JP6194565B2 - 情報記録媒体およびその読取方法 - Google Patents

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Description

本発明は、赤外線蛍光層を備える情報記録媒体およびその読取方法に関する。
従来、一般的な印刷物上において、文字情報やバーコード等の画像情報は、誰もが視認できるように基材上に印刷されているため、常時、他者に知られて偽造や改ざんをされる可能性がある。そこで、画像情報を不可視化し、所定の読取装置で読み取ることによって、偽造や改ざんを防止する技術が提案されている。
偽造や改ざんを防止する技術としては、紫外線で励起して可視光を発光するインキで肉眼では見えない画像情報を基材に形成し、可視光受光センサを用いてこれを読み取る方法が一般的に用いられている。しかし、この方法は広く認知されており、かつ、インキ材料の入手が容易であるため、偽造や改ざんを防止する効果が低いという課題があった。
そこで、赤外線で励起され赤外線を発光する赤外線蛍光材料により形成された赤外線蛍光層と、赤外線吸収材料により画像情報が形成された赤外線吸収層とを、基材に塗布して積層する技術が知られている。例えば、特許文献1には、このような赤外線蛍光層上に赤外線吸収層を塗布し、さらに、赤外線吸収層上に可視光の一部を吸収する隠蔽層を塗布したものを、読取装置で読み取る方法が提案されている。また、特許文献2には、赤外線吸収層上に赤外線蛍光層を直接塗布することで画像情報を隠蔽したものを、読取装置で読み取る方法が提案されている。
実用新案登録第3013328号公報 特開平2001−96889号公報
ところが、特許文献1、2に開示されている方法は、赤外線発光層と赤外線吸収層とを直接塗布により積層する場合に、1層目を形成する材料の表面張力が2層目を形成する材料の表面張力より小さいと、1層目の表面が2層目の塗布液をはじいてしまい明確な画像情報が得られない。また、赤外線吸収層のサイズ、形状、形成する位置等が製品によって異なると、1層目の上に2層目を塗工する度に精密な位置合わせの工程が必要であり作業が煩雑である。
さらに、特許文献2に開示されている方法は、画像情報を形成した赤外線吸収層の上に赤外線発光層を直接塗布するため、画像情報は常に遮蔽された状態であり、画像情報を目視で確認したい時に視認することができない。つまり、画像情報を視認する際は励起光となる赤外線を照射する必要があるので、赤外線を照射する装置が必ず必要となり、利便性に欠ける。
本発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、輪郭が明確な画像情報を得ることができ、かつ、赤外線吸収層の形成が容易である情報記録媒体を提供することを目的とする。
さらに、赤外線を照射することで隠蔽された画像情報を読み取ることができ、かつ、赤外線吸収層が隠蔽されない状態では読取装置を用いることなく画像情報を目視で読み取れる情報記録媒体の読取方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための第1の発明は、第一の基材と、前記第一の基材に形成され、赤外線からなる励起光とはピーク波長が異なる赤外線を発光する蛍光体を含む赤外線蛍光層と、第二の基材と、前記第二の基材に形成され、赤外線を吸収する材料を含み画像情報を有するパターンとして形成された赤外線吸収層と、を備え、前記赤外線蛍光層と前記赤外線吸収層とが重なる状態で、かつ、前記赤外線蛍光層と前記赤外線吸収層とが重ならない状態となることが可能なように、前記第一の基と前記第二とが配置されていることを特徴とする、情報記録媒体である。
第2の発明は、第一の基材と、前記第一の基材に形成され、赤外線からなる励起光とはピーク波長が異なる赤外線を発光する蛍光体を含む材料で形成された赤外線蛍光層と、第二の基材と、前記第二の基材に形成され、赤外線を吸収する材料で画像情報が形成された赤外線吸収層と、を備え、前記赤外線蛍光層と前記赤外線吸収層とが重なるように、前記第一の基材と前記第二の基材が配置された情報記録媒体に対して、励起光を赤外線照射装置で照射するステップと、前記情報記録媒体の前記赤外線蛍光層から発光された赤外線を、前記励起光のピーク波長をカットするフィルタを介して赤外線撮像装置により受光することで、前記画像情報の読み取りを行うステップと、を有することを特徴とする、情報記録媒体の読取方法である。


本発明により、形成が容易であり、かつ、明確な画像情報が得られる情報記録媒体を提供することができる。
さらに、画像情報が遮蔽された状態であっても、画像情報の読み取りが容易な情報記録媒体の読取方法を提供することができる。
本発明の実施形態である情報記録媒体1aについて示す図である。 本発明の実施形態である情報記録媒体1aの読取原理について示す図である。 本発明の実施形態である赤外線カメラで撮像された画像データを示す図である。 本発明の実施形態である情報記録媒体1bについて示す図である。 本発明の実施形態である情報記録媒体1cについて示す図である。 実施例1について説明する図である。 実施例1の読取結果について示す図である。
以下、本発明に係る情報記録媒体およびその読取方法について順に説明する。尚、本明細書中のおよび/またはとは,2つのうちのいずれか一方または両方を意味するものである。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報記録媒体1aの一例を示す図である。図1(a)は、第一の基材2と、第一の基材2に形成された赤外線蛍光層3と、第二の基材4と、第二の基材4に形成された赤外線吸収層5の構成について示す図であり、図1(b)は、第一の基材2と第二の基材4とを重ねたときのA−A線断面図である。
図2は、本発明の情報記録媒体1aの読取原理の一例を示す図であり、情報記録媒体1aの読取装置6が、赤外線照射装置7、赤外線カメラ8、フィルタ9、情報処理装置10等で構成されることを示す図である。
図3は、赤外線カメラ8で撮像された画像データ11の一例を示す図であり、画像データ11は、赤外線蛍光層3と赤外線吸収層5で構成されることを示す図である。
図1(b)に示すように、情報記録媒体1aでは、第一の基材2に赤外線蛍光層3を設け、第二の基材4に赤外線を吸収する材料で画像情報が形成された赤外線吸収層5を設け、そして、赤外線蛍光層3と赤外線吸収層5とが重なるように第一の基材2と第二の基材4が配置される。なお、第一の基材2と赤外線蛍光層3は直に接している必要はなく、印刷層などの他の層がそれらの層の間にあってもよい。第二の基材4と赤外線吸収層5も同様である。
<第一の基材>
第一の基材2は、赤外線蛍光層3の蛍光体に照射する励起光を透過し、かつ、赤外線蛍光層3の蛍光体から発光する発光光を透過すればよく、例えば、印刷用の各種用紙、ガラス、高分子化合物など、特にその材質等は問わない。
第一の基材2の厚さは、赤外線蛍光層3の蛍光体が赤外線を発光する程度の赤外線が透過すれば特に限定されないが、通常、1mm以下であることが好ましい。基材が厚すぎると赤外線が透過しにくくなり、赤外線蛍光層3の発光に必要な赤外線の照射量が不十分となるおそれがあるからである。
<赤外線蛍光層>
赤外線蛍光層3は、赤外線を照射することにより励起されて赤外線を発光する蛍光体を含む蛍光材料を、第一の基材2に設けることにより形成される。
蛍光材料は、赤外線を照射することにより励起され、赤外線を発光する蛍光体を含めばよく、特に限定はされない。蛍光体は、例えば、無機系材料および/又は有機系材料からなる群から選択される。無機材料としては、例えば、イッテルビウム(Yb)、ネオジム(Nd)、ランタン(La)、YPO4:Yb、CaMoO4:Yb、CaTiO3:Dy、ZnO:Nd等の公知の材料が挙げられる。有機材料としては、例えば、シアニン類、キノール系、オキサゾール系、ローダミン類、オキサゾール系、フェナジン系、アゾーヒドラゾン系、ビオラントロン系、ビラントロン系、フラバントロン系、フルオレセイン類、キサンテン系、ピレン類、ナフタルイミド系、アントラキノン系、チオインジゴ系、ペリノン系、ペリレン系等の公知の材料があげられる。また、これらの蛍光体を組み合わせて使用してもよい。特に、無機材料のイッテルビウム(Yb)やネオジム(Nd)の付活蛍光体は、耐光性が高い点で好ましい。
赤外線蛍光層3の厚みは、蛍光材料の塗布方法、固形分濃度、粘度等を調整することにより適宜制御されるが、通常、10〜100μmであることが好ましい。赤外線蛍光層3の厚みが小さすぎると遮蔽性や密着性が不十分となるおそれがあり、厚すぎるとクラックなどの不具合が生じるおそれがある。
<第二の基材>
第二の基材4は、例えば、印刷用の各種用紙、その他プラスチック、木材、金属など、特にその材質、形状および厚み等に限定はないが、第二の基材4を透過して第一の基材の赤外蛍光層3に赤外線を照射する場合は、赤外線蛍光層3の蛍光体が赤外線を発光する程度の赤外線が透過する材質であることが好ましく、例えば、印刷用の各種用紙、ガラス、高分子化合物など、特にその材質等は問わない。
また、第二の基材4を透過して第一の基材の赤外蛍光層3に赤外線を照射する場合、第二の基材4の厚さは、赤外線蛍光層3の蛍光体が赤外線を発光する程度の赤外線が透過すれば特に限定されないが、通常、1mm以下であることが好ましい。基材が厚すぎると赤外線が透過しにくくなり、赤外線蛍光層3に照射される赤外線が不十分となるおそれがあるからである。
<赤外線吸収層>
赤外線吸収層5は、赤外線を吸収する材料を含むインキにより形成する。例えば、一般に用いられているカーボンを含んだ黒色のインキを用いればよい。その他、赤外線を吸収する材料であれば、これを使用して赤外線吸収層5を形成することができる。
赤外線吸収層5の厚みは、赤外線吸収材料の塗布方法、固形分濃度、粘度などを調整することにより適宜制御されるが、通常、10〜100μmの範囲であることが好ましい。赤外線吸収層5の厚みが小さすぎると密着性が不十分となるおそれがあり、厚すぎるとクラックなどの不具合が生じるおそれがある。
本実施形態では、赤外線吸収層5の画像情報はバーコードである。ただし、画像情報としてはこれに限ることはなく、OCR用数字、OCR用文字、数字、文字、絵柄、記号等の情報であってもよい。
<情報記録媒体の製造方法>
本発明に係る情報記録媒体の製造方法の一例について詳しく説明する。
情報記録媒体の製造方法は、例えば、第一の基材の準備工程、赤外線蛍光層の形成工程、第二の基材の準備工程、赤外線吸収層の形成工程、第一の基材と第二の基材を積層する工程を備える。
第一の基材の準備工程は、基材を準備する工程である。赤外線蛍光層の形成工程は、第一の基材の準備工程で準備された基材に、赤外線を照射することにより励起されて赤外線を発光する蛍光体を含む蛍光材料により、赤外線蛍光層を形成する工程である。第二の基材の準備工程は、基材を準備する工程である。赤外線吸収層の形成工程は、第二の基材の準備工程で準備された基材に、赤外線吸収層を形成する工程である。
(第一の基材の準備工程)
第一基材2の準備工程は、上記した基材を準備する工程である。基材は、市販品を用いてもよいし、適宜作製しても良い。
(赤外線蛍光層の形成工程)
赤外線蛍光層3の形成工程は、例えば、上記の蛍光体を含む蛍光材料およびバインダー、必要に応じて溶剤を含有させた塗布液を準備し、該塗布液を基材に塗布した後に固化することで、基材に赤外線蛍光層3を形成する工程である。
塗布液で必要に応じて用いられる溶剤は、蛍光材料を溶解させたり分散させたりできる公知の溶剤から適宜選択して用いることができる。塗布液の塗布方法としては、例えば、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等で行ってもよいし、スプレー方式やインクジェット方式で印刷することにより形成してもよい。塗布液の固化方法としては、乾燥、冷却、硬化などの公知の方法を適宜選択して用いることができる。
その他の形成方法として、転写シート、ラベル等を用いて形成するようにしてもよい。さらに、ロールツーロール法によって製造されてもよい。ロールツーロール法を用いることで、連続的かつ高速に大量生産することができる。
赤外線蛍光層3は、後述する赤外線吸収層5と重なるように配置されるので、第一の基材2における赤外線蛍光層3の形成位置および形成面積は、赤外線吸収層5が設けられる位置や大きさにより適宜調整される。
(第二の基材の準備工程)
第二基材4の準備工程は、上記した基材を準備する工程である。基材は、市販品を用いてもよいし、適宜作製しても良い。
(赤外線吸収層の形成工程)
赤外線吸収層5の形成工程は、例えば、一般に用いられているカーボンを含んだ黒色インキを準備し、画像情報を有するパターンとして該インキを基材に塗布した後に固化することで、基材上に赤外線吸収層5を形成する工程である。
インキの塗布方法としては、例えば、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等で行ってもよいし、インクジェット方式で印刷することにより形成してもよい。塗布液の固化方法としては、乾燥、冷却、硬化などの公知の方法を適宜選択して用いることができる。
その他の形成方法として、予め画像情報が赤外線吸収インキで形成されている転写シート、ラベル等を用いて基材に形成するようにしてもよい。
(第一の基材と第二の基材を積層する工程)
第一の基材2と第二の基材4を積層する工程は、例えば、第一の基材2の赤外線発光層3と第二の基材4の赤外線吸収層5とが重なるように配置することで、情報記録媒体1aを形成する工程である。
<情報記録媒体の使用方法>
次に、情報記録媒体1aの使用方法について図2、図3を参照して説明する。本実施形態では、上記のように形成された情報記録媒体1aを読み取る例について説明する。この例は、商品(情報記録媒体1aの赤外線吸収層5を形成した第二の基材4に対応する)に、該商品を識別するJapanese Article Number Code(JANコード)等をバーコードとして付し、赤外線蛍光層3を形成した第一の基材2を載せて読み取り検査するようなケースを想定しているが、本発明はこれに限られることはない。
図2に示すように、情報記録媒体1aの読み取りは、赤外線照射装置7、赤外線カメラ8、フィルタ9等で構成される読取装置6を用いて行われる。読取装置での読取結果は、画像データとして赤外線カメラ8と接続された情報処理装置10に入力され、画像処理およびバーコード認証等が行われる。
赤外線照射装置7は、例えば発光ダイオード等であり、励起光として赤外線を情報記録媒体1aに照射するものである。
赤外線カメラ8は、励起光により励起された赤外線蛍光層3の蛍光体から発光される赤外線を受光素子で受光し、各受光素子での受光量を画像上の輝度値(画素値)に変換する赤外線撮像装置である。
フィルタ9は、透過波長選択性があり、赤外線カメラ8の受光面に設けられ、赤外線照射装置7からの赤外線、すなわち、励起光をカットし、赤外線蛍光層3から発光された赤外線を透過させて赤外線カメラ8に受光させるためのものである。
赤外線蛍光層3は、例えば、ピーク波長が750〜900nmの赤外線である該励起光により励起されるとともに、励起により発光する赤外線のピーク波長が901〜1100nmの蛍光材料を用いる。
フィルタ9は、例えば、波長901nm以上の赤外線のみを透過するフィルタを用いることにより、赤外線照射装置7からの励起光をカットし、赤外線蛍光層3から発光した赤外線のみ赤外線カメラ8で受光し撮像を行うことができる。
フィルタ9としては、この励起光のピーク波長をカットし、励起により発光する赤外線のピーク波長を透過する既知のものを適宜使用すればよい。
情報処理装置10は、Central Processing Unit(CPU)、Random Access Memory(RAM)、Read Only Memory(ROM)等よりなる制御部や、記憶部、入出力部等を有し、記憶部に記憶した画像処理ソフトウエアおよび文字・バーコード認証ソフトウエア等を実行することにより、赤外線カメラ8から取得した画像データについて、画像処理およびバーコード認証処理を行うものである。
図2の例は、読取装置6が外部の情報処理装置10に接続される分離型の例であるが、情報処理装置10が読取装置6の内部に組み込まれた一体型のものであってもよい。
情報記録媒体1aの赤外線吸収層5の画像情報を読み取る場合には、まず、赤外線照射装置7から励起光を情報記録媒体1aに照射する。情報記録媒体1aの赤外線蛍光層3は、該励起光を照射されることにより蛍光体が励起され、励起光とは異なるピーク波長の赤外線を発光する。この赤外線を赤外線カメラ8によりフィルタ9を介して受光し、撮像を行う。このようにして撮像を行った画像データに対し、情報処理装置10にて画像処理およびバーコード認証を行う。
情報記録媒体1aでは、赤外線照射装置7からの励起光が第一の基材2を透過して赤外線蛍光層3を発光させ、発光した赤外線は再度第一の基材2を透過して赤外線カメラ8で受光されるので、赤外線吸収層5の画像情報を読み取ることが可能である。
図3は、赤外線カメラ8で撮像された画像データ11の一例を示す。励起光を照射されることにより、下部に赤外線吸収層5が重なっていない部分の赤外線蛍光層3は赤外線を発光するので、画像データ11上で高輝度の部分として現れる。一方、赤外線吸収層5の画像情報と重なっている部分は本来第二の基材4で反射されて活用される励起光と発光光を吸収するので、画像データ11上で周囲の赤外線蛍光層3よりも低輝度の部分として現れる。
このような両部分の強度分布および赤外線吸収層5の画像情報の輪郭の明確さにより、情報記録媒体1aを撮像した画像データ11から、画像情報を読み取ることが可能になる。なお、赤外線蛍光層3から外れる部分では、第一の基材2および/または第二の基材4が低輝度の部分として画像データ11上に現れる。第一の基材2および/または第二の基材4を反射した励起光はフィルタ9でカットされるためである。
このように、本実施形態によれば、情報記録媒体1aに赤外線による励起光を照射すると、赤外線吸収層5の部分は励起光と発光光を吸収する一方、赤外線蛍光層3の蛍光体は励起光により励起され赤外線を発光する。この赤外線を受光して撮像を行えば、画像データ11上で現れる赤外線吸収層5の画像情報と赤外線蛍光層3との輝度差と、画像情報の輪郭の明確さから、赤外線吸収層5の画像情報を読み取ることが可能である。
この情報記録媒体1aは、赤外線蛍光層3と赤外線吸収層5を別々の基材に形成するので、1層目を形成する材料の表面張力が2層目を形成する材料の表面張力より小さい場合であっても、1層目の表面が2層目の塗布液をはじいて画像情報が滲むなどの問題がなく、より輪郭が明確な画像情報を得ることができる。
また、第一の基材2に形成した赤外線蛍光層3と第二の基材4に形成した赤外線吸収層5とが重なるように配置するので、赤外線吸収層5に形成された画像情報の大きさや形状、配置毎に合わせて赤外線蛍光層3の塗布条件を調整する必要が無く、赤外線蛍光層3と赤外線吸収層5との位置合わせが容易である。
さらに、別々の基材に形成した赤外線蛍光層3と赤外線吸収層5とが重なるように配置するので、赤外線吸収層5の画像情報は基材や赤外線蛍光層3により隠蔽されている状態であり、赤外線を照射することで読み取り可能となるのでセキュリティ等の点から都合がよい。そして、隠蔽されていない状態では画像情報を目視で読み取ることが可能であり、読取装置が不要である。
加えて、励起を行うための赤外線と、赤外線蛍光層3が発光する赤外線のピーク波長が異なるので、情報記録媒体1aの読み取り時に赤外線カメラ8で赤外線の受光を行う際、励起に用いた赤外線をカットして赤外線蛍光層3が発光した赤外線のみを受光することができ、情報記録媒体1aの読み取りの精度が向上する。
そして、情報記録媒体1aの読み取りは、赤外線を受光することにより非接触で行うことができるので読取装置6の摩耗等の心配もなく、情報記録媒体1a全体を撮像することが容易であるので、情報記録媒体1aの位置ズレ等による読取エラー等も起こらない。
[第2の実施形態]
図4(a)は、本発明の第2の実施形態に係る情報記録媒体1bの一例を示す断面図である。図4(b)は、第1実施形態と同様にして情報記録媒体1bを読み取った画像データ11を示したものである。
図4(a)に示すように、第2の実施形態の情報記録媒体1bでは、可視光を吸収および/または反射する基材である第一の基材2に赤外線蛍光層3を設け、第二の基材4に赤外線吸収層5を設けるとともに、赤外線蛍光層3と赤外線吸収層5とが重なるように、第一の基材2と第二の基材4が配置される。赤外線蛍光層3、第二の基材4および赤外線吸収層5の材質は第1実施形態と同様のものであり、その形成方法も同様である。情報記録媒体1bの製造方法および読取方法についても、第1実施形態と同様である。
<第一の基材>
第一の基材2は、可視光を吸収および/または反射し、赤外線蛍光層3の蛍光体が赤外線を発光する程度の赤外線を透過すればよく、例えば、封筒、段ボール、印刷用用紙などの各種紙材や、白色フィルムなどの不透明なプラスチック材などが好ましい。
第一の基材2の厚さは、可視光を吸収および/または反射し、赤外線蛍光層3の蛍光体が赤外線を発光する程度の赤外線が透過すれば特に限定されないが、通常、1mm以下の範囲であることが好ましい。基材が厚すぎると赤外線の透過しにくくなり、赤外線蛍光層3に照射される赤外線が発光するのに不十分となるおそれがあるからである。
<情報記録媒体の使用方法>
この情報記録媒体1bを、第1の実施形態と同様に、前記の読取装置6により読み取った画像データ11が図4(b)である。
以上説明した、第2の実施形態でも第1の実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、第2の実施形態の情報記録媒体1bでは、第一の基材2が可視光を反射および/または吸収するので、赤外線吸収層5の画像情報を肉眼では遮蔽された状態とすることが可能である。従って、赤外線照射装置7からの赤外線が第一の基材2を透過して赤外線蛍光層3を発光させ、発光した赤外線が第一の基材2を透過して赤外線カメラ8で受光されると、赤外線吸収層5の画像情報を不可視の状態で読み取ることが可能であり、画像情報を隠蔽しておきたい場合は都合が良い。さらに、第一の基材2を除くと、画像情報を目視で読み取ることができ、画像情報を可視化して確認できる利点がある。
[第3の実施形態]
図5は、本発明の第3の実施形態に係る情報記録媒体1cの構成の一例を示す断面図である。
図5に示すように、第3の実施形態の情報記録媒体1cでは、第一の基材2の赤外線蛍光層3が形成されていない面が、可視光を吸収および/または反射する第三の基材で覆われており、第一の基材2に赤外線蛍光層3を設け、第二の基材4に赤外線吸収層5を設け、赤外線蛍光層3と赤外線吸収層5とが重なるように第一の基材2と第二の基材4が配置される。第一の基材2、赤外線蛍光層3、第二の基材4および赤外線吸収層5の材質は、第1実施形態と同様のものであり、その形成方法も同様である。情報記録媒体1cの製造方法および読取方法についても、第1実施形態と同様である。
<第三の基材>
第三の基材12は、可視光を吸収および/または反射し、赤外線蛍光層3の蛍光体が赤外線を発光する程度の赤外線が透過すればよく、例えば、封筒、段ボール、印刷用用紙などの各種紙材や、白色PETなどの不透明なプラスチック材など、特にその材質等は問わない。
第三の基材12の厚さは、可視光を吸収および/または反射し、赤外線蛍光層3の蛍光体が赤外線を発光する程度の赤外線が透過すれば特に限定されないが、通常、1mm以下の範囲であることが好ましい。基材が厚すぎると赤外線が透過しにくくなり、赤外線蛍光層3に照射される赤外線が発光するのに不十分となるおそれがあるからである。
以上説明した、第3の実施形態でも第1の実施形態および第2の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、第3の実施形態の情報記録媒体1bでは、第一の基材2の赤外線蛍光層3が形成されていない面が、可視光を吸収および/または反射する第三の基材で覆われているので、第一の基材2は、第二の基材4の上または下の位置に自由に配置または除去することができる。そして、目的に応じて配置を調整することで、画像情報を不可視または可視の状態で読み取ることができ、且つ再利用も可能である。
次に、本発明について、実施例により具体的に説明する。
[実施例1]
<第一の基材>
第一の基材2として、A4判封筒(高春堂社製再生紙クラフト封筒角2号、332×240mm、85g/m2、厚み約110μm)を用いた。
<赤外線蛍光材料>
赤外線蛍光層3を形成するための蛍光材料として、赤外線励起・赤外線発光顔料をスクリーンインキ化して、塗布液として用いた。
スクリーンインキの組成を以下に示す。
SG−YS(根本特殊化学社製):2%
アクリル系樹脂:28%
有機溶剤(ミネラルスピリット系):69%
補助材:1%
<赤外線蛍光層3の形成>
第一の基材2の2辺を切って封筒を開き、封筒の片面に、スクリーン印刷機により上記のスクリーンインキを塗布した。塗布面積は3cm×5cmとし、スクリーンメッシュは、250メッシュを使用した。赤外線蛍光層3を塗布後、45℃の乾燥機で20分間乾燥した。前記の第一の基材2の2辺を市販ののり(トンボ鉛筆社製)で封止し、封筒を再形成した。
<第二の基材>
第二の基材4として、市販の印刷用紙材(Biznet再生コピー用紙A4、64g/m2、厚み約91μm)を用いた。
<赤外線吸収材料>
赤外線吸収層5を形成するためのインクとして、カーボンブラックを含む黒色トナーを用いた。
<赤外線吸収層5の形成>
第二の基材4に、電子写真方式のプリンタIPSiO NX760(リコー社製)で、上記のインクを用いて、画像情報(数字)を形成した。数字サイズは12ポイント、14ポイント、16ポイント、18ポイントと設定して形成した。
<情報記録媒体>
第一の基材2の赤外線蛍光層3を形成した面と、第二の基材4の赤外線吸収層5を形成した面とが対向し重なるように第一の基材2の封筒内に第二の基材4を封入し、情報記録媒体1aを形成した。以上の構成を図6に示す。
<読取装置>
赤外線照射装置7として波長810nmの赤外線を照射するものを用い、赤外線カメラ8として、波長980nmの赤外線を受光する赤外線受光センサを用い、第一の基材2(封筒)の表面上をスキャン速度20mm/sと40mm/sにてスキャンした。センサにて受光した信号は、画像データとしてモニタ上に映した。なお、フィルタ9としては、波長810nmの赤外線をカットし、波長980nmの赤外線を透過するものを用いた。
図7は、以上の構成により実施例1の情報記録媒体1aについて読み取りを行った結果を示す図であり、赤外線カメラ8で撮像を行った画像データをモニタに表示したものである。
実施例1において、第一の基材2(封筒)の表面上からは視認できない画像情報がモニタ上に表示された。表示された画像は、赤外線吸収層5と重なっていない赤外線蛍光層3の部分は白く、赤外線吸収層5の画像情報と重なっている部分と赤外線蛍光層3が形成されていない画像情報の外周部分は黒く表示された。本読取装置にて表示された画像を読み取ることにより、遮蔽された封筒内の画像情報を読み取ることができた。
1a、1b、1c………情報記録媒体
2………第一の基材
3………赤外線蛍光層
4………第二の基材
5………赤外線吸収層
6………読取装置
7………赤外線照射装置
8………赤外線カメラ
9………フィルタ
10……情報処理装置
11……画像データ
12……第三の基材

Claims (8)

  1. 第一の基材と、前記第一の基材に形成され、赤外線からなる励起光とはピーク波長が異なる赤外線を発光する蛍光体を含む赤外線蛍光層と、
    第二の基材と、前記第二の基材に形成され、赤外線を吸収する材料を含み画像情報を有するパターンとして形成された赤外線吸収層と、を備え、
    前記赤外線蛍光層と前記赤外線吸収層とが重なる状態で、かつ、前記赤外線蛍光層と前記赤外線吸収層とが重ならない状態となることが可能なように、前記第一の基と前記第二とが配置されていることを特徴とする、情報記録媒体。
  2. 前記第一の基材の前記赤外線蛍光層が形成された面と前記第二の基材の前記赤外線吸収層が形成された面とが対向するように、前記第一の基材と前記第二の基材を配置することを特徴とする、請求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 前記第一の基材は、赤外線を透過しかつ可視光を吸収および/または反射する基材であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報記録媒体。
  4. 前記第一の基材の前記赤外線蛍光層が形成されていない面が、赤外線を透過し可視光を吸収および/または反射する第三の基材で覆われていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の情報記録媒体。
  5. 第一の基材と、前記第一の基材に形成され、赤外線からなる励起光とはピーク波長が異なる赤外線を発光する蛍光体を含む材料で形成された赤外線蛍光層と、第二の基材と、前記第二の基材に形成され、赤外線を吸収する材料で画像情報が形成された赤外線吸収層と、を備え、前記赤外線蛍光層と前記赤外線吸収層とが重なるように、前記第一の基材と前記第二の基材が配置された情報記録媒体に対して、励起光を赤外線照射装置で照射するステップと、前記情報記録媒体の前記赤外線蛍光層から発光された赤外線を、前記励起光のピーク波長をカットするフィルタを介して赤外線撮像装置により受光することで、前記画像情報の読み取りを行うステップと、を有することを特徴とする、情報記録媒体の読取方法。
  6. 前記第一の基材の前記赤外線蛍光層が形成された面と前記第二の基材の前記赤外線吸収層が形成された面とが対向するように、前記第一の基材と前記第二の基材を配置することを特徴とする請求項5に記載の前記情報記録媒体の読取方法。
  7. 前記第一の基材は赤外線を透過し可視光を吸収および/または反射する基材であることを特徴とする請求項5または6に記載の前記情報記録媒体の読取方法。
  8. 前記第一の基材の前記赤外線蛍光層が形成されていない面が赤外線を透過し可視光を吸収および/または反射する第三の基材で覆われていることを特徴とする、請求項5から7のいずれかに記載の前記情報記録媒体の読取方法。
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