JP5950089B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
本実施形態のプリンタを備えた印刷処理システムを図1により説明する。
次に、プリンタ1の構成について図2乃至図4に基づき説明する。なお、これら図2乃至図4では、図2中の右下方向を右方、左上方向を左方、右上方向を後方、左下方向を前方、上方向を上方、下方向を下方、と定義する(各図の矢印の図示参照)。
上記構成において、印刷時には、上記外部端末400より、アンダーカバー102に設けたターゲット用ソケット109(図3参照)に装着された上記USBケーブルを介し、プリンタ1に対し、印刷データが送信される。また、上記駆動モータの駆動力に基づくプラテンローラ111の回転によってロール収納部161からロール紙Sが繰り出される。繰り出されたロール紙Sは、サーマルラインヘッド112とプラテンローラ111との間に挿通され、そのロール紙Sに対しサーマルラインヘッド112の上記発熱素子により上記印刷データに基づいた所望の態様の印刷が行われる。印刷後のロール紙Sは、排出口107から筐体100の外部へと排出される。このとき、筐体101内に設けたメインシャーシ部材150(図3参照)に、排出口107の内側において当該排出口107に沿うように固定歯160が取り付けられている。操作者は、上記のようにして印刷が完了し排出口107から排出されたロール紙Sの端部を、この固定歯160を用いて手動で切断することができる。
次に、上記構成の外部端末400及びプリンタ1の電気的構成を、図5を用いて説明する。
図5に示すように、プリンタ1は、装置全体の制御を司るCPU231と、制御プログラム(後述の図6に示す処理を実行するための印刷処理プログラムを含む)等を記憶し、書き換え可能であり、電源を切ってもデータが消えない不揮発性記憶素子であるFLASH ROM234と、CPU231が制御プログラムを実行する場合において発生する一時的なデータ等が記憶される揮発性記憶素子であるSRAM233と、プリンタ1のパラメータ情報や履歴情報や後述の図7に示すテーブル等が記憶される不揮発性記憶素子であるEEPROM235とを備えている。そして、CPU231よりFLASH ROM234、SRAM233、及びEEPROM235に記憶されている情報を参照可能なように、双方間はバスを介して接続されている。
次に、外部端末400の電気的構成について説明する。外部端末400は、全体の制御を司るCPU410と、CPU410の起動時において読み出されるBIOSプログラム等が記憶されているROM403と、OSやアプリケーションの実行ファイル等を記憶するハードディスクドライブ(HDD)406と、CPU410によりOSやアプリケーションが実行されている場合において必要となる一時的なデータ等が記憶される揮発性記憶素子であるRAM404等を備えている。そして、CPU410よりROM403、RAM404、及びHDD406に記憶されている情報を参照可能なように、それぞれCPU410とバス409を介して接続した状態となっている。
以上において、本実施形態の特徴は、上記温度センサ151によりサーマルラインヘッド112の過度な高温状態が検出されたとき、印刷処理を停止する制御態様にある。以下、その詳細を順を追って説明する。
上述したように、本実施形態のプリンタ1では、プラテンローラ111により搬送されるロール紙Sに対してサーマルラインヘッド112の発熱素子により熱が加えられ、ロール紙の上記感熱層が発色して所望の印字が形成される。そして、このような印刷処理が継続又は反復して実行されるにしたがい、サーマルラインヘッド112の温度が高くなる。
ここで、本実施形態のプリンタ1では、上記感熱層の発色感度が互いに異なる複数種類のロール紙Sを用いることができる。このような場合、例えば比較的高感度の感熱層を備えたロール紙Sが用いられる際には、比較的低い温度でも良好な発色を得ることができるので、発熱素子に付与するエネルギが小さめに設定される。逆に比較的低感度の感熱層を備えたロール紙Sが用いられる際には、比較的高い温度としなければ良好な発色を得ることができないので、発熱素子に付与するエネルギが大きめに(言い換えれば印字濃度が高めに)設定される。
本実施形態では、上記の観点から、前述のようにして印刷処理を停止する温度を、上記印字濃度Dの高・低に応じて可変に設定する。以下、この手法を実現するために、プリンタ1のCPU231が印刷処理プログラムに基づき実行する制御を、図6及び図7により説明する。
上記実施形態では、外部端末400での操作者の手動指示に基づき、印刷処理における印字濃度Dが設定された。しかしこれに限られず、例えばプリンタ1の適宜の箇所に用紙センサ152(属性取得手段;図5中の想像線参照)を設け、この用紙センサ152でロール紙Sの属性(感熱層の感度等)を検出し、これに応じて上記図6のステップS105において印字濃度Dを自動設定するようにしてもよい(この場合はステップS100は省略される)。
以上においては、被印刷媒体の例として、サーマルラインヘッド112からの受熱により発色する感熱層を備えたロール紙Sを例にとって説明したが、これに限られない。例えば、被印刷媒体の別の例として、サーマルヘッドとの間に介在配置されるインクリボンからのインク熱転写により印字形成可能な転写層を備えた、被印刷媒体を用いてもよい。この場合、被印刷媒体は、インクリボン側(言い換えればサーマルヘッド側)の表面に、インクリボンからの熱転写により印字形成可能な被転写材料により構成された被印字層としての転写層を備えている。この場合も、サーマルヘッドの温度が過度に高温となり、上記熱転写が実行されうる転写温度に達すると、上記所望の印字の形成とは関係なくインクの誤転写が生じるおそれがある。したがって、上述の実施形態の手法を適用することにより、同様の効果を得ることができる。
また、以上は、印刷装置として、バッテリ電源により駆動される上記プリンタ1に対し本発明を適用した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、印刷装置の一例として、例えばA4、A3、B4、B5サイズ等の通常の被印刷用紙(被印刷媒体)にサーマルヘッドにより画像を形成したり文字を印刷するプリンタや、被印字テープ(被印刷媒体)にサーマルヘッドにより所望の印刷を行って印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置、に対し、本発明を適用してもよい。この場合も同様の効果を得る。
111 プラテンローラ(搬送手段)
112 サーマルラインヘッド(サーマルヘッド)
151 温度センサ(温度検出手段)
243 ヘッド駆動回路(通電手段)
244 ローラ駆動回路(駆動手段)
D 印字濃度
S ロール紙(被印刷媒体)
T1 印字停止温度
Claims (6)
- 所定量の受熱により発色する感熱層、又は、インクリボンからの熱転写を受ける転写層、からなる被印字層を備えた被印刷媒体を搬送する搬送手段と、
搬送手段を駆動する駆動手段と、
複数の発熱素子を備えるとともに、前記搬送手段により搬送される前記被印刷媒体に対して印字を行うサーマルヘッドと、
前記サーマルヘッドの前記複数の発熱素子の通電を制御する通電手段と、
を有し、
前記被印刷媒体に所望の印字を形成する印刷処理を実行する印刷装置であって、
前記サーマルヘッドの温度を検出する温度検出手段と、
前記印刷処理に伴って前記温度検出手段により検出される温度が上昇して制限温度に達したとき、前記印刷処理を停止するように、前記駆動手段及び前記通電手段を連携して制御する、停止制御手段と、
前記通電手段が前記発熱素子に付与するエネルギを可変に設定することにより、前記印刷処理における印字濃度を設定する、濃度設定手段と、
前記濃度設定手段により設定される前記印字濃度が相対的に高い場合には前記制限温度を相対的に高く設定するとともに、前記濃度設定手段により設定される前記印字濃度が相対的に低い場合には前記制限温度を相対的に低く設定する、制限温度設定手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置において、
前記停止制御手段は、
前記温度検出手段により検出される温度が、前記制限温度としての、前記サーマルヘッドの耐久性劣化を防止するための劣化制限温度、及び、前記被印字層の発色又は転写防止のための発色制限温度又は転写制限温度、のうちいずれか低い温度に達したとき、前記印刷処理を停止するように、前記駆動手段及び前記通電手段を連携して制御する、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項2記載の印刷装置において、
前記制限温度設定手段は、
前記発色制限温度について、前記濃度設定手段により設定される前記印字濃度が相対的に高い場合には当該制限温度を相対的に高く設定するとともに、前記濃度設定手段により設定される前記印字濃度が相対的に低い場合には当該制限温度を相対的に低く設定する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の印刷装置において、
前記停止制御手段の制御により前記印刷処理が停止した後、前記温度検出手段により検出される温度が下降して解除温度に達したとき、停止していた前記印刷処理を再開するように、前記駆動手段及び前記通電手段を連携して制御する、再開制御手段と、
前記濃度設定手段により設定される前記印字濃度が相対的に高い場合には前記解除温度を相対的に高く設定するとともに、前記濃度設定手段により設定される前記印字濃度が相対的に低い場合には前記解除温度を相対的に低く設定する、解除温度設定手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の印刷装置において、
操作者による所望の前記印字濃度の指示入力に対応した濃度指示情報を取得する濃度指示取得手段を有し、
前記濃度設定手段は、
前記濃度指示取得手段で取得された前記濃度指示情報に基づき、前記印刷処理における前記印字濃度を設定する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の印刷装置において、
前記被印刷媒体の属性情報を取得する属性取得手段を有し、
前記濃度設定手段は、
前記属性取得手段で取得された前記被印刷媒体の前記属性情報に基づき、前記印刷処理における前記印字濃度を設定する
ことを特徴とする印刷装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012074871A JP5950089B2 (ja) | 2012-03-28 | 2012-03-28 | 印刷装置 |
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JP5950089B2 true JP5950089B2 (ja) | 2016-07-13 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2012074871A Active JP5950089B2 (ja) | 2012-03-28 | 2012-03-28 | 印刷装置 |
Country Status (1)
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