JP5954835B2 - 擁壁構造及び擁壁の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、道路,護岸,宅地造成等における各種擁壁を施工する際に用いて好適な擁壁構造及び擁壁の施工方法に関する。
従来、道路等における各種擁壁には、一体成形されたコンクリートブロックを順次組積みするとともに、コンクリートブロックの裏面と被施工面(切土面,盛土面等)間に裏込コンクリートを打設する擁壁構造(擁壁の施工方法)が広く用いられているが、このような従来の擁壁構造(擁壁の施工方法)は、コンクリートブロックを正確に組積みするには専門職を要するなど、施工を容易に行うことができないとともに、施工能率に劣ること、コンクリートブロックは重くて大きいため、運搬性,経済性及び安全性に劣るとともに、施工できる現場も制限されてしまうこと、コンクリートブロックと裏込コンクリートの一体性に欠けるため、十分な強度及び信頼性を確保しにくいこと、裏抜きセキ板作業を要するなど、現場で廃棄物が発生するため、省資源性に劣ること、などの問題があった。
そこで、本出願人は、既に、この問題を解決するための擁壁構造及び擁壁の施工方法を特許文献1により提案した。この擁壁構造(擁壁の施工方法)は、施工の容易化(軽作業化)により施工能率を高め、さらに、運搬性,経済性,安全性及び省資源性を高めるとともに、十分な強度と信頼性の確保を目的としたものであり、具体的には、被施工面に対して略直角に配し、かつ横方向へ所定間隔おきに設置するとともに、縦方向に順次積重ねて設置する所定の厚さを有する複数の支柱パネルと、各支柱パネル間に配し、かつ両側に位置する支柱パネルの側面後部に設けた縦方向のスリットに、両端辺部を係合させた複数の後枠パネルと、支柱パネルの前端面に重ねて擁壁前面を覆う複数の前枠パネルと、相隣る支柱パネル同士を連結する第一連結機構と、後枠パネルと前枠パネルを連結する第二連結機構とを備えたものである。
特願平11−251395号公報
しかし、上述した特許文献1による擁壁構造及び擁壁の施工方法は、次のような解決すべき課題も残されていた。
第一に、一部に中間支柱としてブロック材を用いるため、施工する擁壁の傾斜角等により設定される規格毎の異なる中間支柱が必要となる。したがって、異なる複数種類の中間支柱を用意する必要があり、中間支柱やその型枠等の保管や管理が大変になる。加えて、施工時に、断面変更等により計画時の設計条件が変更されたような場合、不良在庫の発生要因になるとともに、新たな中間支柱の製造期間が必要になるため、施工の遅れも招てしまう。
第二に、ブロック材による中間支柱の一個当たりの大きさを大きくするには限界があるため、多数の中間支柱が必要となる。したがって、種類の異なる中間支柱を製作することに伴う製造面のコストアップ及び多数の中間支柱を設置することに伴う施工時のコストアップを含む擁壁全体のコストアップを招く。しかも、擁壁全体における面方向の連続性(一体性)を確保できないため、全体の施工品質を高めるのが容易でない。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した擁壁構造及び擁壁の施工方法の提供を目的とするものである。
本発明に係る擁壁構造Aは、上述した課題を解決するため、地面Gに対して所定角度で起立した一又は二以上の壁面パネルにより所定の被施工面Cを覆うように施工した擁壁構造において、内部に埋設した鉄筋3…の一部が露出筋部3e…として裏面2r…に露出した壁面パネル2…と、所定角度Rmで起立する主縦筋部4v…及び水平に位置する主横筋部4h…により略L形に形成し、主縦筋部4h…を露出筋部3e…に固定した複数の主支持筋4…と、被施工面Cに沿って積層した複数の土嚢8…と、この複数の土嚢8…における上下の土嚢8…間に介在して固定される複数の副補助筋9…と、この副補助筋9…に支持されて被施工面C側に固定される複数の副支持筋5…と、この副支持筋5…と露出筋部3e…及び/又は主縦筋部4v…間に架設することにより露出筋部3e…及び/又は主縦筋部4v…を支持する複数の補助支持筋6…と、被施工面Cと壁面パネル2…間に充填した中込コンクリート部7と、を少なくとも具備してなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、副支持筋5は、所定角度Rsで起立する副縦筋部5v及び水平に位置する副横筋部5hにより略L形に形成することができる。また、被施工面Cと土嚢8…間には、所定の隙間Sを設け、この隙間Sの一部又は全部に砂利Jを充填することができる。
一方、本発明に係る擁壁Wの施工方法は、上述した課題を解決するため、地面Gに対して一又は二以上の壁面パネルを所定角度で起立させることにより所定の被施工面Cを覆う擁壁Wを施工するに際し、所定角度Rmで起立する主縦筋部4v…及び水平に位置する主横筋部4h…により略L形に形成した複数の主支持筋4…を地面G側に設置するとともに、内部に埋設した鉄筋3の一部が露出筋部3e…として裏面2r…に露出した壁面パネル2…を、主縦筋部4v…に立て掛けて固定し、他方、被施工面Cに沿って複数の土嚢8…を積層し、この複数の土嚢8…における上下の土嚢8…間に複数の副補助筋9…を介在させて固定するとともに、複数の副支持筋5…を副補助筋9…により支持して被施工面C側に固定し、さらに、この副支持筋5…と露出筋部3e…及び/又は主縦筋部4v…間に複数の補助支持筋6…を架設した後、被施工面Cと壁面パネル2…間にコンクリートMを充填することにより中込コンクリート部7を設けることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、基礎部Nを施工し、この基礎部Nの上に設置台10…を載置するとともに、この設置台10…の上に壁面パネル2…を載置することができる。また、主支持筋4…は、施工時に、転落防止柵11の一部として利用することもできる。
このような本発明に係る擁壁構造A及び擁壁Wの施工方法によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 擁壁構造Aは、内部に埋設した鉄筋3…の一部が露出筋部3e…として裏面2r…に露出した壁面パネル2…と、所定角度Rmで起立する主縦筋部4v…及び水平に位置する主横筋部4h…により略L形に形成し、主縦筋部4v…を露出筋部3e…に固定した複数の主支持筋4…と、露出筋部3e…及び/又は主縦筋部4v…を支持する複数の補助支持筋6…と、被施工面Cと壁面パネル2…間に充填した中込コンクリート部7と、を少なくとも備えるため、中間支柱等のコンクリートブロック材が全く不要となり、中間支柱やその型枠等の保管や管理も不要となる。これにより、製造時及び施工時の双方を含む全体のコストダウンを図れるとともに、擁壁全体の面方向における連続性(一体性)を容易に確保でき、擁壁全体の施工品質を容易に高めることができる。しかも、施工時に、断面変更等により計画時の設計が変更された場合でも迅速に対応でき、施工遅れ等の不具合も回避できる。
(2) 擁壁Wの施工方法は、所定角度Rmで起立する主縦筋部4v…及び水平に位置する主横筋部4h…により略L形に形成した複数の主支持筋4…を地面G側に設置するとともに、内部に埋設した鉄筋3の一部が露出筋部3e…として裏面2r…に露出した壁面パネル2…を、主縦筋部4v…に立て掛けて固定し、露出筋部3e…及び/又は主縦筋部4v…を複数の補助支持筋6…により支持した後、被施工面Cと壁面パネル2…間にコンクリートMを充填することにより中込コンクリート部7を設けるようにしたため、上述した本発明に係る擁壁構造Aを容易に施工できるとともに、安全かつ確実に施工できる。
(3) 所定角度Rmで起立する主縦筋部4v…及び水平に位置する主横筋部4h…により略L形に形成し、主縦筋部4h…を露出筋部3e…に固定した複数の主支持筋4…を用いるため、壁面パネル2…の角度を容易かつ確実に設定できるとともに、壁面パネル2…を確実に支持できる。
(4) 被施工面C側に固定した複数の副支持筋5…を設け、この副支持筋5…と露出筋部3e…及び/又は主縦筋部4v…間に複数の補助支持筋6…を架設したため、特に、擁壁Wの高さが高い場合、即ち、壁面パネル2…の段数が多い場合であっても、壁面パネル2…を確実に支持できるとともに、正確かつ安定に支持できる。
(5) 被施工面Cに沿って複数の土嚢8…を積層し、副支持筋4…を支持する複数の副補助筋9…を、上下の土嚢8…間に介在させて固定するようにしたため、土嚢8…を、施工時における仮設用の土留めとしても利用でき、作業員に対する更なる安全性及び作業の容易性の向上に寄与できる。
(6) 複数の副補助筋9…を、上下の土嚢8…間に介在させて固定するため、土嚢8…の積層時に、副補助筋9…も一緒に施工でき、副補助筋9…の設置及び固定を容易かつ迅速に行うことができる。
(7) 好適な態様により、副支持筋5を、所定角度Rsで起立する副縦筋部5v及び水平に位置する副横筋部5hにより略L形に形成すれば、副支持部5(副縦筋部5v)の角度を容易かつ確実に設定できるとともに、壁面パネル2…をより確実かつ安定に支持できる。
(8) 好適な態様により、被施工面Cと土嚢8…間に、所定の隙間Sを設け、この隙間Sの一部又は全部に砂利Jを充填するようにすれば、土嚢8…を、被施工面Cにより固定できるため、土嚢8…に対する有効な位置決め及びズレ防止を図れるとともに、特に、砂利Jは、擁壁Wの完成後に排水層(通水層)として機能させることができる。
(9) 好適な態様により、基礎部Nを施工し、この基礎部Nの上に設置台10…を載置するとともに、この設置台10…の上に壁面パネル2…を載置するようにすれば、壁面パネル2…を正確な位置に確実に支持できるため、擁壁Wの品質及び耐久性をより高めることができる。
(10) 好適な態様により、主支持筋4…を、施工時における転落防止柵11の一部として利用するようにすれば、更なる作業員の安全性及び作業の容易性の向上に寄与できる。
本発明の好適実施形態に係る擁壁構造の側面断面構造図、 同擁壁構造を用いた擁壁の正面側から見た斜視図、 同擁壁構造に用いる壁面パネルの背面側から見た斜視図、 同擁壁構造に用いる壁面パネルの一部を示す断面図、 同擁壁構造に用いる載置台の斜視図、 同擁壁構造に用いる主支持筋の側面図及び抽出した結合金具の斜視図、 本発明の好適実施形態に係る擁壁の施工方法の工程説明図、 同施工方法を説明するためのフローチャート(工程図)、 同施工方法におけるn段目の外観壁面の施工工程を説明するためのフローチャート(工程図)、 同施工方法におけるn段目の自然壁面の施工工程を説明するためのフローチャート(工程図)、 本発明の変更実施形態に係る擁壁構造の模式図、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る擁壁構造Aに用いる主要部材について、図1〜図7を参照して説明する。
例示する擁壁構造Aを用いる擁壁Wには、主要部材として、所要枚数の壁面パネル2…,所要本数の主支持筋4…,所要本数の副支持筋5…(副補助筋9…),所要本数の補助支持筋6…,所要個数の土嚢8…,所要枚数の基礎パネル21…を用いる。
壁面パネル2は、図2及び図3に示すように、プレキャストコンクリートとして一体成型したものであり、例示の壁面パネル2は、厚さ寸法50〔mm〕,横寸法2000〔mm〕,縦寸法1000〔mm〕,一平米当たりの重さ123〔kg〕である。この壁面パネル2は基本的に一種類で足りる。また、壁面パネル2の上辺中央位置及び下辺中央位置には、後述する排水管38を露出させる半円状の切欠部2h…を設ける。なお、壁面パネル2の表面2fは、自然石風擬石工法等により自然石風に形成することが望ましい。一方、図3及び図4に示すように、壁面パネル2の内部には、所要本数(例示は四本)の鉄筋3…を埋設し、その一部を露出筋部3e…として裏面2rに露出させる。この鉄筋3にはトラス筋を使用し、その基本形態は、図5に示す支持プレート10pを除いた設置台10とほぼ同じである。
このような壁面パネル2は、全体形状が矩形の平坦盤となるため、一般のブロック材に比べて軽量となり、現場での加工も容易となる。したがって、特に、曲面部,コーナー部,天端部,調整部等に対しても使用可能となり、作業現場に対応して柔軟に施工することができるとともに、機械施工による大幅な省力化を実現できる。また、重ねた場合でも、かさ張ることがないため、広い置き場所や大型重機が不要になり、搬入車両も大幅に減らすことができる。
主支持筋4は、図6に示すように、所定角度Rmで起立する主縦筋部4v及び水平に位置する主横筋部4hにより略L形に形成する。したがって、主支持筋4は、外周面の軸方向一定間隔おきに多数形成したリング状の大径部(凸部)を有する一本の鋼材を折曲して一体形成できる。主支持筋4は、少なくとも壁面パネル2…を支持できることを考慮して、直径30〜40〔mm〕程度に選定することが望ましい。なお、主横筋部4h及び主縦筋部4vの長さは、施工する擁壁Wの規模に応じて選定できる。さらに、主縦筋部4vについては、別途、直線状に形成した延長用縦筋部を用意し、主縦筋部4vに追加連結することにより、主縦筋部4vの上端から上方へ延長できるように構成してもよい。このように、主支持部4…を、所定角度Rmで起立する主縦筋部4v…及び水平に位置する主横筋部4h…により略L形に形成すれば、壁面パネル2…の角度を容易かつ確実に設定できるとともに、壁面パネル2…を確実に支持できる。
副支持筋5も、図6に示すように、所定角度Rsで起立する副縦筋部5v及び水平に位置する副横筋部5hにより略L形に形成する。このため、副支持筋5も、外周面の軸方向一定間隔おきに多数形成したリング状の大径部(凸部)を有する一本の鋼材を折曲して一体形成できる。なお、副支持筋5の直径は主支持筋4よりも細く選定できるとともに、副横筋部5h及び副縦筋部5vの長さは、施工する擁壁Wの規模に応じて選定できる。また、副縦筋部5vについては、別途、直線状に形成した延長用縦筋部を用意し、副縦筋部5vに追加取付することにより、副縦筋部5vの上端から上方へ延長できるように構成してもよい。このように、副支持筋5を、所定角度Rsで起立する副縦筋部5v及び水平に位置する副横筋部5hにより略L形に形成すれば、副支持部5(副縦筋部5v)の角度を容易かつ確実に設定できるとともに、後述する副補助筋9…と組合わせることにより副縦筋部5v…を被施工面C側に容易に固定することができ、壁面パネル2…をより確実かつ安定に支持できる。
さらに、副支持筋5に付属して当該副支持筋5を支持する複数の副補助筋9…を用意する。副補助筋9は、外周面の軸方向一定間隔おきに多数形成したリング状の大径部(凸部)を有する一本の鋼材(鉄筋)を、コの字形に折曲して一体形成できる(図6及び図7参照)。この場合、長手方向の全体長は、後述する上下の土嚢8…同士の間に挟み込んだ際に、十分な強度で固定され、かつ容易に抜けたり位置がズレないように考慮する。
補助支持筋6は、基本的に壁面パネル2…を裏面2r側から支持するものであり、外周面の軸方向一定間隔おきに多数形成したリング状の大径部(凸部)を有する一本の鉄筋を用いる。この補助支持筋6は、現場の状態に合わせ、任意の長さに切断して用いることができる。一方、土嚢8は、土嚢袋に土砂を詰めた一般的な土嚢で足りる。また、基礎パネル21は、プレキャストコンクリートとして一体成型する。この場合、所定の厚さを有する矩形状に成型したものを用いることができる。なお、例示の場合、基礎パネル21を用いたが、基礎パネル21を敷設する代わりに現場でコンクリートMを打設し、均しコンクリート部(21e)を設けてもよい。
次に、本実施形態に係る擁壁Wの施工方法について、図1〜図7を参照しつつ図8(図9,図10)に示す工程図に従って説明する。
まず、上述した所要数量の主要部材をはじめ、その他の各種施工部材を用意する(ステップS1)。一方、施工現場では、施工場所となる地面G及び崖面(傾斜面)となる被施工面Cに対して必要な掘削や床掘を行うとともに、図1に示すように、地面G上に基礎部Nを施工する。基礎部Nを施工するに際しては、最初に、基礎砕石31を敷設する(ステップS2)。また、基礎砕石31の上には基礎パネル21の敷設し、又はコンクリートMを打設して均しコンクリート部(21e)を設ける(ステップS3)。
次いで、n段目のうち、最初となる1段目の自然壁面に対する施工工程を行う(ステップS4)。この場合、1段は一枚の壁面パネル2の高さ分となり、自然壁面は被施工面Cと同義である。自然壁面に対する施工工程の詳細な工程を図9に示す。まず、横方向に土嚢8…を順次並べて設置する(ステップS21,S22)。図7(a)に横方向に並べた状態の土嚢8…を示す。第一段の設置が終了したなら、第二段,段三段,第四段…と目的段まで同様に施工する。これにより、土嚢8…は、図1に示すように、被施工面Cに沿って順次積層することができる。この際、被施工面Cと土嚢8…間には、所定の隙間Sを設ける。このように、被施工面Cに沿って土嚢8…を積層すれば、施工時における仮設用の土留めとしても利用できるため、作業員に対する更なる安全性及び作業の容易性の向上に寄与できる利点がある。
また、土嚢8…の施工時には、各段毎に、積層した土嚢8…の「位置/角度」の調整(ステップS23),「副補助筋9…」の設置(ステップS25),「遮水シート32」の設置(ステップS27),「砂利J」の充填(ステップS29),を要するか否かを判断する。そして、各段において、これらの施工を要するときは、対応する「位置/角度」の調整(ステップS24),「副補助筋9…」の設置(ステップS26),「遮水シート32」の設置(ステップS28),「砂利J」の充填(ステップS30),をそれぞれ施工する。
この場合、「位置/角度」の調整は、積層した土嚢8…の傾斜角度や設置位置がズレていた際に適切な傾斜角度や設置位置となるように調整する。「副補助筋9…」の設置は、副補助筋9…を、上下の土嚢8…間に介在させて固定するものであり、例示する図1の場合には、第二段と第三段間,第七段と第八段間となる上下の土嚢8…間にそれぞれ設置した場合を示している。このような施工を行えば、土嚢8…の積層時に、副補助筋9…も一緒に施工できるため、副補助筋9…の設置及び固定を容易かつ迅速に行うことができる利点がある。なお、横方向における副補助筋9…の位置は、図7(a)に示すように、所定間隔置きに設置する。この場合、壁面パネル2一枚当たり、左右二か所を目安にできる。「遮水シート32」の設置は、図1に示すように、遮水機能を有する防水シートを上下の土嚢8…間に介在させるものであり、例示は、第五段と第六段間となる上下の土嚢8…間に介在させている。
「砂利J」の充填は、被施工面Cと土嚢8…間に設けた所定の隙間Sに砂利Jを充填するものであり、特に、積層した土嚢8…の傾斜角度や設置位置がズレないように、適度な間隔で充填することが望ましい。このように、被施工面Cと土嚢8…間の隙間Sに砂利Jを充填するようにすれば、土嚢8…を、被施工面Cにより固定できるため、土嚢8…に対する有効な位置決め及びズレ防止を図れるとともに、特に、砂利Jは、擁壁Wの完成後に排水層(通水層)として機能させることができる。なお、砂利Jの充填は、隙間Sの全部であってもよいし一部であってもよい。即ち、砂利Jは、先に行った掘削や床掘により生じた土の戻し(裏込め土埋戻し)と組み合わせることにより、隙間Sの一部のみに充填してもよい。そして、以上の施工は、土嚢8…の高さが目的段に達するまで行う(ステップS31)。これにより、自然壁面に対する1段目の施工工程が終了する。
次いで、n段目のうち、最初となる1段目の外観壁面に対する施工工程を行う(ステップS5)。外観壁面は、壁面パネル2…による壁面を意味する。外観壁面に対する施工工程の詳細な工程を図10に示す。まず、1段目の壁面パネル2を設置するため、図1及び図7(a)に示すように、基礎部Nの上、即ち、基礎パネル21…(均しコンクリート(21e))の上面に、図5に示すトラス筋を用いた設置台10…を載置する(ステップS41,S42)。例示では、一枚の壁面パネル2に対して左右二つの設置台10…を用いた。このように、基礎部Nを施工し、この基礎部Nの上に設置台10…を載置するとともに、この設置台10…の上に壁面パネル2…を載置するようにすれば、壁面パネル2…を正確な位置に確実に支持できるため、擁壁Wの品質及び耐久性をより高めることができる。
そして、1段目の壁面パネル2を設置台10…の上に載置する(ステップS43)。この場合、クレーン車等により壁面パネル2の露出筋部3e…を利用して吊り下げ、設置台10…上の定位置、即ち、設置台(トラス筋)10…の上端に固定して設けた支持プレート10p…上に載置し、後述する主縦筋部4vの傾斜角度(所定角度Rm)に近い角度に傾斜させる。次いで、図7(b)に示すように、複数の調整器35…を付設し、壁面パネル2の地面Gに対する傾斜角度が所定角度Rmとなるように調整器35…を調整(操作)する(ステップS44,S45)。
また、図1に示すように、各種の支持用鉄筋の取付けを行う(ステップS46)。この支持用鉄筋には、少なくとも、主支持筋4…,副支持筋5…及び補助支持筋6…が含まれる。まず、二本の主支持筋4…を壁面パネル2の裏面2r側の左右位置に起立させ、主横筋部4h…を基礎パネル21(均しコンクリート(21e))上に載置するとともに、主縦筋部4v…は壁面パネル2の裏面2rにおける露出筋部3e…に当接させることにより、図6に示す固定金具37…を利用して各主縦筋部4v…と各露出筋部3e…を固定(結合)する。なお、図6に示す固定金具37は一例であり、主支持筋4と露出筋部3eを固定(結合)できるものであれば、その形態は問わない。
さらに、基礎パネル21(均しコンクリート(21e))上には、図1に示すように、副支持筋5…における副横筋部5h…を載置し、副縦筋部5v…は、被施工面C側における上下方向に配列する副補助筋9…の各先端に当接させることにより、図6に示すワイヤ等の結束具33…を用いて副縦筋部5v…と各副補助筋9…を固定する。なお、図6に示す結束具33は一例であり、副補助筋9と副縦筋部5vを結合(結束)できるものであれば、その形態は問わない。
そして、図1に示すように、主縦筋部4v…及び/又は露出筋部3eに対して複数の補助支持筋6…を付設して壁面パネル2を支持する。例示の場合、補助支持筋6…の上端(一端)を主縦筋部4v…及び/又は露出筋部3eに取付け、下端(他端)を、基礎パネル21上に載置、又は設置台10…に取付けた場合を示したが、副支持筋5…に結合してもよい。この場合、1段目は比較的低い位置にあるため、補助支持筋6…の設置は副支持筋5…を利用しなくても壁面パネル2の支持が可能となるが、2段目以上は、基本的に副支持筋5…を利用して壁面パネル2の支持を行う。即ち、図1に示すように、複数の補助支持筋6…は、被施工面C側に固定した複数の副支持筋5…と露出筋部3e…及び/又は主縦筋部4v…間に架設する。このように施工すれば、特に、擁壁Wの高さが高い場合、即ち、壁面パネル2…の段数が多い場合であっても、壁面パネル2…を確実に支持できるとともに、正確かつ安定に支持できる利点がある。
以上の支持用鉄筋(主支持筋4…,副支持筋5…及び補助支持筋6…)の組付けが終了したなら、各支持用鉄筋間における溶接を行う(ステップS47)。また、クレーン車等による壁面パネル2の吊り下げを解除する(ステップS47)。この後、1段目の横方向における残りの壁面パネル2…も、上述した施工手順に従って同様に設置する(ステップS48,S41…)。
1段目における全壁面パネル2…の設置が終了したなら自然壁面(被施工面C)における残りの施工を行う(ステップS49)。具体的には、図1に示すように、排水管38…を取付けなどの残工程を行う。排水管38…は、前端を、壁面パネル2…の上辺における切欠部2h…に収容するとともに、後端を、土嚢8…間に挿入する。また、図7(c)に示すように、各壁面パネル2…間同士の面連続性を確保するため、それぞれの相隣る壁面パネル2と2…間に跨がる矯正器39…を取付ける(ステップS50)。矯正器39は、壁面パネル2の表面2fと裏面2rにそれぞれ宛てがう一対の木製パネル材39f,39rと、木製パネル材39fと39r間に架設して締め付けを行うボルトナット等を用いた締付器39cと、壁面パネル2と同じ厚さのセパレータ材39sを備える。矯正器39…の取付けが終了したなら、調整器35…の取外しを行う(ステップS51)。これにより、外観壁面における1段目の施工工程が終了する。
次いで、図1に示すように、壁面パネル2…の下方にコンクリートMを打設して基礎コンクリート部41を施工し、壁面パネル2…の下端を確実に固定する(ステップS6)。基礎コンクリート部41が十分に固化したなら、さらに、壁面パネル2…と土嚢8…間の空間にコンクリートMを充填することにより中込コンクリート部7を設ける(ステップS7)。この際、2段目以上の施工がある場合には、充填するコンクリートMの高さ(量)を、壁面パネル2…の全高に対して8割程度にすることが以後の作業容易性及び安全性を確保する上で望ましい。そして、コンクリートMの充填終了後は一定期間養生させる(ステップS8,S9)。
また、2段目以上の施工がある場合には、上述した1段目と同様の施工を繰り返して行えばよい(ステップS10,S4…)。この場合、主支持筋4…の主縦筋部4v…は、1段目の壁面パネル2…の上端より上方へ突出するため、図6に示すように、鉄筋或いはパイプ等の棒材51を、固定具52を用いて主支持筋4…の所定高さに固定する。これにより、棒材51が手摺として機能する転落防止柵11を設けることができる。主支持筋4…を、このような転落防止柵11の一部として利用すれば、主支持筋4…を、更なる作業員の安全性及び作業の容易性の向上に寄与できる利点がある。そして、壁面パネル2…の施工が最終段目に達した際は、コンクリートMを最上位の高さまで充填するなどにより、必要な天端部の施工処理を行う。
このように、本実施形態に係る擁壁Wの施工方法によれば、所定角度Rmで起立する主縦筋部4v…及び水平に位置する主横筋部4h…により略L形に形成した複数の主支持筋4…を地面G側に設置するとともに、内部に埋設した鉄筋3の一部が露出筋部3e…として裏面2r…に露出した壁面パネル2…を、主縦筋部4v…に立て掛けて固定し、露出筋部3e…及び/又は主縦筋部4v…を複数の補助支持筋6…により支持した後、被施工面Cと壁面パネル2…間にコンクリートMを充填することにより中込コンクリート部7を設けるようにしたため、上述した本発明に係る擁壁構造Aを容易に施工できるとともに、安全かつ確実に施工できる。
他方、図11(a)〜(c)には、本発明の変更実施形態及び参考実施形態に係る擁壁構造Aを示す。図11(a)は、図1に示した基本の実施形態に対して、被施工面Cが岩盤Crとなる場合の参考実施形態を示す。この場合、岩盤Crに対して、複数の副補助筋9…を差筋9e…として直接固定できる。これにより、土嚢8…及び砂利Jを使用しない場合であっても副支持筋5…を固定できるため、特に、被施工面Cが岩盤Crの場合に用いて好適となる。また、図11(b)は、図1に示した基本の実施形態に対して、壁面パネル2…の傾斜角度が地面G(水平面)に対してほぼ直角に起立させた変更実施形態を示す。この場合であっても、必要により前述した調整器35…を必要数だけ付設するなどにより、図1に示した基本の実施形態と同様に施工できる。さらに、図11(c)は、図1に示した基本の実施形態に対して、被施工面Cの傾斜角度が、地面G(水平面)に対して、ほぼ直角に近い状態で傾斜している変更実施形態を示す。この場合であっても、基本的な構造は図1に示した基本の実施形態と同じになるため、同基本の実施形態と同様に施工できる。
よって、このような変更実施形態を含む本実施形態に係る擁壁構造Aによれば、擁壁構造Aは、内部に埋設した鉄筋3…の一部が露出筋部3e…として裏面2r…に露出した壁面パネル2…と、所定角度Rmで起立する主縦筋部4v…及び水平に位置する主横筋部4h…により略L形に形成し、主縦筋部4h…を露出筋部3e…に固定した複数の主支持筋4…と、露出筋部3e…及び/又は主縦筋部4v…を支持する複数の補助支持筋6…と、被施工面Cと壁面パネル2…間に充填した中込コンクリート部7と、を少なくとも備えるため、中間支柱等のコンクリートブロック材が全く不要となり、中間支柱やその型枠等の保管や管理も不要となる。これにより、製造時及び施工時の双方を含む全体のコストダウンを図れるとともに、擁壁全体の面方向における連続性(一体性)を容易に確保でき、全体の施工品質を容易に高めることができる。しかも、施工時に、断面変更等により計画時の設計が変更された場合でも迅速に対応でき、施工遅れ等の不具合も回避できる。加えて、各種形態により実施できるとともに、その形態の変更も容易となるため、現場の状況等に応じた最適な形態により実施することができ、コンクリートMの使用量節減等にも寄与できる。
以上、好適実施形態(変更実施形態)について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値,手法,手順等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。例えば、副支持部5は、所定角度Rsで起立する副縦筋部5v及び水平に位置する副横筋部5hにより略L形に形成した場合を示したが、副横筋部5hの無い副縦筋部5vのみで形成する場合を排除するものではない。一方、基礎部Nの上に設置台10…を載置し、この設置台10…の上に壁面パネル2…を載置する例を挙げたが、予め基礎パネル21(均しコンクリート21e)の中に、壁面パネル2と同様に埋設する形態であってもよい。
本発明に係る擁壁構造A及び擁壁Wの施工方法は、道路,護岸,宅地造成等における各種擁壁Wを施工する際に利用できる。
2…:壁面パネル,2r…:壁面パネルの裏面,3…:鉄筋,3e…:露出筋部,4…:主支持筋,4v…:主縦筋部,4h…:主横筋部,5…:副支持筋,5v…:副縦筋部,5h…:副横筋部,6…:補助支持筋,7:中込コンクリート部,8…:土嚢,9…:副補助筋,9e…:差筋,10…:設置台,11:転落防止柵,A:擁壁構造,W:擁壁,G:地面,C:被施工面,Rm:所定角度,Rs:所定角度,S:隙間,J:砂利,M:コンクリート,N:基礎部

Claims (6)

  1. 地面に対して所定角度で起立した一又は二以上の壁面パネルにより所定の被施工面を覆うように施工した擁壁構造において、内部に埋設した鉄筋の一部が露出筋部として裏面に露出した壁面パネルと、所定角度で起立する主縦筋部及び水平に位置する主横筋部により略L形に形成し、前記主縦筋部を前記露出筋部に固定した複数の主支持筋と、前記被施工面に沿って積層した複数の土嚢と、この複数の土嚢における上下の土嚢間に介在して固定される複数の副補助筋と、この副補助筋に支持されて前記被施工面側に固定される複数の副支持筋と、この副支持筋と前記露出筋部及び/又は前記主縦筋部間に架設することにより前記露出筋部及び/又は前記主縦筋部を支持する複数の補助支持筋と、前記被施工面と前記壁面パネル間に充填した中込コンクリート部と、を少なくとも具備してなることを特徴とする擁壁構造。
  2. 前記副支持筋は、所定角度で起立する副縦筋部及び水平に位置する副横筋部により略L形に形成してなることを特徴とする請求項1記載の擁壁構造。
  3. 前記被施工面と前記土嚢間には、所定の隙間を設け、この隙間の一部又は全部に砂利を充填してなることを特徴とする請求項1又は2記載の擁壁構造。
  4. 地面に対して一又は二以上の壁面パネルを所定角度で起立させることにより所定の被施工面を覆う擁壁の施工方法において、所定角度で起立する主縦筋部及び水平に位置する主横筋部により略L形に形成した複数の主支持筋を地面側に設置するとともに、内部に埋設した鉄筋の一部が露出筋部として裏面に露出した壁面パネルを、前記主縦筋部に立て掛けて固定し、他方、前記被施工面に沿って複数の土嚢を積層し、この複数の土嚢における上下の土嚢間に複数の副補助筋を介在させて固定するとともに、複数の副支持筋を前記副補助筋により支持して前記被施工面側に固定し、さらに、この副支持筋と前記露出筋部及び/又は前記主縦筋部間に複数の補助支持筋を架設した後、前記被施工面と前記壁面パネル間にコンクリートを充填することにより中込コンクリート部を設けることを特徴とする擁壁の施工方法。
  5. 基礎部を施工し、この基礎部の上に設置台を載置するとともに、この設置台の上に前記壁面パネルを載置することを特徴とする請求項4記載の擁壁の施工方法。
  6. 前記主支持筋は、施工時に、転落防止柵の一部として利用することを特徴とする請求項4又は5記載の擁壁の施工方法。
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