JP5957977B2 - 印刷物、および検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、赤外線蛍光層を用いた印刷物、および印刷物の検査方法に関する。
肉眼では見えないバーコード等の画像情報を種々の媒体に付与し、これを読み取る技術として、紫外線で励起されて可視光を発光するインキでバーコード等を印刷し、可視光受光センサを用いてこれを読み取る方法が一般的に用いられている。ただし、この方法では、主に染料系の材料が用いられるために、耐候性が低く長時間効果が持続しないという問題がある。
そこで、赤外線で励起され赤外線を発光する蛍光材料を用いてバーコード等を付与する場合がある。例えば、特許文献1、2には、このような蛍光材料でバーコードを印刷し、読取装置で読み取る方法が開示されている。また、特許文献3には、このような蛍光材料と赤外線を吸収する赤外線吸収インキを重ならないように並設してバーコードを形成し、これを隠蔽層で覆ったものを読取装置で読み取る方法が開示されている。
一方、赤外線を吸収するインキで画像情報を印刷し、この画像情報に重ねて赤外線で励起され赤外線を発光する層を設け、赤外線を透過し可視光を不透過とする隠蔽材で覆う場合もある。この画像情報は肉眼では見えないが、赤外線により読取を行うことが可能である(例えば、特許文献4、5)。
特開2002−212552号公報 特開2002−241750号公報 特開平3−258595号公報 登録実用新案第3013328号公報 特開2001−96889号公報
しかしながら、特許文献1〜3の方法は、どれも、赤外線で励起され赤外線を発光する蛍光材料によってバーコード等を形成するものである。バーコード等の情報は、一般的に印刷対象毎にデータを変える可変印刷を行う必要があるが、このような蛍光材料を、可変印刷可能な印刷装置で使用するために適したインキやリボンとすることは困難であり、手間がかかる。
また、このような蛍光材料によりバーコード等の画像情報を印刷した媒体は、封筒などで隠蔽された状態であっても読み取ることが可能である。ただし、この場合、読取装置により受光する赤外線の量が少なく、バーコード等を撮像した画像は全体的に暗いものとなりがちである。また、画像情報を形成する基材は通常散乱を伴って赤外線を反射等させるため、画像情報と画像情報を形成する基材との赤外線量のコントラストが弱まり、赤外線を発光する画像情報の輪郭が曖昧となるので、該画像に対して画像処理を行って認証等する際の精度が低下するという問題もある。
一方、特許文献4、5の方法は、上記の点を改善し、媒体の製造性を高め、読取性を向上させることができる。しかしながら、印刷物の種類によっては、前記の画像情報を用いた種々の検査を行う必要が考えられる。この際、画像情報を用いた検査の利便性をより高める工夫があることが望ましい。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、画像情報を用いて種々の検査を行うことができ、検査の利便性も高めることができる印刷物等を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は、基材上に、赤外線を吸収する材料で形成した第1の画像情報と、前記第1の画像情報の上または下に形成される、赤外線による励起光で励起され励起光とはピーク波長が異なる赤外線を発光する蛍光体を含む赤外線蛍光層と、が設けられ、前記第1の画像情報が、赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する層で覆われ、前記赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する層、または当該層で覆われていない箇所に、前記第1の画像情報と対応する第2の画像情報が記録されたことを特徴とする印刷物である。
第1の発明の印刷物に赤外線による励起光を照射すると、赤外線蛍光層の蛍光体は励起光により励起され赤外線を発光する一方、内側の第1の画像情報の部分は赤外線を吸収する。従って、赤外線量の差から、第1の画像情報を容易に読取ることができる。一方、外側の層に記録された第2の画像情報を読取り、前記の第1の画像情報と、第2の画像情報の照合を行うことにより、印刷物について種々の検査を行うことが可能になる。
これらの情報はいずれも印刷物自身が有するものであるので、サーバ等に照合対象の情報を記録しておくなどの必要がなく、検査のための装置構成を簡素にできる。
また、前記赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する層が、分離可能であることが望ましい。
これにより、必要に応じて、不可視な第1の画像情報を視認可能とすることができ、読取エラー時など、その確認等を容易に行える。
また、前記赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する層が、封筒であることが望ましい。
これにより、封入物とその送り先が対応しているか等の、封緘物についての照合検査を行えるようになる。
また、第1の発明の印刷物は、くじに用いられることが望ましい。
第1の発明の印刷物を用いることにより、第1の画像情報と第2の画像情報が対応するかを照合しくじの真正性の検査を容易に行うことができる。第1の画像情報は不可視であるので偽造を防ぐことができ、真正性が強く求められるくじに本発明の印刷物を用いることは、特に有効である。
ここで、前記第1の画像情報の上に前記赤外線蛍光層を形成してもよいし、前記赤外線蛍光層の上に前記第1の画像情報を形成してもよい。
第1の画像情報の上に赤外線蛍光層を形成した場合には、予め印刷した第1の画像情報のみを覆うように赤外線蛍光層を形成することが容易で、蛍光材料の消費量を簡単に抑えることができる利点がある。また、第1の画像情報の印刷完了後の媒体上の必要な部分のみに、後から赤外線蛍光層を付与することができる利点もある。
赤外線蛍光層の上に第1の画像情報を形成した場合には、印刷物を読み取った画像データ上で、第1の画像情報のエッジ部分でより高いコントラストが得られる利点がある。
第2の発明は、基材上に、赤外線を吸収する材料で形成した第1の画像情報と、前記第1の画像情報の上または下に形成される、赤外線による励起光で励起され励起光とはピーク波長が異なる赤外線を発光する蛍光体を含む赤外線蛍光層と、が設けられ、前記第1の画像情報が、赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する層で覆われ、前記赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する層、または当該層で覆われていない箇所に、前記第1の画像情報と対応する第2の画像情報が記録された印刷物に対して、励起光を赤外線照射装置で照射するステップと、前記赤外線蛍光層から発光された赤外線を、前記励起光のピーク波長をカットするフィルタを介して赤外線撮像装置により受光することで、前記第1の画像情報の読取を行うステップと、前記第2の画像情報の読取を行うステップと、前記第1の画像情報と前記第2の画像情報の照合を行うステップと、を有することを特徴とする検査方法である。
第2の発明の検査方法により、第1の発明の印刷物について、種々の検査を好適に行うことができる。さらに、第1の画像情報の読取は赤外線を受光することにより行うので、非接触で行うことができ印刷物の汚れや傷、読取装置の摩耗等の心配もなく、印刷物全体を撮像することが容易であるので、印刷物の位置ズレ等による読取エラー等も起こらない。
本発明により、画像情報を用いて種々の検査を行うことができ、検査の利便性も高めることができる印刷物等を提供することができる。
封緘物1aについて示す図 封緘物1aの読み取りについて示す図 画像データ90について示す図 封緘物1bについて説明する図 くじ1cについて示す図 くじ1d、1e、1fについて示す図 光ディスク1gについて示す図 切符1hについて示す図 実施例1〜3について説明する図 実施例1〜3の読取結果について示す図
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(封緘物1aの構成)
図1は、本発明の第1の実施形態の印刷物である封緘物1aについて示す図である。図1(a)は封緘物1aの断面構成を示す図である。図1(b)は検査用媒体11の上面を示す図である。また、図1(c)は、封緘物1aの上面を示す図である。
図1(a)に示すように、封緘物1aは、各種の封入物21と検査用媒体11とを封筒40に封入して覆い、これらを封緘したものである。
図1(a)、(b)に示すように、検査用媒体11では、基材10の上に赤外線蛍光層20が設けられるとともに、この赤外線蛍光層20の上に画像情報30(第1の画像情報)が重ねて設けられる。
基材10は、例えば、印刷用の各種の用紙であるが、その他プラスチックなど、特にその材質等は問わない。
赤外線蛍光層20は、赤外線を励起光として照射することにより励起され、赤外線を発光する蛍光体を含む蛍光材料を、ベタ印刷することにより形成される。
ベタ印刷は、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷、パッド印刷等で行ってもよいし、転写シート、ラベル等を用いて赤外線蛍光層20を基材10上に形成するようにしてもよい。また、上記の蛍光材料をスプレーで塗布することにより赤外線蛍光層20を形成してもよい。
画像情報30は、カーボン等の赤外線を吸収する材料を含むインキによる印刷で形成する。例えば、一般に用いられているカーボンを含んだ黒色のインキによる印刷を行えばよい。その他、カーボン等を含み赤外線を吸収する材料であれば、これを使用して画像情報30を形成することができる。
また、本実施形態では、例えば、封入物21を個人ごとの各種の請求書や申込用紙とし、画像情報30をこれに対応させ、封入物21の送り先の名称をバーコードで記録したものとする。
封筒40は紙材で形成され、赤外線を透過し可視光を吸収または反射する層となる。ただし、この限りにおいて、材料は紙に限ることはない。また、この封筒40は取り外して内部の検査用媒体11から分離させることが可能である。
さらに、本実施形態では、封筒40に、画像情報45(第2の画像情報)として、封緘物1aの送り先の名称が可視光下で読取可能なOCR用文字で記録されている。
以上のように形成された画像情報30と画像情報45を読み取ることにより、封入物21と、その送り先が一致するかが検査できる。
ただし、画像情報30と画像情報45は、対応する情報でありマッチングによる照合に用いられるものであれば、これに限らない。例えば、ダイレクトメール等で広告等を封入する場合であれば、画像情報30を広告の対象となる性別や年齢等の属性情報とし、画像情報45を封緘物1aの送り先の性別や年齢等の属性情報としてもよい。
また、本実施形態では、画像情報30をバーコード、画像情報45をOCR用文字で記録しているが、画像情報としてはこれに限ることはなく、その他、二次元コード、OCR用数字、数字、文字、絵柄、記号等の情報であってもよい。
(封緘物1aの検査)
次に、封緘物1aの検査について図2、図3を参照して説明する。
図2(a)に示すように、封緘物1aの検査は、読取装置50、読取装置60、およびこれらに接続された情報処理装置70を用いて行われる。
図に示すように、読取装置50は、赤外線照射装置51、赤外線カメラ55、フィルタ53等を有する。
赤外線照射装置51は、例えば発光ダイオード等であり、励起光として赤外線を封緘物1aの検査用媒体11に照射するものである。
赤外線カメラ55は、励起光により励起された赤外線蛍光層20の蛍光体から発光される赤外線を受光素子で受光し、各受光素子での受光量を画像上の輝度値(画素値)に変換する赤外線撮像装置である。なお、赤外線カメラ55としては、赤外線領域に感度を有するものであれば特に限定されることはない。
フィルタ53は、赤外線カメラ55の受光面に設けられ、赤外線照射装置51からの赤外線(励起光)をカットし、赤外線蛍光層20から発光された赤外線のみ受光するためのものである。
上記の励起光としては、例えば、ピーク波長が750〜900nmの赤外線を用い、赤外線蛍光層20としては、該励起光により励起するとともに、励起により発光する赤外線のピーク波長が901〜1100nmの蛍光材料を用いる。このような材料としては、例えば、SG−YS(根本特殊化学社製)などがある。
フィルタ53としては、例えば、波長901nm以上の赤外線のみを透過するフィルタを用いることにより、赤外線照射装置51からの励起光をカットし、赤外線蛍光層20から発光した赤外線のみ赤外線カメラ55で受光し撮像を行うことができる。
なお、赤外線蛍光層20としては、上記に限らず、励起光のピーク波長と、励起により発光する赤外線のピーク波長が異なる既知のものを適宜使用すればよい。フィルタ53も上記に限らず、この励起光のピーク波長をカットし、励起により発光する赤外線のピーク波長を透過する既知のものを適宜使用すればよい。
読取装置60は、カメラ61等を有する。
カメラ61は、可視光領域に感度を有し、可視光下で封緘物1aの画像情報45を撮影するものである。
情報処理装置70は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等よりなる制御部や、記憶部、周辺機器の入出力部等を有し、記憶部に記憶した画像処理ソフトウエアおよび文字・バーコード検査ソフトウエア等を実行することにより、赤外線カメラ55やカメラ61から取得した画像データについて、画像処理および検査処理を行うものである。
なお、図2(a)の例は、読取装置50、60、情報処理装置70が分離した分離型の例であるが、この読取装置としては、図2(b)の読取装置80に示すように、これらを筐体中に組み込んだ一体型のものであってもよい。読取装置80のその他の構成は図2(a)と同様であるので、説明は省略する。
封緘物1aの検査を行う場合には、まず、読取装置50において、赤外線照射装置51から励起光を封緘物1aの検査用媒体11に照射する。基材10上の赤外線蛍光層20は、該励起光を照射されることにより蛍光体が励起され、励起光とは異なるピーク波長の赤外線を発光する。この赤外線を赤外線カメラ55によりフィルタ53を介して受光し、撮像を行う。このようにして撮像を行った画像データに対し、情報処理装置70にて画像処理を行い、画像情報30を取得する。
封緘物1aでは、画像情報30は封筒40で覆われているので肉眼では不可視であるが、赤外線照射装置51からの励起光が封筒40を透過して赤外線蛍光層20を発光させ、発光した赤外線は封筒40を透過して赤外線カメラ55で受光されるので、画像情報30を読み取ることが可能である。
図3は、赤外線カメラ55で撮像された画像データ90の一例である。励起光を照射されることにより、赤外線蛍光層20(上部に画像情報30が形成された部分を除く)は赤外線を発光するので、画像データ90上で高輝度の部分として現れる。一方、画像情報30の部分は励起光を吸収するので、画像データ90上で、周囲の赤外線蛍光層20よりも低輝度の部分として強いコントラストで現れる。
このような両部分の輝度差、及び、画像情報30の輪郭の明確さにより、封緘物1aを撮像した画像データ90から、画像情報30を読取ることが容易になる。また、赤外線蛍光層20がバックライトとして機能し、画像データの全体が明るくなることも封筒40で覆われた画像情報30の読取に都合がよい。
なお、赤外線蛍光層20から外れる部分では、基材10が低輝度の部分として画像データ90上に現れる。基材10を反射した励起光はフィルタ53でカットされるためである。
次に、読取装置60において、封緘物1aの画像情報45をカメラ61により撮像する。このようにして撮像を行った画像データに対し、情報処理装置70にて画像処理を行い、画像情報45を取得する。
その後、前記の画像情報30と画像情報45の照合を行う。ここでは、画像情報30に記録された名称と、画像情報45に記録された名称が対応するかを照合する。これらが対応しない場合、封緘物1aに間違った封入物21が封緘されていることになるので、この封緘物1aを不良とする。
このように、本実施形態によれば、封緘物1aに赤外線による励起光を照射すると、検査用媒体11において、画像情報30の部分は励起光を吸収する一方、赤外線蛍光層20の蛍光体は励起光により励起され赤外線を発光する。従って、この赤外線量の差から、画像情報30を容易に読取ることができる。一方、封緘物1aの上面の画像情報45を読取り、前記の画像情報30と、画像情報45の照合を行うことにより、封緘物1aの封入物21と送り先が一致するかの検査を行うことができる。
これらの情報はいずれも封緘物1a自身が有するものであるので、サーバ等に照合対象の情報を記録しておくなどの必要がなく、検査のための装置構成を簡素にできる。
また、封筒40は分離可能であるので、必要に応じてこれを取り外して画像情報30を視認することができ、読取エラーが生じた場合など、その確認等も容易に行える。
加えて、画像情報30の読取時に赤外線カメラ等で赤外線の受光を行う際、励起に用いた赤外線をカットして赤外線蛍光層20が発光した赤外線のみを受光することができ、読取の精度も向上する。さらに、画像情報30の読取は非接触で行えるので、封緘物1aに汚れや傷が生じたり、封緘物1aが検査中に蛇行したり、読取装置が摩耗する等の問題もない。さらに、封緘物1aの全体を撮像することが容易で、封緘物1aや検査用媒体11の位置ずれ等による読取りエラーを防ぐことができる利点もある。
ただし、本発明の印刷物は第1の実施形態で示したものに限ることはない。以下、本発明の印刷物の別の例について、第2〜第5の実施形態として説明する。以下の説明は、主に第1の実施形態と異なる点について行い、第1の実施形態と同様の構成については、図等に同じ符号を付すなどして説明を省略する。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態の印刷物である封緘物1bについて示す図である。図4(a)は、封緘物1bの断面構成を示す図である。図4(b)は、第1の実施形態と同様にして検査用媒体11aの画像情報30を赤外線で読み取った画像データ90aの例を示したものである。
図4(a)に示すように、封緘物1bは、検査用媒体11aが、基材10上に画像情報30を形成し、その上に赤外線蛍光層20を形成したものである点で第1の実施形態の封緘物1aと異なる。その他の点は第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
図4(b)に示すように、この検査用媒体11aを赤外線で読み取った場合でも、第1の実施形態と同様、赤外線蛍光層20(下部に画像情報30が形成された部分を除く)は高輝度の部分として現れるのに対し、画像情報30の部分は、画像データ90a上で、周囲の赤外線蛍光層20よりも低輝度の部分として現れる。従って、封緘物1bを赤外線で撮像した画像データ90aから、画像情報30を読み取ることが可能になる。
画像情報30上に赤外線蛍光層20が形成されているにも関わらず、画像情報30の部分が画像データ90a上で低輝度の部分として現れるのは、赤外線蛍光層20を形成する蛍光材料に分散して含まれる蛍光体の量が、材料全体の半分弱程度であり、赤外線蛍光層20の蛍光体以外の部分で下方の画像情報30が画像上に現れ、この際、蛍光体から発光した赤外線が基材10上で反射され赤外線カメラ55に入射する画像情報30以外の部分に対し、該赤外線が吸収される画像情報30の部分が低輝度となるためである。さらに、画像情報30上の赤外線蛍光層20の膜厚は、画像情報30が無い部分に比較すると薄いことも、画像情報30の部分が低輝度の部分として現れるのに寄与する。
一方、画像情報45は第1の実施形態と同様に読取ることができるので、これらの画像情報30と画像情報45の照合を行うことで、第1の実施形態と同様、封緘物1bの検査を容易に行うことができ、第2の実施形態でも第1の実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、第2の実施形態では、予め印刷した画像情報30のみを覆うように赤外線蛍光層20を形成することが容易で、蛍光材料の消費量を簡単に抑えることができる利点がある。また、画像情報30の印刷完了後の媒体上の必要な部分のみに、後から赤外線蛍光層20を付与することができる利点もある。
一方、第1の実施形態では、赤外線蛍光層20の上に画像情報30を形成するので、封緘物1aを読み取った画像データ90上で、画像情報30の輪郭部分でより高いコントラストが得られる利点がある。
[第3の実施形態]
図5は、本発明の第3の実施形態の印刷物であるくじ1cを示す図である。図5(a)は、くじ1cの断面構成を示す図である。図5(b)は、くじ1cの上面を示したものである。
このくじ1cは、基材10上に赤外線蛍光層20を形成するとともにその上に画像情報30を重ねて形成し、さらに、赤外線蛍光層20と画像情報30を覆うように赤外線透過・可視光反射/吸収層41を形成し、この赤外線透過・可視光反射/吸収層41に画像情報45を記録したものである。
ここでは、画像情報45をくじ番号を示すOCR用数字とし、画像情報30をこれに対応する番号を示すバーコードとするが、これに限られることはない。
赤外線透過・可視光反射/吸収層41は、赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する層である。この赤外線透過・可視光反射/吸収層41は、赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する材料を含んでいればよく、種々の材料を使用することができる。例えば、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の顔料を分散させた橙色の層や、C(シアン)、Yの顔料を分散させた緑色の層とすることができる。この赤外線透過・可視光反射/吸収層41は、印刷により形成することができる。
この場合でも、画像情報30は赤外線透過・可視光反射/吸収層41により不可視とされるが、第1の実施形態と同様に読取装置50で赤外線により読み取ることができる。
一方、画像情報45は第1の実施形態と同様に読取ることができ、画像情報45と画像情報30の照合を行うことで、くじ1cの真正性の検査を容易に行うことができる。画像情報30は肉眼では不可視であるので、その偽造を防ぎ、セキュリティ性を高めることができる。くじについては真正性が強く求められるので、このようにしてセキュリティ性を高めることが特に有効である。
なお、くじはこれに限らず、図6(a)のくじ1dに示すように、赤外線透過・可視光反射/吸収層41を紙材等で形成し、下面の剥離糊25により基材10等と分離可能に接着するようにしてもよい。この場合、必要に応じて赤外線透過・可視光反射/吸収層41を取り外して画像情報30を可視とし確認可能にできる。
また、図6(b)のくじ1eに示すように、画像情報45は、基材10上で、赤外線透過・可視光反射/吸収層41で覆われていない箇所に形成するようにしてもよい。これによっても前記と同様に、画像情報45と画像情報30の照合を行うことで、くじ1eの真正性の検査を容易に行うことができる。画像情報30は肉眼では不可視であるので、その偽造を防ぎ、セキュリティ性を高めることができるという効果が得られる。
さらに、図6(c)のくじ1fに示すように、くじ番号(不図示)等は別に印刷しておき、画像情報30のみで真正性の検査をすることも可能である。例えば画像情報30にくじ1fが真正であることを示す情報を記録しておけばよい。
なお、前記と同様に、赤外線透過・可視光反射/吸収層41を分離可能にしておき、この画像情報30を当たりや外れの情報を示すものとしておけば、当初は当たり外れが不可視であるが、赤外線透過・可視光反射/吸収層41を分離することによりこれを視認可能なくじとすることもできる。
[第4の実施形態]
図7は、第4の実施形態の印刷物である光ディスク1gを示す図である。図7(a)は、光ディスク1gの断面構成を示す図である。図7(b)は、光ディスク1gを上面から見た図である。
この光ディスク1gは、CDやDVD等の記録面と逆側のレーベル面で、プラスチック製の基材10上に、第3の実施形態と同様にして、赤外線蛍光層20、画像情報30、赤外線透過・可視光反射/吸収層41、画像情報45を形成したものである。
ここでは、画像情報45をシリアル番号を示すOCR用数字とし、画像情報30をこれに対応する番号を示すバーコードとするが、これに限られることはない。
この場合でも、前記と同様にして画像情報45と画像情報30の照合を行うことで、光ディスク1gの真正性の検査を容易に行うことができる。画像情報30は不可視であるので偽造が防止されセキュリティ性が高まり、海賊版などを防ぐことができる。
[第5の実施形態]
図8は、第5の実施形態の印刷物である切符1hを示す図である。図8(a)は、切符1hの断面構成を示す図である。図8(b)は、切符1hを上面から見た図である。
この切符1hは、基材10上に、前記の第3の実施形態と同様にして、赤外線蛍光層20、画像情報30、赤外線透過・可視光反射/吸収層41、画像情報45を形成したものである。
第5の実施形態では、画像情報45を発券駅を示すOCR用文字とし、画像情報30をこれに対応する情報を示すバーコードとするが、これに限られることはない。
この場合でも、前記と同様に画像情報30と画像情報45による切符1hの検査を容易に行うことができる。画像情報30は不可視であるので、その偽造等を防ぐことができ、セキュリティ性も高い。また、第5の実施形態の切符1hの構成は、各種のチケットなどにも適用できる。
なお、第4、5の実施形態においても、前記と同様、画像情報30の上に赤外線蛍光層20を形成したり、赤外線透過・可視光反射/吸収層41を分離可能にしたり、画像情報45を基材10上の赤外線透過・可視光反射/吸収層41で覆われていない箇所に設けたり、あるいは画像情報30のみで検査を行うことも可能である。
次に、本発明の第1、第2の実施形態について検討を行った結果を実施例として説明する。なお、本発明はこれに限定されるものではない。
[実施例1]
<赤外線蛍光材料>
赤外線蛍光層20を形成するための蛍光材料として、赤外線励起・赤外線発光顔料をスクリーンインキ化して用いた。
スクリーンインキの組成を以下に示す。
SG−YS(根本特殊化学社製):2%
アクリル系樹脂:28%
有機溶剤(ミネラルスピリット系):69%
補助材:1%
<赤外線蛍光層20の形成>
基材10としてA4判のOCR(Optical Character Reader)用紙を用い、スクリーン印刷機により上記のスクリーンインキを塗布した。塗布面積は3cm×5cmとし、スクリーンメッシュは、250メッシュを使用した。赤外線蛍光層20の塗布後、45℃の乾燥機で20分間乾燥した。
<画像情報30の形成>
電子写真方式のプリンタ、リコー社製IPSiO NX760で、カーボンブラックを含む黒色トナーを用いて、JANコードをバーコードとして印刷した。バーコードは、一部が赤外線蛍光層20の塗布面積内に入り、一部が赤外線蛍光層20の塗布面積から外れるように印刷を行った。
<封筒40>
実施例1では、中身が透けて見えない紙製の封筒40(重量100g/m、厚さ約150μm)を用いて画像情報30を覆った。また、この封筒の表面には、カーボンブラックを含まないインキにて模様が印刷されていた。基材10は、画像情報30の印刷面が封筒の直ぐ下となるように封入した。以上の構成を図9(a)に示す。なお、図9、および後述する図10では、画像情報30が赤外線蛍光層20の塗布面積内に入る部分を30aで、画像情報30が赤外線蛍光層20の塗布面積から外れる部分を30bで示している。
<読取装置>
赤外線照射装置51として波長825nmの赤外線を照射するものを用い、赤外線カメラ55として、波長980nmの赤外線を受光する赤外線受光センサを用い、封筒40の表面上をスキャンした。センサにて受光した信号は、画像データとしてモニタ上に映した。なお、フィルタ53としては、波長825nmの赤外線をカットし、波長980nmの赤外線を透過するものを用いた。
[実施例2]
封筒40を使用する代わりに、一般的なクリーン紙42で画像情報30を覆い、前記と同様にして読取装置による読み取りを行った。この構成を図9(b)に示す。
[実施例3]
実施例1では、赤外線蛍光層20を下に形成し、画像情報30を上に形成したが、実施例3では、画像情報30を基材10に先に形成し、その後、赤外線蛍光層20を上に形成した。また、実施例2と同様クリーン紙42で画像情報30を覆い、前記と同様にして読取装置による読み取りを行った。その他は、実施例1と同様である。この構成を図9(c)に示す。
図10(a)〜(c)は、以上の構成により、各実施例について画像情報30の読み取りを行った結果を示す図であり、赤外線カメラ55で撮像を行った画像データをモニタに表示したものである。図10(a)は実施例1、図10(b)は実施例2、図10(c)は実施例3について示す画像データである。
各図に示すように、いずれの実施例においても、表面からは視認できないバーコード(画像情報30)が、モニタ上に表示された。表示された画像は、バーコードが赤外線蛍光層20の塗布面積内に入る部分30aでは、赤外線蛍光層20が形成されている部分は白く、バーコード部分は黒く表示された。画像処理型のバーコードリーダーにて、表示された画像を読取ることにより、バーコードを読取ることができた。これにより、前記の画像情報45を読み取った結果と併せて検査を実行可能であることがわかった。なお、バーコードが赤外線蛍光層20の塗布面積から外れる部分30bでは基材10も黒く表示されていた。
以上、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1a、1b:封緘物
1c〜1f:くじ
1g:光ディスク
1h:切符
10:基材
20:赤外線蛍光層
30、45:画像情報
40:封筒
41:赤外線透過・可視光反射/吸収層
50、60、80:読取装置
70:情報処理装置

Claims (7)

  1. 基材上に、
    赤外線を吸収する材料で形成した第1の画像情報と、
    前記第1の画像情報の上または下に形成される、赤外線による励起光で励起され励起光とはピーク波長が異なる赤外線を発光する蛍光体を含む赤外線蛍光層と、
    が設けられ、
    前記第1の画像情報が、赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する層で覆われ、
    前記赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する層、または当該層で覆われていない箇所に、前記第1の画像情報と対応する第2の画像情報が記録されたことを特徴とする印刷物。
  2. 前記赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する層が、分離可能であることを特徴とする請求項1に記載の印刷物。
  3. 前記赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する層が、封筒であることを特徴とする請求項2に記載の印刷物。
  4. くじに用いられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷物。
  5. 前記第1の画像情報の上に前記赤外線蛍光層が形成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の印刷物。
  6. 前記赤外線蛍光層の上に前記第1の画像情報が形成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の印刷物。
  7. 基材上に、赤外線を吸収する材料で形成した第1の画像情報と、前記第1の画像情報の上または下に形成される、赤外線による励起光で励起され励起光とはピーク波長が異なる赤外線を発光する蛍光体を含む赤外線蛍光層と、が設けられ、前記第1の画像情報が、赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する層で覆われ、前記赤外線を透過し可視光を反射もしくは吸収する層、または当該層で覆われていない箇所に、前記第1の画像情報と対応する第2の画像情報が記録された印刷物に対して、励起光を赤外線照射装置で照射するステップと、
    前記赤外線蛍光層から発光された赤外線を、前記励起光のピーク波長をカットするフィルタを介して赤外線撮像装置により受光することで、前記第1の画像情報の読取を行うステップと、
    前記第2の画像情報の読取を行うステップと、
    前記第1の画像情報と前記第2の画像情報の照合を行うステップと、
    を有することを特徴とする検査方法。
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