JP6023288B1 - 混雑状況推定システムおよび混雑状況推定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを低廉に抑えつつ、比較的広範囲なエリアでの混雑状況を推定すること。【解決手段】無線通信可能な携帯端末(300)を検出することによってユーザ数を推定する混雑状況推定システム(1)であって、複数の混雑検知端末(100a,100b,100c)と、複数の混雑検知端末の各々と相互に通信可能に接続された解析サーバ(200)とを含み、複数の混雑検知端末の各々は、プローブ要求を発した携帯端末の情報を解析サーバへ送信し、解析サーバは、複数の混雑検知端末の各々から受信した携帯端末の情報に基づいてプローブ要求を発した携帯端末の数を複数の混雑検知端末の各々ごとに特定し、当該携帯端末の数を用いて所定の演算を行うことによって複数の混雑検知端末の各々に対応するエリアごとのユーザ数の推定値を求める、混雑状況推定システムである。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば屋外のイベント会場などの比較的広いエリアにおける混雑状況等を推定する技術に関する。
特定のエリアにおける来客等の人数を計測する従来技術として、例えば特開2010−181920号公報(特許文献1)には、対象となるエリアを撮像してその画像に基づいてエリアへの入場者数をカウントし、その状況を表示するエリア管理システムが開示されており、かつこのようなエリア管理システムを複数のエリアにそれぞれ設置することで複数のエリアにおける入場者数を計測することも開示されている。
しかし、上記した従来技術では、カメラによって撮影可能な範囲はそれほど広いとはいえず、かつ人物として特定するにはある程度の大きさでその人物が画像に収まっている必要があるので、人数を計測可能なエリアが狭いという不都合がある。これについては、例えば計測対象とするエリアを細かく分け、各エリアに対してエリア管理システムを設置することも考えられるが、設置すべき装置が多数となるためにコスト面あるいは運用上で現実的とはいえない。また、画像を利用することが前提となるところ、個人のプライバシー保護の観点で撮影されること自体が敬遠されることも多い。
特開2010−181920号公報
本発明は、コストを低廉に抑えつつ、比較的広範囲なエリアでの混雑状況を推定することが可能な技術を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係るシステムは、(a)無線通信可能な携帯端末を検出することによってユーザ数を推定する混雑状況推定システムであって、(b)複数の混雑検知端末と、(c)複数の混雑検知端末の各々と相互に通信可能に接続された解析サーバと、を含み、(d)複数の混雑検知端末の各々は、プローブ要求を発した携帯端末の情報を解析サーバへ送信し、(e)解析サーバは、複数の混雑検知端末の各々から受信した携帯端末の情報に基づいてプローブ要求を発した携帯端末の数を複数の混雑検知端末の各々ごとに特定し、当該携帯端末の数を用いて所定の演算を行うことによって複数の混雑検知端末の各々に対応するエリアごとのユーザ数の推定値を求める、混雑状況推定システムである。
上記構成によれば、コストを低廉に抑えつつ、比較的広範囲なエリアでの混雑状況を推定することが可能となる。また、各混雑検知端末ごとにユーザ数を推定できるので、広範囲なエリア中のいずれの場所で混雑しているかを容易に把握することができる。
図1は、一実施形態の混雑状況推定システムの概略構成を示す図である。 図2は、混雑検知端末の機能構成を示すブロック図である 図3は、混雑検知情報の内容の一例を示す図である。 図4は、解析サーバの機能構成を示すブロック図である。 図5は、各混雑検知端末の動作手順を示すフローチャートである。 図6は、解析サーバの動作手順を示すフローチャートである。 図7は、推定情報の出力例を示す模式図である。 図8は、推定情報の出力例を示す模式図である。 図9は、電波強度と通信距離の関係を示す図である。 図10は、携帯端末と複数の混雑検知端末との位置関係を例示する図である。
図1は、一実施形態の混雑状況推定システムの概略構成を示す図である。同図に示すように、混雑状況推定システム1は、各エリアにそれぞれ設置される複数の混雑検知端末100a等と、通信ネットワークNを介して各混雑検知端末100a等と接続される解析サーバ200を含んで構成されている。本実施形態では、混雑検知端末100a等がWifi(Wireless Fidelity)規格に基づく無線LAN機能(Wifi機能)を備えた携帯端末300の数を検知し、検知結果を解析サーバ200において解析することにより、各混雑検知端末100a等が設置されているエリアごとにユーザ数、すなわち混雑状況を推定する。
複数の混雑検知端末100a、100b、100cは、それぞれ、例えばイベント会場などの所定場所に来訪するユーザ(来訪者)が所持する携帯端末300を検知するための端末装置であり、互いにある程度の距離をおいて設置される。各混雑検知端末100a等は、例えば、小型PC(Personal Computer)、Wifiモジュール、電源、外部記憶装置(SDカードやUSBメモリ)などを含んで構成されている。
解析サーバ200は、例えば演算処理能力の高いコンピュータによって構成され、そのコンピュータにおいて所定のサーバ用プログラムを実行することにより、サーバ機能を実現するものである。解析サーバ200は、各混雑検知端末100a等から送信される混雑検知情報を解析することによってユーザ数を推定する。なお、解析サーバ200を構成するコンピュータは、必ずしも1台である必要はなく、通信ネットワークN上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。
通信ネットワークNは、解析サーバ200と各混雑検知端末100a等との間で相互に情報通信を行うことが可能な通信網を含む。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース、Wifi、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
複数の携帯端末300は、それぞれユーザが所持する端末であり、図示しないアクセスポイント(AP)等を介して無線通信を行うためのWifi機能を備えている。本実施形態では、携帯端末300としてスマートフォンを想定するが、携帯電話機、PHS、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、携帯情報端末(PDA)、家庭用ゲーム機器など、Wifi機能を備えたあらゆる端末に適用可能である。
図2は、混雑検知端末の機能構成を示すブロック図である。なお、ここでは混雑検知端末100aについて示すが、他の混雑検知端末100b、100cも同じ構成である。図示のように混雑検知端末100aは、制御部111、入力部112、表示部113、記憶部114、通信部115およびwifi通信部116を備えている。
制御部111は、例えばCPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータシステムにおいて所定の動作プログラムを実行させることによって構成されるものであり、機能ブロックとしてのプローブ要求検知部121、混雑検知情報生成部122を有する。
入力部112は、例えば制御部111と接続されたキーボードなどの入力手段であり、各種情報を入力するために用いられる。表示部113は、例えば制御部111と接続された液晶表示パネルなどの表示手段であり、各種の画像表示を表示する。記憶部114は、制御部111と接続されたハードディスク装置などの記憶手段であり、制御部111で実行される動作プログラムや各種のデータを記憶する。
通信部114は、制御部111と接続されており、外部の解析サーバ200との情報通信に関わる処理を行う。wifi通信部115は、各携帯端末300との情報通信に関わる処理を行う。
プローブ要求検知部121は、各携帯端末300がアクセスポイントを探すために定期的にブロードキャスト(一斉送信)するプローブ要求を検知する。このプローブ要求はwifi通信部116を介して受信される。
混雑検知情報生成部122は、プローブ要求を検知した携帯端末300を特定する情報である端末アドレス情報などを含んで構成される混雑検知情報を生成する。生成された混雑検知情報は、通信部115を介して解析サーバ200へ送信される。
図3は、混雑検知情報の内容の一例を示す図である。図3に示すように、混雑検知情報には、各混雑検知端末100a等が検知した各携帯端末300を識別する情報である「端末アドレス情報(MACアドレス)」、各携帯端末300から発せられた電波の強度を示す情報である「電波強度情報」、各携帯端末300からのプローブ要求を検知した時刻をあらわす情報である「時刻情報」が含まれている。また、混雑検知情報には、その混雑検知情報が混雑検知端末100a〜100cのいずれによって生成されたものであるかを識別するための情報である「装置識別情報」が含まれている。
図4は、解析サーバの機能構成を示すブロック図である。解析サーバ200は、各混雑検知端末100a等から送信される混雑検知情報を解析することにより、各混雑検知端末100a等の設置位置に対応付けられる各エリアのユーザ数を推定するものであり、制御部211、入力部212、表示部213、記憶部214、通信部215を備えている。
制御部211は、例えばCPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータシステムにおいて所定の動作プログラムを実行させることによって構成されるものであり、機能ブロックとしての端末数計算部221、ユーザ数推定部222、解析結果出力部223を有する。
入力部212は、例えば制御部211と接続されたキーボードなどの入力手段であり、各種情報を入力するために用いられる。表示部213は、例えば制御部211と接続された液晶表示パネルなどの表示手段であり、各種の画像表示を表示する。記憶部214は、制御部211と接続されたハードディスク装置などの記憶手段であり、制御部211で実行される動作プログラムや各種のデータを記憶する。
端末数計算部221は、各混雑検知端末100a等から送信される混雑検知情報を用いて、各混雑検知端末100a等のそれぞれにおいて検知された携帯端末300の数(端末数)を計算する。ここでは、各携帯端末300に対して一意に割り当てられている情報である端末アドレス情報を用いることで端末数を計算することができる。
ユーザ数推定部222は、端末数計算部221によって求められた端末数に基づいて、所定の解析アルゴリズムによる演算を行うことで各混雑検知端末100aのそれぞれに対応するユーザ数を推定する。例えば、所定の関数に端末数を代入して演算を行うことによってユーザ数が求められる。あるいは、端末数に予め定めておいた係数を乗算することによってユーザ数を求めてもよい。また、エリアの形態(提供されるサービス、設置されている施設の構造、施設の材質など)に関するパラメータや、エリアの周囲環境(季節や曜日、天気に関する情報など)に関するパラメータを取得(入力)し、これらのパラメータも加味してユーザ数を推定してもよい。
解析結果出力部223は、推定されたユーザ数やその他情報を出力するための処理を行う。解析結果出力部223は、例えば、各混雑検知端末100a、100b、100cが対応付けられているエリアごとにユーザ数の多寡が視覚的に理解しやすくなるようにグラフ等を作成し、それを表示部213に表示させる。
図5は、各混雑検知端末の動作手順を示すフローチャートである。ここでは例として混雑検知端末100aによる動作手順を説明するが、他の混雑検知端末100b、100cについても同じ動作手順によって動作する。
混雑検知端末100aのプローブ要求検知部121は、近隣に存在する携帯端末300からのプローブ要求がwifi通信部116によって受信されたか否かを判定する(ステップS11)。プローブ要求が受信されるまでの間は(ステップS11;NO)、ステップS11の処理が繰り返される。なお、各携帯端末300は、接続可能なアクセスポイントを探すために定期的にプローブ要求をブロードキャストしているものとする。
プローブ要求が受信されると(ステップS11;YES)、プローブ要求検知部121は、プローブ要求に含まれる端末アドレス情報を取得するとともに(ステップS12)、このプローブ要求を送信した携帯端末300の発した電波の強度を示す電波強度情報をwifi通信部116から取得する(ステップS13)。
次に、プローブ要求検知部121は、設定時間(例えば10分間)が経過したか否かを判定し(ステップS14)、設定時間が経過していない場合には(ステップS14;NO)、ステップS11以降の処理を実行する。
設定時間が経過した場合に(ステップS14;YES)、混雑検知情報生成部122は、この設定時間内に検知された各携帯端末300の「端末アドレス情報」と、各携帯端末300の「電波強度情報」と、各携帯端末300からのプローブ要求が検知された時刻を示す「時刻情報」と、混雑検知端末100aを識別するための情報である「装置識別情報」を含んだ混雑検知情報を生成する(ステップS15)。この混雑検知情報は通信部115を介して解析サーバ200へ送信される(ステップS16)。
図6は、解析サーバの動作手順を示すフローチャートである。解析サーバ200の端末数計算部221は、通信部215を介して、各混雑検知端末100a、100b、100cから混雑検知情報を受信する(ステップS21)。
次に、端末数計算部221は、各混雑検知端末100a等から受信した混雑検知情報に基づいて、各混雑検知端末100a等のそれぞれにおいて検知された端末数を計算する(ステップS22)。
次に、ユーザ数推定部222は、端末数計算部221によって計算された各混雑検知端末100a等ごとの端末数を用いて上記した所定の解析アルゴリズムによる演算を行うことで各混雑検知端末100aのそれぞれに対応するエリアごとのユーザ数を推定する(ステップS23)。ここでは、混雑検知情報に含まれる装置識別情報を用いて各混雑検知端末100a、100b、100cをそれぞれ識別することにより、各混雑検知端末100a、100b、100cのそれぞれに対応するエリアごとのユーザ数を推定できる。
次に、解析サーバ200の解析結果出力部223は、ユーザ数推定部222によって求められたエリアごとのユーザ数の推定値の情報(推定情報)を生成し、各種形式で出力する(ステップS24)。
図7、図8は、それぞれ推定情報の出力例を示す模式図である。例えば、解析結果出力部223は、図7に例示するように各混雑検知端末100a等に対応付けられた各エリアa、b、cのそれぞれについて、ある時間帯でのユーザ数を棒グラフで示した推定情報を生成して表示部213に表示させる。あるいは、解析結果出力部223は、図8に例示するように各混雑検知端末100a等に対応付けられた各エリアa、b、cのそれぞれについて、ユーザ数の時間経過に伴う推移を折れ線グラフで示した推定情報を生成して表示部213に表示させる。その他、推定情報の数値そのものを表示部213に表示させてもよいし、図示しない他の装置へ推定情報を送信してもよい。
以上のような実施形態によれば、携帯端末300と各混雑検知端末100a等が相互に通信可能な比較的広い範囲で各混雑検知端末100a等に対応するエリアごとにユーザ数を推定することが可能であり、電波が届く限りにおいて携帯端末300やそれを所持するユーザの存在位置については制約がない。このため、コストを低廉に抑えつつ、比較的広範囲なエリアでの混雑状況を推定することが可能となる。また、混雑検知端末100a等のそれぞれごとにユーザ数を推定できるので、広範囲なエリア中のいずれの場所で混雑しているかを容易に把握することができる。
また、ユーザ数の推定結果に基づき、各混雑検知端末100a等をどこに設置すればより効率的に混雑情報を計測できるかを推測し、各混雑検知端末100a等の設置位置を最適化することもできる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
例えば、上記した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。また、上記した実施形態では各携帯端末300がWifi規格に準拠した無線通信を行う場合を例示したが、各携帯端末300が他の規格に準拠した無線通信を行うものであってもよい。
また、上記した実施形態では各混雑検知端末100a等から送信される混雑検知情報に含まれる装置識別情報を用いて各混雑検知端末100a等を識別していたが、各混雑検知端末100a等から送信される混雑検知情報の送信元アドレスを解析サーバ200側で抽出し、その送信元アドレスに基づいて各混雑検知端末100a等を識別してもよい。
また、上記した実施形態では、解析サーバ200においてプローブ要求を発した携帯端末の端末数を計算していたが、各混雑検知端末100a等において携帯端末の数を計測して端末数情報を生成し、これを端末アドレス情報や時刻情報などの情報と合わせて各混雑検知端末100a等から解析サーバ200へ送信し、解析サーバ200側では各混雑検知端末100a等から送信される情報に含まれる端末数情報に基づいてユーザ数を推定してもよい。
また、上記した実施形態では各混雑検知端末100a等において設定時間ごとに混雑検知情報を生成し送信していたが、プローブ要求を発した携帯端末に関する端末アドレス情報や時刻情報などの情報を適宜、各混雑検知端末100a等から解析サーバ200へ送信し、解析サーバ200側で設定時間ごとに混雑検知情報を生成し、これに基づいてユーザ数を推定してもよい。
また、解析サーバ200のユーザ数推定部222は、混雑検知情報を含まれる電波強度情報を利用して各携帯端末300の位置(すなわちユーザの存在位置)をより詳細に解析することもできる。具体的には、携帯端末300から発せられるプローブ要求の電波強度が分かっていれば、混雑検知端末100a等において受信したプローブ要求の電波強度を用いることで、混雑検知端末100a等と携帯端末300との距離を算出することができる。
携帯端末300から発せられるプローブ要求の電波強度をS、混雑検知端末100a等で受信した電波強度をR、携帯端末300と混雑検知端末100a等との距離をrとすれば、電波強度は通信距離の二乗に反比例して弱くなるため(図9参照)、電波強度Rは以下のように表せる。
R=S/r2・・・(1)
上記(1)式より、距離rは以下のように表せる。
r=√(S/R)・・・(2)
ここで、携帯端末300から発せられるプローブ要求の電波強度Sは必ずしも定まらないが、例えば種々の携帯端末300において設定されている電波強度の標準的な値を用いることで距離rを推定できる。あるいは、携帯端末300側から混雑検知端末100a等へ自身の電波強度を示す情報を送信してもよい。このような方法により、例えば各携帯端末300が混雑検知端末100aからどの程度離れた位置にいるかを推定することができる。ただし、この時点では混雑検知端末100aを中心とした同心円状にしか各携帯端末300の位置を特定できていない。これについては、複数の混雑検知端末100a等において推定した距離rを用いることで、各携帯端末300の位置をより詳細に推定することができる。
例えば、ある携帯端末300からのプローブ要求が混雑検知端末100aと混雑検知端末100bのいずれにおいても受信された場合を考える。なお、同一の携帯端末300からのプローブ要求であることは混雑検知情報に含まれる端末アドレス情報によって特定できる。このとき、図10に示すように、混雑検知端末100aの設置位置1100aと携帯端末300の存在位置1300との距離をr1、混雑検知端末100bの設置位置1100bと携帯端末300の存在位置1300との距離をr2とすれば、距離r1の円と距離r2の円とが重なる点として携帯端末300の存在位置1300を特定することができる。ただし、実際には距離r1の円と距離r2の円とが重なる点が厳密に特定されるとは限らないため、それぞれの円が重なる領域を含んだある程度の範囲A1として携帯端末300の位置を特定してもよい。
1:混雑状況推定システム
N:通信ネットワーク
100a、100b、100c:混雑検知端末
200:解析サーバ
300:携帯端末
111、211:制御部
112、212:入力部
113、213:表示部
114、214:記憶部
115、215:通信部
116:wifi通信部
121:プローブ要求検知部
122:混雑検知情報生成部
221:端末数計算部
222:ユーザ数推定部
223:解析結果出力部

Claims (5)

  1. 無線通信可能な携帯端末を検出することによってユーザ数を推定する混雑状況推定シ ステムであって、
    複数の混雑検知端末と、
    前記複数の混雑検知端末の各々と相互に通信可能に接続された解析サーバと、
    を含み、
    前記複数の混雑検知端末の各々は、プローブ要求を発した前記携帯端末の情報を前記 解析サーバへ送信し、前記携帯端末の情報は、前記携帯端末から混雑検知端末へ送信さ れた、前記携帯端末から発せられるプローブ要求の電波強度を示す情報と、当該混雑検 知端末が受信した前記プローブ要求の電波強度とを含み、
    前記解析サーバは、
    前記複数の混雑検知端末の各々から受信した前記携帯端末の情報に基づいて前記プロ ーブ要求を発した前記携帯端末の数を前記複数の混雑検知端末の各々ごとに特定し、当 該携帯端末の数を用いて所定の演算を行うことによって前記複数の混雑検知端末の各々 に対応するエリアごとのユーザ数の推定値を求め、前記複数の混雑検知端末の各々から 受信した前記携帯端末の情報に含まれる、前記携帯端末から発せられるプローブ要求の 電波強度を示す情報と前記混雑検知端末が受信した前記プローブ要求の電波強度とに基 づいて推定された前記携帯端末と前記混雑検知端末との距離に基づいて前記プローブ要 求を発した前記携帯端末の位置を推定する、
    混雑状況推定システム。
  2. 前記複数の混雑検知端末の各々は、前記プローブ要求を発した前記携帯端末を特定す る情報である端末アドレス情報を前記携帯端末の情報に含めて前記解析サーバへ送信し 、
    前記解析サーバは、前記複数の混雑検知端末の各々から受信した前記携帯端末の情報 に含まれる前記端末アドレス情報に基づいて前記プローブ要求を発した前記携帯端末の 数を前記複数の混雑検知端末の各々ごとに特定する、
    請求項1に記載の混雑状況推定システム。
  3. 前記複数の混雑検知端末の各々は、前記携帯端末の情報を設定時間ごとに解析サーバ へ送信し、
    前記解析サーバは、前記設定時間ごとの前記プローブ要求を発した前記携帯端末の数 を前記複数の混雑検知端末の各々ごとに特定する、
    請求項2に記載の混雑状況推定システム。
  4. 前記複数の混雑検知端末の各々は、当該各混雑検知端末を相互に識別するための装置 識別情報を前記携帯端末の情報に含めて前記解析サーバへ送信し、
    前記解析サーバは、前記装置識別情報を用いて、前記プローブ要求を発した前記携帯 端末の数を前記複数の混雑検知端末の各々ごとに特定する、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の混雑状況推定システム。
  5. 相互に通信可能に接続された複数の混雑検知端末と解析サーバを含むシステムにおい て、無線通信可能な携帯端末を検出することによってユーザ数を推定する混雑状況推定 方法であって、
    前記複数の混雑検知端末の各々が、プローブ要求を発した前記携帯端末の情報を前記 解析サーバへ送信する第1ステップであって、前記携帯端末の情報は、前記携帯端末 ら混雑検知端末へ送信された、前記携帯端末から発せられるプローブ要求の電波強度を 示す情報と、当該混雑検知端末が受信した前記プローブ要求の電波強度とを含む第1ス テップ、と、
    前記解析サーバが、前記複数の混雑検知端末の各々から受信した前記携帯端末の情報 に基づいて前記プローブ要求を発した前記携帯端末の数を前記複数の混雑検知端末の各 々ごとに特定し、当該携帯端末の数を用いて所定の演算を行うことによって前記複数の 混雑検知端末の各々に対応するエリアごとのユーザ数の推定値を求め、前記複数の混雑 検知端末の各々から受信した前記携帯端末の情報に含まれる、前記携帯端末から発せら れるプローブ要求の電波強度を示す情報と前記混雑検知端末が受信した前記プローブ要 求の電波強度とに基づいて推定された前記携帯端末と前記混雑検知端末との距離に基づ いて前記プローブ要求を発した前記携帯端末の位置を推定する第2ステップと、
    を含む、混雑状況推定方法。
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