JP2020204534A - 孵化途中卵の観測装置 - Google Patents

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【課題】孵卵器内でも使用可能な孵化途中卵の観測装置を提供する。【解決手段】孵化途中卵の観測装置10は、孵卵に適した雰囲気に保たれるケーシングIb内で多層に配置されたトレイT上の孵化途中卵Eを観測する装置であって、当該装置10の少なくとも一部が観測対象の孵化途中卵Eの上方に配置され、観測対象の孵化途中卵Eと当該孵化途中卵Eの上方に位置する他の孵化途中卵Eとの間に、観測対象の孵化途中卵E側から他の孵化途中卵E側まで上下方向に空気を通す空気流路9を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、孵化途中卵の観測装置に関するものである。
雛の生産やワクチンの生産等に用いられる孵化途中卵は、所定の温度、湿度等の環境下で孵卵され、孵卵の途中では、卵の内部における胚の活動状況、すなわち生死等を判定する検査がなされる。このような検査装置として、下記の特許文献1に記載の生存卵を識別するための装置が公知である。この装置は、トレイに載せられた孵化途中卵を孵卵器から取り出した後、コンベヤに載せて数秒間測定を行う。
特表2005−532046号公報 特開2013−255431号公報
例えば、特許文献2に記載されているように、孵卵器内は、温度、湿度、風などが孵卵に適した雰囲気に保たれており、上述した検査のために長時間、孵卵器の外に孵化途中卵をさらしてしまうことはあまり好ましくない。そのため、本発明者は、孵卵器から孵化途中卵を取り出さずに、孵化途中卵を観測することを考えている。特許文献1の検査装置はそもそも孵卵器内で使用することを想定していないが、仮に、特許文献1の検査装置を孵卵器内のトレイ上の孵化途中卵に使用するならば、フレーム409やフレーム510によって、孵化途中卵の上方が塞がれて、適切な雰囲気を保つことが難しくなってしまう。
本発明は、孵卵器内でも使用可能な孵化途中卵の観測装置を提供する。
本発明の孵化途中卵の観測装置は、孵卵に適した雰囲気に保たれるケーシング内で多層に配置されたトレイ上の孵化途中卵を観測する装置であって、当該装置の少なくとも一部が前記観測対象の孵化途中卵の上方に配置され、前記観測対象の孵化途中卵と当該孵化途中卵の上方に位置する他の孵化途中卵との間に、観測対象の孵化途中卵側から他の孵化途中卵側まで上下方向に空気を通す空気流路を備える。
本発明によれば、孵卵器内でも使用可能な孵化途中卵の観測装置を提供できる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
孵卵器のケーシングの内部の様子を示す模式図である。 ケーシング内で傾けられたトレイ上の孵化途中卵を観測している状態を示す図である。 気室が異常な位置にある孵化途中卵を観測している状態を示す図である。 孵化途中卵上の観測部を模式的に示す平面図である。 本発明の変形例にかかる孵化途中卵上の観測部を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。本実施形態にかかる孵化途中卵の観測装置10は、光の変化に基づいて孵化途中卵E(以下、単に「卵E」と記すことがある。)の内部状態を観測する。孵化途中卵の観測装置10は、孵卵器I内の棚Iaに配置されたトレイT上の卵Eを個別に観測する。孵化途中卵の観測装置10の少なくとも一部(例えば、受光部22、回路基板6、フレーム8等)が観測対象の卵Eの上方に配置され、孵卵に適した雰囲気に保たれるケーシングIb内で多層に配置されたトレイT上の卵Eを観測する。
トレイTは、二次元的に設けられた複数の卵座T1を備える。各卵座T1は、卵Eの形状に適合して側方から種卵を支持するための枠部T2に、卵Eを下方から支持するための複数の突起部T3が形成され、卵Eを側方及び下方から保持する。各卵Eは、その鋭端E1を下方に、鈍端E2を上方に向けた状態で卵座T1に充填される。なお、トレイTの形状や、卵Eの収容方向は図示したものに限られない。
本実施形態の孵化途中卵の観測装置10は、観測対象の孵化途中卵Eと当該孵化途中卵Eの上方に位置する他の孵化途中卵Eとの間に、受光部22と、回路基板6と、フレーム8とが設けられる。フレーム8には、受光部22及び回路基板6が設けられる。フレーム8は、トレイTにほぼ平行に配置される。フレーム8は、複数(図では6個)、または1個の卵座T1を覆うように設けられている。フレーム8は、トレイTの全部の卵座T1を覆うように設けられてもよい。
フレーム8には、空気流路9が設けられている。空気流路9は、受光部22及び回路基板6を避けて設けられている。空気流路9は、観測対象の孵化途中卵E側から他の孵化途中卵E側まで上下方向に空気を通す。空気流路9は、切り欠きまたは孔である。空気流路9は、観測対象の卵Eが載る卵座T1を平面視で見た場合、卵座T1の面積の10%以上の大きさを有する。空気流路9は、複数の卵座T1にまたがって設けられるものであってもよい。
孵化途中卵の観測装置10は、観測部2と、制御部4とを備える。観測部2は、卵Eに上方から取り付けられた「観測位置」で、トレイT内の卵Eの生死等を判定するための観測を行う。制御部4は、観測部2を制御する。具体的には、制御部4は、各照射部21a、21bを時分割的に照射する。
観測部2は、照射部21a、21bと、受光部22と、遮光キャップであるパッド部23を備える。照射部21a、21b、受光部22及びパッド部23は、接続部24に設けられている。接続部24は、2つのパッド部23を接続する。2つのパッド部23は、付勢部25によって内側に、互いに近付く方向に付勢される。なお、図面では付勢部25を部材そのものではなく、パッド部23に加えられる力の向きで示している。
観測部2は、例えば孵卵開始時に孵卵器Iの外で卵Eに取り付けられ、その後、孵卵器Iに入れられた状態の卵Eの状態を連続的または間欠的に観測する。孵卵に適した雰囲気に保たれるケーシングIb内で揺れ動かされるトレイT上の卵Eに装着された状態で、照射部21a、21b及び受光部22と卵Eとの位置関係が一定に保たれる。
照射部21a、21bは、一の卵Eの鋭端E1及び鈍端E2以外の側面E4から、鋭端E1と鈍端E2を結ぶ中心軸に向かって光を照射する。2つの照射部21a、21bは、一の卵Eに対して異なる方向から光を照射する。2つの照射部21a、21bは、対向配置されている。照射部21a、21bは、接続部24の下端に設けられている。接続部24の一部は、観測位置において卵Eの側方に隣接する筒状体(アーム)により構成されている。接続部24の下端は、観測位置において卵Eの赤道付近に位置している。照射部21a、21bは、例えばLEDであるが、レーザ発光素子等であってもよいし、光ガイドを使用して光源を別場所に配置してもよい。
受光部22は、各照射部21a、21bが照射した光のうち卵Eの内部を経て卵Eの表面から外部に放出される光を受光する。内部を経た光は、照射部21a、21bからの光が卵E内部の胚などで反射拡散した光である。受光部22によって受光された光は電気信号に変換され、無線または有線で識別部(図示せず)に送られる。識別部では、受光部22で受光した光の電気信号の解析により生存卵を識別する。
パッド部23は、弾性変形可能なもので、観測位置において、卵座T1に配置された卵Eの側面E4に密着する。パッド部23は、卵Eと2つの照射部21a、21bとの間にそれぞれ配置される。各パッド部23は筒状になっており、その内部には、第1の照射部21a、第2の照射部21bがそれぞれ配置されている。パッド部23は、各照射部21a、21bと卵Eとの間を遮光する遮光キャップである。
本実施形態の孵化途中卵の観測装置10は、照射部21aまたは21bのいずれを用いて計測を行うかを決定した後に、「生体信号計測ステップ」を実施する。「生体信号計測ステップ」として、照射部21aまたは21bを照射して、照射部21aまたは21bが照射した光のうち卵Eの内部を経て卵Eの表面から外部に放出される光を受光する光の変化に基づいて卵Eの内部状態を観測する。「生体信号計測ステップ」は、従来からこの分野で行われている方法と同一またはこれに準じた方法を適用することができるため、詳細な説明については省略する。
以上説明したように、本実施形態の孵化途中卵の観測装置10は、孵卵に適した雰囲気に保たれるケーシングIb内で多層に配置されたトレイT上の孵化途中卵Eを観測する。孵化途中卵の観測装置10は、当該装置10の一部が観測対象の孵化途中卵Eの上方に配置され、観測対象の孵化途中卵Eと当該孵化途中卵Eの上方に位置する他の孵化途中卵Eとの間に、観測対象の孵化途中卵E側から他の孵化途中卵E側まで上下方向に空気を通す空気流路9を備える。そのため、孵化途中卵の観測装置10が孵卵器I内の空気循環を遮断してしまうことを抑制できる。
本実施形態の孵化途中卵の観測装置10は、観測対象の孵化途中卵Eと当該孵化途中卵Eの上方に位置する他の孵化途中卵Eとの間に、孵化途中卵Eに向けて照射部21bが照射した光のうち内部を経て卵Eの表面から外部に放出される光を受光する受光部22と、回路基板6と、受光部22及び前記回路基板6を設けたフレーム8とが設けられる。そして、フレーム8に空気流路9が設けられているため、フレーム8の形状を工夫することで、孵卵器I内で好適に用いる観測装置となる。なお、卵座T1の上には、フレーム8と受光部22と回路基板6以外には、観測対象の孵化途中卵E側から他の孵化途中卵E側まで上下方向に空気を遮断する部材は配置されていない。
空気流路9は、観測対象の孵化途中卵Eの上方に配置された装置10の一部に設けられた切り欠きおよび孔である。切り欠きおよび孔は、それぞれ上下方向に貫通して設けられ、空気が通る大きさに設定されているため、孵卵器I内の空気循環の遮断を抑制できる。
また、本実施形態のように、孵卵器I内で測定する場合には、孵卵器Iからの出し入れが卵Eの生存率に影響が出やすい時期に卵Eを移動させることなく観測が可能となる。複数日にわたる観測も容易になる。孵卵器I内の一部の卵Eのみを観測してもよいし、全数を観測してもよい。なお、照射部21a、21b、受光部22、パッド部23は、孵卵器I内の温度に耐える部材で構成されている。
なお、本発明は上述した実施形態に限られない。
空気流路9は、フレーム8以外の部分に設けられるものであってもよい。また、フレーム8に設けられた空気流路9の数または大きさは、図示したものに限られない。例えば、図5に示すようなものであってもよい。
観測対象の孵化途中卵Eの上方に配置される孵化途中卵Eを観測する装置は、照射部21a、21b及び受光部22を有して孵化途中卵Eの生死等を判定するためのものに限られない。例えば、測温部を有して孵化途中卵Eの卵殻温度を観測するものであってもよい。また、照射部21a、21b等の数や配置も図示したものには限られない。パッド部23(または遮光キャップ)を備えないものであってもよい。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、孵化途中卵の検査装置に利用することができる。
10…孵化途中卵の観測装置
22…受光部
6…回路基板
8…フレーム
9…空気流路
E…孵化途中卵
T…トレイ
Ib…ケーシング

Claims (3)

  1. 孵卵に適した雰囲気に保たれるケーシング内で多層に配置されたトレイ上の孵化途中卵を観測する装置であって、
    当該装置の少なくとも一部が前記観測対象の孵化途中卵の上方に配置され、
    前記観測対象の孵化途中卵と当該孵化途中卵の上方に位置する他の孵化途中卵との間に、観測対象の孵化途中卵側から他の孵化途中卵側まで上下方向に空気を通す空気流路を備える、孵化途中卵の観測装置。
  2. 前記観測対象の孵化途中卵と当該孵化途中卵の上方に位置する他の孵化途中卵との間に、前記孵化途中卵に向けて照射部が照射した光のうち内部を経て卵の表面から外部に放出される光を受光する受光部と、回路基板と、前記受光部及び前記回路基板を設けたフレームとが設けられ、前記フレームに前記空気流路が設けられている、請求項1記載の孵化途中卵の観測装置。
  3. 前記空気流路は、前記観測対象の孵化途中卵の上方に配置された装置の一部に設けられた切り欠きまたは孔である、請求項1または2記載の孵化途中卵の観測装置。
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