JP5963760B2 - 調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の摩擦クラッチに設けられたプレッシャプレートに対するカウンタプレートの、摩耗に起因した異常間隔を調整することができる、摩擦クラッチに用いられる調整装置に関する。
さらに、本発明は、自動車に用いられる摩擦クラッチ、特にツインディスククラッチに関する。
摩擦クラッチは、摩擦フェーシングに生じた摩耗を補償するために、力制御式の調整装置を備えていてよい。ここでは、摩擦クラッチのカウンタプレートに負荷をかける、プレッシャプレートを運動させるための操作システム、たとえば皿ばねの、摩耗に基づき好ましくない形で発生させられた押付け力が検出され、この押付け力に関連して、調整が行われる。択一的には、クラッチディスクの摩擦フェーシングの摩耗時に生じる、クラッチケーシングと操作システムとの間の異常間隔が検知(センシング)され、この異常間隔に関連して、修正が行われてもよい。この場合、この修正のためには、カウンタプレートと操作システムとの間に配置された補償手段、たとえば斜面システムまたはねじ山が回動させられる。
欧州特許出願公開第0769632号明細書に基づき、ストローク制御式の調整装置が公知である。この公知の調整装置では、皿ばねを備えた操作システムとプレッシャプレートとの間隔に関連して軸方向に変位させられるセンシング金属薄板に設けられた駆動爪が、軸方向に運動可能なスピンドルのピニオンに作用する。スピンドルに取り付けられたスピンドルナットは、スピンドルの回動時にばねに予荷重を加える。このばねは、クラッチの解除時にスピンドルの軸方向の移動によって、プレッシャプレートと皿ばねとの間に配置された斜面システムの斜面付きリングを、プレッシャプレートの対応斜面に対して相対的に回動させる。これによって、プレッシャプレートに対する操作システムの当初の間隔が再び形成される。プレッシャプレートに対するカウンタプレートのストロークの間、駆動爪がピニオンの歯に対して滑動し、設定された摩耗時に2つの歯の間の歯溝内に係止する。駆動爪はピニオンを形状接続的に連行し、その際、このピニオンひいてはスピンドルを回動させる。これによって、スピンドルナットがスピンドルに沿って運動させられ、斜面付きリングを相応の角度量だけ回動させ、これによって、摩擦クラッチが調整される。この摩擦クラッチの調整後、ピニオンの、摩擦に起因した逆回動を回避するためには、ピニオン内に付加的な保持金属薄板が係合している。
ピニオン内に係合した爪が損傷し、これによって、調整装置の調整機能が損なわれてしまうという危険がある。
本発明の課題は、自動車の摩擦クラッチ、特にツインディスククラッチに用いられる頑丈な調整装置を提供することである。
この課題を解決するために本発明に係る調整装置によれば、該調整装置が、スピンドルと、該スピンドルに螺着されたスピンドルナットと、ほぼ力伝達式のかつ/またはほぼ無段式の旋回手段とを備えており、スピンドルナットが、カウンタプレートとの間にクラッチディスクを圧着するためのプレッシャプレートと、カウンタプレートとの間の、摩耗に起因した異常間隔を調整するための調整エレメントを連行するようになっており、前記旋回手段が、スピンドルを旋回させて、摩耗に起因した異常間隔を調整するようになっている。
本発明に係る調整装置の有利な態様によれば、前記旋回手段が、スピンドルに結合された巻胴の周りに巻回された巻付けロープを有しており、有利には、該巻付けロープが、第1の端部で第1のばねエレメントに結合されている。
本発明に係る調整装置の有利な態様によれば、スピンドルナットから調整エレメントに調節力を伝達するために、スピンドルナットにより応力が加えられる第2のばねエレメントが設けられている。
本発明に係る調整装置の有利な態様によれば、スピンドルが、該スピンドルの中心軸線に対して偏心的に延びる旋回軸線を中心として旋回可能である。
本発明に係る調整装置の有利な態様によれば、スピンドルが、ホルダに旋回可能に結合された揺動体に支承されており、該揺動体が、特に突出した付設部を介して、プレッシャプレートを押し付けるための操作エレメントによって旋回可能であり、巻胴が、揺動体の旋回によって回動可能である。
本発明に係る調整装置の有利な態様によれば、第1のばねエレメントのばね力および予荷重と、第2のばねエレメントのばね力および予荷重とは、巻胴の回動に際して、プレッシャプレートの押付け時には、巻付けロープが巻胴に力伝達するように、有利には摩擦接続的に結合されていて、カウンタプレートからのプレッシャプレートの離反時には、巻付けロープが巻胴に対してスリップするように選択されている。
本発明に係る調整装置の有利な態様によれば、スピンドルが、特にクラッチカバーに固定するためのホルダ内に収容されており、巻付けロープの第1の端部が、ホルダに第1のばねエレメントを介して結合されており、巻付けロープの第2の端部が、ホルダに直接結合されている。
さらに、前述した課題を解決するために本発明に係る摩擦クラッチによれば、該摩擦クラッチが、カウンタプレートと、該カウンタプレートに対して相対的に運動可能なプレッシャプレートと、クラッチカバーと、特に該クラッチカバーに結合された本発明に係る調整装置とを備えており、プレッシャプレートが、該プレッシャプレートとカウンタプレートとの間にクラッチディスクを圧着するようになっており、クラッチカバーが、プレッシャプレートを少なくとも部分的に覆っており、調整装置が、カウンタプレートに対するプレッシャプレートの、摩耗に起因した異常間隔を調整するようになっている。
本発明に係る摩擦クラッチの有利な態様によれば、調整装置が、プレッシャプレートに対して半径方向外側に配置されている。
本発明に係る摩擦クラッチの有利な態様によれば、調整装置が、クラッチカバーまたはプレッシャプレートに少なくとも1つの長孔を介して結合されており、該長孔の第1の端位置では、調整装置の操作が機能しておらず、長孔の第2の端位置では、調整装置の操作が機能している。
自動車の摩擦クラッチに用いられる本発明に係る調整装置は、スピンドルと、このスピンドルに螺着されたスピンドルナットと、ほぼ力伝達式のかつ/またはほぼ無段式の旋回手段とを備えており、スピンドルナットが、カウンタプレートとの間にクラッチディスクを圧着するためのプレッシャプレートと、カウンタプレートとの間の、摩耗に起因した異常間隔を調整するための調整エレメントを連行、つまり、駆動するようになっており、旋回手段が、スピンドルを旋回させて、摩耗に起因した異常間隔を調整するようになっている。
有利には、スピンドルが、このスピンドルを駆動するための巻胴に結合されている。この巻胴の周りには、巻付けロープとして形成された旋回手段が巻回されている。巻付けロープは第1の端部で第1のばねエレメントに結合されている。
巻付けロープによって、駆動爪を必要とすることなしに、スピンドルを旋回もしくは回動させることができ、これによって、曲げられたかまたは折り曲げられた構成部材により調整機能が損なわれる危険が減少させられている。したがって、調整装置がより頑丈に形成されている。さらに、巻付けロープによる旋回もしくは回動は、力伝達により、特に摩擦接続的に行われると同時に無段階に行われる。なぜならば、巻胴が駆動ピニオンとして形成されておらず、したがって、回動のために駆動爪が形状接続的に係合しなければならない歯構造を有していないからである。
同時に第1のばねエレメントによってスピンドルの回動時に長さ補償を行うことができ、作用する巻付け力を高めることができ、これによって、摩耗の感知時の巻付けロープのスリップが回避されている。特にたとえば摩耗の感知時のスピンドルのセルフロックの増加によって、第1のばねエレメントのばね力の弱化時に、巻付けロープと巻胴との間の摩擦を上回ることができるほど高められた戻しモーメントを提供することが可能となり、これによって、巻付けロープが巻胴に対してスリップすることができる。これによって、ピニオンに係合する保持金属薄板と、ピニオンそれ自体とを節約することが可能となる。したがって、調整装置の構造が簡単となり、より頑丈となっている。特に別個の逆回動防止手段を節約することができる。調整装置の寿命の途中で変化する運動機構を備えた、スピンドルに対して相対的に運動させられる爪が回避されているので、調整装置を特に大きな調整ストロークに対しても使用することができる。調整装置は、有利には圧着すべき2つまたはそれ以上のクラッチディスクを備えたツインディスククラッチまたは多板クラッチに対して設けることができる。
巻付けロープの横断面は、平形、長方形、正方形、三角形または台形であってよい。巻胴の幾何学形状は、特にロープ横断面に適合されている。このためには、巻胴が、たとえば巻付けロープを収容するための、周方向に延びる螺旋状の収容溝を有していてよい。特にこの収容溝の横断面は、巻付けロープの横断面にほぼ対応している。これによって、巻付けロープが側方でも巻胴に接触することができ、相応により高い摩擦力を提供することができる。これによって、巻胴に対する巻付けロープの巻掛け角を小さく保つことができるので、巻付けロープを相応に短く形成することができる。第1のばねエレメントは圧縮ばねまたは引張ばねとして形成されていてよい。巻付けロープは、たとえば両端部で摩擦クラッチのクラッチカバーまたはプレッシャプレートに結合されていてよい。この場合、第1の端部は第1のばねエレメントを介して間接的にしか結合されていない。スピンドルの回動は、特に摩耗の感知時にスピンドルが巻付けロープの固定に対して相対的に運動させられることによって発生させることができるので、巻付けロープに対するスピンドルの相対運動によって、巻付けロープが巻胴との摩擦接続によってスピンドルの回動を発生させる。
有利には、スピンドルナットから調整エレメントに調節力を伝達するために、スピンドルナットにより応力を加えることができる第2のばねエレメントが設けられている。この第2のばねエレメントによって、調整エレメント、たとえば斜面システムの斜面付きリングに加えるべき調整ストロークを一時的に蓄えることが可能となる。これによって、操作エレメント、たとえば皿ばねによるクラッチの操作時に、操作エレメントにより加えられた力を利用することができ、これによって、調整装置のスピンドルを回動させることができる。同時に、プレッシャプレートと操作エレメントとの間に緊締された調整エレメントが、クラッチの接続時に運動させられなければならないことが不要になる。その代わりに、クラッチが切断され、調整エレメントがもはやプレッシャプレートと操作エレメントとの間に緊締されていないまで待機することができる。この状態では、摩耗に起因して高められた操作エレメントの操作ストロークを補償する目的で調整エレメントを運動させるのに、応力が加えられた第2のばねエレメントのばね力で十分である。調整エレメントとスピンドルナットとの間に作用する第2のばねエレメントのばね力が、調整エレメントに作用する摩擦力を上回ることができるまで、第2のばねエレメントのばね力によって、スピンドルのセルフロックが高められ、これによって、摩擦クラッチの切断運動の開始時に、巻付けロープが第1のばねエレメントによって巻胴に対して相対的に引っ張られるようになっており、これによって、スピンドルナットを逆回動させることなしに、巻付けロープを出発位置に戻すことができる。第2のばねエレメントは、調整ストロークを一時的に蓄える機能のために、片側でスピンドルナットまたは調整エレメントに、場合により介在された連行体を介して固定されていてよい。第2のばねエレメントは、たとえば板ばね、皿ばねまたはコイルばねとして形成されていてよい。
調整エレメントは、特に斜面システムの一部であってよい。この斜面システムは、特に対応斜面に対して滑動する斜面付きリングによって形成することができる。調整装置は、斜面付きリングまたは対応斜面に作用し、これによって、斜面付きリングが対応斜面に対して相対的に周方向に回動させられるようになっている。また、斜面システムが、周方向に分配された複数の斜面を有していることも可能である。これらの斜面と対応斜面とは、螺合手段の一部であってもよく、これによって、斜面付きリングが、螺合手段の1つまたはそれ以上のねじ山において対応斜面に対して滑動することができる。
特にスピンドルが、このスピンドルの中心軸線に対して偏心的に延びる旋回軸線を中心として旋回可能である。この旋回軸線は、有利にはスピンドルの中心軸線に対してほぼ平行に延びていてよい。スピンドルの偏心的な旋回によって、このスピンドルを摩耗の感知時に円軌道上で運動させることができる。この運動時には、スピンドルが、巻胴に接触している巻付けロープを連行する。これによって、第1のばねエレメントが変位させられ、高められた巻付け力を提供する。これによって、巻付けロープが、巻胴に対して滑動することなしに、この巻胴を回動させることができる。この巻胴はスピンドルを回動させる。これによって、スピンドルねじがスピンドルに対して軸方向に運動させられる。
特に有利には、スピンドルが、ホルダに旋回可能に結合された揺動体に支承されており、この揺動体が、特に突出した付設部を介して、プレッシャプレートを押し付けるための操作エレメントによって旋回可能であり、巻胴が、揺動体の旋回によって回動可能である。クラッチディスクの摩擦フェーシングの摩耗が過度に強い場合には、操作エレメントが、揺動体に当接してスピンドルを旋回させるほど長いストロークを被るようになっている。このことは、摩耗の自動的な感知に繋がる。揺動体によって、接触している巻付けロープによる巻胴の回動を達成することができ、これによって、プレッシャプレートに対する操作エレメントの、摩耗に起因した異常間隔を補償するための調整を自動的に行うことができる。特にカウンタプレートからのプレッシャプレートの離反時の揺動体の角度位置を制限するために、少なくとも1つのストッパが設けられている。これによって、巻胴に対する巻付けロープの所望の係合状況を損なう恐れがある揺動体の不必要な戻り運動が回避される。特に有利には、スピンドルをスピンドルナット、巻胴および、場合により、巻付けロープおよび/または第2のばねエレメントと共に1つの共通の構成ユニットとして揺動体内に挿入することができる。このためには、スピンドルがその軸方向の両端部において、たとえばそれぞれ1つの組付けブラケットによって揺動体内に掛け込まれ、位置決めされてよい。組付けブラケットによって、スピンドルが揺動体内にクランプによって摩擦接続的に取り付けられてよい。特にスピンドルは組付けブラケットに対して相対的に回動可能である。揺動体に、スピンドルを支承するための開口を設けることは不要である。さらに、たとえば修理を行うために、構成ユニットをスピンドルと共に取り外すことが簡単に可能となる。したがって、特に修理作業に際して、スピンドルナットを手で容易にねじり戻すことができ、これによって、修理時に調整エレメントをより容易に運動させることができる。
有利には、第1のばねエレメントのばね力および予荷重と、第2のばねエレメントのばね力および予荷重とは、巻胴の回動に際して、プレッシャプレートの押付け時には、巻付けロープが巻胴に摩擦接続的に結合されていて、カウンタプレートからのプレッシャプレートの離反時には、巻付けロープが巻胴に対してスリップするように選択されている。ばねエレメントの適切なばね剛性と予荷重とによってのみ、摩耗の感知時のスピンドルの回動が可能となり、また、スピンドルの望ましくない逆回動を回避することも可能となる。ばねエレメントのばね力と予荷重とは、特に巻付けロープと巻胴との間の摩擦状況に適合されており、これによって、巻付けロープと巻胴との間の摩擦係数を考慮することもできる。
特に第1のばねエレメントの予荷重は、特に調整ねじによって調整可能である。これによって、第1のばねエレメントの予荷重力を摩擦クラッチ、特にツインディスククラッチの種々異なる構造タイプに適合させることができる。特に第1のばねエレメントは板ばねとして形成されている。この板ばねには、予荷重を調整するために、調整ねじによって当付け部に対して応力を加えることができる。
有利には、スピンドルが、特にクラッチカバーに固定するためのホルダ内に収容されており、巻付けロープの第1の端部が、ホルダに第1のばねエレメントを介して結合されており、巻付けロープの第2の端部が、ホルダに直接結合されている。これによって、調整ユニットを単独の構成ユニットとしてクラッチカバーにまたはクラッチカバーに相対回動不能に結合された構成部材に全体的に固定することができる。調整装置をプレッシャプレートに固定することも可能である。ホルダは、特に長孔を介してねじ締結することができるので、摩擦クラッチの搬送のためには、たとえば搬送時の振動による摩擦クラッチの不本意な調整を回避することができるように、調整装置を長孔の長手方向に移動させることができる。摩擦クラッチの組付け時には、調整装置を長孔の長手方向で意図的な使用位置に移動させ、位置固定することができ、これによって、搬送位置から使用位置への移動後に初めて、摩耗の感知時に操作エレメントを介して調整装置に所定の力を加えることができる。
さらに、本発明は、自動車に用いられる摩擦クラッチ、特にツインディスククラッチに関する。本発明に係る摩擦クラッチは、カウンタプレートと、このカウンタプレートに対して相対的に運動可能なプレッシャプレートと、クラッチカバーと、特にこのクラッチカバーに結合された調整装置とを備えており、プレッシャプレートが、このプレッシャプレートとカウンタプレートとの間にクラッチディスクを圧着するようになっており、クラッチカバーが、プレッシャプレートを少なくとも部分的に覆っており、調整装置が、カウンタプレートに対するプレッシャプレートの、摩耗に起因した異常間隔を調整するようになっている。この場合、調整装置は、前述したように形成されていてよく、また、改良されていてよい。巻付けロープによって、駆動爪を必要とすることなしに、スピンドルを回動させることができ、これによって、曲げられたかまたは折り曲げられた構成部材により調整機能が損なわれる危険が減少させられている。したがって、摩擦クラッチがより頑丈に形成されている。
特に調整装置は、プレッシャプレートに対して半径方向外側に配置されている。これによって、軸方向の構成スペースを節約することができ、かつ/または第2のクラッチディスクまたは更なるクラッチディスクに対する構成スペースを提供することができる。場合により、調整装置は、調整エレメントを操作するための連行体および/または操作エレメントに対するストッパで、プレッシャプレートの軸方向の延長線上に位置する範囲内に突入している。特にスピンドルと巻胴とは、プレッシャプレートに対して完全に半径方向外側に配置されている。
有利には、調整装置が、クラッチカバーまたはプレッシャプレートに少なくとも1つの長孔を介して結合されており、この長孔の第1の端位置では、調整装置の操作が機能しておらず、長孔の第2の端位置では、調整装置の操作が機能している。調整装置は、特に長孔を介してねじ締結することができるので、摩擦クラッチの搬送のためには、たとえば搬送時の振動による摩擦クラッチの不本意な調整を回避することができるように、調整装置を長孔の長手方向に移動させることができる。摩擦クラッチの組付け時には、調整装置を長孔の長手方向で意図的な使用位置に移動させ、位置固定することができ、これによって、搬送位置から使用位置への移動後に初めて、摩耗の感知時に操作エレメントを介して調整装置に所定の力を加えることができる。少なくとも1つの長孔は、調整装置のホルダにかつ/または、調整装置をねじ締結すべき構成部材、たとえばクラッチカバーに設けられていてよい。
調整装置の概略的な斜視図である。 第1の位置における摩擦クラッチの概略的な断面図である。 図2に示した摩擦クラッチの調整装置の概略的な側面図である。 第2の位置における摩擦クラッチの概略的な断面図である。 第3の位置における摩擦クラッチの概略的な断面図である。 図5に示した摩擦クラッチの調整装置の概略的な側面図である。 第4の位置における摩擦クラッチの概略的な断面図である。 第5の位置における摩擦クラッチの概略的な断面図である。 図4に示した摩擦クラッチの調整装置の概略的な平面図である。 図7に示した摩擦クラッチの調整装置の概略的な平面図である。 摩擦クラッチを部分的に切り開いた概略的な斜視図である。 付加的に組み付けられた構成部材を備えた図11に示した摩擦クラッチの概略的な斜視図である。
以下に、本発明を有利な実施の形態に基づく添付の図面を参照しながら例示的に説明する。
図1に示した調整装置10はスピンドル12を有している。このスピンドル12には、スピンドルナット14が螺着されている。スピンドル12は巻胴16によって駆動させることができる。この巻胴16の周りには、完全にもしくは単に力伝達によるかつ/または無段階の摩耗調整のための旋回手段、特に巻付けロープ18が配置されていて、特に巻回されている。この巻付けロープ18は、巻胴16に設けられた螺旋状の溝内にガイドすることができる。巻付けロープ18の第1の端部20は、板ばねとして形成された第1のばねエレメント22に結合されている。この第1のばねエレメント22はホルダ24に結合されている。このホルダ24に螺合された調整ねじ26によって、第1のばねエレメント22に加えられる予荷重を調整することができる。巻付けロープ18が巻胴16に対してスリップしないようにするために必要となる保持力は、予荷重が加えられた第1のばねエレメント22によって発生させられる。巻付けロープ18の第2の端部28はホルダ24に直接結合されている。スピンドル12は、ホルダ24に旋回可能に結合されたロッカ、つまり、揺動体32内に組付けブラケット30を介して挿入されている。揺動体32は保持ピン33を介してホルダ24内に回動可能に、つまり、旋回可能に支承されている。揺動体32は、図示の実施の形態では、2つの突出した付設部34を有している。両付設部34には、クラッチディスク40の過度に強い摩耗時に、摩擦クラッチ38に設けられた操作エレメント36が当接し、これによって、揺動体32と共にスピンドル12が旋回させられるようになっている。この旋回時には、巻付けロープ18が巻胴16ひいてはスピンドル12を回動させることができ、これによって、スピンドルナット14がスピンドル12に沿って軸方向に運動することができる。スピンドルナット14は、板ばねとして形成された第2のばねエレメント42に応力を加えることができる。これによって、この第2のばねエレメント42が、斜面付きリングとして形成された調整エレメント44に所定のばね力を加えることができる。摩擦クラッチ38の切断時には、巻付けロープ18を巻胴16に対してスリップさせるのに、変位させられた第1のばねエレメント22のばね力で十分であるほど、第2のばねエレメント42のばね力によってスピンドル12のセルフロックが高められ、これによって、巻胴16およびスピンドル12の不本意な逆回動が回避されている。この場合、ストッパ46に当接していて、規定された出発位置にとどまっている出発状態に揺動体32が戻るようになっている。その間、操作エレメント36から調整エレメント44に加えられる力は著しく減少しているので、第2のばねエレメント42に蓄えられた調整ストロークを調整エレメント44に放出して、この調整エレメント44の運動により、操作エレメント36の、摩耗に起因して増加させられた操作ストロークを再び補償するためには、第2のばねエレメント42のばね力で十分となる。調整エレメント44の運動のために最大限必要となる調整力は、第2のばねエレメント42の最小の力よりも小さく設定されている。ホルダ24に設けられた長孔48を介して、調整装置10をクラッチカバー50またはプレッシャプレート52に結合することができる。
摩擦クラッチ38が接続されていて、摩耗が検知されていない場合には、図2に示したように、第1のばねエレメント22が揺動体32を、第1のばねエレメント22に加えられた規定の予荷重に基づき、ストッパ46に保持している。第2のばねエレメント42には、予荷重が加えられていて、調整エレメント44が接触している。図3に示したように、この状態では、第1のばねエレメント22は変位させられていない。摩擦クラッチ38が、図4に示したように切断されると、図示のツインディスククラッチのクラッチディスク40が切り離される。プレッシャプレート52と調整エレメント44とが、クラッチカバー50の方向に運動させられる。この状態では、変位させられた操作エレメント36が揺動体32の付設部34に接触していない。揺動体32の位置は不変のままである。この状態でも、第1のばねエレメント22は変位させられていない。さらに、図9に示したように、第2のばねエレメント42が所定の予荷重を伴って調整エレメント44に接触している。この状態では、第2のばねエレメント42が、ばね長さSと、緊締された調整エレメント44の制動力Fよりも少ないばね力FC2とを有している。(第2のばねエレメント42の)達成可能な予荷重は、最大の調整力よりも大きく設定されている。これによって、摩耗の発生時の調整が保証されている。こうして、調整エレメント44と第2のばねエレメント42との間に力バランスが生じている。同じことが、調整エレメント44と、プレッシャプレート52と、操作エレメント36との間の摩擦係数が低下した場合に当てはまる。摩擦クラッチ38が接続されると、クラッチディスク40の押付けのために、プレッシャプレート52がカウンタプレート54に向かって運動させられ、これによって、図2に示した出発状態が再び得られる。
クラッチディスク40のクラッチフェーシングに摩耗が生じると、図5に示したように、操作エレメント36の角度位置が変化する。操作エレメント36の位置のこの変化は、揺動体32によって検知することができ、結果的に生じた変位が巻胴16に伝達される。揺動体32を変位させるための力は、操作エレメント36によって提供される。ホルダ24による巻付けバンド18の位置決めと、検知された摩耗による揺動体32の変位とによって、巻胴16が回動させられる。この巻胴16の回動運動はスピンドル12を駆動する。このスピンドル12はスピンドルナット14を調整ストロークだけ移動させる。これによって、第2のばねエレメント42に、プレッシャプレート52と操作エレメント36との間に緊締された調整エレメント44と、スピンドルナット14との間において応力が加えられる。この機能は摩擦クラッチ38の接続状態で形成されるので、調節エレメント44に加えられた大きな摩擦力によって、この調節エレメント44は駆動されないようになっている。第2のばねエレメント42によって、調整ストロークを蓄えることができ、これによって、調整力の低下時(離反時)に調整エレメント44が駆動されるようになっている。巻付けバンド18の力と、この力に基づき結果的に生じるモーメントとは、スピンドル12の摩擦モーメントよりも大きく設定されている。揺動体32の変位に続いて、付加的には、図6に示したように、第1のばねエレメント22が変位させられ、この第1のばねエレメント22に予荷重が加えられるようになっている。
摩耗時のプレッシャプレート52の離反運動は、2つの部分範囲に分割することができる。第1の部分範囲では、摩擦クラッチ38が切られて、揺動体32が、図7に示した状態のように、再びその出発位置に戻される。この場合には、巻胴16とスピンドル12とは各々の固有の軸線を中心として回動させられない。なぜならば、巻胴16とスピンドル12とが、このスピンドル12の摩擦モーメントによって保持され、回動防止されるからである。この過程の間には、巻付けロープ18と巻胴16との間で相対運動が行われるので、もはや「Euler(人名)−Eytelwein(人名)の方程式」が適用される状態は付与されていない。巻付けロープ18も同じく出発位置に戻される。図8に示したように、操作エレメント36の組付け位置と、操作エレメント36の、完全に実施された離反との間のプレッシャプレート52の離反運動の第2の部分範囲では、第1のばねエレメント22の作用ばね力が減少する。図10に示したように、この状態では、第2のばねエレメント42が、当初のばね長さSよりもばねストローク量ΔSだけ短いばね長さSしか有していない。これによって、第2のばねエレメント42のばね力FC2が高められるのに対して、プレッシャプレート52の離反運動によって、調整エレメント44に作用する摩擦力は減少し、調整エレメント44の制動力Fも減少する。これによって、第2のばねエレメント42のばね力FC2が調整エレメント44の制動力Fを上回り、調整エレメント44を運動させることができる。したがって、第2のばねエレメント42のばね力により、調整エレメント44の回動を行うことができる。これによって、クラッチディスク40の摩擦フェーシングの摩耗にもかかわらず、操作エレメント36の当初の位置を再現することができる。摩耗により生じたストローク差は、調整エレメント44とプレッシャプレート52とに設けられた互いに滑動し合う斜面60,62によって補償することができる。
図11に示したように、揺動体32の付設部34は、調整エレメント44に設けられた凹部56を通って張り出しており、これによって、摩耗の感知時に操作エレメント36が付設部34に当接するようになっている。さらに、調整エレメント44は、半径方向外側に向けられた段部58を有している。この段部58には、第2のばねエレメント42が作用し、これによって、調整エレメント44の斜面60がプレッシャプレート52の対応斜面62を介して運動させられるようになっている。図12に示したように、調整装置10は長孔48を介してねじ64によって板ばね66に締結することができる。この板ばね66は、クラッチカバー50を固定するためのカバー保持部材70にリベット68によって締結されている。板ばね66によって、搬送位置補償を達成することができる。この搬送位置補償は、摩擦クラッチ38の組付け状態に対して搬送位置で調整装置10の位置を補償するために役立つ。これによって、調整装置10をクラッチカバー50に組み付けることが可能となる。
板ばね66は、調整装置10の案内だけでなく、クラッチカバー50に対する調整装置10の支持も実現することができるという利点を有している。設けられた板ばね66はカバー保持部材70にリベット締めされていて、調整装置10にねじ締結されている。ねじ締結部材64によって、長孔48における両組付け位置の間での板ばね66のずれを補償することができる。これによって、板ばね66の膨出が回避される。組付け状態では、板ばね力がクラッチカバー50に作用している。摩擦クラッチ38の運転中には、調整装置10が、作用する向心力によって外向きの力作用を受ける。クラッチカバー50におけるこの作用を下側の範囲で支持するために、ホルダ24には、接線方向に突出した保持ストッパ72が取り付けられている。上側の範囲では、この役割を板ばね66が引き受けている。ホルダ24は搬送位置補償と一緒にクラッチカバー50に対して第2のばねエレメント42の予荷重力と調整力とを支持している。
前述した説明および実施の形態は、特に自動車の摩擦クラッチ38に用いられる調整装置10において、この調整装置10が、スピンドル12と、このスピンドル12に螺着されたスピンドルナット14と、ほぼ力伝達式のかつ/またはほぼ無段式の旋回手段とを備えており、スピンドルナット14が、カウンタプレート54との間にクラッチディスク40を圧着するためのプレッシャプレート52と、カウンタプレート54との間の、摩耗に起因した異常間隔を調整するための調整エレメント44を連行、つまり、駆動するようになっており、旋回手段が、スピンドル12を旋回させて、摩耗に起因した異常間隔を調整するようになっている調整装置10ならびにこのような調整装置10を備えた摩擦クラッチ38に関する。
10 調整装置
12 スピンドル
14 スピンドルナット
16 巻胴
18 巻付けロープ
20 第1の端部
22 第1のばねエレメント
24 ホルダ
26 調整ねじ
28 第2の端部
30 組付けブラケット
32 揺動体
33 保持ピン
34 付設部
36 操作エレメント
38 摩擦クラッチ
40 クラッチディスク
42 第2のばねエレメント
44 調整エレメント
46 ストッパ
48 長孔
50 クラッチカバー
52 プレッシャプレート
54 カウンタプレート
56 凹部
58 段部
60 斜面
62 対応斜面
64 ねじ
66 板ばね
68 リベット
70 カバー保持部材
72 保持ストッパ

Claims (9)

  1. 自動車の摩擦クラッチ(38)に用いられる調整装置において、
    該調整装置が、スピンドル(12)と、該スピンドル(12)に螺着されたスピンドルナット(14)と、ほぼ力伝達式のかつ/またはほぼ無段式の旋回手段とを備えており、
    スピンドルナット(14)が、カウンタプレート(54)との間にクラッチディスク(40)を圧着するためのプレッシャプレート(52)と、カウンタプレート(54)との間の、摩耗に起因した異常間隔を調整するための調整エレメント(44)を連行するようになっており、前記旋回手段が、スピンドル(12)を旋回させて、摩耗に起因した異常間隔を調整するようになっており、
    前記旋回手段が、スピンドル(12)に結合された巻胴(16)の周りに巻回された巻付けロープ(18)を有しており、該巻付けロープ(18)が、第1の端部(20)で第1のばねエレメント(22)に結合されていることを特徴とする、自動車の摩擦クラッチに用いられる調整装置。
  2. スピンドルナット(14)から調整エレメント(44)に調節力を伝達するために、スピンドルナット(14)により応力が加えられる第2のばねエレメント(42)が設けられている、請求項1記載の調整装置。
  3. スピンドル(12)が、該スピンドル(12)の中心軸線に対して偏心的に延びる旋回軸線を中心として旋回可能である、請求項1または2記載の調整装置。
  4. スピンドル(12)が、ホルダ(24)に旋回可能に結合された揺動体(32)に支承されており、該揺動体(32)が、突出した付設部(34)を介して、プレッシャプレート(52)を押し付けるための操作エレメント(36)によって旋回可能であり、巻胴(16)が、揺動体(32)の旋回によって回動可能である、請求項からまでのいずれか1項記載の調整装置。
  5. 第1のばねエレメント(22)のばね力および予荷重と、第2のばねエレメント(42)のばね力および予荷重とは、巻胴(16)の回動に際して、プレッシャプレート(52)の押付け時には、巻付けロープ(18)が巻胴(16)に力伝達するように、摩擦接続的に結合されていて、カウンタプレート(54)からのプレッシャプレート(52)の離反時には、巻付けロープ(18)が巻胴(16)に対してスリップするように選択されている、請求項からまでのいずれか1項記載の調整装置。
  6. スピンドル(12)が、クラッチカバー(50)に固定するためのホルダ(24)内に収容されており、巻付けロープ(18)の第1の端部(20)が、ホルダ(24)に第1のばねエレメント(22)を介して結合されており、巻付けロープ(18)の第2の端部(20)が、ホルダ(24)に直接結合されている、請求項からまでのいずれか1項記載の調整装置。
  7. 自動車に用いられるツインディスククラッチとしての摩擦クラッチにおいて、
    該摩擦クラッチが、カウンタプレート(54)と、該カウンタプレート(54)に対して相対的に運動可能なプレッシャプレート(52)と、クラッチカバー(50)と、該クラッチカバー(50)に結合された請求項1からまでのいずれか1項記載の調整装置(10)とを備えており、
    プレッシャプレート(52)が、該プレッシャプレート(52)とカウンタプレート(54)との間にクラッチディスク(40)を圧着するようになっており、クラッチカバー(50)が、プレッシャプレート(52)を少なくとも部分的に覆っており、調整装置(10)が、カウンタプレート(54)に対するプレッシャプレート(52)の、摩耗に起因した異常間隔を調整するようになっていることを特徴とする、自動車に用いられる摩擦クラッチ。
  8. 調整装置(10)が、プレッシャプレート(52)に対して半径方向外側に配置されている、請求項記載の摩擦クラッチ。
  9. 調整装置(10)が、クラッチカバー(50)またはプレッシャプレート(52)に少なくとも1つの長孔(48)を介して結合されており、該長孔(48)の第1の端位置では、調整装置(10)の操作が機能しておらず、長孔(48)の第2の端位置では、調整装置(10)の操作が機能している、請求項または記載の摩擦クラッチ。
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