JP5958083B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
本態様によれば、第1支持部材の被取付部材に対する取付位置を前記ガイド軸の長手方向に移動させることで、前記伸びに基づくガイド軸の変形を容易に修正することができる。
また、本態様の記録装置は、前記ガイド軸に拘束されて支持する第1軸受と前記ガイド軸に対して該ガイド軸の長手方向と交差する方向に移動可能に支持する第2軸受とを有する。このため、例え複数のガイド軸のうちのいずれかの直線性の調整が他のガイド軸の調整と整合していなかったとしても、そのことが原因で前記移動体を移動することができなくなるという問題の発生を低減することができる。
径の細いガイド軸を複数有する記録装置においては、夫々のガイド軸の直線性の調整が必要となる場合が多い。複数のガイド軸の直線性の調整を夫々行う際、夫々の調整を整合させることができないと、夫々の間隔が狭い部分と広い部分とができてしまう場合がある。ガイド軸の間隔が狭い部分と広い部分とができてしまった場合、何れの軸受もガイド軸に拘束されて支持する記録装置では、該軸受とガイド軸との接触面に働く摩擦力が大きくなり移動体を移動させることができなくなる虞がある。
下記の実施例では記録装置として記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置を用いて説明している。しかし、本発明の記録装置は、インクジェット記録装置に限定されるわけではない。例えば、本発明は転写式の記録装置なども含む。
また、下記の実施例では被記録媒体Pとして布帛であるTシャツを使用したが(図4参照)、本発明で使用可能な被記録媒体はTシャツに限定されず、また布帛に限定されるわけでもない。
図9は、従来の一般的な記録装置の概略斜視図である。
従来の一般的な記録装置1は、被記録媒体Pのセット部をセットして移動する移動体としてのステージ7を備えている。ステージ7は搬送部3に設けられたガイド軸4に沿ってガイド軸4上を移動方向Xに移動する。ガイド軸4はその両端部に設けられた支持部材25,25を介して搬送部3に固定されている。なお、記録装置1には、同じ構成の二本のガイド軸4が平行して設けられている。
次に、本発明の実施例に係る記録装置について説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る記録装置の概略斜視図である。
なお、図9で示した従来の記録装置と共通する部材には同じ符号で示しており、その詳細な説明は省略する。
図2において、実線で示されたステージ7は、被記録媒体Pのセット位置にステージ7がある状態を示している。一方、図2において、破線で示されたステージ7は、記録を開始する際のステージ7の位置を示している。
また、高さ調整機構12が第2支持部材9、第1支持部材10,10及び第3支持部材11,11の夫々に対応する位置に設けられる構成に限定されない。
このように、ガイド軸の基準位置を設定するための一対の第1支持部材10,10の間隔R2を広くするために、第1支持部材10,10のうち少なくともいずれか一方を移動範囲R1の外側に設けることが好ましい。しかし、本発明はこのような構成に限定されない。
本実施例の記録装置1において、記録開始位置Aは、図1における奥側である。記録を開始する際、ステージ7は図2の実線で示される被記録媒体Pのセット位置から図3に示される記録開始位置Aまで搬送部3によって移動する。記録装置1は、図3に示される記録開始位置Aまでステージ7を移動した後、方向X2に記録終了位置Bまでステージ7を移動しながら被記録媒体Pに記録を行う。
図4(A)は本実施例の被記録媒体PとしてのTシャツである。この被記録媒体Pを図4(B)のように、セットトレイ13の上面にセットする。本実施例の記録装置1は、図2に示される位置にあるセットトレイ13にこのように被記録媒体Pをセットした後、記録を開始する。
図5(A)は、ガイド軸4の直線性を調整可能な第2支持部材9とその周辺部を表している。なお、第3支持部材11,11は第2支持部材9と同じ構成である。第2支持部材9は、雄ねじ部材14と雌ねじ部材15とから構成される。雌ねじ部材15は、雄ねじ部材14の凸部と嵌り合い貫通するねじ穴を備える。雄ねじ部材14の凸部が雌ねじ部材15を貫通しガイド軸4に備えられたねじ穴に嵌められることで、ガイド軸4は第2支持部材9に固定される。また、雄ねじ部材14及び雌ねじ部材15でトレイ8及び高さ調整機構12を挟んでねじ止めすることで、ガイド軸4はトレイ8及び高さ調整機構12に固定される。
また、トレイ8及び高さ調整機構12には、第2支持部材9に対応して穴17が形成されている。穴17は、雄ねじ部材14の凸部の断面積と比較して大きな面積で形成されている。このため、第2支持部材9は、ねじを緩めることにより、ステージ7の移動方向Xと高さ方向Zとで作られる面と交差する方向Yに、移動可能である。
なお、本実施例では、ステージ7の移動方向Xと交差する第1方向として高さ方向Zとしたが、本発明はこの方向に限定されない。
本実施例の記録装置1は、同じ構成の二本のガイド軸4が平行に備えられている。ステージ7には、この二本のガイド軸4に対応して第1軸受としての軸受19及び第2軸受としての軸受20が備えられている。軸受19は、下部を一部欠いた円筒状の形状をしており、ガイド軸4に対して隙間がほとんどない。軸受20は、上部に一部水平面を有し下部を一部欠いた円筒状の形状をしており、ガイド軸4に対して水平方向に隙間24がある。このように、軸受20は、ガイド軸4に対して前記隙間24を介して遊動可能に接触している。別の表現をすると、本実施例の記録装置1は、ガイド軸4に拘束されて支持する軸受19とガイド軸4に対して該ガイド軸4の長手方向(X方向)と交差する方向としての水平方向(Y方向)に移動可能に支持する軸受20とを有する。
二本のガイド軸4,4の直線性の調整を夫々行う際、両者の調整を整合させることができないと、両者の間隔が狭い部分と広い部分とができてしまう場合がある。ガイド軸4,4の互いの間隔が狭い部分と広い部分とができてしまった場合、両方の軸受ともガイド軸4,4に対して隙間がほとんどない構造では、軸受とガイド軸との接触面に働く摩擦力が大きくなりステージ7を移動させることができなくなることがある。このようなことを低減させるためである。
図7は、本発明の他の実施例を示す移動可能な第1支持部材の一例を示す要部側断面図である。本実施例では、前記一対の第1支持部材10,10の少なくとも一方が、被取付部材であるトレイ8及び高さ調整部材12に対して前記ガイド軸4の長手方向(X方向)にだけ移動可能に設けられている。具体的には、常時は強固に締め付けられている雄ねじ部材14を緩めることにより、当該第1支持部材10は、隙間22の範囲で、ガイド軸4の長手方向(X方向)にだけ移動可能に構成されている。Y方向に対しては前記隙間22に相当するものはなく、当該第1支持部材10は、その移動が規制されている。
ガイド軸4は、移動体であるステージ7が移動するときの摩擦熱等の発生熱に基づいて熱膨張し、該ガイド軸4の長手方向(X方向)に伸びることがある。ガイド軸4は一対の第1支持部材10,10によって固定されている構造では、前記熱膨張に基づく伸びの逃げ場がないので、該伸びが原因となって当該ガイド軸4が変形する虞がある。この虞は、ガイド軸4の径を細くするほど、熱の影響を受けやすいことから顕著になる。
本実施例によれば、第1支持部材10の被取付部材(8、12)に対する取付位置を、上記の如く雄ねじ部材14を緩めて移動可能にし、前記隙間22の範囲で前記ガイド軸4の長手方向に移動させることで、前記伸びに基づくガイド軸4の変形を容易に修正することができる。修正後に雄ねじ部材14はその位置に締め付けて固定される。
6 記録ヘッド、7 ステージ、8 トレイ、9 第2支持部材、
10,10 第1支持部材、11,11 第3支持部材、12 高さ調整機構、
13 セットトレイ、14 雄ねじ部材、15 雌ねじ部材、16 雌ねじ部材、
17 穴、18 穴、19 軸受(第1軸受)、20 軸受(第2軸受)、
21 ベース部、22 隙間、23 コイルスプリング(付勢部材)、24 隙間、
25 支持部材、A 記録開始位置、B 記録終了位置、F 付勢力、
P 被記録媒体、R1 移動範囲、R2 第1支持部材10,10の間隔、
X 移動方向
Claims (8)
- 被記録媒体に記録する記録部と、
前記被記録媒体をセットするセット部と、
前記セット部を有しガイド軸上を移動する移動体と、
前記ガイド軸を支持し、且つ該ガイド軸の基準位置を設定する一対の第1支持部材と、
前記一対の第1支持部材の間であって、記録開始位置から記録終了位置までの前記移動体の移動範囲内に位置し、該ガイド軸の直線性を調整可能な第2支持部材と、を備え、
前記第2支持部材は、被取付部材に設けられ、且つ前記移動体の移動方向と交差する第1方向と、前記移動方向と前記第1方向とで作られる面と交差する方向の少なくとも一方に移動可能に設けられていることを特徴とする記録装置。 - 被記録媒体に記録する記録部と、
前記被記録媒体をセットするセット部と、
前記セット部を有しガイド軸上を移動する移動体と、
前記ガイド軸を支持し、且つ該ガイド軸の基準位置を設定する一対の第1支持部材と、
前記一対の第1支持部材の間であって、記録開始位置から記録終了位置までの前記移動体の移動範囲内に位置し、該ガイド軸の直線性を調整可能な第2支持部材と、を備え、
前記一対の第1支持部材の少なくとも一方は、被取付部材に対して前記ガイド軸の長手方向に移動可能に設けられていることを特徴とする記録装置。 - 請求項2に記載の記録装置において、
前記第2支持部材は、被取付部材に設けられ、且つ前記移動体の移動方向と交差する第1方向と、前記移動方向と前記第1方向とで作られる面と交差する方向の少なくとも一方に移動可能に設けられていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、
前記一対の第1支持部材の少なくとも一方は、被取付部材に対して前記ガイド軸の長手方向に移動可能に設けられていることを特徴とする記録装置。 - 請求項2から4のいずれか一項に記載の記録装置において、
前記ガイド軸の長手方向に移動可能な第1支持部材は、対を成す他方の第1支持部材に向けて付勢部材による付勢力を受けた状態で設けられていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記ガイド軸を複数有し、
前記移動体は、複数の前記ガイド軸に対応して軸受を有し、
前記軸受は、前記ガイド軸に拘束されて支持する第1軸受と、前記ガイド軸に対して該ガイド軸の長手方向と交差する方向に移動可能に支持する第2軸受と、を有することを特徴とする記録装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記第2支持部材は、前記一対の第1支持部材の中央に設けられていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置において、前記一対の第1支持部材の
うち少なくとも一方は、前記記録開始位置から前記記録終了位置までの前記移動体の移動範囲外に設けられていることを特徴とする記録装置。
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JP2012120523A JP5958083B2 (ja) | 2012-05-28 | 2012-05-28 | 記録装置 |
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JP2012120523A JP5958083B2 (ja) | 2012-05-28 | 2012-05-28 | 記録装置 |
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