JP5951011B2 - 種卵検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は種卵検査装置に関し、特に、主として種卵の生死等を判定する種卵検査装置に関するものである。
鶏卵等に代表される卵には、食用のための卵の他に、雛を生産するための卵がある。このような卵は、特に、「種卵」と称されている。種卵を所定の温度等の一定の環境のもとで所定の日数暖めると雛が孵化する。雛を大量に生産する孵卵場では、ある一定期間に得られた種卵が、所定の同じ日に一斉に孵化するように、生産工程が管理されている。
種卵の内部では、産卵の時点から胚の発生が進行する。このため、まず、一定期間に得られる種卵を貯める工程では、種卵を温度28℃以下の環境のもとで保持することによって、胚の細胞分裂を抑えて種卵を休眠させる。所定数の種卵が貯まると、予備加温を行うことによって休眠していた胚の活動を再開させる。種卵に汚れやひびがないかを検査し、セッタートレイと称される専用のトレイに載置される。セッタートレイに収容された種卵を、温度38℃の環境のもとで保持することにより孵卵工程に入る。孵卵工程を開始する日が入卵日とされ、その入卵日からの経過日数が、孵卵日数とされる。雛は、ほぼ孵卵日数21日目に生まれることになる。
孵卵日数18日目あるいは19日目になると、種卵の孵化に備えて、種卵を、セッタートレイからハッチャートレイと称される専用のトレイに移し替える作業が行われる。この移し替えの作業に際して、種卵には所定の検査が行われる。ここで、その検査について説明する。
種卵といえども、すべての種卵が孵化するわけではなく、ある割合で当初から未受精の卵が含まれていたり、また、孵卵工程の途中において、胚の発育が止まってしまう発育中止卵がある。このような未受精卵や発育中止卵には、中身が腐ってしまうものがあり、中身が腐った卵は腐敗卵と呼ばれる。中身が腐るとガスが発生する。殻で閉じられた空間内においてガスが発生すると、卵内の圧力が高くなるので、腐敗卵の一部は破裂する。発明者らは、このような破裂した卵、あるいは、破裂するおそれがある卵を、「爆発卵」と称している。
セッタートレイに収容されていた種卵が爆発(破裂)すると、腐った中身が飛び散り、その中身に含まれる雑菌が、周囲の健全な種卵までも汚染してしまうことになる。また、ハッチャートレイに移し替えた後に種卵が爆発すると、すでに生まれた雛を汚染してしまうことがある。
また、爆発にまで至らない腐敗卵であっても、卵内に発生したガスの圧力で卵の内部の汚れた内容物が卵の表面に染み出している場合がある。この場合も、卵の表面に染み出した内容物が転移することにより、周囲の健全な種卵や、トレイを汚染してしまうことが考えられる。さらに、種卵にワクチンを接種する際に、内圧が上昇した種卵が、殻に注射針が接触するときの衝撃によって爆発してしまうことがある。
このような汚染を未然に防ぐために、種卵を、健全に発育した種卵と、未受精卵や発育中止卵等とに分ける検査が行われる。すなわち、種卵の生死判定が行われる。従来、種卵の生死判定には、たとえば、特許文献1(特開平09−127096号公報)あるいは特許文献2(国際公開第2009/044243号)に提案されているように、光学的な手法が採用されている。これらの手法では、種卵に所定の光を照射し、種卵を透過した光の時間変動成分を解析することによって生死判定が行われる。このようにして未受精卵や発育中止卵と判定された種卵は、直ちに除去されて、健全に発育した種卵が汚染されるのを防いでいる。
特開平09−127096号公報 国際公開第2009/044243号
しかしながら、種卵の生死判定に使用される従来の検査手法では、次のような問題点があった。上述したように、種卵の生死判定は、種卵を透過した光の成分を解析することによって行うために、種卵の外部から入ってくる光を遮蔽する必要がある。このため、この検査に使用する検査装置には、種卵の内部を透過あるいは拡散した光以外の光を遮断するキャップが設けられている。生死の判定においては、まず、そのキャップを種卵の殻に接触させ、次に、その状態で種卵に所定の光を照射し、キャップ内を通ってきた光が、種卵を透過した光として受光素子によって受光される。次に、受光した光を電気信号として解析することによって種卵の生死が判定される。
このように、種卵を透過した光の時間変動成分に基づいて生死を判定するには、検査装置として、種卵の殻に接触するキャップが必要とされる。このため、検査対象の種卵が腐敗卵、特に、爆発卵である場合には、このキャップが接触することによって、その種卵が爆発してしまうことがある。爆発により雑菌等が付着したキャップ等によって、他の健全な種卵に汚染が広がるのを防ぐためには、直ぐにキャップ等を洗浄して消毒する必要がある。また、孵卵場では、多量の種卵を処理するため、セッタートレイ上の複数の種卵を同時に検査する。測定対象の種卵に対応した複数のキャップが検査装置内に存在するので、一度に複数のキャップが汚染されることを考慮する必要がある。
健康で丈夫な雛を生産するには、種卵の爆発による汚染対策に限らず、種卵を孵化させる一連の環境を常に衛生的に保つことが求められており、特に、上述したキャップのように、種卵に接触する部分は、爆発卵によって汚染されなくても、交差感染を防ぐために日常的に消毒等することが求められる。さらに、キャップ等が汚染された場合、雛を大量に生産する孵卵場においては、その生産性を阻害することなく、消毒や交換等のメンテナンス作業を容易に行うことができることが求められている。
本発明は、上記開発の一環でなされたものであり、その目的は、生産性を阻害することなく汚染対策が図られる種卵検査装置を提供することである。
本発明に係る種卵検査装置は、所定の位置にそれぞれ整列させた複数の種卵を検査する種卵検査装置であって、発光部とキャップ装着部と受光部と受光部保護部と保持部とを備えている。発光部は、所定の位置に対応するようにそれぞれ配置された発光素子を含み、発光素子から対応する種卵のそれぞれに向けて所定の光を照射する。キャップ装着部は、所定の位置に対応するようにそれぞれ配置されて種卵に接触し、発光素子から照射されて種卵の内部をそれぞれ透過あるいは拡散した光が通過する筒状のキャップとキャップが装着されるベースとを有する。受光部は、キャップ装着部を通り抜けた光をそれぞれ受光する受光素子を含む。受光部保護部は、キャップと受光部との間に配置され、受光部を保護する。保持部は、キャップ装着部を着脱可能に保持する。
本発明に係る他の種卵検査装置は、光を透過する複数の種卵を所定の位置にそれぞれ整列させた状態で検査する種卵検査装置であって、種卵に向けて光を照射する光照射部と、所定の位置に対応するようにそれぞれ配置されて、光照射部から照射された光のうち種卵の内部を透過した光のみを通過させるための複数の光通過部であって通過する光を他の光から遮蔽する光通過部と、各光通過部を通過した光を受光する受光部であって光通過部と間隔をおいた受光部とを含む。各光通過部は、種卵に接触し、受光部と分離可能のキャップを備えている。キャップは、種卵に接触する第1の開口部分と、第1の開口部分から間隔をおいた第2の開口部分と、第1および第2の開口部分の間に介在する中継部分とを備えている。第1の開口部分は、種卵の外面に密着し、かつ種卵の内部を透過した光が種卵の外面を介して入光するように形成されている。中継部分は、第1の開口部分から入光した光が第2の開口部分に向けて通過するように、かつ第1の開口部分に対して略垂直方向に伸縮するように形成されている。第2の開口部分は、中継部分を通過した光が受光部に向けて出光するように形成されている。
本発明に係るさらに他の種卵検査装置は、所定の位置にそれぞれ整列させた複数の種卵を検査する種卵検査装置であって、発光部とキャップ装着部と受光部と保持部とを備えている。発光部は、種卵に向けて所定の光を照射する。キャップ装着部は、所定の位置に対応するようにそれぞれ配置されて種卵に接触し、発光素子から照射されて種卵の内部をそれぞれ透過あるいは拡散した光を通過させるキャップと、キャップが取り付けられるベースとを有する。受光部は、キャップを介してキャップ装着部を通り抜けた光をそれぞれ受光する受光素子を含む。保持部は、キャップ装着部を着脱可能に保持する。
本発明に係る種卵検査装置、他の種卵検査装置およびさらに他の種卵検査装置によれば、生産性を阻害することなく、種卵検査装置の汚染対策を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る種卵検査装置の構成を模式的に示す側面図である。 同実施の形態において、種卵検査装置における搬入部と検査部を示す部分斜視図である。 同実施の形態において、検査部の構成を模式的に示す、一部断面を含む側面図である。 同実施の形態において、発光部の発光素子の配置を示す平面図である。 同実施の形態において、キャップ装着部のベースを示す平面図である。 同実施の形態において、キャップ装着部のキャップとベースを示す斜視図である。 同実施の形態において、キャップを示す側断面図である。 同実施の形態において、受光部の受光素子の配置を示す平面図である。 同実施の形態において、発光部保護板あるいは受光部保護板を示す平面図である。 同実施の形態において、種卵検査装置による種卵の検査を説明するための第1の状態を示す部分斜視図である。 同実施の形態において、種卵検査装置による種卵の検査を説明するための第2の状態を示す、一部断面を含む部分側面図である。 同実施の形態において、種卵検査装置による種卵の検査を説明するための第3の状態を示す、一部断面を含む部分側面図である。 同実施の形態において、種卵検査装置による種卵の検査を説明するための第4の状態を示す、一部断面を含む部分側面図である。 同実施の形態において、種卵検査装置による種卵の検査を説明するための第5の状態を示す、一部断面を含む部分側面図である。 同実施の形態において、検査部におけるキャップ装着部の特徴を説明するための第1の部分斜視図である。 同実施の形態において、検査部におけるキャップ装着部の特徴を説明するための第2の部分斜視図である。 同実施の形態において、検査部の特徴を説明するための、一部断面を含む側面図である。 同実施の形態において、変形例に係る種卵検査装置における検査部の構成を模式的に示す、一部断面を含む側面図である。 同実施の形態において、変形例に係る種卵検査装置におけるキャップ装着部のキャップとベースを示す斜視図である。 同実施の形態において、他の変形例に係る種卵検査装置におけるキャップ装着部のキャップとベースを示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係る種卵検査装置について説明する。図1に示すように、種卵検査装置1は、検査対象の種卵を受入れる搬入部2と、搬入部2に受入れられた種卵が未受精卵や発育中止卵であるか否かの生死等を判定する検査部3と、検査部3において未受精卵等であると判定された種卵を排除する排除部4と、未受精卵等が排除された後の種卵を次の工程へ向けて送り出す搬出部5とを備えている。後述するように、所定のセッタートレイに収容された検査対象の複数の種卵は、矢印41に示すように、搬入部2から検査部3へ送られ、そして、矢印42に示すように、排除部4を経て搬出部5へ送られる。
次に、種卵の生死等を判定する検査部3について、詳しく説明する。図2および図3に示すように、検査部3には、種卵に向けて所定の光を照射する発光部11と、種卵に照射されて種卵を透過した光のみを通過させるためのキャップ20が装着されているキャップ装着部16と、キャップ装着部16を通り抜けた光を受光する受光部22とが設けられている。図示の例では、矢印41から矢印42に示される卵の搬送経路の下方に発光部11が設けられ、搬送経路の上方にキャップ装着部16が配置され、さらにその上方に受光部22が設けられている。したがって、発光部11により下方から照射された光がキャップ装着部16を通過して上方の受光部22で受光される。
図4に示すように、発光部11には、たとえば、発光ダイオード等の複数の発光素子13が、セッタートレイに細密充填された種卵の配置に対応するように配置されている。また、複数の発光素子13は、発光制御部12(図3参照)によって、それぞれの発光強度等が調整される。なお、発光素子13としては、所定の波長(領域)の光を発光する素子であれば、発光ダイオードに限られず、たとえば、レーザ光でもよい。また、上述した検査装置では、複数の種卵のそれぞれに対応して発光素子13を設けているが、複数の種卵に対して蛍光灯のような一つの発光素子であってもよい。
図5および図6に示すように、キャップ装着部16は、種卵に接触する筒状のキャップ20と、そのキャップ20を装着させるベースとを備えて、ガイドレール21(図3参照)にスライド可能に保持される。本実施の形態においてベースは、板状に形成されたプレート17である。しかし、ベースは、キャップ20が装着される他の形状であってもよい。メンテナンスの際には、キャップ装着部16をスライドさせることによって、汚染されたキャップ装着部16を検査部3から取り外し、消毒済みのキャップ装着部16を検査部3へ取り付けることができる。
各キャップ20は、側周面を蛇腹状に形成された円筒状部材201と、円筒状部材201に係合する環状部材202とを備える。プレート17には、複数の環状部材202が取り付けられているか、または形成されている。各環状部材202に円筒状部材201を係合させることにより、プレート17に複数のキャップが装着される。これにより、検査の際には、複数のキャップ20のそれぞれが対応する種卵に接触することになる。また、上記構成により、キャップ20は、受光部24から分離して取り外し可能である。
図7示すように、キャップ20は、種卵に接触する第1開口部分203と、第1の開口部分203に間隔をおいた第2の開口部分204と、第1および第2の開口部分203、204の間に介在する中継部分205とを備える。第1の開口部分203は、種卵の外面に密着し、かつ種卵の内部を透過した光が種卵の外面を介して入光するように形成されている。中継部分205は、第1の開口部分203から入光した光が第2の開口部分204に向けて通過するように、かつ第1の開口部分203に対して略垂直方向に伸縮するように形成されている。第2の開口部分204は、中継部分205を通過した光が受光部22に向けて出光するように形成されている。
キャップ20の円筒状部材201には、その底面(図7においては上面)に第1の開口部分203が位置し、第1の開口部分203に連続する側周面に蛇腹状に形成された中継部分205が位置している。また、環状部材202には、その頂面(図7においては下面)に第2の開口部分204が位置している。第1の開口部分203は、種卵に密着すべく円形の開口を有する。
このようなキャップ20によれば、キャップ20が種卵に接触したときに中継部205が収縮して第1の開口部203が種卵に確実に密着する。検査部3では複数の種卵が同時に検査されるが、蛇腹状の中継部分205は、接触する種卵の形状に合わせて収縮の程度を変えられる。すなわち、外径寸法の比較的大きな種卵に対しては大きく収縮し、外形寸法の比較的小さな卵に対しては小さく収縮する。これにより、複数の種卵に対応するキャップ20のそれぞれの第1の開口203を確実に密着させることができる。また、キャップ20は、中継部分205が第1の開口203に対して略垂直に伸縮するように形成されていればよく、蛇腹状に限らず、たとえばテレスコピック構造に形成されていてもよい。
また、キャップ20は、発光部11から照射されて種卵を透過した光のみを受光部24に導くべく、すなわち他の光を受光部24から遮蔽すべく遮光性を有する。キャップ20に遮光性を付与するために、たとえば、キャップの外面または内面に黒色系の塗料を塗布してもよいし、キャップを遮光性の材料で作製してもよい。検査時に遮光性のキャップが種卵に密着することにより、種卵を透過した光のみを受光素子に受光させることができる。
このようなキャップ20により、それぞれの第1の開口部分205は、種卵の外形寸法に影響を受けることなく、対応する種卵に確実に密着する。これにより、検査対象の全ての種卵において、発光部11から照射された光のうち各種卵を透過した光のみが第1の開口203から入光し、外部に対して光を遮光するキャップ20の内部を通過して第2の開口部分204から出光し、その光を受光部22が受光することができる。
キャップ装着部16は、種卵検査装置から外した後に消毒液等によって洗浄されるため、キャップ20およびプレート17は、耐薬品性の部材から形成されていることが望ましい。特に、キャップ20は種卵の殻に直接接触するため、たとえば、耐薬品性のゴム等、柔らかい素材が望ましい。また、キャップ20がゴム等の柔らかい素材から形成されていることで、環状突起部19への取り付けと取り外しを容易に行うことができ、消毒等の洗浄を効率的に行うことができる。
図8に示すように、受光部22には、たとえば、フォトダイオード等の複数の受光素子24が、セッタートレイに細密充填された種卵の配置に対応するように配置されている。複数の受光素子24によって受光した光は、電気信号として光電変換部23(図3参照)を経由し、判定部26において、測定対象の種卵が、未受精卵や発育中止卵であるか否かの生死等が判定される。また、各受光素子24は、光電変換部23により受光感度を調整されてもよい。なお、受光素子24としては、種卵を透過した所定の光を信号として捉えることができれば、フォトダイオードに限られない。
図3および図9に示すように、発光部11とキャップ装着部16との間には、発光部11を保護する発光部保護板14が取り付けられ、キャップ装着部16と受光部22との間には、受光部22を保護する受光部保護板25が取り付けられている。発光部保護板14および受光部保護板25として、たとえば、ガラス板を適用することが可能である。また、発光部保護板14としては、発光素子13が発する光の波長との関係で、特定の波長領域の光を透過させる材料から形成されていてもよく、受光部保護板25としては、種卵を透過した光の成分の波長との関係で、特定の波長領域の光を透過させる材料から形成されていてもよい。これにより、受光部22が受光する光の波長領域が限定されるため、光の検出感度を高めることができる。また、受光部保護部25は、液晶、偏光板等を用いて通過する光の光量または偏光等を調整可能にしてもよい。
次に、上述した種卵検査装置による種卵の検査について説明する。種卵検査装置では、主として、2,3日後に孵化を控えている、孵卵日数18日目あるいは19日目の種卵が検査対象とされる。また、大量の雛を生産する孵卵場では、生産性を確保するために、所定数の種卵を同時に検査するバッチ処理が行われる。このため、図10に示すように、まず、検査対象の複数の種卵Eがセッタートレイ31に細密充填されて、種卵検査装置1の搬入部2に搬入される。
図11に示すように、搬入部2に搬入された種卵Eは、セッタートレイ31に載置された状態で、矢印44に示すように、発光部11とキャップ装着部16との間に向かって搬送される。図12に示すように、セッタートレイ31が、発光部11とキャップ装着部16との間の所定の位置に到着すると、セッタートレイ31がその位置で停止する。次に、セッタートレイ31が所定の位置で停止した状態で、矢印45に示すように、キャップ装着部16が下降する。セッタートレイ31に細密充填された種卵の配置に対応するように配置された複数のキャップ20のそれぞれは、図13に示すように、キャップ装着部16が下降することで、対応する種卵Eに接触する。このとき、キャップ20の側周面が蛇腹状であるため、対応する種卵Eにキャップ20の第1の開口部分203が確実に密着する。
次に、発光部11の複数の発光素子13のそれぞれから、対応する種卵Eに向けて所定の強度の光が、たとえば、数秒間程度出射される。種卵Eに照射された光の一部は、種卵E内を透過し、種卵Eの殻に接触しているキャップ20通過する。キャップ20を通過した光は、対応する受光素子24によって受光される。受光素子24にて受光された光は電気信号として、光電変換部23を経て判定部26へ送られる。
判定部26では、予め取得されたデータと比較することによって、測定対象の種卵Eが、未受精卵あるいは発育中止卵であるか否かが判定される。この種卵検査装置1では、種卵Eを透過した光の強度に加えて、特に、種卵E内の胚の心拍や胎動に関する信号(バイタルサイン)を読み取ることで、種卵Eの生死が判定される。判定結果は、セッタートレイ31の識別情報と種卵Eの位置情報とともに記憶される。検査が終了すると、図13に示すように、キャップ装着部16が所定の位置にまで上昇し、種卵を収容したセッタートレイ31が排除部4(図1参照)へ搬送される。
排除部4では、判定結果、セッタートレイ31の識別情報および種卵Eの位置情報に基づいて、未受精卵あるいは発育中止卵であると判定された種卵が、セッタートレイから排除される。未受精卵あるいは発育中止卵が排除されて、健全に発育した種卵だけを収容したセッタートレイが搬出部5(図1参照)へ搬送され、そこから、次の工程へ向けて送り出される。こうして、セッタートレイ31に収容された複数の種卵Eの一連の検査が完了する。
ところで、一般に、健康で丈夫な雛を生産するには、種卵を汚染させないこと、そして、汚染を拡大させないことが必要であり、種卵を孵化させる一連の環境を常に衛生的に保つことが求められる。種卵検査装置も例外ではなく、衛生的に保つことが求められる。特に、雛を大量に生産する孵卵場の種卵検査装置では、生産性を確保するために、複数の種卵を収容したセッタートレイが次々に搬入され、搬入されたセッタートレイごとに複数の種卵が同時に検査されてその生死が判定されることになる。このため、次々送られてくる種卵にキャップ20が接触することによって、健全な種卵に汚染が拡大しないように、キャップ装着部16には、日常的に消毒等のメンテナンスが必要になる。
上述した種卵検査装置1では、キャップ装着部16は、ガイドレール21にスライド可能に保持される。すなわち、図示の例では、ガイドレール21が保持部として機能する。これにより、図15に示すように、メンテナンスの際には、キャップ装着部16をスライド(矢印47)させることによって、検査部3からキャップ装着部16を容易に取り外して消毒等を行うことができる。そして、消毒等のメンテナンスが完了すると、キャップ装着部16をスライド(矢印47)させることによって、キャップ装着部16を検査部3に容易に取り付けることができ、キャップ装着部16の汚染対策を容易に図ることができる。
また、あらかじめ、消毒済みのキャップ装着部を複数用意しておき、図16に示すように、メンテナンスの際には、その消毒済みのキャップ装着部16に取り替えることで、生産性をほとんど阻害することなくメンテナンスを行うことができる。特に、キャップ20が接触するなどして、発明者が称している「爆発卵」が実際に爆発して、雑菌等が複数のキャップ20等に付着するような場合であっても、消毒済みのキャップ装着部16に取り替えることで、生産性をほとんど阻害することなく、雑菌が他の健全な種卵に拡大するのを確実に抑えることができる。
また、爆発卵の爆発によって、雑菌を含んだ腐った内容物が、キャップ装着部16の開口部18から受光部22へ飛び散ることが想定される。この種卵検査装置では、キャップ装着部16と受光部22との間に、受光部保護板25が設けられている。これにより、飛び散った内容物は受光部保護板25に付着して、受光部22が汚染されるのを防止することができる。しかも、受光部保護板25に付着した内容物は、図16に示すように、キャップ装着部16を取外して受光部保護板25を露出させた状態で洗浄および消毒(矢印参照)するなどして、容易に取り除くことができる。
一方、爆発卵の爆発によって、雑菌を含んだ腐った内容物が、発光部11へ落下することも想定される。この種卵検査装置では、キャップ装着部16と発光部11との間に、発光部保護板14が設けられている。これにより、落下した内容物は発光部保護板14に付着して、発光部11が汚染されるのを防止することができる。しかも、発光部保護板14に付着した内容物は、図17に示すように、発光部保護板14と受光部保護板25を露出させた状態で洗浄および消毒(矢印参照)するなどして、容易に取り除くことができる。
このように、上述した種卵検査装置では、種卵に接触するキャップ装着部の汚染対策として、キャップ装着部をガイドレールに着脱可能に保持することで、汚染されたキャップ装着部を消毒済みのキャップ装着部に容易に取り替えることができる。これにより、生産性を阻害することなく、種卵検査装置の汚染を防止するとともに、汚染の拡大を阻止することができる。また、特に、爆発卵が爆発して、雑菌を含んだ内容物がキャップ装着部に付着するような場合においても、キャップ装着部をスライドさせることにより、消毒済みのキャップ装着部に容易に取り替えることができ、生産性を阻害することなく、汚染の拡大を阻止することができる。
なお、上述した種卵検査装置では、キャップ装着部を着脱可能に保持する機構としてガイドレールの保持される機構を例に挙げて説明した。この機構としては、キャップ装着部を着脱可能に保持することができれば、これに限られず、たとえば、クランプ等による圧着タイプの機構や、マグネットによる機構等を採用してもよい。また、検査対象の種卵としては、鶏卵を例に挙げて説明したが、鶏卵に限られず、たとえば、アヒル、七面鳥、ウズラ等の種卵についても検査対象とすることが可能である。
さらに、キャップ装着部と受光部との間に、受光部保護板を配置した構造を例に挙げて説明したが、キャップ装着部と受光部との間に受光部保護板を配置する換わりに、図18に示すように、キャップ装着部16のプレート17の開口部に受光部保護板27を配置させてもよい。この場合には、キャップ装着部16を洗浄等する際に、受光部保護板27も同時に洗浄等することができる。また、キャップ装着部16と受光部保護板25とを同時に一括して取り外し可能にしてもよい。
さらに、上述した検査では、孵卵日数18日目あるいは19日目の種卵を検査する場合を例に挙げて説明した。このような孵化直前の種卵では、光が卵内を透過しにくく、あるいは、拡散しにくい状況にある。このため、検査部3では、そのような状況に対応するように発光部11の発光強度や受光部22の受光感度が調整されている。
ところが、この条件のもとで、たとえば、孵卵日数10日目前後の種卵を検査しようとすると、発光強度が強すぎるなどして、種卵の生死判定の精度が低下するおそれがある。そこで、キャップ装着部のプレートとしては、図6に示される開口径D1の開口部18を有するプレートの他に、図19に示すように、受光部による受光量を制限するために、開口径D1よりも小さい開口径D2の開口部18を有するプレートを備えていることが望ましい。開口径のより小さい開口部を有するプレートを備えたキャップ装着部に換えることで、そのような孵卵日数の少ない種卵についても、種卵の生死判定を精度を低下させることなく行うことができ、特定の孵卵日数の種卵に限られることなく、任意の孵卵日数の種卵について、精度よく検査することが可能になる。
また、開口部の開口径の異なるプレートを備えたキャップ装着部を用いる替わりに、キャップのキャップ開口径の異なるキャップを装着したキャップ装着部を用いてもよい。すなわち、種卵に接触する側に位置するキャップ開口部のキャップ開口径として、図6に示されるキャップ開口径C1のキャップの他に、図20に示すように、キャップ開口径C1よりも小さいキャップ開口径C2のキャップ20を装着したキャップ装着部16を用いてもよい。この場合でも、孵卵日数の少ない種卵について、種卵の生死判定を精度を低下させることなく行うことができる。
さらに、プレートの開口部の開口径やキャップのキャップ開口径が互いに異なるキャップ装着部を用意している場合では、検査部に、現状、取り付けられているキャップ装着部がどのタイプのキャップ装着部であるかを種卵検査装置が認識していることが好ましい。たとえば、センサに認識させる突起物等をプレートに設けておくことで、検査部に取り付けられているキャップ装着部のタイプを認識することができる。これを種卵検査装置のディスプレイ等で確認することで、孵卵日数に対応していないキャップ装着部が取り付けられた状態で種卵の検査が行われるのを未然に防ぐことができる。
本発明において、検査の種卵である卵Eにキャップを密着させるべく、キャップの側周面が収縮する。これにより、光が通過する卵の外殻から受光部までの距離が、卵の個体差の影響を受けて卵ごとに相違することになる。しかし、本実施の形態において、検査時には、各種卵に対して一組の発光素子、キャップおよび受光部が機能する。これにより、発光素子の発光強度または受光部の受光感度を光照射部制御部または受光部制御部により種卵ごとに調整できる。したがって、種卵の外殻から受光部までの距離が変化しても、種卵ごとに光強度または受光感度が調整されることにより、種卵の外殻から受光部までの距離の影響を受けずに検査を行うことができる。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、家禽の孵卵に有効に利用される。
1 種卵検査装置、2 搬入部、3 検査部、4 排除部、5 搬出部、6 カバー、11 発光部、12 発光制御部、13 発光素子、14 発光部保護板、16 キャップ装着部、17 プレート、18 開口部、19 環状突起部、20 キャップ、21 ガイドレール、22 受光部、23 光電変換部、24 受光素子、25 受光部保護板、26 判定部、27 受光部保護板、31 セッタートレイ、E 種卵、41〜49 矢印 201 円筒状部材、 202 環状部材、203 第1の開口部分、204 第2の開口部分、205 中継部分。

Claims (11)

  1. 所定の位置にそれぞれ整列させた複数の種卵(E)を検査する種卵検査装置であって、
    前記所定の位置に対応するようにそれぞれ配置された発光素子(13)を含み、前記発光素子(13)から対応する種卵(E)のそれぞれに向けて所定の光を照射する発光部(11)と、
    前記所定の位置に対応するようにそれぞれ配置されて前記種卵(E)に接触し、前記発光素子(13)から照射されて前記種卵(E)の内部をそれぞれ透過あるいは拡散した光を通過させるキャップ(20)と、前記キャップ(20)が取り付けられるベース(17)とを有するキャップ装着部(16)と、
    前記キャップ(20)を介して前記キャップ装着部(16)を通り抜けた光をそれぞれ受光する受光素子(24)を含む受光部(22)と、
    前記キャップ装着部(16)を着脱可能に保持する保持部(21)と
    を備えた、種卵検査装置。
  2. 前記キャップ(20)は、前記種卵(E)に接触する第1の開口部分(203)と、前記第1の開口部分(203)から間隔をおいた第2の開口部分(204)と、前記第1および第2の開口部分(203、204)の間に介在する中継部分(205)とを備え、
    前記第1の開口部分(203)は、前記種卵(E)の外面に密着し、かつ前記種卵(E)の内部を透過した光が前記種卵(E)の外面を介して入光するように形成されており、
    前記中継部分(205)は、前記第1の開口部分(203)から入光した光が前記第2の開口部分(204)に向けて通過するように、かつ前記第1の開口部分(203)に対して略垂直方向に伸縮するように形成されており、
    前記第2の開口部分(204)は、前記中継部分(205)を通過した光が前記受光部(22)に向けて出光するように形成されている、請求項1に記載の種卵検査装置。
  3. さらに、前記キャップ装着部(16)と前記受光部(22)との間に配置され、前記受光部(22)を保護する受光部保護部であって前記発光部(11)が照射した光に関係する特定の波長領域の光を透過させる材料から形成された受光部保護部(25)を備えた、請求項1に記載の種卵検査装置。
  4. さらに、前記キャップ装着部(16)と前記受光部(22)との間に配置され、前記受光部(22)を保護し、前記キャップ装着部(16)と一括して着脱可能である受光部保護部(25)を備えた、請求項1に記載の種卵検査装置。
  5. 前記発光素子(13)では発光強度がそれぞれ調整される、請求項1に記載の種卵検査装置。
  6. 前記キャップ装着部(16)と前記発光部(11)との間に配置されて、前記発光部(11)を保護する発光部保護部(14)を備えた、請求項1に記載の種卵検査装置。
  7. 前記キャップ装着部(16)は、
    第1開口径の前記第1の開口部分(203)を有する複数の前記キャップ(20)が装着される第1ベース(17)を備える第1のキャップ装着部(16)と、
    第2開口径の前記第1の開口部分(203)を有する複数の前記キャップ(20)が装着される第2ベース(17)を備える第2のキャップ装着部(16)と
    を含む、請求項2に記載の種卵検査装置。
  8. 前記キャップ装着部(16)は、
    種卵(E)に接触する側に位置する、前記キャップ(20)のキャップ開口部のキャップ開口径として、第1キャップ開口径の第1キャップ(20)を装着した第3キャップ装着部(16)と、
    前記キャップ開口径として前記第1キャップ開口径とは異なる第2キャップ開口径の第2キャップ(20)を装着した第4キャップ装着部(16)と
    を含む、請求項1に記載の種卵検査装置。
  9. 光を透過する複数の種卵(E)を所定の位置にそれぞれ整列させた状態で検査する種卵検査装置であって、
    前記種卵(E)に向けて光を照射する光照射部(11)と、前記所定の位置に対応するようにそれぞれ配置されて、前記光照射部(11)から照射された光のうち前記種卵(E)の内部を透過した光のみを通過させるための複数の光通過部であって通過する光を他の光から遮蔽する光通過部と、各光通過部を通過した光を受光する受光部(22)であって前記光通過部と間隔をおいた受光部(22)とを含み、
    各光通過部は、前記種卵(E)に接触し、前記受光部(22)と分離可能のキャップ(20)を備え、
    前記キャップ(20)は、前記種卵(E)に接触する第1の開口部分(203)と、前記第1の開口部分(203)から間隔をおいた第2の開口部分(204)と、前記第1および第2の開口部分(203、204)の間に介在する中継部分(205)とを備え、
    前記第1の開口部分(203)は、前記種卵(E)の外面に密着し、かつ前記種卵(E)の内部を透過した光が前記種卵(E)の外面を介して入光するように形成されており、
    前記中継部分(205)は、前記第1の開口部分(203)から入光した光が前記第2の開口部分(204)に向けて通過するように、かつ前記第1の開口部分(203)に対して略垂直方向に伸縮するように形成されており、
    前記第2の開口部分(204)は、前記中継部分(205)を通過した光が前記受光部(22)に向けて出光するように形成されている、種卵検査装置。
  10. 前記中継部分(205)は、前記第1の開口部分(203)に対して略垂直方向に伸縮する蛇腹状に形成されている、請求項9に記載の種卵検査装置。
  11. 所定の位置にそれぞれ整列させた複数の種卵(E)を検査する種卵検査装置であって、
    前記種卵(E)に向けて所定の光を照射する発光部(11)と、
    前記所定の位置に対応するようにそれぞれ配置されて前記種卵(E)に接触し、前記発光素子(13)から照射されて前記種卵(E)の内部をそれぞれ透過あるいは拡散した光を通過させるキャップ(20)と、前記キャップ(20)が取り付けられるベース(17)とを有するキャップ装着部(16)と、
    前記キャップ(20)を介して前記キャップ装着部(16)を通り抜けた光をそれぞれ受光する受光素子(24)を含む受光部(22)と、
    前記キャップ装着部(16)を着脱可能に保持する保持部(21)と
    を備えた、種卵検査装置。
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