以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、遊技者管理システム1の全体構成を概略的に示している。遊技場内には複数台の遊技機2が設置されており、各遊技機2に1対1に対応して貸出装置3が設置されている。本実施形態では遊技機2としてパチンコ機を想定しており、遊技媒体として玉(所謂パチンコ玉)を想定している。これら遊技機2及び貸出装置3は、2台ずつ中継装置4に接続されている。
遊技機2や貸出装置3等から出力される後述する遊技信号は、中継装置4を介して管理装置5に入力される。管理装置5は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、LAN6を介して中継装置4に接続されていると共に、遊技場の管理者が操作するマウス7やキーボード8が接続されていると共に、モニタ9や図示しないプリンタ等が接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数100台の遊技機2が管理装置5の管理対象となっている。又、遊技場内には計数機、景品払出機、管理装置5の管理対象となるスロットマシン等も設置されている。
遊技機2は、所謂パチンコ機として周知の構成であり、玉を盤面に発射するためのハンドル2a、玉を入賞させるための普図入賞口2b、始動口2c、玉の入賞に応じて表示図柄(役物)が変動する液晶表示部2d、大当たり(特別遊技状態)時に開放する大入賞口2e、受皿2f、保留数表示部2g、受皿2fから溢れた玉を一時的に貯留する下玉受皿2h、下玉受皿2hからの玉を受ける可動玉受皿2i、案内腕2j等を備えている。遊技機2は、以下に示す機能を備えている。
(1)始動口2cへの玉の入賞(始動入賞)に応じて予め設定されている当選確率(大当たり確率)で大当たり抽選を行い、その抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部2dにて実行し、液晶表示部2dに停止表示した図柄が大当たり図柄の場合に大当たり状態を発生させる。始動口2cは、普図入賞口2bへの入賞に伴って行われる普図抽選の抽選結果により入賞率が変動する所謂電チュータイプの入賞口である。
(2)図柄変動中に発生した始動入賞に対応する図柄変動を予め設定された上限値(例えば4個)まで保留可能である。保留した図柄変動は、その保留数を保留数表示部2gに表示すると共に、実行中の図柄変動の終了後に順次実行する。
(3)大当たりに当選して大当たり状態を発生すると、対応するラウンド数に応じた回数分だけ大入賞口2eを開放する。大当たり状態の終了後に所謂確率変動状態や時短状態となる構成であっても良い。大当たり時に払出された玉は、受皿2fから溢れると下玉受皿2hに一旦貯留され、遊技者の操作により可動玉受皿2iに導かれる。可動玉受皿2iに導かれた玉は、案内腕2jを経由して貸出装置3に送られる。尚、案内腕2jは、旋回可能に設けられている。
遊技機2及びその周辺機器は、遊技者による玉の打ち込みや上記した始動口2cへの始動入賞等の遊技者による遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
「アウト信号」:使用玉を回収するアウトBOX(図示せず)から出力される使用媒体数(アウト)を特定可能な信号である。回収玉(使用玉、打込玉)数10玉に対して1パルスが出力されるので、アウト信号数×10をアウトとして特定する。尚、遊技機2から直接出力される信号であっても良い。アウト信号により特定されるアウトは、遊技者が遊技機2にて遊技を行う上で使用した遊技価値である使用遊技価値の大きさを意味する。
「セーフ信号」:遊技機2から出力される払出媒体数(セーフ)を特定可能な信号である。払出玉数10玉に対して1パルスが出力されるので、セーフ信号数×10をセーフとして特定する。尚、補給装置(図示せず)から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。セーフ信号により特定されるセーフは、遊技が進行する上で遊技機2が遊技者に付与した遊技価値である付与遊技価値の大きさを意味する。
「始動入賞信号」:遊技機2から出力される始動口2cへの入賞(始動入賞)を特定可能な信号である。始動口2cへの入賞1回につき1パルスが出力されるので、始動入賞信号の入力に応じて始動入賞を特定する。
「図柄変動信号」:遊技機2から出力される始動口2cへの始動入賞により変動(作動)を開始する図柄変動(役物作動)を特定可能な信号である。図柄変動の確定時(終了時)に出力されるので、図柄変動信号の入力に応じて図柄変動(スタート)を特定する。尚、図柄変動の開始時に出力される信号であっても良い。
「大当たり信号」:遊技機2から出力される大当たり状態である期間を特定可能な信号である。大当たり状態中にレベル出力されるので、大当たり信号入力中を大当たり状態中として特定する。
貸出装置3は、遊技者からの操作入力を受付けると共に、遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率等の遊技データや後述する顔画像等を表示するタッチパネル式の液晶表示部3a(表示手段、検索操作手段に相当)、遊技機2に玉を払出す玉払出口3b、遊技者が貨幣(対価)を投入する貨幣投入口3c、対応する遊技機2にて遊技を行う遊技者の顔を撮像する顔認証用のカメラ3d(撮像手段に相当)、後述する会員カードを挿入するカード挿入口3e、玉を計数する計数部3f、各種カードを発行するために遊技者が操作する発行釦3g、再遊技を行うために遊技者が操作する再遊技釦3h等を備えている。貸出装置3は、以下に示す機能を備えている。
(1)遊技者が貨幣投入口3cに貨幣を投入して貸出釦(図示せず)を操作すると、投入した貨幣に応じた数の玉を玉払出口3bから遊技機2の受皿2fに払出す(貸出す)。
(2)カード挿入口3eの内部にカードリーダ(図示せず)を有し、遊技者が会員カードをカード挿入口3eに挿入すると、その会員カードに記録されている会員ID等の情報をカードリーダにより読出し、その会員カードを所有する遊技者からの操作入力を許可すると共に、その会員カードを所有する遊技者毎に集計された遊技データや他の遊技機2の遊技データ等を液晶表示部3aに表示する。尚、遊技者が会員カードをカード挿入口3eに挿入しない場合であっても、一部の操作入力を許可すると共に、一部の遊技データを液晶表示部3aに表示しても良い。
(3)遊技機2から案内腕2jを経由して導かれた玉を計数部3fにて計数し、その計数した玉数を一時的に記憶する。又、遊技者が発行釦3gを操作したことに応じて、カード挿入口3eに挿入されている会員カード、持玉情報(遊技に使用可能な遊技価値の大きさである持玉数)を記録したカード、残金情報を記録したカード等をカード挿入口3eから発行する(排出する)。尚、上記した会員カードも含め、持玉情報を記録したカード、残金情報を記録したカードを総称して記憶媒体10と称する。
(4)遊技者が再遊技釦3hを操作したことに応じて、計数部3fにて計数した玉数の範囲内の玉(再遊技玉)を玉払出口3bから遊技機2の受皿2fに払出す。即ち、貸出装置3が計数機能を有することで、遊技機2毎に計数機が設けられている構成と等しくなっている。
(5)カメラ3dは例えば周知のCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子を有しており、対応する(貸出装置3が設けられている)遊技機2に着席した遊技者の顔を所定周期毎に(例えば4秒毎に)静止画として撮像する。即ち、対応する遊技機2にて遊技を行う遊技者の顔をカメラ3dにより撮像して顔画像(画像情報)を取得し、その取得した顔画像を中継装置4を介して管理装置5に出力する。尚、遊技者の顔を所定周期毎に撮像するものに限らず、遊技者の顔を連続して撮像する(撮像し続ける)ものであっても良い。又、遊技者の全身(顔を含む)を撮像するカメラを設ける構成であれば、遊技者の顔を撮像するカメラ3dを設けなくても良いし、又、遊技者の顔を撮像するカメラ3dと遊技者の全身を撮像するカメラとを併用しても良い。
貸出装置3は、以下に示す遊技信号を出力する。
「売上信号」:遊技者に対する貸出玉25玉毎に1パルスが出力されるので、売上信号数×25を貸出玉数として特定し、その貸出玉数に貸出単価(例えば4円)を乗じた値を売上額として特定する。
「再遊技信号」:遊技者が遊技により獲得した玉のうち貸出装置3の計数部3fにて計数した計数玉(獲得玉)を対価として払出される玉1玉に対して1パルスが出力されるので、再遊技信号数×1を再遊技玉数として特定する。
図2は、管理装置5の構成を示す機能ブロック図である。管理装置5は、CPU5a、ROM5b、RAM5c、上記した遊技信号やカメラ3dで取得した顔画像等の各種の情報の入出力を行う入出力部5d、顔画像やコンピュータプログラム等を記憶するための大容量のHDDからなる記憶部5e等を備えたコンピュータで構成されている。又、管理装置5は、本発明に関連して、遊技価値特定部5f(遊技価値特定手段に相当)、遊技開始特定部5g、遊技終了特定部5hを備えている。これら遊技価値特定部5f(遊技価値特定手段に相当)、遊技開始特定部5g、遊技終了特定部5hは、何れもCPU5aにより実行されるコンピュータプログラムによりソフトウェア的に実現されている。
管理装置5は、例えば記憶部5eに記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、遊技機2や貸出装置3等から入出力部5dに入力される遊技信号に基づいて、遊技機2の稼動状態を特定すると共に、遊技機2毎の遊技データや当該遊技機2が属する機種毎の遊技データを集計して管理する。具体的には、管理装置5は、遊技データとして、遊技機2や貸出装置3等から入力される遊技信号に基づいて、アウト、セーフ、スタート回数、特賞回数(大当たり回数)、出玉率又は売上等の遊技データを集計して管理する。尚、管理装置5が管理する遊技データは例示したものに限定されない。
管理装置5は、顔認証する機能として以下に示す処理を行なう。即ち、管理装置5は、図3に示すように、貸出装置3から入力した顔画像、即ち、カメラ3dが撮影した顔画像A1を記憶すると共に、その顔画像に対応する遊技者の遊技履歴を示す遊技データ(遊技機種、台番、事象、時刻、使用金額)A2を記憶し、顔画像と遊技データとの対応を遊技者の個人データとして記憶する。
管理装置5は、貸出装置3から顔画像を入力すると、その入力した顔画像に対して例えば特徴点の抽出(例えば輪郭、目や鼻の形、皺の位置の抽出)等の画像処理を行い、貸出装置3から入力した顔画像と既に個人データとして記憶している顔画像とを比較し(より詳細には個人データを作成する際に照合用の顔画像として顔画像を登録しておき、その照合用の顔画像と、貸出装置3から入力した顔画像とを比較する)、それらの顔画像が同一人物のものであるか否かを特徴点の一致率に基づいて判定し、その顔画像を既に個人データとして記憶しているか否かを判定する。
管理装置5は、貸出装置3から入力した顔画像と既に個人データとして記憶している照合用の顔画像との特徴点の一致率が所定値未満であり、その顔画像を未だ個人データとして記憶していないと判定すると、その顔画像に対応する遊技者を、個人データを未だ記憶済でない未記憶遊技者として特定し、遊技者を特定可能な遊技者IDを付与して個人データを新たに作成する。一方、管理装置5は、貸出装置3から入力した顔画像と既に個人データとして記憶している照合用の顔画像との特徴点の一致率が所定値以上であり、その顔画像を既に個人データとして記憶していると判定すると、その顔画像に対応する遊技者を、個人データを既に記憶済である記憶済遊技者として特定し、その記憶済遊技者の個人データを更新する。
又、管理装置5は、顔画像を年齢毎及び性別毎に区分した顔画像データベースを保持しており、このように顔画像の特徴点を抽出すると、その抽出した特徴点を年齢毎及び性別毎に区分した顔画像データベースと照合することで、抽出した特徴点に対する遊技者の年齢及び性別を特定し、上記した顔画像A1及び遊技データA2に加え、遊技者の年齢及び性別A3をも記憶する。
図3は、遊技者ID「777」を付与した遊技者を、顔画像の特徴点に基づいて20代女性と特定し、その20代女性の遊技者が、最初に機種Aの5番台にて10:00に遊技を開始し、10:30に大当たりが発生し、10:45に機種Aの5番台での遊技を終了し、続いて機種Aの5番台から機種Bの12番台へ台移動し、機種Bの12番台にて11:00に遊技を開始し、12:10に機種Bの12番台での遊技を終了し、続いて機種Bの12番台から機種Bの15番台へ台移動し、機種Bの15番台にて12:15に遊技を開始し、12:25に機種Bの15番台での遊技を終了したことに応じて、それらの遊技履歴を個人データとして更新したことを示している。尚、遊技者の顔を撮像するカメラ3dに代えて、遊技者の全身(顔を含む)を撮像するカメラを設ける構成であれば、遊技者の全身を撮像した画像に基づいて個人データを作成又は更新することになる。尚、管理装置5は、遊技開始特定部5gにより遊技者の遊技開始を特定すると共に、その時刻を開始時刻として特定し、遊技終了特定部5hにより遊技者の遊技終了を特定すると共に、その時刻を終了時刻として特定する。又、管理装置5は、貸出装置3からの売上信号を入力することで使用金額を特定し、遊技機2からの大当たり信号を入力することで大当たりを特定する。
遊技価値特定部5fは、遊技機2側から入力したアウト信号により特定したアウト(遊技者が遊技にて使用した遊技価値の大きさ)とセーフ信号により特定したセーフ(遊技機が遊技者に付与した遊技価値の大きさ)との差(セーフ−アウト)である差玉(所持遊技価値の大きさ)を特定する。又、遊技価値特定部5fは、遊技者が持玉情報を記録したカード(持玉券)を貸出装置3のカード挿入口3eに挿入した場合も、その持玉券に記録されている持玉(所持遊技価値の大きさ)を特定する。
遊技開始特定部5gは、例えば遊技機2側からのアウト信号や貸出装置3からの顔画像を入力したと判定することで、遊技者の遊技開始を特定する。遊技終了特定部5hは、例えば遊技機2側からのアウト信号や貸出装置3からの顔画像を入力しない期間が予め定められた所定期間に亘って継続したと判定することで、遊技者の遊技終了を特定する。尚、遊技機2の稼動を特定可能な信号であれば、アウト信号に代えて遊技機2側が出力するセーフ信号等の別の信号を用いて遊技開始や遊技終了を特定しても良く、又、遊技者が着席しているか否かを特定可能な着座信号を用いて遊技開始や遊技終了を特定しても良い。
次に、上記した構成の作用について、図4乃至図10を参照して説明する。管理装置5は、遊技機2や貸出装置3等から入力される遊技信号に基づいて遊技データを集計する処理に加えて、図4に示す個人データ設定処理、図5に示す来場者一覧表示処理を行う。以下、これらの処理について順次説明する。尚、管理装置5は、貸出装置3の動作状態を特定可能な信号を当該貸出装置3との間で入出力することで、貸出装置3の動作状態を逐一特定可能となっている。
(1)個人データ設定処理
管理装置5は、個人データ設定処理を開始すると、新たな遊技者の遊技開始を特定したか否かを判定する(S1)、管理装置5は、例えば遊技機2側からのアウト信号や貸出装置3からの顔画像を入力しない期間が予め定められた所定期間に亘って継続した後に、貸出装置3から今回入力した顔画像と直前まで入力していた顔画像とが異なると判定したり、貸出装置3から今回入力した会員カードを特定可能な会員IDと直前まで入力していた会員カードを特定可能な会員IDとが異なると判定したりすることで、新たな遊技者の遊技開始を特定したと判定すると(S1:YES)、記憶部5eに記憶している個人データを検索し(S2)、その遊技を開始した遊技者の個人データを記憶しているか否かを判定する(S3)。
管理装置5は、その遊技を開始した遊技者の個人データを記憶しておらず、その遊技を開始した遊技者の個人データを特定しなかったと判定すると(S3:NO)、遊技者を特定可能な遊技者IDを付与し、その遊技者が遊技を開始した遊技機2の情報(遊技機種、台番)及び開始時刻を登録するように個人データを新たに作成する(S4)。一方、管理装置5は、その遊技を開始した遊技者の個人データを記憶しており、その遊技を開始した遊技者の個人データを特定したと判定すると(S3:YES)、その遊技者が遊技を開始した遊技機2の情報及び開始時刻を登録するように個人データを更新する(S5)。尚、管理装置5は、新たな遊技者の遊技開始を特定しなかったと判定すると(S1:NO)、上記したステップS2〜S5を行うことなく個人データ設定処理を終了してリターンする。
(2)来場者一覧表示処理
貸出装置3は、例えば遊技者からの所定操作(例えばタッチ釦の押下等)を受付けると、図6に示すように、交流希望問合画面を液晶表示部3aに表示する。貸出装置3は、交流希望問合画面では、遊技者が押下可能な「交流希望」釦B1を表示する。即ち、遊技者は、所定操作を貸出装置3にて行うことで、「交流希望」釦B1を押下可能となる。尚、貸出装置3は、例えば遊技終了後のタイミングで交流希望問合画面を自動的に表示しても良いし、遊技中の定期的なタイミングで交流希望問合画面を自動的に表示しても良い。即ち、遊技者が他の遊技者との交流を図りたいと想定されるタイミングで自動的に表示しても良い。
管理装置5は、来場者一覧表示処理を開始すると、貸出装置3にて表示されている交流希望問合画面にて「交流希望」釦B1が押下されたか否かを判定する(S11)。貸出装置3は、遊技者が「交流希望」釦B1を押下したことを特定すると、その「交流希望」釦B1の押下を特定可能な信号を管理装置5に出力する。
管理装置5は、貸出装置3から「交流希望」釦B1の押下を特定可能な信号を入力し、遊技者が「交流希望」釦B1を押下したと判定すると、その遊技者が他の遊技者との交流を望む交流希望遊技者であると判定する(S11:YES)。管理装置5は、このようにして交流希望遊技者を特定すると、その交流希望遊技者を特定したことを示す交流希望遊技者フラグを設定し、その遊技者に対応して個人データに登録している顔画像を後述する来場者一覧画面における表示対象に設定する。即ち、遊技者が「交流希望」釦B1を押下することで、これ以降に、他の遊技機2にて遊技を行っている「交流希望」釦B1を押下した他の遊技者の顔画像を見ることができ、自分の顔画像が他の遊技機2にて遊技を行っている「交流希望」釦B1を押下した他の遊技者に見られることになる。尚、管理装置5は、遊技者が「交流希望」釦B1を押下するのを所定時間待機しており、遊技者が「交流希望」釦B1を押下することなく所定時間が経過したと判定すると(S11:NO)、来場者一覧表示処理を終了してリターンする。
次いで、管理装置5は、その遊技者の遊技データを特定し、その遊技者の差玉が所定数(例えば+2500発、特別遊技価値)以上であるか否かを判定し(S12)、その遊技者の差玉が所定数以上であると判定すると(S12:YES)、交流希望中画面の表示を指示する信号を貸出装置3に出力する。管理装置5は、その遊技者の差玉が所定数以上でない(所定数未満である)と判定すると(S12:NO)、交流希望中画面の表示を指示する信号を貸出装置3に出力することなく来場者一覧表示処理を終了してリターンする。
しない。
貸出装置3は、管理装置5から交流希望中画面の表示を指示する信号を入力すると、図7に示すように、交流希望中画面を液晶表示部3aに表示する(S13)。貸出装置3は、交流希望中画面では、遊技者が押下可能な「来場者一覧」釦C1及び「交流希望終了」釦C2を表示する。この状態では、遊技者は「来場者一覧」釦C1及び「交流希望終了」釦C2の何れかを押下可能である。貸出装置3は、遊技者が「来場者一覧」釦C1を押下したと特定すると、「来場者一覧」釦C1の押下を特定可能な信号を管理装置5に出力する。
管理装置5は、貸出装置3から「来場者一覧」釦C1の押下を特定可能な信号を入力し、遊技者が「来場者一覧」釦C1を押下したと判定すると(S14:YES)、来場者一覧画面の表示を指示する信号を貸出装置3に出力する。尚、管理装置5は、貸出装置3から「交流希望終了」釦C2の押下を特定可能な信号を入力し、遊技者が「交流希望終了」釦C2を押下したと判定すると、交流希望問合画面の表示を指示する信号を貸出装置3に出力し、貸出装置3は、交流希望問合画面を液晶表示部3aに再度表示する。この場合、管理装置5は、交流希望遊技者フラグを解除する。又、管理装置5は、遊技者が「来場者一覧」釦C1及び「交流希望終了」釦C2の何れかを押下するのを所定時間待機しており、遊技者が「来場者一覧」釦C1及び「交流希望終了」釦C2の何れも押下することなく所定時間が経過したと判定すると(S14:NO)、来場者一覧表示処理を終了してリターンする。
貸出装置3は、管理装置5から来場者一覧画面の表示を指示する信号を入力すると、図8に示すように、来場者一覧画面(絞込前)を液晶表示部3aに表示する(S15)。貸出装置3は、来場者一覧画面(絞込前)では、来場者のうち別の貸出装置3にて「交流希望」釦B1を押下した複数(図8では3人)の遊技者の顔画像D1〜D3を台番(遊技位置情報)と共に表示し、遊技者が押下可能な「上矢印」釦D4、「下矢印」釦D5、「絞込検索」釦D6及び「表示終了」釦D7を表示する。この状態では、遊技者は「上矢印」釦D4、「下矢印」釦D5、「絞込検索」釦D6、「表示終了」釦D7の何れかを押下可能である。遊技者は「上矢印」釦D4を押下することで、顔画像を上方向にスクロール表示し、大きい方の台番で遊技を行っている遊技者の顔画像を見ることができる。又、遊技者は「下矢印」釦D5を押下することで、顔画像を下方向にスクロール表示し、小さい方の台番で遊技を行っている遊技者の顔画像を見ることができる(表示する遊技者を切替えることができる)。即ち、遊技者は、「上矢印」釦D4や「下矢印」釦D5を押下することで、知り合いになりたいと望む遊技者を探すことができ、その知り合いになりたいと望む遊技者が遊技を行っている遊技機2の台番、即ち、遊技者の位置を知ることができる。又、遊技者は、知り合いになりたいと望む遊技者を条件を絞って探したい場合であれば、「絞込検索」釦D6を押下する。貸出装置3は、遊技者が「絞込検索」釦D6を押下したと特定すると、「絞込検索」釦D6の押下を特定可能な信号を管理装置5に出力する。
管理装置5は、貸出装置3から「絞込検索」釦D6の押下を特定可能な信号を入力し、遊技者が「絞込検索」釦D6を押下したと判定すると(S16:YES)、絞込条件入力画面の表示を指示する信号を貸出装置3に出力する。尚、管理装置5は、貸出装置3から「表示終了」釦D7の押下を特定可能な信号を入力し、遊技者が「表示終了」釦D7を押下したと判定すると、交流希望中画面の表示を指示する信号を貸出装置3に出力し、貸出装置3は、交流希望中画面を液晶表示部3aに再度表示する。又、管理装置5は、遊技者が「絞込検索」釦D6及び「表示終了」釦D7の何れかを押下するのを所定時間待機しており、遊技者が「絞込検索」釦D6及び「表示終了」釦D7の何れも押下することなく所定時間が経過したと判定すると(S16:NO)、来場者一覧表示処理を終了してリターンする。
貸出装置3は、管理装置5から絞込条件入力画面の表示を指示する信号を入力すると、図9に示すように、絞込条件入力画面を液晶表示部3aに表示する(S17)。貸出装置3は、絞込条件入力画面では、遊技者が押下可能な「絞込条件」釦E1〜E8及び「絞込開始」釦E9を表示する。この状態では、遊技者は「絞込条件」釦E1〜E8及び「絞込開始」釦E9の何れかを押下可能である。本実施形態では、自分の性別を入力するための釦として「絞込条件」釦E1及びE2を表示し、相手(交流が希望される遊技者)の年齢を絞込むための釦として「絞込条件」釦E3〜E7を表示し、相手の遊技の収支状態を絞込むための釦として「絞込条件」釦E8を表示しており、自分の性別として「男性」を選択し、相手の年齢として「20代」を選択した場合を例示している(選択された釦は選択されなかった釦と識別可能に識別表示(色の変更や点滅等)される)。
貸出装置3は、遊技者が「絞込条件」釦E1〜E8の何れかを押下し、「絞込開始」釦E9を押下したと特定すると、「絞込条件」釦E1〜E8の何れか及び「絞込開始」釦E9の押下を特定可能な信号を管理装置5に出力する。
管理装置5は、貸出装置3から「絞込条件」釦E1〜E8の何れか及び「絞込開始」釦E9の押下を特定可能な信号を入力し、遊技者が「絞込条件」釦E1〜E8の何れかを押下し、「絞込開始」釦E9を押下したと判定すると(S18:YES)、図10に示すように、来場者一覧画面(絞込後)を液晶表示部3aに表示する(S19)。又、管理装置5は、遊技者が「絞込開始」釦E9を押下するのを所定時間待機しており、遊技者が「絞込開始」釦E9を押下することなく所定時間が経過したと判定すると(S18:NO)、
来場者一覧表示処理を終了してリターンする。
貸出装置3は、来場者一覧画面(絞込後)では、上記したように遊技者が入力した絞込条件に該当する遊技者、即ち、本実施形態では、20代女性の遊技者(入力した性別とは異性で且つ入力した年齢に該当する遊技者)を対象とし、図8と同様に、複数(図10では3人)の来場者の顔画像F1乃至F3を台番(遊技位置情報)と共に表示し、遊技者が押下可能な「上矢印」釦F4、「下矢印」釦F5、「絞込検索」釦F6及び「表示終了」釦F7を表示する。この状態でも、遊技者は「上矢印」釦F4を押下することで、顔画像を上方向にスクロール表示し、大きい方の台番で遊技を行っている20代女性の遊技者の顔画像を見ることができる。又、遊技者は「下矢印」釦F5を押下することで、顔画像を下方向にスクロール表示し、小さい方の台番で遊技を行っている20代女性の遊技者の顔画像を見ることができる。即ち、遊技者は、「上矢印」釦D4や「下矢印」釦D5を押下することで、知り合いになりたいと望む20代女性の遊技者を探すことができ、その知り合いになりたいと望む20代女性の遊技者が遊技を行っている遊技機2の台番、即ち、20代女性の遊技者の位置を知ることができる。又、遊技者は、「絞込検索」釦F6を押下することで、知り合いになりたいと望む遊技者を条件をさらに絞って(条件を追加して)探すことができる。この場合、貸出装置3は、最初(1回目)に示した条件(図9に説明した自分の性別、相手の年齢、相手の遊技の収支状態)とは異なる条件を入力可能な絞込条件入力画面を表示する。即ち、遊技者は、絞込条件入力画面を表示する毎に条件を絞込むことができ、例えば最初(1回目)の絞込条件入力画面にて例えば自分の性別、相手の年齢、相手の遊技の収支状態を条件として絞込むことができ、次(2回目)の絞込条件入力画面にて例えば来店時間、来店回数等を条件として絞込むことができ、さらに次(3回目)の絞込条件入力画面にて例えば会員カードを保有しているか否か等を条件として絞込むことができる。この場合、勿論、絞込条件の優先順位を遊技者が設定可能としても良く、例えば最初に来店回数等を条件として絞込み、次に自分の性別を条件として絞込むようにしても良い。
尚、管理装置5は、来場者一覧表示処理を終了してリターンした後に来場者一覧表示処理を次に開始した後では、交流希望遊技者フラグを判定することで、交流希望遊技者であるか否かを判定し(S11)、交流希望遊技者フラグを設定していると判定すると(S11:YES)、その遊技者の差玉が所定数以上であるか否かを判定し(S12)、その遊技者の差玉が所定数以上であると判定すると(S12:YES)、交流希望中画面の表示を指示する信号を貸出装置3に出力する。即ち、貸出装置3は、遊技者が「交流希望」釦B1を押下すると、「交流希望」釦B1を再度押下しなくとも、遊技者の差玉が所定数以上である限りは交流希望中画面を表示し続け、交流希望中画面が表示されている限りは遊技者は「来場者一覧」釦C1及び「交流希望終了」釦C2の何れかを押下可能となる。尚、管理装置5は、例えば遊技者の遊技終了を判定した場合等に交流希望遊技者フラグを解除する。
以上に説明したように本実施形態では、遊技場に来場している他の遊技者の顔画像を表示するようにしたので、知り合いになりたいと望む遊技者が来場しているかを探すことができる。そして、知り合いになりたいと望む遊技者が来場していれば、その遊技者に対してコンタクト(連絡)をとることで、遊技場にて遊技者間の友好を深めることができる。即ち、遊技者の顔画像を表示することで、名前等の個人情報を知らない遊技者間で交流を図れるという新たなサービスを提供することができ、遊技者間で交流を深めたいと考えている遊技者の遊技場への来場意欲を高めることができる。
又、他の遊技者の顔画像を表示することに加え、表示している遊技者が遊技を行っている遊技機2の台番をも表示するようにしたので、知り合いになりたいと望む遊技者が遊技を行っている遊技機2の位置を特定することができ、知り合いになりたいと望む遊技者に対してコンタクトをとり易くすることができ、遊技場にて遊技者間の友好を深め易くすることができる。
又、差玉が所定数以上であることを条件として、他の遊技者の顔画像を表示するようにしたので、遊技者の顔画像を見てコンタクトしてきた遊技者は勝越している遊技者であると想定され、その遊技者から例えば遊技終了後に食事等の費用を払ってもらえる等の何らかの恩恵が受けられる可能性が高いと想定される。そのため、見知らぬ遊技者がコンタクトしてきた場合であっても、上記したように何らかの恩恵が受けられる可能性が高いことから、その見知らぬ遊技者からのコンタクトに快く応じる可能性が高くなり、見知らぬ遊技者との友好を深めることができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
本実施形態では、遊技者が「交流希望」釦B1を押下することで、他の遊技機2にて遊技を行っている「交流希望」釦B1を押下した他の遊技者の顔画像を見ることができ、自分の顔画像が他の遊技機2にて遊技を行っている「交流希望」釦B1を押下した他の遊技者に見られる構成を例示したが、「交流希望」釦B1を押下していない他の遊技者の顔画像を見ることができるようにしても良く、自分の顔画像が「交流希望」釦B1を押下していない他の遊技者に見られるようにしても良い。又、「交流希望」釦B1を押下した他の遊技者の顔画像のみを表示対象とするか、「交流希望」釦B1を押下した他の遊技者に加えて「交流希望」釦B1を押下していない他の遊技者の顔画像をも含めて表示対象とするかを遊技者が選択可能としても良い。又、「交流希望」釦B1を押下した他の遊技者に加えて「交流希望」釦B1を押下していない他の遊技者の顔画像をも含めて表示対象とする場合、来場者一覧画面にて「交流希望」釦B1を押下したか否かの情報、即ち、交流希望遊技者であるか否かを識別可能な情報を顔画像と共に表示するようにしても良い。
本実施形態では、遊技機2にて遊技を行っている遊技者に対応する個人データの顔画像を表示する構成を例示したが、「交流希望」釦B1を押下したか否かの履歴を作成しておき、その履歴を当日から所定日数遡って検索することで、遊技機2にて遊技を行っていない遊技者、即ち、来場していない遊技者(過去に来場した遊技者)に対応する個人データの顔画像を表示するようにしても良い。その場合、直近の来場日、遊技終了時刻、収支の状態等を顔画像と共に表示するようにしても良い。
一の遊技者がメッセージを入力可能なメッセージ入力手段と、その一の遊技者が入力したメッセージを蓄積可能なメッセージ蓄積手段と、その蓄積されたメッセージを他の遊技者に表示するメッセージ表示手段と、を設けることで、交流を希望する遊技者が来場していない交流を希望する遊技者に対してメッセージを伝達可能(遊技場にてメッセージを預かる)とし、そのメッセージの送り先となった遊技者が来場したときに当該メッセージを表示するようにしても良い。又、メッセージを表示する装置を貸出装置3とは別体に設けても良い。尚、メッセージは、文字(視覚的な情報)でなくとも音声(聴覚的な情報)であっても良い。
本実施形態では、遊技位置情報として遊技機2の台番を顔画像と共に表示する構成を例示したが、遊技機2の位置、即ち、交流を希望する遊技者が遊技を行っている遊技機2を特定可能な情報であれば良く、例えば遊技機種や、その遊技機2が設置されているフロアや列等を明示する情報であっても良い。又、遊技者の顔画像を表示している位置から交流を希望する遊技者が遊技を行っている遊技機2の位置までの経路を示す情報や、その経路を案内する(ナビゲートする)情報であっても良い。又、遊技開始時刻を顔画像と共に表示しても良い。このように構成すれば、その顔画像の遊技者が遊技を行っている遊技時間を把握することができ、遊技時間が長いと判断することで、そろそろ遊技を終了して退場する遊技者である可能性が高いと判断することができ、その機会を見計らうことで、コンタクトを取り易くすることができる。又、遊技機2の台番を必ずしも表示する必要はなく、即ち、顔画像のみを表示するようにしても良い。又、顔画像と共に表示する上記した情報(遊技位置情報、遊技開始時刻等)を遊技者が選択可能としても良い。
本実施形態では、個人データとして登録している顔画像を表示する構成を例示したが、会員カードを貸出装置3に挿入した遊技者であれば、会員カードに対応付けられた映像を表示しても良い。即ち、管理装置5において、会員カードを特定可能なカードIDと、会員カードに対応付けられた映像との対応をデータベースとして保持し、会員カードが貸出装置3に挿入されると、データベースを検索することで、その会員カードのカードIDに対応する映像を特定し、その特定した映像を表示しても良い。又、このように過去に撮像した顔画像を表示することに代えて、リアルタイムで撮像している顔画像を表示するようにしても良い。このように構成すれば、リアルタイムで撮像している顔画像から当該遊技者の収支を推測したり、当該遊技者の機嫌を推測したりすることでき、コンタクトを取るか否かの判断材料として活かすことができる。
本実施形態では、顔認証用のカメラ3dを貸出装置3に設けた構成を例示したが、例えば顔認証用のカメラ3を遊技機2や中継装置4に設ける等、他の場所に設けても良い。又、カメラ3dと遊技機2とを1対1に対応して設けた構成を例示したが、カメラ3dと遊技機2とを1対複数に対応して設けても良く、1台のカメラ3dが複数の遊技機2の各々にて遊技を行う複数の遊技者の顔を撮像するようにしても良い。即ち、カメラは、遊技者の顔を撮像し、その遊技者が遊技を行なっている遊技機2を特定可能であれば、どのような設置形態であっても良い。勿論、遊技者の全身を撮影するカメラを設置する場合も、その遊技者が遊技を行なっている遊技機2を特定可能であれば、どのような設置形態であっても良い。
本実施形態では、カメラ3dが所定周期で撮像する構成を例示したが、カメラ3dの撮像タイミングを遊技者が指定可能に構成しても良い。例えば遊技者が着席したと判定した直後に(遊技を開始する前に)、カメラ3dの撮像タイミングを設定可能な画面を表示し、遊技者からの操作入力を受付けることで、カメラ3dの撮像タイミングを遊技者が指定するようにしても良い。
本実施形態では、遊技者の顔を所定周期毎に静止画として撮像する構成を例示したが、遊技者の顔を連続して動画として撮像する構成であれば、動画を画像処理して特徴点を抽出し、その動画から抽出した特徴点を比較しても良い。
本実施形態では、個人データを更新する際に用いる顔画像を表示する構成を例示したが、どのような時点で撮像した顔画像を表示しても良い。例えば遊技者が離席する直前に撮像した遊技者の顔画像を表示しても良いし、大当たり状態では一般的に表情が弛むことを考慮し、大当たり状態でない期間に撮像した遊技者の顔画像を表示しても良い。又、これから個人データとして登録する顔画像を撮像するタイミングを遊技者に報知するようにすれば、個人データとして登録する顔画像の表情を当該タイミングに合わせて遊技者が調整することができる。更に、個人データとして登録する顔画像を撮像したタイミングを遊技者に報知するようにしても良い。
絞込条件として、本実施形態では、自分の性別、相手の年齢、相手の遊技の収支状態等を例示したが、アウト、大当たり回数、スタート回数等の遊技データや、台移動した履歴等であっても良い。このように構成すれば、例えば自分と似たような遊技傾向(台移動を頻繁に行うか否か等)である遊技者や、自分とは全く逆の遊技傾向である遊技者を絞込むことができる。
遊技を終了する可能性が高い遊技者を終了直前遊技者として特定する終了直前遊技者特定手段を設け、その終了直前遊技者特定手段が終了直前遊技者として特定した遊技者、即ち、遊技を終了しそうな遊技者を表示しても良い。終了直前遊技者を特定する方法としては、持玉が残り少ないことを特定する方法や、残金情報を記憶したカードの残金情報が少ないことを特定する方法等を採用することができる。又、収支と遊技者が遊技を終了したタイミングとの関係を示す履歴を遊技者毎に記憶しておき、その履歴(過去に遊技者が遊技を終了したタイミング)を参照して遊技を終了する可能性が高いか否かを判定しても良い。例えば収支がプラスからマイナスへと転じた直後のタイミングで遊技を終了した経歴がある遊技者であれば、その収支がプラスからマイナスへと転じた直後のタイミングで遊技を終了する可能性が高いと判定しても良い。
本実施形態では、遊技者が自分の性別を図9に示した絞込条件入力画面にて入力可能とする構成を例示したが、遊技者の性別を顔認証に基づいて判定することを利用し、遊技者が自分の性別を入力することなく、男性遊技者に対しては女性遊技者の顔画像のみを表示し、女性遊技者に対しては男性遊技者のみを自動的に表示しても良い。即ち、図9に示した絞込条件入力画面にて自分の性別を入力するための「絞込条件」釦E1及びE2を省略しても良い。
本実施形態では、相手の収支状態を図9に示した絞込条件入力画面にて入力可能とする構成を例示したが、負越している遊技者(例えば差玉が−2500発以上の遊技者や、収支が−10000円以上の遊技者等)を対象として顔画像を表示しても良い。即ち、図9に示した絞込条件入力画面にて相手の収支状態を絞込むための「絞込条件」釦E9を省略しても良い。負越している遊技者であれば、食事等の費用を出してもらえるならばコンタクトに快く応じる可能性が高くなり、見知らぬ遊技者との友好を深めることができる。
本実施形態では、遊技者の差玉が所定数(例えば+2500発)以上であることを条件として、他の遊技者の顔画像を表示する構成を例示したが、遊技者の所持遊技価値の大きさを持玉数で判定し、例えば持玉数が所定数(例えば+10000発)以上であることを条件として、他の遊技者の顔画像を表示しても良い。又、所持遊技価値でなく、大当たり回数が所定回数を超えている等の遊技データを条件として、他の遊技者の顔画像を表示しても良い。又、会員カードを所持する遊技者を対象とし、他の遊技者の顔画像を表示しても良い。勿論、差玉が所定数以上であるか否か、持玉数が所定数以上であるか否か、会員カードを所持するか否か等を判定することなく(他の遊技者の顔画像を表示するための条件を設定することなく)、他の遊技者の顔画像を表示しても良い。即ち、どのような遊技者であっても、「交流希望」釦B1を押下した後に「来場者一覧」釦C1を押下可能としても良い。
対象となる遊技機2は、点数による遊技を可能とする所謂封入式やクレジット式の遊技機2であっても良い。この点を考慮し、遊技媒体と点数とを包含して遊技価値と表現している。又、本実施形態では遊技機2がパチンコ機である場合を説明したが、遊技機2がスロットマシンであっても良い。
遊技機2のスペックや設定した値等、例示した全ての数値(特別遊技価値を含む)、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。勿論、その他の遊技データも、直接的、間接的を問わず適宜最適な特定方法にて特定すれば良い。
管理装置5が行う情報処理の一部を中継装置4や貸出装置3等の他の装置にて行っても良い。本実施形態では、例えば管理装置5が顔画像を比較する構成を例示したが、貸出装置3が顔画像を比較しても良い。即ち、図4に説明した個人データ設定処理を複数の装置で分担して行うようにしても良い。遊技者管理システムとしては管理装置5や中継装置4や貸出装置3等を含む広義の遊技者管理システムの概念も含む。