JP5956035B1 - 待ち時間推定システムおよび待ち時間推定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを抑えつつ待ち時間を精度よく推定すること。【解決手段】無線通信可能な携帯端末を検出することによってユーザの待ち時間を推定する待ち時間推定システムであって、混雑検知端末と、混雑検知端末と相互に通信可能に接続された解析サーバと、を含み、混雑検知端末は、プローブ要求を発した携帯端末の情報を解析サーバへ送信し、解析サーバは、混雑検知端末から受信した携帯端末の情報に基づいて、携帯端末がプローブ要求を発した第1時刻と携帯端末がプローブ要求を発した第2時刻とを用いて所定の演算を行うことによって、携帯端末を所持するユーザの待ち時間の推定値を求める、待ち時間推定システムである。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばテーマパークのアトラクションなどにおける順番待ちに要する時間を推定する技術に関する。
従来から、テーマパークのアトラクション等の施設においては、その順番待ちに要する時間(待ち時間)をユーザに知らせたいというニーズがある。従来、このようなニーズに対しては、各施設において待ち行列の長さ(人数)から経験的に待ち時間が推測され、その推測された待ち時間がユーザに対して提示されていた。また、特開2005−189921号公報(特許文献1)には、センサーを内蔵するカウンタ装置を用いて入門ゲートと入場口のそれぞれを通過する客の数をカウントし、これらのカウント値に基づき施設情報を考慮して待ち時間を計算し、表示する待ち時間表示システムが開示されている。
ところで、従来からの経験的に待ち時間を推測する方法では、施設の職員が待ち行列の長さを目測で求めており、かつ職員が待ち行列を確認する頻度も必ずしも高くないため、必ずしも正確な待ち時間が提示されるとは限らないという不都合がある。また、特許文献1に開示される先行技術では、客数をカウントするためのカウンタ装置等が必要となることからシステムの設置場所に制約が生じる。このため、例えば臨時のイベント会場や期間限定のアトラクション等における待ち行列の推測に用いるのは難しい。また、カウンタ装置等を含んだ比較的複雑な構成が必要となることからコスト負担も大きい。
特開2005−189921号公報
本発明は、コストを抑えつつ待ち時間を精度よく推定することが可能な技術を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る一態様のシステムは、(a)無線通信可能な携帯端末を検出することによってユーザの待ち時間を推定する待ち時間推定システムであって、(b)混雑検知端末と、(c)混雑検知端末と相互に通信可能に接続された解析サーバと、を含み、(d)混雑検知端末は、プローブ要求を発した携帯端末の情報を解析サーバへ送信し、(e)解析サーバは、混雑検知端末から受信した携帯端末の情報に基づいて、携帯端末がプローブ要求を発した第1時刻と携帯端末がプローブ要求を発した第2時刻とを用いて所定の演算を行うことによって、携帯端末を所持するユーザの待ち時間の推定値を求める、待ち時間推定システムである。
上記構成によれば、コストを抑えつつ待ち時間を精度よく推定することが可能となる。
図1は、一実施形態の待ち時間推定システムの概略構成を示す図である。 図2は、混雑検知端末の機能構成を示すブロック図である 図3は、混雑検知情報の内容の一例を示す図である。 図4は、解析サーバの機能構成を示すブロック図である。 図5は、各混雑検知端末の動作手順を示すフローチャートである。 図6は、解析サーバの動作手順を示すフローチャートである。 図7は、待ち時間を推定する演算について説明するための図である。 図8は、推定情報の出力例を示す模式図である。 図9は、推定情報の出力例を示す模式図である。
図1は、一実施形態の待ち時間推定システムの概略構成を示す図である。同図に示すように、待ち時間推定システム1は、アトラクション等の順番待ちの列が形成されるエリアa、b、cにそれぞれ対応付けて設置される複数の混雑検知端末100a、100b、100cと、通信ネットワークNを介して各混雑検知端末100a等と接続される解析サーバ200を含んで構成されている。
本実施形態では、混雑検知端末100a等がWifi(Wireless Fidelity)規格に基づく無線LAN機能(Wifi機能)を備えた携帯端末300を検知してその検知結果を解析サーバ200において解析することにより、各混雑検知端末100a等が設置されているエリアごと、およびエリアa〜cの全体について、順番待ちしているユーザ(携帯端末300の所有者)の待ち時間を推定する。ここでは、順番待ちの列がエリアaからエリアcにかけて形成され、各ユーザは、エリアaからエリアcへ向かって進むものとする。
複数の混雑検知端末100a、100b、100cは、それぞれ、例えばアトラクション等の順番待ちをしているユーザが所持する携帯端末300を検知するための端末装置であり、ユーザによる順番待ちの列が形成されるエリアa〜cに対応付けて、互いにある程度の距離をおいて設置される。各混雑検知端末100a等は、例えば、小型PC(Personal Computer)、Wifiモジュール、電源、外部記憶装置(SDカードやUSBメモリ)などを含んで構成されている。
解析サーバ200は、例えば演算処理能力の高いコンピュータによって構成され、そのコンピュータにおいて所定のサーバ用プログラムを実行することにより、サーバ機能を実現するものである。解析サーバ200は、各混雑検知端末100a等から送信される混雑検知情報を解析することによって、順番待ちの列に並んでいるユーザがエリアaから進入し、エリアcを抜け出てアトラクション等へ進むまでに要する待ち時間を推定する。なお、解析サーバ200を構成するコンピュータは、必ずしも1台である必要はなく、通信ネットワークN上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。
通信ネットワークNは、解析サーバ200と各混雑検知端末100a等との間で相互に情報通信を行うことが可能な通信網を含む。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース、Wifi、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
複数の携帯端末300は、それぞれユーザが所持する端末であり、図示しないアクセスポイント(AP)等を介して無線通信を行うためのWifi機能を備えている。本実施形態では、携帯端末300としてスマートフォンを想定するが、携帯電話機、PHS、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、携帯情報端末(PDA)、家庭用ゲーム機器など、Wifi機能を備えたあらゆる端末に適用可能である。
図2は、混雑検知端末の機能構成を示すブロック図である。なお、ここでは混雑検知端末100aについて示すが、他の混雑検知端末100b、100cも同じ構成である。図示のように混雑検知端末100aは、制御部111、入力部112、表示部113、記憶部114、通信部115およびwifi通信部116を備えている。
制御部111は、例えばCPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータシステムにおいて所定の動作プログラムを実行させることによって構成されるものであり、機能ブロックとしてのプローブ要求検知部121、混雑検知情報生成部122を有する。
入力部112は、例えば制御部111と接続されたキーボードなどの入力手段であり、各種情報を入力するために用いられる。表示部113は、例えば制御部111と接続された液晶表示パネルなどの表示手段であり、各種の画像表示を表示する。記憶部114は、制御部111と接続されたハードディスク装置などの記憶手段であり、制御部111で実行される動作プログラムや各種のデータを記憶する。
通信部114は、制御部111と接続されており、外部の解析サーバ200との情報通信に関わる処理を行う。wifi通信部116は、各携帯端末300との情報通信に関わる処理を行う。
プローブ要求検知部121は、各携帯端末300がアクセスポイントを探すために定期的にブロードキャスト(一斉送信)するプローブ要求を検知する。このプローブ要求はwifi通信部116を介して受信される。
混雑検知情報生成部122は、プローブ要求を検知した携帯端末300を特定する情報である端末アドレス情報などを含んで構成される混雑検知情報を生成する。生成された混雑検知情報は、通信部115を介して解析サーバ200へ送信される。
図3は、混雑検知情報の内容の一例を示す図である。図3に示すように、混雑検知情報には、各混雑検知端末100a等が検知した各携帯端末300を識別する情報である「端末アドレス情報(MACアドレス)」、各携帯端末300から発せられた電波の強度を示す情報である「電波強度情報」、各携帯端末300からのプローブ要求を検知した時刻をあらわす情報である「時刻情報」が含まれている。また、混雑検知情報には、その混雑検知情報が混雑検知端末100a〜100cのいずれによって生成されたものであるかを識別するための情報である「装置識別情報」が含まれている。
図4は、解析サーバの機能構成を示すブロック図である。解析サーバ200は、各混雑検知端末100a等から送信される混雑検知情報を解析することにより、各混雑検知端末100a等の設置位置に対応付けられるエリアにおいて順番待ちしているユーザ(携帯端末300を所持する者)の待ち時間を推定するものであり、制御部211、入力部212、表示部213、記憶部214、通信部215を備えている。
制御部211は、例えばCPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータシステムにおいて所定の動作プログラムを実行させることによって構成されるものであり、機能ブロックとしての滞留時間推定部221、解析結果出力部222を有する。
入力部212は、例えば制御部211と接続されたキーボードなどの入力手段であり、各種情報を入力するために用いられる。表示部213は、例えば制御部211と接続された液晶表示パネルなどの表示手段であり、各種の画像表示を表示する。記憶部214は、制御部211と接続されたハードディスク装置などの記憶手段であり、制御部211で実行される動作プログラムや各種のデータを記憶する。
滞留時間推定部221は、各混雑検知端末100a等から送信された混雑検知情報を用い所定の演算を行うことで各混雑検知端末100aのそれぞれに対応するエリアでのユーザの待ち時間(滞留時間)を推定する。例えば、滞留時間推定部221は、混雑検知情報を用いて、特定の携帯端末300によるプローブ要求がエリアaにおいて初めて検知された時刻t1と、この携帯端末300によるプローブ要求がエリアcにおいて最後に検知された時刻t2を抽出することで、この携帯端末300を所持するユーザが要した待ち時間を算出する。
解析結果出力部222は、推定された待ち時間やその他情報を出力するための処理を行う。解析結果出力部222は、例えば、各混雑検知端末100a、100b、100cが対応付けられているエリアごとに待ち時間の多寡が視覚的に理解しやすくなるようにグラフ等を作成し、それを表示部213に表示させる。
図5は、各混雑検知端末の動作手順を示すフローチャートである。ここでは例として混雑検知端末100aによる動作手順を説明するが、他の混雑検知端末100b、100cについても同じ動作手順によって動作する。
混雑検知端末100aのプローブ要求検知部121は、近隣に存在する携帯端末300からのプローブ要求がwifi通信部116によって受信されたか否かを判定する(ステップS11)。プローブ要求が受信されるまでの間は(ステップS11;NO)、ステップS11の処理が繰り返される。なお、各携帯端末300は、接続可能なアクセスポイントを探すために定期的にプローブ要求をブロードキャストしているものとする。
プローブ要求が受信されると(ステップS11;YES)、プローブ要求検知部121は、プローブ要求に含まれる端末アドレス情報を取得するとともに(ステップS12)、このプローブ要求を送信した携帯端末300の発した電波の強度を示す電波強度情報をwifi通信部116から取得する(ステップS13)。
次に、混雑検知情報生成部122は、検知された携帯端末300の「端末アドレス情報」と、携帯端末300の「電波強度情報」と、携帯端末300からのプローブ要求が検知された時刻を示す「時刻情報」と、混雑検知端末100aを識別するための情報である「装置識別情報」を含んだ混雑検知情報を生成する(ステップS14)。この混雑検知情報は通信部115を介して解析サーバ200へ送信される(ステップS15)。
図6は、解析サーバの動作手順を示すフローチャートである。解析サーバ200の滞留時間推定部221は、通信部215を介して、各混雑検知端末100a、100b、100cから混雑検知情報を受信する(ステップS21)。
次に、滞留時間推定部221は、各混雑検知端末100a等から送信された混雑検知情報を用い、上記した所定の演算を行うことで各混雑検知端末100aのそれぞれに対応するエリアごと並びにエリア全体でのユーザの待ち時間を推定する(ステップS22)。ここでは、混雑検知情報に含まれる装置識別情報を用いて各混雑検知端末100a、100b、100cをそれぞれ識別することにより、各混雑検知端末100a、100b、100cのそれぞれに対応するエリアごとのユーザの待ち時間を推定できる。
図7は、待ち時間を推定する演算について説明するための図である。例えば、端末アドレス情報「12:34:56:78:9a:bc」で特定される1つの携帯端末300についての混雑検知情報に含まれる時刻情報を装置識別情報に基づいて各エリアa、b、cに分けて抽出すると図示のような情報が得られる。この情報に基づけば、この携帯端末300がエリアaで初めて検知された時刻(11:10)とエリアaで最後に検知された時刻(11:40)に基づき、エリアaでの待ち時間は30分間と求められる。同様な演算により、エリアbでの待ち時間は30分間、エリアcでの待ち時間は25分間と求められる。このため、エリアa〜cの全体における待ち時間は85分間と求められる。なお、全体の待ち時間は、各エリアの待ち時間を足し合わせて求めてもよいし、この携帯端末300がエリアaで初めて検知された時刻(11:00)とエリアcで最後に検知された時刻(12:35)との差分に基づいて求めてもよい。
また、待ち行列の中間地点であるエリアbに存在するユーザの待ち時間を推定することもできる。具体的には、エリアbとエリアcの待ち時間を足し合わせるか、または携帯端末300がエリアbで初めて検知された時刻(11:40)とエリアcで最後に検知された時刻(12:35)の差分を求めればよい。また、エリアcの待ち時間を用いれば、待ち行列の中間地点であるエリアcに存在するユーザの待ち時間を推定することもできる。なお、エリア全体並びにエリアごとの待ち時間の演算においては、複数の携帯端末300について上記のようにして求めた待ち時間の平均値を求めてもよい。
次に、解析サーバ200の解析結果出力部222は、滞留時間推定部221によって求められたエリアごと並びにエリア全体の待ち時間の推定値の情報(推定情報)を生成し、各種形式で出力する(ステップS23)。
図8、図9は、それぞれ推定情報の出力例を示す模式図である。例えば、解析結果出力部222は、図8に例示するように各混雑検知端末100a等に対応付けられた各エリアa、b、cのそれぞれについてのある時刻の待ち時間を示す棒グラフと、エリアa〜c全体での待ち時間を示す文字列情報を含んだ推定情報を生成して表示部213に表示させる。あるいは、解析結果出力部222は、図9に例示するように各混雑検知端末100a等に対応付けられた各エリアa、b、cのそれぞれについて、待ち時間の時間経過に伴う推移を折れ線グラフで示した推定情報を生成して表示部213に表示させる。その他、推定情報の数値そのものを表示部213に表示させてもよいし、図示しない他の装置へ推定情報を送信してもよい。
以上のような実施形態によれば、携帯端末300と各混雑検知端末100a等が相互に通信可能な比較的広い範囲で各混雑検知端末100a等に対応するエリアごとにユーザの待ち時間を推定することが可能であり、電波が届く限りにおいて携帯端末300やそれを所持するユーザの存在位置については制約がない。このため、コストを低廉に抑えつつ、コストを抑えつつ待ち時間を精度よく推定することが可能となる。
また、混雑検知端末100a等のそれぞれごとにユーザの待ち時間を推定できるので、比較的長い待ち行列の場合等においてもその中間地点ごとに残りの待ち時間を推定し、提示することができる。
また、待ち時間の推定結果に基づき、各混雑検知端末100a等をどこに設置すればより効率的に待ち時間を計測できるかを推測し、各混雑検知端末100a等の設置位置を最適化することもできる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
例えば、上記した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。また、上記した実施形態では各携帯端末300がWifi規格に準拠した無線通信を行う場合を例示したが、各携帯端末300が他の規格に準拠した無線通信を行うものであってもよい。
また、上記した実施形態では各混雑検知端末100a等から送信される混雑検知情報に含まれる装置識別情報を用いて各混雑検知端末100a等を識別していたが、各混雑検知端末100a等から送信される混雑検知情報の送信元アドレスを解析サーバ200側で抽出し、その送信元アドレスに基づいて各混雑検知端末100a等を識別してもよい。
また、上記した実施形態では、各混雑検知端末100a等においてプローブ要求を発した携帯端末300を検知した時刻を示す時刻情報を混雑検知情報に含めて解析サーバ200へ送信していたが、解析サーバ200側で、各混雑検知端末100a等から混雑検知情報を受信するごとにその受信時刻を検出して混雑検知情報に付加してもよい。
また、上記した実施形態では各混雑検知端末100a等において、プローブ要求を発した携帯端末300を検知するごとに混雑検知情報を生成し送信していたが、所定時間(例えば数分間)ごと、あるいは所定数の携帯端末300からのプローブ要求を検知するごとに複数の携帯端末300に関する混雑検知情報を集約して解析サーバ200へ送信してもよい。
また、上記した実施形態では複数の混雑検知端末を用いて待ち時間を推定していたが、アトラクション等において発生する待ち行列がそれほど長くない場合などにおいては、1つの混雑検知端末を用いて待ち時間を推定してもよい。この場合には、上記した実施形態におけるいずれか1つの混雑検知端末を用いて、この混雑検知端末に対応付けられるエリアにおける待ち時間を求めればよい。
1:待ち時間推定システム
N:通信ネットワーク
100a、100b、100c:混雑検知端末
200:解析サーバ
300:携帯端末
111、211:制御部
112、212:入力部
113、213:表示部
114、214:記憶部
115、215:通信部
116:wifi通信部
121:プローブ要求検知部
122:混雑検知情報生成部
221:滞留時間算出部
222:解析結果出力部

Claims (3)

  1. 無線通信可能な携帯端末を検出することによってユーザの待ち時間を推定する待ち時間推定システムであって、
    複数の混雑検知端末と、
    前記複数の混雑検知端末の各々と相互に通信可能に接続された解析サーバと、
    を含み、
    前記複数の混雑検知端末の各々は、プローブ要求を発した携帯端末の情報を前記解析サーバへ送信し、前記携帯端末の情報は、当該各混雑検知端末を相互に識別するための装置識別情報を含み、
    前記解析サーバは、前記複数の混雑検知端末の各々から受信した前記携帯端末の情報に基づいて、一の混雑検知端末において、前記携帯端末による前記プローブ要求が初めて検知された時刻である第1時刻と、前記携帯端末による前記プローブ要求が最後に検知された時刻である第2時刻とを用いて所定の演算を行うことによって、前記複数の混雑検知端末の各々に対応付けられた各エリアごとにユーザの待ち時間を特定し、複数のエリア間の地点ごとに残りの待ち時間の推定値を求める、
    待ち時間推定システム。
  2. 前記解析サーバは、前記各エリアのそれぞれについて、待ち時間の時間経過に伴う推移を折れ線グラフで示した推定情報を生成して表示部に表示させる、
    請求項1に記載の待ち時間推定システム。
  3. 相互に通信可能に接続された混雑検知端末と解析サーバを含むシステムにおいて、無線通信可能な携帯端末を検出することによってユーザ数を推定する待ち時間推定方法であって、
    前記複数の混雑検知端末の各々が、プローブ要求を発した携帯端末の情報を前記解析サーバへ送信する第1ステップであって、前記携帯端末の情報は、当該各混雑検知端末を相互に識別するための装置識別情報を含む第1ステップと、
    前記解析サーバが、前記複数の混雑検知端末の各々から受信した前記携帯端末の情報に基づいて、一の混雑検知端末において、前記携帯端末による前記プローブ要求が初めて検知された時刻である第1時刻と、前記携帯端末による前記プローブ要求が最後に検知された時刻である第2時刻とを用いて所定の演算を行うことによって、前記複数の混雑検知端末の各々に対応付けられた各エリアごとにユーザの待ち時間を特定し、複数のエリア間の地点ごとに残りの待ち時間の推定値を求める第2ステップと、
    を含む、待ち時間推定方法。
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