JP5959314B2 - 光学素子の製造方法、光学素子成形用型セット、及び、光学素子の製造装置 - Google Patents

光学素子の製造方法、光学素子成形用型セット、及び、光学素子の製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、一対の成形型を用いる光学素子の製造方法、並びに、一対の成形型を備える、光学素子成形用型セット及び光学素子の製造装置に関する。
従来、加熱軟化させた成形素材を一対の成形型により加圧成形し、加圧成形された成形素材を冷却して硬化させることによって、光学素子を製造する方法が知られている。成形素材は、例えば、ガラス、樹脂などである。光学素子は、例えば、レンズ、プリズム、ミラーなどである。
上記のような光学素子の製造方法において、一対の成形型のうち下型の成形面上で成形素材を加熱する手法がとられている(例えば、特許文献1及び2参照)。
上記特許文献1には、位置決め部材の自重により成形素材を一対の成形型の中心に移動させて下型の成形面上で成形素材を位置決めする方法が開示されている。
上記特許文献2には、加熱工程において熱分解性の接着剤により成形素材を下型の成形面上に保持する方法が開示されている。
また、上記のような光学素子の製造方法において、曇り、発泡、失透、結晶化、揮発などの変質を防止するため、成形素材を、上下型と非接触となるように保持部材に載置した状態で加熱する方法が知られている(例えば、特許文献3及び4参照)。
特開2008−266063号公報 特開2011−1220号公報 特開2007−186392号公報 特開2011−111336号公報
近年の光学素子は、外観精度の向上が求められている。そのためには成形素材も外観品質が高くなければならない。したがって、上記のとおり、成形素材の加熱時においては、曇り、発泡、失透、結晶化、揮発などの変質を防止するため、成形素材と一対の成形型との接触を避けることが望ましい。
また、一般には成形前に成形素材の外観品質を目視確認するが、成形素材が球形状であると全面の外観を確認することは難しく、成形後に光学機能面になる予定の箇所のみ、外観品質を確認する手法がとられている。
しかしながら、光学素子成形用の型セット外又は型セット内で成形素材の少なくとも光学機能面を検査した後、成形素材を型セット内の保持部材に載置して、光学素子の製造を行う場合、成形素材が搬送中の振動や型組み工程の振動で転動してしまう。そのため、成形素材の予め検査した表面がずれてしまい、外観が保証できないという問題が生じる。
また、成形素材の検査を行うか否かにかかわらず、保持部材に載置された成形素材が動いてしまうと、成形素材に傷がつくという問題がある。
更には、成形素材をロボットアームなどにより保持して保持部材に載置する場合などは、ロボットアームによる保持部分が、意図せずに光学機能面を構成する部分に転動してしまうという問題もある。
本発明の目的は、光学素子の外観精度を向上させることができる光学素子の製造方法及び製造装置並びに光学素子成形用型セットを提供することである。
本発明の光学素子の製造方法は、成形素材を、保持部が移動不能且つ姿勢変更不能に保持した状態で、一対の成形型の間において上記一対の成形型と非接触で加熱する加熱工程と、加熱された上記成形素材を上記一対の成形型により加圧する加圧工程と、加圧された上記成形素材を冷却する冷却工程と、を含む。
また、上記光学素子の製造方法において、上記加熱工程では、上記加圧工程において消滅する加熱消滅性接着剤により上記成形素材を保持するようにしてもよい。
また、上記光学素子の製造方法において、上記保持部は、第1の保持部材と、第2の保持部材とを有し、上記加熱工程では、上記第1の保持部材と上記第2の保持部材とにより上記成形素材を挟持することにより上記成形素材を保持するようにしてもよい。
また、上記光学素子の製造方法において、上記一対の成形型は、上型と、下型とを有し、上記加圧工程は、上記保持部を上方に移動させることで上記成形素材を上記上型に接触させる工程と、上記下型を上方に移動させることで上記成形素材を上記上型及び上記下型により加圧する工程と、を有するようにしてもよい。
本発明の光学素子成形用型セットは、成形素材を挟んで対向して配置される一対の成形型と、上記成形素材が上記一対の成形型の間において上記一対の成形型と非接触となるように、上記成形素材をそれぞれで挟持することにより移動不能且つ姿勢変更不能に上記成形素材を保持する第1の保持部材及び第2の保持部材と、を備える。
本発明の光学素子の製造装置は、成形素材を挟んで対向して配置される一対の成形型と、上記成形素材が上記一対の成形型の間において上記一対の成形型と非接触となるように、上記成形素材をそれぞれで挟持することにより移動不能且つ姿勢変更不能に上記成形素材を保持する第1の保持部材及び第2の保持部材と、上記成形素材を加熱する加熱部と、上記成形素材を上記一対の成形型により加圧する加圧部と、を備える。
また、上記光学素子の製造装置において、上記一対の成形型は、上型と、下型とを有し、上記第1の保持部材及び上記第2の保持部材を上方に移動させることで上記成形素材を上記上型に接触させる保持部駆動部を更に備えるようにしてもよい。
本発明によれば、光学素子の外観精度を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る光学素子の製造装置を示す断面図(その1)である。 本発明の第1実施形態に係る光学素子の製造装置を示す断面図(その2)である。 本発明の第1実施形態に係る光学素子の製造装置を示す断面図(その3)である。 本発明の第1実施形態における接着剤の塗布を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態における成形素材の検査を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態に係る光学素子の製造装置を示す断面図(その1)である。 本発明の第2実施形態に係る光学素子の製造装置を示す断面図(その2)である。 本発明の第3実施形態に係る光学素子の製造装置を示す断面図(その1)である。 本発明の第3実施形態に係る光学素子の製造装置を示す断面図(その2)である。 本発明の第3実施形態に係る光学素子の製造装置を示す断面図(その3)である。 成形素材を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施の形態に係る光学素子の製造方法及び製造装置並びに光学素子成形用型セット(以下、「光学素子成形用型セット」を単に「型セット」と記す。)について、図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1A〜図1Cは、本発明の第1実施形態に係る光学素子の製造装置100を示す断面図である。
光学素子の製造装置100は、型セット10と、加圧部の一例である下型押圧部材101と、複数のリング押圧部材(保持部駆動部の一例である)102と、加熱部の一例である想像(二点鎖線)で示す上ヒータ103及び下ヒータ104と、を備える。
また、光学素子の製造装置100は、図2Aに示す接着剤塗布装置105を備えるとよい。更には、光学素子の製造装置100は、図2Bに示す複数の外観検査用カメラ(検査手段の一例)106を備えるか、或いは、外観検査用カメラ106による検査工程を経た成形素材Mを搬送されるとよい。
型セット10は、一対の成形型の一例である上型11及び下型12と、これら上型11及び下型12が挿入される胴型13と、保持部の一例である位置決めリング14と、リング支持ブロック15と、を有する。
上型11は、平面状の成形面11aと、円柱形状(柱形状の一例)を呈する本体部11bと、フランジ部11cと、を含む。
成形面11aは、上型11の下端に形成されている。
フランジ部11cは、上型11の上端に形成されている。
下型12は、円柱形状(柱形状の一例)を呈し、上端には凸型の成形面12aが形成されている。
胴型13は、円筒形状(筒形状の一例)を呈する。胴型13の上面には、上型11がフランジ部11cにおいて接触する。そして、胴型13には、上型11の本体部11bが挿入される。また、胴型13には、下型12も挿入される。
位置決めリング14は、略リング形状(略円筒形状)を呈し、胴型13に挿入されている。位置決めリング14は、例えば、胴型13の内周面に対して摺動可能である。
位置決めリング14の中央には、貫通孔14aが形成されている。この貫通孔14aのうち上部側に位置する孔上部14a−1は、位置によらず径が一定である。貫通孔14aのうち下部側に位置する孔下部14a−2は、上端では孔上部14a−1と同一径であるが、位置決めリング14の下端に近づくほど一定割合で径が大きくなる。
リング支持ブロック15は、円筒形状(筒形状の一例)を呈し、胴型13に挿入されている。リング支持ブロック15は、例えば、胴型13の内周面に対して摺動可能である。
リング支持ブロック15は、リング押圧部材102に固定され、且つ、上部に位置決めリング14が載置されることで、位置決めリング14を下方から支持する。リング支持ブロック15の中央の貫通孔15aは、径が一定である。この貫通孔15aには、下型12が貫通する。
下型押圧部材101は、下型12に固定され、下型12を下方から押圧することにより、上型11及び下型12により成形素材Mを加圧する。なお、成形素材Mの加圧時において、上型11は、図示しない上型押圧部材などにより下方に押圧されるとよい。
リング押圧部材102は、リング支持ブロック15に固定され、リング支持ブロック15を介して位置決めリング14を上方に押圧する。
上ヒータ103及び下ヒータ104は、例えば、下型押圧部材101及びリング押圧部材102により貫通される図示しないブロック状の部材に挿入され、上型11及び下型12を直接的又は間接的に熱伝導により加熱することなどにより、成形素材Mを熱伝達により加熱する。
成形素材Mは、例えば球状を呈し、加熱消滅性接着剤である接着剤Aにより位置決めリング14上に保持されている。接着剤Aは、加圧工程において、即ち、上型11(又は下型12)が成形素材Mに接触した後で且つ成形素材Mの冷却を開始するまでにおいて、熱により消滅する。
接着剤Aとしては、例えば、瞬間接着剤に用いられているシアノアクリレート系が挙げられる。シアノアクリレートは、300℃ほどで、水、二酸化炭素、窒素に分解される。たまに残留物が残ることもあるが、完成品である光学素子から容易に除去できる。なお、加熱工程において成形素材Mの加熱温度が300℃に達する場合であっても、接着剤Aの量によってはすぐに消滅せずに加圧工程まで残存することが可能である。
接着剤Aは、図2Aに示す接着剤塗布装置105により、位置決めリング14の貫通孔14aの上端の複数箇所に塗布されるか、或いは、貫通孔14aの上端の周方向に亘って塗布される。接着剤Aは、人の手で塗布するようにしてもよい。また、接着剤Aは、成形素材Mに塗布してもよい。
外観検査用カメラ106は、例えば成形後に光学機能面になる予定の表面に異常がないかどうかを観察するのに用いられる。異常があれば別の成形素材Mが用意される。なお、目視により検査を行う場合もあるし、検査自体を製造段階で行わない場合もある。
以下、第1実施形態に係る光学素子の製造方法について、上述の説明と重複する部分については適宜省略しながら説明する。
まず、図1Aに示すように、成形素材Mは、位置決めリング14の貫通孔14aの上端に、図2Aに示すように塗布される接着剤Aにより保持される(保持工程)。なお、成形素材Mの保持は、型セット10外で行っても、型セット10内で行ってもよい。接着剤Aの塗布も型セット10外で行っても、型セット10内で行ってもよい。
次に、図2Bに示すように、外観検査用カメラ106を用いることにより又は目視により成形素材Mの検査が行われる(検査工程)。この検査工程は、型セット10外で行う場合は、位置決めリング14上に成形素材Mを保持しておき、検査後には位置決めリング14上に保持したまま成形素材Mを型セット10内に搬送するとよい。検査工程は、型セット10内で行ってもよい。
次に、成形素材Mは、型セット10内に搬送されて、上型11が胴型13に接触した後、図1Aに示す上ヒータ103及び下ヒータ104からの熱伝導により上型11及び下型12が加熱されることなどによって、例えばガラス転移点以上の温度になるまで熱伝達により加熱される(加熱工程)。
加熱工程では、成形素材Mは、上述の接着剤Aにより、移動不能且つ姿勢変更不能(姿勢変更不能は、例えば、同一位置における転動)に位置決めリング14上に保持された状態(すなわち、固定された状態)であるとともに、上型11と下型12との間において上型11及び下型12と非接触で加熱される。
次に、図1Bに示すように、リング押圧部材102がリング支持ブロック15を介して位置決めリング14を上方に押圧して移動させることで、成形素材Mは、上型11に接触する。また、図1Cに示すように、下型押圧部材101が下型12を上方に押圧して移動させることで、成形素材Mは、上型11及び下型12により加圧される。(加圧工程)
なお、加圧工程で成形素材Mが移動不能且つ姿勢変更不能な状態となるまで(本実施形態では、成形素材Mが上型11に接触して上型11と位置決めリング14とで保持されるまで)、接着剤Aが消滅せずに成形素材Mを位置決めリング14上に保持することが望ましい。そのため、接着剤Aの量や成分等を適切に選択するとよい。接着力が消失するかは、接着剤Aの量や温度、加熱時間などに左右される。加圧工程は、例えば600度前後で行われ、接着剤Aは熱で消失し、製造される光学素子の外観に影響を与えない。
上記の加圧工程において、下型押圧部材101が下型12を上方に押圧するときにも、リング押圧部材102は、継続して、リング支持ブロック15を介して位置決めリング14を上方に押圧する。
次に、図1Aに示す上ヒータ103及び下ヒータ104の温度を降下させることにより、或いは上ヒータ103及び下ヒータ104を停止させること(自然冷却)により、成形素材Mは、例えばガラス転移点以下になるまで加圧保持された状態のまま冷却される(冷却工程)。以上のようにして、例えば平凹レンズである光学素子が製造される。
以上説明した第1実施形態の加熱工程では、成形素材Mは、位置決めリング(保持部)14により移動不能且つ姿勢変更不能に保持された状態で、一対の成形型11,12の間において一対の成形型11,12と非接触で加熱される。
そのため、成形素材Mの加熱工程において、上型11及び下型12と直接的に例えば点接触により接触する場合のように、曇り、発泡、失透、結晶化、揮発などの変質を防止することができる。また、成形素材Mを部分的に検査した場合であってもその検査部分が転動などによりずれてしまうのを抑えて外観を保証することができる。また、成形素材Mの検査を行うか否かにかかわらず、位置決めリング14に載置された成形素材Mが動いてしまい、位置決めリング14により成形素材Mに傷がつくのも抑えることができる。更には、成形素材Mがロボットアームなどにより保持されて位置決めリング14に載置される場合などは、ロボットアームによる保持部分が、意図せずに光学機能面を構成する部分に転動などによりずれてしまうのも抑えることができる。
よって、本実施形態によれば、光学素子の外観精度を向上させることができる。
また、本実施形態の加熱工程では、成形素材Mは、加圧工程において消滅する接着剤A(加熱消滅性接着剤)により保持される。そのため、簡素な構成で成形素材Mを保持することができる。
また、本実施形態では、一対の成形型は、上型11と、下型12とを有し、加圧工程は、位置決めリング14を上方に移動させることで成形素材Mを上型11に接触させる工程と、下型12を上方に移動させることで成形素材Mを上型11及び下型12により加圧する工程と、を有する。そのため、加熱工程において特に成形素材Mと一対の成形型11,12との間の距離が大きい場合などに、成形素材Mを確実に保持することができる。
なお、本実施形態では、位置決めリング14及びリング支持ブロック15の両方を型セット10に配置する例について説明したが、位置決めリング14又はリング支持ブロック15を省略してもよい。位置決めリング14を省略する場合には、リング支持ブロック15が保持部として成形素材Mを保持するように接着剤Aを塗布してもよい。
また、本実施形態では、検査工程について説明したが、検査工程は省略可能である。
また、本実施形態では、型セット10が胴型13を有するが、胴型を有さない型セットにおいて、成形素材Mを上型11及び下型12に非接触で保持することは可能である。
<第2実施形態>
図3A及び図3Bは、本発明の第2実施形態に係る光学素子の製造装置200を示す断面図である。
本実施形態では、接着剤Aにより成形素材Mを保持するのではなく第1の保持部材24と第2の保持部材25とにより成形素材Mを挟持することにより保持する点、及び、保持部を押圧する保持部駆動部を用いない点において、第1実施形態と主に相違する。その他の共通点についての説明は適宜省略する。
光学素子の製造装置200は、型セット20と、加圧部の一例である下型押圧部材201と、加熱部の一例である想像(二点鎖線)で示す上ヒータ203及び下ヒータ204と、を備える。
また、光学素子の製造装置200は、図2Bに示す複数の外観検査用カメラ(検査手段の一例)106を備えるか、或いは、外観検査用カメラ106による検査工程を経た成形素材Mを搬送されるとよいが、本実施形態では、検査工程の説明は省略する。
型セット20は、一対の成形型の一例である上型21及び下型22と、これら上型21及び下型22が挿入される胴型23と、保持部の一例である第1の保持部材24及び第2の保持部材25と、を有する。
上型21は、平面状の成形面21aと、本体部21bと、フランジ部21cと、を含む。
成形面21aは、上型21の下端に形成されている。
本体部21bは、下端から上端に近づくほど一定割合で径が大きくなる。
フランジ部21cは、上型21の上端に形成されている。
下型22は、円柱形状(柱形状の一例)を呈し、上端には凸型の成形面22aが形成されている。
胴型23は、円筒形状(筒形状の一例)を呈する。胴型13の上面には、上型21がフランジ部21cにおいて接触する。そして、胴型23には、上型21の本体部21bが挿入される。また、胴型23には、下型22も挿入される。
第1の保持部材24は、略リング形状(略円筒形状)を呈し、胴型23に挿入されている。第1の保持部材24は、例えば、胴型23の内周面に対して摺動可能である。
第1の保持部材24の中央には、貫通孔24aが形成されている。この貫通孔24aは、上端から下端に近づくほど一定割合で径が小さくなる。
第2の保持部材25は、リング形状(円筒形状)を呈し、胴型23に挿入されている。第2の保持部材25の内周面には、下型22が挿入され、例えば摺動する。第2の保持部材25は、胴型23に対して移動しないように、ステージに載置若しくは固定されるか又は他の部材に載置若しくは固定される。
第2の保持部材25の中央には、貫通孔25aが形成されている。この貫通孔24aは、位置によらず径が一定である。
成形素材Mは、第2の保持部材25の上に載置され、第1の保持部材24は、成形素材Mに載置されている。そのため、成形素材Mは、第1の保持部材24の自重により移動不能且つ姿勢変更不能となり、第1の保持部材24及び第2の保持部材25のそれぞれにより挟持されている。これにより、成形素材Mは、移動不能且つ姿勢変更不能に保持されている。
第1の保持部材24及び第2の保持部材25は、成形素材Mに対し、第1の保持部材24の貫通孔24aの下端及び第2の保持部材25の貫通孔25aの上端において線接触している。この接触は、1箇所のみで点接触するよりも複数箇所で点接触するようにするとよい。また、成形素材Mが球状でない場合には、面接触でもあってもよい。
下型押圧部材201は、下型22に固定され、下型22を下方から押圧することにより、上型21及び下型22により成形素材Mを加圧する。なお、成形素材Mの加圧時において、上型21は、図示しない上型押圧部材などにより下方に押圧されるとよい。
上ヒータ203及び下ヒータ204は、例えば、下型押圧部材201により貫通される図示しないブロック状の部材に挿入され、上型21及び下型22を直接的又は間接的に熱伝導により加熱することなどにより、成形素材Mを熱伝達により加熱する。
以下、第2実施形態に係る光学素子の製造方法について、上述の説明と重複する部分については適宜省略しながら説明する。
まず、図2Aに示すように、成形素材Mは、第1の保持部材24と第2の保持部材25とにより挟持されることで保持される(保持工程)。なお、成形素材Mの保持は、型セット20内で行っても型セット20外で行ってもよい。
次に、図2Bに示す外観検査用カメラ106を用いることにより又は目視により成形素材Mの検査が行われる(検査工程)。この検査工程は、型セット20外で行う場合は、第1の保持部材24及び第2の保持部材25により成形素材Mを保持し、検査後には第1の保持部材24及び第2の保持部材25により保持したまま成形素材Mを型セット20内に搬送するとよい。検査工程は、型セット20内で行ってもよい。
次に、成形素材Mは、型セット20内に搬送されて、上型21が胴型23に接触した後、図2Aに示す上ヒータ203及び下ヒータ204からの熱伝導により上型21及び下型22が加熱されることなどによって、例えばガラス転移点以上の温度になるまで熱伝達により加熱される(加熱工程)。
この加熱工程では、成形素材Mは、第1の保持部材24及び第2の保持部材25により、移動不能且つ姿勢変更不能に保持された状態であるとともに、上型21と下型22との間において上型21及び下型22と非接触で加熱される。
次に、図3Bに示すように、下型押圧部材201が下型22を上方に押圧して移動させることで、成形素材Mは、第1の保持部材24を上型21に接触するまで押し込み、その後、成形素材Mは、上型21及び下型22により加圧される。(加圧工程)
次に、図3Aに示す上ヒータ203及び下ヒータ204の温度を降下させることにより、或いは上ヒータ203及び下ヒータ204を停止させること(自然冷却)により、成形素材Mは、例えばガラス転移点以下になるまで加圧保持された状態のまま冷却される(冷却工程)。以上のようにして、例えば平凹レンズである光学素子が製造される。
以上説明した第2実施形態の加熱工程においても、成形素材Mは、移動不能且つ姿勢変更不能に第1の保持部材24及び第2の保持部材25により保持された状態で、一対の成形型21,22の間において一対の成形型21,22と非接触で加熱される。
よって、本実施形態によっても、光学素子の外観精度を向上させることができる。
また、本実施形態の加熱工程では、保持部は、第1の保持部材24と、第2の保持部材25とを有し、加熱工程では、第1の保持部材24と第2の保持部材25とにより成形素材Mを挟持することにより成形素材Mを保持する。そのため、第1の保持部材24を成形素材Mに載置して第1の保持部材24及び第2の保持部材25により成形素材Mを挟持するという簡単な作業で成形素材Mを保持することができる。
<第3実施形態>
図4A〜図4Cは、本発明の第3実施形態に係る光学素子の製造装置300を示す断面図である。
本実施形態では、保持部の一例である第1の保持部材34及び第2の保持部材35を押圧する保持部押圧部材302(保持部駆動部の一例)を用いる点において、第2実施形態と主に相違する。その他の共通点についての説明は適宜省略する。
光学素子の製造装置300は、型セット30と、加圧部の一例である下型押圧部材301と、複数の保持部押圧部材302と、加熱部の一例である想像(二点鎖線)で示す上ヒータ303及び下ヒータ304と、を備える。
また、光学素子の製造装置300は、図2Bに示す複数の外観検査用カメラ(検査手段の一例)106を備えるか、或いは、外観検査用カメラ106による検査工程を経た成形素材Mを搬送されるとよいが、本実施形態では、検査工程の説明は省略する。
型セット30は、一対の成形型の一例である上型31及び下型32と、これら上型31及び下型32が挿入される胴型33と、保持部の一例である第1の保持部材34及び第2の保持部材35と、を有する。
型セット30については、第2の保持部材35が保持部押圧部材302に固定されている点や型セット30の寸法などを除き、全体構成は第2実施形態の型セット20と同様であるので説明は省略する。
下型押圧部材301は、下型32に固定され、下型32を下方から押圧することにより、上型31及び下型32により成形素材Mを加圧する。なお、成形素材Mの加圧時において、上型31は、図示しない上型押圧部材などにより下方に押圧されるとよい。
保持部押圧部材302は、第2の保持部材35に固定され、第2の保持部材35を上方に押圧する。
上ヒータ303及び下ヒータ304は、例えば、下型押圧部材301及び保持部押圧部材302により貫通される図示しないブロック状の部材に挿入され、上型31及び下型32を直接的又は間接的に熱伝導により加熱することなどにより、成形素材Mを熱伝達により加熱する。
以下、第3実施形態に係る光学素子の製造方法について、上述の説明と重複する部分については適宜省略しながら説明する。
まず、図4Aに示すように、成形素材Mは、第1の保持部材34と第2の保持部材35とにより挟持されることで保持され(保持工程)、必要に応じて第1及び第2実施形態で述べた検査工程が行われる。
次に、成形素材Mは、型セット30内に搬送されて、上型31が胴型33に接触した後、図4Aに示す上ヒータ303及び下ヒータ304からの熱伝導により上型31及び下型#2が加熱されることなどによって、例えばガラス転移点以上の温度になるまで熱伝達により加熱される(加熱工程)。
この加熱工程では、成形素材Mは、第1の保持部材34及び第2の保持部材35により、移動不能且つ姿勢変更不能に保持された状態であるとともに、上型31と下型32との間において上型31及び下型32と非接触で加熱される。
次に、図4Bに示すように、保持部押圧部材302が第2の保持部材35を上方に押圧して移動させることで、成形素材Mは、上型31に接触する。また、図4Cに示すように、下型押圧部材301が下型32を上方に押圧して移動させることで、成形素材Mは、第1の保持部材34を上型31に接触するまで押し込み、その後、成形素材Mは、上型31及び下型32により加圧される。(加圧工程)
上記の加圧工程において、下型押圧部材301が下型32を上方に押圧するときには、保持部押圧部材302は、継続して、第2の保持部材35を上方に押圧する。
なお、上述の第1実施形態においても同様のことがいえるが、加圧工程がキャビティ成形でない場合(胴型33を用いない場合)は、下型押圧部材301及び保持部押圧部材302は、どちらも同等の圧力で加圧を行って図5に示す中肉、コバ厚の寸法を出せばよい。
また、加圧工程がキャビティ成形の場合、コバ厚と中肉いずれの寸法を重視するかを決めて、コバ厚の場合は保持部押圧部材302(第2の保持部材35)の押圧力を強く、中肉の場合は下型押圧部材301(下型31)の押圧力を強くし、その押圧力に負ける形で他方(保持部材35または下型31)が押し戻されるように成形することが望ましい。
次に、図4Aに示す上ヒータ303及び下ヒータ304の温度を降下させることにより、或いは上ヒータ303及び下ヒータ304を停止させること(自然冷却)により、成形素材Mは、例えばガラス転移点以下になるまで加圧保持された状態のまま冷却される(冷却工程)。以上のようにして、例えば平凹レンズである光学素子が製造される。
以上説明した第3実施形態の加熱工程においても、成形素材Mは、移動不能且つ姿勢変更不能に第1の保持部材34及び第2の保持部材35により保持された状態で、一対の成形型31,32の間において一対の成形型31,32と非接触で加熱される。
よって、本実施形態によっても、光学素子の外観精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、一対の成形型は、上型31と、下型32とを有し、加圧工程は、第2の保持部材35を上方に移動させることで成形素材Mを上型31に接触させる工程と、下型32を上方に移動させることで成形素材Mを上型31及び下型32により加圧する工程と、を有する。そのため、加熱工程において特に成形素材Mと一対の成形型31,32との間の距離が大きい場合などに、成形素材Mを確実に保持することができる。
10 :型セット
11 :上型
11a :成形面
11b :本体部
11c :フランジ部
12 :下型
12a :成形面
13 :胴型
14 :位置決めリング
14a :貫通孔
14a−1:孔上部
14a−2:孔下部
15 :リング支持ブロック
15a :貫通孔
20 :型セット
21 :上型
21a :成形面
21b :本体部
21c :フランジ部
22 :下型
22a :成形面
23 :胴型
24 :第1の保持部材
24a :貫通孔
25 :第2の保持部材
25a :貫通孔
30 :型セット
31 :上型
31a :成形面
31b :本体部
31c :フランジ部
32 :下型
32a :成形面
33 :胴型
34 :第1の保持部材
34a :貫通孔
35 :第2の保持部材
35a :貫通孔
100 :光学素子の製造装置
101 :下型押圧部材
102 :リング押圧部材
103 :上ヒータ
104 :下ヒータ
105 :接着剤塗布装置
106 :外観検査用カメラ
200 :光学素子の製造装置
201 :下型押圧部材
203 :上ヒータ
204 :下ヒータ
300 :光学素子の製造装置
301 :下型押圧部材
302 :保持部押圧部材
A :接着剤
M :成形素材

Claims (7)

  1. 成形素材を、保持部が移動不能且つ姿勢変更不能に保持した状態で、一対の成形型の間において該一対の成形型と非接触で加熱する加熱工程と、
    加熱された前記成形素材を前記一対の成形型により加圧する加圧工程と、
    加圧された前記成形素材を冷却する冷却工程と、を含
    前記一対の成形型は、上型を有し、
    加熱された前記成形素材が前記一対の成形型により加圧される前に、前記保持部を、前記成形素材を移動不能且つ姿勢変更不能に保持した状態のまま上方に押圧して移動させることで前記成形素材を前記上型に接触させ前記保持部と前記上型とで保持する、光学素子の製造方法。
  2. 前記加熱工程では、前記加圧工程において消滅する加熱消滅性接着剤により前記成形素材を保持する、請求項1記載の光学素子の製造方法。
  3. 成形素材を、保持部が移動不能且つ姿勢変更不能に保持した状態で、一対の成形型の間において該一対の成形型と非接触で加熱する加熱工程と、
    加熱された前記成形素材を前記一対の成形型により加圧する加圧工程と、
    加圧された前記成形素材を冷却する冷却工程と、を含み、
    前記保持部は、第1の保持部材と、第2の保持部材とを有し、
    前記加熱工程では、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とにより前記成形素材を挟持することにより前記成形素材を保持する、光学素子の製造方法。
  4. 前記一対の成形型は、上型と、下型とを有し、
    前記加圧工程は、
    前記保持部を上方に移動させることで前記成形素材を前記上型に接触させる工程と、
    前記下型を上方に移動させることで前記成形素材を前記上型及び前記下型により加圧する工程と、を有する、請求項1から請求項3のいずれか1項記載の光学素子の製造方法。
  5. 成形素材を挟んで対向して配置される一対の成形型と、
    前記成形素材が前記一対の成形型の間において該一対の成形型と非接触となるように、前記成形素材をそれぞれで挟持することにより移動不能且つ姿勢変更不能に該成形素材を保持する第1の保持部材及び第2の保持部材と、を備える、光学素子成形用型セット。
  6. 成形素材を挟んで対向して配置される一対の成形型と、
    前記成形素材が前記一対の成形型の間において該一対の成形型と非接触となるように、前記成形素材をそれぞれで挟持することにより移動不能且つ姿勢変更不能に該成形素材を保持する第1の保持部材及び第2の保持部材と、
    前記成形素材を加熱する加熱部と、
    前記成形素材を前記一対の成形型により加圧する加圧部と、を備える、光学素子の製造装置。
  7. 前記一対の成形型は、上型と、下型とを有し、
    前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材を上方に移動させることで前記成形素材を前記上型に接触させる保持部駆動部を更に備える、請求項6記載の光学素子の製造装置。
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