JP5959449B2 - エンジンのシール装置 - Google Patents
エンジンのシール装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5959449B2 JP5959449B2 JP2013028935A JP2013028935A JP5959449B2 JP 5959449 B2 JP5959449 B2 JP 5959449B2 JP 2013028935 A JP2013028935 A JP 2013028935A JP 2013028935 A JP2013028935 A JP 2013028935A JP 5959449 B2 JP5959449 B2 JP 5959449B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gasket
- cylinder head
- fitting groove
- head cover
- protrusions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
図2(B)に示すように、ガスケット本体(106)の周方向に沿って計測した突部(107)の横寸法(w)が、ガスケット(105)の抜き差し方向に沿って計測した突部(107)の立寸法(v)よりも長く形成されているため、図2(A)に示すように、ガスケット嵌合溝(103)へのガスケット(105)の押し込み時に、ガスケット嵌合溝(103)の両開口縁部(116)(116)に両突部(107)(107)の押し込み始端部(117)(117)が引っ掛かる寸法が長くなり、シリンダヘッドカバー(101)のガスケット嵌合溝(103)にガスケット(105)を押し込みにくい。
図1(A)〜(D)に例示するように、シリンダヘッドカバー(1)の開口縁部(2)にガスケット嵌合溝(3)が形成され、このガスケット嵌合溝(3)にその入口開口(4)から弾性素材のガスケット(5)が押し込まれ、ガスケット(5)は、ガスケット本体(6)とガスケット本体(6)の両側の突部(7)(7)とで構成され、両突部(7)(7)はガスケット本体(6)の周方向に所定間隔を保持して複数形成され、両突部(7)(7)の突出端部(8)(8)が両突部(7)(7)の弾性力でガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)に圧接されることにより、両突部(7)(7)とガスケット嵌合溝(3)との摩擦力でガスケット(5)がガスケット嵌合溝(3)に対して抜け止めされ、シリンダヘッド(10)とシリンダヘッドカバー(1)との間に挟み付けられたガスケット(5)で、シリンダヘッド(10)とシリンダヘッドカバー(1)との間がシールされるように構成されている、エンジンのシール装置において、
図1(D)に例示するように、ガスケット本体(6)の周方向に沿って計測した突部(7)の横寸法(w)が、ガスケット(5)の抜き差し方向に沿って計測した突部(7)の立寸法(v)以下の長さとされ、
シリンダヘッドカバー(1)の開口縁部(2)の外側に取付ボス(14)が設けられ、この取付ボス(14)に挿通された取付ボルト(15)でシリンダヘッドカバー(1)がシリンダヘッド(10)に取り付けられ、ガスケット本体(6)の周方向に相互に離間したガスケット本体(6)の片側の突部(7)が、シリンダヘッドカバー(1)の開口縁部(2)の周方向に相互に離間した取付ボス(14)に接し、
図1(B)に例示するように、取付ボルト(15)は、挿通軸部(19)と、挿通軸部(19)の先端面から突出したオネジ部(21)と、挿通軸部(19)の基端側に設けられたボルト頭部(23)を備え、挿通軸部(19)は取付ボス(14)に挿通され、挿通軸部(19)の先端面(20)はシリンダヘッド(10)に接当され、オネジ部(21)はシリンダヘッド(10)のメネジ部(22)にネジ嵌合され、ボルト頭部(23)は取付ボス(14)をシリンダヘッド(10)側に押圧し、シリンダヘッドカバー(1)がガスケット(5)の弾性でシリンダヘッド(10)から離間する方向に弾発されて、シリンダヘッドカバー(1)とシリンダヘッド(10)との間に隙間が設けられている、ことを特徴とするエンジンのシール装置。
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 シリンダヘッドカバーのガスケット嵌合溝にガスケットを押し込みやすい。
図1(D)に例示するように、ガスケット本体(6)の周方向に沿って計測した突部(7)の横寸法(w)が、ガスケット(5)の抜き差し方向に沿って計測した突部(7)の立寸法(v)以下の長さにされているので、図1(B)に示すように、ガスケット嵌合溝(3)へのガスケット(5)の押し込み時に、ガスケット嵌合溝(3)の両開口縁部(16)(16)に両突部(7)(7)の押し込み始端部(17)(17)が引っ掛かる寸法が短くなり、シリンダヘッドカバー(1)のガスケット嵌合溝(3)にガスケット(5)を押し込みやすい。
《効果》 ガスケットのシール性が高い。
図1(A)(B)に例示するように、シリンダヘッドカバー(1)の開口縁部(2)の外側に取付ボス(14)が設けられ、この取付ボス(14)に挿通された取付ボルト(15)でシリンダヘッドカバー(1)がシリンダヘッド(10)に取り付けられ、ガスケット本体(6)の片側の突部(7)が取付ボス(14)に接しているので、ガスケット(5)のシール性が高い。
その理由は、次のようなものと推定される。
シリンダヘッド(10)の振動は、取付ボルト(2)から直接に取付ボス(14)に伝達されるため、シリンダヘッドカバー(1)の他の部分に比べ、取付ボス(14)の振動はシリンダヘッド(10)の振動と同期しやすく、この取付ボス(14)と接するガスケット本体(6)の片側の突部(7)の振動もシリンダヘッド(10)の振動と同期しやすい。このため、この片側の突部(7)の振動がシリンダヘッド(10)と接するガスケット本体(6)の振動と同期しやすく、片側の突部(7)とガスケット本体(6)との振動のずれに起因するガスケット(6)のねじれが起こり難く、ガスケット(5)のシール性が高い。
請求項2に係る発明は、請求項1の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ガスケット嵌合溝からガスケットが抜けにくく、ガスケットを押し込みやすい。
図1(D)に例示するように、突部(7)の横寸法(w)が、突部(7)の立寸法(v)の10%〜100%の長さにされているので、ガスケット嵌合溝(3)からガスケット(5)が抜けにくく、ガスケット(5)を押し込みやすい。
すなわち、突部(7)の横寸法(w)が、突部(7)の立寸法(v)の10%未満になると、ガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)への両突部(7)(7)の突出端部(8)(8)の圧接力が不足し、ガスケット嵌合溝(3)からガスケット(5)が抜けやすく、100%を超えると、ガスケット嵌合溝(3)の両開口縁部(16)(16)に両突部(7)(7)の押し込み始端部(17)(17)が引っ掛かりやすくなり、ガスケット嵌合溝(3)にガスケット(5)を押し込みにくくなるのに対し、10%〜100%の長さでは、このような不具合を抑制することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ガスケット嵌合溝にガスケットを押し込みやすい。
図1(B)に例示するように、ガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)が、ガスケット嵌合溝(3)の奥端(11)側から入口開口(4)に向けて拡開状に傾斜し、図1(B)(C)に例示するように、両突部(7)(7)にはそれぞれ階段状に複数の段部(12)(13)が設けられ、押し込み始端側の段部(12)の方が押し込み終端側の段部(13)よりもガスケット本体(6)から両側に小さく突出するように形成されているので、押し込み始端側の段部(12)に対してガスケット嵌合溝(3)の入口開口(4)の幅を大きくとることができ、ガスケット嵌合溝(3)にガスケット(5)を押し込みやすい。
図1(B)に例示するように、ガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)が、ガスケット嵌合溝(3)の奥端(11)側から入口開口(4)に向けて拡開状に傾斜し、図1(B)(C)に例示するように、両突部(7)(7)にはそれぞれ階段状に複数の段部(12)(13)が設けられているので、複数の段部(12)(13)の押し込み始端部(17)(18)がガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)に圧接され、シリンダヘッドカバー(1)のガスケット嵌合溝(3)からガスケット(5)が抜け落ちにくい。
このため、シリンダヘッドカバー(1)内のメンテナンス時に、シリンダヘッド(10)からシリンダヘッドカバー(1)を取り外した場合でも、ガスケット嵌合溝(3)からガスケット(5)が抜け落ちず、シリンダヘッド(10)へのシリンダヘッドカバー(1)の再取り付け時に、ガスケット嵌合溝(3)にガスケット(5)を再嵌合させる必要がなくなる。
図1(D)に示すものは、この突部(7)の横寸法(w)が突部(7)の立寸法(v)の40%の長さにされている。
図1(D)に示すように、突部(7)は一側から見て、横長矩形状とされ、各段部(12)(13)も横長矩形状とされ、各段部(12)(13)の押し込み始端部(17)(18)の横寸法は突部(7)の横寸法(w)と等しい長さになっている。
図1(B)(C)に示すものは、段部(12)(13)の段数が2段で、押し込み始端側の段部(12)と押し込み終端側の段部(13)とで構成されている。
複数の段部(12)(13)の段数は2〜5段が望ましく、2段、3段、4段、5段のどの段数で設定しても、それぞれ好適な結果が得られる。
(2) 開口縁部
(3) ガスケット嵌合溝
(4) 入口開口
(5) ガスケット
(6) ガスケット本体
(7) 突部
(8) 突出端部
(9) 内側面
(10) シリンダヘッド
(11) 奥端
(12) 押し込み始端側の段部
(13) 押し込み終端側の段部
(14) 取付ボス
(15) 取付ボルト
(w) 横寸法
(v) 立寸法
Claims (3)
- シリンダヘッドカバー(1)の開口縁部(2)にガスケット嵌合溝(3)が形成され、このガスケット嵌合溝(3)にその入口開口(4)から弾性素材のガスケット(5)が押し込まれ、ガスケット(5)は、ガスケット本体(6)とガスケット本体(6)の両側の突部(7)(7)とで構成され、両突部(7)(7)はガスケット本体(6)の周方向に所定間隔を保持して複数形成され、両突部(7)(7)の突出端部(8)(8)が両突部(7)(7)の弾性力でガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)に圧接されることにより、両突部(7)(7)とガスケット嵌合溝(3)との摩擦力でガスケット(5)がガスケット嵌合溝(3)に対して抜け止めされ、シリンダヘッド(10)とシリンダヘッドカバー(1)との間に挟み付けられたガスケット(5)で、シリンダヘッド(10)とシリンダヘッドカバー(1)との間がシールされるように構成されている、エンジンのシール装置において、
ガスケット本体(6)の周方向に沿って計測した突部(7)の横寸法(w)が、ガスケット(5)の抜き差し方向に沿って計測した突部(7)の立寸法(v)以下の長さとされ、
シリンダヘッドカバー(1)の開口縁部(2)の外側に取付ボス(14)が設けられ、この取付ボス(14)に挿通された取付ボルト(15)でシリンダヘッドカバー(1)がシリンダヘッド(10)に取り付けられ、ガスケット本体(6)の周方向に相互に離間したガスケット本体(6)の片側の突部(7)が、シリンダヘッドカバー(1)の開口縁部(2)の周方向に相互に離間した取付ボス(14)に接し、
取付ボルト(15)は、挿通軸部(19)と、挿通軸部(19)の先端面(20)から突出したオネジ部(21)と、挿通軸部(19)の基端側に設けられたボルト頭部(23)を備え、挿通軸部(19)は取付ボス(14)に挿通され、挿通軸部(19)の先端面(20)はシリンダヘッド(10)に接当され、オネジ部(21)はシリンダヘッド(10)のメネジ部(22)にネジ嵌合され、ボルト頭部(23)は取付ボス(14)をシリンダヘッド(10)側に押圧し、シリンダヘッドカバー(1)がガスケット(5)の弾性でシリンダヘッド(10)から離間する方向に弾発されて、シリンダヘッドカバー(1)とシリンダヘッド(10)との間に隙間が設けられている、ことを特徴とするエンジンのシール装置。 - 請求項1に記載されたエンジンのシール装置において、
突部(7)の横寸法(w)が、突部(7)の立寸法(v)の10%〜100%の長さとされている、ことを特徴とするエンジンのシール装置。 - 請求項1または請求項2に記載されたエンジンのシール装置において、
ガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)が、ガスケット嵌合溝(3)の奥端(11)側から入口開口(4)に向けて拡開状に傾斜し、
両突部(7)(7)にはそれぞれ階段状に複数の段部(12)(13)が設けられ、押し込み始端側の段部(12)の方が押し込み終端側の段部(13)よりもガスケット本体(6)から両側に小さく突出するように形成されている、ことを特徴とするエンジンのシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013028935A JP5959449B2 (ja) | 2013-02-18 | 2013-02-18 | エンジンのシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013028935A JP5959449B2 (ja) | 2013-02-18 | 2013-02-18 | エンジンのシール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014156839A JP2014156839A (ja) | 2014-08-28 |
JP5959449B2 true JP5959449B2 (ja) | 2016-08-02 |
Family
ID=51577846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013028935A Expired - Fee Related JP5959449B2 (ja) | 2013-02-18 | 2013-02-18 | エンジンのシール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5959449B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104358875A (zh) * | 2014-10-02 | 2015-02-18 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 一种高效密封气缸盖罩垫片 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56118939U (ja) * | 1980-02-13 | 1981-09-10 | ||
JPS61183447U (ja) * | 1985-05-08 | 1986-11-15 | ||
JP3918415B2 (ja) * | 2000-08-31 | 2007-05-23 | 豊田合成株式会社 | 弾性ガスケット |
JP4744935B2 (ja) * | 2005-05-30 | 2011-08-10 | 株式会社キッツ | 空圧アクチュエータのガスケット装着用機器 |
JP5173732B2 (ja) * | 2008-10-23 | 2013-04-03 | Nok株式会社 | ガスケット |
JP5835836B2 (ja) * | 2011-05-26 | 2015-12-24 | 内山工業株式会社 | 密封構造 |
-
2013
- 2013-02-18 JP JP2013028935A patent/JP5959449B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014156839A (ja) | 2014-08-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101887466B1 (ko) | 개스킷 및 그 제조 방법 | |
US9027936B2 (en) | Gasket | |
JP6056720B2 (ja) | 機器用コネクタ | |
RU2016112472A (ru) | Устройство крепления с крючками | |
JP2015518636A5 (ja) | ||
JP6271248B2 (ja) | リアホルダ | |
JP5959449B2 (ja) | エンジンのシール装置 | |
JP2014152929A (ja) | 封止される連結部を有するケース | |
JP2014135194A (ja) | 防水コネクタ | |
JP6853088B2 (ja) | シール構造 | |
JP2007085473A (ja) | ガスケット | |
JP5993322B2 (ja) | エンジンのシール装置 | |
JP2014156840A (ja) | エンジンのシール装置 | |
JP6180713B2 (ja) | 機器ケースの開閉部分の防水構造 | |
JPWO2017154651A1 (ja) | ガスケットの装着構造 | |
JP2012107667A (ja) | ガスケット | |
KR101244477B1 (ko) | 차량용 오일캡 체결구조 | |
KR200480390Y1 (ko) | 전자기기의 케이싱 체결 구조 | |
JP2020085119A (ja) | 密封装置 | |
CN216851538U (zh) | 一种摩托车abs电机 | |
EP2878906A3 (en) | Refrigeration appliance | |
CN103423018A (zh) | 一种发动机油底壳密封装置 | |
JP6442213B2 (ja) | 密封装置 | |
CN203818755U (zh) | 喷墨头及具有喷墨头的图像形成装置 | |
KR102090130B1 (ko) | 체결장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150327 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160329 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160518 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160607 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160621 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5959449 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |