JP5962570B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機(モータ、又は発電機、又はモータ兼発電機)に関し、特に、オイル等の冷却液を循環させることが可能な冷却構造を備えた回転電機に関する。
ハイブリッド車両等に搭載されるモータジェネレータ(モータ兼発電機)等の回転電機においては、発熱による運転効率の低下を抑制すべく、オイルなどの冷媒を循環させることが行われている。例えば特許文献1には、この種の冷却構造を備えた回転電機が開示されている。この回転電機は、水平軸回りに回転するロータと、その外側に配置されるステータと、これらロータおよびステータが収容されるケースとを備えている。ケースの内側天井面には、冷却液滴下部が備えられており、この冷却液滴下部からケース内に冷却液を供給しつつ当該冷却液をステータに沿って流動させることで、ステータを冷却するように構成されている。なお、この回転電機では、ステータのコイル(樹脂によりモールドされている)に溝状の誘導部が形成されており、これによりコイル外周面に沿って流下する冷却液をコイルエンドに誘導して、コイルの冷却効果を高めるように構成されている。
特開2010−68640号公報
ところで、冷却液による冷却構造を備えた上記のような回転電機では、冷却液との熱交換効率を高めることが回転電機を効率良く冷却する上で重要であり、それには、回転電機内での冷却液の流速を高めることが有効である。しかし、特許文献1に記載されるような従来の回転電機は、冷却液の流路が広く(流路面積が大きく)、回転電機内を流れる冷却液の流速を高めるには高出力の大型ポンプが必要になるという課題がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、比較的低出力の小型ポンプを用いて、効率良く回転電機を冷却することができる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一の局面に係る回転電機は、周方向に各々所定間隔を隔てて並ぶ複数のコイルを有するステータと、前記ステータの内側に配置されるロータと、前記ステータおよび前記ロータを収容し、かつ前記ロータを回転自在に支持するケースと、を備え、前記ケースは、前記ロータが配置されるロータ室と、その外側のステータ室と、当該ステータ室に対して冷却液の給排を行うための液導入部及び液排出部と、を備え、前記ステータ室は、前記ステータの外周面に対向する壁面とステータの前記外周面との間に形成される中央冷却室を含み、当該ステータ室には、ロータ回転軸の軸方向両側の壁面と前記コイルとの間に各々、前記周方向に所定間隔を隔てて並ぶ複数の誘導板が備えられ、当該複数の誘導板は、前記冷却液が隣接するコイルの間を経由することにより蛇行しながら前記ステータ室内を前記周方向に流動するように配置されているものである。
この回転電機の構成によれば、冷却液が蛇行して流れるように流路が形成される。そのため、冷却液の流路が比較的狭くなり(流路面積が小さくなり)、回転電機を流れる冷却液の流速を比較的低出力の小型ポンプを用いて高めることが可能となる。また、冷却液の流路が蛇行していることで、ステータと冷却液との実質的な伝熱面積が広くなる。そのため、比較的低出力の小型ポンプを用いてステータを効果的に冷却することが可能となる。さらに、ステータ室が、ステータの外周面に対向する壁面とステータの外周面との間に形成される中央冷却室を含むものであるため、ステータのコイル部分と外周部とを個別に冷却することが可能となり、ステータの冷却効果をより高めることが可能となる。
この回転電機において、前記ステータは、その外周に、前記軸方向に並びかつ各々前記周方向に延びる複数の放熱フィンを有するヒートシンクを備えており、前記中央冷却室が前記ヒートシンクと前記壁面とで形成されることにより、当該中央冷却室の内側に前記放熱フィンが配置されているのが好適である。
この構成によれば、中央冷却室における冷却液とステータとの伝熱面積がより大きくなるため、ステータをより効果的に冷却することが可能となる。
また、本発明の他の一の局面に係る回転電機は、円筒状のステータと、前記ステータの内側に配置されるロータと、前記ステータおよび前記ロータを収容し、かつ前記ロータを回転自在に支持するケースと、を備え、前記ステータは、周方向に延びるバックコア部と前記周方向の複数の位置で当該バックコア部からロータ側に延びる複数のティース部とを含み、当該各ティース部に前記コイルが巻回されるものであり、前記ケースは、前記ロータが配置されるロータ室と、その外側のステータ室と、当該ステータ室に対して冷却液の給排を行うための液導入部及び液排出部と、を備え、前記ステータ室は、前記コイルが配置されるコイル室と、その外側であって前記バックコア部が配置されるバックコア室とを含み、前記バックコア室は、前記ステータの外周面に対向する壁面とステータの前記外周面との間に形成される中央冷却室と、この中央冷却室を挟んで前記軸方向一方側に隣接する第1冷却室と、他方側に隣接する第2冷却室と、を含み、前記第1冷却室、中央冷却室および第2冷却室は、前記冷却液が前記周方向に流動しながら前記第1冷却室、中央冷却室および第2冷却室の順に移動するように、隣接する冷却室同士が連通しているものである。
この構成によれば、バックコア室内における冷却液の流路がより狭くなる(流路面積が小さくなる)。従って、バックコア室における冷却液の流速を効果的に高めて、ステータ(バックコア部)を効率よく冷却することができる。
この回転電機において、前記コイル室には、ロータ回転軸の軸方向両側の側壁と前記コイルとの間に各々、前記周方向に所定間隔を隔てて並ぶ複数の誘導板が備えられ、前記複数の誘導板は、前記冷却液が隣接するコイルの間を経由することにより蛇行しながら前記ステータ室内を前記周方向に流動するように配置されているのが好適である。
この回転電機の構成によれば、ステータ室がコイル室とバックコア室とに区画された上で、さらにコイル室については、冷却液が蛇行して流れるように流路が形成される。そのため、冷却液の流路が比較的狭くなり(流路面積が小さくなり)、回転電機を流れる冷却液の流速を比較的低出力の小型ポンプを用いて高めることが可能となる。特に、コイル室においては、冷却液の流路が蛇行していることで、ステータと冷却液との実質的な伝熱面積が広くなる。そのため、比較的低出力の小型ポンプを用いてステータを効果的に冷却することが可能となる。
この場合、前記ステータは、前記バックコア部の外周面上に、前記軸方向に並びかつ各々前記周方向に延びる複数の放熱フィンを有するヒートシンクを備えており、前記中央冷却室が前記ヒートシンクと前記壁面とで形成されることにより、当該中央冷却室の内側に前記放熱フィンが配置されているのが好適である。
この構成によれば、中央冷却室における冷却液とステータとの伝熱面積がより大きくなるため、ステータをより効果的に冷却することが可能となる。
なお、前記ステータがヒートシンクを備える構成において、前記放熱フィンは、前記周方向の複数の位置に切れ目を有するものであるのが好適である。
この構成によれば、中央冷却室における冷却液の流動を促進させることが可能となり、ステータの冷却効果を高める上で有利となる。
また、上記の各回転電機において、前記誘導板は、前記壁面に一体的に繋がる本体部と、この本体部に固定され、当該本体部から前記軸方向に延設されて隣接するコイル間に挿入される撓み変形可能なシート状絶縁材とからなるものであるのが好適である。
この構成によれば、誘導板とコイルとが接触してコイルの絶縁被膜が破れることによる漏電を未然に防止しながら、隣接するコイル間の隙間に冷却液を誘導すること、つまり冷却液をステータ室内で良好に蛇行させることが可能となる。
以上説明したように、本発明の回転電機によれば、比較的低出力の小型ポンプを用いて回転電機を効果的に冷却することが可能となる。
本発明にかかる回転電機(第1実施形態)を示す断面図である。 回転電機を示す、図1のII−II線断面図である。 (a)は、ステータ室を展開した模試図であり、(b)は、(a)の要部拡大図である。 ヒートシンクの展開図(中央冷却室の展開図)である。 本発明にかかる回転電機(第2実施形態)を示す断面図である。 ステータ室(第1冷却室/中央冷却室/第2冷却室)を示す模式図である。 第2実施形態にかかる回転電機の変形例を示す断面図である。 流量切り替えバルブの構成を示す斜視模式図である。 回転電機の構成の変形例を示す断面図である。 第2実施形態にかかる液導入部、液導出部の配置の変形例を示す断面図である。 第2実施形態にかかる液導入部、液導出部の配置の変形例を示す断面図である。 第2実施形態にかかる回転電機の変形例における液導入部、液導出部の配置の変形例を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
(第1の実施形態)
図1及び図2は、本発明に係る回転電機(モータ、又は発電機、又はモータ兼発電機)を各々断面図で示している。同図に示す回転電機1Aは、冷却液を循環させることが可能な冷却構造を備えた回転電機である。この回転電機1Aは、円筒状のステータ10と、その内側に配置されるロータ12と、これらステータ10及びロータ12を収容し、かつ前記ロータ12を水平軸回りに回転自在に支持するケース16とを含む。
前記ケース16は、円筒板17と、この円筒板17の内側を塞ぐように当該円筒板17の軸方向両端に固定される円形の一対の側板18とから構成されている。
前記ロータ12は、円柱状のロータ本体13と、その中心に一体的に設けられて横方向に延びる回転軸14(ロータ回転軸)とを備えている。ロータ12は、前記回転軸14がベアリング15を介して前記側板18に支持されることにより、前記ケース16に回転自在に支持されている。なお、以下の説明では、前記回転軸14と平行な方向を「回転軸方向」と称し、当該回転軸14回りの方向を「周方向」と称す。
前記ステータ10は、前記ロータ本体13との間に一定の微小隙間を隔てた状態で、当該ロータ12の周囲に配置されている。ステータ10は、ステータコア20、このステータコア20に装着されるコイル26、及びステータコア20の外周面上に固定されるヒートシンク28等から構成されている。
前記ステータコア20は、詳しくは、周方向に延びる円環状のバックコア部22と、このバックコア部22における周方向の複数の位置からロータ中心に向かって各々延びる複数のティース部24とを備えており、各ティース部24に前記コイル26が各々巻回されている。なお、図面中では明示していないが、ステータコア20は、その断面形状と同一形状にプレスされた所定枚数の電磁鋼板が回転軸方向に積層されることにより構成されている。
前記ヒートシンク28は、ステータコア20のバックコア部22の外周面上に固定されている。ヒートシンク28は、図1及び図4に示すように、バックコア部22に固定される帯状のステータリング28aと、このステータリング28aから外向き(ステータコア20の径方向外向き)に突出し、各々周方向に伸びる複数の放熱フィン28bとを有する。各放熱フィン28bは、回転軸方向に一定間隔で並んでおり、両端以外の各放熱フィン28bは、周方向の複数の位置に切れ目を備えた断続的な形状となっている。
前記ケース16は、その内部が円筒状の区画壁W1によって、前記ロータ12が配置される内側のロータ室Rrと、その外側のステータ室Srとに区画されている。すなわち、ケース16は、ロータ室Rrとステータ室Srとを備えている。
前記ステータ10は、ステータ室Srに配置され、前記区画壁W1を介してケース16に支持されている。詳しくは、区画壁W1に形成される図外の開口から各ティース部24の先端部をロータ室Rr内に臨ませた状態で当該区画壁W1に固定されている。各ティース部24の先端面は、前記ロータ本体13の外周面の曲率に対応した円弧状に形成されており、これによってステータコア20の内周面とロータ本体13の外周面との間に、一定の微小隙間が形成されている。なお、ティース部24と区画壁W1との間は、シール部材によりシールされており、これによりステータ室Srからロータ室Rrへの後記冷却液の侵入が防止されている。
前記ヒートシンク28の放熱フィン28bのうち、両端に位置する放熱フィン28bは、図1に示すように、円筒板17の内壁面に接合(接着)されている。これにより、ステータ室Sr内に、当該内壁面とヒートシンク28とによって、前記内壁面に沿って周方向に延びる扁平な中央冷却室Cr0が形成されている。
なお、前記ケース16には、その上部(円筒板17の頂部)に、前記ステータ室Srへ冷却液を導入するための液導入部2が設けられる一方、下部(内底部)に、前記ステータ室Srの冷却液を導出するための液導出部3が設けられている。これにより、ケース16上部からステータ室Sr内に冷却液(例えばオイル)を導入し、この冷却液を、図2中に破線矢印で示すように、ロータ室Rrの両側で下方に流動させながらケース16の下部から導出するように構成されている。なお、前記ヒートシンク28(両端の放熱フィン28b)のうち、前記液導入部2の近傍位置および前記液導出部3の近傍位置には、各々切欠部29が形成されており、これにより、液導入部2からステータ室Sr内に導入される冷却液の一部が、前記中央冷却室Cr0に導入されて当該中央冷却室Cr0内を流動するようになっている。
図3(a)に示すように、ステータ室Srにおけるステータ10の両側(回転軸方向の両側)の位置には各々、周方向に一定間隔(コイル26二つ分の間隔)を隔て複数の誘導板30が設けられている。各誘導板30は、ステータ室Srに沿って流動する冷却液を、隣接するコイル26の間に誘導するものである。これら誘導板30のうち、ステータ10の一方側(図3(a)では左側)に配置される各誘導板30と他方側に配置される各誘導板30とは、同図に示すように互いにコイル26一つ分だけ周方向にオフセットされており、その結果、上記誘導板30が全体として千鳥状に配置されている。これにより、同図中に破線矢印で示すように、冷却液が隣接するコイル26の間を経由して蛇行しながらステータ室Sr内を下方(周方向)に流動するようになっている。
各誘導板30は、より詳しくは、図3(b)に示すように、側板18の側面に一体的に繋がる本体部32と、この本体部32の上流側の面(冷却液の流動方向上流側の面)に固定され、当該本体部32から回転軸方向に延設されて隣接するコイル26の間に挿入される撓み変形可能なシート状絶縁材34とにより構成されている。つまり、誘導板30は、シート状絶縁材34のみがコイル26に接触するように構成されている。これにより、誘導板30とコイル26との接触により当該コイル26の絶縁被膜が破れて漏電を起こすことが未然に防止されるようになっている。
以上のような回転電機1Aは、その作動中、ケース16上部の液導入部2を通じてステータ室Srに冷却液が導入される。このようにステータ室Srに供給された冷却液は、ステータ室Srの上部で二方向に分かれ、ロータ室Rrの両側を蛇行しながら下方に向かって流動した後、ステータ室Srの下部で合流して液導出部3から導出される。また、ステータ室Srに供給された冷却液の一部は、中央冷却室Cr0に導入され、当該中央冷却室Cr0の上部で二方向に分かれ、ロータ室Rrの両側を下方に向かって流動した後、中央冷却室Cr0の下部で合流して液導出部3から導出される。このようにステータ室Srに対して冷却液が循環供給されることにより、ステータ10が冷却され、回転電機1Aの発熱による運転効率の低下が抑制される。
この回転電機1Aによれば、上記のように、ステータ室Srに誘導板30が設けられ、冷却液が蛇行しながら流動するように流路が形成されているため、単純な円筒状のステータ室において冷却液を流下させる従来のこの種の回転電機(背景技術の特許文献1)の構成に比べると、冷却液の流路が狭く(流路面積が小さく)、そのため、コイル室Sr1を流れる冷却液の流速を比較的低出力の小型ポンプを用いて高めることができる。また、冷却液の流路が上記のように蛇行していることで、ステータ10と冷却液との実質的な伝熱面積も広くなる。従って、この回転電機1Aによれば、比較的低出力の小型ポンプを用いて回転電機1A(ステータ10)を効果的に冷却することが可能となる。
しかも、この回転電機1Aでは、ステータコア20(バックコア部22)の外周面上にヒートシンク28が固定され、このヒートシンク28と円筒板17とにより上記中央冷却室Cr0が形成されることにより、ヒートシンク28の各放熱フィン28bが中央冷却室Cr0内に配置された上で、この中央冷却室Cr0内を冷却液が流動するように構成されているので、ステータコア20(バックコア部22)から冷却液への放熱が効果的に促進される。従って、この点でも、上記回転電機1Aによれば、回転電機1A(ステータ10)を効果的に冷却することが可能となる。
この場合、上記ヒートシンク28のように、各放熱フィン28bに切り目が形成された構成によれば、中央冷却室Cr0内で乱流が発生し、これによりステータリング28aの液境界面での冷却液の流動が促進され、冷却液の流速が高められる。そのため、ステータコア20(バックコア部22)から冷却液への放熱が効果的に促進される。
なお、この回転電機1Aでは、上記の通り、液導入部2からステータ室Srに導入される冷却液の一部を中央冷却室Cr0に導入するように構成されているが、中央冷却室Cr0に対して直接(個別に)冷却液を導入して、ステータコア20(バックコア部22)からの放熱を促進させるようにしてもよい。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態に係る回転電機1Bを断面図で示している。なお、第2実施形態の回転電機1Bの基本的な構成は、第1実施形態の回転電機1Aと共通するため、共通する構成部分については第1実施形態と同一符号を付して説明を省略し、以下に、第1実施形態との相違点について詳細に説明する。
第2実施形態に係る回転電機1Bは、ステータ室Srが、円筒状の区画壁W2によって、コイル24が配置されるコイル室Sr1と、その外側であってバックコア部22が配置されるバックコア室Sr2とに区画されている点で第1実施形態と構成が相違している。そして、ステータ室Srのうち、前記コイル室Sr1に前記誘導板30が設けられている。
なお、バックコア室Sr2内は、上記中央冷却室Cr0が設けられている結果、当該中央冷却室Cr0と、この中央冷却室Cr0を挟んで回転軸方向一方側(同図の左側)に隣接する第1冷却室Cr1と、他方側に隣接する第2冷却室Cr2とに区画されている。
ケース16には、第1冷却室Cr1に冷却液を導入するための第1液導入部2Aと、第2冷却室Cr2から冷却液を導出するための第1液導出部3Aとが設けられている。第1液導入部2Aは、円筒板17の上部(頂部)に設けられており、第1液導出部3Aは、ケース16の上部であって第2冷却室Cr2側(同図では右側)の側板18に設けられている。これにより、ケース16上部からバックコア室Sr2の第1冷却室Cr1に冷却液を導入しながら、この冷却液を、図6に模式的に示すように、第1冷却室Cr1から順次中央冷却室Cr0および第2冷却室Cr2に流動させて、当該第2冷却室Cr2から外部に導出するようになっている(図6中の丸付き数字1〜3参照)。詳しくは、第1冷却室Cr1の上部には仕切壁36が設けられており、第1液導入部2Aから第1冷却室Cr1に導入された冷却液は、当該第1冷却室Cr1を一方向に一周し、ヒートシンク28の切欠部29から中央冷却室Cr0に導入される(丸付き数字1参照)。中央冷却室Cr0に導入された冷却液は、当該中央冷却室Cr0の上部で二方向に分かれ、ロータ室Rrの両側を下方に向かって流動した後、中央冷却室Cr0の下部で合流し、ヒートシンク28の切欠部29から第2冷却室Cr2に導入される(丸付き数字2参照)。そして、第2冷却室Cr2に導入された冷却液は、当該第2冷却室Cr2の下部で二方向に分れ、ロータ室Rrの両側を上方に向かって流動した後、第2冷却室Cr2の上部で合流し、前記第1液導出部3Aからバックコア室Sr2(第2冷却室Cr2)の外部に導出される(丸付き数字3参照)。
また、ケース16には、コイル室Sr1に冷却液を導入するための第2液導入部2Bと、コイル室Sr1から冷却液を導出するための第2液導出部3Bとが設けられている。第2液導入部2Bは、一方側の側板18(同図では左側の側板18)のロータ12上方の位置に設けられており、第2液導入部2Bは、他方側の側板18(同図では右側の側板18)のロータ12下方の位置に設けられている。これにより、第2液導入部2Bからコイル室Sr1に導入される冷却液が、当該コイル室Sr1の上部で二方向に分れ、隣接するコイル26の間を経由して蛇行しながらロータ室Rrの両側を下方に向かって流動した後、コイル室Sr1の下部で合流して、第2液導出部3Bからコイル室Sr1の外部に導出されるようになっている。
以上のような第2実施形態にかかる回転電機1Bによれば、ステータ室Srがさらにコイル室Sr1とバックコア室Sr2とに区画された上で、コイル室Sr1において冷却液が蛇行して流れるように流路が形成される。そのため、冷却液の流路がより狭くなり(流路面積が小さくなり)、回転電機1Bを流れる冷却液の流速を高める上で有利となる。
しかも、この回転電機1Bでは、コイル室Sr1とバックコア室Sr2とに別個独立に冷却液が供給される、つまりコイル26とバックコア部22とが個別に冷却されるため、より効果的に回転電機1B(ステータ10)を冷却することができるという利点がある。
なお、この回転電機1Bについては、図7に示すような構成を採用してもよい。
図7に示す回転電機1Cは、上記回転電機1Bの変形例であり、以下の点が上記回転電機1Bと相違している。すなわち、この回転電機1Cは、上記第1液導入部2Aおよび第2液導入部2Bの代わりに、ケース16の上部に単一の液導入部2を備えている。
この液導入部2は、ステータ室Srに導入される冷却液をコイル室Sr1とバックコア室Sr2(第1冷却室Cr1)とに分配するとともに、その分配比率(コイル室Sr1に導入される冷却液とバックコア室Sr2に導入される冷却液との割合)を変更する流量切り替えバルブ5を含む。
この流量切り替えバルブ5は、概略的には、図7に示すように、有底円筒状の外筒40と、この外筒40に対して回転可能に内嵌される内筒42と、内筒42を回転駆動する電動機等のアクチュエータと、を含み、図7に示すように、前記区画壁W2を貫通して前記コイル室Sr1と前記バックコア室Sr2とに跨るように配置されている。
前記外筒40の側面には、その軸方向(上下方向)の異なる位置に開口部41a、41b(第1開口部41a、第2開口部41bと称す)が形成されており、下側の第1開口部41aがコイル室Sr1に、上側の第2開口部41bがバックコア室Sr2(第1冷却室Cr1)にそれぞれ臨んでいる。なお、各開口部41a、41bは、同一形状の矩形の開口部であり、例えば外筒40の周方向に互いに90°ずれた位置に形成されている。一方、前記内筒42の側面には、これら開口部41a、41bに一部重なる矩形の開口部43が形成されている。
つまり、この回転電機1Cでは、冷却液は、流量切り替えバルブ5の内筒42の内側に供給され、前記開口部43及び第1開口部41aを通じてコイル室Sr1に導入されるとともに、開口部43及び第2開口部41bを通じてバックコア室Sr2(第1冷却室Cr1)に導入される。そして、前記アクチュエータにより外筒40が回転駆動され、外筒40の各開口部41a、41bの開口比率が変更されることにより、コイル室Sr1に導入される冷却液とバックコア室Sr2(第1冷却室Cr1)に導入される冷却液の割合が変更される。このような冷却液の導入割合の変更は、例えばステータ室Sr(コイル室Sr1及びバックコア室Sr2)に配置される温度センサの出力に基づき図外の制御装置により前記アクチュエータが制御されることにより行われる。
このような回転電機1Cによれば、液導入部2を一つに集約しながらコイル室Sr1およびバックコア室Sr2に対して適切に冷却液を導入することができる。また、各コイル26やステータコア20(バックコア部22)の発熱状況に応じて、コイル室Sr1に導入される冷却液とバックコア室Sr2に導入される冷却液との割合を変更することができるため、回転電機1Cの発熱状況に応じて冷却液を効率良く用いながら、当該回転電機1Cを効果的に冷却することができるという利点がある。
ところで、以上説明した回転電機1A〜1Cは、本発明にかかる回転電機の好ましい実施形態の例示であって、その具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、第1実施形態の回転電機1Aでは、ステータ10は、ステータコア20の外周面上にヒートシンク28が固定された構成であるが、このヒートシンク28が省略された構成であってもよい。この場合には、例えば図9に示すように、ステータ10のステータコア20外周面を直接ケース16(円筒板17)に当接させることにより、ステータコア20からケース16に熱を伝達させることにより、ステータ10を冷却するようにしてもよい。この場合、例えば同図中に二点で示すようにケース16(円筒板17)にウォータジャケット19を形成して冷却液(冷却水等)を循環させるように構成してもよい。この構成によれば、ケース16を介してステータ10を効果的に冷却することができる。
また、第2実施形態の回転電機1Bでは、コイル室Sr1およびバックコア室Sr2に対しては、冷却液が別個独立に導入および導出されるように構成されているが、冷却液の流動ルートはこれに限定されるものではなく、例えば、図10に示すように、第2実施形態の回転電機(図5)に対して、第1冷却液導入部2Aをバックコア室Sr2に臨むようにケース16に設け、冷却液をバックコア室Sr2を通過させた後、区画壁W2に設けられた第3液導入部4Aからコイル室Sr1に導入し、コイル室Sr1を流動させた後、コイル室Sr1のケース16に設けた第1冷却液導出部3Aから外部に導出するようにしてもよい。又は、これと逆の順番で冷却液が流動するようにしてもよい。例えば、図11(a)(b)に示すように、第2実施形態の回転電機(図5)に対して、第1冷却液導入部2Aをコイル室Sr1に臨むようにケース側板18に設け、冷却液をコイル室Sr1を通過させた後(図11(b)中の丸付き数字1〜3参照)、区画壁W2に設けられた第3液導入部4Aからバックコア室Sr2に導入(図中の丸付き数字4参照)し、バックコア室Sr2を流動させた後(図中の丸付き数字5〜9参照)、バックコア室Sr2のケース16に設けられた第1冷却液導出部3Aから外部に導出する(図中の丸付き数字10参照)ようにしてもよい。さらに、図12に示すように、第2実施形態の回転電機の変形例(図7)に対して、液導入部2に設けられた流量切り替えバルブ5により、コイル室Sr1に導入された冷却液を当該コイル室Sr1内で流動させた後、区画壁W2に第2冷却室Cr2に臨むように設けられた第3液導入部4Aから第2冷却室Cr2へ導入し、バックコア室Sr2を流動させた後、第2冷却室Cr2のケース16に設けた第1冷却液導出部3Aから外部に導出するようにしてもよい。これら、図10〜12によれば、回転電機外部から冷却液の液導入部、液導出部を各1か所にすることができる。以上のように、冷却液導入部、冷却液導出部の配置においては、様々な変形が可能である。
1A〜1C 回転電機
10 ステータ
12 ロータ
16 ケース
20 ステータコア
22 バックコア部
24 ティース部
26 コイル
30 誘導板
Rr ロータ室
Sr ステータ室
W1、W2 区画壁

Claims (7)

  1. 周方向に各々所定間隔を隔てて並ぶ複数のコイルを有するステータと、
    前記ステータの内側に配置されるロータと、
    前記ステータおよび前記ロータを収容し、かつ前記ロータを回転自在に支持するケースと、を備え、
    前記ケースは、前記ロータが配置されるロータ室と、その外側のステータ室と、当該ステータ室に対して冷却液の給排を行うための液導入部及び液排出部と、を備え、
    前記ステータ室は、前記ステータの外周面に対向する壁面とステータの前記外周面との間に形成される中央冷却室を含み、当該ステータ室には、ロータ回転軸の軸方向両側の壁面と前記コイルとの間に各々、前記周方向に所定間隔を隔てて並ぶ複数の誘導板が備えられ、
    当該複数の誘導板は、前記冷却液が隣接するコイルの間を経由することにより蛇行しながら前記ステータ室内を前記周方向に流動するように配置されている、ことを特徴とする回転電機。
  2. 請求項に記載の回転電機において、
    前記ステータは、その外周に、前記軸方向に並びかつ各々前記周方向に延びる複数の放熱フィンを有するヒートシンクを備えており、
    前記中央冷却室が前記ヒートシンクと前記壁面とで形成されることにより、当該中央冷却室の内側に前記放熱フィンが配置されていることを特徴とする回転電機。
  3. 円筒状のステータと、
    前記ステータの内側に配置されるロータと、
    前記ステータおよび前記ロータを収容し、かつ前記ロータを回転自在に支持するケースと、を備え、
    前記ステータは、周方向に延びるバックコア部と前記周方向の複数の位置で当該バックコア部からロータ側に延びる複数のティース部とを含み、当該各ティース部に前記コイルが巻回されるものであり、
    前記ケースは、前記ロータが配置されるロータ室と、その外側のステータ室と、当該ステータ室に対して冷却液の給排を行うための液導入部及び液排出部と、を備え、
    前記ステータ室は、前記コイルが配置されるコイル室と、その外側であって前記バックコア部が配置されるバックコア室とを含み、
    前記バックコア室は、前記ステータの外周面に対向する壁面とステータの前記外周面との間に形成される中央冷却室と、この中央冷却室を挟んで前記軸方向一方側に隣接する第1冷却室と、他方側に隣接する第2冷却室と、を含み、
    前記第1冷却室、中央冷却室および第2冷却室は、前記冷却液が前記周方向に流動しながら前記第1冷却室、中央冷却室および第2冷却室の順に移動するように、隣接する冷却室同士が連通していることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項に記載の回転電機において、
    前記コイル室には、ロータ回転軸の軸方向両側の側壁と前記コイルとの間に各々、前記周方向に所定間隔を隔てて並ぶ複数の誘導板が備えられ、
    前記複数の誘導板は、前記冷却液が隣接するコイルの間を経由することにより蛇行しながら前記ステータ室内を前記周方向に流動するように配置されている、ことを特徴とする回転電機。
  5. 請求項又はに記載の回転電機において、
    前記ステータは、前記バックコア部の外周面上に、前記軸方向に並びかつ各々前記周方向に延びる複数の放熱フィンを有するヒートシンクを備えており、
    前記中央冷却室が前記ヒートシンクと前記壁面とで形成されることにより、当該中央冷却室の内側に前記放熱フィンが配置されていることを特徴とする回転電機。
  6. 請求項又はに記載の回転電機において、
    前記放熱フィンは、前記周方向の複数の位置に切れ目を有することを特徴とする回転電機。
  7. 請求項1乃至の何れか一項に記載の回転電機において、
    前記誘導板は、前記壁面に一体的に繋がる本体部と、この本体部に固定され、当該本体部から前記軸方向に延設されて隣接するコイル間に挿入される撓み変形可能なシート状絶縁材とからなることを特徴とする回転電機。
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