JP5959859B2 - 遊技板の成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ、アレンジボール、雀球等の弾球遊技機の内部に設けられる合成樹脂製の遊技板の成形方法、および、成形用金型に関するものである。
パチンコ遊技機の遊技板は、遊技球を遊技領域に誘導する2本のガイドレールが装着されると共に、ガイドレールで囲まれた遊技領域に図柄変動表示装置、入賞装置等の遊技部品が配置される。そして、これらの遊技部品の周辺に障害釘、風車等が植設され、これにより遊技領域を落下する遊技球の経路に変化を与えている。
近年、遊技板は、環境保護の観点や意匠上の観点から、従来の合板に代えて合成樹脂製のものが提案され、特に透明な合成樹脂により成形された遊技板は、裏面に配置した図柄変動表示装置や電飾等各種装飾部材をも遊技者から見ることができるので、従来の合板製のものではできない斬新なデザイン構成を採ることを可能にしている。
ところで、合成樹脂製の遊技板を製造するには、特許文献1に示された押出成形による方法と、特許文献2および特許文献3に示された射出成形による方法とが従来から知られている。
特許文献1に示された押出成形による方法は、先ず厚手の平板を押出成形し、該平板の所定位置に切削加工により上記のような遊技部品を取り付けるための貫通状の開口を形成するものである。このような押出成形による方法は、加工時間を要し生産効率がよくない欠点があるほか、貫通状の開口を切削することで生じた切削屑が無駄になるので材料歩留まりが悪く、特に大型ディスプレイや大型役物を取り付けるための大きな開口部を形成すると大量の切削屑が生じ、切削屑を廃材として処分する費用が嵩むと同時に資源の無駄になるといった問題がある。
一方、射出成形による方法は、金型によって遊技板を成形すると同時に遊技部品を取り付けるための開口も形成することができるので、生産性がよく、切削屑も生じないといった利点がある。しかし、周知のように一般に射出成形法は、合成樹脂が冷却する際の不揃いな収縮を防止し、ヒケ、反り、変形等が生じないようにするために、製品の肉厚を製品全体でほぼ均一になるように設定する必要がある。そのために、遊技板を射出成形する場合は、特許文献2および特許文献3に示されたように、多数のボスを遊技領域の裏面に一体に成形することで、肉厚をほぼ均一にしている。即ち、障害釘を打ち込むための釘孔が中心部に形成された多数のボスを遊技領域の裏面に突出状に形成することにより、該釘孔が一定以上の深さになるようにすることで、障害釘がぐら付くことなく固植できるようにしている。なお、特許文献2および特許文献3に示された方法では、射出成形用金型が離型する際にボスの上端面をスリーブピンと呼ばれる突出ピン(エジェクトピン)により突き出して、遊技板を該金型の成形面から離間させることにより、突出ピンの押圧跡が該ボスの上端面以外に残らないようにしている。
ところがこのようにボスが形成された遊技板では、遊技機の機種に従い障害釘の位置をいろいろ変更しようとすると、該ボスの成形位置をも変更しなければならないので、射出成形用金型自体を変えなければならず、即座に機種に応じた微細な対処をすることが困難になるという問題がある。また、透明な合成樹脂により成形され、多数のボスを形成してなる遊技板は、該ボスが光を屈折、乱反射させ、透明性、透光性を損うために、上記のように遊技板内に図柄変動表示装置や電飾等各種装飾部材を配置しても、これらを透視し難くなるとともに光が透過し難くなるので、斬新で効果的な演出、装飾ができないという問題があった。
そこで、ボスを形成することなく、遊技板全体の肉厚を厚くすることで一定以上の深さの釘孔を確保し、障害釘がぐら付かないようにすることが考えられるが、そうすると、図13に示した透明なる遊技板のように、遊技部品を取り付けるための開口a〜eの周囲に突出ピンの押圧跡fが付き、特に遊技板の肉厚が厚くしかも大きな開口を形成する必要があるものでは該開口の付近を変形することなく離型させるために多数の突出ピンを配備する必要があるので多数の押圧跡fが付き、該押圧跡によって該遊技板の遊技領域の透視性が損なわれる。このため、遊技板全体の肉厚を厚くすることによっても透視性が損なわれるとういう問題点は解決できない状況であった。なお、図13の符号hは、遊技領域gの外側(ガイドレールが装着されるラインの外側)の非遊技領域を示す。
このように押出成形による方法と射出成形による方法には一長一短がある。このために従来では未だ大多数の遊技板は押出成形と切削加工により製造されており、生産性が悪く、非効率な状態であった。
特許第3720829号公報 特開平4−354959号公報(図3を参照) 特許第3118617号公報(図6を参照)
本発明は上記のような問題点を解決し、生産効率が優れた射出成形により製造される合成樹脂製の遊技板でありながらも、遊技領域の透明性を確保し得る成形方法、成形用金型を提供しようとするものである。
そのために本発明に係る遊技板の成形方法は、固定型または可動型を一方型とし、該一方型と相対する固定型または可動型を他方型とする射出成形用金型により、遊技領域に遊技部品を取り付けるための開口が形成され、外周縁に額縁状の外縁リブが形成される合成樹脂製の遊技板を成形する方法であって、前記遊技領域を含む遊技板の前面全体を成形するための型面が一方型に形成され、前記開口を形成するコア部と、前記遊技領域の裏面を成形する遊技領域成形用型板と、前記外縁リブを成形する外周域成形用型板とが他方型に設けられ、コア部と外周域成形用型板とは遊技領域成形用型板に対して相対的に進退動可能に配置され、コア部と外周域成形用型板とを同時に遊技領域成形用型板に対して相対的に後退動することによ該コア部および外周域成形用型板を遊技板から離脱させた後、遊技領域成形用型板から該遊技板を離脱させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係る遊技板成形用金型は、遊技領域に遊技部品を取り付けるための開口が形成され、外周縁に額縁状の外縁リブが形成される合成樹脂製の遊技板を成形する射出成形用金型であって、該射出成形用金型は固定型または可動型を一方型とし該一方型と相対する固定型または可動型を他方型とし、前記遊技領域を含む遊技板の前面全体を成形するための型面が一方型に形成され、前記開口を形成するコア部と、前記遊技領域の裏面を成形する遊技領域成形用型板と、前記外縁リブを成形する外周域成形用型板とが他方型に設けられ、コア部と外周域成形用型板とは遊技領域成形用型板に対して相対的に進退動可能に配置され、コア部と外周域成形用型板とを同時に遊技領域成形用型板に対して相対的に後退動することにより該コア部および外周域成形用型板を遊技板から離脱させる先行離型手段と、該先行離型手段が作動した後に遊技領域成形用型板から該遊技板を離脱させる後行離型手段を備えてなることを特徴とする。
本発明によれば、射出成形により遊技板を製造しても該遊技板の特に遊技領域の裏面に傷や押圧跡が付くことなく、その透明性、透光性を確保することができるので、遊技板内に配置した図柄変動表示装置や電飾等各種装飾部材による斬新な演出を行うことができる。
本発明に係る遊技板の斜視図。 本発明に係る遊技板の裏面の斜視図。 図1のA−A線断面図。 本発明に係る成形用金型の型閉状態の縦断面図。 図4に示した成形用金型の型開状態の縦断面図。 図4に示した成形用金型の先行離型手段が作動したときの縦断面図。 図4に示した成形用金型の後行離型手段が作動したときの縦断面図。 本発明の他の実施形態を示した成形用金型の部分拡大図。 本発明に係る成形用金型の型閉状態の縦断面図。 図9に示した成形用金型の型開状態の縦断面図。 図9に示した成形用金型の先行離型手段が作動したときの縦断面図。 図9に示した成形用金型の後行離型手段が作動したときの縦断面図。 従来の透明な合成樹脂製遊技板の正面図。
図1〜図3に示した長方形板状の遊技板1は、本発明に係る射出成形用金型に透明なポリカーボネイト樹脂、ABS樹脂、アクリロニトリル樹脂等の合成樹脂を射出することにより一体成形されたもので、該遊技板1の中央部に厚さ10mm程度で表面が平坦なるように遊技領域2が成形され、該遊技領域2に機種に応じた配置にて多数の障害釘が打ち込まれる。3は電子ディスプレイやセンター役物等の大型の遊技部品を取り付けるために該遊技領域に表裏貫通状に形成された大きな開口、4は該開口3の下部であって始動用可変入賞装置等の遊技部品を取り付けるために表裏貫通状に形成された開口、5はさらに該開口4の下部であって大入賞口装置等の遊技部品を取り付けるために表裏貫通状に形成された開口、6は該遊技板1の下部両側に普通入賞装置、装飾部材等の遊技部品を取り付けるために表裏貫通状に形成された開口、7は通過チャッカー等の遊技部品を取り付けるために遊技領域2に表裏貫通状に形成された小さな開口である。なお、8は遊技板1の表面にガイドレール(図示せず)を固定ピンにより固定するためにガイドレールの長手方向に沿って所定間隔で多数形成した固定ピン差込用の小孔、9は遊技板1の四隅角部にその組付、位置合わせ、配線通し等のために形成された貫通孔である。また、10は該遊技板1の外周縁に裏側へ額縁状に突出するように成形された外縁リブである。11は遊技領域2の外側(ガイドレールが装着されるラインの外側)の非遊技領域を示す。
次にこの遊技板1を成形する射出成形用金型および成形方法を図4〜図7に従い説明する。同図において、18は固定盤、19は可動盤を示し、固定盤18の前面に桁部材17を介して固定型20が固設され、可動盤19の前面には可動型21が固設される。図4は、固定型20に対し可動型21を進出させて圧着し型閉することにより両型間にキャビティーが形成された状態を示す。16は該キャビティーに連通するように固定盤18の前面に突設された射出ノズルで、スプルーブッシュ14、ホットランナ15、および、該射出ノズル16を経て該キャビティーに合成樹脂を射出することにより遊技板1が成形される。なお、可動型21には遊技板1の遊技領域2を含む前面全体を成形するための平坦な型面22が形成されている。
固定型20は、前記開口3〜5を形成するためのコア部23〜25と、前記遊技領域2の裏面を成形するための遊技領域成形用型板30と、前記外縁リブ10を成形するための外周域成形用型板35を備えている。コア部23〜25および外周域成形用型板35は、図4に示した型閉状態では、それぞれ先端面を固定型20の型面22に圧接させた状態となっている。なお、図中、30a,30bは、遊技領域2の非遊技領域11の裏面を成形するために固定型20に設けられた定型部を示す。また、図示していないが、コア部23〜25の他、前記開口6,7を形成するためのコア部、および前記小孔8、貫通孔9を形成するためのコア部も備えられる。31はこれらのコア部を進退動させるために該各コア部の背後に縦に設けられた支持棒、32は該支持棒の基端部を止着させている支持プレート、33は該支持プレートに固設した油圧シリンダである。また、外周域成形用型板35の背後にも縦に支持棒34が設けられ、該支持棒34の基端部を前記支持プレート32に当接させている。36は該支持棒31および支持棒34の基端部を支持プレート32上に止着するための止着プレートである。なお、油圧シリンダ33のピストンロッドは固定盤18の前面に止着されている。このため、該油圧シリンダ33が作動すると支持プレート32が進退動し、各支持棒31および支持棒34を介して各コア部23〜25および外周域成形用型板35を同時に進退動させる。この油圧シリンダ33と支持プレート32と各支持棒31および支持棒34により先行離型手段が構成される。
また、37は遊技領域成形用型板30を進退動させるために該型板30の背後に縦に設けた支持棒、38は該支持棒の基端部を止着させている支持プレート、39は該支持プレートに固設した油圧シリンダで、該油圧シリンダのピストンロッドを固定盤18の前面に止着している。40は該支持棒37の基端部を支持プレート38上に止着するための止着プレートである。この油圧シリンダ39と支持プレート38と支持棒37により後行離型手段が構成され、該油圧シリンダ39が作動すると、支持プレート38が進退動し、支持棒37を介して遊技領域成形用型板30を進退動させる。支持棒37および油圧シリンダ39は図面では1本であるが、これらは遊技領域成形用型板30を進退動させるために必要に応じて複数本設けられる。41は前記定型部30aを貫通するように設けた突出ピンで、該突出ピンの基端部は支持棒37と同様に止着プレート40によって支持プレート38に止着される。なお、該突出ピン41の先端は非遊技領域11に当たるように配置される。
このように構成した射出成形用金型では、キャビティーに射出された合成樹脂が冷却・固化して遊技板1が成形された後、図5に示したように可動盤19、可動型21を後退させることにより型開し、この型開状態にて先ず先行離型手段である油圧シリンダ33を作動(収縮)させることにより図6に示したように支持プレート32、支持棒31、支持棒34を介してコア部23〜25および外周域成形用型板35を同時に一体的に後退動させ、コア部23〜25を遊技板1から離脱させると同時に外周域成形用型板35を該遊技板1の外周域から離脱させる。なおこのとき図示されてないその他のコア部からも遊技板1は離脱する。この離脱作動時にあっては、遊技板1の裏面全体が遊技領域成形用型板30により支えられ圧力が分散されることから、過大なストレスにより遊技板1を変形させるおそれがない。即ち、遊技板1は肉厚で大きな開口3〜6等が存在することから、コア部23〜25を抜く際の離型抵抗が相当大きいにも拘わらず、遊技板1は変形することなく、その遊技領域2の裏面に傷や押圧跡が付くこともない。また、外周域成形用型板35を同時に抜く際にも大きな離型抵抗が掛かるが、遊技領域成形用型板30により遊技板1の裏面全体が支えられることから、外周域成形用型板35を離型させることによっても遊技板1を変形させたり遊技板裏面を傷付けるおそれがない。
次いで後行離型手段である油圧シリンダ39を作動(伸張)させ、図7に示したように、支持プレート38、支持棒37を介して遊技領域成形用型板30を進出動させると共に、突出ピン41を進出動させる。これにより、固定型20の定型部30a,30bから遊技板1を離脱させる。この際にも遊技板1の遊技領域2の裏面は遊技領域成形用型板30により支えられた状態であるので、変形したり傷付くおそれがない。なお、この後は遊技板1を図示しないロボットアーム等により把持して取り出すことができる。
このように本発明に係る遊技板1は射出成形により製造され、押出成形のように開口等を切削加工しないため、材料の歩留まりがよく、生産性もよい。そして本発明によっては、遊技板1の裏面に傷や押圧跡が付いて遊技領域の透明性、透光性が損なわれるようなおそれがなく、図柄変動表示装置や電飾等各種装飾部材をパチンコ遊技機等の遊技機における遊技板1の内側に配置することにより、遊技者が遊技板1内を鮮明に透視することができるとともに、電飾の光がよく通り、斬新な演出を行うことができる。なお、本発明によって成形される遊技板は、無色透明のものに限らず、有色透明のものや半透明、透光性のものとすることもできる。
本発明によれば、遊技板の裏面に傷や押圧跡が全くないように成形することができるが、透明性、透光性の遊技板であっても、非遊技領域のように特に透明性、透光性を必要とせず押圧跡があっても支障がないような部位をこの実施形態に示したように突出ピン41を設けて離型させるようにしてもよい。
なお、図8に示した実施形態は、遊技板1の外縁リブ10の外周面がテーパ面状に形成されるように外周域成形用型板35の内周面をテーパ面状に形成してなるもので、このようにテーパ面状に形成することにより、外縁リブ10から外周域成形用型板35を離脱し易くすることができる。また、図示しないが、開口3〜7の内周面についても同様にテーパ面状に形成されるようにコア部23〜25の外周面をテーパ面状に形成することにより、該コア部の離型抵抗を軽減することができる。
次に本発明の実施例2として示す射出成形用金型および成形方法を図9〜図12に従い説明する。この射出成形用金型は、実施例1では遊技領域成形用型板30を支持棒37により進退動させるように構成したのに対し、実施例2では遊技領域成形用型板30を定型部30a,30bと同様に動かない構造としたものである。その他の構成は実施例1と同様であるので、図4〜図7と同一符号は同一部分または相当部分を示す。
このように構成した射出成形用金型では、図9に示した型閉状態にてキャビティーに合成樹脂を射出し、図10に示したように可動盤19、可動型21を後退させ型開した状態にて、図11に示したように、先ず油圧シリンダ33を作動させることにより、突出プレート32を介して突出棒31、支持棒34を介してコア部23〜25および外周域成形用型板35を同時に一体的に後退動させ、コア部23〜25を遊技板1から離脱させると同時に外周域成形用型板35を該遊技板1の外周域から離脱させる。この離脱作動時に遊技板1の裏面全体が遊技領域成形用型板30により支えられ圧力が分散されることから、実施例1の場合と同様に、遊技板1が変形したり、遊技領域2に押圧跡が付くことがない。
次いで、後行離型手段である油圧シリンダ39を作動(伸張)させ、図12に示したように、支持プレート38、突出ピン41を進出動させ、該突出ピン41によって遊技板1を定型部30a,30bおよび遊技領域成形用型板30から離脱させる。このとき、突出ピン41は非遊技領域11の裏面を押圧するように配置されたものであるので、遊技領域2に押圧跡が付くおそれはない。
この実施例2のように、本発明では遊技領域成形用型板30を進退動しない構成にすることもできる。
なお、これらの実施例では、固定型20に、コア部23〜25、遊技領域成形用型板30、外周域成形用型板35、および先行離型手段、後行離型手段等の遊技板1の裏面および外縁リブを成形するための機構を設け、可動型21に遊技板1の前面を成形するための型面22を形成したが、固定型に遊技板1の前面を成形するための型面を形成し、可動型に遊技板1の裏面および外縁リブを成形するためのこれらの機構を設けてもよい。即ち、固定型20または可動型21を一方型とし、該一方型と相対する固定型または可動型を他方型とすると、一方型に型面22を形成し、他方型にコア部23〜25、遊技領域成形用型板30および外周域成形用型板35等を設ければよい。そして、本発明によれば、先行離型手段を作動させてコア部と外周域成形用型板とを同時に遊技領域成形用型板に対して相対的に後退動することにより該コア部および外周域成形用型板を遊技板から離脱させた後、遊技領域成形用型板から該遊技板を離脱させることにより、遊技領域に傷や押圧跡のない遊技板を射出成形により効率よく製造することができる。
1 遊技板
2 遊技領域
3〜7 開口
10 外縁リブ
11 非遊技領域
18 固定盤
19 可動盤
20 固定型
21 可動型
22 型面
23〜25 コア部
30 遊技領域成形用型板
30a,30b 定型部
31,34 支持棒
32 支持プレート
33 油圧シリンダ
35 外周域成形用型板
37 支持棒
38 支持プレート
39 油圧シリンダ
41 突出ピン

Claims (2)

  1. 固定型または可動型を一方型とし、該一方型と相対する固定型または可動型を他方型とする射出成形用金型により、遊技領域に遊技部品を取り付けるための開口が形成され、外周縁に額縁状の外縁リブが形成される合成樹脂製の遊技板を成形する方法であって、前記遊技領域を含む遊技板の前面全体を成形するための型面が一方型に形成され、前記開口を形成するコア部と、前記遊技領域の裏面を成形する遊技領域成形用型板と、前記外縁リブを成形する外周域成形用型板とが他方型に設けられ、コア部と外周域成形用型板とは遊技領域成形用型板に対して相対的に進退動可能に配置され、コア部と外周域成形用型板とを同時に遊技領域成形用型板に対して相対的に後退動することによ該コア部および外周域成形用型板を遊技板から離脱させた後、遊技領域成形用型板から該遊技板を離脱させるようにしたことを特徴とする遊技板の成形方法。
  2. 遊技領域に遊技部品を取り付けるための開口が形成され、外周縁に額縁状の外縁リブが形成される合成樹脂製の遊技板を成形する射出成形用金型であって、該射出成形用金型は固定型または可動型を一方型とし該一方型と相対する固定型または可動型を他方型とし、前記遊技領域を含む遊技板の前面全体を成形するための型面が一方型に形成され、前記開口を形成するコア部と、前記遊技領域の裏面を成形する遊技領域成形用型板と、前記外縁リブを成形する外周域成形用型板とが他方型に設けられ、コア部と外周域成形用型板とは遊技領域成形用型板に対して相対的に進退動可能に配置され、コア部と外周域成形用型板とを同時に遊技領域成形用型板に対して相対的に後退動することにより該コア部および外周域成形用型板を遊技板から離脱させる先行離型手段と、該先行離型手段が作動した後に遊技領域成形用型板から該遊技板を離脱させる後行離型手段を備えてなることを特徴とする遊技板成形用金型。
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