JP2017053824A - 端末装置、検知方法および検知プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】端末の省電力化を図る際に誤検知および検知漏れを抑止できる端末装置、検知方法および検知プログラムを提供する。【解決手段】端末装置は、判定部と、算出部と、送信制御部とを有する。判定部は、対象を検知する外部センサの誤差を示すセンサ情報、外部センサと端末装置との距離、ならびに、端末装置における対象を検知する検知範囲および検知範囲の誤差許容範囲に基づいて、外部センサの検知境界が誤差許容範囲に収まるか否かを判定する。算出部は、検知境界が誤差許容範囲に収まる場合に、対象を検知する閾値として外部センサから検知境界までの距離を算出する。送信制御部は、算出した閾値を外部センサに送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、端末装置、検知方法および検知プログラムに関する。
近年、小型センサ、無線通信、携帯端末等の技術の進展により、実世界での人の状況を把握し、その状況に応じて的確なICT(Information and Communication Technology)サービスを提供することが広がりつつある。例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)規格の電波発信機を店舗等に置いておき、その近くに来たユーザの端末が電波を受信することでユーザの位置を把握し、当該店舗のクーポン情報等を提示するサービスが提案されている。また、ユーザの端末の近傍に他の端末がある場合に、他の端末を検知して、当該他の端末から位置情報を取得することが提案されている。
特開2013−152133号公報 特開2010−145355号公報 特開2013−115443号公報
しかしながら、他の端末を検知するためには、他の端末から所定のタイミングでブロードキャストされる情報を受信するために、端末の無線通信モジュールを長時間受信状態とすることが求められる。端末の無線通信モジュールを長時間受信状態とすると、無線通信モジュールの消費電力が大きくなる。このため、ユーザの端末について省電力化を図るために、ユーザの端末の近傍に他の端末を検知する外部センサを設け、ユーザが外部センサ近傍に位置する場合に外部センサに他の端末の検知を委ねることが考えられる。この場合には、外部センサが他の端末を検知すると、検知した旨がユーザの端末に報知される。
ところが、ユーザの端末と、外部センサとの位置がずれている場合には、他の端末の検知範囲にずれが生じ、本来検知したい端末の検知漏れや、検知しなくてよい端末の誤検知が発生する場合がある。
一つの側面では、本発明は、端末の省電力化を図る際に誤検知および検知漏れを抑止できる端末装置、検知方法および検知プログラムを提供することにある。
一つの態様では、端末装置は、判定部と、算出部と、送信制御部とを有する。判定部は、対象を検知する外部センサの誤差を示すセンサ情報、前記外部センサと端末装置との距離、ならびに、前記端末装置における前記対象を検知する検知範囲および前記検知範囲の誤差許容範囲に基づいて、前記外部センサの検知境界が前記誤差許容範囲に収まるか否かを判定する。算出部は、前記検知境界が前記誤差許容範囲に収まる場合に、前記対象を検知する閾値として前記外部センサから前記検知境界までの距離を算出する。送信制御部は、算出した前記閾値を前記外部センサに送信する。
端末の省電力化を図る際に誤検知および検知漏れを抑止できる。
図1は、実施例1の検知システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、端末装置から所定距離の領域内にいる人物の検知の一例を示す図である。 図3は、端末装置が外部センサに人物の検知を委ねる場合の一例を示す図である。 図4は、外部センサと端末装置との距離が離れている場合の一例を示す図である。 図5は、外部センサの検知範囲と検知状態との関係を説明する図である。 図6は、アプリ設定記憶部の一例を示す図である。 図7は、検知対象リスト記憶部の一例を示す図である。 図8は、検知領域記憶部の一例を示す図である。 図9は、誤差許容範囲の一例を示す図である。 図10は、外部センサの検知境界が誤差許容範囲に収まる場合の一例を示す図である。 図11は、パラメータの一例を説明する図である。 図12は、検知範囲および誤差許容範囲の条件の一例を説明する図である。 図13は、実施例1の検知処理の一例を示すフローチャートである。 図14は、省電力化処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、端末装置で人物の検知を行う場合の一例を示す図である。 図16は、端末装置で人物の検知を行う場合の他の一例を示す図である。 図17は、検知プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する端末装置、検知方法および検知プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下の実施例は、矛盾しない範囲で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施例1の検知システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示す検知システム1は、外部センサ10と、発信機20と、端末装置100とを有する。検知システム1は、外部センサ10または端末装置100から所定距離の領域内に、ビーコンを送信する発信機20が入ると、発信機20を検知して発信機20を所持する人物に応じたメッセージを端末装置100に表示する。なお、端末装置100は、以下の説明では、単に端末と表現する場合がある。
図2は、端末装置から所定距離の領域内にいる人物の検知の一例を示す図である。図2に示すように、例えば、ユーザ30が所持する端末装置100から距離31の円で示す領域32内に、発信機20を所持する人物21が入ると、端末装置100は、発信機20が送信するビーコンを受信して発信機20を検知する。検知システム1では、ユーザ30の端末装置100について省電力化を図るために、端末装置100の近傍に発信機20を検知する外部センサ10を設け、ユーザ30が外部センサ10近傍に位置する場合に外部センサ10に発信機20の検知を委ねる。なお、発信機20は、他の端末の一例である。
図3は、端末装置が外部センサに人物の検知を委ねる場合の一例を示す図である。図3に示すように、ユーザ30が外部センサ10と離れている場合には、端末装置100が発信機20の検知を行う。外部センサ10は、例えば、会議室の机33の上に設置されているとする。端末装置100は、ユーザ30が会議室に入室すると、外部センサ10と通信接続し、人検知要求を外部センサ10に送信して(ステップS1)、人物の検知を外部センサ10に委ねる。また、端末装置100は、人物の検知を外部センサ10に委ねると、自身での人物の検知を停止し、外部センサ10からの検知結果の受信を待機する。
外部センサ10は、人検知要求を受信すると、人物の検知を開始し、発信機20を所持する人物21が会議室に入室して検知範囲に入ると、検知した旨の検知結果を端末装置100に送信する(ステップS2)。端末装置100は、検知した旨の検知結果を受信すると、例えば、人物21に応じたメッセージを表示操作部に表示する。なお、端末装置100の消費電力は、発信機20を検知するために受信状態を維持する場合に比べて、外部センサ10から検知結果を受信する場合には、例えば、受信状態を所定間隔の通信タイミングで間欠的に動作させればよいため低消費電力化できる。
ところで、外部センサ10は、机33の上に設置されているため、ユーザ30の端末装置100と位置のずれが生じる。図4は、外部センサと端末装置との距離が離れている場合の一例を示す図である。図4に示すように、外部センサ10とユーザ30の端末装置100との距離が離れている場合には、外部センサ10から等しい距離kの位置にいる人物21aと人物21bとで、検知結果が異なる場合がある。人物21aは、端末装置100のアプリが要求する検知範囲32a内であるので、外部センサ10から検知した旨の検知結果が端末装置100に送信される。端末装置100では、検知した旨の検知結果を受信すると、人物21aに対応したメッセージが表示される。これに対し、人物21bは、端末装置100のアプリが要求する検知範囲32a外であるので本来ならば検知されないが、人物21aと同じ距離kの位置にいるため、外部センサ10から検知した旨の検知結果が端末装置100に送信される。すなわち、外部センサ10は、人物21bを誤検知してしまう。言い換えると、アプリが要求する検知範囲32aと、外部センサ10が判定できる検知範囲とが一致しない。
ここで、外部センサ10の検知範囲とアプリが要求する検知範囲とのずれについて説明する。図5は、外部センサの検知範囲と検知状態との関係を説明する図である。図5は、ユーザ30の端末装置100を中心としたアプリが要求する検知範囲36に対して、外部センサ10の検知範囲の外縁部である検知境界35を、検知境界35a、35b、35cと変化させた場合を示す。検知境界35を検知境界35aとして検知範囲36内に収まるように設定した場合には、検知境界35a内にいる人物21cは検知されるが、検知範囲36内であるが検知境界35a外にいる人物21d、21eは検知されず、検知漏れが発生する。なお、人物21f、21gは、検知境界35aおよび検知範囲36外であるので検知されない。
検知境界35を検知境界35bとして設定した場合には、人物21c、21e、21fが検知され、人物21d、21gが検知されない。人物21fは、検知境界35b内であるが検知範囲36外であるので誤検知である。人物21dは、検知境界35b外であるが検知範囲36内であるので検知漏れである。
検知境界35を検知境界35cとして設定した場合には、人物21c、21d、21e、21f、21gが検知される。人物21f、21gは、検知境界35c内であるが検知範囲36外であるので誤検知である。このように、外部センサ10と端末装置100との位置がずれている場合には、外部センサ10と端末装置100との距離が離れていくと、許容できないような検知漏れや誤検知が生じてしまうにも関わらず、外部センサ10に人物の検知を委ねてしまうことがある。このため、端末装置100は、アプリが要求する検知範囲36に誤差許容範囲を設けて、外部センサ10の検知境界が誤差許容範囲に収まるようにすれば、許容できる範囲内において外部センサ10に人物の検知を委ねることができる。
すなわち、図1に示す端末装置100は、対象を検知する外部センサ10の誤差を示すセンサ情報、外部センサ10と端末装置100との距離、ならびに、端末装置100における対象を検知する検知範囲および検知範囲の誤差許容範囲に基づいて、外部センサ10の検知境界が誤差許容範囲に収まるか否かを判定する。なお、センサ情報は、例えば外部センサ10の性能情報である。端末装置100は、検知境界が誤差許容範囲に収まる場合に、対象を検知する閾値として外部センサ10から検知境界までの距離を算出する。端末装置100は、算出した閾値を外部センサ10に送信する。外部センサ10は、閾値を受信すると端末装置100の代わりに対象の検知を行って検知結果を端末装置100に送信する。なお、対象は、例えば発信機20を所持した人物である。これにより、端末装置100は、端末の省電力化を図る際に誤検知および検知漏れを抑止できる。
次に、外部センサ10の構成について説明する。図1に示すように、外部センサ10は、通信部11と、記憶部12と、制御部15とを有する。なお、外部センサ10は、図1に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイス等の機能部を有することとしてもかまわない。
通信部11は、例えば、BLEや無線LAN(Local Area Network)等の無線通信モジュールによって実現される。通信部11は、端末装置100と無線で接続され、端末装置100との間で情報の通信を司る通信インタフェースである。また、通信部11は、人物21が所持する発信機20が送信するブロードキャスト信号を受信する。通信部11は、受信したブロードキャスト信号を受信時の電波強度とともに制御部15に出力する。通信部11は、制御部15から入力された性能情報、検知結果等を端末装置100に送信する。また、通信部11は、端末装置100から送信された性能情報送信指示、検知対象リスト、検知開始指示、検知停止指示等を受信して制御部15に出力する。
また、通信部11は、制御部15からの指示に基づいて、端末装置100が外部センサ10をスキャン可能なように、定期的にビーコン、すなわちブロードキャスト信号を送信する。ブロードキャスト信号は、例えば、BLEのAdvertisingフレームを用いることができる。ブロードキャスト信号には、自身のアドレス情報と、サービス情報と、MeasuredPower情報とが含まれる。自身のアドレス情報は、例えばMAC(Media Access Control)アドレスである。サービス情報は、例えば「人検知センサ」とすることができる。MeasuredPower情報は、1mの距離での受信電波強度である。
記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部12は、性能情報記憶部13と、検知対象リスト記憶部14とを有する。また、記憶部12は、制御部15での処理に用いる情報を記憶する。
性能情報記憶部13は、性能情報の1つである誤差を示す誤差モデルを記憶する。誤差モデルは、例えば、e(x)=0.1xといった式で表される。誤差モデルe(x)は、真の距離がxである機器との距離を計測した時の最大誤差を示す。例えば、誤差モデルe(x)=0.1xは、距離xに対して0.1×xの最大誤差がのるモデルである。当該誤差モデルでは、例えば、5mの距離にあるものを計測すると、誤差が最大で0.5m分のることを示す。
検知対象リスト記憶部14は、端末装置100から受信した検知対象リストを記憶する。すなわち、検知対象リスト記憶部14は、検知対象の人物の名前と、アドレス情報と、検知範囲とを対応付けて記憶する。なお、検知対象リスト記憶部14に記憶される検知対象リストは、端末装置100に記憶される検知対象リストと同様であるので、詳細な説明は省略する。
図1の説明に戻って、制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部15は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されるようにしてもよい。制御部15は、外部センサ10全体を制御する。
制御部15は、例えば、電源が投入されると、ビーコン、すなわち、ブロードキャスト信号を定期的に送信するように、通信部11に指示する。制御部15は、通信部11を介して、ブロードキャスト信号に応答した端末装置100との間で通信を確立する。
制御部15は、通信部11を介して端末装置100から性能情報送信指示を受信すると、性能情報記憶部13を参照して性能情報を取得する。制御部15は、取得した性能情報を、通信部11を介して端末装置100に送信する。制御部15は、通信部11を介して端末装置100から検知対象リストを受信すると、受信した検知対象リストを検知対象リスト記憶部14に記憶する。制御部15は、通信部11を介して端末装置100から検知開始指示を受信すると、発信機20が送信するブロードキャスト信号を受信可能に待機する。制御部15は、通信部11を介して発信機20が送信するブロードキャスト信号を受信すると、ブロードキャスト信号からブロードキャスト情報を取り出す。
制御部15は、人物の検知を開始すると、検知対象リスト記憶部14の検知対象リストと、ブロードキャスト情報と、通信部11での電波強度と、検知開始指示に含まれる距離判定閾値xとに基づいて、人物を検知したか否かを判定する。なお、制御部15は、検知対象リストの検知範囲が距離判定閾値xで更新されている場合には、検知開始指示に含まれる距離判定閾値xに代えて検知対象リストの検知範囲を用いてもよい。制御部15は、人物を検知した場合には、通信部11を介して検知結果を端末装置100に送信する。制御部15は、通信部11を介して端末装置100から検知停止指示を受信すると、人物の検知を停止する。
続いて、発信機20について説明する。発信機20は、例えば、BLEや無線LAN等の無線通信モジュールを有し、ブロードキャスト信号を送信する。ブロードキャスト信号は、例えば、BLEのAdvertisingフレームを用いることができる。ブロードキャスト信号には、自身のアドレス情報と、サービス情報と、MeasuredPower情報とが含まれる。自身のアドレス情報は、例えばMACアドレスである。サービス情報は、例えば「人ビーコン」とすることができる。発信機20は、例えば、BLEを用いたタグでもよいし、端末装置100と同等の機能を有する端末装置を用いてもよい。
次に、端末装置100の構成について説明する。図1に示すように、端末装置100は、通信部110と、表示操作部111と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、端末装置100は、図1に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の表示デバイスや音声出力デバイスなどの機能部を有することとしてもかまわない。
通信部110は、例えば、BLEや無線LAN等の無線通信モジュールによって実現される。通信部110は、外部センサ10と無線で接続され、外部センサ10との間で情報の通信を司る通信インタフェースである。また、通信部110は、制御部130からスキャン指示が入力されると、外部センサ10、または、人物21が所持する発信機20が送信するブロードキャスト信号の受信を開始する。通信部110は、受信したブロードキャスト信号を受信時の電波強度とともに制御部130に出力する。通信部110は、制御部130からスキャン停止指示が入力されると、ブロードキャスト信号の受信を停止する。
通信部110は、制御部130から入力された性能情報送信指示、検知対象リスト、検知開始指示、検知停止指示等を外部センサ10に送信する。また、通信部110は、外部センサ10から受信した性能情報、検知結果等を制御部130に出力する。
表示操作部111は、各種情報を表示するための表示デバイス、および、ユーザから各種操作を受け付ける入力デバイスである。例えば、表示操作部111は、表示デバイスとして液晶ディスプレイ等によって実現される。また、例えば、表示操作部111は、入力デバイスとして、タッチパネル等によって実現される。つまり、表示操作部111は、表示デバイスと入力デバイスとが一体化される。表示操作部111は、ユーザによって入力された操作を操作情報として制御部130に出力する。また、表示操作部111は、制御部130から入力された各種情報等を表示させる。
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、アプリ設定記憶部121と、検知対象リスト記憶部122と、検知領域記憶部123とを有する。また、記憶部120は、端末装置100の性能情報や、制御部130での処理に用いる情報を記憶する。
アプリ設定記憶部121は、端末装置100上で動作するアプリケーション(以下、アプリともいう。)における人物ごとの設定を記憶する。図6は、アプリ設定記憶部の一例を示す図である。図6に示すように、アプリ設定記憶部121は、「名前」、「アドレス情報」、「検知範囲」、「誤差許容範囲」、「通知内容」といった項目を有する。
「名前」は、アプリにおいて検出する人物の名前を示し、人物を識別する識別子である。「アドレス情報」は、例えば、人物が所持する発信機20のMACアドレスを示し、発信機20、すなわち、人物が所持する端末を識別する。「検知範囲」は、人物が持つ発信機20を検知する領域を指定する情報である。「検知範囲」は、指定された値を半径とした円で表すことができる。「誤差許容範囲」は、許容できる誤差の範囲を示す情報である。「通知内容」は、当該人物が検知された際に、端末装置100に表示される情報、つまりメッセージを示す。図6の1行目の例では、「A」さんが持つ発信機20のアドレスは「01:02:03:04:05:0A」、検知範囲は「5m」、誤差許容範囲は「5m±2m」であり、検知されると「Aさんに資料を渡す」というメッセージが端末装置100に表示されることを示す。
図1の説明に戻って、検知対象リスト記憶部122は、人物の検知を要求するアプリの開始時に、アプリ設定記憶部121に基づいて設定される検知対象リストを記憶する。図7は、検知対象リスト記憶部の一例を示す図である。図7に示すように、検知対象リスト記憶部122は、「名前」、「アドレス情報」、「検知範囲」といった項目を有する。
「名前」は、アプリにおいて検出する人物の名前を示し、人物を識別する識別子である。「アドレス情報」は、例えば、人物が所持する発信機20のMACアドレスを示し、発信機20、すなわち、人物が所持する端末を識別する。「検知範囲」は、人物が持つ発信機20を検知する領域を指定する情報である。
図1の説明に戻って、検知領域記憶部123は、人物の検知を要求するアプリの開始時に、アプリ設定記憶部121に基づいて設定される検知領域、すなわち検知範囲を記憶する。図8は、検知領域記憶部の一例を示す図である。図8に示すように、検知領域記憶部123は、「名前」、「検知範囲」、「誤差許容範囲」といった項目を有する。
「名前」は、アプリにおいて検出する人物の名前を示し、人物を識別する識別子である。「検知範囲」は、人物が持つ発信機20を検知する領域を指定する情報である。「誤差許容範囲」は、許容できる誤差の範囲を示す情報である。
図1の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPUやMPU等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されるようにしてもよい。制御部130は、変換部131と、人検知判定部132と、外部センサ検知部133と、判定部134と、算出部135と、決定部136とを有する。また、制御部130は、外部センサ制御部137と、通知部138と、アプリ部139とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図1に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
変換部131は、通信部110を介して受信したブロードキャスト信号からブロードキャスト情報を取り出す。変換部131は、ブロードキャスト情報に基づいて、ブロードキャスト信号の受信時の電波強度を、外部センサ10と端末装置100との距離t、または発信機20と端末装置100との距離rに変換する。当該距離rは、受信電波強度をR[dbm」、MeasuredPowerをT[dbm」とすると、下記の式(1)で表わされる。なお、距離tも同様の式で算出できる。
Figure 2017053824
変換部131は、変換した距離tまたは距離rを、ブロードキャスト情報のアドレス情報およびサービス情報と対応付けた距離情報として、人検知判定部132および外部センサ検知部133に出力する。
人検知判定部132は、アプリ部139から検知開始指示が入力されると、外部センサ10または発信機20が送信するブロードキャスト信号を受信するために、通信部110に対してスキャン指示を出力する。
人検知判定部132は、変換部131から距離情報が入力されると、距離情報内のサービス情報が「人ビーコン」であるか否かを判定する。人検知判定部132は、サービス情報が「人ビーコン」でない場合には、サービス情報が「人ビーコン」である距離情報が入力されるまで待機する。人検知判定部132は、サービス情報が「人ビーコン」である場合には、検知対象リスト記憶部122を参照し、距離情報に含まれるアドレス情報が検知対象リストに含まれているか否かを判定する。人検知判定部132は、当該アドレス情報が検知対象リストに含まれていない場合には、引き続き入力される距離情報について判定を繰り返す。人検知判定部132は、当該アドレス情報が検知対象リストに含まれている場合には、検知対象リスト記憶部122からアドレス情報に対応する人物の検知範囲を取得する。
人検知判定部132は、電波強度に基づく距離r、すなわち距離情報に含まれる距離rが、取得した検知範囲内であるか否かを判定する。人検知判定部132は、距離rが取得した検知範囲内である場合には、通知指示を通知部138に出力する。人検知判定部132は、距離rが取得した検知範囲内でない場合には、引き続き入力される距離情報について判定を繰り返す。
人検知判定部132は、決定部136から検知停止指示が入力されると、通信部110に対してスキャン停止指示を出力する。また、人検知判定部132は、アプリ部139から検知停止指示が入力されると、通信部110に対してスキャン停止指示を出力する。
外部センサ検知部133は、変換部131から距離情報が入力されると、距離情報内のサービス情報が「人検知センサ」であるか否かを判定する。外部センサ検知部133は、サービス情報が「人検知センサ」である場合には、距離情報を判定部134に出力する。また、外部センサ検知部133は、外部センサ制御部137に対して、通信開始指示を出力する。外部センサ検知部133は、サービス情報が「人検知センサ」でない場合には、サービス情報が「人検知センサ」である距離情報が入力されるまで待機する。
判定部134は、外部センサ検知部133から距離情報が入力されると、外部センサ制御部137に対して、外部センサ10の性能情報の取得を指示する。判定部134は、外部センサ10から、通信部110を介して外部センサ10の性能情報を受信して取得する。取得した性能情報は、例えば、誤差モデルとしてe(x)=0.1xと表わされる。判定部134は、記憶部120に記憶された端末装置100の性能情報を参照し、端末装置100の性能情報に基づいて、端末装置100と外部センサ10との距離tの真値が取りうる値の最小値tminおよび最大値tmaxを算出する。なお、端末装置100の性能情報は、例えば、外部センサの性能情報と同様に、誤差モデルe(x)=0.1xを用いることができる。
ここで、図9から図12を用いて、誤差許容範囲と外部センサ10の検知境界との関係について説明する。図9は、誤差許容範囲の一例を示す図である。図9に示すように、例えば、ユーザ30の端末装置100を中心として、半径3mの領域37は、発信機20が検知される領域である。同様に、半径3mから半径5mの領域38は、誤差許容範囲であり、領域38内では、発信機20は検知されても検知されなくてもどちらでもよい。また、領域38の外側は、検知されない領域となる。
図10は、外部センサの検知境界が誤差許容範囲に収まる場合の一例を示す図である。図10に示すように、例えば、ユーザ30の端末装置100を中心として、検知範囲である領域37と、誤差許容範囲である領域38とが設定され、端末装置100の近傍に外部センサ10が配置される。このとき、外部センサ10は、半径が距離xである検知境界39が設定される。検知境界39は、外部センサ10の誤差モデルで表わされる誤差40を有する。図10は、検知境界39および誤差40が誤差許容範囲である領域38内に収まる場合の一例である。この場合には、端末装置100は、外部センサ10に人物の検知を委ねることができる。
図11は、パラメータの一例を説明する図である。図11に示すように、誤差許容範囲38に収まる検知境界39を求めるための各種パラメータについて説明する。図11では、ユーザ30の端末装置100と外部センサ10とを通る線分を例として説明する。図11の例では、外部センサ10が人物の検知を委ねられていると想定する。誤差許容範囲は、距離Rminおよび距離Rmaxを用いて表わされる。検知範囲である領域37内、すなわち、端末装置100から距離Rmin以下である発信機20は、検知する。誤差許容範囲である領域38より外側、すなわち、端末装置100から距離Rmax以上である発信機20は、検知しない。誤差許容範囲である領域38内、すなわち、端末装置100から距離Rmin以上、距離Rmax以下である発信機20は、検知する、検知しないのどちらに判定しても構わない。
距離tは、端末装置100と外部センサ10との間の距離の計測値を示す。外部センサ10の性能情報は、誤差e(x)で示す。誤差モデルe(x)は、誤差の関数であり、x+e(x)およびx−e(x)は、正かつ単調増加とする。距離xは、外部センサ10で人物を検知する閾値、すなわち、発信機20の検知に用いる閾値であり、距離判定閾値xとも表現する。
外部センサ10から真の位置が距離xにある発信機20における距離計測値は、誤差±e(x)が加わるので、x±e(x)の範囲の計測値となる。この場合には、外部センサ10の真の位置からx−e(x)以下にある発信機20は、距離判定閾値xを用いる判定で検知対象と判定できる。また、外部センサ10の真の位置からx+e(x)以上にある発信機20は、距離判定閾値xを用いる判定で検知対象と判定できる。さらに、外部センサ10の位置は、計測誤差を含むと、距離tとして計測された場合に、実際の距離はtminからtmaxの間となる。
上述の事項を考慮すると、検知範囲および誤差許容範囲は、図12に示すようになる。図12は、検知範囲および誤差許容範囲の条件の一例を説明する図である。図12は、端末装置100と外部センサ10とを通る線分上における検知範囲および誤差許容範囲の条件を示す。外部センサ10の距離tmin時の距離判定閾値xは、マイナス側最小値がtmin−(x+e(x))、プラス側最大値がtmin+(x−e(x))+2e(x)となる。また、外部センサ10の距離tmax時の距離判定閾値xは、マイナス側最小値がtmax−(x−e(x))+2e(x)、プラス側最大値がtmax+(x+e(x))となる。なお、距離判定閾値xは、マイナス側最小値およびプラス側最大値から2e(x)が誤差の範囲となり検知されるか不明となる。すなわち、距離tmin、距離tmaxに基づく距離判定閾値xは、マイナス側の誤差40の範囲がtmin−(x+e(x))〜tmax−(x−e(x))、プラス側の誤差40の範囲がtmin+(x−e(x))〜tmax+(x+e(x))となる。
図12を式に表すと、下記の式(2)〜式(5)を全て満たす距離判定閾値xが存在すればよいことになる。
min−(x+e(x)) ≧ −Rmax ・・・(2)
max−(x−e(x)) ≦ −Rmin ・・・(3)
min+(x−e(x)) ≧ Rmin ・・・(4)
max+(x+e(x)) ≦ Rmax ・・・(5)
また、上記の式(2)〜式(5)を変形すると、下記の式(6)〜式(9)となる。
(x+e(x)) ≦ Rmax+tmax ・・・(6)
(x−e(x)) ≧ Rmin+tmin ・・・(7)
(x−e(x)) ≧ Rmin−tmin ・・・(8)
(x+e(x)) ≦ Rmax−tmax ・・・(9)
距離tmin、tmaxは、端末装置100と外部センサ10との距離の真の位置の取りうる範囲の最小値および最大値であり、正の数値である。従って、上記の式(6)は、式(9)が成立すれば成立する。また、上記の式(8)は、式(7)が成立すれば成立する。このため、式(7)および式(9)のみを考慮すればよい。ここで、下記の式(10)および式(11)で表す関数の逆関数を用いて式(7)および式(9)を変形すると、下記の式(12)および式(13)となる。
Figure 2017053824
Figure 2017053824
Figure 2017053824
Figure 2017053824
つまり、上記の式(12)および式(13)を全て満たす距離判定閾値xが存在すればよいことになる。すなわち、下記の式(14)が成立すれば、式(12)および式(13)を全て満たす距離判定閾値xが存在する。
Figure 2017053824
つまり、上記の式(14)が成立すれば、外部センサ10の検知境界が、誤差許容範囲の最小値Rminおよび最大値Rmaxを満たす、すなわち、誤差許容範囲に収まるか否かを判定できる。
ここで、誤差に対するマージンを最大にするように距離判定閾値xを設定すると考えると、式(14)を満たす距離判定閾値xの上限値と下限値との中間値として、下記の式(15)を設定すればよい。
Figure 2017053824
判定部134は、式(14)を用いて、外部センサ10の検知境界が誤差許容範囲に収まるか否かを判定する。すなわち、判定部134は、外部センサ10の性能情報、外部センサ10と端末装置100との距離t、ならびに、端末装置100における検知範囲および検知範囲の誤差許容範囲に基づいて、外部センサ10の検知境界が誤差許容範囲に収まるか否かを判定する。判定部134は、外部センサ10の検知境界が誤差許容範囲に収まる場合には、外部センサ10が使用可能である判定結果、および、上記の式(14)のパラメータを算出部135に出力する。判定部134は、外部センサ10の検知境界が誤差許容範囲に収まらない場合には、外部センサ10が使用不可である判定結果を算出部135に出力する。
図1の説明に戻って、算出部135は、判定部134から使用可能である判定結果、および、上記の式(14)のパラメータが入力されると、上記の式(15)を用いて、距離判定閾値xを算出する。すなわち、算出部135は、対象を検知する閾値として外部センサ10から検知境界までの距離を算出する。算出部135は、算出した距離判定閾値xを決定部136に出力する。算出部135は、判定部134から使用不可である判定結果が入力されると、当該判定結果を決定部136に出力する。
決定部136は、算出部135から距離判定閾値xが入力されると、外部センサ10に人物の検知を委ねることを決定し、距離判定閾値xを外部センサ制御部137に出力する。また、決定部136は、端末装置100での人物の検知を停止するために、人検知判定部132に対して検知停止指示を出力する。決定部136は、算出部135から使用不可である判定結果が入力されると、外部センサ10に人物の検知を委ねない、すなわち、端末装置100で人物の検知を行うことを決定する。
外部センサ制御部137は、外部センサ検知部133から通信開始指示が入力されると、通信部110を介して、外部センサ10との通信を確立する。また、外部センサ制御部137は、判定部134から外部センサ10の性能情報の取得を指示されると、通信部110を介して、性能情報送信指示を外部センサ10に送信する。
外部センサ制御部137は、決定部136から距離判定閾値xが入力されると、検知対象リスト記憶部122から検知対象リストを読み出す。外部センサ制御部137は、距離判定閾値xを含む検知開始指示と、読み出した検知対象リストとを、通信部110を介して外部センサ10に送信する。なお、外部センサ制御部137は、読み出した検知対象リストの検知範囲を距離判定閾値xで更新した検知対象リストを生成し、通信部110を介して外部センサ10に送信してもよい。すなわち、決定部136および外部センサ制御部137は、算出した距離判定閾値xを外部センサに送信する送信制御部である。
外部センサ制御部137は、外部センサ10から通信部110を介して検知結果を受信すると、通知部138に通知指示を出力する。また、外部センサ制御部137は、アプリ部139から検知停止指示が入力されると、入力された検知停止指示を、通信部110を介して外部センサ10に送信する。
通知部138は、人検知判定部132または外部センサ制御部137から通知指示が入力されると、アプリ部139に対して通知指示を出力する。
アプリ部139は、ユーザ30への情報提供等を行うためのアプリケーションを実行する。アプリ部139は、人物の検知を要求するアプリの開始時に、アプリ設定記憶部121を参照して、検知対象リストおよび検知領域(検知範囲)を生成する。アプリ部139は、生成した検知対象リストおよび検知領域を、それぞれ検知対象リスト記憶部122および検知領域記憶部123に設定する。また、アプリ部139は、人検知判定部132に対して、検知開始指示を出力する。
アプリ部139は、通知部138から通知指示が入力されると、アプリ設定記憶部121を参照し、検知された発信機20を所持する人物に対する通知内容を表示操作部111に表示させる。
アプリ部139は、表示操作部111からユーザ30により検知を停止する操作が入力されると、人検知判定部132および外部センサ制御部137に対して、検知停止指示を出力する。
ここで、具体例を用いて、判定部134の検知境界の判定、および算出部135の距離判定閾値xの算出について説明する。
まず、各パラメータについて説明する。端末装置100と外部センサ10との距離について、真の位置の取りうる範囲は、最小値をtmin、最大値をtmaxとする。端末装置100の性能情報、つまり誤差モデルは、例えば、外部センサ10と同様に、e(x)=0.1xを用いる。また、誤差許容範囲は「5m±2m」とし、誤差許容範囲の最小値をRmin、最大値をRmaxとする。
また、端末装置100は、ブロードキャスト信号を受信し、ブロードキャスト情報として、アドレス「06:07:08:09:10:00」、サービス情報「人検知センサ」、および、MeasuredPower「−50dbm」を取得する。ブロードキャスト信号の受信電波強度は、「−70dbm」であったとする。これらの情報に基づいて、変換部131は、式(1)を用いて、外部センサ10と端末装置100との距離tを求めると10mとなる。tminおよびtmaxは、距離tと誤差モデルとを用いると、下記の式(16)および式(17)となる。
min=t−e(t)=t−0.1t ・・・(16)
max=t+e(t)=t+0.1t ・・・(17)
式(16)および式(17)に10mを代入すると、下記の式(18)および式(19)となる。
min=t−e(t)=10−0.1×10=9 ・・・(18)
max=t+e(t)=10+0.1×10=11 ・・・(19)
誤差許容範囲の最小値Rminおよび最大値Rmaxは、下記の式(20)および式(21)となる。
min=5−2=3 ・・・(20)
max=5+3=7 ・・・(21)
計測距離最小値関数f(x)、および、その逆関数f−1(x)は、上記の式(10)と誤差モデルのe(x)とを用いると、下記の式(22)および式(23)となる。
Figure 2017053824
Figure 2017053824
計測距離最大値関数g(x)、および、その逆関数g−1(x)は、上記の式(11)と誤差モデルのe(x)とを用いると、下記の式(24)および式(25)となる。
Figure 2017053824
Figure 2017053824
上記の式(14)に式(18)〜(21)、式(23)および式(25)を代入すると、下記の式(26)となり、式(14)を満たさないので、判定部134は、外部センサ10を用いないと判定する。すなわち、判定部134は、外部センサ10の検知境界が誤差許容範囲に収まらないと判定する。
Figure 2017053824
その後、端末装置100が外部センサ10に接近し、新たにブロードキャスト信号を受信し、ブロードキャスト情報として、アドレス「06:07:08:09:10:00」、サービス情報「人検知センサ」、および、MeasuredPower「−50dbm」を取得する。ブロードキャスト信号の受信電波強度は、「−50dbm」であったとする。これらの情報に基づいて、変換部131は、式(1)を用いて、外部センサ10と端末装置100との距離tを求めると1mとなる。式(16)および式(17)に1mを代入すると、下記の式(27)および式(28)となる。
min=t−e(t)=1−0.1×1=0.9 ・・・(27)
max=t+e(t)=1+0.1×1=1.1 ・・・(28)
上記の式(14)に、式(20)、式(21)、式(23)、式(25)、式(27)および式(28)を代入すると、下記の式(29)となり、左辺=4.6、右辺=5.4であるので、式(14)を満たす。従って、判定部134は、外部センサ10を用いると判定する。すなわち、判定部134は、外部センサ10の検知境界が誤差許容範囲に収まると判定する。
Figure 2017053824
算出部135は、上記の式(15)に、式(20)、式(21)、式(23)、式(25)、式(27)および式(28)を代入し、距離判定閾値x=4.9として算出する。
次に、実施例1の検知システム1の動作について説明する。図13は、実施例1の検知処理の一例を示すフローチャートである。
端末装置100のアプリ部139は、ユーザ30への情報提供等を行うために、人物の検知を要求するアプリの実行を開始する(ステップS11)。アプリ部139は、人物の検知を要求するアプリの開始時に、アプリ設定記憶部121を参照して、検知対象リストおよび検知領域(検知範囲)を生成する。アプリ部139は、生成した検知対象リストおよび検知領域を、それぞれ検知対象リスト記憶部122および検知領域記憶部123に設定する。また、アプリ部139は、人検知判定部132に対して、検知開始指示を出力する。
人検知判定部132は、アプリ部139から検知開始指示が入力されると、外部センサ10または発信機20が送信するブロードキャスト信号を受信するために、通信部110に対してスキャン指示を出力する。通信部110は、スキャン指示が入力されると、外部センサ10および発信機20のスキャンを開始する(ステップS12)。
変換部131は、外部センサ10または発信機20から受信したブロードキャスト情報に基づいて、ブロードキャスト信号の受信時の電波強度を、距離tまたは距離rに変換する(ステップS13)。変換部131は、変換した距離tまたは距離rを、ブロードキャスト情報のアドレス情報およびサービス情報と対応付けた距離情報として、人検知判定部132および外部センサ検知部133に出力する。
外部センサ検知部133は、変換部131から距離情報が入力されると、距離情報内のサービス情報が「人検知センサ」であるか否かを判定する(ステップS14)。外部センサ検知部133は、サービス情報が「人検知センサ」でない場合には(ステップS14:否定)、サービス情報が「人検知センサ」である距離情報が入力されるまでステップS14の判定を繰り返す。外部センサ検知部133は、サービス情報が「人検知センサ」である場合には(ステップS14:肯定)、距離情報を判定部134に出力する。
また、ステップS14と並行して、人検知判定部132は、変換部131から距離情報が入力されると、距離情報内のサービス情報が「人ビーコン」であるか否かを判定する(ステップS15)。人検知判定部132は、サービス情報が「人ビーコン」でない場合には(ステップS15:否定)、サービス情報が「人ビーコン」である距離情報が入力されるまでステップS15の判定を繰り返す。人検知判定部132は、サービス情報が「人ビーコン」である場合には(ステップS15:肯定)、検知対象リスト記憶部122を参照し、距離情報に含まれるアドレス情報が検知対象リストに含まれているか否かを判定する(ステップS16)。
人検知判定部132は、当該アドレス情報が検知対象リストに含まれていない場合には(ステップS16:否定)、ステップS14およびS15に戻る。人検知判定部132は、当該アドレス情報が検知対象リストに含まれている場合には(ステップS16:肯定)、検知対象リスト記憶部122からアドレス情報に対応する人物の検知範囲を取得する(ステップS17)。人検知判定部132は、電波強度に基づく距離rが、取得した検知範囲内であるか否かを判定する(ステップS18)。人検知判定部132は、距離rが取得した検知範囲内である場合には(ステップS18:肯定)、通知指示を通知部138に出力する。人検知判定部132は、距離rが取得した検知範囲内でない場合には(ステップS18:否定)、ステップS16に戻る。
通知部138は、人検知判定部132から通知指示が入力されると、アプリ部139に対して通知指示を出力する。アプリ部139は、通知部138から通知指示が入力されると、アプリ設定記憶部121を参照し、検知された発信機20を所持する人物に対する通知内容を表示操作部111に表示させる(ステップS19)。
ステップS14の判定が肯定である場合に、判定部134は、外部センサ検知部133から距離情報が入力されると、省電力化処理を実行する(ステップS20)。ここで、図14を用いて省電力化処理について説明する。図14は、省電力化処理の一例を示すフローチャートである。
判定部134は、外部センサ検知部133から入力された距離情報から、検知した外部センサ10と端末装置100との距離tを取得する(ステップS201)。判定部134は、外部センサ制御部137に対して、外部センサ10の性能情報の取得を指示する。判定部134は、外部センサ10から外部センサ10の性能情報を受信して取得する(ステップS202)。
判定部134は、端末装置100の性能情報に基づいて、端末装置100と外部センサ10との距離tの真値が取りうる値の最小値tminおよび最大値tmaxを算出する(ステップS203)。判定部134は、上記の式(14)を用いて、外部センサ10の検知境界が誤差許容範囲に収まるか否かを判定する。すなわち、判定部134は、外部センサ10の使用可否を判定する(ステップS204)。判定部134は、外部センサ10の検知境界が誤差許容範囲に収まる場合には(ステップS204:肯定)、外部センサ10が使用可能である判定結果、および、上記の式(14)のパラメータを算出部135に出力する。
算出部135は、判定部134から使用可能である判定結果、および、上記の式(14)のパラメータが入力されると、上記の式(15)を用いて、外部センサ10で人物を検知する距離判定閾値xを算出する(ステップS205)。算出部135は、算出した距離判定閾値xを決定部136に出力する。
決定部136は、算出部135から距離判定閾値xが入力されると、外部センサ10に人物の検知を委ねることを決定し、距離判定閾値xを外部センサ制御部137に出力する。外部センサ制御部137は、決定部136から距離判定閾値xが入力されると、距離判定閾値xを含む検知開始指示を外部センサ10に送信する(ステップS206)。
また、決定部136は、端末装置100での人物の検知を停止するために、人検知判定部132に対して検知停止指示を出力する。人検知判定部132は、決定部136から検知停止指示が入力されると、通信部110に対してスキャン停止指示を出力する。通信部110は、スキャン停止指示が入力されると、ブロードキャスト信号の受信を停止して、端末装置100での人物の検知を停止し(ステップS207)、元の処理に戻る。
判定部134は、外部センサ10の検知境界が誤差許容範囲に収まらない場合には(ステップS204:否定)、外部センサ10が使用不可である判定結果を算出部135に出力する。算出部135は、判定部134から使用不可である判定結果が入力されると、当該判定結果を決定部136に出力する。決定部136は、算出部135から使用不可である判定結果が入力されると、端末装置100で人物の検知を行うことを決定し、元の処理に戻る。これにより、端末装置100は、外部センサ10が使用可能である場合に、外部センサ10に人物の検知を委ねることができる。
図13の説明に戻って、外部センサ制御部137は、省電力化処理の結果、外部センサを使用するか否かを判定する(ステップS21)。外部センサ制御部137は、外部センサ10を使用する場合に(ステップS21:肯定)、外部センサ10から検知結果を受信すると(ステップS22)、通知部138に通知指示を出力する。通知部138は、外部センサ制御部137から通知指示が入力されると、アプリ部139に対して通知指示を出力する。
アプリ部139は、通知部138から通知指示が入力されると、アプリ設定記憶部121を参照し、検知された発信機20を所持する人物に対する通知内容を表示操作部111に表示させる(ステップS19)。
外部センサ制御部137は、外部センサ10を使用しない場合には(ステップS21:否定)、ステップS14およびS15に戻る。これにより、端末装置100は、端末の省電力化を図る際に誤検知および検知漏れを抑止できる。すなわち、端末装置100は、外部センサ10における検知誤差が一定範囲内に抑えられる場合のみ、検知に係る処理を外部センサ10に委ねることができる。
ここで、図15および図16を用いて、省電力化処理を行わずに、端末装置100で人物の検知を行う場合の一例について説明する。図15は、端末装置で人物の検知を行う場合の一例を示す図である。図15の例では、ユーザ30の端末装置100を中心として、検知範囲である領域37と、誤差許容範囲である領域38とが設定され、端末装置100の近傍に外部センサ10aが配置される。また、外部センサ10aは、検知境界39aを有する。図15の例では、検知境界39aが誤差許容範囲である領域38内に収まっていない。従って、端末装置100は、外部センサ10aに人物の検知を委ねずに、自ら人物の検知を行う。
図16は、端末装置で人物の検知を行う場合の他の一例を示す図である。図16の例では、ユーザ30の端末装置100を中心として、検知範囲である領域37と、誤差許容範囲である領域38とが設定され、端末装置100の近傍に外部センサ10bが配置される。また、外部センサ10bは、誤差40bを含む検知境界39bを有する。図16の例では、誤差が大きい、すなわち、誤差40bの幅が広いため、検知境界39bが誤差許容範囲である領域38内に収まっていない。従って、端末装置100は、外部センサ10bに人物の検知を委ねずに、自ら人物の検知を行う。
このように、端末装置100は、対象を検知する外部センサ10の誤差を示すセンサ情報、外部センサ10と端末装置100との距離、ならびに、端末装置100における対象を検知する検知範囲および検知範囲の誤差許容範囲に基づいて、外部センサ10の検知境界が誤差許容範囲に収まるか否かを判定する。また、端末装置100は、検知境界が誤差許容範囲に収まる場合に、対象を検知する閾値として外部センサ10から検知境界までの距離を算出する。また、端末装置100は、算出した閾値を外部センサ10に送信する。その結果、端末の省電力化を図る際に誤検知および検知漏れを抑止できる。
また、端末装置100では、外部センサ10の検知境界は、外部センサ10の誤差に応じた幅を有する。その結果、誤差を考慮して誤検知および検知漏れを抑止できる。
また、端末装置100では、センサ情報は、外部センサ10から取得する。その結果、複数種類の外部センサ10であっても、端末の省電力化を図る際に誤検知および検知漏れを抑止できる。
また、端末装置100は、外部センサ10と端末装置100との距離に基づいて、誤差に対するマージンが最大となるように閾値を算出する。その結果、外部センサ10に人物の検知を委ねる場合が増加するので、より端末の省電力化を図る際に誤検知および検知漏れを抑止できる。
上記実施例1では、外部センサ10の性能情報、すなわちセンサ情報に、誤差モデルを用いたが、外部センサ10の計測可能範囲の情報をさらに持たせてもよく、この場合の実施の形態につき、実施例2として説明する。実施例2では、実施例1の式(14)および(15)に代えて、計測可能範囲を反映した式を用いて、判定部134での判定および算出部135での距離判定閾値xの算出を行う点が異なる。このため、実施例2では、構成および動作については実施例1の端末装置100と同様であるので、その説明を省略する。
実施例2の外部センサ10は、性能情報として計測可能範囲を示す計測距離最小値Dmin、および、計測距離最大値Dmaxを有する。計測距離最小値Dminは、発信機20を検知できる距離の最小値を示す。計測距離最大値Dmaxは、発信機20を検知できる距離の最大値を示す。計測距離最小値Dmin、および、計測距離最大値Dmaxと、距離判定閾値xとの関係は、下記の式(30)および式(31)を満たすことが求められる。
x ≧ Dmin ・・・(30)
x ≦ Dmax ・・・(31)
実施例2における判定部134での判定条件は、実施例1の式(14)に代えて、上記の式(30)および式(31)を加味した下記の式(32)を用いる。また、実施例2における算出部135での距離判定閾値xの算出は、上記の式(30)および式(31)を加味した下記の式(33)を用いる。
Figure 2017053824
Figure 2017053824
実施例2では、上記の式(32)を用いて外部センサ10の検知境界が誤差許容範囲に収まるか否かを判定し、式(33)を用いて距離判定閾値xを算出するので、端末の省電力化を図る際に検知範囲を限定できるので、より誤検知および検知漏れを抑止できる。
このように、端末装置100は、外部センサ10の計測範囲を含むセンサ情報、外部センサ10と端末装置100との距離、ならびに、検知範囲および誤差許容範囲に基づいて、検知境界が誤差許容範囲に収まるか否かを判定する。その結果、端末の省電力化を図る際に検知範囲を限定できるので、より誤検知および検知漏れを抑止できる。
なお、上記実施例では、人物を検知すると、通知内容を表示操作部111に表示させて通知したが、これに限定されない。例えば、図示しないスピーカから音声等を用いて通知するようにしてもよい。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、判定部134と、算出部135とを統合してもよい。また、図示した各処理は、上記の順番に限定されるものではなく、処理内容を矛盾させない範囲において、同時に実施してもよく、順序を入れ替えて実施してもよい。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図17は、検知プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図17に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU201と、データ入力を受け付ける入力装置202と、モニタ203とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置204と、各種装置と接続するためのインタフェース装置205と、他の情報処理装置等と有線または無線により接続するための通信装置206とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するRAM207と、フラッシュメモリ208とを有する。また、各装置201〜208は、バス209に接続される。
フラッシュメモリ208には、図1に示した変換部131、人検知判定部132、外部センサ検知部133、判定部134、算出部135および決定部136の各処理部と同様の機能を有する検知プログラムが記憶される。また、フラッシュメモリ208には、図1に示した外部センサ制御部137、通知部138およびアプリ部139の各処理部と同様の機能を有する検知プログラムが記憶される。また、フラッシュメモリ208には、アプリ設定記憶部121、検知対象リスト記憶部122、検知領域記憶部123、および、検知プログラムを実現するための各種データが記憶される。入力装置202は、例えば、コンピュータ200のユーザから、操作情報等の各種情報の入力を受け付ける。モニタ203は、例えば、コンピュータ200のユーザに対して通知内容の表示画面等の各種画面を表示する。インタフェース装置205は、例えば、印刷装置等が接続される。通信装置206は、例えば、図1に示した通信部110と同様の機能を有し外部センサ10および発信機20と無線で接続され、外部センサ10および発信機20と各種情報をやりとりする。
CPU201は、フラッシュメモリ208に記憶された各プログラムを読み出して、RAM207に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、コンピュータ200を図1に示した変換部131、人検知判定部132、外部センサ検知部133、判定部134、算出部135および決定部136として機能させることができる。また、これらのプログラムは、コンピュータ200を図1に示した外部センサ制御部137、通知部138およびアプリ部139として機能させることができる。
なお、上記の検知プログラムは、必ずしもフラッシュメモリ208に記憶されている必要はない。例えば、コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピュータ200が読み出して実行するようにしてもよい。コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこの検知プログラムを記憶させておき、コンピュータ200がこれらから検知プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上、本実施例を含む実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)対象を検知する外部センサの誤差を示すセンサ情報、前記外部センサと端末装置との距離、ならびに、前記端末装置における前記対象を検知する検知範囲および前記検知範囲の誤差許容範囲に基づいて、前記外部センサの検知境界が前記誤差許容範囲に収まるか否かを判定する判定部と、
前記検知境界が前記誤差許容範囲に収まる場合に、前記対象を検知する閾値として前記外部センサから前記検知境界までの距離を算出する算出部と、
算出した前記閾値を前記外部センサに送信する送信制御部と、
を有することを特徴とする端末装置。
(付記2)前記判定部は、前記外部センサの計測範囲を含む前記センサ情報、前記外部センサと前記端末装置との距離、ならびに、前記検知範囲および前記誤差許容範囲に基づいて、前記検知境界が前記誤差許容範囲に収まるか否かを判定する、
ことを特徴とする付記1に記載の端末装置。
(付記3)前記検知境界は、前記外部センサの前記誤差に応じた幅を有する、ことを特徴とする付記1または2に記載の端末装置。
(付記4)前記センサ情報は、前記外部センサから取得する、ことを特徴とする付記1〜3のいずれか1つに記載の端末装置。
(付記5)前記算出部は、前記外部センサと前記端末装置との距離に基づいて、前記誤差に対するマージンが最大となるように前記閾値を算出する、ことを特徴とする付記1〜4のいずれか1つに記載の端末装置。
(付記6)対象を検知する外部センサの誤差を示すセンサ情報、前記外部センサと端末装置との距離、ならびに、前記端末装置における前記対象を検知する検知範囲および前記検知範囲の誤差許容範囲に基づいて、前記外部センサの検知境界が前記誤差許容範囲に収まるか否かを判定し、
前記検知境界が前記誤差許容範囲に収まる場合に、前記対象を検知する閾値として前記外部センサから前記検知境界までの距離を算出し、
算出した前記閾値を前記外部センサに送信する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする検知方法。
(付記7)前記判定する処理は、前記外部センサの計測範囲を含む前記センサ情報、前記外部センサと前記端末装置との距離、ならびに、前記検知範囲および前記誤差許容範囲に基づいて、前記検知境界が前記誤差許容範囲に収まるか否かを判定する、
ことを特徴とする付記6に記載の検知方法。
(付記8)前記検知境界は、前記外部センサの前記誤差に応じた幅を有する、ことを特徴とする付記6または7に記載の検知方法。
(付記9)前記センサ情報は、前記外部センサから取得する、ことを特徴とする付記6〜8のいずれか1つに記載の検知方法。
(付記10)前記算出する処理は、前記外部センサと前記端末装置との距離に基づいて、前記誤差に対するマージンが最大となるように前記閾値を算出する、ことを特徴とする付記6〜9のいずれか1つに記載の検知方法。
(付記11)対象を検知する外部センサの誤差を示すセンサ情報、前記外部センサと端末装置との距離、ならびに、前記端末装置における前記対象を検知する検知範囲および前記検知範囲の誤差許容範囲に基づいて、前記外部センサの検知境界が前記誤差許容範囲に収まるか否かを判定し、
前記検知境界が前記誤差許容範囲に収まる場合に、前記対象を検知する閾値として前記外部センサから前記検知境界までの距離を算出し、
算出した前記閾値を前記外部センサに送信する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検知プログラム。
(付記12)前記判定する処理は、前記外部センサの計測範囲を含む前記センサ情報、前記外部センサと前記端末装置との距離、ならびに、前記検知範囲および前記誤差許容範囲に基づいて、前記検知境界が前記誤差許容範囲に収まるか否かを判定する、
ことを特徴とする付記11に記載の検知プログラム。
(付記13)前記検知境界は、前記外部センサの前記誤差に応じた幅を有する、ことを特徴とする付記11または12に記載の検知プログラム。
(付記14)前記センサ情報は、前記外部センサから取得する、ことを特徴とする付記11〜13のいずれか1つに記載の検知プログラム。
(付記15)前記算出する処理は、前記外部センサと前記端末装置との距離に基づいて、前記誤差に対するマージンが最大となるように前記閾値を算出する、ことを特徴とする付記11〜14のいずれか1つに記載の検知プログラム。
1 検知システム
10 外部センサ
11 通信部
12 記憶部
13 性能情報記憶部
14 検知対象リスト記憶部
15 制御部
20 発信機
100 端末装置
110 通信部
111 表示操作部
120 記憶部
121 アプリ設定記憶部
122 検知対象リスト記憶部
123 検知領域記憶部
130 制御部
131 変換部
132 人検知判定部
133 外部センサ検知部
134 判定部
135 算出部
136 決定部
137 外部センサ制御部
138 通知部
139 アプリ部

Claims (7)

  1. 対象を検知する外部センサの誤差を示すセンサ情報、前記外部センサと端末装置との距離、ならびに、前記端末装置における前記対象を検知する検知範囲および前記検知範囲の誤差許容範囲に基づいて、前記外部センサの検知境界が前記誤差許容範囲に収まるか否かを判定する判定部と、
    前記検知境界が前記誤差許容範囲に収まる場合に、前記対象を検知する閾値として前記外部センサから前記検知境界までの距離を算出する算出部と、
    算出した前記閾値を前記外部センサに送信する送信制御部と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  2. 前記判定部は、前記外部センサの計測範囲を含む前記センサ情報、前記外部センサと前記端末装置との距離、ならびに、前記検知範囲および前記誤差許容範囲に基づいて、前記検知境界が前記誤差許容範囲に収まるか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記検知境界は、前記外部センサの前記誤差に応じた幅を有する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 前記センサ情報は、前記外部センサから取得する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の端末装置。
  5. 前記算出部は、前記外部センサと前記端末装置との距離に基づいて、前記誤差に対するマージンが最大となるように前記閾値を算出する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の端末装置。
  6. 対象を検知する外部センサの誤差を示すセンサ情報、前記外部センサと端末装置との距離、ならびに、前記端末装置における前記対象を検知する検知範囲および前記検知範囲の誤差許容範囲に基づいて、前記外部センサの検知境界が前記誤差許容範囲に収まるか否かを判定し、
    前記検知境界が前記誤差許容範囲に収まる場合に、前記対象を検知する閾値として前記外部センサから前記検知境界までの距離を算出し、
    算出した前記閾値を前記外部センサに送信する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする検知方法。
  7. 対象を検知する外部センサの誤差を示すセンサ情報、前記外部センサと端末装置との距離、ならびに、前記端末装置における前記対象を検知する検知範囲および前記検知範囲の誤差許容範囲に基づいて、前記外部センサの検知境界が前記誤差許容範囲に収まるか否かを判定し、
    前記検知境界が前記誤差許容範囲に収まる場合に、前記対象を検知する閾値として前記外部センサから前記検知境界までの距離を算出し、
    算出した前記閾値を前記外部センサに送信する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検知プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018159697A (ja) * 2017-03-21 2018-10-11 株式会社ビーラボ 位置追跡システム及び位置追跡装置
JP2018164140A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 シチズン時計株式会社 携帯端末、プログラム、及びイベント送受信システム

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