JP5957972B2 - 虚像表示装置 - Google Patents

虚像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5957972B2
JP5957972B2 JP2012050121A JP2012050121A JP5957972B2 JP 5957972 B2 JP5957972 B2 JP 5957972B2 JP 2012050121 A JP2012050121 A JP 2012050121A JP 2012050121 A JP2012050121 A JP 2012050121A JP 5957972 B2 JP5957972 B2 JP 5957972B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
virtual image
light
display device
image forming
forming member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012050121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013186230A (ja
Inventor
武田 高司
高司 武田
貴洋 戸谷
貴洋 戸谷
小松 朗
朗 小松
将行 ▲高▼木
将行 ▲高▼木
敏明 宮尾
敏明 宮尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012050121A priority Critical patent/JP5957972B2/ja
Priority to US13/783,758 priority patent/US9081183B2/en
Publication of JP2013186230A publication Critical patent/JP2013186230A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5957972B2 publication Critical patent/JP5957972B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0176Head mounted characterised by mechanical features
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0172Head mounted characterised by optical features
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0149Head-up displays characterised by mechanical features
    • G02B2027/0154Head-up displays characterised by mechanical features with movable elements
    • G02B2027/0156Head-up displays characterised by mechanical features with movable elements with optionally usable elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B2027/0178Eyeglass type

Description

本発明は、頭部に装着して使用するヘッドマウントディスプレイ等の虚像表示装置に関する。
近年、ヘッドマウントディスプレイのように虚像の形成及び観察を可能にする虚像表示装置として、画像光を走査させて眼の網膜に画像を投影するものが種々提案されており(特許文献1〜3参照)、特に、虚像を形成する画像光と外界からの光である外界光とを重畳させるために、シースルーにしたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、観察者である装着者が近視等であり、外界光を観察するには眼鏡等の視度調整のための器具を用いて視力の矯正を必要とする場合、虚像を形成させるための装置が特許文献1〜3のようなものであると、眼鏡等を装用した状態から、さらに当該装置を装着することになる。このような場合、像形成用の装置側において眼鏡用の空間を確保することになるため大型化する必要が生じ、これに伴って像形成用の装置の重量が大きくなり装着時に掛かる負荷が増したり、外観のデザインが制限されたりする可能性がある。
特開2007−178941号公報 再表WO2009/041055号公報 特表2007−537465号公報
本発明は、画像光と外界光とを並行して観察する場合において、外界光の観察のための視度調整を可能とし、かつ、装置の大型化を抑制できる虚像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の虚像表示装置は、(a)画像に対応して変調された信号光を射出する信号光変調部と、(b)信号光変調部から入射した信号光を走査させることにより、走査光として射出させる走査光学系と、(c)走査光学系からの走査光の照射を受けて虚像を形成する虚像形成部材と、(d)外界を見るために視度を調整する視度調整部材と、を備え、(e)視度調整部材が、虚像形成部材よりも装着者の眼に対して外側に位置するように配置されている。
上記虚像表示装置では、装着者は、虚像形成部材等によって形成される画像光と視度調整部材を透過してくる外界光とを並行して観察可能となる。この際、外界を見るにあたって、虚像形成部材よりも外側に位置するように配置されている視度調整部材によって視度調整が可能となっている。従って、例えば眼鏡等の視度調整部材を装用した状態からさらに像形成用の装置を装着するという構成を取らずに済むため、装置の大型化が抑制される。
本発明の具体的な側面では、虚像形成部材が、走査光学系から射出された走査光を受けて虚像を形成するとともに、外界光を通過させて、走査光による虚像の観察と外界光の観察とを可能にする半透過膜を有する。この場合、半透過膜を用いることで、虚像と外界像とを重畳させた状態で認識できるシースルーの構成とすることができる。
本発明の別の側面では、視度調整部材が、虚像形成部材を覆うように互いに近接して配置されている。ここで、覆うように互いに近接する配置とは、視度調整部材と虚像形成部材とが互いに近づいて隣接した状態で視度調整部材が虚像形成部材を覆っている場合に限らず、両部材が一体となった状態で度調整部材が虚像形成部材を覆っている場合も含むものとする。この場合、装着者の眼前部分の構成をコンパクトにまとめることができる。
本発明のさらに別の側面では、走査光学系が、装着時に装着者の眼よりも鼻側に位置するように配置され、かつ、虚像形成部材よりも装着者に対して近くに位置するように配置される。この場合、装着した状態での装置の側方側や前方側への過度の張出しを抑制して、装置の重心の偏りによる重量感の増大を抑制し、かつ、デザインの自由度を高めることができる。
本発明のさらに別の側面では、虚像形成部材が、視度調整部材の表面のうち装着時において装着者側となる内面上に位置するように一体的に形成されている。この場合、装置の軽量化・小型化を図ることができ、かつ、虚像形成部材と視度調整部材との間に隙間がない状態にすることで、虚像や外界像をより良好にできる。
本発明のさらに別の側面では、虚像形成部材が、視度調整部材に支持される被照射膜である。この場合、薄い膜状の虚像形成部材を、視度調整部材によって支持して安定させることができる。
本発明のさらに別の側面では、視度調整部材が、着脱可能に取り付けられる。この場合、矯正の度合が異なる装着者に応じて、矯正度合の適合する視度調整部材を選択できる。
本発明のさらに別の側面では、虚像形成部材が、走査光の照射を受ける被照射膜と、被照射膜を支持する支持部材とを有する。この場合、支持部材に十分な強度を有する材料を用いることで、視度調整部材が存在しない状態であっても、虚像表示装置によって画像光を形成させ、虚像を観察可能にできる。なお、支持部材は、光透過性を有し、視度を実質的に有しないことが望ましい。
本発明のさらに別の側面では、虚像形成部材が、走査光学系から照射された走査光によって虚像を形成する回折格子を有する。この場合、回折格子を用いることで、膜状の部材で機能を達成できるため、デザインの自由度を確保しつつ画像光を形成することが可能となり、また、透明基板に回折格子を取り付けることで、虚像と外界像とを重畳して認識できるシースルーの構成とすることができる。
本発明のさらに別の側面では、装着者の眼幅に応じて、装着時における装着者の眼の位置に対して、走査光学系、虚像形成部材及び視度調整部材のうち少なくとも走査光学系及び虚像形成部材を一体として可動にする眼幅調整部をさらに有する。この場合、眼幅の個人差に対応して、虚像形成部材と視度調整部材との相対的な位置関係を一定に保ちつつ、眼幅に関する位置合わせをすることができる。
本発明のさらに別の側面では、信号光変調部が、R光、G光及びB光を合成した合成光を信号光として形成する合成光形成部と、合成光形成部で形成された信号光を走査光学系に伝搬させる光ファイバーとを有し、信号光変調部において、合成光形成部が、耳側に対応する位置に配置され、光ファイバーが、装着時において装着者の顔面形状に沿って耳の周辺から眼の周辺を経由して鼻の周辺に向かう経路に沿って延びて合成光形成部から走査光学系へ変調された信号光を伝搬させる。この場合、装置全体としての重量を分散させることができ、装着者に掛かる装置による負荷を分散し装置の重心を調整することで装着中の重量感を軽減し、より快適に視聴を行うことができる。また、光ファイバーが側方側や前方側への張り出すことを抑制して、装置全体としてのデザインの自由度を高めることができる。
第1実施形態に係る虚像表示装置を示す図である。 (A)は、視度調整部材を取り付ける前の虚像表示装置の構造を示す断面図であり、(B)は、視度調整部材を取り付けた後の虚像表示装置の構造を示す断面図である。 虚像表示装置を装着した状態を模式的に示す正面図である。 (A)は、光射出装置の構造の一例について説明するための図であり、(B)は、(A)に示す光射出装置を別方向から見た図である。 第2実施形態に係る虚像表示装置を示す図である。 第3実施形態に係る虚像表示装置を示す図である。 第4実施形態に係る虚像表示装置を示す図である。 第5実施形態に係る虚像表示装置を示す図である。 光射出装置の構造の一例について説明するための模式的な図である。 他の虚像表示装置の一例を示す図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る虚像表示装置について詳細に説明する。
図1に示す実施形態の虚像表示装置100は、眼鏡のような外観を有するヘッドマウントディスプレイであり、この虚像表示装置100を装着した観察者となるべき装着者に対して虚像による画像光を認識させることができるとともに、装着者に外界像をシースルーで観察させることができる。図1では、装着者が虚像表示装置100を装着した状態を一部拡大して示しており、虚像表示装置100は一部省略したものとなっている。具体的には、第1表示装置100Aは、虚像表示装置100のうち右眼用の虚像を形成する部分である。虚像表示装置100は、右眼用の第1表示装置100Aと左眼用の第2表示装置とを一対とするものであるが、第2表示装置は、第1表示装置100Aと同様の構造を有し左右を反転させただけであるので、図示を省略している。なお、第1表示装置100Aは、単独でも虚像表示装置として機能する。
ここで、図示の状態において、装着者にとって真正面の方向が光軸OAの方向であり、光軸OAが虚像表示装置100側から装着者側に向かう方向を+X方向とし、装着者にとっての上下方向を±Y方向とし、左右方向を±Z方向とする。
以下、第1表示装置100Aの構造の一例について説明することで、虚像表示装置100の構造の一例を説明する。第1表示装置100Aは、信号光を形成するとともに当該信号光を走査光SLとして射出するための光射出装置10と、光射出装置10からの走査光SLを受けて画像光PLを形成する被照射部材である虚像形成部材20と、外界光OLを通過させるとともにその光路を装着者の視力に合わせて調整する視度調整部材30とを備える。光射出装置10は、装着者の鼻NS周辺に配置され、虚像形成部材20は、光射出装置10の前方側(−X側)において装着者の眼EYの前方を覆うように配置されている。さらに、視度調整部材30は、虚像形成部材20の前方側(−X側)において、虚像形成部材20の前方を覆うように近接して配置されている。言い換えると、視度調整部材30は、光軸OAに沿った方向に関して虚像形成部材20によりも装着者の眼EYに対して遠方側すなわち外側に虚像形成部材20に近接して位置するように配置されている。なお、詳しくは図2(B)等により後述するが、虚像形成部材20は、装置全体の外観を構成するフレームFLに固定的に取り付けられているのに対して、視度調整部材30は、フレームFLに取り換え可能に取り付けられている。
図2(A)において一部拡大して示すように、虚像形成部材20は、走査光の照射を受ける被照射膜(半透過膜)である半透過反射膜20aと、半透過反射膜20aを支持固定する支持部材20bとを有する透明基材である。つまり、虚像形成部材20は、樹脂製の透明基板である支持部材20b上に半透過反射膜20aを有して構成されるハーフミラーである。なお、支持部材20bは、半透過反射膜20aを支持可能とするのに十分な強度を有しており、略一定の厚さを有することで、透過させる外界光OL(図1参照)の光路に対しては、何ら影響を及ぼさない、すなわち実質的に視度を有しないものである。
虚像形成部材20は、ホルダHDによってフレームFLに組み付けられ固定されている。なお、虚像形成部材20は、図1に示すように、装着者の眼EYの前方であって光射出装置10よりも装着者に対して遠方側(−X側)に位置するように配置されている。逆に言えば、光射出装置10は、光軸OAに沿った方向に関して虚像形成部材20よりも装着者に近い側に配置されている。つまり、装着者の眼EYと虚像形成部材20との間に光射出装置10が配置されている。
虚像形成部材20は、装着者の眼EYを前方から覆うのに十分な大きさを有しており、光射出装置10の走査光学系12から−X方向に傾いて照射された走査光SLを受け、これを反射することで虚像を形成し、装着者に認識させるものとなっている。なお、虚像形成部材20の形状は、虚像表示装置100の外観すなわちフレームFLの形状に沿った形状を有している。
また、光を透過させるハーフミラーである虚像形成部材20は、厚さの略均一な板状の部材であり、実質的に視度がない。従って、上記のようにして虚像を形成するだけでなく、視度調整部材30を経た外界光OLについて光路を変更させることなくこれを通過させるものとなっている。つまり、装着者の眼EYには、虚像のみならず、外界からの光も入ることになり、虚像表示装置100は、双方を重畳して観察可能にするシースルーの構成となっている。
視度調整部材30は、視度調整(視力矯正)用の樹脂製レンズである。すなわち、視度調整部材30が外界光OLを装着者の視力に応じて屈折させることにより、装着者は、外界像を鮮明な状態で観察することができる。装着者によって異なる矯正の度合に対応させるため、図2(A)及び2(B)に示すように、虚像表示装置100において、視度調整部材30は、取り外しすなわち付け替えが可能なものとなっている。なお、図示のように、視度調整部材30は、虚像形成部材20に略沿った形状を有している。つまり、視度調整部材30も、虚像形成部材20と同様に、フレームFLの形状に沿った形状を有している。
以下、図2(A)及び2(B)を用いて、虚像表示装置100のうち視度調整部材30を含む眼前部分FPの構造について説明する。まず、図2(A)に示すように、虚像形成部材20と視度調整部材30とのうち、視度調整部材30が取り付けられる前の状態では、虚像表示装置100において、眼前部分FPに虚像形成部材20のみがホルダHDによってフレームFLの定位置に固定され組み付けられている。なお、支持部材20bに十分な強度を有する材料を用いることで、視度調整部材30が存在しない状態であっても、虚像表示装置100は、画像光の形成が可能であり、例えば視力の矯正を要しない者であれば、図2(A)に示す状態であっても虚像表示装置100を使用して、シースルー観察ができる。
これに対して、図2(B)に示すように、光軸OAに沿った方向に関して虚像形成部材20よりも装着者に対して遠方側すなわち外側に位置するように視度調整部材30が取り付けられた状態では、視度調整された状態となることで、視力の矯正を要する装着者であっても、外界像を鮮明な状態で観察することができる。なお、図2(B)において、視度調整部材30は、ホルダHDによって虚像形成部材20に近接した状態で配置されるような位置で固定されている。
ここで、視度調整部材30となるべき部材は、装着者の矯正の度合に応じて調整されている。このため、例えば視度調整部材30となるべき部材は、複数用意されていてもよい。より具体的には、虚像表示装置100の購入時に、複数用意されたレンズの中から自己の視力にあった適合する矯正度合のレンズを視度調整部材30として選択するものとしてもよく、複数の装着者が虚像表示装置100を使用する場合には、個々人の視力に応じて適合する矯正度合のレンズを視度調整部材30として選択するものとしてもよい。つまり、装着者は、自己の視力に基づいて、複数準備されたレンズの中から適した矯正度合のレンズを視度調整部材30として適宜選択することができる。以上のように、視度調整部材30をフレームFLに対して着脱可能としている場合、矯正の度合が異なる装着者に応じて最適な矯正度合のレンズを選択することができる。
なお、上記では、視度調整部材30が取り換え可能であるものとしているが、装着者の視力の矯正度合に適合する一のレンズを視度調整部材30として一旦選択したら、これをフレームFLに固定して組み付け、以後は取り外さない構成としてもよい。
また、装着者が視力の矯正を要しない者であっても、図2(B)において、素通しのレンズすなわち調整度ゼロのレンズを視度調整部材30として選択し、組み付けてもよい。つまり、視度調整部材30には、調整度のゼロのレンズも含まれる。この場合、視度調整部材30によって虚像形成部材20をより確実に保護することができる。また、視度調整部材30について、種々の機能をさらに付加させることも考えられる。例えば、視度調整部材30にUVカットレンズを使用して眼を紫外線から保護したり、視度調整部材30がシェードの役割を果たしたりするものとしてもよい。なお、虚像形成部材20に上記のような機能を持たせることも可能である。例えば、虚像形成部材20のうち支持部材20bがUVカットやシェードの機能をもっていてもよい。
なお、図3は、以上のような虚像表示装置100を装着した状態を、正面から見た様子を模式的に示すものである。図示の例では、光射出装置10は、フレームFLから延びる支持体SSによって支持されることで、上述したような鼻NS周辺であって虚像形成部材20や視度調整部材30よりも+X側の位置に配置されている。なお、図示の例では、フレームFLの中央部から延びて虚像形成部材20を側方から支持する支柱部PPを有し、支柱部PPの先端側には、装着時に虚像表示装置100を鼻NSで支持可能にするための鼻パッド部NPを有している。
以下、図4(A)等により、光射出装置10の構造の一例について説明する。光射出装置10は、図4(A)及び4(B)に示すように、信号光形成部である信号光変調部11と、走査光学系12と、駆動制御回路13とを有する。なお、虚像表示装置100に送られる画像や音声に関する各種信号は、虚像表示装置100のフレームFL(図1参照)中に収納されているケーブル(不図示)によって駆動制御回路13に伝達される。
図4(A)に示すように、信号光変調部11は、合成光形成部11aと、リレーレンズMLとを有する。合成光形成部11aは、画像光PL(図1参照)となるべき信号光GLである合成光を形成する。このため、合成光形成部11aは、赤(R光)、緑(G光)、及び青(B光)の各色光を発生させる色光源11r,11g,11bと、色光源11r,11g,11bを経た各色光を合成するための第1及び第2ダイクロイックミラーDM1,DM2とを有する。リレーレンズMLは、信号光GLの光束状態を調整する。また、走査光学系12は、リレーレンズMLを経た信号光GLを虚像形成部材20において2次元走査させるスキャン部であるMEMSミラー部12bを有する。
信号光変調部11において、各色光源11r,11g,11bは、ダイオードレーザ光源又はLED光源であり、赤色光源11rは、赤色光を発生させる特定波長帯域の光を射出し、緑色光源11gは、緑色光を発生させる特定波長帯域の光を射出し、青色光源11bは、青色光を発生させる特定波長帯域の光を射出する。各色光源11r,11g,11bは、第1ダイクロイックミラーDM1又は第2ダイクロイックミラーDM2の方向に向かうように光束の方向を調整して各色光を射出する。
第1ダイクロイックミラーDM1は、赤色光を発生させる特定波長帯域にある光を透過させるとともに他の特定波長帯域にある光を反射し、第2ダイクロイックミラーDM2は、赤色光及び緑色光を発生させる特定波長帯域にある光を透過させるとともに他の特定波長帯域にある光を反射する。これにより、3色の色光を合成した信号光GLが形成される。
リレーレンズMLは、合成光形成部11aで形成された合成光である信号光GLの発散角を調整し、走査光学系12のうちスキャン部であるMEMSミラー部12bに向けて射出する。
図4(B)に示すように、走査光学系12は、MEMSミラー部12bと、周辺部材12cとを有する。MEMSミラー部12bは、周辺部材12cによって中央部に設けた矩形の孔HLに収められ、任意の方向に傾斜可能となっている。
以下、MEMSミラー部12bについて説明する。MEMSミラー部12bは、一軸方向について回転可能なMEMSミラー本体部12xと、MEMSミラー本体部12xを囲む枠であるとともに当該一軸方向に垂直な軸方向について回転可能なミラー枠体12yと、ミラー枠体12yに接続する一対の第1軸SH1と、周辺部材12cに接続する一対の第2軸SH2とを有している。MEMSミラー部12bは、第1軸SH1の軸方向と第2軸SH2の軸方向とが互いに垂直であることにより、2軸方向について回転可能となっており、任意の方向に傾斜可能であり、射出するビームである走査光SLの2次元走査を可能にしている。
以下、画像形成の動作について説明する。図4(A)に示すように、まず、光射出装置10のうち、信号光変調部11は、信号光GLを形成し、射出する。射出された信号光GLは、リレーレンズMLに入射し、リレーレンズMLを経た信号光GLは、スキャン部であるMEMSミラー部12bに入射する。MEMSミラー部12bは、信号光GLを、走査光SLとして虚像形成部材20に向けて射出する。虚像形成部材20において、MEMSミラー部12bにより走査光SLを走査させて入射させることで、図1に示す画像光PLによって虚像が形成され、この虚像を装着者が眼EYで捉えることで、画像が認識される。
なお、駆動制御回路13は、走査光学系12を用いた虚像形成部材20上での走査光SLの照射動作において、光射出装置10と虚像形成部材20との位置関係や虚像形成部材20の被照射領域の形状を加味してMEMSミラー部12bを制御している。上記のように、虚像形成部材20は、上記のように、フレームFLに合わせて曲がった形状を有しており、これに対応して走査を行うことで、虚像の形成において歪み等が生じないようにしている。
また、上記のような虚像の形成に際して、装着者にピントの合った虚像を見せる方法は、いくつかある。まず、1つの方法として、駆動制御回路13によって光射出装置10を動作させ、虚像の位置を光軸方向について変化させる、すなわち眼EYに入る光の平行度を変化させることで、装着者の視度に合わせて裸眼視できるように調整を行うことができる。また、別の方法として、上記のようなスキャンタイプにおいて、画像光のビーム径を十分細いものとしておくことで、Fナンバーを大きくし、焦点深度を大きくし、ボケの無い画像を形成できる。この場合、視力の矯正を要する人も要しない人も虚像による画像を観察できる、すなわち視度調整が必要ないことになる。
以上のように、本実施形態に係る虚像表示装置100では、光射出装置10及び虚像形成部材20によって形成される画像光PLと視度調整部材30及び虚像形成部材20を透過してくる外界光OLとを並行してシースルー観察が可能である。この際、外界光OLの観察において、視度調整部材30によって装着者の視力に応じた視度調整が可能となっている。従って、装着者は眼鏡等の視度調整用の器具を装用することなく、外界光OLの観察が可能となり、虚像表示装置100の大型化を抑制できる。
また、以上の構成において、視度調整部材30として、例えばスライド移動可能な2枚のレンズを組み合わせることで視度を変化させることができるものを用いてもよい。この場合、1種類の視度調整部材30で種々の度合に調整することができる。
また、上述した図4(A)等に示す信号光変調部11の構造では、合成光形成部11aでの信号光GLの形成において各色光源11r,11g,11bからの光を合成するものとしているが、これは、本実施形態の信号光形成における一例であり、他の構成によって信号光GLを形成することもできる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置は、第1実施形態に係る虚像表示装置100の変形例であり、特に説明しない場合、第1実施形態の虚像表示装置100と同様であるものとする。
図5に示すように、本実施形態に係る虚像表示装置200を構成する第1表示装置200Aにおいて、虚像形成部材220と、視度調整部材230とは、一体化したものとなっている。より詳しく説明すると、視度調整部材230の表面のうち、装着者側に対向する面である内面230a上に半透過反射膜20aが成膜されており、この半透過反射膜20aが虚像形成部材220として機能する。言い換えると、虚像形成部材220である半透過反射膜20aは、視度調整部材230に支持される被照射膜である。なお、この場合、虚像形成部材220は、ほぼ一様な膜で形成され、視度調整部材230のレンズ効果にはほとんど影響を与えないすなわち視度を有しないものとなっている。
以上のように、虚像形成部材220は、視度調整部材230の表面のうち装着時において装着者側の面である内面230a上に位置するように視度調整部材230と一体的に形成された一部材の構成とすることで、薄い膜状の虚像形成部材220を、視度調整部材230によって支持して安定させ、装置の軽量化・小型化を図ることができる。また、この場合、虚像形成部材220と視度調整部材230との間に隙間がない状態にできるので、画像光や外界光に他の不要光が影響を及ぼすといった可能性を低減できる。つまり、虚像形成部材220と視度調整部材230とを別体とする場合に比べて虚像や外界像の劣化をより抑制できる。なお、半透過反射膜20aを視度調整部材230の内面230aに密着させた状態となるように接着することで同様の構成としてもよい。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置は、第1実施形態に係る虚像表示装置100の変形例であり、特に説明しない場合、第1実施形態の虚像表示装置100と同様であるものとする。
図6に示すように、本実施形態に係る虚像表示装置300を構成する第1表示装置300Aのうち虚像形成部材320は、透明基板TPと、ホログラム素子HEとを有する。具体的には、虚像形成部材320は、光を通過させる透明基板TP上に回折格子の一例であるホログラム素子HEが設けられた構成となっている。ホログラム素子HEは、走査光SLが照射される範囲である被照射領域上に形成され、特定波長帯域にある光については回折させ、それ以外の波長帯域にある光については透過する性質を有する半透過膜である。ホログラム素子HEは、特定の波長帯域にある画像光PLについては、回折を利用して入射角度や光束状態を所望のものとなるように調整することで虚像を形成し、広範囲な波長帯域にある外界光OLについては、その成分の大半を通過させる。なお、ホログラム素子HEは、薄い膜状の部材であり、透明基板TPに支持されている。虚像形成部材320は、以上のような構成であることから、画像光PLに関してはホログラム素子HEでの回折によって虚像を形成させる一方、外界光OLに関しては透明基板TP及びホログラム素子HEを通過させるものとなっている。この場合、虚像表示装置300は、視度調整部材30と、虚像形成部材320を構成する透明基板TP及びホログラム素子HEとを通過した外界光OLについて認識可能なシースルーの構成となる。また、上記の構成では、薄い膜状の部材であるホログラム素子HE側において光の射出方向を調整できるので、虚像形成部材320形状の自由度を高めることができ、虚像表示装置300をデザイン性に優れたものとすることができる。
〔第4実施形態〕
以下、第4実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置は、第1実施形態に係る虚像表示装置100の変形例であり、特に説明しない場合、第1実施形態の虚像表示装置100と同様であるものとする。
図7に示すように、本実施形態に係る虚像表示装置400を構成する第1表示装置400Aは、装着者の眼幅(人間の両眼間の距離)に応じて、光射出装置410、虚像形成部材420、及び視度調整部材430の位置を調整する眼幅調整部SAを有している。人間の眼幅には、人種や性別あるいは個体間等によって差がある。ここでは、眼幅に相当するものとして、鼻NSから眼EYまでの距離を眼幅調整部SAによって調整可能とすることで、眼幅調整をしている。
眼幅調整部SAは、不図示のスライド機構により、装着者にとっての横方向であるZ方向について、走査光学系12を含む光射出装置410及び虚像形成部材420と、視度調整部材430とを一体的に動かすことができる。ここでは、図示のようにZ方向について調整幅DDの範囲で調整が可能となっている。調整幅DDを一般的な人間の眼幅の差を包含する範囲とすることで、十分な位置調整ができる。以上の眼幅調整部SAによる調整では、光射出装置410、虚像形成部材420、及び視度調整部材430が一体的に移動するものとなっているため、光射出装置410側から虚像形成部材420への投射状態や、虚像形成部材420と視度調整部材430との相対的な位置関係を一定に保ちつつ、眼幅の位置合わせをすることができる。
なお、以上では、光射出装置410、虚像形成部材420、及び視度調整部材430の3つについて一体的に移動させるものとしているが、眼幅調整部SAによって少なくとも光射出装置410と虚像形成部材420とが一体的に移動可能であれば、光射出装置410側から虚像形成部材420への投射状態は変化しないようにでき、画像形成が確保される。
〔第5実施形態〕
以下、第5実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置は、第1実施形態に係る虚像表示装置100の変形例であり、特に説明しない場合、第1実施形態の虚像表示装置100と同様であるものとする。
図8に示すように、本実施形態に係る虚像表示装置500は、光射出装置510と、虚像形成部材20と、視度調整部材30とを有する。このうち、光射出装置510は、光源部を含む信号光変調部511と、スキャン部を含む走査光学系512とを有する。信号光変調部511は、画像光となるべき合成光を形成するための合成光形成部511aと、光ファイバーFBと、リレーレンズML(図9参照)とを有している。図8に示すように、光射出装置510において、合成光形成部511aと走査光学系512とが切り離されており、その間を光ファイバーFBが繋ぐものとなっている。つまり、光射出装置510を構成する部材が分散して配置可能となっている。ここでは、一例として、光ファイバーFBは、装着者の顔面形状に沿って耳EA側から眼EY周辺を経由して鼻NS側に向かって延びていることで、耳EA側にある合成光形成部511aと鼻NS周辺にある走査光学系512とを繋いでいるものとする。
以下、光射出装置510の構造を模式的に示した図9を用いて、光射出装置510の各部の概要について説明する。まず、光射出装置510のうち、信号光変調部511は、合成光形成部511aとして、赤、緑、及び青の光源部である3色の色光源511r,511g,511bと、各色光源511r,511g,511bから射出された色光をそれぞれ集光する集光レンズCLr,CLg,CLbと、集光レンズCLr,CLg,CLbを経た各色光を合成するための第1及び第2ダイクロイックミラーDM1,DM2とを有する。また、信号光変調部511は、合成光形成部511aで形成された信号光GLである合成光を走査光学系512に伝搬させる光ファイバーFBを有する。さらに、信号光変調部511は、光ファイバーFBで伝搬された光の発散状態を調整するためのリレーレンズMLを有する。
光ファイバーFBは、信号光変調部511側に接続する第1ファイバー端EG1と、走査光学系512側に接続する第2ファイバー端EG2とを有する。合成光形成部611aから射出された合成光である信号光GLは、一方の端部である第1ファイバー端EG1から光ファイバーFBに取り込まれ、光ファイバーFBの内部を伝搬されて、他方の端部である第2ファイバー端EG2から走査光学系512側に配置されるリレーレンズMLに向けて射出される。
リレーレンズMLは、光ファイバーFBを経た信号光GLを、光束の発散状態を調整(例えば平行光束化)して、走査光学系512に向けて射出する。
走査光学系512は、リレーレンズMLを経た信号光GLを走査光SLとして射出し、射出虚像形成部材20において2次元走査させるスキャン部であるMEMSミラー部512bを有する。
以下、画像形成の動作について説明する。まず、光射出装置510のうち各色光源511r,511g,511bから射出されたダイオードレーザ又はLED光は、それぞれ対応する集光レンズCLr,CLg,CLbにおいて集光され、ダイクロイックミラーDM1,DM2で合成され、信号光GLである合成光を形成する。合成光である信号光GLは、光ファイバーFBの第1ファイバー端EG1に集光され、結合される。さらに、この信号光GLは、光ファイバーFB内を伝搬され、第2ファイバー端EG2から射出された後、リレーレンズMLに入射する。信号光GLは、リレーレンズMLにおいて光束の発散状態を調整され、走査光学系512のスキャン部であるMEMSミラー部512bに入射する。MEMSミラー部512bは、当該信号光GLを走査光SLとして、ハーフミラーである虚像形成部材20上を走査させることで、虚像が形成され、当該虚像を認識させる画像光PLが装着者の眼EYに導かれる。
本実施形態の場合、実質的に画像光PLを形成する装置である合成光形成部511aを鼻NS側や眼EY側ではなく耳EA側に配置し、鼻NSの周辺には走査光学系512のみを配置して、合成光形成部511aから走査光学系512へ変調された信号光GLを伝搬させる構成とすることで、装置全体としての重量を分散させ重心のバランスを調整することができる。これにより、装着者に掛かる装置の重量感を軽減し、より快適な視聴を可能にする。また、光ファイバーFBは、フレームFLに沿って配置することで、デザイン上目立たないようにできる。
また、上記では、合成光形成部511aを耳EA側に配置するものとしているが、光ファイバーFBの長さや形状を適宜変更すれば、耳EA側以外の箇所に合成光形成部511aを配置することも可能である。これにより、装置全体としてのデザインの自由度を高めることができる。
この発明は、上記の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
上記では、光源として、ダイオードレーザ光源又はLED光源を用いるものとしているが、光源は、例えば有機EL等の上記以外のものであってもよい。
また、上記各実施形態の虚像表示装置100等では、右眼及び左眼の双方に対応して設ける構成としているが、右眼又は左眼のいずれか一方に対してのみ光射出装置10等を設け画像を片眼視する構成にしてもよい。
また、上記の実施形態では、例えば図1において視度調整部材30が虚像形成部材20の略全体を覆うような構成となっているが、これに限らず、例えば図10に示すように、眼EYの位置に合わせて設置される視度調整部材30が被照射部材20よりも小さく、被照射部材20の一部のみを覆っている構成としてもよい。
10,410,510…光射出装置、 11,511…信号光変調部、 11a,611a…合成光形成部、 11r,11g,11b,511r,511g,511b…色光源、 CLr,CLg,CLb…集光レンズ、 DM1,DM2…ダイクロイックミラー、 12,512…走査光学系、 ML…リレーレンズ、 12b,612b…MEMSミラー、 20,220,320,420…虚像形成部材、 30,230,430…視度調整部材、 100,200,300,400,500…虚像表示装置、 100A,200A,300A,400A,500A…表示装置、 HE…ホログラム素子(回折格子)、 OA…光軸、 TP…透明基板、 NP…鼻パッド、 SA…眼幅調整部、 FB…光ファイバー、 NS…鼻、 EY…眼、 EA…耳、 GL…信号光、 SL…走査光、 PL…画像光

Claims (14)

  1. 画像に対応して変調された信号光を射出する信号光変調部と、
    前記信号光変調部から入射した信号光を走査させることにより、走査光として射出させる走査光学系と、
    前記走査光学系からの前記走査光の照射を受けて虚像を形成する虚像形成部材と、
    外界を見るために視度を調整する視度調整部材と、
    を備え、
    前記視度調整部材は、前記虚像形成部材よりも装着者の眼に対して外側に位置するように配置され、
    前記走査光学系は、前記装着者の鼻周辺に配置され、前記信号光変調部により前記観察者側に向かって射出された前記信号光を前記走査光として前記虚像形成部材に射出させ
    前記信号光変調部は、前記装着者の耳側に対応する位置に配置され、前記信号光を形成する信号光形成部と、前記信号光形成部で形成された前記信号光を前記走査光学系に伝播させる光ファイバーと、を有する、虚像表示装置。
  2. 前記光ファイバーは、装着時において前記装着者の顔面形状に沿って耳の周辺から鼻周辺に向かって延びて前記信号光形成部から射出された前記信号光を前記走査光学系へ伝搬させる、請求項に記載の虚像表示装置。
  3. 前記信号光形成部は、R光、G光及びB光を合成した合成光を前記信号光として形成する合成光形成部である、請求項及び請求項のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  4. 前記虚像形成部材は、前記走査光学系から射出された前記走査光を受けて前記虚像を形成するとともに、外界光を通過させて、前記走査光による前記虚像の観察と前記外界光の観察とを可能にする半透過膜を有する、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の前記虚像表示装置。
  5. 前記視度調整部材は、前記虚像形成部材を覆うように互いに近接して配置されている、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  6. 前記虚像形成部材は、前記視度調整部材の表面のうち装着時において前記装着者側となる内面上に位置するように一体的に形成されている、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  7. 前記虚像形成部材は、前記視度調整部材に支持される被照射膜である、請求項に記載の虚像表示装置。
  8. 前記視度調整部材は、着脱可能に取り付けられる、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  9. 前記虚像形成部材と前記視度調整部材とを取り付けるフレームをさらに有し、
    前記虚像形成部材は、前記フレームに固定して取り付けられ、
    前記視度調整部材は、前記フレームに着脱可能に取り付けられる、請求項8に記載の虚像表示装置。
  10. 前記フレームは、前記虚像形成部材と前記視度調整部材とが取り付けられるホルダ部材を有し、
    前記虚像形成部材は、前記ホルダ部材により前記フレームの定位置に固定して取り付けられ、
    前記視度調整部材は、前記ホルダ部材により前記虚像形成部材に近接した状態で配置される位置に取り付けられる、請求項9に記載の虚像表示装置。
  11. 前記虚像形成部材と前記視度調整部材とは、前記フレームの形状に沿った形状を有している、請求項9及び請求項10のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  12. 前記虚像形成部材は、前記走査光の照射を受ける被照射膜と、前記被照射膜を支持する支持部材とを有する、請求項8から請求項11のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  13. 前記虚像形成部材は、前記走査光学系から照射された前記走査光によって前記虚像を形成する回折格子を有する、請求項1から請求項12までのいずれか一項に記載の前記虚像表示装置。
  14. 前記装着者の眼幅に応じて、装着時における前記装着者の眼の位置に対して、前記走査光学系、前記虚像形成部材及び前記視度調整部材のうち少なくとも前記走査光学系及び前記虚像形成部材を一体として可動にする眼幅調整部をさらに有する、請求項1から請求項13までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
JP2012050121A 2012-03-07 2012-03-07 虚像表示装置 Active JP5957972B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012050121A JP5957972B2 (ja) 2012-03-07 2012-03-07 虚像表示装置
US13/783,758 US9081183B2 (en) 2012-03-07 2013-03-04 Virtual image display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012050121A JP5957972B2 (ja) 2012-03-07 2012-03-07 虚像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013186230A JP2013186230A (ja) 2013-09-19
JP5957972B2 true JP5957972B2 (ja) 2016-07-27

Family

ID=49113908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012050121A Active JP5957972B2 (ja) 2012-03-07 2012-03-07 虚像表示装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9081183B2 (ja)
JP (1) JP5957972B2 (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5919885B2 (ja) * 2012-02-28 2016-05-18 セイコーエプソン株式会社 虚像表示装置
US9729767B2 (en) 2013-03-22 2017-08-08 Seiko Epson Corporation Infrared video display eyewear
CN109445095B (zh) * 2013-11-27 2021-11-23 奇跃公司 虚拟和增强现实系统与方法
EP3968085A1 (en) 2014-09-29 2022-03-16 Magic Leap, Inc. Architectures and methods for outputting different wavelength light out of wave guides
JP6661885B2 (ja) * 2015-03-09 2020-03-11 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置
KR102630754B1 (ko) 2015-03-16 2024-01-26 매직 립, 인코포레이티드 증강 현실 펄스 옥시미트리
CA2989414A1 (en) * 2015-06-15 2016-12-22 Magic Leap, Inc. Display system with optical elements for in-coupling multiplexed light streams
CN107272319A (zh) * 2016-04-07 2017-10-20 中强光电股份有限公司 投影装置以及影像投影方法
AU2017246901B2 (en) 2016-04-08 2022-06-02 Magic Leap, Inc. Augmented reality systems and methods with variable focus lens elements
KR102641964B1 (ko) 2016-05-12 2024-02-27 매직 립, 인코포레이티드 이미징 도파관을 통해 분배된 광 조작
JP2018018077A (ja) 2016-07-28 2018-02-01 中強光電股▲ふん▼有限公司 ヘッドマウントディスプレイ
CN107664839A (zh) * 2016-07-28 2018-02-06 中强光电股份有限公司 头戴式显示装置
CN107664840A (zh) * 2016-07-28 2018-02-06 中强光电股份有限公司 头戴式显示装置
EP3542216A4 (en) 2016-11-18 2020-10-07 Magic Leap, Inc. MULTI-LAYER LIQUID CRYSTAL DIFFRACTION NETWORKS TO REDIRECT LIGHT FROM LARGE INCIDENCE ANGLE RANGES
KR102533671B1 (ko) 2016-11-18 2023-05-16 매직 립, 인코포레이티드 공간 가변적 액정 회절 격자들
US11067860B2 (en) 2016-11-18 2021-07-20 Magic Leap, Inc. Liquid crystal diffractive devices with nano-scale pattern and methods of manufacturing the same
AU2017363078B2 (en) 2016-11-18 2022-09-29 Magic Leap, Inc. Waveguide light multiplexer using crossed gratings
KR102585679B1 (ko) 2016-12-08 2023-10-05 매직 립, 인코포레이티드 콜레스테릭 액정에 기초한 회절 디바이스들
EP3555700B1 (en) 2016-12-14 2023-09-13 Magic Leap, Inc. Patterning of liquid crystals using soft-imprint replication of surface alignment patterns
US10371896B2 (en) 2016-12-22 2019-08-06 Magic Leap, Inc. Color separation in planar waveguides using dichroic filters
EP3571535B1 (en) 2017-01-23 2023-07-19 Magic Leap, Inc. Eyepiece for virtual, augmented, or mixed reality systems
CN110537122B (zh) 2017-02-23 2022-04-29 奇跃公司 基于偏振转换的可变焦虚拟图像设备
US10545347B2 (en) 2017-02-23 2020-01-28 Google Llc Compact eye tracking using folded display optics
EP3596526B1 (en) * 2017-03-15 2024-02-28 Magic Leap, Inc. Techniques for improving a fiber scanning system
CN115097625A (zh) 2017-03-21 2022-09-23 奇跃公司 光学设备、头戴式显示器、成像系统和对对象成像的方法
KR20200057727A (ko) 2017-09-21 2020-05-26 매직 립, 인코포레이티드 눈 및/또는 환경의 이미지들을 캡처하도록 구성된 도파관을 갖는 증강 현실 디스플레이
EP4293414A3 (en) 2017-12-15 2024-03-13 Magic Leap, Inc. Eyepieces for augmented reality display system
JP7200637B2 (ja) * 2017-12-25 2023-01-10 株式会社リコー 頭部装着型表示装置および表示システム
CN113302546A (zh) 2018-11-20 2021-08-24 奇跃公司 用于增强现实显示系统的目镜
EP3987343A4 (en) 2019-06-20 2023-07-19 Magic Leap, Inc. EYEWEARS FOR AUGMENTED REALITY DISPLAY SYSTEM

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6389815A (ja) * 1986-10-03 1988-04-20 Nec Corp 左右視点制御装置
JP3632271B2 (ja) * 1995-12-28 2005-03-23 富士ゼロックス株式会社 メガネディスプレイ
JP3632392B2 (ja) * 1997-08-14 2005-03-23 富士ゼロックス株式会社 網膜ディスプレイ装置
JPH1195144A (ja) * 1997-09-24 1999-04-09 Minolta Co Ltd 映像表示装置
JP2000111829A (ja) * 1998-10-08 2000-04-21 Olympus Optical Co Ltd 映像表示装置
JP2003043409A (ja) * 2001-05-23 2003-02-13 Victor Co Of Japan Ltd 画像表示装置
US7724210B2 (en) 2004-05-07 2010-05-25 Microvision, Inc. Scanned light display system using large numerical aperture light source, method of using same, and method of making scanning mirror assemblies
JP4581632B2 (ja) * 2004-10-29 2010-11-17 コニカミノルタフォトイメージング株式会社 映像表示装置
JP4738798B2 (ja) * 2004-12-03 2011-08-03 キヤノン株式会社 画像観察装置
JP4792970B2 (ja) * 2005-12-28 2011-10-12 ブラザー工業株式会社 画像表示装置、網膜走査型画像表示装置及びハーフミラー
JP4411547B2 (ja) * 2006-03-20 2010-02-10 ソニー株式会社 画像表示装置
JP2007272067A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Brother Ind Ltd 画像表示装置
CN101589327B (zh) 2007-09-26 2012-09-26 松下电器产业株式会社 光束扫描式显示装置、显示方法以及集成电路

Also Published As

Publication number Publication date
US9081183B2 (en) 2015-07-14
JP2013186230A (ja) 2013-09-19
US20130235440A1 (en) 2013-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5957972B2 (ja) 虚像表示装置
JP5919885B2 (ja) 虚像表示装置
CN107407812B (zh) 图像显示装置
JP6229260B2 (ja) 虚像表示装置
US10495883B2 (en) Image display device with optical systems to guide light to a pupil
US10739601B2 (en) Image display device having maximum emission angle of first image light smaller than maximum viewing angle of virtual image
JP2016517036A5 (ja)
WO2016051747A1 (ja) 画像表示装置
CN106353885B (zh) 图像显示装置
CN104049364A (zh) 虚像显示装置
JP2016161670A (ja) 画像表示装置
JP4581632B2 (ja) 映像表示装置
WO2019235059A1 (ja) 映像投射システム、映像投射装置、映像表示光回折用光学素子、器具、及び映像投射方法
JP2016224345A (ja) 画像表示装置
JP2019144515A (ja) 虚像表示装置
JP6210343B2 (ja) 虚像表示装置
JP2022527960A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JPWO2019077975A1 (ja) 映像表示装置と光学シースルーディスプレイ
WO2024062812A1 (en) Image display device and light guide plate
JP2016188984A (ja) 画像表示装置
US20140313556A1 (en) Portable augmented vision device
JP2016151601A (ja) 画像表示装置
JP2013073177A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP2021086074A (ja) 透過型画像表示装置
JP2016142864A (ja) 画像表示装置および画像表示装置の位置合わせ方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5957972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150