JP5968625B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多相モードで動作する電力変換装置に関するものであって、特に、磁性材料により形成されたコア形状に特徴を有する電力変換装置に関するものである。
従来、電気自動車(ハイブリッド車含む)等において、直流電流の出力電流を所定の電圧に昇圧させる昇圧型のDC/DCコンバータが用いられている。昇圧型のDC/DCコンバータとして、チョッパ方式のものが既に知られている。
このDC/DCコンバータでは、直流電流に対して複数の昇圧回路が並列に接続され、各昇圧回路は、昇圧チョークと、昇圧ダイオードと、スイッチング素子とで構成されている。そして、昇圧回路の出力側に平滑コンデンサが接続され、平滑コンデンサに並列に負荷が接続されている。昇圧回路を構成する各スイッチング素子は、制御回路から供給される制御信号パルスによりパルス幅変調制御されている手法が、特許文献1に提案されている。
特開2002−10632公報
しかしながら、上述したDC/DCコンバータでは、各昇圧回路は、インダクタ部と、昇圧ダイオードとスイッチング素子とで構成されている。また、2個の昇圧回路を用い、スイッチング素子は180度の位相差でオン/オフの制御がされている。このDC/DCコンバータは、2相モードで動作するが、例えば、3相モードで動作する際、3個のトランスが必要であり、トランスは大きな占有体積を必要とするため、3相モードで動作するDC/DCコンバータを構成しようとすると、DC/DCコンバータの占有体積が大型化する欠点である。
一方、産業界において、ハイブリッド車等(その他、ロボット、家電機器等)の電力変換装置(例えば、DC/DCコンバータ等)を用いる装置においては、搭載用の電力変換装置を、小型化を図ることが強く要請されている。上述したチョッパ方式のDC/DCコンバータでは、小型化の要請に適応できないという問題がある。
更に、ハイブリッド車等(その他、ロボット、家電機器等)の電力変換装置を用いる装置においては、小型かつ、多相モード(多相とは、3相以上)で動作する電力変換装置の開発が急務の課題である。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、占有面積が小さく小型化可能であって、多相モードで動作する電力変換装置を提供することを目的とするものである。
本発明の電力変換装置は、磁性材料により形成されたコアと、コアの所定位置に巻線を巻回することにより構成されるN相モード(Nは3つ以上の自然数)で動作する電力変換装置であって、コアは、エアギャップが形成されている中央脚と、巻線が巻回されており、中央脚と並行に配置されたN個の外側脚と、中央脚を軸として、N個の外側脚が略均等に囲むよう配置された閉磁路を形成するものである。
また、本発明の電力変換装置は、直流電源の出力電圧を昇圧するものであって、各1次巻線が直流電源の正電源の正電極に接続されているN個のトランスと、各トランスそれぞれの1次巻線と直流電源の負電極との間にそれぞれ接続したN個のスイッチング素子と、第1のトランスの2次巻線とN番目のトランスの2次巻線との間に接続したインダクタ部と、N個のトランスの各1次巻線と直流電源の負電極との間にそれぞれ接続され、ダイオードとコンデンサとを含むN個の直列回路と、N個のトランスの2次巻線とインダクタ部は、閉ループを形成するように互いに直列に接続され、N個の直列回路に含まれる各コンデンサは、単一の平滑コンデンサを共用し、コアは、N個のトランスの1次巻線がそれぞれ巻回されているN個の外側脚と、中央脚により構成されているものであってよい。
また、本発明の電力変換装置は、直流電源の出力電圧を昇圧するものであって、閉磁路を形成するコアにより構成される複合磁気回路と、コアの外側脚にそれぞれ巻回され、一端が直流電源の正電極に接続され、他端がそれぞれスイッチング素子を介して直流電源の負電極にそれぞれ接続されているN個の巻線と、N個の巻線の各他端と直流電源の負電極の間にそれぞれ接続され、ダイオードと平滑コンデンサとを含むN個の直列回路と、N個のスイッチング素子を1/N周期の位相差で準備オン/オフさせる制御回路と、を有するものであってもよい。
また、本発明の電力変換装置のコアは、中央脚およびN個の外側脚は、円筒形状であってもよい。また、N個の外側脚は、それぞれ切断されたものであって、コアは分離可能であってもよい。
また、本発明の電力変換装置のN相モードは、3相モードであってもよい。
また、本発明の電力変換装置の巻線は、互いに同一の巻数を有するものであってもよい。
また、本発明の電力変換装置は、DC/DCコンバータもしくは該DC/DCコンバータを備えるインバータ回路装置であってもよい。更に、本発明の電力変換装置は、当該インバータ回路を搭載した、電気自動車、ロボット、家電機器のいずれかであってもよい。
本発明の電力変換装置によれば、コアは、エアギャップが形成されている中央脚と、巻線が巻回されており、中央脚と並行に配置されたN個の外側脚と、中央脚を軸として、N個の外側脚が略均等に囲むよう配置された閉磁路を形成するものであるため、小型かつ大容量出力であって、低コストの電力変換装置、電気自動車、ロボットおよび家電機器を実現することができるため、CO2の削減に貢献するものである。
本発明の実施形態におけるDC/DCコンバータの一例を示す回路図 本発明の実施形態におけるDC/DCコンバータの動作を説明するためのタイミングチャート 本発明の実施形態における複合磁気回路 本発明の実施形態におけるDC/DCコンバータの一例を示す回路図 非結合形3相マルチフェーズ昇圧チョッパ回路 非結合形とトランスリンク形におけるエネルギー蓄積要素を通過する電流波形を示したグラフ デューティ比とインダクタ電流リプルの比(トランスリンク形/非結合形)との関係について行ったシミュレーション結果を示すグラフ デューティ比とキャパシタ電流リプルの比(トランスリンク形/非結合形)との関係について行ったシミュレーション結果を示すグラフ 本発明の実施形態におけるコア形状の一例を示す図 図9のコア形状を磁気回路に置き換えた一例を示す図 本発明の実施形態における角型のコア形状を示す図 図11のコア形状を磁気回路に置き換えた一例を示す図 角型のコア形状と丸型のコア形状との磁束密度分布の比較を表す図 本発明の実施形態における丸型のコア形状を示す図
本発明の実施の形態となる電力変換装置について、図面を参照しつつ説明する。
本発明の電力変換装置は、磁性材料により形成されたコアと、コアの所定位置に巻線を巻回することにより構成されるN相モード(Nは3つ以上の自然数)で動作する電力変換装置であって、コアは、エアギャップが形成されている中央脚と、巻線が巻回されており、中央脚と並行に配置されたN個の外側脚と、中央脚を軸として、N個の外側脚が略均等に囲むよう配置された閉磁路を形成するものである。
なお、上記N相モードについては、3相モードを例に説明する。
まず、本発明の電力変換装置の一例である、昇圧型のDC/DCコンバータを説明する。図1は、このDC/DCコンバータ(トランスリンク方式三相マルチフェーズ昇圧チョッパ回路の等価回路図)を示すものである。
本実施形態では、3相モードで昇圧動作を行うDC/DCコンバータについて説明する。本例の絶縁型DC/DCコンバータは、3個のトランスT1〜T3を有し、各トランスによりコンバータ出力を合成する。そして、周波数を3倍にしてインダクタ部に加えることにより、エネルギー蓄積素子として機能するインダクタ部の小型化を図っている。
また、エネルギー蓄積要素であるインダクタ部をトランスにより結合させることにより、コアを1つにまとめることが可能で、さらに各相のインダクタ電流成分をエネルギー蓄積要素内で重畳させることができ、リプル幅が低減され、コアサイズ自体の小型化も可能となる。
直流電源Vdc1の出力電圧を所定の電圧に昇圧する。直流電源Vdc1の正電極には、3個のトランスT1〜T3の1次巻線の一端(巻き始め端)をそれぞれ接続する。第1〜第3のトランスT1〜T3は共に同一構成とする。第1のトランスT1は、1次巻線1aと2次巻線1bを有し、1次巻線1aの他端と直流電源Vdc1の負電極との間に、第1のスイッチング素子Q1を接続する。スイッチング素子として、MOSFET等の各種スイッチング素子を用いることができる。第2のトランスT2は1次巻線2aと2次巻線2bとを有し、1次巻線の2aの他端と直流電源の負電極との間に、第2のスイッチング素子Q2を接続する。また、第3のトランスT3は1次巻線3aと2次巻線3bとを有し、1次巻線3aの他端と直流電源1の負電極との間に第3のスイッチング素子Q3を接続する。スイッチング素子Q1〜Q3は、制御回路10により、1/3周期の位相差で順次オン/オフ制御される。
本実施形態では、第1のトランスT1の2次巻線1bと第3のトランスT3の2次巻線3bとの間にインダクタ部Lを接続する。第1〜第3のトランスT1〜T3の2次巻線1b〜3b及びインダクタ部Lは、閉ループを形成するように直列に接続する。
第1のトランスT1の1次巻線1aと直流電源Vdc1の負電極との間に、ダイオードD1と平滑コンデンサCとの直列回路を接続する。第2のトランスT2の1次巻線2aと直流電源の負電極との間に、ダイオードD2と平滑コンデンサCとの直列回路を接続する。第3のトランスT3の1次巻線3aと直流電源の負電極との間に、ダイオードD1と平滑コンデンサCとの直列回路を接続する。平滑コンデンサCと並列に負荷RLを接続する。
第1のトランスT1と、第1のダイオードD1と、平滑コンデンサCとは第1のコンバータを構成する。第2のトランスT2と、第2のダイオードD2と、平滑コンデンサCとは、第2のコンバータを構成する。第3のトランスT3と、第3のダイオードD3と、平滑コンデンサCとは第3のコンバータを構成する。
次に、上述したDC/DCコンバータの動作を図2に示すタイミングチャートを参酌しながら説明する。時刻t0で制御回路から第1のスイッチング素子Q1に制御パルス信号Q1gが供給され、第1のスイッチング素子Q1がオンする。第1のスイッチング素子Q1がオンすると、電流は、直流電源Vdc1の正電極→第1トランスの1次巻線1a→Q1→Vdc1の負電極の経路に沿って流れる。このため、第1のスイッチング素子Q1を流れる電流は直線的に増加する。同時に、第1のトランスT1の2次巻線1bに電圧が発生し、1b→L→3b→2b→1bの経路に沿って電流Liが流れる。この電流Liは、トランスの等アンペアーターンの法則により流れ、インダクタ部Lにエネルギーを蓄積する。また、第2及び第3のトランスの2次巻線2b及び3bにも同一の電流が流れるため、第2及び第3のトランスの1次巻線2a及び3aには、巻数に応じた電圧が誘導される。
ここで、第2のトランスの巻き上げ比をA2=n3/n4とした場合、第2のダイオードD2には、第1のスイッチング素子を流れる電流Q1iの1/A2の電流が、直流電源Vdc1の正電極→2a→D2→C→Vdc1の負電極の経路に沿って流れる。この第2のダイオードD2を流れる電流D2iは、第2のスイッチング素子Q2をオンに切り替えるまで流れる。また、第3のトランスの巻き上げ比をA3=n5/n6とした場合、第3のダイオードD3には、第1のスイッチング素子を流れる電流Q1iの1/A3の電流が、直流電源Vdc1の正電極→3a→D3→C→Vdc1の負電極の経路に沿って流れる。この第3のダイオードD3を流れる電流D3iは、第3のスイッチング素子Q3をオンに切り替えるまで流れる。この結果、平滑コンデンサCの出力電圧V0は、直流電源Vdc1の電圧(入力電圧)に、第2及び第3のトランスの1次巻線2a及び3aにそれぞれ誘導される電圧が加算された電圧となる。
第2のトランスT2に誘導される電圧は、スイッチング素子Q1〜Q3のデューティ比をDとした場合、A2×Vdc1×Dとなる。また、第3のトランスT3に誘導される電圧は、A3×Vdc1×Dとなる。従って、スイッチング素子のデューティ比を制御することにより、平滑コンデンサCの出力電圧を制御することができる。
時刻t1において、制御回路10からの制御信号Q1gの立下がりにより第1のスイッチング素子Q1がオフに切り替わる。このとき、直流電源Vdc1の正電極→1a→D1→C→Vdc1の負電極の経路に沿って電流D1iが流れる。この第1のダイオードD1を流れる電流D1iは、時刻t1から時刻t6まで流れる。
次に、時刻t2において、制御回路10から供給される制御信号Q2gにより第2のスイッチング素子Q2がオンする。このとき、電流は、直流電源Vdc1の正電極→2a→Q2→Vdc1の負電極の経路に沿って流れ、第2のスイッチング素子Q2を流れる電流は直線的に増加する。同時に、第2のトランスT2の2次巻線2bに電圧が発生し、2b→3b→L→1b→2bの経路に沿って電流Liが増加しながら流れる。この電流Liは、トランスの等アンペアーターンの法則により流れ、インダクタ部Lにエネルギーを蓄積すると共に、第1及び第3のトランスの2次巻線1b及び3bにも同一の電流が流れるため、第1及び第3のトランスの1次巻線1a及び3aには、巻数に応じた電圧が誘導される。
ここで、第1のトランスの巻き上げ比をA1=n1/n2とした場合、第1のダイオードD1には、第2のスイッチング素子を流れる電流Q2iの1/A1の電流が、直流電源Vdc1の正電極→1a→D1→C→Vdc1の負電極の経路に沿って流れる。この第1のダイオードD1を流れる電流D1iは、第3のスイッチング素子Q3がオンに切り替わるまで流れる。また、第3のダイオードD3には、第1のスイッチング素子を流れる電流Q1iの1/A3の電流が、直流電源Vdc1の正電極→3a→D3→C→Vdc1の負電極の経路に沿って流れる。この第3のダイオードD3を流れる電流D3iは、第3のスイッチング素子Q3をオンに切り替えるまで流れる。この結果、平滑コンデンサCの出力電圧V0は、直流電源Vdc1の電圧(入力電圧)に、第1及び第3のトランスの1次巻線1a及び3aにそれぞれ誘導される電圧が加算された電圧となる。
次に、時刻t4において、制御回路10から供給される制御信号Q3gにより第3のスイッチング素子Q3がオンする。このとき、電流は、直流電源Vdc1の正電極→3a→Q3→Vdc1の負電極の経路に沿って流れる。第3のスイッチング素子Q3を流れる電流は直線的に増加する。同時に、第3のトランスT3の2次巻線3bに電圧が発生し、3b→L→1b→2b→3bの経路に沿って電流Liが増加しながら流れる。この電流Liは、インダクタ部Lにエネルギーを蓄積する。また、第1及び第2のトランスの2次巻線1b及び2bにも同一の電流が流れるため、第1及び第2のトランスの1次巻線1a及び2aには、巻数に応じた電圧が誘導される。
第1のダイオードD1には、第3のスイッチング素子を流れる電流Q3iの1/A1の電流が、直流電源Vdc1の正電極→1a→D1→C→Vdc1の負電極の経路に沿って流れる。この第1のダイオードD1を流れる電流D1iは、第1のスイッチング素子Q1がオンに切り替わるまで流れる。また、第2のダイオードD2には、第3のスイッチング素子を流れる電流Q3iの1/A2の電流が、直流電源Vdc1の正電極→2a→D2→C→Vdc1の負電極の経路に沿って流れる。この第2のダイオードD2を流れる電流D2iは、第2のスイッチング素子Q2がオンに切り替わるまで流れる。この結果、平滑コンデンサCの出力電圧V0は、直流電源Vdc1の電圧(入力電圧)に、第1及び第2のトランスの1次巻線1a及び2aにそれぞれ誘導される電圧が加算された電圧となる。
以後、上述した動作を順次繰り返す。
次に、上述した3相モードで動作する絶縁型DC/DCコンバータの磁気回路について説明する。図3は本発明によるDC/DCコンバータの複合磁気回路の構成を示す図である。図3(a)は、DC/DCコンバータの磁気回路の構成を示す。当該磁気回路は、図3(b)に示すように、3個のトランスT1〜T3と1個のインダクタ部Lとで構成される。第1のトランスT1は、閉磁路を形成するコア21を有し、その1次側脚には1次巻線n1が巻回され、2次側の脚は2次巻線n2が巻回される。第2のトランスT2も閉磁路を形成するコア22を有し、その1次側の脚には1次巻線n3が巻回され、2次側脚には2次巻線n4が巻回される。第3のトランスT3のコア23の1次側脚には1次巻線n5が巻回され、2次側脚には2次巻線n6が巻回される。また、インダクタ部Lはコア24を有し、当該コアは、巻線n7が巻回された第1の脚と、エアギャップ25が形成された第2の脚とを有する。
上述した3個のトランスと1個のインダクタ部は、図3(c)に示すように、複数の脚を有する単一のコア30を用いて構成することが可能である。コア30の第1の脚31には第1のトランスの1次巻線n1を巻回し、第2の脚32には第1のトランスの2次巻線n2を巻回し、第3の脚33には第2のトランスの1次巻線n3を巻回し、第4の脚34には第2のトランスの2次巻線n4を巻回し、第5の脚35には第3のトランスの1次巻線n5を巻回し、第6の脚36には第3のトランスの2次巻線n6を巻回し、第7の脚にはインダクタ部の巻線n7を巻回し、第8の脚38にはインダクタ部のエアギャップ39を形成する。
図3(a)に示すように、第1〜第3のトランスの2次巻線及びインダクタ部の巻線は閉ループを形成するように互いに直列に接続されている。従って、第1〜第3のトランスの2次巻線の両端間電圧をV1〜V3とし、インダクタ部の巻線の両端間電圧をVaとすると、V1+V2+V3+Va=0となる。また、第1のトランスの2次巻線n2を貫く磁束をφ2とし、第2のトランスの2次巻線n4を貫く磁界をφ4とし、第3のトランスの2次巻線n6を貫く磁界をφ6とし、インダクタ部の巻線n7を貫く磁界をφ7とすると、磁束変化の総和が零となることより、以下の式が成立する。
n2(dφ2/dt)+n4(dφ4/dt)+n6(dφ6/dt)+n7(dφ7/dt)=0
ここで、各トランスの2次巻線の巻数及びインダクタ部の巻線を同一の巻数Nに設定すると、以下の式が成立する。
dφ2/dt+dφ4/dt+dφ2/dt+dφ7/dt=0
従って、各トランスの2次巻線を貫く磁束は、DC/DCコンバータの昇圧動作に影響を与えないことになる。この結果、図3(c)に示すコアから第1〜第3のトランスの2次巻線及びインダクタ部の巻線を取り除いても、昇圧動作に影響を与えることはない。従って、図3(a)に示す磁気回路は、図3(d)に示す単一のコアで置換することが可能となる。従って、3個のトランスと1個のインダクタ部で構成される磁気回路の代りに、4個の脚を有する単一のコアで構成される磁気回路を用いることができる。
図4は、図3(d)に示す磁気回路を有する本発明によるDC/DCコンバータの一例を示す線図である。尚、図1で用いた構成要素と同一の構成要素には同一符号を付して説明する。直流電源Vdc1の直流電圧を昇圧する。磁気回路40は、閉磁路を形成する単一のコア41により構成する。コア41は、第1〜第4の脚42〜45を有し、第1の脚42(外側脚)には第1の巻線n11を巻回し、第2の脚43(外側脚)には第2の巻線n12を巻回し、第3の脚44(外側脚)には第3の巻線n13を巻回する。第4の脚45(中央脚)にはエアギャップ46を形成する。尚、エアギャップが形成されている第4の脚の配置位置は、第1の脚と第2の脚の間や第2の脚と第3の脚との間に設けることも可能である。
第1〜第3の巻線n11〜n13の各一端は直流電源Vdc1の正電極にそれぞれ接続し、各他端はそれぞれスイッチング素子Q1〜Q3を介して直流電源の負電極にそれぞれ接続する。第1の巻線n11の他端と直流電源の負電極との間に、ダイオードD1と平滑コンデンサCとを含む第1の直列回路を接続する。第2の巻線n12の他端と直流電源の負電極との間に、第2のダイオードD2と平滑コンデンサCを含む第2の直列回路を接続する。第3の巻線n13の他端と直流電源の負電極との間に、第3のダイオードD3と平滑コンデンサCを含む第3の直列回路を接続する。平滑コンデンサCに並列に負荷RLを接続する。
第1の巻線n11と、第1のダイオードD1と、平滑コンデンサCとは第1のコンバータを構成する。第2の巻線n12と、第2のダイオードD2と、平滑コンデンサCとは第2のコンバータを構成する。また、第3の巻線n13と、第3のダイオードD3と、平滑コンデンサCとは第3のコンバータを構成する。
第1〜第3のスイッチング素子Q1〜Q3は、制御回路10から順次供給される駆動パルスで順次動作し、それぞれ120°の位相差で順次動作する。尚、当該DC/DCコンバータは、図2に示すタイミングチャートに基づいて動作するため、その動作説明は省略する。
この3相モードDC/DCコンバータは、3個のトランスと1個のインダクタ部の代わりに、4個の脚を有する単一のコアで構成される複合磁気回路を用いているので、一層小型のDC/DCコンバータが実現される。
ところで、図5は、従来の三相マルチフェーズ昇圧チョッパ回路の等価回路図(以下、非結合形という)を示すものである。この従来方式においては、出力側キャパシタに流入する電流リプル成分の高周波化が可能で、キャパシタ部の小型軽量化に寄与する方式であった。
これに対して、上述した3相モードDC/DCコンバータ(トランスリンク方式三相マルチフェーズ昇圧チョッパ回路の等価回路図によるもの、以下、トランスリンク形という)は、エネルギー蓄積要素であるインダクタ部をトランスにより結合させることにより、コアを1つにまとめることが可能で、さらに各相のインダクタ電流成分をエネルギー蓄積要素内で重畳させることができ、リプル幅が低減され、コアサイズ自体の小型化も可能となる。
図6(A)非結合形におけるエネルギー蓄積要素を通過する電流波形であり、図6(B)は、トランスリンク形におけるエネルギー蓄積要素を通過する電流波形を示すものであって、この図より、高周波化、リプルの低減効果が確認できる。
また、図7は、デューティ比とインダクタ電流リプルの比(トランスリンク形/非結合形)との関係について行ったシミュレーション結果を示すグラフである。
横軸は、デューティ比を示し、縦軸は、インダクタ電流リプルの比(トランスリンク形/非結合形)を示す。例えば、実用的なデューティ比の範囲は、0.2〜0.8程度である。このシミュレーション結果から明らかなように、本実施形態による複合磁気回路を用いることにより、非結合形のDC/DCコンバータと比較して、トランスリンク形のDC/DCコンバータの方が、全てのデューティにおいて、リプルが低減していることがわかる。
また、図8は、デューティ比とキャパシタ電流リプルの比(トランスリンク形/非結合形)との関係について行ったシミュレーション結果を示すグラフである。
横軸は、デューティ比を示し、縦軸は、キャパシタ電流リプルの比(トランスリンク形/非結合形)を示す。これらのシミュレーション結果から明らかなように、本実施形態による複合磁気回路を用いることにより、非結合形のDC/DCコンバータと比較して、インダクタ部と、キャパシタ部の小型化が可能であることがわかる。
図9は、上述した図4の磁気回路40を、わかりやすく簡素化しコア形状化して表したものである(簡素化するに際し、第1の巻線n11をn1とし、第2の巻線n12はn2とし、第3の巻線n13は、n3として表す)。
図10は、図9のコア形状を磁気回路に置き換えたものである。
図10に示すように、この形状では各相の巻線に発生する磁束に対して磁路長にばらつきが生じて、この違いが各相の電流バランスに影響を及ぼし、ある1つの相にのみ電流が集中することとなり、マルチフェーズ化の意味を成さず、磁気飽和等による損失の増大も懸念される。
そこで、本発明の電力変換装置は、これらの不均衡を解決可能とするコア形状として、図11のようなコア形状を一例として示すものである。また、図11に示すコア形状を忠実に磁気回路に変換したものを図12として示す。図12に示すように、この磁気回路から、全ての巻線から見た磁路長が各相とも一致していることが明らかである。
図11は、基本的なコア形状を示すものであるが、ここから更に磁束漏れを考慮したコア形状について、シミュレーションを行った。まずシミュレーション手法について説明を行い、その結果について説明する。
シミュレーション手法として、まず、プリント回路基板上に設置された受動素子部材から発生される漏れ磁束を事前検証するために、受動素子部材のコア形状を入力し、入力された受動素子部材のコア形状から三次元モデリングを生成し、三次元モデリング内の領域を区分し、区分された領域毎に解析試料データを登録し、解析試料データを登録された三次元モデリングのデータに基づいて有限要素法を実行することにより、漏れ磁束を検証するための計算を行った。
具体的には、受動素子部材とは、トランス、インダクタ部等を備えた部材である。
また、形状を入力とは、少なくとも受動素子部材のコア等の形状を入力するものであって、例えば、円柱型のコアとは異なる形状であるコア形状を入力するものであってもよい。また、ボール型であるコア形状を入力するものであってもよい。
三次元モデリングを生成するには、コンピュータ上で、入力された受動素子部材のコア等の形状を三次元的に表すものである。例えば、サーフェース面を生成するものであってもよい。
解析試料データとは、受動素子部材のコア等を構成する部品、その他コア等の周辺に存在する空気等に関するデータをいう。例えば、受動素子部材のコアの透磁率および/またはコアの電流密度に関するデータであってもよい。
計算とは、コンピュータにより、プリント回路基板上に設置された受動素子部材のコア等から発生される漏れ磁束を検証するために、有限要素法を実行することにより計算を行うものである。
表示とは、漏れ磁束の検証結果等を表示するものである。
ここで、このシミュレーション手法を用いた結果を、図13に示す。まず、このようにシミュレーションを実行した結果であって、磁束密度ベクトルの絶対値、つまり磁束密度の大きさを色の濃淡によって、表された解析結果が表示されている。
このような、有限要素法を用いた磁束解析シミュレータを適用することにより、同じ容量のコアで、四方が角張った従来型の形状と、丸くした新しい形状のコアの磁束漏れの程度を表している。図11に示すような角型のコア形状においては、四方の角部での磁束漏れが確認できるが、丸型コアにおいては全体的に磁束漏れが非常に少ないことが確認できる。
このように、本発明の実施形態における電力変換装置は、従来使用されているコアが四方に角張った形状をしているものであってもよいが、この形状では磁束漏れが多いことが想定される。
そこで、本発明の電力変換装置は、四方に角張ったコアをなだらかなループを描く状態にし、コアの角部からの磁束漏れを削減する効果が得られる、丸型コア形状を採用してもよい。
上記、磁路長の議論、漏れ磁束を考慮したコア形状の議論を融合させた新しいコア形状を図14に示す。この形状の場合は、各相の巻線に対する磁路長は同一となり、磁束漏れも最小限に抑制可能であることが予測できる。
図14に示すコア形状は、形状がわかりやすいように、コアのみを表したが、本発明の電力交換装置として利用する際は、図14のコアに対して、図11のように巻線を巻回し、電流を流して利用するものである。
このように本発明の電力変換装置は、磁性材料により形成されたコアと、コアの所定位置に巻線を巻回することにより構成されるN相モード(Nは3つ以上の自然数)で動作する電力変換装置であって、コアは、エアギャップが形成されている中央脚と、巻線が巻回されており、中央脚と並行かつ中央脚と同一の長さから成る、N個の外側脚と、中央脚を軸として、N個の外側脚が略均等に囲むよう配置された閉磁路を形成するものであって、当該コアは、中央脚およびN個の外側脚は、円筒形状である。
また、図14に示すように、外側脚それぞれの中央付近で切断し、コアは二つに分離可能である。また、外側脚それぞれを、切断しないで、コアは分離不可能なものであってもよい。
本発明は上述した実施例だけに限定されず、種々の変更や変形が可能である。例えば、上述した実施例では、3相モードで動作する絶縁型DC/DCコンバータについて記述したが、4相、5相等(3相以上の自然数であれば可)のマルチモードで動作するDC/DCコンバータについても適用される。この場合、磁気回路として、N個の脚(外側脚)と、エアギャップが形成されている1個の脚(中央脚)とを有する単一のコアで構成する。
上述に示すように、図4に示す磁気回路を構成するコアに関して、図11に示すように、中心にエアギャップが形成されている第4の脚(中央脚)を配置し、第4の脚の周りに第1〜第3の脚(外側脚)を略均等に囲むよう(別の言い方をすると、等間隔)に配置する。
また、本実施形態により、説明した電力変換装置は、電気自動車、ロボットおよび家電機器(例えば、エアコン、洗濯機等)に組み込むことを可能とすることにより、それらの装置の小型軽量化、大容量の電略提供による低コストを可能とする。結果としては、従来方式よりもCO2の削減に貢献するものである。
以上により、本発明の電力変換装置は、直流電源の出力電圧を昇圧するものであって、各1次巻線が直流電源の正電源の正電極に接続されているN個のトランスと、各トランスそれぞれの1次巻線と直流電源の負電極との間にそれぞれ接続したN個のスイッチング素子と、第1のトランスの2次巻線とN番目のトランスの2次巻線との間に接続したインダクタ部と、N個のトランスの各1次巻線と直流電源の負電極との間にそれぞれ接続され、ダイオードとコンデンサとを含むN個の直列回路と、N個のトランスの2次巻線とインダクタ部は、閉ループを形成するように互いに直列に接続され、N個の直列回路に含まれる各コンデンサは、単一の平滑コンデンサを共用し、コアは、N個のトランスの1次巻線がそれぞれ巻回されているN個の外側脚と、中央脚により構成している。
また、本発明の電力変換装置は、直流電源の出力電圧を昇圧するものであって、閉磁路を形成するコアにより構成される複合磁気回路と、コアの外側脚にそれぞれ巻回され、一端が直流電源の正電極に接続され、他端がそれぞれスイッチング素子を介して直流電源の負電極にそれぞれ接続されているN個の巻線と、N個の巻線の各他端と直流電源の負電極の間にそれぞれ接続され、ダイオードと平滑コンデンサとを含むN個の直列回路と、N個のスイッチング素子を1/N周期の位相差で準備オン/オフさせる制御回路と、を有する。
なお、本発明の電力変換装置は、DC/DCコンバータを例に説明したが、DC/DCコンバータを備えたインバータ回路装置、更には当該インバータ回路を備える電気自動車、ロボット、家電機器であってもよい。
以上により、本発明の電力変換装置によれば、コアは、エアギャップが形成されている中央脚と、巻線が巻回されており、中央脚と並行に配置されたN個の外側脚と、中央脚を軸として、N個の外側脚が略均等に囲むよう配置された閉磁路を形成するものであるため、小型かつ大容量出力であって、低コストの電力変換装置、電気自動車、ロボットおよび家電機器を実現することができるため、CO2の削減に貢献するものである。
Vdc1 直流電源
T1〜T3 トランス
Q1〜Q3 スイッチング素子
L リアクトル
C 平滑コンデンサ
RL 負荷
10 制御回路
21〜24 コア
25,39 エアギャップ
31〜38 脚
40 磁気回路
41 コア
42〜45 脚
46 エアギャップ

Claims (6)

  1. 磁性材料により形成されたコアと、該コアの所定位置に巻線を巻回することにより構成される3相モードで動作する電力変換装置であって、
    前記コアは、
    エアギャップが形成されている中央脚と、
    前記中央脚と並行に配置されかつ軸線方向に沿う中央付近で分離可能な3個の外側脚と、を有し、
    前記巻線は、前記3個の外側脚のそれぞれにおいて、前記分離した部分から一方側に寄って直接巻回され、
    前記中央脚を軸として、前記3個の外側脚が略均等に囲むよう配置された閉磁路を形成するものであって、
    前記コアの角部がなだらかなループを描く、丸型コア形状であることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記コアの、前記中央脚および前記3個の外側脚は、円筒形状であることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記電力変換装置は、直流電源の出力電圧を昇圧するものであって、
    各1次巻線が前記直流電源の正電源の正電極に接続されている3個のトランスと、
    各トランスそれぞれの1次巻線と直流電源の負電極との間にそれぞれ接続した3個のスイッチング素子と、
    第1のトランスの2次巻線とN番目のトランスの2次巻線との間に接続したインダクタ部と、
    前記3個のトランスの各1次巻線と前記直流電源の負電極との間にそれぞれ接続され、ダイオードとコンデンサとを含む3個の直列回路と、
    前記3個のトランスの2次巻線と前記インダクタ部は、閉ループを形成するように互いに直列に接続され、
    前記3個の直列回路に含まれる各コンデンサは、単一の平滑コンデンサを共用し、
    前記コアは、前記3個のトランスの1次巻線がそれぞれ巻回されている3個の外側脚と、前記中央脚により構成されているものであることを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
  4. 前記電力変換装置は、直流電源の出力電圧を昇圧するものであって、
    前記閉磁路を形成する前記コアにより構成される複合磁気回路と、
    前記コアの外側脚にそれぞれ巻回され、一端が直流電源の正電極に接続され、他端がそれぞれスイッチング素子を介して直流電源の負電極にそれぞれ接続されている3個の巻線と、
    前記3個の巻線の各他端と前記直流電源の負電極の間にそれぞれ接続され、ダイオードと平滑コンデンサとを含む3個の直列回路と、
    前記3個のスイッチング素子を1/N周期の位相差で準備オン/オフさせる制御回路と、
    を有することを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
  5. 前記電力変換装置は、DC/DCコンバータもしくは該DC/DCコンバータのインバータ回路装置であることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の電力変換装置。
  6. 前記電力変換装置は、前記DC/DCコンバータのインバータ回路装置を備える電気自動車、ロボット、家電機器のいずれかであることを特徴とする請求項5記載の電力変換装置。
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