JP2014156840A - エンジンのシール装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジンのシール装置において、ガスケット本体6と各突部(7)の境界に押し込み終端から押し込み始端側に向けて凹入された突部進入許容空間11が設けられ、ガスケット嵌合溝3へのガスケット5の押し込み時に、ガスケット嵌合溝3)両内側面9・9に両突部7・7が押されて突部進入許容空間11・11に進入するとともに、ガスケット5に抜き取り方向の力がかかると、ガスケット嵌合溝3の両内側面9・9の摩擦抵抗を受けた両突部7・7がガスケット嵌合溝3の奥端12側に反転しようとして、両突部7・7とガスケット嵌合溝3の両内側面9・9との圧接力が増加し、その摩擦力が増加するように構成されている。
【選択図】 図1
Description
図7(C)に示すように、両突部(108)(108)の断面形状が、ガスケット本体(106)から押し込み方向と直交する向きに突出する先窄まりの三角形状となっているため、ガスケット(105)の抜け止め力が弱く、ガスケット(105)に抜き取り力がかかると、抜け止め力が直ぐに抜き取り力に負け、シリンダヘッドカバー(101)のガスケット嵌合溝(103)からガスケット(105)が抜け落ちやすい。
このため、シリンダヘッドカバー(101)内のメンテナンス時に、シリンダヘッドからシリンダヘッドカバー(101)を取り外した場合には、熱でシリンダヘッドに張り付いたガスケット(105)がガスケット嵌合溝(103)から抜け落ち、シリンダヘッドへのシリンダヘッドカバー(101)の再取り付け時に、ガスケット嵌合溝(103)にガスケット(105)を再嵌合させる必要があり、シリンダヘッドカバー(101)の取り付け作業に手間がかかる。
図1(A)〜(C)に例示するように、シリンダヘッドカバー(1)の開口縁部(2)にガスケット嵌合溝(3)が形成され、このガスケット嵌合溝(3)にその入口開口(4)から弾性素材のガスケット(5)が押し込まれ、ガスケット(5)は、ガスケット本体(6)とガスケット本体(6)の両側の突部(7)(7)とで構成され、両突部(7)(7)の突出端部(8)(8)が両突部(7)(7)の弾性力でガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)に圧接されることにより、両突部(7)(7)とガスケット嵌合溝(3)との摩擦力でガスケット(5)がガスケット嵌合溝(3)に対して抜け止めされ、シリンダヘッド(10)とシリンダヘッドカバー(1)との間に挟み付けられたガスケット(5)で、シリンダヘッド(10)とシリンダヘッドカバー(1)との間がシールされるように構成されている、エンジンのシール装置において、
図1〜図6に例示するように、ガスケット本体(6)と各突部(7)の境界に押し込み終端側から押し込み始端側に向けて凹入された突部進入許容空間(11)が設けられ、ガスケット嵌合溝(3)へのガスケット(5)の押し込み時に、ガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)に両突部(7)(7)が押されて突部進入許容空間(11)(11)に進入するとともに、ガスケット(5)に抜き取り方向の力がかかると、ガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)の摩擦抵抗を受けた両突部(7)(7)がガスケット嵌合溝(3)の奥端(12)側に反転しようとして、両突部(7)(7)とガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)との圧接力が増加し、その摩擦力が増加するように構成されている、ことを特徴とするエンジンのシール装置。
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 シリンダヘッドカバーのガスケット嵌合溝からガスケットが抜け落ちにくい。
図1〜図6に例示するように、ガスケット(5)に抜き取り方向の力がかかると、ガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)の摩擦抵抗を受けた両突部(7)(7)がガスケット嵌合溝(3)の奥端(12)側に反転しようとして、両突部(7)(7)とガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)との圧接力が増加し、その摩擦力が増加するように構成されているので、ガスケット(5)の抜け止め力が強く、ガスケット(5)に抜き取り力がかかっても、抜け止め力が抜き取り力に負けず、シリンダヘッドカバー(1)のガスケット嵌合溝(3)からガスケット(5)が抜け落ちにくい。
このため、シリンダヘッドカバー(1)内のメンテナンス時に、シリンダヘッド(10)からシリンダヘッドカバー(1)を取り外した場合でも、ガスケット嵌合溝(3)からガスケット(5)が抜け落ちず、シリンダヘッド(10)へのシリンダヘッドカバー(1)の再取り付け時に、ガスケット嵌合溝(3)にガスケット(5)を再嵌合させる必要がなくなり、シリンダヘッドカバー(1)の取り付け作業に手間がかからない。
図1〜図6に例示するように、ガスケット本体(6)と各突部(7)の境界に押し込み終端側から押し込み始端側に向けて凹入された突部進入許容空間(11)が設けられ、ガスケット嵌合溝(3)へのガスケット(5)の押し込み時に、ガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)に両突部(7)(7)が押されて突部進入許容空間(11)(11)に進入するので、ガスケット(5)の押し込みの抵抗が小さくなり、シリンダヘッドカバー(1)のガスケット嵌合溝(6)にガスケット(5)を押し込みやすい。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ガスケット嵌合溝にガスケットを押し込みやすい。
図1(B)(C),図2(A)〜(C),図3(A)〜(F),図4(A)〜(F)に例示するように、各突部(7)の押し込み始端側に形成された押し込みガイド面(13)(13)が平坦な傾斜面で形成されているので、ガスケット嵌合溝(3)へのガスケット(5)の押し込み時に、ガスケット嵌合溝(3)の入口開口(4)の両側縁部(16)(16)で押し込みガイド面(13)(13)が滑り、ガスケット嵌合溝(6)にガスケット(5)を押し込みやすい。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ガスケット嵌合溝にガスケットを押し込みやすい。
図2(D)(E),図5(A)〜(F),図6(A)〜(F)に例示するように、各突部(7)の押し込み始端側に形成された押し込みガイド面(13)(13)が円弧面で形成されているので、ガスケット嵌合溝(3)へのガスケット(5)の押し込み時に、ガスケット嵌合溝(3)の入口開口(4)の両側縁部(16)(16)で押し込みガイド面(13)(13)が滑り、ガスケット嵌合溝(6)にガスケット(5)を押し込みやすい。
《効果》 ガスケットがガスケット嵌合溝から抜け落ちにくく、ガスケットのシール性も高い。
図1〜図6に例示するように、ガスケット本体(6)からガスケット幅方向と平行な向きに測定した各突部(7)の突出寸法(a)が、ガスケット本体(6)の幅寸法(b)の10%〜50%の寸法とされているので、ガスケット(5)がガスケット嵌合溝(3)から抜け落ちにくく、ガスケット(5)のシール性も高い。
すなわち、各突部(7)の突出寸法(a)が、ガスケット本体(6)の幅寸法(b)の10%未満になると、各突部(7)が薄くなり過ぎて、ガスケット嵌合溝(3)の両側面(9)(9)への圧接力が低くなり過ぎ、各突部(7)の反転による圧接力の増加を考慮しても、十分な摩擦抵抗が得られず、ガスケット嵌合溝(3)からガスケット(5)が抜け落ちやすく、50%を超えると、ガスケット本体(6)を幅狭にせざるを得ず、ガスケット(5)のシール性が低くなるのに対し、10%〜50%になると、このような不具合を抑制することができる。
《効果》 ガスケット嵌合溝にガスケットを押し込みやすい。
図1(C),図2〜図6に例示するように、ガスケット本体(6)からガスケット幅方向と平行な向きに測定した突部進入許容空間(11)の最大箇所の幅(e)が、各突部(7)の前記突出寸法(a)の10%以上の寸法とされているので、ガスケット嵌合溝(6)にガスケット(5)を押し込みやすい。
すなわち、突部進入許容空間(11)の最大箇所の幅(e)が、各突部(7)の前記突出寸法(a)の10%未満になると、突部進入許容空間(11)が小さくなり過ぎ、各突部(7)の進入量が不足し、ガスケット嵌合溝(6)にガスケット(5)を押し込みにくくなるのに対し、10%以上になると、このような不具合を抑制することができる。
《効果》 ガスケット嵌合溝にガスケットを押し込みやすく、ガスケットが抜け落ちにくい。
図1(C),図2(A)〜(E),図3〜図6の各(A)(B)に例示するように、ガスケット本体(6)と各突部(7)の境界の連結寸法(c)が、押し込み方向と平行な向きに測定した各突部(7)の押し込み方向寸法(d)の10%〜80%の寸法とされているので、シリンダヘッドカバー(1)のガスケット嵌合溝(6)にガスケット(5)を押し込みやすく、ガスケット(5)が抜け落ちにくい。
すなわち、ガスケット本体(6)と各突部(7)の境界の連結寸法(c)が、各突部(7)の押し込み方向寸法(d)の10%未満になると、連結箇所の曲げ剛性が低くなり過ぎ、ガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)への両突部(7)(7)の圧接力が弱まり、ガスケット嵌合溝(6)からガスケット(5)が抜け落ちやすくなり、80%を超えると、連結箇所の曲げ剛性が高くなり過ぎ、ガスケット(5)を押し込みにくくなるのに対し、10%〜80%になるとこのような不具合を抑制することができる。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ガスケット嵌合溝にガスケットを押し込みやすい。
図1(A)に例示するように、両突部(7)(7)はガスケット本体(6)の周方向に所定間隔を保持して複数形成されているので、両突部(7)(7)のある箇所だけをガスケット嵌合溝(3)に押し込めばよいため、ガスケット嵌合溝(3)にガスケット(5)を押し込みやすい。
請求項8に係る発明は、請求項7に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ガスケットのシール性が高い。
図1(A)(B)に例示するように、シリンダヘッドカバー(1)の開口縁部(2)の外側に取付ボス(14)が設けられ、この取付ボス(14)に挿通された取付ボルト(15)でシリンダヘッドカバー(1)がシリンダヘッド(10)に取り付けられ、ガスケット本体(6)の片側の突部(7)が取付ボス(14)に接しているので、ガスケット(5)のシール性が高い。
その理由は、次のようなものと推定される。
シリンダヘッド(10)の振動は、取付ボルト(2)から直接に取付ボス(14)に伝達されるため、シリンダヘッドカバー(1)の他の部分に比べ、取付ボス(14)の振動はシリンダヘッド(10)の振動と同期しやすく、この取付ボス(14)と接するガスケット本体(6)の突部(7)の振動もシリンダヘッド(10)の振動と同期しやすい。このため、この突部(7)の振動がシリンダヘッド(10)と接するガスケット本体(6)の振動と同期しやすく、振動のずれに起因するガスケット(6)のねじれが起こり難く、ガスケット(5)のシール性が高い。
図1(A)〜(C)に示すように、シリンダヘッドカバー(1)の開口縁部(2)にガスケット嵌合溝(3)が形成され、このガスケット嵌合溝(3)にその入口開口(4)から弾性素材のガスケット(5)が押し込まれ、ガスケット(5)は、ガスケット本体(6)とガスケット本体(6)の両側の突部(7)(7)とで構成され、両突部(7)(7)の突出端部(8)(8)が両突部(7)(7)の弾性力でガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)に圧接されることにより、両突部(7)(7)とガスケット嵌合溝(3)との摩擦力でガスケット(5)がガスケット嵌合溝(3)に対して抜け止めされ、シリンダヘッド(10)とシリンダヘッドカバー(1)との間に挟み付けられたガスケット(5)で、シリンダヘッド(10)とシリンダヘッドカバー(1)との間がシールされるように構成されている。
ガスケット(5)に抜き取り方向の力がかかると、ガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)の摩擦抵抗を受けた両突部(7)(7)がガスケット嵌合溝(3)の奥端(12)側に反転しようとして、両突部(7)(7)とガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)との圧接力が増加し、その摩擦力が増加するように構成されている。
ガスケット本体(6)は立長の矩形部分の上下端に半円部を設けた立長形状で、各突部(7)はガスケット本体(6)の両側から斜め下向きに導出された尖鋭な三角形状である。
各突部(7)の突出寸法(a)は、ガスケット本体(6)の幅寸法(b)の10%〜50%の寸法とするのが望ましく、10%〜30%、30%〜50%の範囲で、それぞれガスケット(5)がガスケット嵌合溝(3)から抜け落ちにくく、ガスケット(5)のシール性も高いという好結果が得られる。
突部進入許容空間(11)の最大箇所の幅(e)は、各突部(7)の前記突出寸法(a)の10%以上の寸法とするのが望ましく、10%〜30%、30%〜50%、50%〜70%、70%〜100%の範囲で、それぞれガスケット嵌合溝(6)にガスケット(5)を押し込みやすいという好結果が得られる。
ガスケット本体(6)と各突部(7)の境界の連結寸法(c)は、各突部(7)の押し込み方向寸法(d)の10%〜80%の寸法とするのが望ましく、10%〜30%、30%〜50%、50%〜80%の範囲で、それぞれシリンダヘッドカバー(1)のガスケット嵌合溝(6)にガスケット(5)を押し込みやすく、ガスケット(5)が抜け落ちにくいという好結果が得られる。
第2実施形態群で用いられるガスケット(5)の断面形状は、図2(A)〜(E)に示すように、いずれもガスケット本体(6)が立長の矩形部分の上下端に半円部を設けた立長形状であり、各突部(7)はガスケット本体(6)の両側から斜め下向きに導出されている。
各突部(7)の断面形状は、図2(A)のものが先端円弧形状、図2(B)のものが先端外側円弧形状、図2(C)のものが先端湾曲形状、図2(D)のものが全体湾曲形状、図2(E)のものが全体弓形形状とされている。
押し込みガイド面(13)は、図2(A)〜(C)のものが平坦な傾斜面、図2(D)(E)のものが円弧面で形成されている。
各突部(7)の突出寸法(a)、突部進入許容空間(11)の最大箇所の幅(e)、ガスケット本体(6)と各突部(7)の境界の連結寸法(c)の望ましい寸法の範囲は、第1実施形態について述べた通りである。
図3(A)〜(F)のものは、いずれも各突部(7)の断面形状が、上半部は三角形状とされ、上半部の押し込み始端面全体が平坦な押し込みガイド面(13)とされている。
下半部の断面形状は、図3(A)のものが垂直な突出端部(8)を備えた三角形状、図3(B)のものが垂直な突出端部(8)を備えた爪形状、図3(C)のものがエッジの突出端部(8)を備えた三角形状、図3(D)のものがエッジの突出端部(8)を備えた半円形状、図3(E)のものが垂直な突出端部(8)を備えた方形状、図3(F)のものがエッジの突出端部(8)を備えた三角波形状とされている。
各突部(7)の突出寸法(a)、突部進入許容空間(11)の最大箇所の幅(e)、ガスケット本体(6)と各突部(7)の境界の連結寸法(c)の望ましい寸法の範囲は、第1実施形態について述べた通りである。
図5に示す第5実施形態群で用いられるガスケット(5)は、第3実施形態群で用いられる図3(A)〜(F)のものの上半部の断面形状を変更したもので、上半部の押し込み始端面全体に円弧状の押し込みガイド面(13)が形成されている点を除き、第3実施形態群で用いられるものと同じ形状とされている。
図6に示す第6実施形態群で用いられるガスケット(5)は、第3実施形態群で用いられる図3(A)〜(F)のものの上半部の断面形状を変更したもので、上半部の水平な押し込み始端面の肩の部分に円弧状の押し込みガイド面(13)が形成されている点を除き、第3実施形態群で用いられるものと同じ形状とされている。
各突部(7)の突出寸法(a)、突部進入許容空間(11)の最大箇所の幅(e)、ガスケット本体(6)と各突部(7)の境界の連結寸法(c)の望ましい寸法の範囲は、第1実施形態について述べた通りである。
図2〜図6中、図1と同一の要素には、同一の符号を付しておく。
なお、図1(C)、図2〜図6中、水平方向の一点鎖線は、ガスケット(5)を金型を用いて成型する場合の上下金型の割り面の位置を示す。
(2) 開口縁部
(3) ガスケット嵌合溝
(3a) 嵌合溝拡張部分
(3b) 拡張導出面
(4) 入口開口
(5) ガスケット
(6) ガスケット本体
(7) 突部
(8) 突出端部
(9) 内側面
(10) シリンダヘッド
(11) 突部進入許容空間
(12) 奥端
(13) 押し込みガイド面
(14) 取付ボス
(15) 取付ボルト
(a) 突部の突出寸法
(b) ガスケット本体の幅寸法
(c) 突部の連結箇所の連結寸法
(d) 各突部の押し込み方向寸法
(e) 突部進入許容空間の最大箇所の幅
Claims (8)
- シリンダヘッドカバー(1)の開口縁部(2)にガスケット嵌合溝(3)が形成され、このガスケット嵌合溝(3)にその入口開口(4)から弾性素材のガスケット(5)が押し込まれ、ガスケット(5)は、ガスケット本体(6)とガスケット本体(6)の両側の突部(7)(7)とで構成され、両突部(7)(7)の突出端部(8)(8)が両突部(7)(7)の弾性力でガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)に圧接されることにより、両突部(7)(7)とガスケット嵌合溝(3)との摩擦力でガスケット(5)がガスケット嵌合溝(3)に対して抜け止めされ、シリンダヘッド(10)とシリンダヘッドカバー(1)との間に挟み付けられたガスケット(5)で、シリンダヘッド(10)とシリンダヘッドカバー(1)との間がシールされるように構成されている、エンジンのシール装置において、
ガスケット本体(6)と各突部(7)の境界に押し込み終端側から押し込み始端側に向けて凹入された突部進入許容空間(11)が設けられ、ガスケット嵌合溝(3)へのガスケット(5)の押し込み時に、ガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)に両突部(7)(7)が押されて突部進入許容空間(11)(11)に進入するとともに、
ガスケット(5)に抜き取り方向の力がかかると、ガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)の摩擦抵抗を受けた両突部(7)(7)がガスケット嵌合溝(3)の奥端(12)側に反転しようとして、両突部(7)(7)とガスケット嵌合溝(3)の両内側面(9)(9)との圧接力が増加し、その摩擦力が増加するように構成されている、ことを特徴とするエンジンのシール装置。 - 請求項1に記載された、エンジンのシール装置において、
各突部(7)の押し込み始端側に形成された押し込みガイド面(13)(13)が平坦な傾斜面で形成されている、ことを特徴とするエンジンのシール装置。 - 請求項1に記載された、エンジンのシール装置において、
各突部(7)の押し込み始端側に形成された押し込みガイド面(13)(13)が円弧面で形成されている、ことを特徴とするエンジンのシール装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載された、エンジンのシール装置において、
ガスケット本体(6)からガスケット幅方向と平行な向きに測定した各突部(7)の突出寸法(a)が、ガスケット本体(6)の幅寸法(b)の10%〜50%の寸法とされている、ことを特徴とするエンジンのシール装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載された、エンジンのシール装置において、
ガスケット本体(6)からガスケット幅方向と平行な向きに測定した突部進入許容空間(11)の最大箇所の幅(e)が、各突部(7)の前記突出寸法(a)の10%以上の寸法とされている、ことを特徴とするエンジンのシール装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載された、エンジンのシール装置において、
ガスケット本体(6)と各突部(7)の境界の連結寸法(c)が、押し込み方向と平行な向きに測定した各突部(7)の押し込み方向寸法(d)の10%〜80%の寸法とされている、ことを特徴とするエンジンのシール装置。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載された、エンジンのシール装置において、
両突部(7)(7)はガスケット本体(6)の周方向に所定間隔を保持して複数形成されている、ことを特徴とするエンジンのシール装置。 - 請求項7記載されたエンジンのシール装置において、
シリンダヘッドカバー(1)の開口縁部(2)の外側に取付ボス(14)が設けられ、この取付ボス(14)に挿通された取付ボルト(15)でシリンダヘッドカバー(1)がシリンダヘッド(10)に取り付けられ、ガスケット本体(6)の片側の突部(7)が取付ボス(14)に接している、ことを特徴とするエンジンのシール装置。
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