JP5952446B1 - 転写膜保持器具及び分離転写装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排出転写を行うときに転写膜を排出部に密着させるための新規な技術を提供する。【解決手段】分離転写装置100において転写膜1を保持する転写膜保持器具であって、転写膜1の移動方向における少なくとも一方の端部を固定する固定部20、21を備え、固定部20、21は、排出部50aとは反対側から転写膜1に当接する弾性体20a、21aと、転写膜1を弾性体20a、21aに押し付ける押し付け部材20b、21bとを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、電気泳動技術に関するものであり、特に、電気泳動によって検体を分離し、分離した検体を転写膜に転写する技術に関する。
電気泳動によって検体を分離し、分離した該検体を排出部から排出し、転写膜を該排出部に対して当接させて移動させることによって分離した該検体を該転写膜に転写する技術が知られている(以下、「排出転写」ともいう。)。例えば、特許文献1には、排出転写を行うための装置の一例が開示されている。
特開2007−292616号公報(2007年11月8日公開)
排出転写を行うとき、排出部から排出された検体を転写膜に良好に転写するため、転写膜を排出部に密着させることは非常に重要である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、排出転写を行うときに転写膜を排出部に密着させるための新規な技術を提供することを主たる目的とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、排出転写を行う分離転写装置において転写膜を保持する転写膜保持器具の新規な構成に想到し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の一態様に係る転写膜保持器具は、電気泳動によって検体を分離し、分離した該検体を排出部から排出し、転写膜を該排出部に当接させて移動させることによって分離した該検体を該転写膜に転写する分離転写装置において該転写膜を保持する転写膜保持器具であって、該転写膜の移動方向における少なくとも一方の端部を固定する固定部を備え、該固定部は、該排出部とは反対側から該転写膜に当接する弾性体と、該転写膜を該弾性体に押し付ける押し付け部材とを備えている。
本発明の一態様によれば、排出転写を行うときに、転写膜を排出部に好適に密着させることができる。
本発明の一実施形態に係る分離転写装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る分離転写装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る転写膜保持器具の概略構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態における転写膜保持器具の機能を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態における転写膜保持器具の機能を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係る転写膜保持器具の概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る転写膜保持器具の寸法の一例を説明するための断面図である。
本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明すれば以下のとおりである。
まず、本実施形態に係る分離転写装置100の概略的な構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、分離転写装置100の構成を概略的に示す斜視図である。図2は、分離転写装置100の構成を概略的に示す断面図である。
図1及び図2に示すように、分離転写装置100は、電気泳動によって検体を分離し、分離した該検体を排出部から排出し、転写膜を該排出部に当接させて移動させることによって分離した該検体を該転写膜に転写する分離転写装置であり、クランプ(固定部、第一の固定部、アーム部)20、クランプ(固定部、第二の固定部、アーム部)21、クランプフレーム(アーム部、連結部)22、キャリア(アーム部、側壁の上端を回り込む部位、第二部位)23、陽極バッファ槽(第一緩衝液槽)30、テーブル31、陰極バッファ槽(第二緩衝液槽)40、分離部50、モータ(駆動部)62、ボールネジ(駆動部)63、ガイドシャフト(駆動部)64、シャフトホルダ(駆動部)65、ガイドポール(アーム部、第一部位)66、並びに制御部68を備えている。また、説明のために図示していないが、安全のため、動作時に全体を覆う蓋をさらに備えている。
ここで、分離部50は、分離ゲル(分離媒体)52を収納しており、陽極バッファ槽30内に開口する第一開口(排出部)50a及び陰極バッファ槽40内に開口する第二開口50bを有している。また、陽極バッファ槽30内には、転写膜1が第一開口50aに対向するように配置されている。また、陽極バッファ槽30内には陽極(第一電極)32が配置されており、陰極バッファ槽40内には陰極(第二電極)41が配置されている。
このため、分離転写装置100では、陰極バッファ槽40及び陽極バッファ槽30に緩衝液を満たすことによって、陰極バッファ槽40内の陰極41と陽極バッファ槽30内の陽極32とが、2つの槽における緩衝液、分離ゲル52、及び転写膜1を介して電気的に接続される。すなわち、分離転写装置100は、陰極41と陽極32との間に電圧を印加することによって、第二開口50bから導入されたサンプルを分離ゲル52によって分離し、分離された各成分を第一開口50aから排出させて転写膜1に吸着させる装置である。
以下に、主要な各部材について図1及び図2を参照して詳細に説明する。
(陽極及び陰極)
陽極32は陽極バッファ槽30内に配置されており、陰極41は陰極バッファ槽40内に配置されている。陽極32及び陰極41は、金属などの導電性を有する材料から形成される。陽極32及び陰極41を形成する材料としては、例えば電極のイオン化を抑制する観点から白金が好ましい。
これらの電極配置に関しては、陽極32は陽極バッファ槽30内に配置されており、陰極41は陰極バッファ槽40内に配置されていればよく、特に限定されないが、例えば、陰極41、第一開口50a、及び陽極32が、略一直線上に配置されていてもよい。このような配置において図1に示すように転写膜1が配置されれば、第一開口50aを通る電気力線は転写膜1に対して略垂直になるため、サンプルの吸着の精度を向上し得る。
また、陽極32は、転写膜1から離して配置することが好ましい。これによって、陽極32から発生する気泡が、転写膜1に対する分離成分の吸着に悪影響を及ぼすことを抑制することができる。
陽極32及び陰極41は、例えば、制御部68に接続して使用してもよいし、外部のパワーサプライ(直流電源装置)に接続して使用してもよい。外部のパワーサプライに接続して使用する場合、当該パワーサプライに時間、電流及び電圧をセットした後、パワーサプライの動作開始と同時に、制御部68を操作して分離転写装置100を動作開始させればよい。
(陽極バッファ槽及び陰極バッファ槽)
陽極バッファ槽30及び陰極バッファ槽40は、緩衝液(バッファ)を滞留させる絶縁性の容器である。陰極バッファ槽40は、陽極バッファ槽30に対して上方に設けられている。なお、本実施形態では、陽極バッファ槽30はテーブル31上に固定されており、陰極バッファ槽40は陽極バッファ槽30に固定されているが、本発明はこの構成には限定されない。
陽極バッファ槽30及び陰極バッファ槽40に入れる緩衝液は、導電性を有するあらゆる緩衝液であり得、特に、弱酸性〜弱塩基性に緩衝域を有する緩衝液を好適に用いることができる。そのような緩衝液としては、例えば、Tris/グリシン系緩衝液、酢酸緩衝溶液、炭酸ナトリウム系緩衝液、CAPS緩衝液、Tris/ホウ酸/EDTA緩衝液、Tris/酢酸/EDTA緩衝液、MOPS、リン酸緩衝液、Tris/トリシン系緩衝液等の緩衝液を用いることができる。
また、詳細は後述するが、陽極バッファ槽30の底部には、転写膜1の移動経路中において、転写膜1を、転写膜1の裏面(分離部50とは反対側の面)から支持するガイド(支持部材)33・34が設けられている。
(分離部)
分離部50は、その内部に分離ゲル(分離媒体)52を収納している。本実施形態において、分離部50は、略垂直方向に起立しており、その下部は陽極バッファ槽30内に配置され、その上部は片面が陰極バッファ槽40に接するように配置されている。これにより、分離ゲル52は、陽極バッファ槽30内の緩衝液及び陰極バッファ槽40内の緩衝液の少なくとも一方によって水冷され、十分に冷却することができる。
また、分離部50は、陽極バッファ槽30内に開口する第一開口50a及び陰極バッファ槽40内に開口する第二開口50bを有する。これにより、分離ゲル52は、第一開口50aを介して陽極バッファ槽30内に面し、第二開口50bを介して陰極バッファ槽40内に面するようになっている。なお、本実施形態では、分離部50は、陰極バッファ槽40に設けられたロック42によって、陰極バッファ槽40に固定されているが、本発明はこの構成には限定されない。
分離部50は、ガラス又はアクリルなどの絶縁体から形成された2枚の絶縁板51・53から構成され得る。一実施形態において、分離部50は、第二開口50bにおいて絶縁板53の一部が欠けることによって、分離ゲル52を露出させており、これによって、分離ゲル52に対してサンプルを容易に導入することができる。
分離ゲル52は、第二開口50bから導入されたサンプル成分を分子量にしたがって分離するためのゲルである。分離ゲル52は、分離部50の分離転写装置100に対する取り付け前、又は取り付けた後に、分離部50内に充填され得る。また、分離ゲル52が充填された市販のページチップを分離部50として用いてもよい。分離ゲル52の例としては、アクリルアミドゲル及びアガロースゲルなどが挙げられる。分離ゲル52の横幅は、例えば、10〜12レーンのサンプルを分離することが可能な長さとすることができる。
なお、本実施形態においては、分離部50内に分離ゲル52を充填する構成を採用しているが、絶縁板51と絶縁板53との間にナノピラーと呼ばれる多数の超微細柱を設ける構成も採用し得る。
また、分離部50の第一開口50aは、その周囲を含めて、導電性の多孔質材料(例えば、親水性PVDF(Polyvinylidene difluoride)膜、親水性PTFE(Polytetra fluoro ethylene)膜等)によって形成された被覆部によって覆われていてもよい。これによって、第一開口50aに転写膜1が接するあるいは押付けられている場合(第一開口50aと転写膜1の間に距離を設けない場合)において、転写膜1が搬送される時に転写膜1が分離部50及び分離ゲル52から受ける摩擦抵抗及び損傷を低減することができる。
なお、分離部50が、略垂直方向に起立していることにより、分離部50が、略水平方向に設置されている構成に比べて、サンプル導入量を増大させることができる。なぜなら、水平型の電気泳動装置では、分離ゲルに設けるウェルの深さを変えることが困難であるが、垂直型の電気泳動装置では、ウェルの深さを容易に変えることができるため、サンプル導入量を容易に増大させることができるからである。
(転写膜1)
転写膜1は、分離ゲル52によって分離されたサンプルを長期間にわたって安定に保存可能にし、さらに、その後の分析を容易にするサンプルの吸着・保持体であることが好ましい。転写膜1の材質としては、高い強度を有し、かつサンプル結合能(単位面積当たりに吸着可能な重量)が高いものが好ましい。転写膜1としては、サンプルがタンパク質である場合にはPVDF膜などが適している。なお、PVDF膜は予めメタノールなどを用いて親水化処理を行っておくことが好ましい。これ以外には、ニトロセルロース膜又はナイロン膜など、従来からタンパク質、DNA及び核酸の吸着に利用されている膜も使用可能である。
なお、分離転写装置100において分離及び吸着され得るサンプルとしては、これらに限定されないが、生物材料(例えば、生物個体、体液、細胞株、組織培養物、もしくは組織断片)からの調製物、又は、市販の試薬などが挙げられる。例えば、ポリペプチド又はポリヌクレオチドが挙げられる。
転写膜1は、陽極バッファ槽30内において緩衝液に浸漬された状態で使用される。
本実施形態において、転写膜1は、1回の電気泳動・転写に使用される長さ、換言すれば、1回の電気泳動・転写において陽極バッファ槽30内を移動する距離の長さを有していればよい。転写膜1をこのように構成することにより、1回の電気泳動・転写毎に、転写膜1を切断する操作が不要となり、分離転写装置100の使用性を向上させることができる。また、転写膜1の横幅は、分離ゲル52の横幅に対応する長さとすればよい。
(アジャスタ)
本実施形態において、転写膜1は、アジャスタ(転写膜保持器具)2によって保持された状態で使用される。アジャスタ2は、クランプ20・21及びクランプフレーム22を備え、陽極バッファ槽30の側壁の内側に配置されている。
図3は、アジャスタ2の概略構造を示す断面図であり、(A)は、クランプ20・21が転写膜1を固定していない状態を示し、(B)は、クランプ20・21が転写膜1を固定している状態を示す。図3に示すように、クランプ20・21は、転写膜1の移動方向における端部1a・1bをそれぞれ固定するようになっている。
図3の(B)に示すように、クランプ20は、弾性体20a、押し付け部材20bおよびストッパ(係止部材)20cを備えており、弾性体20aを転写膜1の裏面(第一開口50aに当接する面とは反対側の面)に当接させ、押し付け部材20bにより転写膜1の表面側から転写膜1(の端部1a)を弾性体20aに押し付けることによって転写膜1を固定している。特に、押し付け部材20bは、転写膜1を弾性体20aに押し込むようになっていることが好ましい。
詳細には、図3の(A)および(B)に示すように、押し付け部材20bは、上記移動方向と直交する、転写膜1から弾性体20aとは反対側に離間した軸Bを中心に紙面反時計回りに回動するようになっており、当該回動に伴って転写膜1に当接して転写膜1を弾性体20aに押し付ける当接部Aを備えている。
転写膜1を固定するための押し付け部材20bの回動は、当接部Aが、弾性体20aから離間した状態(図3の(A))から、弾性体20aにめり込む状態(図3の(B))までなされる。ストッパ20cは、押し付け部材20bの回動の範囲を規定する係止部材であり、当接部Aが弾性体20aにめり込み、転写膜1を固定している状態以上に押し付け部材20bが回動しないように係止するようになっている。
同様に、図3の(B)に示すように、クランプ21は、弾性体21a、押し付け部材21bおよびストッパ(係止部材)21cを備えており、弾性体21aを転写膜1の裏面(第一開口50aに当接する面とは反対側の面)に当接させ、押し付け部材21bにより転写膜1の表面側から転写膜1(の端部1a)を弾性体20aに押し付けることによって転写膜1を固定している。特に、押し付け部材21bは、転写膜1を弾性体21aに押し込むようになっていることが好ましい。
詳細には、図3の(A)および(B)に示すように、押し付け部材21bは、上記移動方向と直交する、転写膜1から弾性体21aとは反対側に離間した軸Bを中心に紙面反時計回りに回動するようになっており、当該回動に伴って転写膜1に当接して転写膜1を弾性体21aに押し付ける当接部Aを備えている。
転写膜1を固定するための押し付け部材21bの回動は、当接部Aが、弾性体21aから離間した状態(図3の(A))から、弾性体21aにめり込む状態(図3の(B))までなされる。ストッパ21cは、押し付け部材21bの回動の範囲を規定する係止部材であり、当接部Aが弾性体21aにめり込み、転写膜1を固定している状態以上に押し付け部材21bが回動しないように係止するようになっている。
また、押し付け部材20a・20bは、ユーザが上記回動操作を行うための取っ手部Cをさらに備えている。取っ手部Cの形状は、特に限定されないが、例えば、軸Bから、当接部Aが伸長している方向とは異なる方向に伸長している構成とすればよく、当接部Aが伸長している方向と直交する方向に伸長し、押し付け部材20a・20bが全体として軸Bを曲部とするL字状の形状となるような構成とすることが好ましい。これにより、押し付け部材20a・20bを軸Bを中心に回転させて転写膜1を固定した状態において、押し付け部材20b・21bの取っ手部Cが水平になり、押し付け部材20b・21bの高さを低くすることができる。排出転写時には、押し付け部材20b・21bは転写膜1を固定した状態で陽極バッファ槽30の中を移動するが、このときの押し付け部材20b・21bの高さを低くすることで、移動する押し付け部材20b・21bによって陽極バッファに波が立つことを抑制することができる。これにより、より良好な転写を行うことができる。
なお、取っ手部Cは、直線形状である必要はなく、図4、図5に示すように、ユーザの手で持ちやすいように折れ曲がっていてもよい。
ここで、アジャスタ2の機能について説明する。アジャスタ2は、転写膜1を保持する構造体であり、転写膜1の張力ができるだけ高い状態を維持するようになっていることが好ましい。なぜなら、転写膜1の張力が低い(転写膜が緩む)と、転写膜1を分離部50の第一開口50aに当接させても、転写膜1を第一開口50aに密着させることが難しいからである。以下に説明するように、本実施形態に係るアジャスタ2は、転写膜1の張力を好適に維持するようになっており、転写膜1を容易に第一開口50aに密着させることができる。
図4は、アジャスタ2の機能を説明するための断面図である。アジャスタ2によって転写膜1を保持している状態、すなわち、クランプ20・21によって転写膜1を固定している状態において、転写膜1が分離部50の第一開口50aに当接すると、転写膜1が第一開口50aによって押し下げられ、クランプ20・21の固定位置の内側(図中X)において、上記押し下げられた転写膜1によって、弾性体20a・21aが押し下げられる。このとき、弾性体20a・21aからの反発力が転写膜1に掛かるため、転写膜1の張力を維持することができる。これにより、転写膜1を第一開口50aに好適に密着させることができる。
また、図3の(A)及び(B)に示すように、クランプ20の押し付け部材20bは、転写膜1の端部1aから端部1bに向かう方向に転写膜1を引き摺るように回動することによって転写膜1を弾性体20aに押し付けるようになっている。すなわち、クランプ20の固定時には転写膜1は内側に向かう方向(緩む方向)に引き摺られる。一方、クランプ21の押し付け部材21bは、転写膜1の端部1aから端部1bに向かう方向に転写膜1を引き摺るように回動することによって転写膜1を弾性体21aに押し付けるようになっている。すなわち、クランプ21の固定時には転写膜1は外側に向かう方向(張る方向)に引き摺られる。
このとき、まず、クランプ20によって転写膜1を固定し、その後に、クランプ21を固定するようにすることで、転写膜1に対して首尾よく好適な張力を与えることができる。なぜなら、クランプ20による固定時には、転写膜1はクランプ21によって固定されていないため、クランプ20によって内側に引き摺られても、単に、転写膜1が移動するだけである。そして、その後、転写膜1をできるだけ張った状態で、クランプ21による固定を行うことで、転写膜1がさらに外側に引き摺られ、転写膜1の張力さらに高めることができる。このように、少なくとも一方のクランプ(本実施形態であればクランプ21)が、固定時に転写膜1を外側に引き摺るようになっていることで、転写膜1の張力を高めることができる。これにより、転写膜1を第一開口50aに好適に密着させることができる。
また、クランプ20の押し付け部材20bが、転写膜1の固定時に、転写膜1を内側に引き摺るように回動するようになっており、さらにストッパ20cが設けられていることにより、ストッパ20cによって回動が係止された後には、転写膜1が内側にずれる(緩む)ことが防止される。これにより、固定後の転写膜1に強い力が掛かったときに、転写膜1が緩むことを好適に防ぐことができる。
また、一変形例において、押し付け部材20b・21bの当接部Aには、固定時に転写膜1がずれることを防ぐために、滑り止め部材が設けられていてもよい。滑り止め部材としては、公知の高摩擦係数を有する部材を用いることができ、例えば、滑り止めシールを当接部に貼付してもよい。
また、図5に示すように、押し付け部材20b・21bの当接部Aに、シリコンスポンジ等の滑り止め部材20d・21dを埋め込んでもよい。これにより、滑り止め部材20d・21dが、押し付け部材20b・21bから剥離することを防ぐことができる。
また、一変形例において、図6に示すように、クランプ21は、ロック(係止部材)21eを備えていてもよい。ロック21eは、押し付け部材21bを回動させて転写膜1を固定した後に、押し付け部材21bが戻ることを防ぐための係止部材であり、ロック21eを設けることによって、固定後の転写膜1に強い力が掛かったときに、転写膜1が緩むことを好適に防ぐことができる。
弾性体20a・21aの材料は、押し付け部材20b・21b及び転写膜1をめり込ませることができる柔らかさを有し、転写膜1を押し付け部材20b・21bと対になって固定することができる弾性体であれば特に限定されないが、例えば、シリコンスポンジ、ウレタンゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴム等のエラストマーを好適に用いることができる。
一例において、弾性体20a・21aに用いるシリコンスポンジの物性は、見掛け密度(JIS−K6767)0.50g/cm、引張強さ(JIS−K6251)1.6MPa、硬度(タイプE、JIS−K6253)30であり得る。弾性体20a・21aの物性は、これに限定するものではないが、見掛け密度(JIS−K6767)0.1〜1.0g/cm、引張強さ(JIS−K6251)0.3〜3.0MPa、硬度(タイプE、JIS−K6253)10〜100であり得る。
また、アジャスタ2の各構成要素の寸法は特に限定されないが、押し付け部材20b(又は21b)の回動の軸Bが、弾性体20a(又は21a)に近いことが好ましい。押し付け部材20b(又は21b)の回動の軸Bと、弾性体20a(又は21a)との間の距離が長いと、梃子の原理により、転写膜1がクランプ20(又は21)から外れ易くなるおそれがある。図7は、アジャスタ2の寸法の一例を示す図である。図7に示すように、一例において、押し付け部材21bの軸Bから弾性体21aまでの距離は8.5mmとすることができるがこれに限定されない。また、一例において、弾性体21aの厚さは3mm、押し付け部材21bによる弾性体21aの押し込み距離は0.5mmとすることができるが、これらに限定されない。
以上のように、弾性体20a・21aよりも硬い押し付け部材20b・21bと、弾性体20a・21aとの間に転写膜1を挟むことで、分離部50の第一開口50aに転写膜1を当接させた時、転写膜1が弾性体20a・21aにめり込むことで転写膜1に張力を掛けることができる。これにより、転写膜1を第一開口50aに好適に密着させることができる。
また、転写膜1の端部1aを固定した後に、端部1bを固定する際に、転写膜1を外側へ巻き込むように押し付け部材21bを回転させることにより、転写膜1が巻き込まれて固定されるので、転写膜1をたるみなく固定することができる。
このように、本実施形態に係るアジャスタ2によれば、たるみなく転写膜1を固定でき、さらに転写膜1を第一開口50aに当接させた時に転写膜1に張力がかかるので、その結果、第一開口50aと転写膜1との密着が均一になり、解析対象の分子(検体)を転写膜1に良好に転写することができる。
クランプフレーム22は、クランプ20・21を連結する軸部材であり、クランプ20・21を所定距離離間して連結している。これにより、クランプ20・21によって転写膜1の両端部を固定したときに、転写膜1を、その移動方向に沿って緩み無く張ることができる。これにより、転写結果が転写膜1の緩みによりぶれることを抑制し、測定感度を向上させることができる。また、クランプ20の移動に伴って搬送される転写膜1に加えられる張力を一定にすることができる。従って、転写膜1に対してサンプルをムラなくより好適に転写することができる。
クランプフレーム22は、転写膜1を移動方向側方から挟む位置に配置されており、これによって、転写膜1の表面(第一開口50aと対向する面)及び裏面(第一開口50aとは反対側の面)にクランプフレーム22が重なることを避けることができる。これによって、分離ゲル52から転写膜1への転写や、転写膜1の裏面へ他部材の当接等(詳細については後述する)がクランプフレーム22によって阻害されることを防ぐことができる。また、クランプ20・21による転写膜1の固定も阻害しない。
クランプフレーム22、クランプ20・21(弾性体20a・21aを除く)は、これに限定されないが、例えば、テフロン(登録商標)、アクリル樹脂、PEEK樹脂のような合成樹脂によって構成することができる。
(アーム部)
本実施形態において、アジャスタ2はアーム部に組み込まれている。アーム部は、転写膜1を、移動、及び、第一開口50aと当接させるものである。本実施形態において、アーム部は、連結された一連の部材であるアジャスタ2、キャリア23及びガイドポール66から構成される。
ガイドポール66は、後述する駆動部(シャフトホルダ65)に連結し、陽極バッファ槽30の側壁の外側を通るように配置されている軸部材である。キャリア23は、ガイドポール66に連結し、陽極バッファ槽30の側壁の上端を回り込んで、クランプ20に連結している部材である。
以上のように、アーム部は、駆動部に連結している位置から、陽極バッファ槽30の側壁の外側を通り、該側壁の上端を回り込んで、該側壁の内側につながっている。
なお、本発明を限定するものではないが、本実施形態では、ガイドポール66は、陽極バッファ槽30の側壁の外側を、当該側壁の上端に並ぶ位置まで延伸している。そして、キャリア23は、ガイドポール66に嵌合し、陽極バッファ槽30の側壁の上端を跨いで当該側壁の内側に延伸している。
このように構成することにより、キャリア23は、駆動部に対して容易に着脱することができる。ガイドポール66は、陽極バッファ槽30の側壁の外側に配置されており、必要に応じて行われる、陽極バッファ槽30の取り外し(詳細は実施形態2において説明する)や電極のセット等の各種操作の邪魔になることはない。そのため、キャリア23を適宜外すことにより、各種操作を首尾よく行うことができる。
(駆動部)
駆動部は、アーム部を略水平方向に駆動するものであり、本実施形態では、モータ62、ボールネジ63、ガイドシャフト64及びシャフトホルダ65によって構成されている。
モータ62は、ボールネジ63を回転させる。モータ62は、回転数を変化可能なものを使用してもよいし、回転数が固定のものをギアと組み合わせて使用してもよい。ボールネジ63は、シャフトホルダ65を貫通すると共に、シャフトホルダ65に螺合している。ガイドシャフト64は、シャフトホルダ65を貫通しており、シャフトホルダ65は、ガイドシャフト64に沿って移動可能に構成されている。そして、モータ62がボールネジ63を回転させることにより、シャフトホルダ65が図中X方向(略水平方向)に駆動される。シャフトホルダ65は、アーム部(ガイドポール66)に連結しており、これによって、駆動部は、アーム部を、図中X方向(略水平方向)に駆動することができる。そして、アーム部は、転写膜1を保持しているため、転写膜1は、図中X方向(略水平方向)に移動する。
但し、本発明はこれに限定されず、アーム部を略水平方向に駆動することができるものであれば、その他の駆動機構(例えば、ベルト、ギア等)によって駆動部を構成するようにしてもよい。
また、駆動部は、陽極バッファ槽30下に設けられている。これによって、陽極バッファ槽86から飛散した緩衝液が駆動部の耐用性を低下させるおそれ、及び、駆動部が分離転写装置100に対する各種操作の妨げになるおそれを防止することができる。
(制御部)
制御部68は、分離転写装置100の各種制御(アーム部の位置の制御、陽極32及び陰極41に印加する電流・電圧の制御等)を行う制御盤である。制御部68は、ユーザからの入力を受けるためのボタン、スイッチや、動作状態をユーザに通知するためのランプ、表示部等を備えていてもよい。
(サンプルの電気泳動及び転写)
次に、分離転写装置100におけるサンプルの電気泳動及び転写の流れについて、図1を参照して説明する。図1に示すように、サンプルの電気泳動及び転写時において、転写膜1は、アジャスタ2によって、第一開口50aに当接する位置に配置された状態で保持される。このとき、陽極バッファ槽30の底部に設けられたガイド33・34によって、転写膜1は、転写膜1の裏面(分離部50とは反対側)から支持されている。
ガイド33・34は、陽極バッファ槽30の底部に、転写膜1が移動する移動経路中において転写膜を支持するように設けられている。ガイド33・34は、その長手方向が、転写膜1の移動方向(X方向)に直交しており、第一開口50aの長手方向と平行になっている。
そして、分離部50(の第一開口50a側)が、転写膜1の表面(分離部50側)に当接することにより、転写膜1は、分離部50とは反対側が凸になるように折り曲げられている。このように、ガイド33・34によって転写膜1が支持され、分離部50がそれを押さえて、下に(分離部50とは反対側に)凸になるように折り曲げられる。これによって、転写膜1に張力が掛かり、転写膜1を第一開口50aにより密着させることができる。これにより分離ゲル52から転写膜1への転写をより好適に行うことができる。
特に、ガイド33・34が、陽極バッファ槽30の底部において第一開口50aに対向する位置を対になって挟む位置に夫々形成されていることにより、分離部50の両側に配置されたガイド33・34によって転写膜1が支持され、分離部50がそれを押さえて、下に(分離部とは反対側に)凸になるように折り曲げられる。これによって、転写膜1により均一に張力が掛かり、転写膜1を第一開口50aにより均一に密着させることができる。これにより分離ゲル52から転写膜1への転写をより好適に行うことができる。
なお、上述したように、クランプフレーム22は、転写膜1を移動方向側方から挟む位置に配置されているため、ガイド33・34が、転写膜1をその裏面から支持することを妨げない。
そして、分離部50の第二開口50bから、サンプルを分離ゲル52に導入する。サンプルには、分析対象となる生体分子の他、電気泳動の進行状態を確認するための可視分子量マーカーを加えることが好ましい。
以上の状態で、サンプルの電気泳動による分離を行う。制御部68は、モータ62を制御して、転写膜1の位置をスタート位置に設定し、陽極32と陰極41との間に電流を流し、電気泳動を開始する。陽極32と陰極41との間に流す電流値としては、特に限定されないが、50mA以下であることが好ましく、20mA以上、30mA以下であることがより好ましい。なお、電流値が一定になるように制御してもよいし、電圧が一定になるように制御してもよいし、その他の態様で電流・電圧を制御してもよい。
転写膜1は、分離部50における電気泳動の進行に合わせて、駆動部によるアーム部(アジャスター)の駆動によりX方向(略水平方向)に向かって徐々に移動される。X方向は、第一開口50aの長手方向と直交する方向である。転写膜1の移動速度は、特に限定されないが、例えば、60〜120分間に、5〜10cm移動するペースとすることができる。
そして、第一開口50aから、電気泳動によって排出されるサンプル(分離ゲル52内で分離されたもの)が、転写膜1における排出されるタイミングに従った位置(排出されたタイミングにおいて第一開口50aに対向していた位置)に吸着される。これにより、転写膜1に分離されたサンプルが転写される。
転写後、転写膜1を回収し、染色又は免疫反応(ウェスタンブロット法におけるブロッキング及び抗原抗体反応)などに供することができる。その後、蛍光検出器などによって、転写膜1に転写された成分の分離パターンが検出される。このような蛍光検出器は、分離転写装置100に組み込まれていてもよく、これによって電気泳動、転写、及び検出の全工程を自動化することができる。
以上のように、分離部50が略垂直に起立する構成とすることで、分離部50が陽極バッファ槽30及び陰極バッファ槽40の少なくとも一方の緩衝液に浸漬され、分離ゲル52を水冷することができる。
そして、分離転写装置100をこのように構成した場合には、(i)転写膜1を陽極バッファ槽30内において移動させる必要があり、(ii)従来技術のように、駆動部を、転写膜1の上流に配置しようとした場合には、陽極バッファ槽30から飛散した緩衝液が当該駆動部の耐用性を低下させるおそれ、及び、当該駆動部が分離転写装置100に対する各種操作の妨げになるおそれがあるが、(iii)本実施形態では、駆動部を陽極バッファ槽30下に設け、かつ、アーム部の形状を、陽極バッファ槽30の側壁の外側を通り、当該側壁の上端を回り込んで、当該側壁の内側につながっている形状とすることによって、緩衝液による駆動部の耐用性の低下及び駆動部による各種操作の妨害を避けつつ、転写膜1を陽極バッファ槽30内において首尾よく移動させることができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る転写膜保持器具(アジャスタ2)は、電気泳動によって検体を分離し、分離した該検体を排出部(第一開口50a)から排出し、転写膜1を該排出部に当接させて移動させることによって分離した該検体を該転写膜に転写する分離転写装置100において該転写膜1を保持する転写膜保持器具であって、該転写膜1の移動方向における少なくとも一方の端部を固定する固定部(クランプ20・21)を備え、該固定部は、該排出部とは反対側から該転写膜に当接する弾性体20a・20bと、該転写膜を該弾性体に押し付ける押し付け部材20b・21bとを備えている。
上記の構成によれば、転写膜の端部に対し、排出部とは反対側から弾性体が当接し、押し付け部材が、当該端部を弾性体に押し付けるようにして当該端部が固定されている。これにより、転写膜を排出部に当接させたとき、転写膜が弾性体にめり込むことで転写膜に張力を掛けることができる。これにより、転写膜を排出部に好適に密着させることができる。
本発明の態様2に係る転写膜保持器具は、上記態様1において、上記押し付け部材20b・21bは、上記移動方向と直交する、上記転写膜1から上記弾性体20a・21aとは反対側に離間した軸Bを中心に回動するようになっており、当該回動に伴って上記転写膜1に当接して上記転写膜1を上記弾性体20a・21aに押し付ける当接部Aを備えていてもよい。
上記の構成によれば、押し付け部材を回動させることによって、転写膜を固定することができる。
本発明の態様3に係る転写膜保持器具は、上記態様2において、上記押し付け部材20b・21bは、上記回動操作のための取っ手部Cをさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、押し付け部材を容易に回動させることができる。
本発明の態様4に係る転写膜保持器具は、上記態様3において、上記押し付け部材20b・21bは、上記軸Bを曲部とするL字状の形状を有していてもよい。
上記の構成によれば、押し付け部材を容易に回動させることができる。また、転写膜1を固定した状態における押し付け部材の高さを低くすることができるので、排出転写時に、移動する押し付け部材によって、陽極バッファに波が立つことを抑制することができ、良好な転写を行うことができる。
本発明の態様5に係る転写膜保持器具は、上記態様2〜4において、上記転写膜の移動方向における一方の端部1bを固定する第一の固定部(クランプ21)を備え、第一の固定部の押し付け部材21bが、上記転写膜1の移動方向における他方の端部1aから該一方の端部1bに向かう方向に上記転写膜1を引き摺るように回動することによって上記転写膜1を上記弾性体21aに押し付けるようになっていてもよい。
上記の構成によれば、第一の固定部によって転写膜の一方の端部を固定する際に、転写膜を外側(他方の端部から上記一方の端部へ向かう方向)へ引き摺る(巻き込む)ように押し付け部材が回動される。そのため、転写膜の上記他方の端部を固定した後に、第一の固定部によって上記一方の端部を固定することにより、転写膜が外側に引き摺られて(巻き込まれて)固定されるので、転写膜をたるみなく固定することができる。
本発明の態様6に係る転写膜保持器具は、上記態様5において、第一の固定部は、第一の固定部の押し付け部材21bの回動の範囲を規定する係止部材(ストッパ21c、ロック21e)を備えていてもよい。
上記の構成によれば、第一の固定部の押し付け部材の回動の範囲を規定することにより、第一の固定部の押し付け部材による固定が外れることを防ぐことができる。
本発明の態様7に係る転写膜保持器具は、上記態様5又は6において、上記他方の端部を固定する第二の固定部(クランプ20)を備え、第二の固定部の押し付け部材20bが、上記他方の端部1bから上記一方の端部1aに向かう方向に上記転写膜1を引き摺るように回動することによって上記転写膜1を上記弾性体20aに押し付けるようになっていてもよい。
上記の構成によれば、第二の固定部によって転写膜の上記他方の端部を固定する際に、転写膜を内側(他方の端部から上記一方の端部へ向かう方向)へ引き摺るように押し付け部材が回動される場合であっても、第一の固定部によって転写膜の一方の端部を固定する際に、転写膜を外側へ引き摺るように押し付け部材が回動されるため、第二の固定部によって転写膜の上記他方の端部を固定した後に、第一の固定部によって上記一方の端部を固定することにより、転写膜が外側に引き摺られて固定されるので、転写膜をたるみなく固定することができる。
本発明の態様8に係る転写膜保持器具は、上記態様7において、第二の固定部は、第二の固定部の押し付け部材20bの回動の範囲を規定する係止部材(ストッパ20c)を備えていてもよい。
上記の構成によれば、第一の固定部の押し付け部材の回動の範囲を規定することにより、第二の固定部の押し付け部材による固定が外れることを防ぐことができる。
本発明の態様9に係る転写膜保持器具は、上記態様2〜8において、上記当接部Aに、滑り止め部材20d・21dが設けられていてもよい。
上記の構成によれば、転写膜の固定の際に、転写膜がずれることを防ぐことができる。
本発明の態様10に係る転写膜保持器具は、上記態様9において、上記滑り止め部材は、上記当接部Aに埋め込まれていてもよい。
上記の構成によれば、滑り止め部材が当接部から分離することを防止することができる。
本発明の態様11に係る分離転写装置は、電気泳動によって検体を分離し、分離した該検体を排出部から排出し、転写膜を該排出部に当接させて移動させることによって分離した該検体を該転写膜に転写する分離転写装置であって、上記態様1〜10の転写膜保持器具を備えている。
上記の構成によれば、上記態様1〜10と同等の効果を奏する。
本発明の態様12に係る分離転写装置は、上記態様11において、第一緩衝液槽、第一緩衝液槽の上方に配置された第二緩衝液槽、分離媒体が収納され、第一緩衝液槽内に開口する第一開口及び第二緩衝液槽内に開口する第二開口を有し、略垂直方向に起立している分離部、第一開口に対向する位置に配置された転写膜を保持するアーム部、並びに第一緩衝液槽下に設けられ、該アーム部を略水平方向に駆動する駆動部を備え、該アーム部は、第一緩衝液槽の側壁の外側を通り、該側壁の上端を回り込んで、該側壁の内側につながっていてもよい。
上記の構成によれば、分離部が略垂直に起立する構成とすることで、分離部が第一又は第二緩衝液槽内の緩衝液に浸漬され、分離媒体を水冷することができる。但し、分離転写装置をこのように構成した場合、転写膜を第一緩衝液槽内において移動させる必要がある。
ここで、上記の構成によれば、駆動部を第一緩衝液槽下に設け、かつ、アーム部の形状を、第一緩衝液槽の側壁の外側を通り、当該側壁の上端を回り込んで、当該側壁の内側につながっている形状とすることによって、緩衝液による駆動部の耐用性の低下及び駆動部による各種操作の妨害を避けつつ、転写膜を第一緩衝液槽内において首尾よく移動させることができる。
本発明の態様13に係る分離転写装置では、上記態様12において、上記アーム部は、上記駆動部につながっており、上記側壁の外側を、当該側壁の上端に並ぶ位置まで延伸している第一部位と、第一部位に嵌合し、上記側壁の上端を跨いで当該側壁の内側に延伸している第二部位とを有していてもよい。
上記の構成によれば、第二部位は、駆動部に対して容易に着脱することができる。第一部位は、第一緩衝液槽の側壁の外側に配置されており、第一緩衝液槽の取り外しや電極のセット等の各種操作の邪魔になることはない。そのため、第二部位を適宜外すことにより、各種操作を首尾よく行うことができる。
本発明の態様14に係る分離転写装置では、上記態様12または13において、第一緩衝液槽には第一電極が配置され、第二緩衝液槽には第二電極が配置され、上記転写膜は、第一開口及び第一電極に挿まれるように配置されてもよい。
上記構成によれば、分離媒体に対し、第一緩衝液槽内に開口する第一開口と第二緩衝液槽内に開口する第二開口との間に電圧を印加することができるので、検体の電気泳動を首尾よく行うことができる。また、第一開口と第一電極との間に転写膜が挿まれるため、第一開口から転写膜への分離された検体の転写を首尾よく行うことができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。更に、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、生体分子等の分析分野において利用可能である。
1 転写膜
1a・1b 端部
2 アジャスタ(転写膜保持器具)
20 クランプ(固定部、第二の固定部、アーム部)
21 クランプ(固定部、第一の固定部、アーム部)
20a・21a 弾性体
20b・21b 押し付け部材
A 当接部
B 軸
C 取っ手部
20c・21c ストッパ(係止部材)
20d・21d 滑り止め部材
21e ロック(係止部材)
22 クランプフレーム(アーム部、連結部)
23 キャリア(アーム部、側壁の上端を回り込む部位、第二部位)
30 陽極バッファ槽(第一緩衝液槽)
31 テーブル
32 陽極(第1電極)
33・34 ガイド(支持部材)
40 陰極バッファ槽(第二緩衝液槽)
41 陰極(第2電極)
42 ロック
50 分離部
50a 第一開口(排出部)
50b 第二開口
51・53 絶縁板
52 分離ゲル(分離媒体)
62 モータ(駆動部)
63 ボールネジ(駆動部)
64 ガイドシャフト(駆動部)
65 シャフトホルダ(駆動部)
66 ガイドポール(アーム部、第一部位)
68 制御部
100 分離転写装置

Claims (11)

  1. 電気泳動によって検体を分離し、分離した該検体を排出部から排出し、転写膜を該排出部に当接させて移動させることによって分離した該検体を該転写膜に転写する分離転写装置において該転写膜を保持する転写膜保持器具であって、
    該転写膜の移動方向における少なくとも一方の端部を該転写膜保持器具に固定する固定部を備え、
    該固定部は、
    該転写膜の、該排出部に当接する面とは反対側の面に当接する弾性体と、
    該転写膜を該弾性体に押し付ける押し付け部材と
    を備えていることを特徴とする転写膜保持器具。
  2. 上記押し付け部材は、上記移動方向と直交する、上記転写膜から上記弾性体とは反対側に離間した軸を中心に回動するようになっており、当該回動に伴って上記転写膜に当接して上記転写膜を上記弾性体に押し付ける当接部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の転写膜保持器具。
  3. 上記押し付け部材は、上記回動操作のための取っ手部をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の転写膜保持器具。
  4. 上記押し付け部材は、上記軸を曲部とするL字状の形状を有していることを特徴とする請求項3に記載の転写膜保持器具。
  5. 上記転写膜の移動方向における一方の端部を固定する第一の固定部を備え、
    第一の固定部の押し付け部材が、上記転写膜の移動方向における他方の端部から該一方の端部に向かう方向に上記転写膜を引き摺るように回動することによって上記転写膜を上記弾性体に押し付けるようになっていることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の転写膜保持器具。
  6. 第一の固定部は、第一の固定部の押し付け部材の回動の範囲を規定する係止部材を備えていることを特徴とする請求項5に記載の転写膜保持器具。
  7. 上記他方の端部を固定する第二の固定部を備え、
    第二の固定部の押し付け部材が、上記他方の端部から上記一方の端部に向かう方向に上記転写膜を引き摺るように回動することによって上記転写膜を上記弾性体に押し付けるようになっていることを特徴とする請求項5又は6に記載の転写膜保持器具。
  8. 第二の固定部は、第二の固定部の押し付け部材の回動の範囲を規定する係止部材を備えていることを特徴とする請求項7に記載の転写膜保持器具。
  9. 上記当接部に、滑り止め部材が設けられていることを特徴とする請求項2〜8の何れか一項に記載の転写膜保持器具。
  10. 上記滑り止め部材は、上記当接部に埋め込まれていることを特徴とする請求項9に記載の転写膜保持器具。
  11. 電気泳動によって検体を分離し、分離した該検体を排出部から排出し、転写膜を該排出部に当接させて移動させることによって分離した該検体を該転写膜に転写する分離転写装置であって、
    請求項1〜10の何れか一項に記載の転写膜保持器具を備えていることを特徴とする分離転写装置。
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