JP2000111829A - 映像表示装置 - Google Patents
映像表示装置Info
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- JP2000111829A JP2000111829A JP10286595A JP28659598A JP2000111829A JP 2000111829 A JP2000111829 A JP 2000111829A JP 10286595 A JP10286595 A JP 10286595A JP 28659598 A JP28659598 A JP 28659598A JP 2000111829 A JP2000111829 A JP 2000111829A
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- Japan
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- light
- scanning
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Abstract
(57)【要約】
【課題】個人用で小型・軽量のモバイルあるいはウェラ
ブルシステムやコンピュータシステムに適合した映像表
示装置を提供する。 【解決手段】操作者に装着可能な映像表示装置であり、
入力された映像信号に応じて光度を変化させたビーム光
を発生し、当該映像信号に同期してビームを2次元に走
査する投影ユニット3と、装着時に装着者の眼球前方に
位置し、走査されたビーム光を装着者の眼球に導く集積
型ミラー5とを具備する。
ブルシステムやコンピュータシステムに適合した映像表
示装置を提供する。 【解決手段】操作者に装着可能な映像表示装置であり、
入力された映像信号に応じて光度を変化させたビーム光
を発生し、当該映像信号に同期してビームを2次元に走
査する投影ユニット3と、装着時に装着者の眼球前方に
位置し、走査されたビーム光を装着者の眼球に導く集積
型ミラー5とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像表示装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の高性能化に伴って家庭用コ
ンピュータ(PC)やデジタルカメラ、デジタルビデオ
カメラ等が飛躍的に超小型化されつつある。また、モバ
イルコンピュータが製品化され、セルラー電話等の発展
や無線インフラストラクチャの整備に伴って、何時で
も、何処でも通信と情報処理が可能な環境が揃ってき
た。さらには、人間に装着できるコンピュータ、すなわ
ちウェラブルコンピュータが発展しつつある。
ンピュータ(PC)やデジタルカメラ、デジタルビデオ
カメラ等が飛躍的に超小型化されつつある。また、モバ
イルコンピュータが製品化され、セルラー電話等の発展
や無線インフラストラクチャの整備に伴って、何時で
も、何処でも通信と情報処理が可能な環境が揃ってき
た。さらには、人間に装着できるコンピュータ、すなわ
ちウェラブルコンピュータが発展しつつある。
【0003】しかし、半導体装置の超小型化に伴って電
子回路が超小型しても、コンピュータ等の機器と人間と
の操作インターフェースと表示装置の小型化は困難であ
った。特に表示装置は小型化すると表示内容を読んだ
り、見たり出来なくなり、画角も狭くなって臨場感が失
われるという欠点がある。
子回路が超小型しても、コンピュータ等の機器と人間と
の操作インターフェースと表示装置の小型化は困難であ
った。特に表示装置は小型化すると表示内容を読んだ
り、見たり出来なくなり、画角も狭くなって臨場感が失
われるという欠点がある。
【0004】一方、頭部搭載型表示装置(HMD: Head
Mounted Display)や顔面搭載型表示装置(FMD: Fa
ce Mounted Display)と言われる表示装置もLCD等の
表示デバイスの小型化と、光学レンズの高性能化に伴っ
て、小型化かつ軽量化してきた。最近では100グラム
程度の眼鏡型のFMDも商品化されている。
Mounted Display)や顔面搭載型表示装置(FMD: Fa
ce Mounted Display)と言われる表示装置もLCD等の
表示デバイスの小型化と、光学レンズの高性能化に伴っ
て、小型化かつ軽量化してきた。最近では100グラム
程度の眼鏡型のFMDも商品化されている。
【0005】しかしこれらの装置においては顔面に置か
れた仮想的なスクリーンを見ることを目的としており、
一旦画像を見ると殆ど外部は見れないため、モバイルあ
るいはウェラブルコンピュータの用途としては限定され
たものであった。つまり、外部を見ながら映像を表示す
るような所謂、強化現実感を考慮したものではない。
れた仮想的なスクリーンを見ることを目的としており、
一旦画像を見ると殆ど外部は見れないため、モバイルあ
るいはウェラブルコンピュータの用途としては限定され
たものであった。つまり、外部を見ながら映像を表示す
るような所謂、強化現実感を考慮したものではない。
【0006】また現状のHMD,FMDは小型のLCD
を用いているが、QVGA(320×240)クラスの
製品であれば小型かつ安価であるが、VGA(640×
480)クラスのカラーLCDでは高集積化は困難であ
り、高価である。またLCDでは光の偏向作用を用いて
表示するが、原理的に光の利用効率は20%以下であ
り、さらに1cm角程度の微小な大きさに収めようとす
ると、駆動用のトランジスタの面積や、PolySiの
移動度の限度もあり、さらに開口率が20%程度になっ
て、最終的な光の利用効率は4%程度となる。即ち、光
の利用効率が非常に悪く、消費電力を少なくすることは
困難である。他方、モバイルあるいはウェラブルコンピ
ュータの用途では、一般に、1回の充電で10時間の利
用は当然であると考えられている。
を用いているが、QVGA(320×240)クラスの
製品であれば小型かつ安価であるが、VGA(640×
480)クラスのカラーLCDでは高集積化は困難であ
り、高価である。またLCDでは光の偏向作用を用いて
表示するが、原理的に光の利用効率は20%以下であ
り、さらに1cm角程度の微小な大きさに収めようとす
ると、駆動用のトランジスタの面積や、PolySiの
移動度の限度もあり、さらに開口率が20%程度になっ
て、最終的な光の利用効率は4%程度となる。即ち、光
の利用効率が非常に悪く、消費電力を少なくすることは
困難である。他方、モバイルあるいはウェラブルコンピ
ュータの用途では、一般に、1回の充電で10時間の利
用は当然であると考えられている。
【0007】一つの解決の方法は、米国のMicro
Optical社が試作した超小型の眼鏡型の表示装置
である。これは詳細は明確にされてはいないが、インタ
ーネットのホームページの情報によれば、リフレクタ
(Reflector )と呼ばれる数mm角の小型のレンズが眼
鏡に貼り付けてあり、この小型レンズは小型の反射鏡に
なっており、眼鏡のレンズの付け根の部分に装着された
小型LCDを用いた表示装置からの表示を反射して眼に
投射するものである。
Optical社が試作した超小型の眼鏡型の表示装置
である。これは詳細は明確にされてはいないが、インタ
ーネットのホームページの情報によれば、リフレクタ
(Reflector )と呼ばれる数mm角の小型のレンズが眼
鏡に貼り付けてあり、この小型レンズは小型の反射鏡に
なっており、眼鏡のレンズの付け根の部分に装着された
小型LCDを用いた表示装置からの表示を反射して眼に
投射するものである。
【0008】他に、LCDのような表示装置を使わない
方法も提案されている。これは走査型デバイス(小型ス
キャナ)を用いる方法である。走査型デバイスは構造が
単純であるため、低コストであり、半導体レーザを用い
れば、光の利用効率を大幅に増加できる可能性がある。
方法も提案されている。これは走査型デバイス(小型ス
キャナ)を用いる方法である。走査型デバイスは構造が
単純であるため、低コストであり、半導体レーザを用い
れば、光の利用効率を大幅に増加できる可能性がある。
【0009】また、米国特許第5467104号は、R
GBレーザ光を水平スキャン、垂直スキャンにより走査
し、眼の位置をアイトラッカーで計測してオフセットを
掛ける方法を開示している。また、米国特許第5557
444号は、この表示装置のために開発された小型電磁
石を用いた小型の高速一次元スキャナを開示している。
GBレーザ光を水平スキャン、垂直スキャンにより走査
し、眼の位置をアイトラッカーで計測してオフセットを
掛ける方法を開示している。また、米国特許第5557
444号は、この表示装置のために開発された小型電磁
石を用いた小型の高速一次元スキャナを開示している。
【0010】さらに特開平6−123843号公報は網
膜投影型の表示装置を開示している。小型の反射型プリ
ズムを電磁コイルによって駆動することで光軸を偏向操
作させる方法を採用している。
膜投影型の表示装置を開示している。小型の反射型プリ
ズムを電磁コイルによって駆動することで光軸を偏向操
作させる方法を採用している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術は、
1.小型LCDの画像を眼鏡上の反射プリズムを用いて
表示するか、あるいは2.小型スキャナによる方式を採
用している。しかし、これらの方法を実際のウェラブル
コンピュータシステムに適用しようとすると、幾つかの
問題点がある。
1.小型LCDの画像を眼鏡上の反射プリズムを用いて
表示するか、あるいは2.小型スキャナによる方式を採
用している。しかし、これらの方法を実際のウェラブル
コンピュータシステムに適用しようとすると、幾つかの
問題点がある。
【0012】まず、小型LCDの画像を眼鏡上の反射プ
リズムを用いて表示する場合について述べる。小型のL
CDは1cm角と比較的小さなデバイスが製造できるよ
うになってきたが、LCDのため、偏光フィルタによる
光量の低下と、画素の小面積化に伴う開口率の低下があ
る。このため光の利用効率は僅か5%程度である。これ
はデバイスを高精細化するほど問題となる。例えばカラ
ーのSVGAは1cmの水平画角に800×3本の表示
単体素子が必要であり、この場合の各画素は4ミクロン
程度になる。この内部にTFTのPolySiのトラン
ジスタを搭載すると、セル面積内の光デバイスの面積で
ある開口率は10%以下になる場合も有りうる。また眼
鏡に小さな反射型レンズを用いて眼に投影した場合は、
まず射出瞳が極端に小さくなって、ほんの数mm眼球を
移動したのみで像が外れてしまう。実際に視線を外した
方が良い場合もあるが、1mm程度では、像を再度見出
すことも困難である。またこのプリズムは、像を写さな
い時は邪魔になるという問題点もある。
リズムを用いて表示する場合について述べる。小型のL
CDは1cm角と比較的小さなデバイスが製造できるよ
うになってきたが、LCDのため、偏光フィルタによる
光量の低下と、画素の小面積化に伴う開口率の低下があ
る。このため光の利用効率は僅か5%程度である。これ
はデバイスを高精細化するほど問題となる。例えばカラ
ーのSVGAは1cmの水平画角に800×3本の表示
単体素子が必要であり、この場合の各画素は4ミクロン
程度になる。この内部にTFTのPolySiのトラン
ジスタを搭載すると、セル面積内の光デバイスの面積で
ある開口率は10%以下になる場合も有りうる。また眼
鏡に小さな反射型レンズを用いて眼に投影した場合は、
まず射出瞳が極端に小さくなって、ほんの数mm眼球を
移動したのみで像が外れてしまう。実際に視線を外した
方が良い場合もあるが、1mm程度では、像を再度見出
すことも困難である。またこのプリズムは、像を写さな
い時は邪魔になるという問題点もある。
【0013】次に、小型スキャナによる方式を採用した
場合について述べる。小型スキャナを使う場合、1Dの
スキャナを2つ用いて2Dの画像を生成できるので、光
の利用効率が極めて良い。しかしビデオレートで走査す
る高速のスキャナを製作することが極めて困難であるこ
とと小型化が困難であるという欠点がある。小型化でき
ないとウェラブル機器のコンポーネントとして使えな
い。
場合について述べる。小型スキャナを使う場合、1Dの
スキャナを2つ用いて2Dの画像を生成できるので、光
の利用効率が極めて良い。しかしビデオレートで走査す
る高速のスキャナを製作することが極めて困難であるこ
とと小型化が困難であるという欠点がある。小型化でき
ないとウェラブル機器のコンポーネントとして使えな
い。
【0014】この様に、上記した従来技術はいずれも今
後のコンピュータシステムやモバイルあるいはウェラブ
ルコンピュータシステムに適したものでは無い。実際の
構成や、試作等の実験を行いフィールドでのテストを行
うと、多くの問題点が有ることが判明した。すなわち、
次世代のモバイル、ウェラブルコンピュータシステムを
実現するためには、以下に記載の要件を満たす必要があ
る。 ・眼鏡と外観的にも重量的にも変化がない程度の小型軽
量の光学系であること。眼鏡部分で40グラム程度が望
ましい。 ・瞳径を最低でも3mmから5mm取れること、このた
めにはある程度のミラーの面積が必要である。 ・電源をオフにした場合、或いは使用者が視線を外した
場合に外界を容易に見ることが可能であること。 ・表示構成部が超小型であること、眼鏡の鏡枠に入る程
度の大きさが望ましいこと。 ・オープンで軽量(50グラム程度で)であり装着感が
無いこと。
後のコンピュータシステムやモバイルあるいはウェラブ
ルコンピュータシステムに適したものでは無い。実際の
構成や、試作等の実験を行いフィールドでのテストを行
うと、多くの問題点が有ることが判明した。すなわち、
次世代のモバイル、ウェラブルコンピュータシステムを
実現するためには、以下に記載の要件を満たす必要があ
る。 ・眼鏡と外観的にも重量的にも変化がない程度の小型軽
量の光学系であること。眼鏡部分で40グラム程度が望
ましい。 ・瞳径を最低でも3mmから5mm取れること、このた
めにはある程度のミラーの面積が必要である。 ・電源をオフにした場合、或いは使用者が視線を外した
場合に外界を容易に見ることが可能であること。 ・表示構成部が超小型であること、眼鏡の鏡枠に入る程
度の大きさが望ましいこと。 ・オープンで軽量(50グラム程度で)であり装着感が
無いこと。
【0015】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであり、その目的とするところは、個人用で小
型・軽量のモバイルあるいはウェラブルシステムやコン
ピュータシステムに適合した映像表示装置を提供するこ
とにある。
れたものであり、その目的とするところは、個人用で小
型・軽量のモバイルあるいはウェラブルシステムやコン
ピュータシステムに適合した映像表示装置を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る映像表示装置は、操作者に装着
可能な映像表示装置であり、入力された映像信号に応じ
て光度を変化させたビーム光を発生するビーム発生手段
と、上記映像信号に同期して上記ビームを2次元に走査
する走査手段と、装着時に装着者の眼球前方に位置し、
上記走査されたビーム光を装着者の眼球に導く集積形反
射部材よりなる反射手段とを具備する。
めに、第1の発明に係る映像表示装置は、操作者に装着
可能な映像表示装置であり、入力された映像信号に応じ
て光度を変化させたビーム光を発生するビーム発生手段
と、上記映像信号に同期して上記ビームを2次元に走査
する走査手段と、装着時に装着者の眼球前方に位置し、
上記走査されたビーム光を装着者の眼球に導く集積形反
射部材よりなる反射手段とを具備する。
【0017】また、第2の発明に係る映像表示装置は、
操作者に装着可能な眼鏡形映像表示装置であり、入力さ
れた映像信号に応じて光度を変化させた光を発生する光
源と、上記光源からの光を絞り、ビーム光とするレンズ
と、上記映像信号に同期して振動することにより、上記
ビームを2次元に走査するミラーである走査手段と、眼
鏡におけるレンズに相当する部位の上に配設され、上記
走査されたビーム光を反射して装着者の眼球に導く集積
形ミラーである反射手段とを具備する。また、第3の発
明に係る映像表示装置は、第1又は第2の発明に係る映
像表示装置において、上記反射手段はフレネル反射板で
ある。
操作者に装着可能な眼鏡形映像表示装置であり、入力さ
れた映像信号に応じて光度を変化させた光を発生する光
源と、上記光源からの光を絞り、ビーム光とするレンズ
と、上記映像信号に同期して振動することにより、上記
ビームを2次元に走査するミラーである走査手段と、眼
鏡におけるレンズに相当する部位の上に配設され、上記
走査されたビーム光を反射して装着者の眼球に導く集積
形ミラーである反射手段とを具備する。また、第3の発
明に係る映像表示装置は、第1又は第2の発明に係る映
像表示装置において、上記反射手段はフレネル反射板で
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。 (第1実施形態)図1(A)、(B)は、本発明の第1
実施形態を適用した小型の眼鏡型表示装置1の構成を示
す図である。図1(A)における小型の眼鏡型表示装置
1は、主として眼鏡のガラス(またはプラスチック)部
分2とフレーム30とからなり、フレーム30には、投
影ユニット3と反射ミラー4とが設けられており、眼鏡
のガラス部分2には集積形反射部材よりなる反射手段と
しての集積型ミラー5が設けられている。ここで投影ユ
ニット3は小型の光源(ビーム発生手段)と走査型ミラ
ー(走査手段)で構成されている。また、反射ミラー4
は走査型の振動ミラーで有っても良い。また、集積型ミ
ラー5は、微細なミラーを多数集積したものである。詳
細は後述する他の実施形態で述べるが、図1(A)の例
では、投影ユニット3からの光が反射ミラー4で反射さ
れて比較的浅い角度で集積型ミラー5に入射するため
に、集積型ミラー5の設計や収差の補正が容易でない
が、人間の眼100と眼鏡のガラス部分2との距離の設
定を自由に行なえるという利点がある。また、集積型ミ
ラー5の面積をある程度大きくして、瞳径を増やす設計
を行なうようにする。
施形態を詳細に説明する。 (第1実施形態)図1(A)、(B)は、本発明の第1
実施形態を適用した小型の眼鏡型表示装置1の構成を示
す図である。図1(A)における小型の眼鏡型表示装置
1は、主として眼鏡のガラス(またはプラスチック)部
分2とフレーム30とからなり、フレーム30には、投
影ユニット3と反射ミラー4とが設けられており、眼鏡
のガラス部分2には集積形反射部材よりなる反射手段と
しての集積型ミラー5が設けられている。ここで投影ユ
ニット3は小型の光源(ビーム発生手段)と走査型ミラ
ー(走査手段)で構成されている。また、反射ミラー4
は走査型の振動ミラーで有っても良い。また、集積型ミ
ラー5は、微細なミラーを多数集積したものである。詳
細は後述する他の実施形態で述べるが、図1(A)の例
では、投影ユニット3からの光が反射ミラー4で反射さ
れて比較的浅い角度で集積型ミラー5に入射するため
に、集積型ミラー5の設計や収差の補正が容易でない
が、人間の眼100と眼鏡のガラス部分2との距離の設
定を自由に行なえるという利点がある。また、集積型ミ
ラー5の面積をある程度大きくして、瞳径を増やす設計
を行なうようにする。
【0019】図1(B)は図1(A)の変形例である。
この変形例では、投影ユニット6に2次元スキャナを搭
載し、集積型ミラー5に直接投影する方式をとってい
る。図1(B)における小型の眼鏡型表示装置1は、主
として眼鏡のガラス部分2とフレーム30とからなり、
フレーム30には、投影ユニット6が設けられており、
眼鏡のガラス部分2には集積型ミラー5が設けられてい
る。ここで投影ユニット3は小型の光源と、X方向とY
方向の走査を行なうための2次元スキャナで構成されて
いる。また、集積型ミラー5は、微細なミラーを多数集
積したものである。詳細は後述する他の実施形態で述べ
るが、図1(B)の例では、投影ユニット6からの光が
集積型ミラー5に比較的垂直に近い角度で入射するため
に、集積型ミラー5の設計や収差の補正が容易である。
但し、光束が人間の頭部によってけられない様に眼10
0と眼鏡のガラス部分2との距離がある程度必要にな
る。また、集積型ミラー5の面積をある程度大きくして
瞳径を増やす設計を行なうようにする。 (第2実施形態)図2〜図6は本発明の第2実施形態を
説明するための図である。基本的な概念は上記した第1
実施形態と同様である。第2実施形態が第1実施形態に
共通しているのは、2つのX方向とY方向の走査ミラー
を超小型な投影ユニットに集積することである。この投
影ユニットの大きさは大きくても1cm以内である必要
がある。この為には走査装置の大きさは数mm程度であ
ることが望ましい。即ちミラー部の面積はサブmmとな
る。この様なデバイスは現在の技術ではマイクロマシン
技術を用いることでしか実現できない。従って当該ミラ
ーをマイクロマシンで作製し、投影ユニットに組み込む
方法を提案する。
この変形例では、投影ユニット6に2次元スキャナを搭
載し、集積型ミラー5に直接投影する方式をとってい
る。図1(B)における小型の眼鏡型表示装置1は、主
として眼鏡のガラス部分2とフレーム30とからなり、
フレーム30には、投影ユニット6が設けられており、
眼鏡のガラス部分2には集積型ミラー5が設けられてい
る。ここで投影ユニット3は小型の光源と、X方向とY
方向の走査を行なうための2次元スキャナで構成されて
いる。また、集積型ミラー5は、微細なミラーを多数集
積したものである。詳細は後述する他の実施形態で述べ
るが、図1(B)の例では、投影ユニット6からの光が
集積型ミラー5に比較的垂直に近い角度で入射するため
に、集積型ミラー5の設計や収差の補正が容易である。
但し、光束が人間の頭部によってけられない様に眼10
0と眼鏡のガラス部分2との距離がある程度必要にな
る。また、集積型ミラー5の面積をある程度大きくして
瞳径を増やす設計を行なうようにする。 (第2実施形態)図2〜図6は本発明の第2実施形態を
説明するための図である。基本的な概念は上記した第1
実施形態と同様である。第2実施形態が第1実施形態に
共通しているのは、2つのX方向とY方向の走査ミラー
を超小型な投影ユニットに集積することである。この投
影ユニットの大きさは大きくても1cm以内である必要
がある。この為には走査装置の大きさは数mm程度であ
ることが望ましい。即ちミラー部の面積はサブmmとな
る。この様なデバイスは現在の技術ではマイクロマシン
技術を用いることでしか実現できない。従って当該ミラ
ーをマイクロマシンで作製し、投影ユニットに組み込む
方法を提案する。
【0020】図2は小型の眼鏡型表示装置の光学的な構
成図である。図2において、投影ユニット3は、光源
7、集光レンズ8、X走査ミラー9、X走査駆動装置1
0から構成される。また、投影ユニット3の外部には、
Y方向の走査を行なうためのY走査ミラー11、Y走査
駆動装置12を備えている。2は眼鏡のガラス部分であ
り、5は集積型ミラーである。また、13は観察者の眼
であり、14は水晶体、15は網膜である。X走査ミラ
ー9とY走査ミラー11とはそれぞれ水平方向と垂直方
向に独立して振動する2つのミラーであり、図1の振動
ミラー4に対応するものである。
成図である。図2において、投影ユニット3は、光源
7、集光レンズ8、X走査ミラー9、X走査駆動装置1
0から構成される。また、投影ユニット3の外部には、
Y方向の走査を行なうためのY走査ミラー11、Y走査
駆動装置12を備えている。2は眼鏡のガラス部分であ
り、5は集積型ミラーである。また、13は観察者の眼
であり、14は水晶体、15は網膜である。X走査ミラ
ー9とY走査ミラー11とはそれぞれ水平方向と垂直方
向に独立して振動する2つのミラーであり、図1の振動
ミラー4に対応するものである。
【0021】上記した構成において、光源7から射出さ
れた光線は集光レンズ8により集光されてX走査ミラー
9で反射かつ走査され、次にY走査ミラー11により走
査され、集積型ミラー5により反射される。ここで光線
はX走査ミラー9に角度θで入射し、角度θで射出す
る。この場合の走査方向は紙面に垂直な方向となる。ま
た、Y走査ミラー11には角度ψで入射し、Yの触れ角
で射出する。ここで走査方向は紙面と平行な方向とな
る。
れた光線は集光レンズ8により集光されてX走査ミラー
9で反射かつ走査され、次にY走査ミラー11により走
査され、集積型ミラー5により反射される。ここで光線
はX走査ミラー9に角度θで入射し、角度θで射出す
る。この場合の走査方向は紙面に垂直な方向となる。ま
た、Y走査ミラー11には角度ψで入射し、Yの触れ角
で射出する。ここで走査方向は紙面と平行な方向とな
る。
【0022】図3は、入力された映像信号から光源7を
駆動するための信号と、X走査駆動装置10及びY走査
駆動装置12を駆動するための信号を生成するための回
路を示す図である。図3において、映像信号入力端子2
0から入力された映像信号は、クロック検出部22と増
幅器21とに分割される。クロック検出部22は、映像
信号の特徴を認識してクロックを決定しても良いし、N
TSC信号やVGA信号などのようにクロックが予め定
められているものであっても良い。また、ルックアップ
テーブル等の記録装置から得られる情報であっても良
い。
駆動するための信号と、X走査駆動装置10及びY走査
駆動装置12を駆動するための信号を生成するための回
路を示す図である。図3において、映像信号入力端子2
0から入力された映像信号は、クロック検出部22と増
幅器21とに分割される。クロック検出部22は、映像
信号の特徴を認識してクロックを決定しても良いし、N
TSC信号やVGA信号などのようにクロックが予め定
められているものであっても良い。また、ルックアップ
テーブル等の記録装置から得られる情報であっても良
い。
【0023】クロック検出部22で検出されたクロック
は、X駆動回路23及びX走査駆動装置10と、Y駆動
回路24及びY走査駆動装置12とに伝達されてX走査
ミラー9とY走査ミラー11とを駆動する。ここでX走
査はテレビ画面における垂直方向の走査であり、Y走査
はテレビ画面における水平方向の走査である。NTSC
信号の場合はX方向は30Hz、Y方向は17.25K
Hzの走査となる。この例では、X,Y走査ミラー9,
11は非共振型を用いているが、共振型のミラーを用い
ても良い。この場合にはX,Y走査ミラー9,11の共
振周波数を計測するセンサーを組み込み、このセンサー
の出力を用いて映像信号入力端子20から入力された映
像信号を新規な周波数に変調しなおすようにする。
は、X駆動回路23及びX走査駆動装置10と、Y駆動
回路24及びY走査駆動装置12とに伝達されてX走査
ミラー9とY走査ミラー11とを駆動する。ここでX走
査はテレビ画面における垂直方向の走査であり、Y走査
はテレビ画面における水平方向の走査である。NTSC
信号の場合はX方向は30Hz、Y方向は17.25K
Hzの走査となる。この例では、X,Y走査ミラー9,
11は非共振型を用いているが、共振型のミラーを用い
ても良い。この場合にはX,Y走査ミラー9,11の共
振周波数を計測するセンサーを組み込み、このセンサー
の出力を用いて映像信号入力端子20から入力された映
像信号を新規な周波数に変調しなおすようにする。
【0024】一方、増幅器21に入力されて増幅された
映像信号により光源7が駆動されるが、光源7から出力
される光の光度は当該映像信号の大きさに応じたものと
なる。
映像信号により光源7が駆動されるが、光源7から出力
される光の光度は当該映像信号の大きさに応じたものと
なる。
【0025】図4は図2に示す光学系を鳥瞰図的に判り
易く示したものである。図4に示すように、光源7、集
光レンズ8、X走査ミラー9、Y走査ミラー11、集積
型ミラー5が順に配置されている。ここでX走査ミラー
9はRx方向に回転し、光源7はX方向に振れる。ま
た、Y走査ミラー11はRy方向に回転しY方向に走査
される。ここでX方向とY方向とは基本的に直交してい
るが、最終的には集積型ミラー5で網膜に投影する段階
で収差を吸収でき、最終的な像に歪みがないようにする
ことが重要である。
易く示したものである。図4に示すように、光源7、集
光レンズ8、X走査ミラー9、Y走査ミラー11、集積
型ミラー5が順に配置されている。ここでX走査ミラー
9はRx方向に回転し、光源7はX方向に振れる。ま
た、Y走査ミラー11はRy方向に回転しY方向に走査
される。ここでX方向とY方向とは基本的に直交してい
るが、最終的には集積型ミラー5で網膜に投影する段階
で収差を吸収でき、最終的な像に歪みがないようにする
ことが重要である。
【0026】また図5は小型の眼鏡型表示装置の光学的
な構成図であり、図2の変形例である。ここでの投影ユ
ニット3は、光源7、集光レンズ8、X走査ミラー9、
X走査装置10、Y走査ミラー11、Y走査装置12、
で構成される。この構成では、Y走査ミラー11及びY
走査装置12が投影ユニット3の内部に収納されてい
る。また、眼鏡のガラス部分2上には集積型ミラー5が
設けられている。また、13は観察者の眼であり、14
は水晶体、15は網膜である。
な構成図であり、図2の変形例である。ここでの投影ユ
ニット3は、光源7、集光レンズ8、X走査ミラー9、
X走査装置10、Y走査ミラー11、Y走査装置12、
で構成される。この構成では、Y走査ミラー11及びY
走査装置12が投影ユニット3の内部に収納されてい
る。また、眼鏡のガラス部分2上には集積型ミラー5が
設けられている。また、13は観察者の眼であり、14
は水晶体、15は網膜である。
【0027】上記した構成において、光源7から射出さ
れた光線は、角度θで入射し、X走査ミラー9で反射か
つ走査された後、角度θで射出される。次に角度ψで入
射されてY走査ミラー11により走査された後、Yの触
れ角で射出されて集積型ミラー5に入射して網膜15へ
と反射される。ここではX,Y走査の方向は紙面と平行
となる。
れた光線は、角度θで入射し、X走査ミラー9で反射か
つ走査された後、角度θで射出される。次に角度ψで入
射されてY走査ミラー11により走査された後、Yの触
れ角で射出されて集積型ミラー5に入射して網膜15へ
と反射される。ここではX,Y走査の方向は紙面と平行
となる。
【0028】図6は図5に示す光学系を鳥瞰図的に判り
易く示したものである。図6に示すように、光源7、集
光レンズ8、X走査ミラー9、Y走査ミラー11、集積
型ミラー5が順に配置されている。ここで、X走査ミラ
ー9はRx方向に回転し、光源7はX方向に振れる。Y
走査ミラー11はRy方向に回転しY方向に走査され
る。ここでX方向とY方向は基本的には直交している
が、最終的には集積型のミラー5で網膜14に投影する
段階で収差を吸収でき、最終的な像に歪みがない様にす
ることが重要である。 (第3実施形態)図7〜図9は本発明の第3実施形態を
説明するための図である。第3実施形態の基本的な概念
は第1実施形態と同様である。第1実施形態が第3実施
形態と共通しているのは、X走査及びY走査用のミラー
をより超小型な投影ユニットに集積することである。こ
の投影ユニットの大きさは大きくても1cm以内である
必要がある。この為には走査装置の大きさは数mm程度
であることが望ましい。即ちミラー部の面積はサブmm
となる。この様なデバイスはマイクロマシン技術を用い
て製作することが望ましい。このミラーをマイクロマシ
ンで作製し、投影ユニットに組み込む。またこの時に2
つの1次元走査ミラーを個別に製作し、組み合わせると
体積が小さくならないので、2つの走査デバイスを同時
に単一の基板に構成する方法を記述する。
易く示したものである。図6に示すように、光源7、集
光レンズ8、X走査ミラー9、Y走査ミラー11、集積
型ミラー5が順に配置されている。ここで、X走査ミラ
ー9はRx方向に回転し、光源7はX方向に振れる。Y
走査ミラー11はRy方向に回転しY方向に走査され
る。ここでX方向とY方向は基本的には直交している
が、最終的には集積型のミラー5で網膜14に投影する
段階で収差を吸収でき、最終的な像に歪みがない様にす
ることが重要である。 (第3実施形態)図7〜図9は本発明の第3実施形態を
説明するための図である。第3実施形態の基本的な概念
は第1実施形態と同様である。第1実施形態が第3実施
形態と共通しているのは、X走査及びY走査用のミラー
をより超小型な投影ユニットに集積することである。こ
の投影ユニットの大きさは大きくても1cm以内である
必要がある。この為には走査装置の大きさは数mm程度
であることが望ましい。即ちミラー部の面積はサブmm
となる。この様なデバイスはマイクロマシン技術を用い
て製作することが望ましい。このミラーをマイクロマシ
ンで作製し、投影ユニットに組み込む。またこの時に2
つの1次元走査ミラーを個別に製作し、組み合わせると
体積が小さくならないので、2つの走査デバイスを同時
に単一の基板に構成する方法を記述する。
【0029】図7は小型の眼鏡型表示装置の光学的な構
成図である。図7において、投影ユニット3は、光源
7、集光レンズ8、X走査ミラー9、X走査部10’、
Y走査ミラー11、Y走査部12’、ミラー26から構
成されている。ここでの特徴は、X走査ミラー9とY走
査ミラー11とを単一の基板27上に配置したことであ
る。ここで基板27はシリコンのような半導体でも良
い。またガラスのような無機物でも良いし、テフロンの
ような有機物でも良い。ここでは、X走査ミラー9、X
走査部10’を同一基板上に構成するために、ミラー2
6を対面させる。また、ミラー26は基板27上に一体
化されていても良いし、別々に組み立てられていても良
い。
成図である。図7において、投影ユニット3は、光源
7、集光レンズ8、X走査ミラー9、X走査部10’、
Y走査ミラー11、Y走査部12’、ミラー26から構
成されている。ここでの特徴は、X走査ミラー9とY走
査ミラー11とを単一の基板27上に配置したことであ
る。ここで基板27はシリコンのような半導体でも良
い。またガラスのような無機物でも良いし、テフロンの
ような有機物でも良い。ここでは、X走査ミラー9、X
走査部10’を同一基板上に構成するために、ミラー2
6を対面させる。また、ミラー26は基板27上に一体
化されていても良いし、別々に組み立てられていても良
い。
【0030】上記した構成において、X走査ミラー9に
よりX方向に走査された光はミラー26により反射され
て、Y走査ミラー11に達した後、Y方向へ走査され
る。この光は集積型ミラー5により反射された後、、観
察者の眼13に入射される。
よりX方向に走査された光はミラー26により反射され
て、Y走査ミラー11に達した後、Y方向へ走査され
る。この光は集積型ミラー5により反射された後、、観
察者の眼13に入射される。
【0031】図8は上記した基板27の具体的な構成例
を示す図である。図8に示すように、基板27にはX走
査ミラー9とY走査ミラー11とが構成されている。こ
こでX走査ミラー9は一体的に製造された軸であるねじ
りばね25を備えている。また、Y走査ミラー11は一
体的に製造された軸であるねじりばね25’を備えてい
る。すなわち、X,Y走査ミラー9,11は2個のねじ
りばね25、25’のみにより支えられ、かつ振動の中
心となる。さらに、ここではX,Y走査ミラー9,11
はそれぞれ2個のねじりばね25、25’により基板2
7と一体化されている。この構成は静電駆動方式でも、
電磁気による駆動でも良い。静電駆動方式では、ミラー
の正面または反対面に導電性膜を配置し、かつ基板面に
同じく導電性膜を配置してその間に電圧を印加し、これ
により発生する相互の静電引力を用いて駆動するもので
ある。また、電磁気力による駆動方式では、ミラーに配
置した導電性膜をコイル状に配し、かつ基板面に又は側
面に電磁石または永久磁石を配置し、ミラーの反対面に
おける導電性膜コイルに電流を流して、これにより発生
する相互の電磁引力を用いて駆動するものである。
を示す図である。図8に示すように、基板27にはX走
査ミラー9とY走査ミラー11とが構成されている。こ
こでX走査ミラー9は一体的に製造された軸であるねじ
りばね25を備えている。また、Y走査ミラー11は一
体的に製造された軸であるねじりばね25’を備えてい
る。すなわち、X,Y走査ミラー9,11は2個のねじ
りばね25、25’のみにより支えられ、かつ振動の中
心となる。さらに、ここではX,Y走査ミラー9,11
はそれぞれ2個のねじりばね25、25’により基板2
7と一体化されている。この構成は静電駆動方式でも、
電磁気による駆動でも良い。静電駆動方式では、ミラー
の正面または反対面に導電性膜を配置し、かつ基板面に
同じく導電性膜を配置してその間に電圧を印加し、これ
により発生する相互の静電引力を用いて駆動するもので
ある。また、電磁気力による駆動方式では、ミラーに配
置した導電性膜をコイル状に配し、かつ基板面に又は側
面に電磁石または永久磁石を配置し、ミラーの反対面に
おける導電性膜コイルに電流を流して、これにより発生
する相互の電磁引力を用いて駆動するものである。
【0032】図9は電磁気力による駆動方式を用いた場
合の基板の構成例を示している。図9に示すように、X
走査ミラー9の正面または反対面に導電性膜28をコイ
ル状に配置し、かつ側面に2個の永久磁石29を配置す
る。次に、コイル状の導電性膜28に電流を流し、これ
により発生する相互の電磁引力を用いて駆動する。ここ
でねじりばね25は、物理的な支え、振動時のばね定
数、電極の引き出しとしての3つの要素を持つ非常に重
要な部分である。 (第4実施形態)図10〜図12は本発明の第4実施形
態を説明するための図である。第4実施形態の基本的な
概念は第1実施形態と同様である。第4実施形態では、
第2から第3実施形態で述べた2つのX,Y走査ミラー
をより超小型な投影ユニットに集積することから更に進
めて、2つの走査ミラーを同一の基板にかつ2次元走査
ミラーとして組み込んだことを特徴とする。これによっ
て投影ユニットの大きさは大きくても1cm以下とな
る。この2次元走査ミラーをマイクロマシニング技術に
より作製し、投影ユニットに組み込む。このような方法
によれば2つの1次元走査ミラーの組み合わせよりも、
遙かに小さな容積で投影ユニットを形成可能である。
合の基板の構成例を示している。図9に示すように、X
走査ミラー9の正面または反対面に導電性膜28をコイ
ル状に配置し、かつ側面に2個の永久磁石29を配置す
る。次に、コイル状の導電性膜28に電流を流し、これ
により発生する相互の電磁引力を用いて駆動する。ここ
でねじりばね25は、物理的な支え、振動時のばね定
数、電極の引き出しとしての3つの要素を持つ非常に重
要な部分である。 (第4実施形態)図10〜図12は本発明の第4実施形
態を説明するための図である。第4実施形態の基本的な
概念は第1実施形態と同様である。第4実施形態では、
第2から第3実施形態で述べた2つのX,Y走査ミラー
をより超小型な投影ユニットに集積することから更に進
めて、2つの走査ミラーを同一の基板にかつ2次元走査
ミラーとして組み込んだことを特徴とする。これによっ
て投影ユニットの大きさは大きくても1cm以下とな
る。この2次元走査ミラーをマイクロマシニング技術に
より作製し、投影ユニットに組み込む。このような方法
によれば2つの1次元走査ミラーの組み合わせよりも、
遙かに小さな容積で投影ユニットを形成可能である。
【0033】図10は小型の眼鏡型表示装置の光学的な
構成図である。図10において、投影ユニット3(又は
6)は、光源7、集光レンズ8、XY走査用の2次元走
査ミラー39、2次元ミラー走査駆動部31、基板(ま
たはパッケージ)27から構成されている。投影ユニッ
ト3(又は6)の光源7からの光はレンズ8で集光さ
れ、2次元走査ミラー39に入射される。この2次元走
査ミラー39により走査された光は直接または図示せぬ
他のミラーやレンズを介して集積型ミラー5に投影され
る。集積型ミラー5からの反射光は眼13の網膜へ投影
される。
構成図である。図10において、投影ユニット3(又は
6)は、光源7、集光レンズ8、XY走査用の2次元走
査ミラー39、2次元ミラー走査駆動部31、基板(ま
たはパッケージ)27から構成されている。投影ユニッ
ト3(又は6)の光源7からの光はレンズ8で集光さ
れ、2次元走査ミラー39に入射される。この2次元走
査ミラー39により走査された光は直接または図示せぬ
他のミラーやレンズを介して集積型ミラー5に投影され
る。集積型ミラー5からの反射光は眼13の網膜へ投影
される。
【0034】図11(A),(B)は、上記したXY走
査用の2次元走査ミラー39、2次元ミラー走査駆動部
31からなる2次元スキャナの基本的な構造を示してお
り、この構造は基板27上に形成されている。基板27
はシリコンのような半導体、ガラスのような無機物、あ
るいはテフロンのような有機物からなる。また、この実
施形態では、XY走査用の2次元走査ミラー39を同一
のミラーで構成するためにジンバル構造を取っている。
即ち、XY走査用の2次元走査ミラー39はX方向のね
じりばね33とY方向のねじりばね34とを軸に構成さ
れている。X方向のねじりばね33はRx方向に回転
し、Y方向のねじりばね34はRy方向に回転する。こ
のようにして、XY走査用の2次元走査ミラー39はX
方向のねじりばね33とY方向のねじりばね34のみに
よって支持され、かつ振動の中心となる。このため、2
つのねじりばね33、34を形成する場合には、偏心運
動の発生を防止するために、これらをXY走査用の2次
元走査ミラー39の重心を通る軸の位置に正確に形成す
ることが望ましい。
査用の2次元走査ミラー39、2次元ミラー走査駆動部
31からなる2次元スキャナの基本的な構造を示してお
り、この構造は基板27上に形成されている。基板27
はシリコンのような半導体、ガラスのような無機物、あ
るいはテフロンのような有機物からなる。また、この実
施形態では、XY走査用の2次元走査ミラー39を同一
のミラーで構成するためにジンバル構造を取っている。
即ち、XY走査用の2次元走査ミラー39はX方向のね
じりばね33とY方向のねじりばね34とを軸に構成さ
れている。X方向のねじりばね33はRx方向に回転
し、Y方向のねじりばね34はRy方向に回転する。こ
のようにして、XY走査用の2次元走査ミラー39はX
方向のねじりばね33とY方向のねじりばね34のみに
よって支持され、かつ振動の中心となる。このため、2
つのねじりばね33、34を形成する場合には、偏心運
動の発生を防止するために、これらをXY走査用の2次
元走査ミラー39の重心を通る軸の位置に正確に形成す
ることが望ましい。
【0035】なお、上記した構成は静電駆動方式でも、
電磁気力による駆動方式でも良い。静電駆動方式では、
ミラーの正面または反対面に導電性膜を配置し、かつ基
板面に同様に導電性膜を配置して、その間に電圧を印加
し、これにより発生する相互の静電引力を用いて駆動す
る。これに対して電磁気力による駆動方式では、ミラー
に配置した導電性膜をコイル状に配置し、かつ基板面に
又は側面に電磁石か永久磁石を配置して、ミラーの反対
面における導電性膜コイルに電流を流し、これにより発
生する相互の電磁引力を用いて駆動する。
電磁気力による駆動方式でも良い。静電駆動方式では、
ミラーの正面または反対面に導電性膜を配置し、かつ基
板面に同様に導電性膜を配置して、その間に電圧を印加
し、これにより発生する相互の静電引力を用いて駆動す
る。これに対して電磁気力による駆動方式では、ミラー
に配置した導電性膜をコイル状に配置し、かつ基板面に
又は側面に電磁石か永久磁石を配置して、ミラーの反対
面における導電性膜コイルに電流を流し、これにより発
生する相互の電磁引力を用いて駆動する。
【0036】図12(A)〜(E)はXY走査用の2次
元走査ミラー39の製造プロセスの一例を示す図であ
る。この例は、導電性膜コイルに電流を流して、永久磁
石との相互の電磁引力を用いて駆動するタイプである。
ミラーの基本構造は、第3、第4実施形態ともに同様の
構造である。図12(A)は基板の構造を示している。
Si基板27の両表面に低圧CVD(Chemical Vapor
Deposition)等の方法により100から500nm程
度のシリコン窒化膜SiN35,36を形成し、その
後、背面のSiN35に対するパターニングを行なう。
このパターニングは製造工程の最後に、不要なSi基板
27をエッチングするためのものである。シリコン窒化
膜SiN36の上部には有機物37を堆積する。有機物
37としてはテフロンやポリイミド、有機TEOS膜等
が考えられるが他のものでも良い。また、酸化膜等の無
機膜でも良いが、この場合は2つのねじりばね33、3
4の強度が弱くなり、衝撃によって簡単に破壊される欠
点がある。
元走査ミラー39の製造プロセスの一例を示す図であ
る。この例は、導電性膜コイルに電流を流して、永久磁
石との相互の電磁引力を用いて駆動するタイプである。
ミラーの基本構造は、第3、第4実施形態ともに同様の
構造である。図12(A)は基板の構造を示している。
Si基板27の両表面に低圧CVD(Chemical Vapor
Deposition)等の方法により100から500nm程
度のシリコン窒化膜SiN35,36を形成し、その
後、背面のSiN35に対するパターニングを行なう。
このパターニングは製造工程の最後に、不要なSi基板
27をエッチングするためのものである。シリコン窒化
膜SiN36の上部には有機物37を堆積する。有機物
37としてはテフロンやポリイミド、有機TEOS膜等
が考えられるが他のものでも良い。また、酸化膜等の無
機膜でも良いが、この場合は2つのねじりばね33、3
4の強度が弱くなり、衝撃によって簡単に破壊される欠
点がある。
【0037】次に図12(B)に示すように、配線パタ
ーン38を形成する。配線材料はアルミや銅が望まし
い。また、Cr,Mo,Ti等の適当な密着層を用いて
も良い。また、信頼性(例えば、Electro Migration
や,Stress Migration に対する耐性)を向上する為に
TiやTa等の合金やAl、Cu等の合金でも良い。ま
たメッキして加工しても良いし、リフトオフ法を用いて
もよい。LIGA等のプロセスを用いても良い。
ーン38を形成する。配線材料はアルミや銅が望まし
い。また、Cr,Mo,Ti等の適当な密着層を用いて
も良い。また、信頼性(例えば、Electro Migration
や,Stress Migration に対する耐性)を向上する為に
TiやTa等の合金やAl、Cu等の合金でも良い。ま
たメッキして加工しても良いし、リフトオフ法を用いて
もよい。LIGA等のプロセスを用いても良い。
【0038】次に図12(C)に示すように、配線パタ
ーン38の上部に有機物37を堆積する。有機物37と
してはテフロンやポリイミド、有機TEOS膜等が考え
られるがその他のものでもよい。また、酸化膜等の無機
膜でも良いが、この場合はねじりばね33,34の強度
が弱くなり、衝撃によって簡単に破壊される欠点があ
る。その後、不要な部分の有機物を除去する。
ーン38の上部に有機物37を堆積する。有機物37と
してはテフロンやポリイミド、有機TEOS膜等が考え
られるがその他のものでもよい。また、酸化膜等の無機
膜でも良いが、この場合はねじりばね33,34の強度
が弱くなり、衝撃によって簡単に破壊される欠点があ
る。その後、不要な部分の有機物を除去する。
【0039】次に、図12(D)に示すように、XY走
査用の2次元走査ミラー39を形成する。ここでは2次
元走査ミラー39はAl等の薄膜(金属被膜)により形
成する。また、ミラー2次元走査ミラーはSiN27の
上面に形成したが、背面でも良い。上面は有機物を堆積
したり、金属配線を行なっているので凹凸が多い。背面
の方が表面が平滑となり、有効に利用可能な面積が多く
なる。表面は有機物を堆積したり、金属配線を行なって
いるので凹凸が多い。
査用の2次元走査ミラー39を形成する。ここでは2次
元走査ミラー39はAl等の薄膜(金属被膜)により形
成する。また、ミラー2次元走査ミラーはSiN27の
上面に形成したが、背面でも良い。上面は有機物を堆積
したり、金属配線を行なっているので凹凸が多い。背面
の方が表面が平滑となり、有効に利用可能な面積が多く
なる。表面は有機物を堆積したり、金属配線を行なって
いるので凹凸が多い。
【0040】最後に、図12(E)に示すように、Si
基板27の上面のSiN36を除去し、上面と背面から
KOHやTMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロ
オキサイド)によってSi基板27をエッチングする。 (第5実施形態)図13〜図15は本発明の第5実施形
態の概念図である。第5実施形態の基本的な構成は第1
実施形態と同様であるが、第5実施形態は眼鏡面の集積
ミラーに関するものである。
基板27の上面のSiN36を除去し、上面と背面から
KOHやTMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロ
オキサイド)によってSi基板27をエッチングする。 (第5実施形態)図13〜図15は本発明の第5実施形
態の概念図である。第5実施形態の基本的な構成は第1
実施形態と同様であるが、第5実施形態は眼鏡面の集積
ミラーに関するものである。
【0041】図13(A)、(B)は第5実施形態の構
成を示す図である。図13(A)に示すように、フレー
ム30には、投影ユニット3と反射ミラー4が設けられ
ており、眼鏡面(眼鏡のガラス部分)2上には集積ミラ
ー5が形成されている。ここで投影ユニット3からの光
線は反射ミラー4によって反射されて集積ミラー5によ
り収束、収差補正が行われて眼13の水晶体14と網膜
15とに入射する。
成を示す図である。図13(A)に示すように、フレー
ム30には、投影ユニット3と反射ミラー4が設けられ
ており、眼鏡面(眼鏡のガラス部分)2上には集積ミラ
ー5が形成されている。ここで投影ユニット3からの光
線は反射ミラー4によって反射されて集積ミラー5によ
り収束、収差補正が行われて眼13の水晶体14と網膜
15とに入射する。
【0042】ここで光線を投影ユニット3から集積ミラ
ー5に直接入射させない理由として、光路長の確保や、
眼鏡の使用を考慮したためである。このような考慮をし
ない場合には、上記した第1実施形態のように、投影ユ
ニット3から集積ミラー5に直接投影させるようにして
もよい。
ー5に直接入射させない理由として、光路長の確保や、
眼鏡の使用を考慮したためである。このような考慮をし
ない場合には、上記した第1実施形態のように、投影ユ
ニット3から集積ミラー5に直接投影させるようにして
もよい。
【0043】図13(B)に示すように、投影ユニット
3からの光線は反射ミラー4により眼鏡面2に導かれ
る。この光線を眼13に収束するにはかなりの曲率が必
要であるが、その場合は大きく、重なったり、凸部が大
きくなる。このため、全体を微細なミラーに分割して反
射面とする。
3からの光線は反射ミラー4により眼鏡面2に導かれ
る。この光線を眼13に収束するにはかなりの曲率が必
要であるが、その場合は大きく、重なったり、凸部が大
きくなる。このため、全体を微細なミラーに分割して反
射面とする。
【0044】図14はこのような微細ミラーの構成を示
す図であり、フレネルレンズで構成されている。このよ
うな構成では、側面から入射された光線の一部が欠けな
い様な設計上の工夫が必要であることは言うまでも無
い。この微細化ミラーの大きさであるが、微細化ミラー
が小さい場合には継ぎ目での不連続性が気にならなくな
るが、入射光の波長の幅と同程度になると、回折現象を
起こして或次数の回折光のみが眼球に入射するようにな
る。これは一般的にグレーティングレンズと呼ばれる。
しかし温度変化による光源の波長の変化や、眼鏡材料の
膨張によってグレーティングの幅等が変化すると、光学
収差等が大きく変化する。
す図であり、フレネルレンズで構成されている。このよ
うな構成では、側面から入射された光線の一部が欠けな
い様な設計上の工夫が必要であることは言うまでも無
い。この微細化ミラーの大きさであるが、微細化ミラー
が小さい場合には継ぎ目での不連続性が気にならなくな
るが、入射光の波長の幅と同程度になると、回折現象を
起こして或次数の回折光のみが眼球に入射するようにな
る。これは一般的にグレーティングレンズと呼ばれる。
しかし温度変化による光源の波長の変化や、眼鏡材料の
膨張によってグレーティングの幅等が変化すると、光学
収差等が大きく変化する。
【0045】また波長レベルの加工が必要であり、大面
積に渡って加工精度を補償しなくてはならない。またカ
ラーにする場合の設計は極めて困難となる。この為、設
計的には、各ミラーでの継ぎ目での不連続性が全く気に
ならなくなり、かつ波長依存性が問題にならない範囲に
設定する必要がある。ここで、集積型ミラー5はプラス
チックレンズをモールドしてガラス面2と一体化するこ
とで形成することができる。
積に渡って加工精度を補償しなくてはならない。またカ
ラーにする場合の設計は極めて困難となる。この為、設
計的には、各ミラーでの継ぎ目での不連続性が全く気に
ならなくなり、かつ波長依存性が問題にならない範囲に
設定する必要がある。ここで、集積型ミラー5はプラス
チックレンズをモールドしてガラス面2と一体化するこ
とで形成することができる。
【0046】また、その反射面は、集積型ミラー5の表
面に金属等をコーティングすることで形成することがで
きる。集積型ミラー5を形成するために要する全体の広
さは、瞳径を大きくする為に或程度広くする必要があ
る。
面に金属等をコーティングすることで形成することがで
きる。集積型ミラー5を形成するために要する全体の広
さは、瞳径を大きくする為に或程度広くする必要があ
る。
【0047】また、表示画角と瞳径は通常のレンズやプ
リズムを用いた頭部搭載型の表示装置よりも小さい可能
性がある。しかし、本実施形態の表示装置では、使用者
に特定の情報を与えることを目的としているために、大
きな臨場感は不要である。また周辺部を見たり、外部を
見る為に片眼となっていても良い。瞳径も余り大きくし
ないで、目を逸らすと注目している映像が視野から外れ
る方が良い場合がある。
リズムを用いた頭部搭載型の表示装置よりも小さい可能
性がある。しかし、本実施形態の表示装置では、使用者
に特定の情報を与えることを目的としているために、大
きな臨場感は不要である。また周辺部を見たり、外部を
見る為に片眼となっていても良い。瞳径も余り大きくし
ないで、目を逸らすと注目している映像が視野から外れ
る方が良い場合がある。
【0048】図15は上記した微細ミラーの他の構成を
示す図である。図14に示す構成ではミラー面以外は外
部が観察できたが、ミラー面は不透明であった。そこ
で、図15に示す構成では、ミラー表面のコーティング
を半透明にして、投影ユニット3からの光が入らない場
合は、外部が見えるようにした例である。この透過率は
10%から70%程度が望ましい。この場合は、コンピ
ュータからの情報と、外部の情報を重ねて見ることが可
能であり、作業しながら個人へ情報を提供したり、コン
ピュータによる人間行動のナビゲータを行うような強化
現実の用途に向いている。また投影ユニット3からの信
号が来ない場合や、目を逸らして瞳径が意図的に外した
場合に、外部が見える等の利点がある。 (第6実施形態)図16は本発明の第6実施形態を説明
するための概念図である。第6実施形態の基本的構成は
上記した第1実施形態と同様である。第6実施形態では
光源の選択に関している。ここで光源は単色のレーザ光
線、即ちコヒーレントである必要はない。光源を選択す
るにあたって下記のような選択肢が考えられる。 1.光源からの出力光に関しては、 (1)出力光は単一波長である。
示す図である。図14に示す構成ではミラー面以外は外
部が観察できたが、ミラー面は不透明であった。そこ
で、図15に示す構成では、ミラー表面のコーティング
を半透明にして、投影ユニット3からの光が入らない場
合は、外部が見えるようにした例である。この透過率は
10%から70%程度が望ましい。この場合は、コンピ
ュータからの情報と、外部の情報を重ねて見ることが可
能であり、作業しながら個人へ情報を提供したり、コン
ピュータによる人間行動のナビゲータを行うような強化
現実の用途に向いている。また投影ユニット3からの信
号が来ない場合や、目を逸らして瞳径が意図的に外した
場合に、外部が見える等の利点がある。 (第6実施形態)図16は本発明の第6実施形態を説明
するための概念図である。第6実施形態の基本的構成は
上記した第1実施形態と同様である。第6実施形態では
光源の選択に関している。ここで光源は単色のレーザ光
線、即ちコヒーレントである必要はない。光源を選択す
るにあたって下記のような選択肢が考えられる。 1.光源からの出力光に関しては、 (1)出力光は単一波長である。
【0049】(2)出力光は白色光であって、この白色
光を赤色、青色、緑色に分離する光学系を備えている。 (3)出力光は赤色、青色、緑色の3色の波長を持つ。 2、光源の種類に関しては、 (1)発光ダイオードである。
光を赤色、青色、緑色に分離する光学系を備えている。 (3)出力光は赤色、青色、緑色の3色の波長を持つ。 2、光源の種類に関しては、 (1)発光ダイオードである。
【0050】(2)半導体レーザーである。 本実施形態では用途に応じてこれらの選択肢を適宜組み
合わせて用いるようにする。例えば、強化現実感等の用
途に用いられる情報提示はモノクロ(単色)で十分であ
る。単一波長の光源を用いることで、光学系の収差補正
が単純になり、また光源部が簡素化される。
合わせて用いるようにする。例えば、強化現実感等の用
途に用いられる情報提示はモノクロ(単色)で十分であ
る。単一波長の光源を用いることで、光学系の収差補正
が単純になり、また光源部が簡素化される。
【0051】一方、VGA(640×480)程度の映
像であれば、発光ダイオードを集光レンズで集光するの
みで十分である。また発光ダイオードは、例えば赤はG
aAlAs、緑はZnSe、青はGaN等の材料で形成
可能な、比較的高輝度の発光ダイオードがすでに製品化
されており、低価格で構成できる。但し実際には高精細
な表示装置を構成しようとすると例えば60Hzで駆動
するVGA(640×480)の画像では、発光ダイオ
ードの駆動は18.43MHzで変調する必要がある。
このため、発光部を可能な限り小さくし、寄生抵抗を小
さく、寄生容量を小さくした構成が必要である。
像であれば、発光ダイオードを集光レンズで集光するの
みで十分である。また発光ダイオードは、例えば赤はG
aAlAs、緑はZnSe、青はGaN等の材料で形成
可能な、比較的高輝度の発光ダイオードがすでに製品化
されており、低価格で構成できる。但し実際には高精細
な表示装置を構成しようとすると例えば60Hzで駆動
するVGA(640×480)の画像では、発光ダイオ
ードの駆動は18.43MHzで変調する必要がある。
このため、発光部を可能な限り小さくし、寄生抵抗を小
さく、寄生容量を小さくした構成が必要である。
【0052】また近年では短波長の波長のレーザーの研
究が活発である。既に緑は480−530nm程度のZ
nSe、青は430nm程度のGaNの半導体レーザー
が室温で数百時間の連続発振を達成しており、実用化も
時間の問題である。
究が活発である。既に緑は480−530nm程度のZ
nSe、青は430nm程度のGaNの半導体レーザー
が室温で数百時間の連続発振を達成しており、実用化も
時間の問題である。
【0053】図16(A)は光源の構成例を示してお
り、3色の発光ダイオードや半導体レーザ50,51,
52を用いる場合の構成を示している。この場合は、通
常、2枚のビームスプリッタ53を用いてRGBの光束
を集束させる。ビームスプリッタに半透明板を用いる
と、RとGは25%に、Bは50%に光量が落ちること
は避けられない。また、ビームスプリッタ53にある波
長のみを通過するダイクロイックミラーを用いることで
R,G,Bの光利用効率を高くしてもよい。
り、3色の発光ダイオードや半導体レーザ50,51,
52を用いる場合の構成を示している。この場合は、通
常、2枚のビームスプリッタ53を用いてRGBの光束
を集束させる。ビームスプリッタに半透明板を用いる
と、RとGは25%に、Bは50%に光量が落ちること
は避けられない。また、ビームスプリッタ53にある波
長のみを通過するダイクロイックミラーを用いることで
R,G,Bの光利用効率を高くしてもよい。
【0054】図16(B)は光源を構成する他の例を示
しており、単一のパッケージのステム上にRGBの3色
のLDまたはLEDのチップ(発光デバイス)54,5
5,56をダイボンディングする。この場合、図16
(C)に示すように、入力された映像信号をR,G,B
に対応して設けられた3つの遅延回路57−1,57−
2,57−3により遅延させた上でチップ54,55,
56に供給するようにする。
しており、単一のパッケージのステム上にRGBの3色
のLDまたはLEDのチップ(発光デバイス)54,5
5,56をダイボンディングする。この場合、図16
(C)に示すように、入力された映像信号をR,G,B
に対応して設けられた3つの遅延回路57−1,57−
2,57−3により遅延させた上でチップ54,55,
56に供給するようにする。
【0055】これは図16(D)に示すように、RGB
光源7の位置の大きさが有限であるためにRGB光源7
からの光線がレンズ8を介して2次元走査ミラー39に
より反射されてスクリーン5上に投射された場合におけ
るスクリーン5上での投射位置のずれを電気的に補うた
めである。この遅延の時間は、スクリーン5上に投影さ
れるRGBの中心点の距離をスクリーン5上の走査速度
で割った時間で表わせる。
光源7の位置の大きさが有限であるためにRGB光源7
からの光線がレンズ8を介して2次元走査ミラー39に
より反射されてスクリーン5上に投射された場合におけ
るスクリーン5上での投射位置のずれを電気的に補うた
めである。この遅延の時間は、スクリーン5上に投影さ
れるRGBの中心点の距離をスクリーン5上の走査速度
で割った時間で表わせる。
【0056】なお、上記した具体的実施形態には以下の
構成を有する発明が含まれている。 1. 光源と、この光源の光束を絞るレンズと、振動す
るミラーと、眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラー
と、で構成された小型、軽量で眼鏡と一体化された映像
表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は上記した第1実
施形態に対応する。 (効果)本装置を、小型軽量の光源と、振動ミラーと、
眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラーで構成するよ
うにしたので、個人用で小型・軽量のモバイルあるいは
ウェラブルシステムやコンピュータシステムに適合した
映像表示装置を提供することができる。 2. 前記振動するミラーは、水平方向と垂直方向に独
立して振動する、2個のミラーで構成されていることを
特徴とする構成1に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第2
実施形態に対応する。 (効果)本装置を、小型軽量の光源と、振動ミラーと、
眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラーで構成し、か
つ振動ミラーとして水平方向と垂直方向に独立して振動
する、2個のミラーで構成したことで、高精度でかつ高
速で駆動可能になり、個人用で小型・軽量のモバイルあ
るいはウェラブルシステムやコンピュータシステムに適
合した映像表示装置を提供することができる。 3. 前記水平方向と垂直方向に独立して振動する2個
のミラーは、同一の基板に集積化されていることを特徴
とする構成1または2に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は上記した第3実
施形態に対応する。 (効果)本装置を、小型軽量の光源と、振動ミラーと、
眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラーで構成し、か
つ振動ミラーとして同一基板上に、水平方向と垂直方向
に独立して振動する2個のミラーを同一のプロセスを用
いて集積化したことにより小型で、高精度、かつ高速で
駆動可能となり、個人用で小型・軽量のモバイルあるい
はウェラブルシステムやコンピュータシステムに適合し
た映像表示装置を提供することができる。 4. 前記振動するミラーは、ジンバル構造をした2次
元スキャンミラーであることを特徴とする構成1、2、
3のいずれか1つに記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第4
実施形態に対応する。 (効果)本装置を、小型軽量の光源と、振動ミラーと、
眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラーで構成し、か
つ振動ミラーとしての2個のミラーがジンバル構造を有
していることより微小面積内に構成でき、これによって
小型で、高精度かつ高速で駆動可能となり、個人用で小
型・軽量のモバイルあるいはウェラブルシステムやコン
ピュータシステムに適合した映像表示装置を提供するこ
とができる。 5. 前記振動するミラーはシリコン基板上に形成され
ていることを特徴とする構成1に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第4
実施形態に対応する。 (効果)本装置を、小型軽量の光源と、振動するミラー
と、眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラーで構成
し、かつ振動するミラーをシリコン基板上に半導体プロ
セスまたはシリコンマイクロマシニングのプロセスを用
いて構成したので、小型で、高精度、かつ高速で駆動可
能なミラーを構成でき、個人用で小型・軽量のモバイル
あるいはウェラブルシステムやコンピュータシステムに
適合した映像表示装置を提供することができる。 6. 前記振動するミラーはシリコン上に形成されたア
ルミニウム等の金属被膜で構成されていることを特徴と
する構成1〜5のいずれか1つに記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は上記した第4実
施形態に対応する。 (効果)本装置を、小型軽量の光源と、振動するミラー
と、眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラーで構成
し、かつ振動するミラーをシリコン基板上に形成された
アルミニウム薄膜等の金属薄膜で構成したので、小型
で、低コスト、高精度かつ高速で駆動可能となり、個人
用で小型・軽量のモバイルあるいはウェラブルシステム
やコンピュータシステムに適合した映像表示装置を提供
することができる。 7. 前記眼鏡の表面に形成された反射レンズは半透明
であることを特徴とする構成1〜7のいずれか1つに記
載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は上記した第5実
施形態に対応する。 (効果)本装置の半透明のミラーを眼鏡面に構成するこ
とで、映像や情報を観察する時はミラーとして、使わな
い場合や眼を逸らした場合は外界を見ることが出来る。
これによって、個人用で小型・軽量のモバイルあるいは
ウェラブルシステムやコンピュータシステムに適合した
映像表示装置を提供することができる。 8. 前記眼鏡の表面にフレネルレンズで構成された反
射板を有することを特徴とする構成1〜7のいずれか1
つに記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第5
実施形態に対応する。 (効果)フレネルレンズで構成した反射板を眼鏡面に構
成することで、非常に薄型のレンズ系を構成し、映像や
情報を観察する時はミラーとして、使わない場合や眼を
逸らした場合は外界を見ることが出来る。これによって
個人用で小型・軽量のモバイルあるいはウェラブルシス
テムやコンピュータシステムに適合した映像表示装置を
提供することができる。 9. 前記光源は単一波長を発光することを特徴とする
構成1に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第6
実施形態に対応する。 (効果)強化現実感等の用途に用いられる情報提示はモ
ノクロで十分である。単一波長の光源を用いることで、
光学系の収差補正が単純になり、また光源部が簡素化さ
れる。個人用で小型・軽量のモバイルあるいはウェラブ
ルシステムやコンピュータシステムに適合した映像表示
装置を提供することができる。 10. 前記光源は白色光であって、赤、青、緑色に分
離する光学系を有することを特徴とする構成1に記載の
映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第6
実施形態に対応する。 (効果)白色光の光源を用いて多層膜フィルター等を用
いた、例えばダイクロイックミラー等を用いて白色を
赤、青、緑に分離してスキャンすることで、光学系が簡
素化される。これによって個人用で小型・軽量のモバイ
ルあるいはウェラブルシステムやコンピュータシステム
に適合した映像表示装置を提供することができる。 11. 前記光源は赤、青、緑色の3色の波長を持つ発
光デバイスから構成されることを特徴とする構成1に記
載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第6
実施形態に対応する。 (効果)赤、青、緑色の3色の波長を持つ発光デバイス
を用いることで、光の利用効率を上げると共に、光源の
直接変調を行なうことで電装系を単純化したので、低価
格、高性能で駆動可能となり、個人用で小型・軽量のモ
バイルあるいはウェラブルシステムやコンピュータシス
テムに適合した映像表示装置を提供することができる。 12. 前記光源はLEDであることを特徴とする構成
11に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第6
実施形態に対応する。 (効果)光源を白色または、赤、青、緑色の3色の波長
を持つ発光デバイスを用いることで、光の利用効率を上
げると共に、光源を直接変調を行なって、電装系を単純
化したので低価格、高性能で駆動となり、個人用で小型
・軽量のモバイルあるいはウェラブルシステムやコンピ
ュータシステムに適合した映像表示装置を提供すること
ができる。 13. 前記光源は半導体レーザダイオード(LD)で
あることを特徴とする構成11に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第6
実施形態に対応する。 (効果)光源として、白色または、赤、青、緑色の3色
の波長を持つ半導体レーザダイオード(LD)を用いる
ことで、光の利用効率を上げると共に、光源の直接変調
を行なって電装系を単純化したので低価格、高性能で駆
動可能となり、個人用で小型・軽量のモバイルあるいは
ウェラブルシステムやコンピュータシステムに適合した
映像表示装置を提供することができる。 14. 前記光源としての、赤、青、緑色の3色の波長
を持つ発光デバイスを同一パッケージに収納し、各発光
デバイスを遅延回路を介して駆動することを特徴とする
構成1に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第6
実施形態に対応する。 (効果)光源としての、赤、青、緑色の3色の波長を持
つ半導体レーザダイオードや発光デバイスを同一パッケ
ージ内で構成し、各発光デバイスを遅延回路を介して駆
動することで、光の利用効率を上げると共に、光源の直
接変調を行なって光学系を単純化したので低価格、高性
能で駆動可能となり、個人用で小型・軽量のモバイルあ
るいはウェラブルシステムやコンピュータシステムに適
合した映像表示装置を提供することができる。 15. 操作者に装着可能な映像表示装置であり、入力
された映像信号に応じて光度を変化させたビーム光を発
生するビーム発生手段と、上記映像信号に同期して上記
ビームを2次元に走査する走査手段と、装着時に装着者
の眼球前方に位置し、上記走査されたビーム光を装着者
の眼球に導く集積形反射部材よりなる反射手段と、を具
備することを特徴とする映像表示装置。 16. 操作者に装着可能な眼鏡形映像表示装置であ
り、入力された映像信号に応じて光度を変化させた光を
発生する光源と、上記光源からの光を絞り、ビーム光と
するレンズと、上記映像信号に同期して振動することに
より、上記ビームを2次元に走査するミラーである走査
手段と、眼鏡におけるレンズに相当する部位の上に配設
され、上記走査されたビーム光を反射して装着者の眼球
に導く集積形ミラーである反射手段と、を具備すること
を特徴とする映像表示装置。 17. 上記反射手段はフレネル反射板であることを特
徴とする構成15または16に記載の映像表示装置。 18. 上記反射手段は半透明であることを特徴とする
構成15,16,17のいずれか1つに記載の映像表示
装置。 19. 上記ビーム発生手段の発生するビーム光は3色
の光よりなり、各色ごとに映像信号に応じて光強度を変
化させることを特徴とする構成15,17,18のいず
れか1つに記載の映像表示装置。 20. 上記光源の発生する光は3色の光よりなり、各
色ごとに映像信号に応じて光強度を変化させることを特
徴とする構成16,17,18のいずれか1つに記載の
映像表示装置。
構成を有する発明が含まれている。 1. 光源と、この光源の光束を絞るレンズと、振動す
るミラーと、眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラー
と、で構成された小型、軽量で眼鏡と一体化された映像
表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は上記した第1実
施形態に対応する。 (効果)本装置を、小型軽量の光源と、振動ミラーと、
眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラーで構成するよ
うにしたので、個人用で小型・軽量のモバイルあるいは
ウェラブルシステムやコンピュータシステムに適合した
映像表示装置を提供することができる。 2. 前記振動するミラーは、水平方向と垂直方向に独
立して振動する、2個のミラーで構成されていることを
特徴とする構成1に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第2
実施形態に対応する。 (効果)本装置を、小型軽量の光源と、振動ミラーと、
眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラーで構成し、か
つ振動ミラーとして水平方向と垂直方向に独立して振動
する、2個のミラーで構成したことで、高精度でかつ高
速で駆動可能になり、個人用で小型・軽量のモバイルあ
るいはウェラブルシステムやコンピュータシステムに適
合した映像表示装置を提供することができる。 3. 前記水平方向と垂直方向に独立して振動する2個
のミラーは、同一の基板に集積化されていることを特徴
とする構成1または2に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は上記した第3実
施形態に対応する。 (効果)本装置を、小型軽量の光源と、振動ミラーと、
眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラーで構成し、か
つ振動ミラーとして同一基板上に、水平方向と垂直方向
に独立して振動する2個のミラーを同一のプロセスを用
いて集積化したことにより小型で、高精度、かつ高速で
駆動可能となり、個人用で小型・軽量のモバイルあるい
はウェラブルシステムやコンピュータシステムに適合し
た映像表示装置を提供することができる。 4. 前記振動するミラーは、ジンバル構造をした2次
元スキャンミラーであることを特徴とする構成1、2、
3のいずれか1つに記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第4
実施形態に対応する。 (効果)本装置を、小型軽量の光源と、振動ミラーと、
眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラーで構成し、か
つ振動ミラーとしての2個のミラーがジンバル構造を有
していることより微小面積内に構成でき、これによって
小型で、高精度かつ高速で駆動可能となり、個人用で小
型・軽量のモバイルあるいはウェラブルシステムやコン
ピュータシステムに適合した映像表示装置を提供するこ
とができる。 5. 前記振動するミラーはシリコン基板上に形成され
ていることを特徴とする構成1に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第4
実施形態に対応する。 (効果)本装置を、小型軽量の光源と、振動するミラー
と、眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラーで構成
し、かつ振動するミラーをシリコン基板上に半導体プロ
セスまたはシリコンマイクロマシニングのプロセスを用
いて構成したので、小型で、高精度、かつ高速で駆動可
能なミラーを構成でき、個人用で小型・軽量のモバイル
あるいはウェラブルシステムやコンピュータシステムに
適合した映像表示装置を提供することができる。 6. 前記振動するミラーはシリコン上に形成されたア
ルミニウム等の金属被膜で構成されていることを特徴と
する構成1〜5のいずれか1つに記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は上記した第4実
施形態に対応する。 (効果)本装置を、小型軽量の光源と、振動するミラー
と、眼鏡のレンズ面に構成された集積型ミラーで構成
し、かつ振動するミラーをシリコン基板上に形成された
アルミニウム薄膜等の金属薄膜で構成したので、小型
で、低コスト、高精度かつ高速で駆動可能となり、個人
用で小型・軽量のモバイルあるいはウェラブルシステム
やコンピュータシステムに適合した映像表示装置を提供
することができる。 7. 前記眼鏡の表面に形成された反射レンズは半透明
であることを特徴とする構成1〜7のいずれか1つに記
載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は上記した第5実
施形態に対応する。 (効果)本装置の半透明のミラーを眼鏡面に構成するこ
とで、映像や情報を観察する時はミラーとして、使わな
い場合や眼を逸らした場合は外界を見ることが出来る。
これによって、個人用で小型・軽量のモバイルあるいは
ウェラブルシステムやコンピュータシステムに適合した
映像表示装置を提供することができる。 8. 前記眼鏡の表面にフレネルレンズで構成された反
射板を有することを特徴とする構成1〜7のいずれか1
つに記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第5
実施形態に対応する。 (効果)フレネルレンズで構成した反射板を眼鏡面に構
成することで、非常に薄型のレンズ系を構成し、映像や
情報を観察する時はミラーとして、使わない場合や眼を
逸らした場合は外界を見ることが出来る。これによって
個人用で小型・軽量のモバイルあるいはウェラブルシス
テムやコンピュータシステムに適合した映像表示装置を
提供することができる。 9. 前記光源は単一波長を発光することを特徴とする
構成1に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第6
実施形態に対応する。 (効果)強化現実感等の用途に用いられる情報提示はモ
ノクロで十分である。単一波長の光源を用いることで、
光学系の収差補正が単純になり、また光源部が簡素化さ
れる。個人用で小型・軽量のモバイルあるいはウェラブ
ルシステムやコンピュータシステムに適合した映像表示
装置を提供することができる。 10. 前記光源は白色光であって、赤、青、緑色に分
離する光学系を有することを特徴とする構成1に記載の
映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第6
実施形態に対応する。 (効果)白色光の光源を用いて多層膜フィルター等を用
いた、例えばダイクロイックミラー等を用いて白色を
赤、青、緑に分離してスキャンすることで、光学系が簡
素化される。これによって個人用で小型・軽量のモバイ
ルあるいはウェラブルシステムやコンピュータシステム
に適合した映像表示装置を提供することができる。 11. 前記光源は赤、青、緑色の3色の波長を持つ発
光デバイスから構成されることを特徴とする構成1に記
載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第6
実施形態に対応する。 (効果)赤、青、緑色の3色の波長を持つ発光デバイス
を用いることで、光の利用効率を上げると共に、光源の
直接変調を行なうことで電装系を単純化したので、低価
格、高性能で駆動可能となり、個人用で小型・軽量のモ
バイルあるいはウェラブルシステムやコンピュータシス
テムに適合した映像表示装置を提供することができる。 12. 前記光源はLEDであることを特徴とする構成
11に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第6
実施形態に対応する。 (効果)光源を白色または、赤、青、緑色の3色の波長
を持つ発光デバイスを用いることで、光の利用効率を上
げると共に、光源を直接変調を行なって、電装系を単純
化したので低価格、高性能で駆動となり、個人用で小型
・軽量のモバイルあるいはウェラブルシステムやコンピ
ュータシステムに適合した映像表示装置を提供すること
ができる。 13. 前記光源は半導体レーザダイオード(LD)で
あることを特徴とする構成11に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第6
実施形態に対応する。 (効果)光源として、白色または、赤、青、緑色の3色
の波長を持つ半導体レーザダイオード(LD)を用いる
ことで、光の利用効率を上げると共に、光源の直接変調
を行なって電装系を単純化したので低価格、高性能で駆
動可能となり、個人用で小型・軽量のモバイルあるいは
ウェラブルシステムやコンピュータシステムに適合した
映像表示装置を提供することができる。 14. 前記光源としての、赤、青、緑色の3色の波長
を持つ発光デバイスを同一パッケージに収納し、各発光
デバイスを遅延回路を介して駆動することを特徴とする
構成1に記載の映像表示装置。 (対応する発明の実施の形態)本構成は、上記した第6
実施形態に対応する。 (効果)光源としての、赤、青、緑色の3色の波長を持
つ半導体レーザダイオードや発光デバイスを同一パッケ
ージ内で構成し、各発光デバイスを遅延回路を介して駆
動することで、光の利用効率を上げると共に、光源の直
接変調を行なって光学系を単純化したので低価格、高性
能で駆動可能となり、個人用で小型・軽量のモバイルあ
るいはウェラブルシステムやコンピュータシステムに適
合した映像表示装置を提供することができる。 15. 操作者に装着可能な映像表示装置であり、入力
された映像信号に応じて光度を変化させたビーム光を発
生するビーム発生手段と、上記映像信号に同期して上記
ビームを2次元に走査する走査手段と、装着時に装着者
の眼球前方に位置し、上記走査されたビーム光を装着者
の眼球に導く集積形反射部材よりなる反射手段と、を具
備することを特徴とする映像表示装置。 16. 操作者に装着可能な眼鏡形映像表示装置であ
り、入力された映像信号に応じて光度を変化させた光を
発生する光源と、上記光源からの光を絞り、ビーム光と
するレンズと、上記映像信号に同期して振動することに
より、上記ビームを2次元に走査するミラーである走査
手段と、眼鏡におけるレンズに相当する部位の上に配設
され、上記走査されたビーム光を反射して装着者の眼球
に導く集積形ミラーである反射手段と、を具備すること
を特徴とする映像表示装置。 17. 上記反射手段はフレネル反射板であることを特
徴とする構成15または16に記載の映像表示装置。 18. 上記反射手段は半透明であることを特徴とする
構成15,16,17のいずれか1つに記載の映像表示
装置。 19. 上記ビーム発生手段の発生するビーム光は3色
の光よりなり、各色ごとに映像信号に応じて光強度を変
化させることを特徴とする構成15,17,18のいず
れか1つに記載の映像表示装置。 20. 上記光源の発生する光は3色の光よりなり、各
色ごとに映像信号に応じて光強度を変化させることを特
徴とする構成16,17,18のいずれか1つに記載の
映像表示装置。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、個人用で小型・軽量の
モバイルあるいはウェラブルシステムやコンピュータシ
ステムに適合した映像表示装置を提供することができ
る。
モバイルあるいはウェラブルシステムやコンピュータシ
ステムに適合した映像表示装置を提供することができ
る。
【図1】本発明の第1実施形態を適用した小型の眼鏡型
表示装置1の構成を示す図である。
表示装置1の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2実施形態において、小型の眼鏡型
表示装置1の光学的な構成図である。
表示装置1の光学的な構成図である。
【図3】映像信号から光源7及びX走査駆動装置10及
びY走査駆動装置12を駆動するための信号を生成する
ための回路を示す図である。
びY走査駆動装置12を駆動するための信号を生成する
ための回路を示す図である。
【図4】図2に示す光学系を鳥瞰図的に判り易く示した
図である。
図である。
【図5】図2の変形例としての、小型の眼鏡型表示装置
の光学的な構成図である。
の光学的な構成図である。
【図6】図5に示す光学系を鳥瞰図的に判り易く示した
図である。
図である。
【図7】本発明の第3実施形態において、小型の眼鏡型
表示装置の光学的な構成図である。
表示装置の光学的な構成図である。
【図8】基板27の具体的な構成例を示す図である。
【図9】電磁気力による駆動方式を用いた場合の基板の
構成例を示す図である。
構成例を示す図である。
【図10】本発明の第4実施形態において、小型の眼鏡
型表示装置の光学的な構成図である。
型表示装置の光学的な構成図である。
【図11】XY走査用の2次元走査ミラー30、2次元
ミラー走査駆動部31からなる2次元スキャナの基本的
な構造を示す図である。
ミラー走査駆動部31からなる2次元スキャナの基本的
な構造を示す図である。
【図12】XY走査用の2次元走査ミラー30の製造プ
ロセスの一例を示す図である。
ロセスの一例を示す図である。
【図13】本発明の第5実施形態の構成を示す図であ
る。
る。
【図14】微細ミラーの構成を示す図である。
【図15】図15は上記した微細ミラーの他の構成を示
す図である。
す図である。
【図16】本発明の第6実施形態を説明するための概念
図である。
図である。
1…眼鏡型表示装置、 2…眼鏡のガラス部分、 3…投影ユニット、 4…反射ミラー、 5…集積型ミラー、 6…投影ユニット、 7…光源、 8…集光レンズ、 9…X走査ミラー、 10…X走査駆動装置、 11…Y走査ミラー、 12…Y走査駆動装置、 13…眼、 14…水晶体、 15…網膜、 30…フレーム、 100…眼。
Claims (3)
- 【請求項1】 操作者に装着可能な映像表示装置であ
り、 入力された映像信号に応じて光度を変化させたビーム光
を発生するビーム発生手段と、 上記映像信号に同期して上記ビームを2次元に走査する
走査手段と、 装着時に装着者の眼球前方に位置し、上記走査されたビ
ーム光を装着者の眼球に導く集積形反射部材よりなる反
射手段と、 を具備することを特徴とする映像表示装置。 - 【請求項2】 操作者に装着可能な眼鏡形映像表示装置
であり、 入力された映像信号に応じて光度を変化させた光を発生
する光源と、 上記光源からの光を絞り、ビーム光とするレンズと、 上記映像信号に同期して振動することにより、上記ビー
ムを2次元に走査するミラーである走査手段と、 眼鏡におけるレンズに相当する部位の上に配設され、上
記走査されたビーム光を反射して装着者の眼球に導く集
積形ミラーである反射手段と、 を具備することを特徴とする映像表示装置。 - 【請求項3】 上記反射手段はフレネル反射板であるこ
とを特徴とする請求項1または2記載の映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286595A JP2000111829A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286595A JP2000111829A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000111829A true JP2000111829A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17706458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10286595A Withdrawn JP2000111829A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2000111829A (ja) |
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- 1998-10-08 JP JP10286595A patent/JP2000111829A/ja not_active Withdrawn
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |