JP5961088B2 - ストレッチフォーミングシステムおよびストレッチフォーミング方法 - Google Patents
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Description
本発明は、ワークをストレッチフォーミングするストレッチフォーミングシステムおよびストレッチフォーミング方法に関する。
従来より、ワークを所望の形状に引っ張り成形するストレッチフォーミングが行われている。ストレッチフォーミングは、例えば特許文献1に記載するように、板状のワークの対向し合う端縁部それぞれを挟持する第1および第2のジョーと、第1および第2のジョーの間に配置されてワークと当接する金型と、各ジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢を変更する複数の制御軸とを備えるストレッチフォーミング装置を用いて行われる。作業者が複数の制御軸それぞれを手動で動作させることによって各ジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢を変化させることにより、ワークが金型に巻きつけられて所望の形状にストレッチフォーミングされる。
ところで、ストレッチフォーミングによって良好な成形品を得るためには、作業者は負担と熟練を要する。具体的には、ワークにしわが生じないように、またワークの厚さが全体にわたって略一様に変化するように、さらにワークと金型との間にすきまが生じないようにストレッチフォーミングを実行する必要がある。そのために、これを実現するために必要な各ジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡(変化)と、さらにその各ジョーの位置および姿勢の軌跡を実現するために必要な複数の制御軸それぞれの動作パターンとを、作業者は考える必要がある。このことは、時間がかかるために作業者にとっては負担であり、また熟練な作業者でなければ難しい。
そこで、本発明は、ストレッチフォーミングによって良好な成形品を得るために必要な各ジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡、すなわち複数の制御軸それぞれの動作パターンを作業者に代わって短時間で算出し、作業者の負担を軽減することを課題とする。
上述の課題を解決するために、本発明の第1の態様によれば、ワークの対向し合う端縁部それぞれを挟持する第1および第2のジョーと、
第1および第2のジョーの間に配置されてワークと当接する金型と、
第1および第2のジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢を変更する複数の制御軸と、
第1および第2のジョーそれぞれが鉛直方向の移動が規制される以外は位置および姿勢が自由に変化可能である拘束条件の下で、金型を鉛直方向に移動させてワークを金型に巻きつけたときにおける第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を算出するジョー軌跡算出部と、
ジョー軌跡算出部によって算出された第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を実現する複数の制御軸それぞれの動作パターンを算出する制御軸動作パターン算出部と、を有するストレッチフォーミングシステムが提供される。
第1および第2のジョーの間に配置されてワークと当接する金型と、
第1および第2のジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢を変更する複数の制御軸と、
第1および第2のジョーそれぞれが鉛直方向の移動が規制される以外は位置および姿勢が自由に変化可能である拘束条件の下で、金型を鉛直方向に移動させてワークを金型に巻きつけたときにおける第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を算出するジョー軌跡算出部と、
ジョー軌跡算出部によって算出された第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を実現する複数の制御軸それぞれの動作パターンを算出する制御軸動作パターン算出部と、を有するストレッチフォーミングシステムが提供される。
第2の態様によれば、ワークの対向し合う端縁部それぞれを挟持する第1および第2のジョーと、
第1および第2のジョーの間に配置されてワークと当接する金型と、
第1および第2のジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢を変更する複数の制御軸と、
第1および第2のジョーそれぞれが鉛直方向の移動が規制されるとともに水平方向であって且つジョー対向方向と直交する方向に延在する回転中心線を中心とする回動が規制される以外は位置および姿勢が自由に変化可能である拘束条件の下で、金型を鉛直方向に移動させてワークを金型に巻きつけたときにおける第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を算出するジョー軌跡算出部と、
ジョー軌跡算出部によって算出された第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を実現する複数の制御軸それぞれの動作パターンを算出する制御軸動作パターン算出部と、を有するストレッチフォーミングシステムが提供される。
第1および第2のジョーの間に配置されてワークと当接する金型と、
第1および第2のジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢を変更する複数の制御軸と、
第1および第2のジョーそれぞれが鉛直方向の移動が規制されるとともに水平方向であって且つジョー対向方向と直交する方向に延在する回転中心線を中心とする回動が規制される以外は位置および姿勢が自由に変化可能である拘束条件の下で、金型を鉛直方向に移動させてワークを金型に巻きつけたときにおける第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を算出するジョー軌跡算出部と、
ジョー軌跡算出部によって算出された第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を実現する複数の制御軸それぞれの動作パターンを算出する制御軸動作パターン算出部と、を有するストレッチフォーミングシステムが提供される。
第3の態様によれば、ジョー軌跡算出部は、実際のワークの厚さに比べて薄い厚さのワークを用いて第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を算出する、第1または第2の態様に記載のストレッチフォーミングシステムが提供される。
第4の態様によれば、鉛直方向に延在する平面上において、ジョー軌跡算出部によって算出された第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置の軌跡と金型の成形面の両端縁部それぞれでの接線との第1および第2の交点を算出し、算出した第1および第2の交点それぞれと金型の頂点との間の第1および第2の鉛直方向距離を算出し、算出した第1の鉛直方向距離と第2の鉛直方向距離とを比較し、大きい方を第1および第2のジョーに対する金型の相対的な鉛直方向の移動量として決定する、金型移動量算出部をさらに有する、第1から第3の態様のいずれか一に記載のストレッチフォーミングシステムが提供される。
第5の態様によれば、ワークの対向し合う端縁部それぞれを挟持する第1および第2のジョーと、第1および第2のジョーの間に配置されてワークと当接する金型と、第1および第2のジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢を変更する複数の制御軸とを有し、第1および第2のジョーによってワークを金型に巻き付けて成形するストレッチフォーミング方法であって、第1および第2のジョーそれぞれが鉛直方向の移動が規制される以外は位置および姿勢が自由に変化可能である拘束条件の下で、金型を鉛直方向に移動させてワークを金型に巻きつけたときにおける第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を算出し、算出した第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を実現する複数の制御軸それぞれの動作パターンを算出する、ストレッチフォーミング方法が提供される。
第6の態様によれば、ワークの対向し合う端縁部それぞれを挟持する第1および第2のジョーと、第1および第2のジョーの間に配置されてワークと当接する金型と、第1および第2のジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢を変更する複数の制御軸とを有し、第1および第2のジョーによってワークを金型に巻き付けて成形するストレッチフォーミング方法であって、
第1および第2のジョーそれぞれが鉛直方向の移動が規制されるとともに水平方向であって且つジョー対向方向と直交する方向に延在する回転中心線を中心とする回動が規制される以外は位置および姿勢が自由に変化可能である拘束条件の下で、金型を鉛直方向に移動させてワークを金型に巻きつけたときにおける第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を算出し、
算出した第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を実現する複数の制御軸それぞれの動作パターンを算出する、ストレッチフォーミング方法が提供される。
第1および第2のジョーそれぞれが鉛直方向の移動が規制されるとともに水平方向であって且つジョー対向方向と直交する方向に延在する回転中心線を中心とする回動が規制される以外は位置および姿勢が自由に変化可能である拘束条件の下で、金型を鉛直方向に移動させてワークを金型に巻きつけたときにおける第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を算出し、
算出した第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を実現する複数の制御軸それぞれの動作パターンを算出する、ストレッチフォーミング方法が提供される。
本発明によれば、ストレッチフォーミングによって良好な成形品を得るために必要な各ジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡、すなわち複数の制御軸それぞれの動作パターンを短時間で算出することができる。その結果、作業者の負担を軽減することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るストレッチフォーミングシステムに含まれるストレッチフォーミング装置の構成を概略的に示す図である。
図1に示すように、ストレッチフォーミング装置10は、対向し合う2つのジョーJL、JRと、金型Dとを有する。ジョーJL、JRと金型Dの概略的な斜視図である図2に示すように、ジョーJL、JRは、板状のワークWの対向し合う端縁部それぞれをワークWの厚さ方向に挟持するように構成されている。金型Dは、ジョーJL、JRの間に配置され、下方からワークWと当接するように構成されている。金型Dは、ワークWと当接する曲面状の成形面DSを備える。
なお、ストレッチフォーミング装置10には、互いに直交し合うX軸、Y軸、およびZ軸からなるシステム座標系ΣSが定義されている。X方向およびY方向は水平方向であり、Z方向は鉛直方向である。
また、金型Dにも、図1や図2に示すように、互いに直交し合うXD軸、YD軸、およびZD軸からなる金型座標系ΣDが定義されている。
さらに、ジョーJL、JRそれぞれにも、図1や図2に示すように、直交座標系であるジョー座標系ΣJL、ΣJRが定義されている。ジョー座標系ΣJL、ΣJRの原点は、ジョーJL、JRのワークWの把持中心に位置するジョーJL、JRの基準点RJL、RJRに位置する。なお、ジョーJL、JRがワークWをその厚さ方向に挟持しているとき、基準点RJL、RJRは、ジョーJL、JRに挟持されるワークWの部分の中心に位置し、ジョーJL、JRに挟持されるワークWの部分の表面とZJL軸、ZJR軸とが直交する。
ストレッチフォーミング装置10はまた、金型Dの位置および姿勢を変更する金型用の制御軸として、ストレッチフォーミング装置10のベースBに対して金型Dを鉛直方向(Z方向)に昇降させる金型昇降軸JD1と、金型DをX軸と平行に延びる回転中心線CD1を中心として回転させる金型チルト軸JD2とを有する。
ストレッチフォーミング装置10はさらに、ジョーJLの位置および姿勢を変更するジョーJL用の制御軸として、ストレッチフォーミング装置10のベースBからジョーJLに向かって順に、ジョーJLをX軸と平行にストロークさせるキャリッジ軸JL1と、Z軸と平行に延びる回転中心線CL1を中心としてジョーJLを回転させるアンギュレーション軸JL2と、ジョーJLを水平方向(X−Y平面と平行)にストロークさせるスライダ軸JL3と、スライダ軸JL3のストローク方向と平行に延びる回転中心線CL2を中心としてジョーJLを回転させるスイング軸JL4と、スイング軸JL4の回転中心線CL2と直交する直線方向にジョーJLをストロークさせるテンション軸JL5と、テンション軸JL5のストローク方向に延びる回転中心線CL3を中心としてジョーJLを回転させるローテーション軸JL6とを有する。なお、テンション軸JL5のストローク方向は、ジョー座標系ΣJLのXJL方向と一致する。
同様に、ストレッチフォーミング装置10は、ジョーJRの位置および姿勢を変更するジョーJR用の制御軸として、ストレッチフォーミング装置10のベースBからジョーJRに向かって順に、ジョーJRをX軸と平行にストロークさせるキャリッジ軸JR1と、Z軸と平行に延びる回転中心線CR1を中心としてジョーJRを回転させるアンギュレーション軸JR2と、ジョーJRを水平方向(X−Y平面と平行)にストロークさせるスライダ軸JR3と、スライダ軸JR3のストローク方向と平行に延びる回転中心線CR2を中心としてジョーJRを回転させるスイング軸JR4と、スイング軸JR4の回転中心線CR2と直交する直線方向にジョーJRをストロークさせるテンション軸JR5と、テンション軸JR5のストローク方向に延びる回転中心線CR3を中心としてジョーJRを回転させるローテーション軸JR6とを有する。なお、テンション軸JR5のストローク方向は、ジョー座標系ΣJRのXJR方向と一致する。
このような複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6により、ジョーJL、JRは、金型座標系ΣDにおいて6自由度有することができる。すなわち、ジョーJL、JRは、金型座標系ΣDのXD方向、YD方向、およびZD方向に平行移動することが可能であるとともに、XD軸、YD軸、およびZD軸を中心として回転可能である。
加えて、ストレッチフォーミング装置10は、14個の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6を制御する制御部(図示せず)を有する。具体的には、ストレッチフォーミング装置10が制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれに該制御軸を駆動する駆動シリンダ(図示せず)を有し、制御部は、その駆動シリンダを制御する。
制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6を駆動する駆動シリンダは、流体圧シリンダ(例えば油圧シリンダ)であって、ピストンを挟んで隣接するロッド側シリンダ室とヘッド側シリンダ室それぞれに油圧が供給される。制御部は、電磁バルブ、油圧ポンプなど(図示せず)の油圧系構成要素を制御することによってロッド側シリンダ室とヘッド側シリンダ室とにそれぞれ供給される油圧を調節し、それにより、制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの駆動シリンダを制御する。
ストレッチフォーミング装置10の制御部はまた、駆動シリンダに対して、ピストン位置を制御する位置制御またはシリンダ出力を制御する圧力制御を実行するように構成されている。なお、制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれについて、駆動シリンダを位置制御するまたは圧力制御するかを作業者が選択できるように、ストレッチフォーミング装置10は構成されている。
金型ルチルト軸JD2、アンギュレーション軸JL2、JR2、スイング軸JL4、JR4、およびローテンション軸JL6、JR6のような回転軸は、クランク機構を介して、駆動シリンダのロッドの進退によって所定の角度範囲でジョーJL、JRを回転させる。制御部が駆動シリンダを位置制御することにより、回転軸の回転中心線を中心とするジョーの角度位置が制御される。または、駆動シリンダを圧力制御することにより、回転軸のトルクが制御される。
金型昇降軸JD1、キャリッジ軸JL1、JR1、スライダ軸JL3、JR3、およびテンション軸JL5、JR5のような並進軸は、駆動シリンダの進退によって所定の範囲でジョーJL、JRをストロークさせる。制御部が駆動シリンダを位置制御することにより、並進軸のストローク範囲内におけるジョーの位置が制御される。または、駆動シリンダを圧力制御することにより、並進軸の推力が制御される。
このような複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれが動作することにより、ジョーJL、JRの金型Dに対する相対的な位置および姿勢が変更され、その結果としてワークWが金型Dの成形面DSに巻きつけられてストレッチフォーミング(成形)される。
例えば、まず、図3(A)に示すように、ジョーJL、JRが、ワークWを水平方向に延在する姿勢で保持する。ジョーJL、JRのテンション軸CL5、CR5のストローク方向(すなわち、XJL、XJR方向)が水平方向と一致するように、ジョーJL、JRは水平姿勢をとる。
なお、このとき、ジョーJL、JRのテンション軸CL5、CR5を荷重制御(そのシリンダを圧力制御)することにより、ワークWを所定量、例えばワーク長(図2に示すワークWのX方向長さ)の1%程度ストレッチ(伸長)してもよい(以下、このようなストレッチを「プリストレッチ」と称する)。
次に、図3(B)に示すように、金型Dが上昇し、その成形面DSがワークWに当接する。
続いて、図3(C)に示すように、金型Dが上昇しつつ、ジョーJL、JRそれぞれの位置および姿勢が変化することにより、ワークWが金型Dの成形面DSに巻きつけられる。なお、テンション軸JL5、JR5のストローク方向(XJL、XJR方向)がワークWの延在方向(すなわち、金型DからジョーJL、JRに向かってワークWが延在する方向)と一致するように、ジョーJL、JRの姿勢が変化する。そのために、例えば、ジョーJL、JR本体とジョーJL、JRから延在するワークWの部分との間の角度を検出する角度センサが、ジョーJL、JRそれぞれに設けられている。そして、テンション軸JL5、JR5のストローク方向とワークWの延在方向とが一致するような角度を角度センサが検出し続けるように、ジョーJL、JRの姿勢が変化する。
なお、このとき、ジョーJL、JRによってワークWをストレッチしつつ、ワークWを金型Dに巻きつけてもよい。例えば、ジョーJL、JRのテンション軸JL5、JR5を荷重制御(そのシリンダを圧力制御)することにより、ワークWは、巻きつけ開始から終了までの間に、ワークWがワーク長の1%程度ストレッチされる(以下、このようなストレッチを、「巻きつけ時ストレッチ」と称する)。
そして、図3(D)に示すように、ワークWの成形面DSの端縁部における接線上にジョーJL、JRが到達して金型Dの成形面DS全体にワークWが当接すると、ストレッチフォーミングが完了する。なお、ワークWが金型Dの成形面DS全体に当接した後、ジョーJL、JRのテンション軸CL5、CR5を荷重制御(そのシリンダを圧力制御)することにより、ワークWを所定量、例えばワーク長の1%程度ストレッチしてもよい(以下、このようなストレッチを「ポストストレッチ」と称する)。
この図3に示す一例のストレッチフォーミングを、ストレッチフォーミング装置10を含む本実施の形態のストレッチフォーミングシステムは、作業者が複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6を手動で動作させることにより、または複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6の動作を自動制御することによって実行できるように構成されている。複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6の動作を自動制御するために、本実施の形態のストレッチフォーミングシステムは、複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6の動作を自動制御するための制御プログラムを作成できるように構成されている。以下、複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6の動作を自動制御するための制御プログラムの作成について説明する。
まず、ストレッチフォーミング終了後に良好な成形品を得るためには、ワークWにしわが生じないように、またワークWの厚さが全体にわたって略一様に変化するように、さらにワークWと金型Dとの間にすきまが生じないように、ジョーJL、JRの金型Dに対する相対的な位置および姿勢の軌跡(変化)(以下、「ジョーJL、JRの軌跡」と称する)を作業者は考える必要がある。また、そのジョーJL、JRの軌跡を実現する複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作パターンを作業者は考える必要がある。しかしながら、このことは、作業者にとっては時間がかかるために負担であり、また熟練な作業者でなければ難しい。
そこで、本実施の形態のストレッチフォーミングシステムは、良好な成形品を得るために必要なジョーJL、JRの軌跡を算出するように構成されている。また、算出されたジョーJL、JRの軌跡を実現するために必要な複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作パターンを算出するように構成されている。そして、その算出した動作パターンで制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれを動作させるための制御プログラムを作成するように構成されている。
図4は、本実施の形態のストレッチフォーミングシステムに含まれる制御プログラム作成装置の構成を概略的に示している。制御プログラム作成装置は、例えば、制御プログラムを作成するためのソフトウェアがインストールされたパーソナルコンピュータで構成される。以下、制御プログラム作成装置の構成を説明しつつ、制御プログラムの作成方法を説明する。
制御プログラム作成装置50は、図4に示すように、成形条件取得部52、ジョー軌跡算出部54、金型移動量算出部56、制御軸動作パターン算出部58、FEM解析部60、および制御プログラム作成部62を有する。
成形条件取得部52は、ワークWを金型Dに巻きつけてストレッチフォーミングするために必要な成形条件を作業者から取得するように構成されている。例えば、制御プログラム作成装置50がパーソナルコンピュータで構成される場合、マウスやキーボード等の入力デバイスとディスプレイ等のグラフィックユーザーインターフェースとを介して作業者から成形条件を取得する。
成形条件取得部52が作業者から取得する成形条件として、例えば、金型Dの形状、ワークWの形状、ワークWの材料(機械的性質)、ワークWの初期位置および初期姿勢、ジョーJL、JRそれぞれの初期位置および初期姿勢、プリストレッチ量(プリストレッチによるストレッチ量)、巻きつけ時ストレッチ量(巻きつけ時のストレッチによるストレッチ量)、ポストストレッチ量(ポストストレッチによるストレッチ量)などが挙げられる。なお、ここで言う初期位置および初期姿勢は、ワークWの金型Dへの巻きつけを開始するときの開始位置および開始姿勢を言う。
ジョー軌跡算出部54は、成形条件取得部52が作業者から取得した成形条件に基づいてストレッチフォーミング装置10のモデルを用いたシミュレーションを実行することにより、良好な成形品を得るために必要な、すなわち良好にワークWが金型Dの成形面DSに巻きつくために必要なジョーJL、JRの軌跡を算出するように構成されている。
ジョー軌跡算出部54について説明する。まず、図3に示すように、ストレッチフォーミング中においては、金型Dを上昇させつつ、ジョーJL、JRそれぞれの位置および姿勢を変化させる。また、それを、ワークWにしわが生じないように、ワークWの厚さが全体にわたって略一様に変化するように、および、ワークWと金型Dとの間にすきまが生じないように実行する。これを実現するためのジョーJL、JRの軌跡を算出する方法として、以下の方法が考えられる。
例えば、金型Dの初期位置、初期姿勢、および上昇速度、ジョーJL、JRの初期位置、初期姿勢、位置の変化速度、および姿勢の変化速度などのパラメータを様々に変更し、パラメータを変更する毎に対応するワークWの変形挙動をFEM(有限要素法)解析によって演算する。それを、ワークWが良好に変形挙動するパラメータの値が見出されるまで実行する。
しかしながら、このような試行錯誤的な方法は、良好な成形品を得るために必要なジョーJL、JRの軌跡を算出するのに多大な時間を必要とする。
そこで、発明者は、以下のように考察した。
まず、発明者は、図5(A)に示すようにジョーJL、LRによって保持されたワークWと当接した状態の金型Dをその当接方向(Z方向)に移動させると、金型Dの移動方向(Z方向)の移動のみが規制されている状態でジョーJL、JRがあれば、図5(B)に示すようにワークWが良好に自然に金型Dの成形面DSに巻きつくと考えた。すなわち、しわが生じることなく、また全体にわたってワークWの厚さが一様に変化し、さらにワークWと金型Dとの間にすきまが生じることなく、ワークWが金型Dの成形面DSに自然に良好に巻きつくと考えた。
具体的に説明すると、ジョーJL、JRがZ方向の移動を除いて自由状態である場合、金型DのZ方向の移動によってその成形面DSにワークWが巻きついている最中においてジョーJL、JRの位置および姿勢が自由に変化するため、ワークWは局所的に大きく伸びることがない(局所ひずみがほとんど生じない)と発明者は考えた。それゆえ、しわが発生しにくく、またワークWの厚さが全体にわたって略一様に変化し、さらにワークWと金型Dとの間にすきまがほとんど生じることなく、ワークWが金型Dの成形面DSに良好に巻きつくと考えた。
したがって、図5(B)に示すように、ジョーJL、JRがZ方向の移動を除いて自由状態であるときに金型Dを移動させてワークWを金型Dに巻きつけたときに生じるジョーJL、JRの軌跡PJL、PJR(二点鎖線)が、良好な成形品を得るために必要なジョーJL、JRの軌跡に相当すると発明者は考えた。
さらに言えば、この考えに基づけば、上述の試行錯誤的な方法に比べて短時間で、良好な成形品を得るために必要なジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRを算出することができると発明者は考えた。
このような発明者の考察に基づいて、ジョー軌跡算出部54は、ジョーJL、JRが鉛直方向(Z方向)の移動を規制される以外は位置および姿勢が自由に変化可能である拘束条件の下で、ジョーJL、JRによって保持されたワークWと当接した状態の金型Dを鉛直方向に移動させることによってワークWを金型Dの成形面DSに巻きつけるシミュレーション(巻きつけシミュレーション)を実行するように構成されている。そして、巻きつけシミュレーションの結果に基づいて、ジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRを算出するように構成されている。
具体的には、ジョー軌跡算出部54は、ジョーJL、JRの基準点RJL、RJRのZ方向の移動のみを規制した拘束条件の下で、また成形条件取得部52によって取得された成形条件に基づいて、巻きつきシミュレーションを実行する。例えば、成形条件として与えられたプリストレッチ量が2%である場合、2%ストレッチされたワークWのモデルを用いて巻きつきシミュレーションを実行する。
また、ジョー軌跡算出部54は、実際のワークWの厚さに比べて薄い厚さのワークW(モデル)を用いて巻きつきシミュレーションを実行するように構成されている。その理由は、ワークWの厚さが薄いほど、曲げ時の抵抗が生じにくい(ワークWの曲げ剛性が小さい)ことから少ないひずみでワークWが変形しやすく、その結果としてワークWが金型Dの成形面DSに全体にわたって密着しやすい(すきまが生じにくい)からである。すなわち、ワークWの厚さが薄いほど、ワークWが金型Dの成形面DSに全体にわたって密着する理想的なジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRを算出することができる。
さらに、ジョー軌跡算出部54は、金型DをZ方向に可能最大移動量で移動させてワークWを金型Dの成形面DSに巻きつける巻きつきシミュレーションを実行するように構成されている。これは、ワークWを金型Dの成形面DS全体にわたって確実に巻きつけるためである。
なお、ジョー軌跡算出部54は、ワークWと金型Dの成形面DSとの間の摩擦係数を最大にした拘束条件の下で、巻きつきシミュレーションを実行するように構成されてもよい。これにより、巻きつきシミュレーション上において、ワークWが金型Dの成形面DS上を滑ることが抑制される。これにより、実機と近い条件で巻きつきシミュレーションを実行することができる。その結果、より高精度に、良好な成形品を得るために必要なジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRを算出することができる。
加えて、ジョー軌跡算出部54は、巻きつきシミュレーションの結果を、作業者に対して出力するように構成されている。それにより、巻きつきシミュレーションの結果が良好であるか否かを作業者に判断させる。
例えば、巻きつきシミュレーションの結果として、巻きつきシミュレーション後における、ジョーJL、JRの位置および姿勢、金型Dの位置および姿勢、ワークWの位置、姿勢、および形状などがディスプレイに表示される。これにより、巻きつきシミュレーションの結果に基づいて、制御プログラム作成装置50によって良好なジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRが算出されたか否かを、作業者は確認することができる。また、例えば、ワークWの形状の異常、ワークWが金型Dの成形面DSの端縁部と接触していないなど、巻きつきシミュレーション結果が良好でない場合、作業者は、ジョーJL、JRおよび金型Dの初期位置や初期姿勢などの成形条件を適切に変更することができる。
作業者が巻きつきシミュレーションの結果が良好であると判断した場合、すなわち、例えばマウスやキーボードなどの入力デバイスに対して対応する操作を作業者が実行した場合、ジョー軌跡算出部54によって算出されたジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRが確定される。
図4に戻り、制御プログラム作成装置50の金型移動量算出部56は、ジョー軌跡算出部54によって算出された(作業者によって良好と判断された)ジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRに基づいて、金型DのZ方向の移動量を算出するように構成されている。
上述したように、ジョー軌跡算出部54によって算出されたジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRは、金型DがZ方向に可能最大移動量したときの軌跡である。これは、ワークWが金型Dの成形面DS全体に確実に巻きつくジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRを求めるためである。
しかしながら、このようなジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRにしたがってジョーJL、JRの金型Dに対する相対的な位置および姿勢を変化させると、図5(B)に示すように、ワークWが金型Dの成形面DSを越えて過剰に巻回されることがある。別の観点から言えば、金型DがZ方向に必要以上に移動することがある。実際には、図3(D)に示すように、ワークWの成形面DSの端縁部における接線上にジョーJL、JRが到達するように金型DをZ方向に最低限移動させれば、ワークWが金型Dの成形面Ds全体に巻回される。そこで、金型移動量算出部56は、金型Dの成形面DS全体にワークWを巻回するために最低限必要とされる金型DのZ方向の移動量を算出するように構成されている。
図6は、金型DのZ方向の移動量の算出方法を説明するための図である。図6は、Z−X平面と平行な、金型Dの断面を示している。点PJL(S)、PJR(S)は、ジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRの始点を示している。すなわち、始点PJL(S)、PJR(S)は、ストレッチフォーミングを開始する前のジョーJL、JRの基準点RJL、RJRの位置を示している。一方、点PJL(F)、PJR(F)は、ジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRの終点を示している。すなわち、終点PJL(F)、PJR(F)は、ストレッチフォーミング終了後のジョーJL、JRの基準点RJL、RJRの位置を示している。
さらに、一点鎖線TL、TRは、Z−X平面上における、金型Dの成形面DSの両端縁部それぞれでの接線を示している。点CL、CRは、ジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRと接線TL、TRとの交点(特許請求の範囲に記載の「第1および第2の交点」に対応)を示している。
交点CLと金型Dの頂点(成形面DSにおいて最大高さ位置の点)DTとの間のZ方向距離(特許請求の範囲の「第1の鉛直方向距離」に対応)HLは、ジョーJL側のワークWの部分が金型Dの成形面DSに巻きつくために最低限必要な金型DのZ方向の移動量に相当する。一方、交点CRと金型Dの頂点DTとの間のZ方向距離(特許請求の範囲の「第2の鉛直方向距離」に対応)HRは、ジョーJR側のワークWの部分が金型Dの成形面DSに巻きつくために最低限必要な金型DのZ方向の移動量に相当する。
図6に示すように、ジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRと金型Dの成形面DSの両端縁部それぞれでの接線TL、TRとの交点CL、CRは、必ずしも同一の高さ位置(Z方向位置)に位置するわけではない。すなわち、Z方向距離HL、HRが異なる場合がある。
Z方向距離HL、HRが異なる場合、ジョーJL側のワークWの部分とジョーJR側のワークWの部分の両方を金型Dの成形面DSに巻きつけるためには、大きい方のZ方向距離(図6においてはHR)と同一の移動量で金型DをZ方向に移動させる必要がある。仮に小さい方の鉛直方向距離HLと同一の移動量で金型DをZ方向に移動させた場合、ジョーJR側のワークWの部分が金型Dの成形面DSの端縁部と接触できない。
したがって、金型移動量算出部56は、まず、ジョー軌跡算出部54によって算出されたジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRと、成形条件取得部52によって取得された金型形状とに基づいて、ジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRと金型Dの成形面DSの両端縁部それぞれでの接線TL、TRとの交点CL、CRを算出する。次に、金型移動量算出部56は、算出した交点CL、CRと金型Dの頂点DTとの間のZ方向距離HL、HRを算出する。そして、Z方向距離HL、HRを比較し、大きい方を金型DのZ方向の移動量として決定する。
なお、金型Dの成形面DSの端縁部上の二点を通過する直線を接線として用い、金型DのZ方向の移動量を算出するようにしてもよい。
また、Z−X平面と平行な断面形状がY方向位置によって異なる金型形状の場合、以下の方法によって金型DのZ方向の移動量を算出するようにしてもよい。まず、Y方向位置が異なる複数のZ−X平面それぞれにおいて、ジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRと金型Dの成形面DSの両端縁部それぞれでの接線TL、TRとの交点CL、CRを算出する。次に、全ての交点CL、CRそれぞれと金型Dの頂点DTとの間のZ方向距離を算出する。そして、算出された複数のZ方向距離の中から最大のZ方向距離を抽出し、抽出された最大のZ方向距離を金型DのZ方向の移動量とする。これにより、Z−X平面と平行な断面形状がY方向位置によって異なる金型形状であっても、ワークWを金型Dの成形面DS全体に巻回することができる。
制御プログラム作成装置50の制御軸動作パターン算出部58は、成形条件取得部52によって取得された成形条件と、ジョー軌跡算出部54によって算出されたジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRと、金型移動量算出部58によって算出された金型DのZ方向の移動量とに基づいて、複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作パターンを算出するように構成されている。
制御軸動作パターン算出部58は、成形条件取得部52によって取得されたジョーJL、JR、金型Dそれぞれの初期位置および初期姿勢からジョーJL、JRの軌跡PJL、PJRにしたがってジョーJL、JR、金型Dそれぞれの位置および姿勢を変化させるための複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作パターンを算出する。
具体的には、制御軸動作パターン算出部58は、金型Dの初期位置からのZ方向の移動量が、金型移動量算出部56によって算出された移動量(例えば、図6に示すZ方向距離HR)になるように複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作パターンを算出する。また、図6を用いて説明すると、ジョーJLの軌跡PJLの始点PJL(S)から点CL’までの部分と、ジョーJRの軌跡PJRの始点PJR(S)から交点CRまでの部分に基づいて、複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作パターンを算出する。なお、点CL’は、図6に示すように交点CRのZ方向位置と同一位置に存在する軌跡PJL上の点である。
なお、作業者から成形条件取得部52にポストストレッチ量が成形条件として与えられている場合、そのポストストレッチ量でワークWをポストストレッチするために必要な制御軸の動作パターンが、ジョー軌跡算出部54および金型移動量算出部56の算出結果に基づいて算出された制御軸の動作パターンに追加される。図3(D)に示すようにワークWが金型Dの成形面DS全体に当接した後に作業者から与えられたポストストレッチ量でワークWがストレッチするように、テンション軸JL5、JR5によってワークWを引っ張るためのテンション軸JL5、JR5の動作パターンが追加される。
また、巻きつけ時ストレッチ量が成形条件として成形条件取得部52に与えられている場合、その巻きつけ時ストレッチ量でワークWをストレッチするために必要な制御軸の動作パターンが、ジョー軌跡算出部54および金型移動量算出部56の算出結果に基づいて算出された制御軸の動作パターンに追加される。ワークWの金型Dの成形面DSへの巻きつき開始から終了するまでの間に、巻きつけ時ストレッチ量でワークWがストレッチするように、テンション軸JL5、JR5によってワークWを引っ張るためのテンション軸JL5、JR5の動作パターンが追加される。
制御プログラム作成装置50のFEM解析部60は、制御軸動作パターン算出部58によって算出された複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作パターンを用いて、ワークWのFEM解析を実行するように構成されている。
具体的には、FEM解析部60は、制御軸動作パターン算出部58によって算出された複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作パターンにしたがってストレッチフォーミング装置10がストレッチフォーミングを実行することによって生じるワークWの変形挙動を、FEM解析によって算出するように構成されている。そして、FEM解析の結果を、例えばディスプレイを介して作業者に対して出力するように構成されている。それにより、FEM解析の結果が良好であるか否かを作業者に判断させる。
例えば、FEM解析の結果から、ストレッチフォーミング後のワークW(成形品)の部分的な厚さやひずみ量を作業者は知ることができる。それにより、良好な制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作パターンが算出されたか否かを作業者は確認することができる。また、例えば、厚さやひずみ量が局所的に大きく異なるなど、FEM解析の結果が良好でない場合、作業者は、プリストレッチ量などの成形条件を適切に変更することができる。
作業者がFEM解析の結果が良好であると判断した場合、すなわち、例えばマウスやキーボードなどの入力デバイスに対して対応する操作を作業者が実行した場合、制御軸動作パターン算出部58によって算出された制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作パターンが確定される。
制御プログラム作成装置50の制御プログラム作成部62は、制御軸動作パターン算出部58によって算出された(作業者によって良好と判断された)制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作パターンに基づいて、実機のストレッチフォーミング装置10の複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作を自動制御するための制御プログラムを作成するように構成されている。また、制御プログラム作成部62は、作成された制御プログラムをデータとして出力するように構成されている。
このように作成された制御プログラムにしたがって複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作が自動制御されることにより、ストレッチフォーミング装置10は、ワークWを金型Dの成形面DSに良好に自動で巻回する。その結果、良好な成形品が作製される。
本実施の形態によれば、ストレッチフォーミングによって良好な成形品を得るために必要なジョーJL、JRそれぞれの金型Dに対する相対的な位置および姿勢の軌跡、すなわち複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作パターンを短時間で算出することができる。その結果、作業者の負担を軽減することができる。
以上、上述の実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、上述の実施の形態の場合、図3に示すように、ストレッチフォーミングの実行中において、テンション軸JL5、JR5のストローク方向(XJL、XJR方向)がワークWの延在方向(金型DからジョーJL、JRに向かってワークWが延在する方向)と一致するように、ジョーJL、JRの姿勢が変化する。しかし、本発明はこれに限らない。
例えば、図7(A)に示すように、ジョーJL、JRが、テンション軸JL5、JR5のストローク方向(XJL、XJR方向)が水平方向と一致する姿勢(水平姿勢)で、ワークWを水平方向に延在する姿勢で保持する。そして、ジョーJL、JRが水平姿勢を維持した状態で金型Dが鉛直方向(Z方向)に移動することにより、図7(B)に示すようにワークWが金型Dの成形面DSに巻回される。
この場合、制御プログラム作成装置50のジョー軌跡算出部54は、ジョーJL、JRのZ方向の移動を規制することに加えて、水平方向であって且つジョー対向方向と直交する方向(すなわち、YJL、YJR方向)に延在する回転中心線を中心とする回転を規制して、ジョーJL、JRの金型Dに対する相対的な位置および姿勢の軌跡PJL、PJRを算出する。これにより、ストレッチフォーミング中においてジョーJL、JRが水平姿勢で維持される場合であっても、良好な成形品を実現するために必要な複数の制御軸JD1〜JD2、JL1〜JL6、JR1〜JR6それぞれの動作を自動制御する制御プログラムを作成することができる。
また、上述の実施の形態の場合、図2に示すように、金型Dの成形面DSは、曲面状であるが本発明はこれに限らない。例えば、図8に示すように金型D’の成形面DS’のように平面であってもよい。本発明は、広義には、ワークが巻きつくことができる成形面を備える金型であればよい。
さらに、上述の実施の形態の場合、金型Dに巻きつけられる板状のワークWは平板状であるが、本発明はこれに限らない。例えば、図9に示すワークW’のように、平板状ではなく、ジョー対向方向A1と直交する方向A2に湾曲する湾曲状であってもよい。この場合、ジョーは、湾曲状のワークW’の対向し合う端縁部を挟持することができる、いわゆるカーブドジョー(curved jaw)である。
加えて、上述では、ジョーJL、JRは鉛直方向(Z方向)に移動せず、制御プログラム作成装置50の金型移動量算出部56によって算出された移動量で金型DがZ方向に移動するストレッチフォーミングを例に挙げて本発明を説明したが、本発明はこれに限らない。金型移動量算出部56によって算出される金型DのZ方向の移動量は、言い換えると、図6に示すように、ジョーJL、JRに対する金型Dの相対的なZ方向の移動量である。したがって、金型DのZ方向の移動量とジョーJL、JRのZ方向の移動量との合計が、金型移動量算出部56によって算出された移動量であればよい。すなわち、金型DがZ方向に上昇するとともに、ジョーJL、JRがZ方向に降下することにより、ワークWが金型Dの成形面DSに巻回される。
本発明は、ワークの対向し合う端縁部それぞれを挟持する2つのジョーと、2つのジョーの間に配置されてワークと当接する金型と、各ジョーと金型の位置および姿勢を変更するための複数の制御軸とを有するストレッチフォーミング装置であれば、制御軸の数に関係なく、適用可能である。
10 ストレッチフォーミング装置
W ワーク
D 金型
JL、JR ジョー
JD1 制御軸(金型昇降軸)
JD2 制御軸(金型チルト軸)
JL1、JR1 制御軸(キャリッジ軸)
JL2、JR2 制御軸(アンギュレーション軸)
JL3、JR3 制御軸(スライダ軸)
JL4、JR4 制御軸(スイング軸)
JL5、JR5 制御軸(テンション軸)
JL6、JR6 制御軸(ローテーション軸)
50 制御プログラム作成装置
52 成形条件取得部
54 ジョー軌跡算出部
56 金型移動量算出部
58 制御軸動作パターン算出部
60 FEM解析部
62 制御プログラム作成部
W ワーク
D 金型
JL、JR ジョー
JD1 制御軸(金型昇降軸)
JD2 制御軸(金型チルト軸)
JL1、JR1 制御軸(キャリッジ軸)
JL2、JR2 制御軸(アンギュレーション軸)
JL3、JR3 制御軸(スライダ軸)
JL4、JR4 制御軸(スイング軸)
JL5、JR5 制御軸(テンション軸)
JL6、JR6 制御軸(ローテーション軸)
50 制御プログラム作成装置
52 成形条件取得部
54 ジョー軌跡算出部
56 金型移動量算出部
58 制御軸動作パターン算出部
60 FEM解析部
62 制御プログラム作成部
Claims (6)
- ワークの対向し合う端縁部それぞれを挟持する第1および第2のジョーと、
第1および第2のジョーの間に配置されてワークと当接する金型と、
第1および第2のジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢を変更する複数の制御軸と、
第1および第2のジョーそれぞれが鉛直方向の移動が規制される以外は位置および姿勢が自由に変化可能である拘束条件の下で、金型を鉛直方向に移動させてワークを金型に巻きつけたときにおける第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を算出するジョー軌跡算出部と、
ジョー軌跡算出部によって算出された第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を実現する複数の制御軸それぞれの動作パターンを算出する制御軸動作パターン算出部と、を有するストレッチフォーミングシステム。 - ワークの対向し合う端縁部それぞれを挟持する第1および第2のジョーと、
第1および第2のジョーの間に配置されてワークと当接する金型と、
第1および第2のジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢を変更する複数の制御軸と、
第1および第2のジョーそれぞれが鉛直方向の移動が規制されるとともに水平方向であって且つジョー対向方向と直交する方向に延在する回転中心線を中心とする回動が規制される以外は位置および姿勢が自由に変化可能である拘束条件の下で、金型を鉛直方向に移動させてワークを金型に巻きつけたときにおける第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を算出するジョー軌跡算出部と、
ジョー軌跡算出部によって算出された第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を実現する複数の制御軸それぞれの動作パターンを算出する制御軸動作パターン算出部と、を有するストレッチフォーミングシステム。 - ジョー軌跡算出部は、実際のワークの厚さに比べて薄い厚さのワークを用いて第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を算出する、請求項1または2に記載のストレッチフォーミングシステム。
- 鉛直方向に延在する平面上において、ジョー軌跡算出部によって算出された第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置の軌跡と金型の成形面の両端縁部それぞれでの接線との第1および第2の交点を算出し、
算出した第1および第2の交点それぞれと金型の頂点との間の第1および第2の鉛直方向距離を算出し、
算出した第1の鉛直方向距離と第2の鉛直方向距離とを比較し、大きい方を第1および第2のジョーに対する金型の相対的な鉛直方向の移動量として決定する、金型移動量算出部をさらに有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のストレッチフォーミングシステム。 - ワークの対向し合う端縁部それぞれを挟持する第1および第2のジョーと、第1および第2のジョーの間に配置されてワークと当接する金型と、第1および第2のジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢を変更する複数の制御軸とを有し、第1および第2のジョーによってワークを金型に巻き付けて成形するストレッチフォーミング方法であって、
第1および第2のジョーそれぞれが鉛直方向の移動が規制される以外は位置および姿勢が自由に変化可能である拘束条件の下で、金型を鉛直方向に移動させてワークを金型に巻きつけたときにおける第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を算出し、
算出した第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を実現する複数の制御軸それぞれの動作パターンを算出する、ストレッチフォーミング方法。 - ワークの対向し合う端縁部それぞれを挟持する第1および第2のジョーと、第1および第2のジョーの間に配置されてワークと当接する金型と、第1および第2のジョーの金型に対する相対的な位置および姿勢を変更する複数の制御軸とを有し、第1および第2のジョーによってワークを金型に巻き付けて成形するストレッチフォーミング方法であって、
第1および第2のジョーそれぞれが鉛直方向の移動が規制されるとともに水平方向であって且つジョー対向方向と直交する方向に延在する回転中心線を中心とする回動が規制される以外は位置および姿勢が自由に変化可能である拘束条件の下で、金型を鉛直方向に移動させてワークを金型に巻きつけたときにおける第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を算出し、
算出した第1および第2のジョーそれぞれの金型に対する相対的な位置および姿勢の軌跡を実現する複数の制御軸それぞれの動作パターンを算出する、ストレッチフォーミング方法。
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