JP4675211B2 - 電車乗降用スロープ - Google Patents

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Description

本発明は電車乗降用スロープに関し、特に車椅子使用者や老人などの電車の乗降に用いられる電車乗降用スロープに関する。
ビルディングや公共施設などの建造物において、物体間に段差がある場合がある。たとえば、出入口が地面よりも少し高い位置にあり、出入口と地面との間に段差がある建造物がある。このような物体間の段差は健全な人であればなんなく超えられる程度の段差であるが、車椅子使用者や老人などにとってはそのような段差を乗り越えるのに困難を感じる場合がある。
ビルディングや公共施設の中には、車椅子使用者や老人などが利用する傾斜台をその構造に取り込んでいるものも存在する。しかしながら、依然としてビルディング内の多くの場所、車道と歩道との境の段差または階段などにおいて、車椅子使用者や老人などの通行を妨げる障害となる物体間の段差は多数存在する。
また、車椅子使用者や老人などが困難を感じる別の状況としては電車の乗り降りが挙げられる。すなわち、駅のプラットホームと電車との間の段差は健全な人であれば困難を感じることなく容易に乗り越えられる程度の段差であるが、車椅子使用者や老人などにとっては乗り越えるのが困難となる段差であることが多い。
そのため、車椅子使用者や老人などの電車の乗降に利用するための種々のスロープが開発されている(たとえば、特許文献1および特許文献2参照)。
特許第3428645号公報 特開2001−37812号公報
一般的に電車の乗降口には開閉式のドアが設置されている。電車の走行時には乗客の脱落防止のためにドアは閉められており、電車の駅への停車時には乗客の乗降のためにドアは開かれている。
電車の乗降口の床面には、たとえば図14に示すように、ドアレール20がドアの開閉方向に沿って設置されており、ドアのはずれ防止のために、ドアレール20の中央部にこのドアレール20を挟むようにして一対のドアストッパー21a、21bが乗客の乗降方向に並べて設置されている。
ここで、図14のXV−XVに沿った断面は図15に示す形状となっており、ドアがドアレール20から外れるのを防止できるように、ドアストッパー21a、21bの高さはドアレール20の高さよりも高くなっている。
しかしながら、特許文献1および特許文献2などに開示されている従来のスロープはドアストッパー21a、21bの存在を考慮して設計されていないため、電車の乗降口に設置した場合にドアレール20とドアストッパー21a、21bとの高さの不均一性によってスロープにガタつきが生じ、車椅子使用者や老人などの電車の乗降が困難となっていた。
本発明の目的は、電車の乗降口に設置したときのガタつきを解消することができる電車乗降用スロープを提供することにある。
本発明は、電車の乗降に用いられる電車乗降用スロープであって、板状部材が一列に並んで配列されており、互いに隣接する一対の板状部材はシート部材によって連結され、少なくとも両端に位置する板状部材は板状部材の連結方向と直交する方向の一端から突出して電車のドアレールに引っ掛けるための突出部を備えており、突出部がある側の電車乗降用スロープの端部は切欠部を有し、切欠部は板状部材に設けられており、切欠部の幅は、電車乗降用スロープを電車の乗降口に設置したときに電車のドアストッパーを切欠部内に配置できる幅であって、板状部材を連結しているシート部材を折り曲げることによって折り畳みが可能な電車乗降用スロープである。
ここで、本発明の電車乗降用スロープの両端に位置する板状部材のれぞれの表面上には脱輪防止壁が設置されており、突出部は脱輪防止壁の上端がある側と反対側に曲がっていてもよい。
また、本発明の電車乗降用スロープは、4つの板状部材からなり、折り畳み時に脱輪防止壁の上端部同士が接触してもよい。
また、本発明の電車乗降用スロープの突出部には電車のドアレールに引っ掛けるための係止部材が設置されていてもよい。
また、本発明の電車乗降用スロープにおいて、係止部材は両端に位置する板状部材のそれぞれの突出部のみに設置されていてもよい。
本発明によれば、電車の乗降口に設置したときのガタつきを解消することができる電車乗降用スロープを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
図1に、本発明の電車乗降用スロープの好ましい一例の模式的な平面図を示す。ここで、電車乗降用スロープ1においては、4つの板状部材2a、板状部材2b、板状部材2cおよび板状部材2dがこの順序で一列に並んで配列されており、互いに隣接する板状部材2aと板状部材2bとはシート部材3aによって連結されており、板状部材2bと板状部材2cとはシート部材3bによって連結されており、板状部材2cと板状部材2dとはシート部材3cによって連結されている。シート部材3aおよびシート部材3cはそれぞれ電車乗降用スロープ1の同じ表面側に設置されているが、シート部材3bはシート部材3aおよびシート部材3cが位置している側と反対側の裏面側に設置されている。
また、車椅子の脱輪防止用の脱輪防止壁4aおよび脱輪防止壁4bのそれぞれが電車乗降用スロープ1の両端に位置している板状部材2aおよび板状部材2dのそれぞれの表面から上方に伸びるように形成されている。脱輪防止壁4aの外側面には取っ手8aが取り付けられており、脱輪防止壁4bの外側面には取っ手8bが取り付けられている。なお、図1においては、脱輪防止壁4aの上端および脱輪防止壁4bの上端がそれぞれ示されていることになる。
また、板状部材2a、板状部材2b、板状部材2cおよび板状部材2dの連結方向(図1に示す矢印11の方向)と直交する方向(図1に示す矢印12の方向;以下「流れ方向」という)のそれぞれの一端には突出部として鉤状部材5a、鉤状部材5b、鉤状部材5cおよび鉤状部材5dがそれぞれ取り付けられており、板状部材2a、板状部材2b、板状部材2cおよび板状部材2dのそれぞれの他端には、滑り止め部材としてのラバーキャップ7a、ラバーキャップ7b、ラバーキャップ7cおよびラバーキャップ7dがそれぞれ取り付けられている。
また、板状部材2dの裏面にはメステープ部材9aおよびメステープ部材9bがそれぞれ取り付けられており、板状部材2aの裏面には凸部を有するオス部材10aおよびオス部材10bがそれぞれ取り付けられている。ここで、メステープ部材9aは凹部を有する留め具16aを備えており、メステープ部材9bは凹部を有する留め具16bを有している。
さらに、中央部に位置する板状部材2bおよび板状部材2cはそれぞれ鉤状部材5bおよび鉤状部材5cがそれぞれ取り付けられている側の端部の一部が欠損しており、鉤状部材5bおよび鉤状部材5cはそれぞれ板状部材2bおよび板状部材2cの欠損していない部分に取り付けられている。これにより、電車乗降用スロープ1の流れ方向の端部の中央部には部材の未設置部である切欠部19が形成され、電車乗降用スロープ1の流れ方向の端部は凹状に形成されている。なお、切欠部19の上記連結方向における幅は、電車乗降用スロープ1を電車の乗降口に設置したときにドアストッパーを切欠部19内に配置できる幅であることが好ましく、たとえば150mm以上360mm以下の幅とすることができる。
図2に、図1に示す電車乗降用スロープ1の板状部材2aを取っ手8a側から見た模式的な側面図を示す。ここで、板状部材2aの流れ方向の一端の表面側には鉤状部材5aが取り付けられており、裏面側には滑り止め部材としてのラバーシート6aが設置されている。また、板状部材2aの流れ方向の他端にはラバーキャップ7aが嵌め込まれている。
図3に、図2に示す板状部材2aの鉤状部材5aが取り付けられている側の端部の模式的な拡大側面図を示す。ここで、板状部材2aの流れ方向の端部は湾曲して形成されている。また、鉤状部材5aはボルト14とナット(図示せず)によって板状部材2aの端部に取り付けられており、ナットは板状部材2aの裏面側に設置されたラバーシート6a内に埋没している。鉤状部材5aは板状部材2aの端部から突出しており、板状部材2aの裏面側の方向に折れ線状に曲がっている。そして、鉤状部材5aの折れ曲がり部には電車のドアレールに引っ掛けるための係止部材15が板状部材2aの裏面側に向けて突出するようにして設置されている。
図4に、図2に示す板状部材2aのラバーキャップ7aが嵌め込まれている側の端部の模式的な拡大側面図を示す。ここで、板状部材2aの端部はその表面および裏面がそれぞれ傾斜を有している。
上記においては、図2、図3および図4を用いて板状部材2aを取っ手8a側から見たときの形状について説明したが、板状部材2dを取っ手8b側から見たときの形状もオス部材の代わりにメス部材が取り付けられていること以外は板状部材2aを取っ手8a側から見たときの形状と同様の形状となっている。
図5に、図1に示す電車乗降用スロープ1の板状部材2bの模式的な側面図を示す。ここで、板状部材2bの流れ方向の一端の表面側には鉤状部材5bが取り付けられており、裏面側には滑り止め部材としてラバーシート6bが設置されている。また、板状部材2bの流れ方向の他端には、ラバーキャップ7bが嵌め込まれている。
図6に、図5に示す板状部材2bの鉤状部材5bが取り付けられている側の端部の模式的な拡大側面図を示す。ここで、板状部材2bの端部は湾曲して形成されている。また、鉤状部材5bはボルト14とナット(図示せず)によって板状部材2bの端部に取り付けられており、ナットは板状部材2bの裏面側に設置されたラバーシート6b内に埋没している。鉤状部材5bは板状部材2bの端部から突出しており、板状部材2bの裏面側の方向に折れ線状に曲がっている。ここで、鉤状部材5bは、図1に示す電車乗降用スロープ1の両端に位置している板状部材2aおよび板状部材2dにそれぞれ取り付けられている鉤状部材5aおよび鉤状部材5bとは異なり、図3に示す係止部材15を有していない。
図7に、図5に示す板状部材2bのラバーキャップ7bが嵌め込まれている側の端部の模式的な拡大側面図を示す。ここで、板状部材2bの端部はその表面および裏面がそれぞれ傾斜を有している。
上記においては、図5、図6および図7を用いて板状部材2bを鉤状部材5bが取り付けられている側から見たときの形状について説明したが、板状部材2cを鉤状部材5cが取り付けられている側から見たときの形状も板状部材2bを鉤状部材5bが取り付けられている側から見たときの形状と同様の形状となっている。
また、図1に示す電車乗降用スロープ1は、板状部材2aと板状部材2bとを連結しているシート部材3a、板状部材2bと板状部材2cとを連結しているシート部材3b、および板状部材2cと板状部材2dとを連結しているシート部材3cをそれぞれシート部材の設置側に折り曲げることによって、図8の模式的側面図に示す形状に折り畳むことができる。
図9に、図8に示す電車乗降用スロープ1の折り畳み時の脱輪防止壁4a、4b側の端部の模式的な拡大側面図を示す。ここで、脱輪防止壁4aの上端部と脱輪防止壁4bの上端部とは互いに接触する状態となり、板状部材2bの表面と板状部材2cの表面とが互いに向かい合う状態となる。また、メステープ部材9aの留め具16aの凹部をオス部材10aの凸部に嵌め込むことによって脱輪防止壁4aと脱輪防止壁4bのそれぞれが動くのを抑制して、脱輪防止壁4aの上端部と脱輪防止壁4bの上端部とが互いに接触している状態を維持できるようになっている。
図10に、図8に示す電車乗降用スロープ1の折り畳み時の脱輪防止壁4a、4b側の端部とは反対側の端部の模式的な拡大側面図を示す。ここでも、板状部材2bの表面と板状部材2cの表面とが互いに向かい合う状態となり、メステープ部材9bの留め具16bの凹部をオス部材10bの凸部に嵌め込むことによって板状部材2bおよび板状部材2cのそれぞれが動くのを抑制できるようになっている。
図11に、図1に示す本発明の電車乗降用スロープ1の使用時の状態を図解する模式的な側面図を示す。ここで、電車乗降用スロープ1は、駅のプラットホーム17と電車の乗降口の床面18との間に掛け渡される。
図12に示すように、電車の乗降口の床面18の端部にはドアレール20がドアの開閉方向に沿って設置されており、ドアレール20の中央部にこのドアレール20を挟むようにしてドアレール20よりも高さのある一対のドアストッパー21a、21bが乗客の乗降方向(流れ方向)に並べて設置されている。しかしながら、本発明の電車乗降用スロープ1は流れ方向の端部に何も設置されていない切欠部19を有しているため、図12に示すように、切欠部19の上記連結方向における幅の間にドアストッパー21a、21bが配置されるように電車乗降用スロープ1を設置することによって、電車乗降用スロープ1とドアストッパー21a、21bとの接触を回避することができるため、ドアレール20とドアストッパー21a、21bとの高さの不均一性によって生じるガタつきを解消することができる。
図13に、図12に示す本発明の電車乗降用スロープ1の使用時における鉤状部材5aの模式的な拡大斜視図を示す。ここで、鉤状部材5aに設置されている係止部材15がドアレール20に引っ掛かるようにして設置されている。これにより、電車乗降用スロープ1が電車の乗降口の床面18から脱落するのを有効に防止することができる。
なお、上記において、板状部材2a、板状部材2b、板状部材2cおよび板状部材2dの材質は特に限定されないが、繊維強化プラスチック(FRP)を用いることが好ましい。板状部材2a、板状部材2b、板状部材2cおよび板状部材2dの材質として繊維強化プラスチックを用いた場合には本発明の電車乗降用スロープ1の軽量化と強度の向上との両立を図ることができる傾向にある。
また、上記において、板状部材としては、板状部材2a、板状部材2b、板状部材2cおよび板状部材2dの4つが用いられているが、本発明に用いられる板状部材の数は複数であれば特に限定されない。ただし、上記のように、板状部材を4つ用いた場合には、図8に示す形状に本発明の電車乗降用スロープ1を折り畳むことによって、折り畳み時に、本発明の電車乗降用スロープ1の車椅子や老人などが通行する側の表面が外側の表面とならないことから、本発明の電車乗降用スロープ1を折り畳んで持ち運ぶ人の衣服が汚れにくくなる点で好ましい。
また、上記において、シート部材3a、シート部材3bおよびシート部材3cの材質は特に限定されないが、織布または不織布を用いることが好ましい。シート部材3a、シート部材3bおよびシート部材3cの材質に織布または不織布を用いた場合には、本発明の電車乗降用スロープ1の使用時に簡単に板状部材2a、板状部材2b、板状部材2cおよび板状部材2dを広げることができるとともに本発明の電車乗降用スロープ1の使用後にも簡単に折り畳むことができる傾向にあり、さらに本発明の電車乗降用スロープ1の軽量化も図ることができる傾向にある。また、板状部材2a、板状部材2bとシート部材3aとの連結、板状部材2b、板状部材2cとシート部材3bとの連結ならびに板状部材2c、板状部材2dとシート部材3cとの連結はそれぞれたとえば従来から公知の接着剤を用いた接着により行なうことができる。
また、上記においては、脱輪防止壁4aが板状部材2aの表面上に形成されているが、脱輪防止壁4aは形成されていなくてもよい。ただし、本発明の電車乗降用スロープ1から車椅子が脱輪するのを防止する観点からは、脱輪防止壁4aは形成されていることが好ましい。また、脱輪防止壁4aを形成する場合には、板状部材2aとは別個に形成することもできるが、たとえば金型を用いた成形などにより板状部材2aと一体に形成することもできる。
また、上記においては、脱輪防止壁4bが板状部材2dの表面上に形成されているが、脱輪防止壁4bは形成されていなくてもよい。ただし、本発明の電車乗降用スロープ1から車椅子が脱輪するのを防止する観点からは、脱輪防止壁4bは形成されていることが好ましい。また、脱輪防止壁4bを形成する場合には、板状部材2dの表面上に板状部材2dとは別個に形成することもできるが、たとえば金型を用いた成形などにより板状部材2dと一体に形成することもできる。
また、上記においては、突出部として、鉤状部材5aが板状部材2aに、鉤状部材5bが板状部材2bに、鉤状部材5cが板状部材2cに、鉤状部材5dが板状部材2dにそれぞれ別個の部材として取り付けられているが、鉤状部材5a、鉤状部材5b、鉤状部材5cおよび鉤状部材5dは板状部材と一体に形成されていてもよい。また、上記において、鉤状部材5a、鉤状部材5b、鉤状部材5cおよび鉤状部材5dの材質は特に限定されないが、たとえばアルミニウムなどを用いることができる。また、本発明において、突出部は、板状部材の流れ方向の一端から突出していれば鉤状部材に限定されるものではない。
また、本発明における突出部は、上記の鉤状部材5a、鉤状部材5b、鉤状部材5cおよび鉤状部材5dのように折れ線状に曲がっていてもよいが、曲線状に曲がっていてもよい。また、本発明における突出部は、曲がっていなくてもよい。
また、上記において、鉤状部材5aに設置されている係止部材は鉤状部材5aとは別個に形成することもできるが、たとえば金型を用いた成形などにより鉤状部材5aと一体に形成することもできる。
また、上記において、鉤状部材5dに設置されている係止部材は鉤状部材5dとは別個に形成することもできるが、たとえば金型を用いた成形などにより鉤状部材5dと一体に形成することもできる。
また、上記において、係止部材は鉤状部材5aおよび鉤状部材5dに設置されているが設置されていなくてもよく、鉤状部材5aおよび鉤状部材5dに加えて、鉤状部材5bおよび/または鉤状部材5cにも設置することができる。
また、上記において、板状部材2a、板状部材2b、板状部材2cおよび板状部材2dのそれぞれの端部には滑り止め部材としてのラバーシートが設置されているが、ラバーシートを設置しなくてもよく、ラバーシート以外の滑り止め部材を設置してもよい。
また、上記において、板状部材2a、板状部材2b、板状部材2cおよび板状部材2dのそれぞれの端部には滑り止め部材としてのラバーキャップが嵌め込まれているが、ラバーキャップを嵌め込まなくてもよく、ラバーキャップ以外の滑り止め部材を設置してもよい。
また、上記において、脱輪防止壁4aの外側面には取っ手8aが取り付けられているが、取っ手8aは取り付けられていなくてもよい。また、上記において、脱輪防止壁4bの外側面には取っ手8bが取り付けられているが、取っ手8bは取り付けられていなくてもよい。
また、上記において、板状部材2dの裏面にはメステープ部材9aおよびメステープ部材9bがそれぞれ取り付けられているが、メステープ部材9aおよび/またはメステープ部材9bは取り付けられていなくてもよい。
また、上記において、板状部材2aの裏面にはオス部材10aおよびオス部材10bがそれぞれ取り付けられているが、オス部材10aおよび/またはオス部材10bは取り付けられていなくてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明によれば、電車の乗降口に設置したときのガタつきを解消することができる電車乗降用スロープを提供することができる。
本発明の電車乗降用スロープの好ましい一例の模式的な平面図である。 図1に示す電車乗降用スロープの端部に位置する板状部材を取っ手側から見た模式的な側面図である。 図2に示す板状部材の鉤状部材が取り付けられている側の端部の模式的な拡大側面図である。 図2に示す板状部材のラバーキャップが嵌め込まれている側の板状部材の端部の模式的な拡大側面図である。 図1に示す電車乗降用スロープの中央部に位置する板状部材の模式的な側面図である。 図5に示す板状部材の鉤状部材が取り付けられている側の板状部材の端部の模式的な拡大側面図である。 図5に示す板状部材のラバーキャップが嵌め込まれている側の板状部材の端部の模式的な拡大側面図である。 図1に示す電車乗降用スロープを折り畳んだ状態の好ましい一例を示す模式的な側面図である。 図8に示す折り畳み時の電車乗降用スロープの脱輪防止壁側の端部の模式的な拡大側面図である。 図8に示す折り畳み時の電車乗降用スロープの脱輪防止壁側の端部とは反対側の端部の模式的な拡大側面図である。 図1に示す本発明の電車乗降用スロープの使用時の状態を図解する模式的な側面図である。 図1に示す本発明の電車乗降用スロープの使用時の状態を上方から見たときの模式的な平面図である。 図12に示す本発明の電車乗降用スロープの使用時における鉤状部材の模式的な拡大斜視図である。 電車の乗降口の床面の端部に設置されているドアレールとドアストッパーとの関係を示す模式的な平面図である。 図14のXV−XVに沿った断面を模式的に示す図である。
符号の説明
1 電車乗降用スロープ、2a,2b,2c,2d 板状部材、3a,3b,3c シート部材、4a,4b 脱輪防止壁、5a,5b,5c,5d 鉤状部材、6a,6b ラバーシート、7a,7b,7c,7d ラバーキャップ、8a,8b 取っ手、9a,9b メステープ部材、10a,10b オス部材、11,12 矢印、14 ボルト、15 係止部材、16a,16b 留め具、17 駅のプラットホーム、18 電車の乗降口の床面、19 切欠部、20 ドアレール、21a,21b ドアストッパー。

Claims (5)

  1. 電車の乗降に用いられる電車乗降用スロープであって、
    板状部材が一列に並んで配列されており、
    互いに隣接する一対の板状部材はシート部材によって連結され、
    少なくとも両端に位置する板状部材は板状部材の連結方向と直交する方向の一端から突出して電車のドアレールに引っ掛けるための突出部を備えており、
    前記突出部がある側の電車乗降用スロープの端部は切欠部を有し、
    前記切欠部は前記板状部材に設けられており、
    前記切欠部の幅は、前記電車乗降用スロープを電車の乗降口に設置したときに電車のドアストッパーを前記切欠部内に配置できる幅であって、
    板状部材を連結しているシート部材を折り曲げることによって折り畳みが可能な、
    電車乗降用スロープ。
  2. 両端に位置する板状部材のれぞれの表面上には脱輪防止壁が設置されており、
    前記突出部は前記脱輪防止壁の上端がある側と反対側に曲がっていることを特徴とする、請求項1に記載の電車乗降用スロープ。
  3. 4つの板状部材からなり、折り畳み時に前記脱輪防止壁の上端部同士が接触することを特徴とする、請求項2に記載の電車乗降用スロープ。
  4. 前記突出部には電車のドアレールに引っ掛けるための係止部材が設置されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の電車乗降用スロープ。
  5. 前記係止部材は両端に位置する板状部材のそれぞれの突出部のみに設置されていることを特徴とする、請求項に記載の電車乗降用スロープ。
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