JP5953133B2 - 面取り機 - Google Patents
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Description
特許文献1は、菱形平板状のチップ本体を有する面取りカッター用スローアウェイチップを、軸線回りに回転されるカッター本体の先端部に形成されたチップ取付座に取り付けて固定する構成である。特許文献2は、円形の本体と、該本体の周縁部に所定間隔離隔して配置される複数の円弧形の切削刃と、該切削刃の切削方向に対して後方に形成されて、切削余裕角を確保する第1の傾斜面とを備えるインサートチップを使用し、駆動手段によって回転する回転軸と、前記該インサートチップが設置される装着溝が2つ以上形成されて、前記回転軸に組み立てられるホルダとを備える面取り機を構成するものである。
すなわち、加工効率が損なわれないようにするためカッターチップを複数回に渡って使い回しするべく、カッター台にはカッターチップの周囲に逃げ(隙間)が形成されているが、該逃げ(隙間)によってカッターチップの固定が甘くなっており、切削時の振動や衝撃等によってカッターチップが微細に振動するので、該ネジが緩みやすくなる。特に、作業者が手に持って作業をするハンド型の面取り機においては、色々な角度に傾けて使用したり、振動が不規則に発生したりする環境下で使用することがあるため、とりわけ上記問題点が顕著となる。
穴にネジを通しにくい、穴が偏心しているので締付けに力を要するため、硬く締め付けられているように勘違いしてしまう等の不具合が生じる。
波電源からの給電によって回転駆動するように構成されたことを特徴とする面取り機である。
〔カッターチップ〕
図1(a)〜(c)に示すカッターチップは、R面取り用のカッターチップ10Rであり、図1(d)〜(e)に示すカッターチップは、C面取り用のカッターチップ10Cである。これらカッターチップ10R,10Cは、板状をなすチップ本体11の周縁部に、直線状又は円弧状をなす複数の切削刃12を略多角形状に配して設けることにより構成されたものである。
1の中心に向かって膨らむ曲面とが交互に6つずつ繋がった12面からなる周面13を有している。
図2(a),(b)に示すように、カッター台20は、円柱軸状のシャンク21と、該シャンク21の先端部に設けられた略円形台状のチップホルダ22と、を備えている。該チップホルダ22には、複数(本実施形態では3つ)のチップポケット23が設けられている。該チップポケット23は、平面視で前記チップホルダ22の先端部を、前記シャンク21の軸線Cを中心とした回転方向Tで等間隔おきとなるように、扇状に切り欠いて形成され、該回転方向T側を向く平面状の壁面24を有する凹状をなしている。なお該チップポケット23は、必ずしも3つに限らず、複数であれば2つ、あるいは4つ以上設けてもよい。
調整は、前記チップポケット23の形成時において、前記壁面24あるいは前記固定座25の平底面25Aの形成角度の設定によって為される。
以下、上記カッターチップ10R,10Cのうち、R面取り用のカッターチップ10Rを使用するものとして説明する。
図4に示すように、面取り機50は、ヘッド部51の内側に回転自在に垂直に挿設される回転軸52の下端に、上記カッターブレード30が、案内軸受53が備えられたカッター固定ボルト54により固設され、前記ヘッド部51の下端には、中央に軸挿入孔が貫設された回転マウント55が螺合され、前記回転マウント55の下部には、中央に貫通孔が貫設された円板状の支持案内板56が軸受57を介在して回転自在に設置されるよう構成される。
なお、面取り機50の内部構造は、図4に示す構造に限定されることはなく、他の構造であっても勿論よい。例えば、カッターブレード30がモーターに直結された構成であってもよい。
C面取り用のカッターチップ10Cを使用する場合、カッターブレード30は、例えば図5に示すような構成となる。すなわち、固定座25の側周面25Bは、カッターチップ
10Cの六角形状をなす周面13に応じ、該側周面25B上に2つの凸部27が突設されることで、凹凸面とされている。該凹凸面は、カッターチップ10Cの計6面の周面13のうち2面からなる凹凸面と合致している。そして、前記固定座25の凹凸面に、カッターチップ10Cの凹凸面が面接触される。
11 チップ本体
12 切削刃
13 周面
14 固定孔
20 カッター台
21 シャンク
22 チップホルダ
23 チップポケット
24 壁面
25 固定座
25A 平底面
25B 側周面
26 ネジ穴
27 凸部
30 カッターブレード
50 面取り機
52 回転軸
Claims (3)
- 平面及び曲面のうち少なくとも何れかが3面以上繋がった多面からなる周面を有するカッターチップの複数個をネジによって締付け固定することにより、面取り機に装着して使用する面取り用のカッターブレードを構成するためのカッター台を具備する面取り機であって、
カッターチップの周面は、
チップ本体の中心に向かって膨らむ円弧状をなす凹みが、周方向で等間隔おきに設けられているとともに、該凹みの両側縁の角部がそれぞれ円弧状をなす切削刃とされており、かつチップ本体の中心から外側へ向かって膨らむ曲面と、チップ本体の中心に向かって膨らむ前記曲面とが交互に3面以上繋がった多面からなり、
カッター台は、円柱軸状のシャンクと、該シャンクの先端部に設けられた台状のチップホルダと、を備えており、
前記チップホルダには複数のチップポケットが、前記シャンクの軸線を中心とした回転方向で等間隔おきに、且つ該回転方向側を向く平面状の壁面を有する凹状に形成されているとともに、前記チップポケットの壁面には、前記カッターチップを内部に収容する固定座が凹設されており、
前記固定座は、前記カッターチップを締付け固定するべく前記ネジを螺入するためのネジ穴を該固定座の平底面上に有しているとともに、該固定座の平底面の周縁から立ち上がる側周面上には、前記切削刃を形成するべく前記チップ本体の周面に設けられた凹みに応じ、該凹みと対応する形状の凸部が複数凸設されており、
前記固定座に収容された前記カッターチップの周面に設けられた凹みの少なくとも2面が、凹凸形状に形成された該固定座の側周面上の各凸部と面接触するように構成された
ことを特徴とする面取り機。 - 前記カッターチップは、板状をなすチップ本体の周縁部に、円弧状をなす複数の切削刃を略多角形状に配して設けることで、多面からなる周面を有するとともに、該周面を挟んで対向する一面と他面とがそれぞれ該周面と直交する平坦面状をなすことで、略多角形板状に形成されており、更に前記カッター台に締付け固定するべく前記ネジが挿通される固定孔が、前記一面の中央と前記他面の中央との間で前記チップ本体を厚み方向に貫通するように形成されていることにより、前記チップ本体の厚み方向の中央を基準として、前記一面側と前記他面側とが対称形状とされている
請求項1に記載の面取り機。 - 前記面取り用のカッターブレードが端部に装着される回転軸を備えており、該回転軸が高周波電源からの給電によって回転駆動するように構成された
請求項1又は請求項2に記載の面取り機。
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JP2012131426A JP5953133B2 (ja) | 2012-06-08 | 2012-06-08 | 面取り機 |
Publications (2)
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Family
ID=49952839
Family Applications (1)
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2012
- 2012-06-08 JP JP2012131426A patent/JP5953133B2/ja active Active
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