JP5958367B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に液体を吐出して画像を記録する記録装置に関する。
特許文献1には、矩形状の薄板からなる2つの搬送ガイド141,142と、これら搬送ガイド141,142をインクジェットヘッド150と対向する対向位置と対向しない退避位置との間において移動させる2つの駆動部143,144とを有するインクジェットプリンタについて記載されている。2つの搬送ガイド141,142は、フレーム106の上面上に配置されている。このインクジェットプリンタにおいては、印刷時に2つの搬送ガイド141,142が対向位置に配置され、フラッシングやキャッピングなどのメンテナンス時に2つの搬送ガイド141,142が退避位置に配置される。
特開2010−208241号公報(図2及び図4)
上記特許文献1に記載されたインクジェットプリンタにおいて、印刷時には、2つの搬送ガイド141,142が対向位置に配置される。このとき、フレーム106の上面の上流端部分は、給紙機構から搬送されてきた用紙を支持するガイド面を構成すると考えられる。この結果、このガイド面と上流側の搬送ガイド141とによって、搬送ガイド141の上流部分に段差が形成される。このため、給紙機構から搬送されてきた用紙の先端が、段差に引っ掛かってジャムが生じ得る。
本発明の目的は、記録媒体のジャムの発生を抑制することが可能な記録装置を提供することである。
本発明の記録装置は、液体を吐出するための複数の吐出口が形成された吐出面を有するヘッドと、前記吐出面と対向する領域に記録媒体を搬送するための搬送機構と、前記吐出面と対向する記録媒体を支持するための支持部材と、前記支持部材が前記吐出面と対向する対向位置と前記吐出面と対向しない退避位置とを取り得るように、前記搬送機構によって搬送される記録媒体の搬送方向に沿って前記支持部材を移動させる移動機構と、前記搬送方向に関して前記ヘッドよりも上流に配置され、記録媒体を支持するための上流ガイド部材と、前記搬送方向に関して前記ヘッドよりも下流に配置され、記録媒体を支持するための下流ガイド部材とを備えている。そして、前記支持部材は、前記吐出面と平行な面内にあって前記搬送方向と直交する方向に並んで配置され、各々が前記搬送方向に沿って延在するとともに記録媒体を支持するための支持面が形成された複数の第1部材を有し、前記上流ガイド部材及び前記下流ガイド部材は、それぞれ、第2部材として、前記直交する方向に並んで配置され、各々が前記搬送方向に沿って延在するとともに記録媒体を支持するための支持面が形成された複数の上流第2部材及び複数の下流第2部材を有し、前記複数の第1部材は、少なくともいずれかが前記直交する方向に関して隣接する2つの前記第2部材の間に配置され、かつ、各々が前記直交する方向に関して前記複数の第2部材の各々と異なる位置に配置されるとともに前記直交する方向に沿って前記複数の第2部材と重なる位置に配置される。
そして、前記複数の上流第2部材は、前記複数の下流第2部材と前記直交する方向において同じ位置に配置され、前記支持部材は、上流支持部と、前記搬送方向に関して前記上流支持部よりも下流に配置された下流支持部とを有し、前記移動機構は、前記上流支持部が前記吐出面と対向する第1対向位置と前記吐出面と対向しない第1退避位置とを取り得るように前記上流支持部を移動させ、かつ、前記第1対向位置から前記第1退避位置に向けて前記上流支持部を前記搬送方向上流側に移動させるものであるとともに、前記下流支持部が前記吐出面と対向する第2対向位置と前記吐出面と対向しない第2退避位置とを取り得るように前記下流支持部を移動させ、かつ、前記第2対向位置から前記第2退避位置に向けて前記下流支持部を前記搬送方向下流側に移動させるものであり、前記上流支持部は、前記複数の第1部材の上流部分を構成する複数の上流第1部材を有し、前記下流支持部は、前記複数の第1部材の下流部分を構成する複数の下流第1部材を有し、前記上流第1部材と前記下流第1部材は、前記上流支持部が前記第1対向位置にありかつ前記下流支持部が前記第2対向位置にあるときに、前記搬送方向に関して近接し、前記上流支持部が前記第1退避位置にありかつ前記下流支持部が前記第2退避位置にあるときに、前記搬送方向に関して互いに離隔し、前記複数の下流第1部材は、前記搬送方向と直交する方向において、前記複数の上流第1部材と同じ位置に配置されており、前記上流支持部及び前記下流支持部の少なくともいずれか一方は、前記上流支持部が前記第1対向位置にありかつ前記下流支持部が前記第2対向位置にあるときに、前記搬送方向と直交する方向において、隣接する2つの前記下流第1部材の間かつ隣接する2つの前記上流第1部材の間に配置される複数の第3部材を有する。
別の観点において、本発明の記録装置は、液体を吐出するための複数の吐出口が形成された吐出面を有するヘッドと、前記吐出面と対向する領域に記録媒体を搬送するための搬送機構と、前記吐出面と対向する記録媒体を支持するための支持部材と、前記支持部材が前記吐出面と対向する対向位置と前記吐出面と対向しない退避位置とを取り得るように、前記搬送機構によって搬送される記録媒体の搬送方向に沿って前記支持部材を移動させる移動機構と、前記搬送方向に関して前記ヘッドよりも上流に配置され、記録媒体を支持するための上流ガイド部材と、前記搬送方向に関して前記ヘッドよりも下流に配置され、記録媒体を支持するための下流ガイド部材とを備えている。そして、前記支持部材は、前記吐出面と平行な面内にあって前記搬送方向と直交する方向に並んで配置され、各々が前記搬送方向に沿って延在するとともに記録媒体を支持するための支持面が形成された複数の第1部材を有し、前記上流ガイド部材及び前記下流ガイド部材の少なくともいずれか一方は、前記直交する方向に並んで配置され、各々が前記搬送方向に沿って延在するとともに記録媒体を支持するための支持面が形成された複数の第2部材を有し、前記複数の第1部材は、少なくともいずれかが前記直交する方向に関して隣接する2つの前記第2部材の間に配置され、かつ、各々が前記直交する方向に関して前記複数の第2部材の各々と異なる位置に配置されるとともに前記直交する方向に沿って前記複数の第2部材と重なる位置に配置される。そして、前記搬送機構は、前記支持部材に取り付けられた第1ローラと、前記第1ローラとによって記録媒体を挟持しながら回転することで記録媒体を前記搬送方向に搬送するための第2ローラとを有しており、前記第1ローラは、前記支持部材が前記対向位置にあるときに、前記第2ローラと対向し前記第2ローラとによって記録媒体を挟持可能な第1位置に配置され、前記支持部材が前記退避位置にあるときに、前記第2ローラとの離隔距離が前記第1位置にあるときよりも大きい第2位置に配置される。
本発明の記録装置によると、搬送方向に沿って移動可能な支持部材を有していても、支持部材と上流及び下流ガイド部材との間に、記録媒体の先端が引っ掛かる段差が形成されるのを抑制することができる。このため、記録媒体のジャムの発生を抑制することができる。
本発明の記録装置の一実施形態によるインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図1に示す搬送装置の部分斜視図であり、プラテンが対向位置にあるときの状況図である。 図2に示すIII−III線に沿った断面図である。 図2に示すガイド部材及び上流支持部の分解斜視図である。 図2に示すガイド部材及び下流支持部の分解斜視図である。 プラテン及び移動機構の平面図である。 図1に示す搬送装置の部分斜視図であり、プラテンが退避位置にあるときの状況図である。 プリンタの電気的構成を示すブロック図である。 プリンタの部分側面図であり、(a)はプラテンが退避位置にあって対向部材が待機位置にあるときの状況を示す図であり、(b)はプラテンが退避位置にあって対向部材がインク受容位置にあるときの状況を示す図であり、(c)はプラテンが退避位置にあって環状部材がインク受容位置にある対向部材に当接する位置にあるときの状況を示す図である。 搬送装置の変形例を示す部分平面図である。 記録支持部の変形例を示す部分斜視図であり、プラテンが対向位置にあるときの状況図である。 記録支持部の別の変形例を示す部分斜視図であり、プラテンが対向位置にあるときの状況図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1を参照し、本発明に係る記録装置の一実施形態としてのインクジェットプリンタ1の全体構成について説明する。
プリンタ1は、直方体形状の筐体1aを有する。筐体1aの天板上部には、排紙部4が設けられている。筐体1aの内部空間は、上から順に空間A,Bに区分されている。空間A,Bには、給紙部23から排紙部4に向かう用紙搬送経路が形成されており、用紙Pが図1中黒太矢印に沿って搬送される。空間Aでは、用紙Pへの画像記録、及び、用紙Pの排紙部4への搬送が行われる。空間Bでは、給紙部23から用紙搬送経路への給紙が行われる。
空間Aには、ブラックインクを吐出するヘッド2、搬送装置3、対向部材10及び対向部材昇降機構11(図8参照)等が配置されている。また、空間Aには、図示しないカートリッジが装着されている。このカートリッジには、ブラックインクが貯留されている。カーリッジは、チューブ(図示せず)及びポンプ8(図8参照)を介してヘッド2と接続され、インクがヘッド2に供給される。
ヘッド2は、主走査方向に長尺な略直方体形状を有するライン式のヘッドである。ヘッド2の下面は、多数の吐出口(不図示)が開口した吐出面2aである。記録に際して、吐出面2aからブラックインクが吐出される。ヘッド2は、ヘッドホルダ2bを介して筐体1aに支持されている。ヘッドホルダ2bは、吐出面2aがプラテン51(後述する)との間に記録に適した所定の間隙が形成されるように、ヘッド2を保持している。
搬送装置3は、上流ガイド部30、下流ガイド部40、及び、記録支持部50を有している。記録支持部50は、ヘッド2の吐出面2aと対向するプラテン51と、搬送ローラ対58(図2参照)とを有している。プラテン(支持部材)51は、吐出面2aとの間に記録領域(用紙搬送経路の一部)を構成する。搬送ローラ対58は、制御装置100の制御によって搬送モータ58M(図8参照)が駆動されることで回転し、用紙Pを図1中搬送方向Dに沿って搬送する。
上流ガイド部30と下流ガイド部40は、プラテン51を挟んで配置されている。上流ガイド部30は、3つのガイド部材31〜33と、2つの搬送ローラ対35,36とを有し、記録領域(プラテン51とヘッド2との間)と、給紙部23とを繋ぐ。2つの搬送ローラ対35,36は、制御装置100の制御によって搬送モータ35M,36M(図8参照)が駆動されることで回転し、用紙Pを記録領域に向けて搬送する。
下流ガイド部40は、3つのガイド部材41〜43と、3つの搬送ローラ対45〜47とを有し、記録領域と排紙部4とを繋ぐ。3つの搬送ローラ対45〜47は、制御装置100の制御によって搬送モータ45M〜47M(図8参照)が駆動されることで回転し、用紙Pを排紙部4に向けて搬送する。なお、用紙搬送経路は、6つのガイド部材31〜33,41〜43、プラテン51及びヘッド2によって規定されている。
対向部材10は、図1に示すように、プラテン51よりも下方に配置され、プラテン51を介して吐出面2aと対向している。また、対向部材10は、矩形平面形状を有するガラス板から構成されており、平面サイズが吐出面2aよりも一回り大きい(図6参照)。なお、対向部材10は、ガラス以外の材質から構成されていてもよく、特に限定するものではない。
対向部材昇降機構11は、対向部材10を鉛直方向に昇降させ、対向部材10が待機位置とインク受容位置との間で移動する。待機位置は、図1及び図9(a)に示す位置であって、対向部材10が吐出面2aから最も離れた位置である。インク受容位置は、図9(b)に示す位置であって、対向部材10が吐出面2aに最も近づく位置であり、ヘッド2から排出されたインクを受容する位置及び受容したインクを表面10aから払拭する位置、及び、ヘッド2の吐出面2aを封止する位置である。また、ヘッド2の側方には、吐出面2aの外周を覆う環状部材12が配置されている。環状部材昇降機構13は、インク受容位置にある対向部材10に環状部材12が当接する位置(図9(c)に示す位置)と当接しない位置(図9(a)に示す位置)とを取り得るように、環状部材12を鉛直方向に昇降させる。これら対向部材10、対向部材昇降機構11、環状部材12、及び、環状部材昇降機構13により、メンテナンス機構が構成されている。これにより、ヘッド2をメンテナンスすることが可能となる。
空間Bには、給紙部23が配置されている。給紙部23は、給紙トレイ24及び給紙ローラ25を有する。このうち、給紙トレイ24が、筐体1aに対して着脱可能となっている。給紙トレイ24は、上方に開口する箱であり、複数の用紙Pを収容可能である。給紙ローラ25は、制御装置100の制御によって給紙モータ25M(図8参照)が駆動されることで回転し、給紙トレイ24内で最も上方にある用紙Pを送り出す。
ここで、副走査方向とは、搬送ローラ対36,58によって搬送される用紙搬送方向Dと平行な方向であり、主走査方向とは、水平面に平行且つ副走査方向に直交する方向である。
制御装置100は、プリンタ1各部の動作を制御してプリンタ1全体の動作を司る。制御装置100は、外部装置(プリンタ1と接続されたPC等)から供給された記録指令に基づいて、記録動作を制御する。制御装置100は、記録指令を受けると、給紙ローラ25、搬送ローラ対35,36,45〜47,58を駆動する。給紙トレイ24から送り出された用紙Pは、上流側ガイド部30によりガイドされプラテン51上に送られる。用紙Pは、ヘッド2の真下を副走査方向(搬送方向D)に通過する際に、制御装置100の制御により、吐出面2aからインクが吐出され、所望の画像が形成される。なお、インクの吐出タイミングは、用紙センサ7からの検知信号により決められる。そして、画像が形成された用紙Pは、下流側ガイド部40によりガイドされて、筐体1aの上部から排紙部4に排出される。用紙センサ7は、搬送方向Dに関して、搬送ローラ対36とヘッド2との間に配置されている。
また、制御装置100は、ヘッド2の液体吐出特性の回復を行うメンテナンス動作を制御する。メンテナンス動作には、パージ動作、吐出面2a及び対向部材10に対する払拭動作、キャップ動作等が含まれる。パージ動作では、ポンプ8が駆動されて、すべての吐出口に対してインクが強制的に圧送され、対向部材10上にインクが排出される。払拭動作は、パージ動作後に行われ、吐出面2a上の残留したインクなどの異物、及び、対向部材10の表面10aの残留したインクなどの異物が取り除かれる。キャップ動作は、環状部材12が、インク受容位置にある対向部材10と当接することにより、吐出面2aと対向部材10との間の空間を外部空間に対して封止する。これら対向部材10と環状部材12とによって吐出面2aを封止するキャップが構成される。
次に、図2〜図7を参照しつつ、ガイド部材33,41及び記録支持部50について、詳細に説明する。記録支持部50のプラテン51は、図2及び図3に示すように、上流支持部61と、搬送方向Dに関して上流支持部61の下流に配置された下流支持部71とを有する。
上流支持部61は、図4に示すように、矩形平面形状を有する板状の基部62と、副走査方向(搬送方向D)に延在する3つの板状の延在部63と、副走査方向に延在する長尺な6つのリブ64とを有し、これらが一体的に形成されている。基部62は、搬送方向下流端から鉛直方向に立ち上がり且つ主走査方向に延在する接続部62aを有する。3つの延在部63は、接続部62aを介して基部62と一体的に繋がっている。3つの延在部63は、基部62の上方において当該基部62と離隔し、且つ、主走査方向に関して互いに離隔して等間隔に配置されている。また、3つの延在部63は、互いの上面63aが同一高さレベルになるように配置されている。
6つのリブ(上流第1部材)64は、各延在部63の主走査方向の両端に形成され、搬送方向下流端が接続部62aに繋がっている。また、各リブ64は、上流端が延在部63の上流端よりも搬送方向に沿って突出している。また、6つのリブ64は、主走査方向に関して互いに離隔して配置されている。より具体的には、6つのリブ64は、延在部63を挟まずに隣接する2つのリブ64の離隔距離が、延在部63を挟んで隣接する2つのリブ64の離隔距離よりも小さくなるように、配置されている。6つのリブ64の上面(支持面)64aは、延在部63の上面63aよりも高く、用紙Pを支持する。また、リブ64には、図3及び図4に示すように、傾斜面64a1が形成されている。傾斜面(第2傾斜面)64a1は、搬送方向Dに関して、リブ64の上流端から下流に向かうに連れて上方に傾斜する。これにより、リブ64の上流端の高さが、上面64aよりも低くなる。
上流支持部61は、副走査方向に関して、リブ64よりも短い短尺の2つのリブ(第3部材)65を有する。各リブ65は、接続部62aの上端に固定され、主走査方向に関して延在部63aを挟まずに隣接する2つのリブ64間に配置されている。リブ65は、搬送方向Dに関して、リブ64の下流端から下流に向かって突出するように配置されている。また、リブ65の上面65aは、リブ64の上面64aと同じ高さレベルに配置されている。リブ65には、図3及び図4に示すように、傾斜面65a1が形成されている。傾斜面65a1は、搬送方向Dに関して、リブ65の上流端から下流に向かうに連れて上方に傾斜する。これにより、リブ65の上流端の高さが、上面65a及びリブ64の上面64aよりも低くなる。
基部62の上流端であって主走査方向の一端(図4中紙面手前側)には、位置決め用の当接部66が形成されている。当接部66は、L字状の断面形状を有する。搬送ローラ対58は、図2に示すように、主走査方向に関して延在する長尺なローラ58aと、3つのローラ58bとを有する。ローラ(第2ローラ)58aは、主走査方向に関する一端がフランジ59によって回転可能に支持され、他端が筐体1aに回転可能に支持される。なお、フランジ59は、筐体1aに固定されている。ローラ58aは、駆動ローラであって搬送モータ58Mの回転力が伝達されることで回転する。ローラ58aは、3つのローラ58bとによって用紙Pを挟持しながら回転することで、用紙Pを搬送方向Dに搬送する。3つのローラ(第1ローラ)58bは、主走査方向に関して、ローラ58aよりも短い。各ローラ58bは、延在部63よりも搬送方向上流に配置され、当該延在部63に形成された2つのリブ64間に配置され当該2つのリブ64に回転可能に支持されている。3つのローラ58bは、従動ローラであって、ローラ58aの回転に伴って回転する。このようにリブ64は、用紙Pを支持する機能と、ローラ58bを支持する機能とを兼用することができる。
下流支持部71は、図5に示すように、矩形平面形状を有する板状の基部72と、副走査方向に延在する3つの板状の延在部73と、副走査方向に延在する長尺な6つのリブ74とを有し、これらが一体的に形成されている。基部72は、搬送方向上流端から鉛直方向に立ち上がり且つ主走査方向に延在する接続部72aを有する。3つの延在部73は、接続部72aを介して基部72と一体的に繋がっている。3つの延在部73は、基部72の上方において当該基部72と離隔し、且つ、主走査方向に関して互いに離隔して等間隔に配置されている。また、3つの延在部73は、互いの上面73aが同一高さレベルになるように配置されている。
6つのリブ(下流第1部材)74は、各延在部73の主走査方向の両端に形成され、搬送方向上流端が接続部72aに繋がっている。また、各リブ74は、搬送方向Dに関して、接続部72aから上流に向かって突出している。また、6つのリブ74は、主走査方向に関して互いに離隔して配置されている。より具体的には、6つのリブ74は、延在部73を挟まずに隣接する2つのリブ74の離隔距離が、延在部73を挟んで隣接する2つのリブ74の離隔距離よりも小さくなるように、配置されている。6つのリブ74の上面(支持面)74aは、延在部73の上面73aよりも高く、用紙Pを支持する。また、6つのリブ74は、主走査方向に関して、6つのリブ64と同じ位置に配置されている。つまり、図2に示すように、各リブ64,74同士も搬送方向Dに突き合わすことが可能に配置されている。また、リブ74の上面74aは、リブ64の上面64a及びリブ65の上面65aと同じ高さレベルに配置されている。また、リブ74には、図3及び図5に示すように、傾斜面74a1が形成されている。傾斜面74a1は、搬送方向Dに関して、リブ74の上流端から下流に向かうに連れて上方に傾斜する。これにより、リブ74の上流端の高さが、上面74aよりも低くなる。つまり、リブ74の上流端の高さは、リブ64の上面64a及びリブ65の上面65a以下となる。
記録支持部50は、図6に示すように、移動機構53をさらに有する。移動機構53は、上流支持部61の両側面から突出した2つの突出部53a,53bと、下流支持部71の両側面から突出した2つの突出部54a,54bと、2つのラック55a,55bと、2本のガイド軸56a,56bと、2つの駆動モータ57とを有している。なお、移動機構53の全体構成は、説明の便宜上、図6にのみ示す。
各突出部53a,53b,54a,54bの中央には、副走査方向に貫通する孔が形成されている。2本のガイド軸56a,56bは、副走査方向に平行に延在し、副走査方向に関してプラテン51を挟んでいる。ガイド軸56aは突出部53a,54aの孔に挿通され、ガイド軸56bは突出部53b,54bの孔に挿通されており、上流支持部61及び下流支持部71を副走査方向に移動可能に支持している。各駆動モータ57の駆動軸の先端にはピニオン57a,57bが固定されている。ラック55aは、ピニオン57aと噛み合う状態で突出部53aに固定されている。ラック55bは、ピニオン57bと噛み合う状態で突出部54aに固定されている。
この構成において、移動機構53は、制御装置100の制御により、2つの駆動モータ57が駆動されることで、2つのラック55a,55bが副走査方向に沿って互いに反対方向に移動する。つまり、移動機構53は、プラテン51が吐出面2aと対向する対向位置と吐出面2aと対向しない退避位置との間において、上流支持部61及び下流支持部71を副走査方向に沿って互いに反対方向に移動させる。具体的には、上流支持部61が対向位置(吐出面2aと対向する第1対向位置)から退避位置(吐出面2aと対向しない位置であって吐出面2aよりも搬送方向上流の第1退避位置)に移動する際は、図7に示すように、上流支持部61が搬送方向上流側に向かって移動する。一方、下流支持部71が対向位置(吐出面2aと対向する第2対向位置)から退避位置(吐出面2aと対向しない位置であって吐出面2aよりも搬送方向下流の第2退避位置)に移動する際は、図7に示すように、下流支持部71が搬送方向下流側に向かって移動する。なお、上流支持部61及び下流支持部71が退避位置から対向位置に移動する際は、この逆に移動する。
対向位置(第1対向位置及び第2対向位置)は、図2及び図3に示す位置であって、上流支持部61と下流支持部71の互いに対向する端部同士が突き合わされた位置である。プラテン51が対向位置にあるときは、リブ64,74が突き合わされた状態となって両者が搬送方向Dに近接し、リブ65とリブ74の上流端とが主走査方向に沿って重なる。このとき、各リブ64,65,74の上面64a,65a,74aの高さが同じであるため、これら上面64a,65a,74aによって用紙Pが支持される。また、このとき、リブ74の上流端の高さがリブ65の上面65aの高さ以下である。このため、上流支持部61と下流支持部71との間に、用紙Pの先端が引っ掛かる山型(搬送方向Dの下流側が凸となる形状)の段差が形成されにくくなる。この結果、用紙Pのジャムの発生を抑制することができる。
退避位置は、図7及び図9に示す位置であって、上流支持部61と下流支持部71の互いに対向する端部同士が離隔し、両者間に対向部材10が配置可能となる位置である。つまり、上流支持部61が吐出面2aよりも搬送方向上流の第1退避位置に配置され、下流支持部71が吐出面2aよりも搬送方向下流の第2退避位置に配置される。このとき、吐出面2aとプラテン51とは対向せず、吐出面2aは、対向部材10と空間を介して直接対向する。このため、対向部材10が昇降可能となる。なお、上流支持部61及び下流支持部71は、通常、対向位置に配置され、メンテナンス時に退避位置に配置される。
搬送ローラ対58の3つのローラ58bは、プラテン51が対向位置にあるときに、ローラ58aと対向し当該ローラ58aとによって用紙Pを挟持可能な第1位置に配置される。一方、3つのローラ58bは、プラテン51が退避位置にあるときに、ローラ58aとの離隔距離が第1位置にあるときよりも大きい第2位置に配置される。これにより、プラテン51(上流支持部61)が退避位置にあるときに、ローラ58aとローラ58bとの離隔距離が大きくなる。このため、両ローラ58a,58b間にジャムした用紙Pがある場合に、当該用紙Pを除去しやすくなる。また、プラテン51が対向位置にあるときは、当接部66がフランジ59と当接する。これにより、ローラ58aと3つのローラ58bとの位置決めを確実に行うことが可能となる。
ガイド部材33は、図4に示すように、矩形平面形状を有する板状の基部33aと、基部33aの上面に形成され、副走査方向に延在する長尺な4つのリブ33bとを有している。なお、ガイド部材33は、筐体1aに固定されている。基部33aは、図3に示すように、鉛直方向に関して、基部62よりも上方であって延在部63及びリブ64よりも下方に配置されている。つまり、基部33aは、上流支持部61の基部62と延在部63及びリブ64との間の隙間に出入り可能であり、上流支持部61が対向位置(第1対向位置)から退避位置(第1退避位置)に移動しても、上流支持部61と干渉しない。
リブ(上流第2部材)33bは、図2及び図7に示すように、プラテン51が対向位置及び退避位置のいずれにあるときも、主走査方向に沿って、リブ64と重なっている。また、リブ33bは、図4に示すように、主走査方向に関して、互いに離隔して等間隔に配置されている。より具体的には、隣接する2つのリブ33bの離隔距離は、1つの延在部63に形成された2つのリブ64の離隔距離よりも大きい。また、4つのリブ33bのうち、中央側にある2つのリブ33bは、主走査方向に関して、延在部63を挟まない隣接する2つのリブ64間にそれぞれ配置されている。つまり、中央側にある2つのリブ33bは、主走査方向に関して、2つのリブ65と同じ位置に配置されている。このように4つのリブ33bが構成され、隣接するリブ33bとリブ64との離隔距離が、隣接する2つのリブ33b間の半分の離隔距離よりも小さい。このため、リブ64がリブ33b間の中央よりもリブ33b寄りに配置される。また、4つのリブ33bは、主走査方向に関して、リブ33bのリブ64と対向する側面(第2側面)33dとリブ64の側面33dと対向する側面(第1側面)64bとが当接するように、配置されている。これにより、リブ64がリブ33bに当接しながら上流支持部61が対向位置と退避位置との間を移動する。このため、上流支持部61を副走査方向に移動させる際に、主走査方向に関して、上流支持部61を移動させないような高精度のガイド機構を、移動機構53に設ける必要がなくなる。この結果、移動機構53の構成が簡単になる。加えて、リブ65は、主走査方向に関して、リブ33bと同じ位置に配置されているため、プラテン51が対向位置にあるときに互いに対向するリブ64の側面64bとリブ65の側面も、当接する。このため、上流支持部61と下流支持部71の主走査方向の位置決めを行うことが可能となる。
リブ33bの上面33cは、リブ64の上面64aと同一高さレベルに配置されている。これにより、リブ64の上流端の高さは、リブ33bの上面33c以下となる。このため、図3に示すように、ガイド部材33と上流支持部61との間に、用紙Pの先端が引っ掛かる山型の段差が形成されにくくなる。この結果、用紙Pがガイド部材33のリブ33bの上面33cによって支持されながら搬送されてきても、用紙Pのジャムの発生を抑制することができる。
ガイド部材41は、図5に示すように、ガイド部材33とほぼ同様な構成である。具体的には、ガイド部材41は、板状の基部41aと、基部41aの上面に形成され、副走査方向に延在する長尺な4つのリブ41bとを有している。なお、ガイド部材41も、筐体1aに固定されている。基部41aは、図3に示すように、鉛直方向に関して、基部72よりも上方であって延在部73及びリブ74よりも下方に配置されている。つまり、基部41aは、下流支持部71の基部72と延在部73及びリブ74との間の隙間に出入り可能であり、下流支持部71が対向位置(第2対向位置)から退避位置(第2退避位置)に移動しても、下流支持部71と干渉しない。
リブ(下流第2部材)41bは、図2及び図7に示すように、プラテン51が対向位置及び退避位置のいずれにあるときも、主走査方向に沿って、リブ74と重なっている。また、リブ41bは、図5に示すように、主走査方向に関して、互いに離隔して等間隔に配置されている。より具体的には、4つのリブ41bは、主走査方向に関して、ガイド部材33の4つのリブ33bと同じ位置に配置されている。このように4つのリブ41bが構成され、隣接するリブ41bとリブ74との離隔距離が、隣接する2つのリブ41b間の半分の離隔距離よりも小さい。このため、リブ74がリブ41b間の中央よりもリブ41b寄りに配置される。また、4つのリブ41bは、主走査方向に関して、リブ41bのリブ74と対応する側面(第2側面)41dと、リブ74のリブ41bの側面41dと対向する側面(第1側面)74bとが当接するように、配置されている。これにより、リブ74がリブ41bに当接しながら下流支持部71が対向位置と退避位置との間を移動する。このため、下流支持部71を副走査方向に移動させる際に、主走査方向に関して、下流支持部71を移動させないような高精度のガイド機構を、移動機構53に設ける必要がなくなる。この結果、移動機構53の構成が簡単になる。
リブ41bの上面41cは、リブ74の上面74aと同一高さレベルに配置されている。また、リブ41bには、図3及び図5に示すように、傾斜面41c1が形成されている。傾斜面41c1(第1傾斜面)は、搬送方向Dに関して、リブ41bの上流端から下流に向かうに連れて上方に傾斜する。これにより、リブ41bの上流端の高さが、上面41cよりも低くなる。つまり、リブ41bの上流端の高さは、リブ74の上面74a以下となる。このため、図3に示すように、下流支持部71とガイド部材41との間に、用紙Pの先端が引っ掛かる山型の段差が形成されにくくなる。この結果、用紙Pが下流支持部71のリブ74の上面74aによって支持されながら搬送されてきても、用紙Pのジャムの発生を抑制することができる。
次に、図8を参照し、プリンタ1の電気的構成について説明する。
制御装置100は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)101に加えて、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory:不揮発性RAMを含む)103、ASIC(Application Specific Integrated Circuit )104、I/F(Interface)105、I/O(Input/Output Port)106等を有する。ROM102には、CPU101が実行するプログラム、各種固定データ等が記憶されている。RAM103には、プログラム実行時に必要なデータが一時的に記憶される。ASIC104では、画像データの書き換え、並び替え等(例えば、信号処理や画像処理)が行われる。I/F105は、外部装置(プリンタ1に接続されたPC等)とのデータ送受信を行う。I/O106は、各種センサの検知信号の入力/出力を行う。
制御装置100は、給紙モータ25M、搬送モータ35M,36M,45M〜47M,58M、駆動モータ57、用紙センサ7、ポンプ8、対向部材昇降機構11、環状部材昇降機構13、及び、ヘッド2の制御基板等に接続されている。
続いて、制御装置100が実行する記録動作について、以下に説明する。プリンタ1は、記録指令を受信すると、上述の記録動作を実行する。
このとき、プラテン51が退避位置にあるときは、用紙Pの搬送を開始する前に、制御装置100が移動機構53を制御して、プラテン51を対向位置に移動させる。また、プラテン51が対向位置にあるときは、この状態が維持される。そして、制御装置100は、各モータを制御して、給紙ローラ25、搬送ローラ対35,36,45〜47,58を駆動する。給紙トレイ24から送り出された用紙Pは、上流側ガイド部30によりガイドされプラテン51上に送られる。
プラテン51が対向位置にあるときは、上流支持部61のリブ64の上流端の高さが、リブ33bの上面33c以下となる。加えて、下流支持部71のリブ74の上流端の高さが、リブ65の上面65a及びリブ64の上面64a以下となる。さらに、ガイド部材41のリブ41bの上流端の高さが、リブ74の上面74a以下となる。これらより、ガイド部材33と上流支持部61との間、上流支持部61と下流支持部71との間、及び、下流支持部71とガイド部材41との間に、山型の段差が形成されなくなる。この結果、ガイド部材33及びプラテン51(上流支持部61及び下流支持部71)によって支持されながら用紙Pが搬送されてきても、用紙Pのジャムの発生を抑制することができる。
また、このとき、用紙Pの先端辺の一部がリブ33bの上面33cよりも低くなるように撓んだ状態で搬送されても、リブ64がリブ33b間の中央よりもリブ33b寄りに配置されているため、用紙Pの先端がリブ64の上流端に当接しにくくなる。用紙Pの先端辺の一部がリブ33b間で撓むと、リブ33b間の中央に近づくに連れて、用紙Pの先端が低くなる。このため、リブ64がリブ33b間の中央にあると、用紙Pの先端がリブ64の上流端に引っ掛かって、用紙Pにジャムが生じる虞がある。しかしながら、リブ64をリブ33b寄りに配置させることで、用紙Pの先端とリブ33b間の中央よりも高い位置で当接させることが可能となる。この結果、用紙Pの先端がリブ64の上流端に当接しにくくなる。
また、このとき、用紙Pの先端辺の一部がリブ33bの上面33cよりも低くなるように撓んだ状態で搬送されても、リブ64が傾斜面64a1を有していることで、用紙Pの先端が傾斜面64a1に沿って案内される。このため、用紙Pのジャムの発生を抑制することができる。また、このとき、用紙Pの先端辺の一部がリブ74の上面74aよりも低くなるように撓んだ状態で搬送されても、リブ41bが傾斜面41c1を有していることで、用紙Pの先端が傾斜面41c1に沿って案内される。このため、用紙Pのジャムの発生を抑制することができる。また、リブ65に傾斜面65a1が形成されていることで、リブ65の上流端の高さが、リブ64の上面64aよりも低くなる。このため、用紙Pの一部が、延在部63aを挟まずに隣接する2つのリブ64間に撓んだ状態で搬送されてきても、用紙Pの先端がリブ65の傾斜面65a1に沿って案内される。この結果、用紙Pのジャムの発生を抑制することができる。
制御装置100は、用紙Pがヘッド2の真下を搬送方向Dに通過する際に、ヘッド2を制御して、吐出面2aからインクが吐出し、用紙Pに所望の画像を記録する。その後、用紙Pは、下流側ガイド部40によりガイドされて、筐体1aの上部から排紙部4に排出される。
続いて、制御装置が実行するメンテナンス動作について、以下に説明する。プリンタ1は、メンテナンス指令(例えば、パージ信号、キャップ信号)を受信すると、メンテナンス動作を実行する。
制御装置100は、移動機構53を制御して、図9(a)に示すように、プラテン51を退避位置に移動させる。この後、制御装置100は、図9(b)に示すように、対向部材昇降機構11を制御して、対向部材10を待機位置からインク受容位置に移動させる。次に、制御装置100は、ポンプ8を制御して、ヘッド2のすべての吐出口からインクを排出し(パージ動作)、対向部材10の表面10aでインクを受容する。これにより、吐出口から排出されたインクを受容することが可能となり、装置内が汚れにくくなる。
次に、制御装置100は、図示しない払拭機構を制御して、吐出面2a及び対向部材10の表面10aを払拭する(払拭動作)。これにより、吐出面2a上の残留したインクなどの異物、及び、対向部材10の表面10aの残留したインクなどの異物が取り除かれる。なお、除去したインクなどは、廃液処理部(不図示)に排出される。そして、制御装置100がキャップ信号を受信した場合、制御装置100は環状部材昇降機構13を制御して、環状部材12を対向部材10の表面10aに当接させて吐出面2aを封止する。これにより、複数の吐出口において、インクの乾燥を抑制することが可能となる。こうして、メンテナンス動作が完了する。この後、制御装置100は、記録指令を受信すると、環状部材昇降機構13を制御して、環状部材12を元の位置(図9(a)に示す位置であって対向部材10と当接しない位置)に戻す。さらに制御装置100は、対向部材10を待機位置に移動させ、プラテン51を対向位置に移動させるように、対向部材昇降機構11及び移動機構53を制御する。そして、上述した記録動作が実行される。
以上に述べたように、本実施形態によるプリンタ1によると、搬送方向Dに沿って移動可能なプラテン51を有していても、プラテン51とガイド部材33及びガイド部材41との間に、用紙Pの先端が引っ掛かる山型の段差が形成されるのを抑制することができる。このため、用紙Pのジャムの発生を抑制することができる。
従動ローラとなる3つのローラ58bが上流支持部61に取り付けられた構成であるため、搬送モータ58Mからの駆動力を伝達する伝達機構の構成が簡単になる。
プラテン51が上流支持部61と下流支持部71とを有し、移動機構53によって互いに反対方向に移動する。これにより、プラテン51が両開きの構成となる。
本実施形態においては、リブ33bとリブ41bが、主走査方向に関して、同じ位置に配置されているが、ガイド部材33のリブ33bとガイド部材41のリブ41bとが、主走査方向に関して、異なる位置に配置されていてもよい。この変形例においては、図10に示すように、主走査方向に関して、ガイド部材33の4つのリブ33bとガイド部材41の4つのリブ41bとが異なる位置に配置され、上流支持部261の4つのリブ264がリブ41bと同じ位置に配置され、下流支持部271の4つのリブ274がリブ33bと同じ位置に配置される。この両開きタイプのプラテンの場合でも、上述の実施形態と同様に、用紙Pのジャムの発生を抑制することができる。しかしながら、リブ33bとリブ41bが、主走査方向に関して、異なる位置に配置されていると、ガイド部材33,41自体が主走査方向にずれるため、搬送装置が主走査方向に大きくなる。一方、上述の実施形態においては、リブ33bとリブ41bが、主走査方向に関して、同じ位置に配置されているため、主走査方向に関して、搬送装置3の小型化を図ることができる。
上述の実施形態による記録支持部50は、プラテン51が搬送方向Dに沿って互いに反対方向に移動可能な両開きタイプであるが、搬送方向Dに沿って一方にのみ移動可能なプラテン351を有する記録支持部350であってもよい。つまり、この変形例による記録支持部350のプラテン351は、吐出面2aと対向する対向位置から退避位置に移動する際は搬送方向上流側に移動し、退避位置から対向位置に移動する際は搬送方向下流側に移動する。プラテン351は、図11に示すように、矩形平面形状を有する板状の基部352と、副走査方向(搬送方向D)に延在する3つの板状の延在部353と、副走査方向に延在する長尺な6つのリブ354とを有し、これらが一体的に形成されている。なお、上述のプラテン51と同様な構成については、同符号で示し説明を省略する。
基部352は、主走査方向に延在する接続部352aを有する。接続部352aは、搬送方向Dに関して、基部352の中央より下流端側において、鉛直方向に立ち上がって形成されている。3つの延在部353は、接続部352aを介して基部352と一体的に繋がっている。3つの延在部353は、基部352の上方において当該基部352と離隔し、且つ、主走査方向に関して互いに離隔して等間隔に配置されている。また、3つの延在部353は、互いの上面353aが同一高さレベルになるように配置されている。また、基部352と3つの延在部353との間であって、搬送方向Dに関して接続部352aを挟む位置には、ガイド部材33,41の基部33a,41aとプラテン351との干渉をさけるための隙間が形成されている。
6つのリブ354は、上述のリブ64よりも副走査方向に関する長さが長いだけで、リブ64と同様の構成を有する。つまり、リブ354は、傾斜面64a1と同様の傾斜面を有する。これにより、リブ354の上流端の高さが、上面354aよりも低くなる。このため、リブ354の上流端の高さが、プラテン351が対向位置(図11に示す位置)にあるときに、リブ33bの上面33c以下となる。したがって、ガイド部材33とプラテン351との間に、山型の段差が形成されにくくなる。この結果、ガイド部材33によって支持されながら用紙Pが搬送されてきても、用紙Pのジャムの発生を抑制することができる。なお、上述の実施形態と同様な構成の部分については、同じ効果を得ることができる。
また、記録支持部350の移動機構は、上述の移動機構53の上流支持部61を移動させるための構成要素とほぼ同様の構成を有している。このため、移動機構の構成が上述の移動機構53よりも簡単になる。加えて、駆動モータ57を1つ減らすことができる。なお、プラテン351は、片開きタイプとなるため、プラテン351の移動距離が上流支持部61よりも長くなるため、ラックの長さがラック55aよりも長い。この移動機構によって、プラテン351が対向位置から搬送方向上流に移動し、退避位置に配置されると、3つのローラ58bは、ローラ58aとの離隔距離が上述の第2位置にあるときよりも大きい位置に配置される。両ローラ58a,58b間にジャムした用紙Pがある場合に、当該用紙Pをより除去しやすくなる。なお、この変形例においては、下流にあるガイド部材41はリブ41bが形成されていない平板から構成されていてもよい。この場合、平板の上面は、リブ354の上面354a以下の高さレベルに配置される。また、リブ354及び延在部353は、搬送方向Dに関して、平板と重ならないように構成される。
また、別の変形例として、図12に示すような記録支持部450であってもよい。この記録支持部450のプラテン451は、上述の記録支持部350のプラテン351とは反対方向に移動するものであって、対向位置から退避位置に移動する際は搬送方向下流側に移動し、退避位置から対向位置に移動する際は搬送方向上流側に移動する。プラテン451は、図12に示すように、矩形平面形状を有する板状の基部452と、副走査方向(搬送方向D)に延在する3つの板状の延在部453と、副走査方向に延在する長尺な6つのリブ454とを有し、これらが一体的に形成されている。なお、上述のプラテン51と同様な構成については、同符号で示し説明を省略する。また、本変形例においては、基部452に当接部66が形成されていない。
基部452は、主走査方向に延在する接続部452aを有する。接続部452aは、搬送方向Dに関して、基部452の中央より上流端側において、鉛直方向に立ち上がって形成されている。3つの延在部453は、接続部452aを介して基部452と一体的に繋がっている。3つの延在部453は、基部452の上方において当該基部452と離隔し、且つ、主走査方向に関して互いに離隔して等間隔に配置されている。また、3つの延在部453は、互いの上面453aが同一高さレベルになるように配置されている。また、基部452と3つの延在部453との間であって、搬送方向Dに関して接続部452aを挟む位置には、ガイド部材33,41の基部33a,41aとプラテン451との干渉をさけるための隙間が形成されている。
6つのリブ454も、上述のリブ354と同様の構成を有する。つまり、リブ454は、傾斜面64a1と同様の傾斜面を有する。これにより、リブ454の上流端の高さが、上面454aよりも低くなる。このため、リブ454の上流端の高さが、プラテン451が対向位置(図12に示す位置)にあるときに、リブ33bの上面33c以下となる。したがって、ガイド部材33とプラテン451との間に、山型の段差が形成されにくくなる。この結果、ガイド部材33によって支持されながら用紙Pが搬送されてきても、用紙Pのジャムの発生を抑制することができる。なお、上述の実施形態と同様な構成の部分については、同じ効果を得ることができる。
また、記録支持部450の移動機構は、上述の移動機構53の下流支持部71を移動させるための構成要素とほぼ同様の構成を有している。このため、移動機構の構成が上述の移動機構53よりも簡単になる。加えて、駆動モータ57を1つ減らすことができる。なお、プラテン451も、上述のプラテン351と同様に片開きタイプとなるため、プラテン451の移動距離が下流支持部71よりも長くなるため、ラックの長さがラック55bよりも長い。この移動機構によって、プラテン451が対向位置から搬送方向下流に移動し、退避位置に配置されると、3つのローラ58bは、ローラ58aとの離隔距離が上述の第2位置にあるときよりも大きい位置に配置される。両ローラ58a,58b間にジャムした用紙Pがある場合に、当該用紙Pをより除去しやすくなる。なお、この変形例においては、上流にあるガイド部材33はリブ33bが形成されていない平板から構成されていてもよい。この場合、平板の上面は、リブ454の上面454a以上の高さレベルに配置される。また、リブ454は延在部453から搬送方向上流側に突出せず、平板とリブ454とが搬送方向Dに関して重ならない。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、リブ64,354,454の上面64a,354a,454aの高さがリブ33bの上面33c以下であり、リブ64,354,454の上流端の高さが上面33c以下となる場合は、傾斜面64a1がなくてもよい。また、リブ41bの上面41cの高さがリブ74,354,454の上面74a,354a,454a以下であり、リブ41bの上流端の高さが上面74a,354a,454a以下となる場合は、傾斜面41c1がなくてもよい。また、リブ64,354,454の上流端の高さが上面33c以下となるように、リブ64,354,454に傾斜面64a1が形成されている場合は、当該リブ64,354,454の上面64a,354a,454aがリブ33bの上面33cよりも高くてもよい。また、リブ41bの上流端の高さが上面74a,354a,454a以下となるように、リブ41bに傾斜面41c1が形成されている場合は、当該リブ41bの上面41cがリブ74,354,454の上面74a,354a,454aよりも高くてもよい。
リブ64,354,454は、主走査方向に関して、リブ33b間の中央に配置されていてもよい。また、リブ64,354,454は、主走査方向に関して、リブ33bと離隔して配置されていてもよい。また、伝達機構を介して搬送モータ58Mの駆動力をローラ58bに直接伝達してもよい。つまり、ローラ58bを駆動ローラとしてもよい。また、プラテン51(上流支持部61),351,451には、ローラ58bが取り付けられていなくてもよい。また、環状部材12を設けず、対向部材10だけが設けられていてもよい。この場合、ヘッド2から排出されたインクを受容する受容部として対向部材10が設けられた構成となる。また、メンテナンス機構が設けられていなくてもよい。
本発明は、ライン式・シリアル式のいずれにも適用可能であり、また、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等にも適用可能であり、さらに、インク以外の液体を吐出させることで記録を行う記録装置にも適用可能である。本発明は、インクジェット式に限定されず、例えばレーザー式、サーマル式等の記録装置にも適用可能である。記録媒体は、用紙Pに限定されず、記録可能な様々な媒体であってよい。
1 プリンタ(記録装置)
2 ヘッド
10 対向部材(受容部:キャップの一部)
12 環状部材(キャップの一部)
33 ガイド部材(上流ガイド部材)
33b リブ(第2部材:上流第2部材)
33d 側面(第2側面)
41 ガイド部材(下流ガイド部材)
41b リブ(第2部材:下流第2部材)
41c1 傾斜面(第1傾斜面)
41d 側面(第2側面)
51,351,451 プラテン(支持部材)
53 移動機構
58 搬送ローラ対(搬送機構)
58a ローラ(第2ローラ)
58b ローラ(第1ローラ)
61 上流支持部
64 リブ(第1部材:上流第1部材)
64a 上面(支持面)
64a1 傾斜面(第2傾斜面)
64b 側面(第1側面)
65 リブ(第3部材)
71 下流支持部
74 リブ(第1部材:下流第1部材)
74a 上面(支持面)
74b 側面(第1側面)


Claims (13)

  1. 液体を吐出するための複数の吐出口が形成された吐出面を有するヘッドと、
    前記吐出面と対向する領域に記録媒体を搬送するための搬送機構と、
    前記吐出面と対向する記録媒体を支持するための支持部材と、
    前記支持部材が前記吐出面と対向する対向位置と前記吐出面と対向しない退避位置とを取り得るように、前記搬送機構によって搬送される記録媒体の搬送方向に沿って前記支持部材を移動させる移動機構と、
    前記搬送方向に関して前記ヘッドよりも上流に配置され、記録媒体を支持するための上流ガイド部材と、
    前記搬送方向に関して前記ヘッドよりも下流に配置され、記録媒体を支持するための下流ガイド部材とを備えており、
    前記支持部材は、前記吐出面と平行な面内にあって前記搬送方向と直交する方向に並んで配置され、各々が前記搬送方向に沿って延在するとともに記録媒体を支持するための支持面が形成された複数の第1部材を有し、
    前記上流ガイド部材及び前記下流ガイド部材は、それぞれ、第2部材として、前記直交する方向に並んで配置され、各々が前記搬送方向に沿って延在するとともに記録媒体を支持するための支持面が形成された複数の上流第2部材及び複数の下流第2部材を有し、
    前記複数の第1部材は、
    少なくともいずれかが前記直交する方向に関して隣接する2つの前記第2部材の間に配置され、かつ、各々が前記直交する方向に関して前記複数の第2部材の各々と異なる位置に配置されるとともに前記直交する方向に沿って前記複数の第2部材と重なる位置に配置され
    前記複数の上流第2部材は、前記複数の下流第2部材と前記直交する方向において同じ位置に配置され、
    前記支持部材は、上流支持部と、前記搬送方向に関して前記上流支持部よりも下流に配置された下流支持部とを有し、
    前記移動機構は、前記上流支持部が前記吐出面と対向する第1対向位置と前記吐出面と対向しない第1退避位置とを取り得るように前記上流支持部を移動させ、かつ、前記第1対向位置から前記第1退避位置に向けて前記上流支持部を前記搬送方向上流側に移動させるものであるとともに、前記下流支持部が前記吐出面と対向する第2対向位置と前記吐出面と対向しない第2退避位置とを取り得るように前記下流支持部を移動させ、かつ、前記第2対向位置から前記第2退避位置に向けて前記下流支持部を前記搬送方向下流側に移動させるものであり、
    前記上流支持部は、前記複数の第1部材の上流部分を構成する複数の上流第1部材を有し、
    前記下流支持部は、前記複数の第1部材の下流部分を構成する複数の下流第1部材を有し、
    前記上流第1部材と前記下流第1部材は、前記上流支持部が前記第1対向位置にありかつ前記下流支持部が前記第2対向位置にあるときに、前記搬送方向に関して近接し、前記上流支持部が前記第1退避位置にありかつ前記下流支持部が前記第2退避位置にあるときに、前記搬送方向に関して互いに離隔し、
    前記複数の下流第1部材は、前記搬送方向と直交する方向において、前記複数の上流第1部材と同じ位置に配置されており、
    前記上流支持部及び前記下流支持部の少なくともいずれか一方は、前記上流支持部が前記第1対向位置にありかつ前記下流支持部が前記第2対向位置にあるときに、前記搬送方向と直交する方向において、隣接する2つの前記下流第1部材の間かつ隣接する2つの前記上流第1部材の間に配置される複数の第3部材を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記複数の下流第2部材の各々は、前記各下流第2部材の上流端から前記搬送方向下流に向かうに連れて上方に傾斜する第1傾斜面を有していることを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  3. 記各第1部材の前記搬送方向の上流端の高さは、前記上流第2部材以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 記下流第2部材の各々の前記搬送方向の上流端の高さは、前記支持部材が前記対向位置にあるときに、前記第1部材以下であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の記録装置。
  5. 液体を吐出するための複数の吐出口が形成された吐出面を有するヘッドと、
    前記吐出面と対向する領域に記録媒体を搬送するための搬送機構と、
    前記吐出面と対向する記録媒体を支持するための支持部材と、
    前記支持部材が前記吐出面と対向する対向位置と前記吐出面と対向しない退避位置とを取り得るように、前記搬送機構によって搬送される記録媒体の搬送方向に沿って前記支持部材を移動させる移動機構と、
    前記搬送方向に関して前記ヘッドよりも上流に配置され、記録媒体を支持するための上流ガイド部材と、
    前記搬送方向に関して前記ヘッドよりも下流に配置され、記録媒体を支持するための下流ガイド部材とを備えており、
    前記支持部材は、前記吐出面と平行な面内にあって前記搬送方向と直交する方向に並んで配置され、各々が前記搬送方向に沿って延在するとともに記録媒体を支持するための支持面が形成された複数の第1部材を有し、
    前記上流ガイド部材及び前記下流ガイド部材の少なくともいずれか一方は、前記直交する方向に並んで配置され、各々が前記搬送方向に沿って延在するとともに記録媒体を支持するための支持面が形成された複数の第2部材を有し、
    前記複数の第1部材は、
    少なくともいずれかが前記直交する方向に関して隣接する2つの前記第2部材の間に配置され、かつ、各々が前記直交する方向に関して前記複数の第2部材の各々と異なる位置に配置されるとともに前記直交する方向に沿って前記複数の第2部材と重なる位置に配置され
    前記搬送機構は、前記支持部材に取り付けられた第1ローラと、前記第1ローラとによって記録媒体を挟持しながら回転することで記録媒体を前記搬送方向に搬送するための第2ローラとを有しており、
    前記第1ローラは、前記支持部材が前記対向位置にあるときに、前記第2ローラと対向し前記第2ローラとによって記録媒体を挟持可能な第1位置に配置され、前記支持部材が前記退避位置にあるときに、前記第2ローラとの離隔距離が前記第1位置にあるときよりも大きい第2位置に配置されることを特徴とする記録装置。
  6. 駆動モータをさらに備え、
    前記第2ローラは、前記駆動モータからの駆動力によって回転する駆動ローラであり、
    前記第1ローラは、前記第2ローラの回転に伴って回転する従動ローラであることを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  7. 前記第1ローラは、前記直交する方向に関して、隣接する2つの前記第2部材間に配置されることを特徴とする請求項5又は6に記載の記録装置。
  8. 前記各第1部材は、前記各第1部材の上流端から前記搬送方向下流に向かうに連れて上方に傾斜する第2傾斜面を有していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記直交する方向に関して、隣接する前記第1部材と前記第2部材との離隔距離が、隣接する2つの前記第2部材間の半分の距離よりも小さいことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 前記各第1部材は、前記搬送方向に沿う第1側面を有しており、
    前記各第2部材は、前記搬送方向に沿う第2側面を有しており、
    前記支持部材が前記対向位置と前記退避位置との間を移動する際に、前記第1側面の少なくとも一部分は、前記第2側面に当接していることを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  11. 前記対向位置にある前記支持部材を挟んで前記吐出面と対向する位置に配置され、前記支持部材が前記退避位置にあるときに前記吐出面をメンテナンスするメンテナンス機構をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の記録装置。
  12. 前記メンテナンス機構が、前記吐出面を封止するためのキャップを有していることを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
  13. 前記メンテナンス機構が、前記吐出口から排出された液体を受容するための受容部を有していることを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
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