JP5950287B2 - スラックス - Google Patents

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本発明は、スラックス、特に防寒用の羽毛を備えるスラックスに関する。
衣類着用時の防寒のために、羽毛を衣類表面に備える防寒衣類がある。例えばダウンジャケットである。かかる防寒衣類は、表地と裏地の間に羽毛を把持する。そのため、表地又は裏地から羽毛が脱漏しないこと(ダウンプルーフ性)、表地及び裏地が身体の運動に追随して伸縮すること(伸縮性)、ダウンプルーフ性及び伸縮性を保ちながら軽量であること(軽量性)が要望されている。また、防寒のみでなくファッション性を求められることもある。
この問題に対応するものとして、特許文献1には、生地の伸長率や密度に数値限定をした防寒衣類が開示されている。しかし、厳格な数値限定がなされており、かかる防寒衣類を生産することは容易でない。
一方、羽毛を包み込む布材(ダウンパック)によってダウンプルーフ性を高め、表地と裏地の選択自由度を向上させることも考えられる。特許文献2には、ダウンパックが開示されている。しかし、ダウンパック自身に伸縮性を持たせない限り、防寒衣類の伸縮性が低下してしまう。
また、特許文献1も特許文献2も、ダウンジャケット等の上衣を前提に考えられている。スラックス等の脚部に着用する衣類においては、歩行時に頻動する脚に着用するため運動への追随性がより強く求められ、防寒目的の重ね着が予想されないためファッション性も強く求められる。
特開2012−172276号公報 実用新案登録3134608号公報
本発明は、ダウンプルーフ性及び軽量性を保持しつつ、運動への追随性及びファッション性に優れたスラックスを提供することを課題とする。
本発明のスラックスは、
伸縮性を有する表地と伸縮性を有する裏地との間に設けられた、伸縮性を有する2以上の羽毛パックと、
前記羽毛パックに充填された羽毛とを備えることを特徴とする。
ここで「伸縮性を有する」とは、30%以上の伸長率であることを言う。
表地、裏地、羽毛パックの全てが伸縮性を有しているので、スラックス全体として運動への追随性を十分に得ることができる。
また、「間に設けられた」とは、羽毛パックが表地と裏地の間に配置されることを言い、羽毛パックの保持方法を問わない。表地と裏地を縫合して羽毛パックを保持する羽毛保持部を設けてもよいし、表地、裏地の一方又は両方に羽毛パックを縫い付けてもよい。
本発明のスラックスは、
前記羽毛保持部が、前身頃にのみ設けられたことを特徴とする。
後身頃に羽毛を設けなくとも、十分な防寒性能が得られる。後身頃に羽毛保持部がないことで、ファッション的にすっきりした印象となる。また、脚の運動は後側が縮むように折れ曲がるので、後身頃に羽毛保持部がないと運動への追随性が高い。
本発明のスラックスは、
前記羽毛パックの厚みが1cm以下であることを特徴とする。
羽毛パックが薄くなり、運動への追随性もファッション性も向上する。
本発明のスラックスは、
前記羽毛パックが、前記裏地に縫合され、前記表地に縫合されず、
前記表地と前記裏地との縫合は、前身頃と後身頃との境界、ウエスト部及び裾部のみにおいて行われることを特徴とする。
表地が縫合される箇所は、前身頃と後身頃との境界、ウエスト部及び裾部のみである。すなわち、防寒用の羽毛を有さない通常のスラックスにおいても縫合される箇所のみである。表地に不自然な縫合糸を露出させずに、防寒用の羽毛を有さないスラクッスと同様の外観とでき、ファッション性が向上する。
本発明のスラックスは、
前記羽毛パックの表面は、伸縮生地部と透水生地部を備え、
前記羽毛パックの表面を平面で切断した断面の全てにおいて、その断面における前記伸縮生地部の比率が80%以上で前記透水生地部の比率が20%以下であることを特徴とする。
スラックスの水洗いを可能にする。羽毛パックに羽毛を充填した衣類の水洗いにおいては、羽毛パックに流入してしまった水を羽毛パックの外に流出させることが必須である。このために透水生地を用いる。透水生地は伸縮性に乏しいので、羽毛パック全体の伸縮性を維持できるだけの比率で伸縮生地を用いる。
本発明のスラックスは、ダウンプルーフ性及び軽量性を保持しつつ、運動への追随性及びファッション性に優れたものである。
図1は、スラックスを示す図である。(実施例1) 図2は、羽毛保持部を示す図である。(実施例1) 図3は、スラックスを示す図である。(実施例2) 図4は、羽毛パックの保持を示す図である。(実施例2) 図5は、羽毛パックの表面を示す図である。(実施例3)
以下、3つの実施例を示す。実施例1は、基本的な構成を示すものである。実施例2は、本発明を活用したファッション性の高いスラックスを示すものである。実施例3は、実施例1及び2に用いることのできる羽毛パックを示すものである。
図1は、スラックスを示す図である。スラックス1には前身頃2、後身頃3、ウエスト部4が設けられている。また、裾部41(面積を持たない生地の境界線であってもよい)において、上方から伸びた表地と裏地とが縫合されている。
前身頃2には、図において点線で示した多くの羽毛保持部5が設けられている。後身頃3には羽毛保持部が設けられていない。
図2は、羽毛保持部を示す図である。羽毛保持部5は、表地6と裏地7を縫合部8において縫い合わせたものであり、内部に羽毛パック9が格納されている。羽毛パック9の内部には羽毛10が充填されている。本実施形態において、羽毛10はダウンであり、羽毛パック9はダウンパックである。羽毛パック9によりダウンプルーフ性が確保される。また、ダウンは軽量である。
羽毛が前身頃2にのみ設けられているが、脚部は前方からの風等によって寒さを感じるので、スラックス1を着用すると、体感として十分に暖かい。
スラックス1は、使用者が歩いたり座ったりする際に、膝の裏側において折れ曲がり、折り重なる。すなわち、後身頃3が折り曲げられることとなる。後身頃3に羽毛保持部5が設けられていないことで、後身頃が薄くなっており折り曲げられる時にじゃまにならない。
表地6及び裏地7は、45%の伸長率を有している。また、羽毛パック9(を構成する布)は40%の伸長率を有している。
表地及び裏地7が45%の伸長率を有しているので、前身頃の膝の部分が直線状(使用者が立っている状態)から半円状(使用者が正座した状態)になっても大きな問題なく使用できる。また、羽毛パック9は羽毛保持部5の中で移動するので、表地6及び裏地7よりも伸長率が小さくても運動に追随する。
運動への追随性を保つため、表地6、裏地7及び羽毛パック9は30%以上、望ましくは40%以上の伸長率を有することが好ましい。
羽毛パック9の厚みは7mmである。前身頃2においてこの厚みの分だけ表地6が張り出すが、張り出しが小さく、ファッション性を保ちつつ防寒することができる。厚みは、1cm以下であることが好ましい。
図3は、スラックスを示す図である。スラックス1に前身頃2、後身頃3、ウエスト部4が設けられ、裾部41において表地と裏地が縫合されている点は、実施例1と同様である。
実施例1との主な相違は、羽毛保持部5を有さない点である。羽毛保持部に替えて、図に1点鎖線で示す羽毛保持区画51が設けられている。羽毛保持区画51は、表地と裏地を縫合して羽毛パック9を保持するものではない。図の1点鎖線の箇所は、表地が縫合されているものではない。
図4は、羽毛パックの保持を示す図である。羽毛パック9は、縫合部11において裏地7に縫合され固定されている。羽毛パック9は、表地6に縫合されていない。羽毛パック9を固定しつつ、表地6には縫合糸が露出しない。ファッション性に優れたスラックスである。
表地6と裏地7との縫合部8は、前身頃2と後身頃3の境界である。縫合糸が露出しても、防寒用の羽毛を有さないスラクッスにおいても縫合されている箇所であり、不自然な外観とならない。
本実施例においては、裏地7と羽毛パック9とが縫合された箇所の伸長率が裏地7と羽毛パック9の伸長率のうちの小さいほうで決定されるので、羽毛パック9の伸長率が裏地7と同等であることが好ましい。例えば、実施例1においては裏地7の伸長率を45%、羽毛パック9の伸長率を40%としていたが、本実施例では双方を45%とすることが考えられる。
図5は、羽毛パックの表面を示す図である。羽毛パック9は、2枚のシート間に羽毛を充填するが、そのうちの1枚のシートを図示したものである。かかる羽毛パック9は、実施例1及び2のスラックス、並びに他のスラックスに使用可能である。
羽毛パック9は、大半が伸縮生地部91であるが、その中に、透水生地部92を有している。伸縮生地部91は例えばメッシュ素材のポリエステルであり、透水生地部92は例えば非メッシュのポリエステルである。
透水生地部92の大きさは、例えば20mm角の正方形であり、羽毛パック9の全体に対して十分に小さい。透水生地部92を複数設けることもできるが、図示するように縦横の位置を変えて、一直線上に並ばないようにすることが好ましい。
羽毛パック9はいろいろな方向に伸縮させられるが、その伸縮方向を含む平面で切断した断面(羽毛パックが伸縮する方向の状況を示す)に伸縮生地部91が十分に含まれて伸縮性が保たれる。伸縮生地部91の伸縮率をx、切断した断面における伸縮生地部91の比率をrとすると、伸縮方向に対してrxの伸縮率となる。断面の方向によってrの値が変化し得るが、どの方向についてもr>0.8として、伸縮生地部91の伸縮率xの80%以上の伸縮率を保つことができる。
本実施例の羽毛パック9を用いることで、水がダウンパック内に停留せずに流れるので、スラックス1を水洗いすることができる。なお、生地を保護するため、洗濯機を用いずに手洗いをすることが好ましい。
本発明のスラックスは、ダウンプルーフ性及び軽量性を保持しつつ、運動への追随性及びファッション性に優れたものである。多くの個人による利用が考えられる。
1 スラックス
2 前身頃
3 後身頃
4 ウエスト部
41 裾部
5 羽毛保持部
51 羽毛保持区画
6 表地
7 裏地
8 縫合部
9 羽毛パック(ダウンパック)
91 伸縮生地部
92 透水生地部
10 羽毛(ダウン)
11 縫合部

Claims (2)

  1. 伸縮性を有する表地と伸縮性を有する裏地との間に設けられた、伸縮性を有する2以上の羽毛パックと、
    前記羽毛パックに充填された羽毛とを備え、
    前記羽毛パックが、前記裏地に縫合され、前記表地に縫合されず、
    前記表地と前記裏地との縫合は、前身頃と後身頃との境界、ウエスト部及び裾部のみにおいて行なわれており、
    前記羽毛パックは、前身頃にのみ設けられており、
    前記羽毛パックの厚みが1cm以下である、スラックス。
  2. 前記羽毛パックの表面は、伸縮生地部と透水生地部を備え、
    前記羽毛パックを平面で切断した断面の全てにおいて、その断面における前記伸縮生地部の比率が80%以上で前記透水生地部の比率が20%以下であることを特徴とする、請求項1に記載のスラックス。
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