止め用ゴム29Aと、中間領域17からその端縁30に向かって先細りの芯材25の下面に固定された第2補強部材30(繊維強化プラスチック)と、第2補強部材30の下面に固定された第1アルミ板27と、第1アルミ板27の下面に固定された滑り止め用ゴム29Bとから形成されている。渡し板10を平坦な面に設置したときのその面と第2端14とのなす角度(傾斜角度)は、0〜45°の範囲、好ましくは、5〜30°の範囲にある。
図15〜17の渡し板10の第1側部15は、図15に示すように、芯材25と、芯材25の上面に固定された第1補強部材26(複合材)と、第1補強部材26の上面に固定された第2アルミ板34と、芯材25の下面に固定された第2補強部材30(繊維強化プラスチック)と、第2補強部材30の下面に固定された第3アルミ板35とから形成されている。第2側部16は、芯材25と、芯材26の上面に固定された第1補強部材26と、第1補強部材26の上面に固定された第2アルミ板34と、芯材25の下面に固定された第2補強部材30と、第2補強部材30の下面に固定された第3アルミ板35とから形成されている。
図15〜17の渡し板10の第1および第2角部18,19は、中間領域17から第1端部13の端縁22に向かって先細りの芯材25と、芯材25の上面に固定された第1補強部材26(複合材)と、第1補強部材26の上面に固定された第2アルミ板34と、第2アルミ板34の上面に固定された滑り止め用ゴム29Aと、中間領域17から第1端部13の端縁22に向かって先細りの芯材25の下面に固定された第2補強部材30(繊維強化プラスチック)と、第2補強部材30の下面に固定された第1アルミ板27と、第1アルミ板27の下面に固定された第3アルミ板35と、第3アルミ板35の下面に固定された滑り止め用ゴム29Bとから形成されている。
第1および第2角部18,19では、上下方向上方から下方へ向かって第2アルミ板34、第1補強材26、芯材25、第2補強材30、第1アルミ板27、第3アルミ板35の順に並んでいる。第1および第2角部18,19に位置する第2アルミ板34や第1補強材26、芯材25、第2補強材30、第1アルミ板27、第3アルミ板35には、螺子が切られたボルト孔が穿孔されている。第1および第2角部18,19では、ボルト孔にボルト57(連結手段)が螺着され、第2アルミ板34、第1補強材26、芯材25、第2補強材30、第1アルミ板27、第3アルミ板35が強固に固定されている。
図15〜17の渡し板10の第3および第4角部20,21は、中間領域17から第2端部14の端縁31に向かって先細りの芯材25と、芯材25の上面に固定された第1補強部材26(複合材)と、第1補強部材26の上面に固定された第2アルミ板34と、第2アルミ板34の上面に固定された滑り止め用ゴム29Aと、中間領域17から第2端部14の端縁31に向かって先細りの芯材25の下面に固定された第2補強部材30(繊維強化プラスチック)と、第2補強部材30の下面に固定された第1アルミ板27と、第1アルミ板27の下面に固定された第3アルミ板35と、第3アルミ板35の下面に固定された滑り止め用ゴム29Bとから形成されている。
第3および第4角部20,21では、上下方向上方から下方へ向かって第2アルミ板34、第1補強材26、芯材25、第2補強材30、第1アルミ板27、第3アルミ板35の順に並んでいる。第3および第4角部20,21に位置する第2アルミ板34や第1補強材26、芯材25、第2補強材30、第1アルミ板27、第3アルミ板35には、螺子が切られたボルト孔が穿孔されている。第3および第4角部20,21では、ボルト孔にボルト57(連結手段)が螺着され、第2アルミ板34、第1補強材26、芯材25、第2補強材30、第1アルミ板27、第3アルミ板35が強固に固定されている。それら板材11A,11Bでは、第1〜第3アルミ板27,34,35が板材11A,11Bの周縁に延びるフレーム構造(枠構造)を画成している。
図15〜17の渡し板10の中間領域17は、その厚みが略同一に成型された第1中間領域17Aと、その厚みが第1および第2端部13,14に向かってわずかに先細りの第2中間領域17Bとに区分されている。中間領域17は、芯材25と、芯材25の上面に固定された第1補強部材26(複合材)と、第1補強部材26の上面に固定されたシート部材28と、芯材25の下面に固定された第2補強部材30(繊維強化プラスチック)とから形成されている。芯材25や第1〜第3アルミ板27,34,35、シート部材28、滑り止め用ゴム29A,29B、第1補強部材26、第2補強部材30は、図1の渡し板10のそれらと同一である。
第1アルミ板27は、その上面が第2補強材30の下面に塗布された接着剤(図示せず)によって第2補強材30に強固に固着されている。第1および第2側部15,16と第1〜第4角部18〜21とに延びる第2アルミ板34は、その下面が第1補強材26(複合材)の上面に塗布された接着剤(図示せず)によって第1補強材26に強固に固着されている。第1および第2側部15,16に延びる第3アルミ板35は、その上面が第2補強材30(繊維強化プラスチック)の下面に塗布された接着剤(図示せず)によって第2補強材30に強固に固着されている。第1〜第4角部18〜21に延びる第3アルミ板35は、その上面が第1アルミ板27の下面に塗布された接着剤(図示せず)によって第1アルミ板27に強固に固着されている。
第1および第2端部13,14と中間領域17とに延びるシート部材28は、その下面が第1補強材26の上面に塗布された接着剤(図示せず)によって第1補強材26に強固に固着されている。第1および第2側部15,16と中間領域17とに延びる第2補強材30(繊維強化プラスチック)は、その上面が材25の下面に塗布された接着剤(図示せず)によって材25に強固に固着されている。第1および第2端部13,14と第1〜第4角部18〜21とに延びる第2補強材30は、その下面が第1アルミ板27の上面に塗布された接着剤(図示せず)によって第1アルミ板27に強固に固着されている。
図18は、折り畳んだ状態で示す渡し板10の斜視図であり、図19は、使用状態で示す渡り板10の斜視図である。図20は、使用状態で示す渡り板10の側面図である。図19,20では、持ち手37A,37Bの図示を省略しているとともに、車椅子の図示を省略している。図10,20では、渡し板10をホーム52と電車53の乗降口54とに架け渡した状態で示す。
図1の状態から渡し板10を折り畳むには、第2側部16に取り付けられたそれら持ち手37A,37Bを手で持ち、持ち手37A,37Bを上下方向上方へ持ち上げ、それら板材11A,11Bの第2側部16を上下方向上方へ持ち上げる。あるいは、それら板材11A,11Bの第2側部16を手で持ち、第2側部16を上下方向上方へ持ち上げる。板材11A,11Bの第2側部16を上方へ持ち上げると、蝶番12を中心に板材11A,11Bの第2側部16が上方へ旋回し、板材11A,11Bの表面どうしが互いに重なり合うように折り畳まれる。
図18の折り畳まれた状態では、板材11Bのガード板36が板材11Aのガード板36の内側に位置し、板材11Bのガード板36の頂部49が板材11Aの第2側部16に当接する。渡し板10を折り畳んだ状態で、持ち手37A,37Bを持って渡し板10を持ち上げると、渡し板10の折り畳まれた状態が保持され、その状態で渡し板10を必要な箇所に持ち運ぶことができる。この渡し板10は、それが材25、第1および第2補強材26,30、第1〜第3アルミ板27,34,35、シート部材28、滑り止め用ゴム29A,29Bから作られ、それら部材が軽量であるから、渡し板10自体の重量が軽く、それを容易に持ち運ぶことができる。
車椅子に乗った乗客がホーム52から電車53の車内に乗り込む場合を例として、この渡し板10の使用手順を説明すると、以下のとおりである。駅員が車椅子を押して乗客をホーム52の乗車位置に移動させると同時に、駅員が折り畳まれた渡し板10を携帯し、その渡し板10を保管場所からホーム52の乗車位置に運ぶ。電車53が駅に到着し、ホーム52に停車すると、駅員が板材11A,11Bの第1側部15を下にした状態でそれら板材11A,11Bの第2側部16を互いに離間させるように上下方向下方に旋回させ、折り畳まれた渡し板10を展開し、使用の準備(図1の使用状態)をする。
なお、乗車位置において電車53のドアが開くと、電車53の車内の床55がホーム52よりも上方に位置し、ホーム52と床55との間に段差が生じるとともに、電車53の乗降口54がホーム52から離れ、乗降口54とホーム52との間にスペース(溝)が生じる。電車53の乗降口54の床55の端縁近傍には、ドアの閉鎖時にドアを戸袋から乗降口54に案内する案内レール56が敷設されており、ホーム52と電車53の床55との間に生じる段差に加え、案内レール56による障害が生じ、渡し板10を利用せずに車椅子をそのまま電車53の車内に移動させることは困難である。
乗車位置において電車53のドアが開いた後、ドアの開扉状態において、渡し板10の板材11A,11Bの第1端部13の端縁22をホーム52の側(一方の箇所)に接地させ、板材11A,11Bの第2端部15の端縁31を電車53のドア近傍における乗降口54の床55(他方の箇所)に接地させる。第1および第2端部13,14の端縁22,31をホーム52と電車53の床55とに接地することで渡し板10を据え付けることができ、渡し板10をホーム52と電車53の車内との間に架け渡すことができる。
渡し板10を架け渡すと、図19に示すように、渡し板10の板材11A,11Bの第1端部13、中間領域17、第1および第2角部18,19がホーム52の側に位置し、渡し板10に板材11A,11Bの第2端部14、第3および第4角部20,21が電車53の車内に位置する。板材11A,11Bの第1および第2側部15,16は、ホーム52と電車53の車内との間に位置し、ホーム52と電車53の床55との間に形成された段差を跨ぐとともに、ホーム52と電車53との間のスペースを跨ぐ。
渡し板10を架け渡すと、段差や溝を跨ぐ通行路が作られる。なお、図20に示すように、それら板材1A,11Bの第1端部13の端縁22がホーム52に接地し、それら板材11A,11Bの第2端部14の端縁31が電車53のドア近傍における乗降口54の床55に接地した状態では、それら板材11A,11Bの中間領域17の下面39,41とホーム52(それら箇所の上面)との間に所定の空間が画成されるとともに、中間領域17の上面38,40が第1端部13と第2端部14との間で略平坦な通行路を形成する。さらに、第2端14の最大高さが案内レール56の頂部の上を越える寸法を有し、それら板材11A,11Bの第2端部14の端縁31が電車53のドア近傍における乗降口54の床55に接地した状態では、第2端部14の下面33と床55(他方の箇所の上面)との間に所定の空間が画成され、第2端部14が乗降口54の床55の端縁近傍に敷設された案内レール56(障害物)の頂部を越える。
渡し板10を架け渡した後、ホーム52に位置する車椅子を渡し板10に向かって押し、車椅子の車輪を第1端部13に乗せ、第1端部13の上面23の上り勾配に抗して車椅子を第1端部13の側から第2端部14の側へ向かって前後方向へ移動させる。車椅子を第1端部13の側から第2端部14の側へ向かって移動させると、車椅子が第1端部13から中間領域17を通り、第2端部14を越えて電車53の車内へ移動する。車椅子が中間領域17を通るとき、方向性を誤って車椅子の車輪がそれら板材11A,11Bの第2側部16から脱輪しそうになったとしても、ガード板36によって脱輪が防止される。車椅子を電車53の車内に移動させた後、上述した手順で渡し板10を折り畳み、渡し板10を保管場所へ運ぶ。
車椅子を電車53の車内からホーム52に移動させる場合は、車椅子を電車53の車内に乗り入れる場合と同様に、渡し板10をホーム52と電車53の車内との間に架け渡し、電車53の車内に位置する車椅子を渡し板10に向かって押し、車椅子の車輪を第2端部14に乗せ、第2端部14の上面32の上り勾配に抗して車椅子を第2端部14の側から第1端部13の側へ向かって前後方向へ移動させる。車椅子を第2端部14の側から第1端部13の側へ向かって移動させると、車椅子が第2端部14から中間領域17を通り、第1端部13を越えてホーム52へ移動する。
渡し板10を電車53の乗降に利用する場合を例として説明したが、この渡し板10は、電車53の乗降のみならず、車椅子単独で通行が困難な車道と歩道との段差、玄関の土間と床との段差、車の車内と車外との段差、道路の側溝の横断等のあらゆる箇所に利用することができる。
渡し板10は、板材11A,11Bの第1端部13が中間領域17から第1端部13の端縁22に向かってその厚みが先細りに成形され、板材11A,11Bの第2端部14が中間領域17から第2端部14の端縁31に向かってその厚みが先細りに成形されているから、第1端部13の端縁22をホーム52(一方の箇所)に接地させ、第2端部14の端縁31を電車53の床55(他方の箇所)に接地させたときに、それら端部13,14とホーム52や床55とに段差が生じることはなく、ホーム52や電車53の床55に安定して据え付けることができ、手間をかけずに車椅子をホーム52から電車53の車内に円滑に移動させることができるとともに、車椅子を電車53の車内からホーム52に円滑に移動させることができる。
渡し板10は、第2端部14が中間領域17から第2端部14の端縁31に向かって所定の角度で下り勾配に傾斜し、第2端14の最大高さが案内レール56の頂部の上を越える寸法を有するから、電車53の乗降口54の床55に案内レール56(障害物)が存在したとしても、第2端部14が案内レール56の上を越えてその端縁31が電車53の床55に接地するから、第2端部14が案内レール56に乗り上げることはなく、渡し板10を安定して据え付けることができ、渡し板10における車椅子の走行を安定させることができる。渡し板10は、車椅子をホーム52(一方の箇所)から電車53の車内(他方の箇所)に安全に移動させることができるとともに、車椅子を電車53の車内からホーム52に安全に移動させることができる。
渡し板10は、蝶番12を介して板材11A,11Bが連結され、それら板材11A,11Bの表面どうしが対向するようにそれら板材11A,11Bを折り畳むことができるから、それを携帯して必要な箇所(電車53の乗車位置)に容易に持ち運ぶことができ、その適所において適時に使用することができるとともに、車椅子の通行が困難な段差を有する箇所や溝が作られた箇所に架け渡して平坦な通行路を形成することで、それらの箇所における車椅子の円滑かつ安全な移動を確保することができる。
渡し板10は、第1および第2端部13,14が材25の他に第1アルミ板27を備え、第1および第2側部15,16が材25の他に第2および第3アルミ板34,35を備えるとともに、さらに、第1〜第4角部18〜21が材25の他に第1〜第3アルミ板27,34,35を備えるから、渡し板10の四方がそれら第1〜第3アルミ板27,34,35によって補強され、人を乗せた所定重量の車椅子が渡し板10の上を通過する際の渡し板10の不用意な変形や座屈がそれらアルミ板27,34,35によって防止され、渡し板10における車椅子の安全な走行を確保することができる。さらに、渡し板10は、第1〜第3アルミ板27,34,35が板材11A,11Bの周縁に延びるフレーム構造を画成し、それらアルミ板27,34,35から画成されたフレーム構造によって板材11A,11Bの強度が向上するから、人を乗せた所定重量の車椅子が渡し板10の上を通過する際の渡し板10の不用意な変形や座屈がそれらフレーム構造によって防止され、渡し板10における車椅子の安全な走行を確保することができる。
10 渡し板
11A 板材
11B 板材
12 蝶番
13 第1端部
14 第2端部
15 第1側部
16 第2側部
17 中間領域
17A 第1中間領域
17B 第2中間領域
18 第1角部
19 第2角部
20 第3角部
21 第4角部
22 端縁
23 上面
24 下面
25 芯材
26 第1補強材(複合材)
27 第1アルミ板
28 シート部材(滑り止め部材)
29A 滑り止め用ゴム
29B 滑り止め用ゴム
30 第2補強材(繊維強化プラスチック)
31 端縁
32 上面
33 下面
34 第2アルミ板
35 第3アルミ板
36 ガード板
37A 持ち手
37B 持ち手
38 上面
39 下面
40 上面
41 下面
42 ポリエチレン
43 補強アルミ板
44 補強アルミ板
45 凸部
46 テープ
47 固定部
48 自由部
49 頂部
50 保護部材
51 フランジ
52 ホーム
53 電車
54 乗降口
55 床
56 案内レール
57 ボルト(連結手段)

Claims (14)

  1. 一方の箇所から他方の箇所へ架け渡すことでそれら箇所をつなぐ通行路を作る持ち運び可能な渡し板において、
    前記渡し板が、横方向へ隣接して前後方向へ延びる所定厚みの少なくとも2つの板材と、それら板材の表面どうしが対向するようにそれら板材を折り畳み可能に連結する蝶番とから形成され、それら板材が、前記一方の箇所に位置して横方向へ延びる第1端部と、前記他方の箇所に位置して横方向へ延びる第2端部と、前記一方の箇所から他方の箇所に跨って前後方向へ延びる第1および第2側部と、前記第1および第2端部と前記第1および第2側部とを除く残余の中間領域と、前記第1および第2端部と前記第1および第2側部とが交差する第1〜第4角部とを有し、前記蝶番が、それら板材の第1側部の間に設置され、
    それら板材の第1端部が、前記中間領域から該第1端部の端縁に向かってその厚みが先細りに成形され、それら板材の第2端部が、前記中間領域から該第2端部の端縁に向かってその厚みが先細りに成形されているとともに、前記中間領域から該第2端部の端縁に向かって所定の角度で下り勾配に傾斜し
    前記板材の第2側部には、該第2側部から上方へ起立して前後方向へ延びるガード板が作られ、前記ガード板の頂部には、ゴムまたは熱可塑性合成樹脂から作られて該頂部を包被する保護部材が取り付けられていることを特徴とする渡し板。
  2. 前記渡し板では、それら板材の第2端部の端縁が前記他方の箇所に接地したときに、前記第2端部の下面と前記他方の箇所の上面との間に所定の空間が画成される請求項1に記載の渡し板。
  3. それら板材の第1端部が、その端縁から前記中間領域に向かって上り勾配に傾斜する上面と、その端縁から前記中間領域に向かって平坦な下面とを有し、それら板材の第2端部が、その端縁から前記中間領域に向かって上り勾配に傾斜する上面と、その端縁から前記中間領域に向かって上り勾配に傾斜する下面とを有し、前記第2端部の上下面の傾斜角度が、前記第1端部の上面のそれよりも大きい請求項1または請求項2に記載の渡し板。
  4. 前記渡し板では、それら板材の第1端部の端縁が前記一方の箇所に接地し、それら板材の第2端部の端縁が前記他方の箇所に接地したときに、それら板材の中間領域の下面とそれら箇所の上面との間に所定の空間が画成されるとともに、前記中間領域の上面が前記第1端部と前記第2端部との間で略平坦な通行路を形成する請求項1ないし請求項3いずれかに記載の渡し板。
  5. 前記ガード板の頂部には、横方向内方と横方向外方との少なくとも一方に張り出して前後方向へ延びるフランジが形成されている請求項1ないし請求項4いずれかに記載の渡し板。
  6. 前記板材の第2側部には、それら板材を折り畳み状態で持ち運ぶための可撓性を有する持ち手が取り付けられている請求項1ないし請求項5いずれかに記載の渡し板。
  7. 前記蝶番が、可撓性を有して前後方向へ延びるテープから作られ、前記テープが、それら板材の第1側部の互いに対向する対向面の間に位置して上下方向へ延びる一対の固定部と、それら固定部の間に延びていて前記板材の表面に向かって上方へ弧を画く自由部とを有し、それら固定部の上面が、前記第1側部の対向面に固定されている請求項1ないし請求項6いずれかに記載の渡し板。
  8. 前記板材の中間領域が、芯材と、前記芯材の上面に固定された板状の第1補強材と、前記第1補強材の上面に固定された滑り止め部材と、前記芯材の下面に固定された板状の第2補強材とから形成され、前記板材の第1および第2端部が、前記中間領域からそれら端部の端縁に向かって先細りの前記芯材と、前記芯材の上面に固定された前記第1補強材と、前記第1補強材の上面に固定されて横方向へ延びる第1アルミ板と、前記第1アルミ板の上面に固定された前記滑り止め部材と、前記滑り止め部材の上面に固定された滑り止め用ゴムと、前記中間領域からそれら端部の端縁に向かって先細りの前記芯材の下面に固定された前記第2補強材と、前記第2補強材の下面に固定された前記滑り止め用ゴムとから形成され、前記板材の第1および第2側部が、前記芯材と、前記芯材の上面に固定された前記第1補強材と、前記第1補強材の上面に固定されて前後方向へ延びる第2アルミ板と、前記芯材の下面に固定された前記第2補強材と、前記第2補強材の下面に固定されて前後方向へ延びる第3アルミ板とから形成され、前記板材の第1〜第4角部が、前記中間領域から前記第1および第2端部の端縁に向かって先細りの前記芯材と、前記芯材の上面に固定された前記第1補強材と、前記第1補強材の上面に固定された前記第1アルミ板と、前記第1アルミ板の上面に固定された前記第2アルミ板と、前記第2アルミ板の上面に固定された前記滑り止め用ゴムと、前記中間領域から前記第1および第2端部の端縁に向かって先細りの前記芯材の下面に固定された前記第2補強材と、前記第2補強材の下面に固定された前記第3アルミ板と、前記第3アルミ板の下面に固定された前記滑り止め用ゴムとから形成されている請求項1ないし請求項7いずれかに記載の渡し板。
  9. 前記板材の第1〜第4角部では、上下方向上方から下方に向かって前記第2アルミ板、前記第1アルミ板、前記第1補強材、前記芯材、前記第2補強材、前記第3アルミ板の順に並び、それらが前記第1〜第4角部において連結手段を介して強固に固定され、前記板材では、前記第1〜第3アルミ板がフレーム構造を画成している請求項8に記載の渡し板。
  10. 前記板材の中間領域が、芯材と、前記芯材の上面に固定された板状の第1補強材と、前記第1補強材の上面に固定された滑り止め部材と、前記芯材の下面に固定された板状の第2補強材とから形成され、前記板材の第1および第2端部が、前記中間領域からそれら端部の端縁に向かって先細りの前記芯材と、前記芯材の上面に固定された前記第1補強材と、前記第1補強材の上面に固定された前記滑り止め部材と、前記滑り止め部材の上面に固定された滑り止め用ゴムと、前記中間領域からそれら端部の端縁に向かって先細りの前記芯材の下面に固定された前記第2補強材と、前記第2補強材の下面に固定されて横方向へ延びる第1アルミ板と、前記第1アルミ板の下面に固定された前記滑り止め用ゴムとから形成され、前記板材の第1および第2側部が、前記芯材と、前記芯材の上面に固定された前記第1補強材と、前記第1補強材の上面に固定されて前後方向へ延びる第2アルミ板と、前記芯材の下面に固定された前記第2補強材と、前記第2補強材の下面に固定されて前後方向へ延びる第3アルミ板とから形成され、前記板材の第1〜第4角部が、前記中間領域から前記第1および第2端部の端縁に向かって先細りの前記芯材と、前記芯材の上面に固定された前記第1補強材と、前記第1補強材の上面に固定された前記第2アルミ板と、前記第2アルミ板の上面に固定された前記滑り止め用ゴムと、前記中間領域から前記第1および第2端部の端縁に向かって先細りの前記芯材の下面に固定された前記第2補強材と、前記第2補強材の下面に固定された前記第1アルミ板と、前記第1アルミ板の下面に固定された前記第3アルミ板と、前記第3アルミ板の下面に固定された前記滑り止め用ゴムとから形成されている請求項1ないし請求項7いずれかに記載の渡し板。
  11. 前記板材の第1〜第4角部では、上下方向上方から下方に向かって前記第2アルミ板、前記第1補強材、前記芯材、前記第2補強材、前記第1アルミ板、前記第3アルミ板の順に並び、それらが前記第1〜第4角部において連結手段を介して強固に固定され、前記板材では、前記第1〜第3アルミ板がフレーム構造を画成している請求項10に記載の渡し板。
  12. 前記芯材が、所定厚みを有する発泡ポリスチレン、発泡ウレタン、発泡ポリエチレンのいずれかであり、前記第1および第2補強材が、繊維強化プラスチックと複合材とのうちのいずれか一方であり、前記複合材が、ポリエチレン、ポリスチレン、ウレタンのいずれかとそれらの上下面のうちの少なくとも上面に固定された補強アルミ板とから形成されている請求項8ないし請求項11いずれかに記載の渡し板。
  13. 前記滑り止め部材が、合成樹脂から作られたシート部材であり、前記シート部材には、前後方向および横方向へ所定の間隔で並んでいて前記芯材の上面から上方へ凸となる複数の凸部が形成されている請求項8ないし請求項12いずれかに記載の渡し板。
  14. 前記渡し板が、電車とホームとの間に架け渡されて使用され、前記渡し板では、前記第1端部の端縁が前記ホームに接地され、前記第2端部の端縁の最大高さが前記電車の乗降口の床に敷設された案内レールの上を越える寸法を有し、前記第2端部の端縁が前記案内レールを越えて該電車の車内の床に接地される請求項1ないし請求項13いずれかに記載の渡し板。
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