JP5962031B2 - 車両用フレームモール取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のフレームモールとベルトモールの取付構造に関する。
従来、フレームモールとして種々のものが提案されている。例えば、ベルトモールとフレームモールとが接続部材を介して組付けられ、接続部材はベルトモールに対しては差込まれフレームモールに対してはカシメられて固定されるものがある(例えば特許文献1参照。)。
特開2010−76649号公報
しかしながら、特許文献1では、接続部材がフレームモールに対してカシメられて固定されるため、ベルトモールを接続部材に差込んで組付ける際に加わる外力等により接続部材のカシメが緩み易い。これにより、フレームモールに対する接続部材の固定位置がズレてしまい、ベルトモールとフレームモールとが形成する意匠面において車両幅方向もしくは車両上下方向に段差が生じ、車両走行の際に風切音の発生を招くおそれがある。
本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、フレームモールに対する接続部材の固定位置のズレを抑止し、風切音の発生を防止することを目的とする。
本発明の第1の課題解決手段は、ドアパネルの上側に設置されて車両ドアの窓枠を形成するドアフレームに設けられるフレームモールと、前記フレームモールに結合され前記フレームモールと前記ドアパネルの上端部に取り付けられるベルトモールとを接続する接続部材とを備え、前記接続部材は、前記ドアパネルに対して係止されるパネル係止部と、前記フレームモールに対して溶接により結合され前記パネル係止部に一体成形されるとともに前記ベルトモールに接続されるベルト接続部と、を有し、前記パネル係止部は樹脂材により形成され、前記ベルト接続部は、前記ベルトモールの車両幅方向内側に配置される内壁部に対向するとともに沿うように配置される内側面と、前記ベルトモールの車両上下方向上側に配置される上壁部に対向するとともに沿うように配置される上側面と、を有する差込部が金属により形成され、前記パネル係止部は、前記ベルト接続部の前記差込部から延出する連結部において、インサート成形により前記ベルト接続部と一体成形される構成である。
同構成により、本発明の車両用フレームモール取付構造では、接続部材がベルト接続部にてフレームモールに対して溶接により結合されるため、フレームモールに対する接続部材の固定位置のズレが抑止され得る。これにより、段差の発生を防ぎ、風切音の発生を防止することができる。加えて、パネル係止部とベルト接続部とは一体成形され、且つベルト接続部はフレームモールに対して溶接されるため、パネル係止部もベルト接続部を介してフレームモールに対して強固に結合されることになる。これにより、フレームモールをドアパネルに対して安定的に保持できる。
本発明の第2の課題解決手段は、前記差込部は、車両幅方向内側に位置する内壁部と、該内壁部の車両上下方向の上側端から外方に延出する上壁部と、該上壁部の外側端から外方であり斜め下方に延出する曲壁部と、曲壁部の下側端から下方へ延出する外壁部と、外壁部の下側端から内側方向であり、斜め下方に延出する係止部と、で構成され、前記差込部の前記内壁部は、その内側面がベルトモールの内壁部の外側面と対向するとともに沿うように形成され、前記差込部の前記上壁部は、その上側面が前記ベルトモールの上壁部の下側面と対向するとともに沿うように形成され、前記差込部の前記曲壁部は、その上側面が前記ベルトモールの曲壁部の下側面と対向するとともに沿うように形成され、前記差込部の外壁部は、その外側面が前記ベルトモールの外壁部の内側面と対向するとともに沿うように形成されている前記ベルト接続部には、前記パネル係止部の車両上下方向の上側に形成された上壁部と一体に成形された連結部を有する構成である。
同構成により、本発明の第1の課題解決手段と同様の作用効果を奏する。
本発明の第3の課題解決手段は、前記パネル係止部は、車両上下方向の上側に形成される上壁部と、車両外側に形成される外側壁とを有し、前記上壁部は車両上下方向の最少幅は、前記外壁部の車両幅方向の幅よりも大きく設定されており、前記ベルト接続部の前記連結部が、前記パネル係止部の前記上壁部において車両前後方向の後方へ向かって延出することで、前記ベルト接続部と一体に成形される構成である。
本発明の第4の課題解決手段は、前記ベルト接続部は、前記差込部の前記上壁部と前記連結部との間に前記フレームモールに溶接される溶接部を有する構成である。
本発明の第5の課題解決手段は、前記溶接部は、前記フレームモールの内壁部に対向するとともに沿うように形成される内壁部と、前記フレームモールの上壁部に対向するとともに沿うように形成される上壁部と、前記フレームモールの外壁部に対向するとともに沿うように形成される外壁部と、を有し、前記溶接部の前記内壁部が前記フレームモールの内壁部に溶接される構成である。
本発明の第6の課題解決手段は、前記パネル係止部は、前記フレームモールの意匠を形成する外壁部と、前記外壁部の内周縁から車両内側へ延出する内壁部とで挟持される構成である。同構成により、パネル係止部は、フレームモールの外壁部と内壁部とに挟持されるため、接続部材は、フレームモールに対してより強固に結合される。そのため、フレームモールをドアパネルに対してより好適に安定的に保持できる。
本発明の第の課題解決手段は、前記接続部材は、前記ベルト接続部が前記内壁部にスポット溶接される構成である。
同構成により、ベルト接続部がフレームモールにスポット溶接により固定されるため、ベルトモールをベルト接続部に組付ける際に接続部材がフレームモールに対してよりズレにくい構造にすることができる。
本発明の車両用フレームモール取付構造では、フレームモールに対する接続部材の固定位置のズレを抑止し、風切音の発生を防止することを防止することを目的とする。
本発明の実施形態に係わるフレームモールの取付け位置を示す図である。 本発明の実施形態に係わるドアロアモール及びドアベルトモールの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係わる結合部材の正面図である。 本発明の実施形態に係わる結合部材の平面図である。 ドアロアモールに取り付けられた結合部材のA−A断面図である。 ドアロアモールに取り付けられた結合部材のB−B断面図である。 ベルトモールに取り付けられた結合部材のC−C断面図である。
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
尚、以降において、車両前方向を単に「前方」、車両後方を単に「後方」、鉛直方向上方を単に「上方」、及び鉛直方向下方を単に「下方」と称する。また、車両幅方向内側を単に「内側」、車両幅方向外側を単に「外側」と称する。
図1に示すように、ドアパネル8の上側に設置されて車両1Aの車両ドア1の窓枠を形成するドアフレーム5には ドアアッパモール2(フレームモール)と、ドアロアモール3(フレームモール)と、ドアベルトモール4(ベルトモール)が設けられる。ドアアッパモール2及びドアベルトモール4は、曲率半径が大きく、ほぼ一様な曲率で構成されており、例えばロール加工により形成される。また、ドアロアモール3は、車両ドア1の後方の窓枠に沿って大きく屈曲しており、例えばプレス加工により形成される。また、ドアベルトモール4は、ドアパネル8の上側端8c(ドアパネルの上端部)に取り付けられる。そして、ドアアッパモール2とドアロアモール3は接続部6で締結され、ドアロアモール3とドアベルトモール4とは、接続部7にて後述する接続部20により接続される。
図2に示すように、ドアロアモール3は、車両外側の意匠を形成する外壁部10を有し、外壁部10は、ドアパネル8の上側端8cに沿って前後方向に延びる外壁下部12(外壁部)と、外壁下部12の後側端から前方に向かって斜め上方に伸びる外壁後部11と、から構成される。また、外壁下部12は、外壁下部12の上側周縁13(外壁部の内周縁)に保持基部14が設けられる。
保持基部14は、前側保持基部14Aと後側保持基部14Bとを有する。前側保持基部14Aは、上壁部15と、曲壁部18と、内壁部16と、から構成される。つまり、図5に示すように、上側周縁13である外壁下部12の上側端から内側であり斜め上方に曲げられて延びる曲壁部18が外壁下部12に形成される。そして、曲壁部18の内側端から内側であり斜め上方に延びる上壁部15が形成され、上壁部15の内側端から下方へ延びる内壁部16が形成される。そして、内壁部16と、上壁部15と、曲壁部18と、外壁下部12とで形成される空間に、接続部材20が挿入される。
接続部材20は、ドアパネル8に差込んでドアパネル8にドアロアモール3を係止
させるパネル係止部30と、ドアベルトモール4に差込まれて接続するベルト接続部40とで構成される。パネル係止部30は、樹脂材により形成され、ベルト接続部40は、例えばステンレス等の金属材により形成される。そして、パネル係止部30とベルト接続部40とは、インサート成形により一体成形される。
接続部材20を構成するベルト接続部40及びパネル係止部30について詳細を以下に示す。なお、後述する外側面12a、16a、31a、34a、36a、51a、54a、61a、64aは、車両外側に位置することを示し、内側面12b、16b、31b、34b、36b、51b、54b、61b、64bは、車両内側に位置することを示す。
ベルト接続部40は、図3,4に示すように溶接部50と、差込部60と、から構成される。そして、溶接部50は、図3,4,6に示すように、内壁部51と、上壁部52と、曲壁部53と、外壁部54と、連結部55と、で構成される。
内壁部51は、内側面51bが内壁部16の外側面16aと、外側面51aが外壁部54の内側面54bと対向するとともに、内壁部16に沿うように形成される。また、上壁部52は、上側面52aが上壁部15の下側面15aと対向するとともに沿うように形成され、内壁部51の上側端から外方に延出する。また、曲壁部53は、上側面53aが曲壁部18の下側面18aと対向するとともに沿うように形成され、上壁部52の外側端から外方であり斜め下方に延出する。また、外壁部54は、外側面54aが外壁下部12の内側面12bと、内側面54bが内壁部51の外側面51aと対向するとともに、外壁下部12と沿うように形成され、曲壁部53の下側端から下方へ延出する。そして、外壁部54の下側端はシール部81と当接する。そして、内壁部51の内側面51bは、内壁部16の外側面16aとスポット溶接により溶接される。
また、図4に示すように、上壁部52は、上壁部52の外側端52bから車両内側へ湾曲する湾曲部56が形成される。また、上壁部52の内側端52cから車両外側へ湾曲する湾曲部57が形成される。そして、車両上下方向(図面に垂直な方向)に延びるディビジョンバー9を通す空間Sが、湾曲部57及び内壁部61の後側端61cとで形成される。また、図3,4,5に示すように、溶接部50の上壁部52の後側端52dから後方であり斜め下方に延出する連結部55が上壁部52に設けられる。そして、連結部55は、パネル係止部30の上壁部32の前側端32bから上壁部32内を後方へ向かって延びており、連結部55の後側端55aが上壁部32内の後側に位置している。この連結部55は、インサート成形時の外壁部34に生じる欠肉、肉割れを防ぐために、外壁部34の幅L2より大きい幅L3である上壁部32に一体成形されている。なお、外壁部34のドアパネル8からの車両幅方向外側への突出量を小さくするために薄く設定されるが、例えば上壁部32と同程度又はそれ以上の厚みに設定できる場合であれば、連結部55は、連結部55の外側端55bから曲壁部33内及び外壁部34内を下側面33a及び外側面34aに沿って延びる形状を追加したものでもよい。
差込部60は、図3,4,7に示すように、内壁部61と、上壁部62と、曲壁部63と、外壁部64と、係止部65と、で構成される。内壁部61は、内側面61bがベルトモール4の内壁部91の外側面91aと、外側面61aが外壁部64の内側面64bと対向するとともに、内壁部91に沿うように形成される。また、上壁部62は、上側面62aが上壁部92の下側面92aと対向するとともに沿うように形成され、内壁部61の上側端から外方に延出する。また、曲壁部63は、上側面63aが曲壁部93の下側面93aと対向するとともに沿うように形成され、上壁部62の外側端から外方であり斜め下方に延出する。また、外壁部64は、外側面64aが外壁部94の内側面94bと、内側面64bが内壁部61の外側面61aと対向するとともに、外壁部94と沿うように形成され、曲壁部63の下側端から下方へ延出する。また、外壁部64の下側端から内側方向であり、斜め下方に延出する係止部65が形成される。
ドアベルトモール4は、外壁部94の下側端から半時計方向に略180度屈曲して上方に延びる係止受部95が形成される。そして、係止部65は、係止受部95と外壁部94との間に位置し、係止部65の内側面65bが係止受部95の外側面95aと対向し、係止部65の外側面65aが外壁部94の内側面94bと対向する。また、係止部65の先端部65cは、係止受部95と当接する。また、上壁部62、曲壁部63及び外壁部64は、溶接部50の上壁部52、曲壁部53及び外壁部54の前側端から前方へ延出して形成される。
パネル係止部30は、図3,4,5に示すように、基部31と、上壁部32と、曲壁部33と、外壁部34と、係止部35と、で構成される。このパネル係止部30は、樹脂材により形成される。
基部31は、内側面31bが内壁部16の外側面16aと、外側面31aが挟持片36の内側面36bと対向するとともに、内壁部16に沿うように形成される。上壁部32は、上側面32aが上壁部15の下側面15aと対向するとともに沿うように形成され、基部31の上側端から外方に延出する。曲壁部33は、上側面33aが曲壁部18の下側面18aと対向するとともに沿うように形成され、上壁部32の外側端から外方であり斜め下方に延出する。外壁部34は、外側面34aが外壁下部12の内側面12bと対向し、内側面34bの上方側が挟持片36の外側面36aと、下方側が基部31の外側面31a及び係止部35の外側面35aとそれぞれ対向する。そして、外壁部34は、外壁下部12と沿うように形成され、曲壁部33の下側端から下方へ延出する。係止部35は、基部31の下側面31cから下方へ延出し、外側面35aが外壁部34の内側面34bと対向する。そして、係止部35の下側端から外方であり斜め上方に延出する係止先端部35bが形成される。外壁部34は挟持片36を有し、この挟持片36は、外壁部34の上側端から下方へ延出し、外側面36aが外壁部34の内側面34bと、内側面36bが基部31の外側面31aと対向する。そして、挟持片36は、挟持片36の先端に外壁部34側へ曲がった曲部37を有する。また、車両内外方向において、上壁部32の上下方向における幅で最も小さい値である幅L3は、外壁部34の幅L2よりも大きい設定となっている。また、基部31の幅L1は、上壁部32の幅L3よりも大きい設定となっている。
また、パネル係止部30は、基部31の下側面31cから上方に凹接された凹部38を有する。つまり、凹部38は、挟持片36の内側面36bと基部31の外側面31aと凹部38の上側面38aとにより形成される。そして、ドアパネル8は、上側端8cが凹部38に挿入され、ドアパネル8の外側面8a及び内側面8bが挟持片36の内側面36b及び基部31の外側面31aとによって挟持されながら、係止先端部35bにより下方への移動が規制されてドアロアモール3に係止される。なお、ドアパネル8の外側面8a及び内側面8bは、どちらか一方が挟持片36の内側面36b、もしくは基部31の外側面31aと接触して挟持されていてもよい。また、係止先端部35bは前方であり斜め上方に延びる形状のみに限定されるものではなく、ドアパネル8を係止できるのであれば、他の形状でもよい。
また、外壁下部12は、外壁下部12の下側端から半時計方向に略180度屈曲して上方に延びる係止部80が形成される。係止部80には、シール部81が取り付けられ、外壁下部12の下方端が当接する。シール部81は、外壁下部12の下側周縁の前後方向全体に亘り取り付けられる基部82を有し、基部82の下側端からドアパネル8に向かって延びるシール片83が形成される。シール片83は、シール片83の先端がドアパネル8の外側面8aと当接しており、水の浸入を防止したり風切音の低減を図ることができる。
図2に示すように、前述した後側保持基部14Bは、上壁部14Baと、内壁部14Bbと、爪部14Bcと、で構成される。上壁部14Baは、外壁下部12の上側周縁13から車両内側へ延出する。そして、上壁部14Baの内側端から下方に延びる内壁部14Bbが形成され、内壁部14Bbの下側端に爪部14Bcが形成される。そして、樹脂材にて形成されドアパネル8を係止する係止部70が、外壁下部12と内壁部14Bbとに挟まれる態様で設けられる。この係止部70が有する爪受部71内に爪部14Bcの爪14Bdを折り曲げてカシメることにより係止部70は後側保持基部14Bに固定される。なお、係止部70は、保持基部14に複数個設けられてもよい。
次に、本実施形態の組み付け方法について説明する。
接続部材20は、保持基部14Aの前側端17から後方側へ向かって挿入される。そして、挿入後の接続部材20は、保持基部14A内において、パネル係止部30と溶接部50が保持基部14Aと当接する。詳説すると、パネル係止部30と保持基部14Aとは、基部31の内側面31bが内壁部16の外側面16aと、上壁部32の上側面32aが上壁部15の下側面15aと、曲壁部33の上側面33aが曲壁部18の下側面18aと、外壁部34の外側面34aが外壁下部12の内側面12bと当接する。また、溶接部50と保持基部14Aとは、内壁部51の内側面51bが内壁部16の外側面16aと、上壁部52の上側面52aが上壁部15の下側面15aと、曲壁部53の上側面53aが曲壁部18の下側面18aと、外壁部54の外側面54aが外壁下部12の内側面12bと当接する。つまり、接続部材20のパネル係止部30は、外壁下部12及び内壁部16とで挟持される。そして、溶接部50の内壁部51の内側面51bは、保持基部14Aの内壁部16の外側面16aとスポット溶接により溶接され、接続部材20は外壁下部12に結合される。なお、全面が当接することに限定されず、一部の面が当接する状態でもよい。そして、溶接部50の外壁部54、曲壁部53及び上壁部52の前側端は、外壁下部12の前側端17と前後方向において同じ位置になるように保持される。つまり、パネル係止部30及び溶接部50は、保持基部14A内に内包されており、差込部60は、全体が剥き出しの状態である。
次に、ドアベルトモール4が、外壁下部12に結合されたベルト接続部40に対して、前方から後方に向かって挿入される。挿入されたドアベルトモール4は、ドアベルトモール4の後側端と外壁下部12の前側端17とが当接する。また、外壁部94の外側面94bと外壁下部12の外側面12bとは、面一な状態である。また、挿入後のドアベルトモール4は、ベルト接続部40と当接する。詳説すると、ドアベルトモール4とベルト接続部40とは、内壁部91の内側面91bが内壁部61の外側面61aと、上壁部92の下側面92aが上壁部62の上側面62aと、曲壁部93の下側面93aが曲壁部63の上側面63aと、外壁部94の内側面94bが外壁部64の外側面64aと、係止部65の先端部65cが係止受部95と当接する。
以上詳述したように、本発明の実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)接続部材20がドアロアモール3に対してベルト接続部40にて溶接により結合されるため、ドアロアモール3に対する接続部材20の固定位置のズレを抑止し、段差の発生を防ぎ、風切音の発生を防止することができる。加えて、パネル係止部30とベルト接続部40とはインサート成形にて一体成形され、且つベルト接続部40はドアロアモール3に対して溶接される。そのため、パネル係止部30もベルト接続部40を介してドアロアモール3に対して強固に結合されることになる。そのため、ドアロアモール3をドアパネル8に対して安定的に保持できる。
(2)パネル係止部30は、ドアロアモール3の意匠を形成する外壁下部12と内壁部16とに挟持されるため、接続部材20は、ドアロアモール3に対してより強固に結合される。そのため、ドアロアモール3をドアパネル8に対してより好適に安定的に保持できる。
(3)ベルト接続部40がスポット溶接によりドアロアモール3に結合されるため、ベルトモール4をベルト接続部40に差込んで組付ける際に接続部材20がドアロアモール3に対してよりズレにくい構造にすることができる。
(4)連結部55は、外壁部34の幅L2よりも大きい幅L3の肉厚を有する上壁部32と一体成形されるため、外壁部34の中に連結部55が一体成形されることによる外壁部34の欠肉、肉割れが生じることを防ぐことができる。
(5)従来技術では、係止部70のように後部保持基部14Bに安定的に保持させるために、爪部14Bcに当接させる係止部70の爪受け部71の面積を大きくする必要がある。これと比較してパネル係止部30は、ベルト接続部40に一体成形されて前側保持基部14Aに結合されるため、パネル係止部30を小型化することができ、部品費低減を図ることができる。
1 車両ドア
1A 車両
3 ドアロアモール(フレームモール)
4 ドアベルトモール(ベルトモール)
5 ドアフレーム
8 ドアパネル
8c 上側端(ドアパネルの上端部)
12 外壁下部(外壁部)
12a 内側面
13 上側周縁(外壁部の内周縁)
14A 前側保持基部
16 内壁部
20 接続部材
30 パネル係止部
40 ベルト接続部
50 溶接部
60 差込部

Claims (5)

  1. ドアパネルの上側に設置されて車両ドアの窓枠を形成するドアフレームに設けられるフレームモールと、
    前記フレームモールに結合され、前記フレームモールと前記ドアパネルの上端部に取り付けられるベルトモールとを接続する接続部材と、を備え、
    前記接続部材は、前記ドアパネルに対して係止されるパネル係止部と、
    前記フレームモールに対して溶接により結合され、前記パネル係止部に一体成形されるとともに前記ベルトモールに接続されるベルト接続部と、を有し、前記パネル係止部は樹脂材により形成され、
    前記ベルト接続部は、前記ベルトモールの車両幅方向内側に配置される内壁部に対向するとともに沿うように配置される内側面と、前記ベルトモールの車両上下方向上側に配置される上壁部に対向するとともに沿うように配置される上側面と、を有する差込部が金属により形成され、
    前記パネル係止部は、前記ベルト接続部の前記差込部から延出する連結部において、インサート成形により前記ベルト接続部と一体成形される車両用フレームモール取付構造。
  2. 前記差込部は、
    車両幅方向内側に位置する内壁部と、該内壁部の車両上下方向の上側端から外方に延出する上壁部と、該上壁部の外側端から外方であり斜め下方に延出する曲壁部と、曲壁部の下側端から下方へ延出する外壁部と、外壁部の下側端から内側方向であり、斜め下方に延出する係止部と、で構成され、
    前記差込部の前記内壁部は、その内側面がベルトモールの内壁部の外側面と対向するとともに沿うように形成され、前記差込部の前記上壁部は、その上側面が前記ベルトモールの上壁部の下側面と対向するとともに沿うように形成され、前記差込部の前記曲壁部は、その上側面が前記ベルトモールの曲壁部の下側面と対向するとともに沿うように形成され、前記差込部の外壁部は、その外側面が前記ベルトモールの外壁部の内側面と対向するとともに沿うように形成されている請求項1に記載の車両用フレームモール取付構造。
  3. 前記パネル係止部は、車両上下方向の上側に形成される上壁部と、車両外側に形成される外側壁とを有し、前記上壁部は車両上下方向の最少幅は、前記外壁部の車両幅方向の幅よりも大きく設定されており、前記ベルト接続部の前記連結部が、前記パネル係止部の前記上壁部において車両前後方向の後方へ向かって延出することで、前記ベルト接続部と一体に成形される請求項1又は2に記載の車両用フレームモール取付構造。
  4. 前記ベルト接続部は、前記差込部の前記上壁部と前記連結部との間に前記フレームモールに溶接される溶接部を有する請求項2に記載の車両用フレームモールの取付構造。
  5. 前記溶接部は、前記フレームモールの内壁部に対向するとともに沿うように形成される内壁部と、前記フレームモールの上壁部に対向するとともに沿うように形成される上壁部と、前記フレームモールの外壁部に対向するとともに沿うように形成される外壁部と、を有し、前記溶接部の前記内壁部が前記フレームモールの内壁部に溶接される請求項4に記載の車両用フレームモールの取付構造。
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