JP5953997B2 - カートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に備えられるカバーを有するカートリッジに関する。
画像形成装置として、本体ケーシングに対して着脱自在に装着されるカートリッジを備えるプリンタが知られている。
このようなプリンタに備えられるカートリッジとして、トナーを収容する筐体と、その周面にトナーを担持する現像ローラとを備える現像カートリッジが知られている。
このような現像カートリッジでは、現像ローラが筐体の両側壁に回転可能に保持され、その周面の一部が筐体から外側に露出されており、露出された現像ローラを覆うように、現像ローラカバーが装着されている。
そして、このような現像ローラカバーは、現像カートリッジに向かって突出する係止爪が、現像カートリッジの被係止部に係止されることにより、現像カートリッジに装着されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−203364号公報
しかるに、特許文献1に記載の現像ローラカバーに形成される複数の係止爪は、現像カートリッジだけでなく、現像カートリッジにねじ止めにより固定されている層厚規制ブレードに形成される被係止部にも係止されている。
そうすると、筐体に対する層厚規制ブレードの組み付けにより生じる公差に起因して、現像ローラカバーの位置決め精度が低下し、現像ローラカバーの筐体に対するがたつきが発生し、現像ローラカバーが外れ易いという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、筐体に対して精度良く位置決めすることができ、回転体を確実に保護することができるカバーを備えるカートリッジを提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明のカートリッジは、現像剤を担持するように構成され、軸線を中心として回転するように構成される回転体と、軸線方向に長手の開口が形成されており、回転体の周面の一部が前記開口から露出するように回転体を保持する筐体と、筐体に装着され、回転体の周面を保護するためのカバーとを備え、カバーは、回転体の周面と対向する、軸線方向に長手の保護部と、保護部における長手方向、および、回転体と保護部とが対向する対向方向の両方と直交する直交方向の両側に設けられる第1係止爪と第2係止爪とを備え、第1係止爪は、筐体と一体的に形成される第1被係止部に係止され、第2係止爪は、筐体と一体的に形成される第2被係止部に係止される。
このような構成によれば、カバーの直交方向の両側に設けられる第1係止爪と第2係止爪とを、筐体に一体的に形成される第1被係止部と第2被係止部とに係止させることができる。
そのため、筐体に対して別の部材を介在させて、カバーを筐体に装着する場合と比較して、筐体に対して別の部材を組み合わることにより生じる公差をなくすことができるので、カバーを精度よく取り付けることができる。
その結果、カバーを筐体に対して、精度良く位置決めすることができ、回転体を確実に保護することができる。
(2)また、第1係止爪は、軸線方向に間隔を隔てて複数設けられ、全ての第1係止爪は、回転体の現像剤の担持領域よりも軸線方向外側に設けられていてもよい。
このような構成によれば、全ての第1係止爪が、回転体の現像剤の担持領域よりも軸線方向外側に設けられているので、回転体の現像剤の担持領域に干渉することを防止することができる。
また、第1係止爪が複数設けられているので、カバーをカートリッジに対して、確実に係止させることができる。
(3)また、第1係止爪および第2係止爪は、直交方向内側に向かって延びるように形成されていてもよい。
このような構成によれば、カバーは、直交方向の両側において直交方向内側に向かって延びるように形成される第1係止爪および第2係止爪によって、筐体に係止されているので、回転体と保護部とが対向する対向方向に着脱することができる。
また、カバーの着脱方向と直交する方向に沿って、第1係止爪と第2係止爪とを形成することができるので、カバーを筐体に対して確実に係止させることができる。
その結果、カバーを筐体に対して、確実に係止させることができながら、対向方向に着脱することができるので、カバーの操作性を向上させることができる。
(4)また、カバーは、直交方向において、第1係止爪側に設けられ、筐体に対して反対側に向かって延びる、把持部を備えていてもよい。
このような構成によれば、把持部を把持してカバーを離脱させることができる。
また、把持部は、筐体の反対側に向かって延びているので、対向方向において、カバーを筐体に対して着脱させるときの操作性を向上させることができる。
(5)また、把持部は、カバーに連結される基端部と、基端部の反対側に形成される遊端部とを備え、遊端部は、軸線方向に投影したときに、対向方向に沿い、基端部の筐体から離れる方向に延びる直線と、直交方向に沿い、基端部の筐体から離れる方向に延びる直線との間に区画される領域に配置されていてもよい。
このような構成によれば、ユーザは、上記領域に配置される遊端部を把持することで、カバーを筐体から離脱させることができる。
そのため、カバーを筐体から離脱させるときには、把持部の遊端部を把持し、まず、直交方向に沿って第1係止爪の第1被係止部との係止を解除し、次いで、対向方向に沿って、カバーを筐体から離れるように引っ張ることで、第2係止爪の第2被係止部との係止が解除され、カバーを離脱させることができる。
その結果、上記領域に配置される遊端部を把持することで、カバーを筐体から、対向方向に沿って、より容易に離脱させることができる。
(6)また、把持部の軸線方向両外方には、軸線方向に投影したときに、把持部と少なくとも一部が重なるように突出する突出部が形成されていてもよい。
このような構成によれば、カバーが装着された状態のカートリッジを、軸線方向に投影したときに、把持部と少なくとも一部が重なるように突出する突出部が形成されているので、軸線方向に沿って袋詰めするときに、把持部の袋に対する引っ掛かりを抑制することができる。
そのため、カートリッジの梱包の容易化を図ることができる。
さらに、突出部が形成されているので、カバーの把持部および第1係止爪が形成されている側の剛性を高めることもできる。
(7)また、突出部の軸線方向内側面は、突出方向に向かうに従って軸線方向外側へ傾斜していてもよい。
このような構成によれば、把持部を把持するときに、突出部が干渉することを低減することができる。
そのため、把持部に対する操作性を向上させることができる。
(8)また、カバーは、回転体側に突出し、軸線方向に沿って延びる補強リブを備えていてもよい。
このような構成によれば、軸線方向に沿って延びる補強リブによって、カバーの剛性をより高めることができる。
そのため、剛性を有するカバーが筐体に装着されることで、回転体をより一層保護することができる。
(9)また、補強リブは、突出部の内側に区画される空間に配置されていてもよい。
このような構成によれば、補強リブを突出部の内側に区画される空間に配置させることができるので、空間を有効に利用することができる。
そのため、カバーの剛性を確保することができ、回転体を確実に保護することができながら、カバーの小型化を図ることができる。
(10)また、カバーにおいて、保護部に対して直交方向の少なくともいずれか一方側には、軸線方向に長手の延設壁を備え、保護部と延設壁との間には段差が形成されていてもよい。
このような構成によれば、段差を設けることによって、カバーの剛性をより一層高めることができる。
(11)また、カバーは、保護部の軸線方向両端部から連続して、軸線方向と直交する方向に延び、軸線方向に投影したときに、回転体と少なくとも一部が重なるように形成される回転体被覆部を備えていてもよい。
このような構成によれば、筐体の開口から露出された回転体の周面だけでなく、回転体被覆部によって、軸線方向に投影したときに、回転体被覆部に重なる回転体の一部も被覆することができる。
そのため、カバーによって、回転体のさらなる保護を図ることができる。
(12)また、保護部の軸線方向一方側に向かって連続するように延び、対向方向に投影したときに、筐体における軸線方向の一方側に配置され、外部から電力が入力される電極部材の一部と重なるように形成される電極被覆部を備えていてもよい。
このような構成によれば、カバーによって、回転体だけでなく、電極部材も被覆することができる。
(13)また、カバーにおいて、直交方向における第1係止爪側は、第2係止爪側よりも高い剛性を備えていてもよい。
このような構成によれば、直交方向における第1係止爪側の剛性を高くすることによって、カバーの直交方向における第1係止爪側を把持することにより、カバーを筐体から確実に離脱させることができる。
そのため、カバーを筐体に対して離脱させるときの操作性をより向上させることができる。
(14)また、回転体は、現像ローラであってもよい。
このような構成によれば、カバーによって、現像ローラを保護することができる。
そのため、筐体に備えられる現像ローラが、外部からの干渉を受けることを防止することができる。
(15)また、第1係止爪は、筐体において、現像ローラ上に担持される現像剤の層厚を規制する層厚規制ブレードを保持するブレード保持部に係止されてもよい。
このような構成によれば、筐体に第1係止爪を係止させる第1被係止部を設ける必要がなく、ブレード保持部を利用して、第1係止爪を係止させることができる。
そのため、ブレード保持部を設けることによって、第1係止爪を係止させることができるので、作業工数の低減を図ることができる。
本発明のカートリッジでは、カバーを筐体に対して、精度良く位置決めすることができ、回転体を確実に保護することができる。
図1は、本発明の現像カートリッジの一実施形態、および、本発明のカバーの第1実施形態を右上側から見た斜視図であって、(a)は、現像カートリッジに対するカバーの装着前の状態を示し、(b)は、現像カートリッジに対するカバーの装着後の状態を示す。 図2は、図1に示す現像カートリッジおよびカバーを右下側から見た斜視図であって、(a)は、現像カートリッジに対するカバーの装着前の状態を示し、(b)は、現像カートリッジに対するカバーの装着後の状態を示す。 図3は、図1(b)に示す現像カートリッジに対するカバーの装着後の状態における背面視である。 (a)は、図3に示す現像カートリッジおよびカバーのA−A断面図、(b)は、図3に示す現像カートリッジおよびカバーのB−B断面図、(c)は、図3に示す現像カートリッジおよびカバーのC−C断面図である。 図5は、図1(a)に示す層厚規制ブレードの要部を示す断面図である。 図6は、図1(a)に示すカバーの右後側から見た斜視図である。 図7は、図1(a)に示すカバーの右前側から見た斜視図である。 図8は、本発明の現像カートリッジおよびカバーの第2実施形態を右前側から見た斜視図である。
1.現像カートリッジの構成
図1において、本発明のカートリッジの一例としての現像カートリッジ1は、レーザプリンタなどの画像形成装置(図示せず)に着脱自在に装備される。画像形成装置(図示せず)は、静電潜像が形成される感光ドラムなどの感光体(図示せず)を備えており、現像カートリッジ1は、感光体(図示せず)に形成された静電潜像に現像剤の一例としてのトナーを供給して静電潜像を現像する。
なお、現像カートリッジ1に関し、方向に言及する場合には、現像ローラ41(後述)が配置されている側を現像カートリッジ1の後側とし、層厚規制ブレード42(後述)が配置されている側を上側とする。具体的には、各図に示した矢印方向を基準とする。
現像カートリッジ1は、図1に示すように、筐体の一例としての現像フレーム2と、現像フレーム2の右側に配置され、外部から電力が入力される電極部材の一例としての給電ユニット3とを備えている。
なお、現像フレーム2の左側には、画像形成装置(図示せず)から駆動力が入力されるギア列(図示せず)を有する駆動ユニット(図示せず)が設けられている。
(1)現像フレーム
現像フレーム2は、図1(a)および図4(b)に示すように、左右方向に延び、後側に向かって開放される略ボックス形状に形成されている。詳しくは、1対の側壁5と、前壁6と、下壁7と、上壁8とを備えている。
1対の側壁5は、図1(a)に示すように、上下前後に延びる側面視略矩形状に形成され、互いに左右方向に間隔を隔てて対向配置されている。また、側壁5には、ブレード固定部12が形成されている。
ブレード固定部12は、側壁5の後側部分において、その上端部から上方に向かって突出するように形成されている。ブレード固定部12は、延設部13と円筒部14と固定部15とを備えている。
延設部13は、側壁5の前後方向略中央部分における上端部から、上方に向かって延設される正面視略矩形状の平板形状に形成されている。
円筒部14は、延設部13の後面から後方に向かって突出する略円筒形状に形成されている。円筒部14の内周面には、ねじ山(図示せず)が形成されている。
固定部15は、円筒部14の後面から、円筒部14の周方向外側に向かって突出する正面視略矩形状の平板形状に形成されており、その中央部分には、円筒部14の内径と略同径であって、円筒部14の内周面のねじ山に連続されるねじ穴(図示せず)が形成されている。固定部15の前面における上側部分は、第1係止爪115(後述)が係止される第1被係止部16として区画されている。
前壁6は、図1および図4(b)に示すように、左右方向に延びる略平板形状に形成され、両側壁5の前端部間に一体的に架設されている。
下壁7は、前壁6の下端部から連続し、両側壁5の下端部間に一体的に架設されている。下壁7は、図4(b)に示すように、その前側部分において、摺動壁18と区画壁19とを備えるとともに、その後側部分において、供給ローラ溝壁20と現像ローラ対向壁21とロアフィルム貼着壁22とを備えている。
摺動壁18は、トナーを撹拌するためのアジテータ37(後述)の回転軌跡に沿う断面略円弧形状に形成されている。
区画壁19は、その前側部分において、摺動壁18の後端部から連続して、摺動壁18の内周面の接線方向に沿って直線的に延びるように形成されている。
供給ローラ溝壁20は、供給ローラ40(後述)の周面に沿う略半円形状に形成されている。
現像ローラ対向壁21は、現像ローラ41(後述)の周面に沿う略円弧形状であって、供給ローラ溝壁20の後端部から連続するように形成されている。
ロアフィルム貼着壁22は、舌片形状であって、現像ローラ対向壁21の後端部から連続するように形成されている。
なお、区画壁19の後端部と、供給ローラ溝壁20の前端部とは連続しており、区画壁19の後端部と、供給ローラ溝壁20の前端部とによって、上方に突出する側断面視V字形状の頂部23が形成されている。
また、下壁7には、図2(a)に示すように、その下面において、係止壁24と、複数(16個)の補強リブ25とが形成されている。
係止壁24は、図2(a)および図4(b)に示すように、現像ローラ対向壁21の前後方向略中央の下面において、左右方向に沿って延び、下方に向かって突出する正面視略矩形状の平板形状に形成されている。
補強リブ25は、前後方向において、係止壁24を挟むように、供給ローラ溝壁20の後面と、ロアフィルム貼着壁22の下面とを連結する側面視略矩形状の平板形状に形成されている。補強リブ25は、左右方向に間隔を隔てて複数配置されている。
なお、左右方向両端部の補強リブ25と、左右方向両端部から2番目の補強リブ25との間における係止壁24の前面は、第2係止爪119(後述)が係止される第2被係止部26として区画される。
上壁8は、図1に示すように、左右方向に延びる略平板形状に形成され、両側壁5および前壁6の上端部に架設されている。上壁8は、その周縁部において、両側壁5および前壁6の上端部に対して、溶着などの方法により固定されている。
そして、現像フレーム2において、図4(b)に示すように、両側壁5の前端部(図1(a)参照)と、下壁7の前端部と、上壁8の前端部とから、左右方向に長手の開口の一例としての開口部29が区画されている。
また、現像フレーム2は、頂部23を境界として、その前側部分が、トナー収容室32として区画され、その後側部分が、現像室33として区画されている。
トナー収容室32と現像室33とは、頂部23の上方の連通口34により連通されている。
トナー収容室32には、トナーが充填されており、前後方向および上下方向中央に、アジテータ37が設けられている。
アジテータ37は、トナー収容室32内のトナーを撹拌するように、両側壁5に回転可能に支持されている。
現像室33には、供給ローラ40と、回転体の一例としての現像ローラ41と、層厚規制ブレード42と、ロアフィルム43とが設けられている。
供給ローラ40は、左右方向に延びる金属製の供給ローラ軸45と、供給ローラ軸45の左右方向両端部が露出するように供給ローラ軸45を被覆するスポンジローラ46とを備えている。
そして、供給ローラ40は、スポンジローラ46の下側部分における周面と供給ローラ溝壁20とが互いに間隔を隔てて対向し、供給ローラ軸45の左右方向両端部が両側壁5に支持されることにより、現像室33の前側部分において回転可能に設けられている。
現像ローラ41は、左右方向に延びる金属製の現像ローラ軸47と、現像ローラ軸47の左右両端部が露出するように現像ローラ軸47を被覆するゴムローラ48とを備えている。
ゴムローラ48は、図3に示すように、その左右方向両端部を除く領域、具体的には、ゴムローラ48の周面においてスポンジローラ46の周面と対向する領域が、トナーを担持するための担持領域49として区画されている。
そして、現像ローラ41は、図4(b)に示すように、ゴムローラ48の下側部分における周面と現像ローラ対向壁21とが互いに間隔を隔てて対向し、現像ローラ軸47の左右方向両端部が両側壁5に支持されることにより、現像室33の後側部分において、現像ローラ軸47の回転軸線を中心として、回転可能に設けられている。ゴムローラ48の周面の一部は、開口部29から露出されている。
層厚規制ブレード42は、現像ローラ41に接触され、ゴムローラ48に担持されるトナーの層厚を規制するブレード部材52と、ブレード部材52を支持する支持部材53と、ブレード部材52を補強する補強部材54とを備えている。
ブレード部材52は、弾性を有する薄い金属板などから、左右方向に延びる正面視略矩形状の平板形状に形成されている。
支持部材53は、ブレード部材52よりも厚い金属板などから、側断面視略L字状に形成されている。詳しくは、支持部材53は、前後方向に延びる水平部分と、水平部分の前端部から下方に延びる垂直部分とを備えている。支持部材53の水平部分は、支持部材側ねじ穴56と位置決め部57とを有しており、また、支持部材53は、垂直部分において、取付部60(図1(a)参照)を備えている。
支持部材側ねじ穴56は、支持部材53の水平部分を厚み方向(上下方向)に貫通するように、左右方向に互いに間隔を隔てて複数(4つ)形成されている(図1(a)参照)。支持部材側ねじ穴56の周縁には、図5に示すように、バーリング59が設けられている。
バーリング59は、支持部材側ねじ穴56の周縁から、上方に向かって突出する平面視略円環形状に形成されている。
位置決め部57は、支持部材53の水平部分において、左右方向に間隔を隔てて複数(4つ)形成されており、その上面から上方に向かって突出する略円柱形状に形成されている。位置決め部57の上端部は、バーリング59の上端部よりも高く形成されている。
取付部60は、図1(a)に示すように、その左右方向両端部において、支持部材53の前側上端縁から上方に突出する正面視略矩形状の平板形状に形成されている。また、取付部60には、取付部60をその厚み方向(前後方向)に貫通する取付穴(図示せず)が形成されている。
補強部材54は、支持部材53と同様に、ブレード部材52よりも厚い金属板などから、側断面視略L字状に形成されており、前後方向に延びる水平部分と、水平部分の前端部から下方に延びる垂直部分とを備えている。補強部材54の水平部分には、補強部材側ねじ穴62と位置決め穴63とが形成されている。
補強部材側ねじ穴62は、支持部材側ねじ穴56に対応するように配置され、補強部材54の水平部分を厚み方向(上下方向)に貫通するように、左右方向に互いに間隔を隔てて複数(4つ)形成されている。補強部材側ねじ穴62の内径は、バーリング59の外径よりもわずかに大径に形成されている。
位置決め穴63は、位置決め部57に対応するように配置され、補強部材54の水平部分を厚み方向(上下方向)に貫通するように、左右方向に互いに間隔を隔てて複数(4つ)形成されている。位置決め穴63の内径は、位置決め部57の外径よりもわずかに大径に形成されている。
そして、図4(b)に示すように、ブレード部材52が、支持部材53の垂直部分の後面に取り付けられ、支持部材53に上方から被さるように、補強部材54が支持部材53に対して組み合わされている。詳しくは、支持部材53と補強部材54とは、その水平部分同士が上下方向に対向するとともに、その垂直部分同士が前後方向に対向する。このとき、図5に示すように、バーリング59の上端部よりも位置決め部57の上端部の方が高く形成されているので、まず、位置決め部57が位置決め穴63に挿通され、その後、支持部材側ねじ穴56のバーリング59が補強部材側ねじ穴62に挿通される。そのため、支持部材側ねじ穴56と補強部材側ねじ穴62とを確実に位置決めされ、支持部材53と補強部材54とが組み合わされる。これにより、図4(b)に示すように、支持部材53の垂直部分と、補強部材54の垂直部分との間にブレード部材52の上端部が挟持されている。
また、ねじ74が、支持部材側ねじ穴56および補強部材側ねじ穴62に螺合されている。これにより、支持部材53と補強部材54とが、ブレード部材52を挟持した状態で、互いに固定され、層厚規制ブレード42が形成されている。
そして、層厚規制ブレード42は、図1(a)に示すように、支持部材53の取付部60において、両側壁5のブレード固定部12に取り付けられている。詳しくは、取付部60の前面と、ブレード固定部12の固定部15の後面とを、取付部60の取付穴(図示せず)と、固定部15のねじ穴(図示せず)とが対向するように接触させ、円筒部14の内周面に形成されるねじ山に、ねじ75が螺合されることにより、層厚規制ブレード42が、現像フレーム2のブレード固定部12に固定されている。
ロアフィルム43は、図4(b)に示すように、その後側部分がロアフィルム貼着壁22に固定され、その前端部が、現像ローラ対向壁21の上方において、現像ローラ34の周面と接触されている。
(2)給電ユニット
給電ユニット3は、図1に示すように、現像フレーム2の右側を被覆するように配置されている。給電ユニット3は、供給電極64と、絶縁部材65と、現像電極66とを備えている。
供給電極64は、給電ユニット3の前上側端部において、左右方向に延び、右端部が閉鎖された側面視略矩形状の略角筒形状に形成されている。
絶縁部材65は、給電ユニット3の上側部分において、供給電極64の後側に配置され、左右方向に延び、右端部が閉鎖された側面視略L字形の角筒形状に形成されている。絶縁部材65は、供給電極64と現像電極66とが電気的に接続されることを防止するように配置されている。
現像電極66は、給電ユニット3の側面視略中央において、絶縁部材65の後下側に配置され、左右方向に延び、右端部が閉鎖された側面視略矩形の角筒形状に形成されている。
また、給電ユニット3は、供給ローラ軸被覆部67と現像ローラ軸被覆部68とを備えている。
供給ローラ軸被覆部67は、供給電極64から連続されており、現像電極66の下方に配置され、給電ユニット3の右面から右方に向かって突出し、右端部が閉鎖された略円筒形状に形成されている。供給ローラ軸被覆部67は、その内径が、供給ローラ軸45の外径と略同径(わずかに大径)に形成され、その内周面に、供給ローラ軸45の右端部が挿通されることにより、電気的に接続される。
現像ローラ軸被覆部68は、現像電極66から連続されており、絶縁部材65の後下側に配置され、左右方向に延び、右端部が閉鎖された側面視略矩形の円筒形状に形成されている。現像ローラ軸被覆部68は、その内径が、現像ローラ軸47の外径と略同径(わずかに大径)に形成され、その内周面に、現像ローラ軸47の右端部が挿通されることにより、電気的に接続される。
2.カバーの構成
現像カートリッジ1は、出荷・搬送される場合には、図1(b)、図2(b)に示すように、現像フレーム2の後端部(開口部29側)にカバー80が装着され、開口部29から露出される現像ローラ41を保護している。
カバー80は、図6および図7に示すように、樹脂材料(例えば、ポリプロピレン材)などの高分子材料から形成され、1対のカバー側壁81と、カバー本体部82と、カバー上壁83およびカバー下壁84とを一体的に備えている。
1対のカバー側壁81は、上下方向に延びる側面視略矩形状に形成され、互いに左右方向に間隔を隔てて対向配置されている。カバー側壁81には、ローラ軸受入溝86が形成されている。
ローラ軸受入溝86は、現像カートリッジ1にカバー80を装着した装着状態において、現像ローラ軸被覆部68を受け入れ可能に、その前側が開放され、後方に向かって窪む側面視略U字状に形成されている。
カバー側壁81における現像ローラ軸被覆部68の周辺部分は、回転体被覆部の一例としてのゴムローラ側面被覆部87として区画されている。
カバー本体部82は、両カバー側壁81の前端部間に一体的に架設されている。カバー本体部82は、保護部の一例としてのカバー部91と、1対のカバー側部92と、延設壁の一例としての上側平板部96および下側平板部99とを備えている。
カバー部91は、左右方向に延び、後方に向かって膨出し、現像ローラ41のゴムローラ48の周面に沿う断面視略円弧形状に形成されている。カバー部91の左右方向長さは、現像ローラ41のゴムローラ48の左右方向長さよりもわずかに長く形成されている。
カバー側部92は、カバー部91の左右方向両外側から1対のカバー側壁81に連続するように左右方向両外方に向かって延び、下方から上方に向かうに従って、前側に向かって傾斜する正面視略矩形状に形成されている。
カバー部91の左右方向両外側端部と、カバー側部92の左右方向内側両端部とは、側面視略半円板形状の連結部94によって、それぞれ連結されている。
上側平板部96は、カバー部91、および、両カバー側部92の上端部から連続して上方に向かって延びる正面視略矩形状の平板形状に形成されている。図4(a)に示すように、カバー部91と、上側平板部96との連続部分には、段差97が区画されている。
下側平板部99は、図6および図7に示すように、カバー部91、および、両カバー側部92の下端部から連続して下方に向かって延びる正面視略矩形状の平板形状に形成されている。
カバー上壁83は、上側平板部96の上端部から連続して、両カバー側壁81の上端部間に一体的に架設されている。カバー上壁83の左右方向両端部には、上方に向かって膨出する係止爪形成部102が形成されている。
係止爪形成部102は、前後方向に延びる水平部分と、水平部分の後端部から下方に延びる垂直部分とを備えている。係止爪形成部102の垂直部分における左右方向両端部には、その厚み方向(前後方向)に貫通する、正面視略矩形状の切欠穴103が形成されている。係止爪形成部102の水平部分における前端面には、下方に向かって突出する正面視略矩形状の第1係止爪104が設けられている。すなわち、第1係止爪104は左右方向に間隔を隔てて1対設けられ、カバー部91よりも左右方向外側において設けられている。また、1対の第1係止爪104の左右方向における間隔は、1対のブレード固定部12間の間隔と略同じ長さとなるように配置されている。
カバー下壁84は、下側平板部99の下端部から連続して、両カバー側壁81の下端部間に一体的に架設されている。カバー下壁84の左右方向両端部には、カバー下壁84の後端部が開放され、前側に向かって切り欠かれるように延びるスリット107が形成されている。カバー下壁84において、スリット107の前側部分からは、その上面から上方に向かって突出する正面視略矩形状の第2係止爪108が設けられている。すなわち、第2係止爪108は、左右方向に間隔を隔てて1対設けられており、その左右方向における間隔は、下壁7の係止壁24の左右方向両端部に区画される第2被係止部26間の間隔と略同じ長さとなるように形成されている。
このように、1対の第1係止爪104、および、1対の第2係止爪108は、カバー80の上下方向内側に向かって延びるように形成されている。
さらに、カバー80には、把持部111と突出部112とが設けられている。
把持部111は、カバー本体部82の上側平板部96と、カバー上壁83との連続部分における左右方向略中央から、後上方に向かって突出する平面視略矩形状の平板形状に形成されており、前後方向略中央から、後方に向かうに従って、その幅(左右方向長さ)が細くなるテーパ状に形成されている。すなわち、把持部111は、カバー80の上下方向において、第1係止爪104側に設けられている。
把持部111には、凸条114が形成されている。
凸条114は、把持部111の上面から下方に向かって窪み、その下面が上面の窪みに対応して、下方に突出するように形成され、前後方向に間隔を隔てて複数配置されている。
また、把持部111は、カバー本体部82の上側平板部96と、カバー上壁83との連続部分に連結される基端部115と、基端部115の反対側に形成される遊端部116とを備えている。
遊端部116は、図4(a)に示すように、左右方向に投影したときに、前後方向に沿い、基端部115から後方(上記した装着状態において、現像カートリッジ1から離れる方向)に延びる仮想直線L1と、上下方向に沿い、基端部115から上方(上記した装着状態において、現像カートリッジ1から離れる方向)に延びる仮想直線L2との間に区画される領域に配置されている。
突出部112は、図6および図7に示すように、把持部111の左右方向両端部から左右方向両外側に間隔を隔てて1対設けられている。突出部112は、カバー部91、上側平板部96、カバー上壁83にわたって、後上側に突出するように形成されている。突出部112は、図4(a)に示すように、その上面が、カバー上壁83の上面と平行に形成され、その後面が、下側平板部99の後面と平行に形成されている。突出部112は、左右方向に投影したときに、把持部111の前側部分(基端部115)と重なるように形成されている。
突出部112の左右方向内側面は、図6に示すように、前方から後方に向かうに従って、左右方向外側に向かって傾斜するように形成されている。また、突出部112の左右方向外側面は、前方から後方に向かうに従って、左右方向内側に向かって傾斜するように形成されている。
また、突出部112は、図4(c)および図7に示すように、補強リブ118を備えている。
補強リブ118は、突出部112の内側に区画される空間内に、左右方向に延びるように配置され、突出部112の内面から、現像ローラ41側に向かって突出し、左右内側面に架設されるように形成されている。
なお、カバー80の上側部分(第1係止爪104側)は、カバー部91から上側平板部96にかけて段差97が形成されていることや、突出部112が形成されていることにより、カバー80の下側部分(第2係止爪108側)より高い剛性を備えている。
3.現像カートリッジに対するカバーの着脱
次に、現像カートリッジ1に対するカバー80の装着について説明する。
現像カートリッジ1にカバー80を装着するには、図1(a)および図2(a)に示すように、まず、右側において、現像ローラ軸被覆部68とローラ軸受入溝86とが対応し、左側において、現像ローラ軸47の左端部と、ローラ軸受入溝86とが対応するように、カバー80の把持部111を把持してカバー80を現像カートリッジ1の後側に配置する。
次いで、カバー80の下側を現像カートリッジ1に近接させ、図2(b)に示すように、カバー下壁84の第2係止爪108を、下壁7に区画される第2被係止部26に係止させる。
そして、第2係止爪108を揺動中心として、カバー80を右側面視において、反時計回りに揺動させる。このとき、把持部111を上方に引っ張り上げながら揺動させる。そうすると、カバー上壁83に形成される第1係止爪104が、ブレード保持部12の固定部15のわずかに上方を通過した後、固定部15の前側に配置される。これにより、図1(b)に示すように、第1係止爪104がブレード固定部12に区画される第1被係止部16に係止される。
以上により、現像カートリッジ1に対するカバー80の装着が完了する。
図4(b)に示すように、カバー80が現像カートリッジ1に装着された状態において、カバー部91は、開口部29から露出するゴムローラ48と前後方向に間隔を隔てて対向配置され、ゴムローラ48を被覆している。
また、1対の第1係止爪104は、ゴムローラ48の左右方向両端部から露出された現像ローラ軸47を支持する側壁5の上端部に設けられるブレード保持部12に区画される第1被係止部16に係止されている。すなわち、第1係止爪104は、図3に示すように、カバー80において、両側壁5に回転可能に支持される現像ローラ41のゴムローラ48に区画される担持領域49よりも左右方向外側に設けられている。
また、把持部111は、図4に示すように、カバー80において、現像フレーム2の反対側に向かって延びるように配置されている。
さらに、カバー側壁81のゴムローラ側面被覆部87は、図1(b)および図2(b)に示すように、左右方向に投影したときに、現像ローラ41のゴムローラ48の側面における後側部分を被覆している。
なお、カバー80を現像カートリッジ1から離脱させるには、上記した装着動作と逆の手順で操作する。具体的には、カバー80の把持部111を把持して、カバー上壁83を上方へ持ち上げる。そうすると、カバー80の上側部分(第1係止爪104側)は、カバー80の下側部分(第2係止爪108側)より高い剛性を備えているので、把持部111を持ち上げるとともに、第1係止爪104が上方に移動され、第1被係止部16からの係止が解除される。
そして、把持部111を後方に引っ張ると、カバー下壁84およびそれに設けられる第2係止爪108が下方に弾性変形し、図1(a)および図2(a)に示すように、第2係止爪108の第2被係止部26への係止が解除される。
以上により、現像カートリッジ1に対するカバー80の離脱が完了する。
4.作用効果
(1)この現像カートリッジ1によれば、図1(b)および図2(b)に示すように、カバー80の上側に架設されるカバー上壁83の第1係止爪104と、カバー80の下側に架設されるカバー下壁84の第2係止爪108とを、現像フレーム2に一体的に形成される第1被係止部16と第2被係止部26とに係止させることができる。
そのため、現像フレーム2に対して別の部材を介在させて、カバー80を現像フレーム2に装着する場合と比較して、現像フレーム2に対して別の部材を組み合わることにより生じる公差をなくすことができるので、カバー80を精度よく取り付けることができる。
その結果、カバー80を現像フレーム2に対して、精度良く位置決めすることができ、現像ローラ41を確実に保護することができる。
(2)また、この現像カートリッジ1によれば、図3に示すように、全ての第1係止爪104が、現像ローラ41のトナーの担持領域49よりも左右方向(軸線方向)外側に設けられているので、現像ローラ41のトナーの担持領域49に干渉することを防止することができる。
また、第1係止爪104が2つ設けられているので、カバー80を現像カートリッジ1に対して、確実に係止させることができる。
(3)また、この現像カートリッジ1によれば、図1(a)および図2(b)に示すように。カバー上壁83およびカバー下壁84から、カバー80の上下方向(直交方向)内側に向かって延びるように形成される第1係止爪104および第2係止爪108によって、現像フレーム2に係止されているので、前後方向(対向方向)に着脱することができる。
また、カバー80の着脱方向と直交する方向(上下方向)に沿って、第1係止爪104と第2係止爪108とを形成することができるので、カバー80を現像フレーム2に対して確実に係止させることができる。
その結果、カバー80を現像フレーム2に対して、確実に係止させることができながら、前後方向に着脱することができるので、カバー80の操作性を向上させることができる。
(4)また、この現像カートリッジ1によれば、図1(a)に示すように、カバー80は、上下方向において、第1係止爪104側に設けられ、現像フレーム2に対して反対側に向かって延びる把持部111を備えているので、把持部111を把持してカバー80を離脱させることができる。
また、把持部111は、現像フレーム2の反対側に向かって延びているので、前後方向において、カバー80を現像フレーム2に対して着脱させるときの操作性を向上させることができる。
(5)また、この現像カートリッジ1によれば、図4(a)に示すように、ユーザは、仮想直線L1と仮想直線L2との間に区画される領域に配置される遊端部116を把持することで、カバー80を現像フレーム2から離脱させることができる。
そのため、カバー80を現像フレーム2から離脱させるときには、把持部111の遊端部116を把持し、まず、上下方向に沿って第1係止爪104の第1被係止部16との係止を解除し、次いで、前後方向に沿って、カバー80を現像フレーム2から離れるように引っ張ることで、第2係止爪108の第2被係止部26との係止が解除され、カバー80を離脱させることができる。
その結果、上記領域に配置される遊端部116を把持することで、カバー80を現像フレーム2から、前後方向に沿って、より容易に離脱させることができる。
(6)また、この現像カートリッジ1によれば、図4(a)に示すように、カバー80が装着された状態の現像カートリッジ1を、左右方向に投影したときに、把持部111の前側部分(基端部115)と重なるように突出する突出部112が形成されているので、左右方向に沿って袋詰めするときに、把持部111の袋に対する引っ掛かりを抑制することができる。
そのため、現像カートリッジ1の梱包の容易化を図ることができる。
さらに、突出部112が形成されているので、カバー80の把持部111および第1係止爪104が形成されている側の剛性を高めることもできる。
(7)また、この現像カートリッジ1によれば、図6に示すように、突出部112の左右方向内側面は、前方から後方に向かうに従って、左右方向外側に向かって傾斜するように形成されているので、把持部111を把持するときに、突出部112が干渉することを低減することができる。
そのため、把持部111に対する操作性を向上させることができる。
(8)また、この現像カートリッジ1によれば、図7に示すように、左右方向に沿って延びる補強リブ118によって、カバー80の剛性をより高めることができる。
そのため、剛性を有するカバー80が現像フレーム2に装着されることで、現像ローラ41をより一層保護することができる。
(9)また、この現像カートリッジ1によれば、図7に示すように、補強リブ118を突出部112の内側に区画される空間に配置させることができるので、空間を有効に利用することができる。
そのため、カバー80の剛性を確保することができ、現像ローラ41を確実に保護することができながら、カバー80の小型化を図ることができる。
(10)また、この現像カートリッジ1によれば、図6に示すように、カバー本体部82の上側部分に左右方向に長手の上側平板部96を備え、カバー部91と上側平板部96との間には段差97が形成されているので、カバー80の剛性をより一層高めることができる。
(11)また、この現像カートリッジ1によれば、図1(b)に示すように、現像フレーム2の開口部29から露出された現像ローラ41のゴムローラ48の周面だけでなく、ゴムローラ側面被覆部87によって、左右方向に投影したときに、ゴムローラ側面被覆部87に重なる現像ローラ41のゴムローラ48の側面における後側部分も被覆することができる。
そのため、カバー80によって、現像ローラ41のさらなる保護を図ることができる。
(12)また、この現像カートリッジ1によれば、図7に示すように、上下方向における第1係止爪104側の剛性を高くすることによって、カバー80の上下方向における第1係止爪104側を把持することにより、カバー80を現像フレーム2から確実に離脱させることができる。
そのため、カバー80を現像フレーム2に対して離脱させるときの操作性をより向上させることができる。
(13)また、この現像カートリッジ1によれば、図4(b)に示すように、現像フレーム2には、回転体の一例として、現像ローラ41が備えられているので、カバー80によって、現像ローラ41を保護することができる。
そのため、現像フレーム2に備えられる現像ローラ41が、外部からの干渉を受けることを防止することができる。
(14)また、この現像カートリッジ1によれば、図1(b)に示すように、現像フレーム2に第1係止爪104を係止させる第1被係止部16を設ける必要がなく、ブレード保持部12の固定部15を利用して、第1係止爪104を係止させることができる。
そのため、ブレード保持部12を設けることによって、第1係止爪104を係止させることができるので、作業工数の低減を図ることができる。
5.第2実施形態
図8を参照して、カバーの第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、カバー80を現像カートリッジ1に装着した状態において、前後方向に投影したときに、現像ローラ軸被覆部68が、カバー80の左右方向両端部から突出するように露出されている。
これに対して、本発明の第2実施形態では、カバー80において、電極被覆部の一例としての第1電極被覆部122が設けられている。第1電極被覆部122は、係止爪形成部102、上側平板部96、カバー側部92、下側平板部99およびカバー下壁84の右端部から右側のカバー側壁81にわたって左右方向に沿って連続される側面視略クランク形状に形成されている。第1電極被覆部122は、カバー80を現像カートリッジ1に装着した状態において、前後方向に投影したときに、給電ユニット3と重なるように形成されている。
また、カバー80の右側のカバー側壁81が、カバー80を現像カートリッジ1に装着した状態において、左右方向に投影したときに、給電ユニット3の前側部分(絶縁部材65および現像電極66の前側部分)と重なるように形成されている。カバー側壁81において、給電ユニット3の前側部分と重なる部分が、電極被覆部の一例としての第2電極被覆部123として区画されている。
第2実施形態によれば、カバー80に設けられる第1電極被覆部122および第2電極被覆部123によって、現像ローラ41だけでなく、給電ユニット3も被覆することができる。
また、第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記した第1実施形態および第2実施形態のカバー80は、現像カートリッジ1に対して着脱自在に装着されていたが、これに限定されず、現像カートリッジ1ではなく、例えば、プロセスカートリッジ(図示せず)に対して着脱自在に装着されてもよい。
この場合、カバー80のカバー部91は、プロセスカートリッジ(図示せず)に設けられる感光体(図示せず)を被覆する。
6.その他の実施形態
上記した現像カートリッジ1は、本発明のカートリッジの一実施形態であり、本発明は、上記した実施形態に限定されない。
本発明のカートリッジは、プロセスカートリッジ、ドラムカートリッジとして構成することもできる。
さらに、プロセスカートリッジは、ドラムカートリッジと現像カートリッジ1とが分離する分離型の他、ドラムカートリッジと現像カートリッジ1とを一体的に備える一体型として構成することもできる。
また、上記した現像ローラ41に代えて、例えば、現像スリーブ、現像ベルト、ブラシ状のローラなどの回転体を適用することもできる。
また、上記した供給ローラ40に代えて、例えば、供給スリーブ、供給ベルト、ブラシ状のローラなどの供給部材を適用することもできる。
また、上記したアジテータ37に代えて、例えば、オーガスクリューや搬送ベルトなどの搬送部材を適用することもできる。
また、上記した把持部111は、カバー80に一体的に形成されているが、別部材として組み付けることもできる。
また、上記した突出部112は、カバー80に一体的に形成されているが、別部材として組み付けることもできる。
1 現像カートリッジ
2 現像フレーム
3 給電ユニット
12 ブレード保持部
16 第1被係止部
26 第2被係止部
29 開口部
41 現像ローラ
42 層厚規制ブレード
49 担持領域
80 カバー
87 ゴムローラ側面被覆部
91 カバー部
96 上側平板部
97 段差
99 下側平板部
104 第1係止爪
108 第2係止爪
111 把持部
112 突出部
115 基端部
116 遊端部
118 補強リブ
122 第1電極被覆部
123 第2電極被覆部
L1 仮想直線
L2 仮想直線

Claims (13)

  1. 現像剤を担持するように構成され、軸線を中心として回転するように構成される回転体と、前記軸線方向に長手の開口が形成されており、前記回転体の周面の一部が前記開口から露出するように前記回転体を保持する筐体と、前記筐体に装着され、前記回転体の周面を保護するためのカバーとを備えるカートリッジであって、
    前記カバーは、
    前記回転体の周面と対向する、前記軸線方向に長手の保護部と、
    前記保護部における長手方向、および、前記回転体と前記保護部とが対向する対向方向の両方と直交する直交方向の両側に設けられる第1係止爪と第2係止爪とを備え、
    前記第1係止爪は、前記筐体と一体的に形成される第1被係止部に係止され、前記第2係止爪は、前記筐体と一体的に形成される第2被係止部に係止され、
    前記カバーは、前記直交方向において、前記第1係止爪側に設けられ、前記筐体に対して反対側に向かって延びる、把持部を備え、
    前記把持部の前記軸線方向両外方には、前記軸線方向に投影したときに、前記把持部と少なくとも一部が重なるように突出する突出部が形成されていることを特徴とする、カートリッジ。
  2. 前記第1係止爪は、前記軸線方向に間隔を隔てて複数設けられ、
    全ての前記第1係止爪は、前記回転体の前記現像剤の担持領域よりも前記軸線方向外側に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記第1係止爪および前記第2係止爪は、前記直交方向内側に向かって延びるように形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のカートリッジ。
  4. 前記把持部は、前記カバーに連結される基端部と、前記基端部の反対側に形成される遊端部とを備え、
    前記遊端部は、前記軸線方向に投影したときに、
    前記対向方向に沿い、前記基端部の前記筐体から離れる方向に延びる直線と、
    前記直交方向に沿い、前記基端部の前記筐体から離れる方向に延びる直線との間に区画される領域に配置されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  5. 前記突出部の前記軸線方向内側面は、前記突出方向に向かうに従って前記軸線方向外側へ傾斜していることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  6. 前記カバーは、前記回転体側に突出し、前記軸線方向に沿って延びる補強リブを備えていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  7. 前記補強リブは、前記突出部の内側に区画される空間に配置されていることを特徴とする、請求項に記載のカートリッジ。
  8. 前記カバーにおいて、
    前記保護部に対して前記直交方向の少なくともいずれか一方側には、前記軸線方向に長手の延設壁を備え、
    前記保護部と前記延設壁との間には段差が形成されていることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか一項に記載のカートリッジ。
  9. 前記カバーは、前記保護部の前記軸線方向両端部から連続して、前記軸線方向と直交する方向に延び、前記軸線方向に投影したときに、前記回転体と少なくとも一部が重なるように形成される回転体被覆部を備えていることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか一項に記載のカートリッジ。
  10. 前記カバーは、前記保護部の前記軸線方向一方側に向かって連続するように延び、前記対向方向に投影したときに、前記筐体における前記軸線方向の一方側に配置され、外部から電力が入力される電極部材の一部と重なるように形成される電極被覆部を備えていることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか一項に記載のカートリッジ。
  11. 前記カバーにおいて、前記直交方向における前記第1係止爪側は、前記第2係止爪側よりも高い剛性を備えていることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  12. 前記回転体は、現像ローラであることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  13. 前記第1係止爪は、前記筐体において、前記現像ローラ上に担持される前記現像剤の層厚を規制する層厚規制ブレードを保持するブレード保持部に係止されることを特徴とする、請求項12に記載のカートリッジ。
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