JP5946754B2 - 螺旋状配管付き二重管構造の構築方法及びそれに用いる製管機 - Google Patents

螺旋状配管付き二重管構造の構築方法及びそれに用いる製管機 Download PDF

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本発明は、ライニング管に製管される製管用部材及びパイプ体付き製管用部材、これら製管用部材及びパイプ体付き製管用部材を用いた螺旋状配管付き二重管構造の構築方法、並びにこの螺旋状配管付き二重管構造の構築方法に用いる製管機に関する。
下水道管内を流下する下水や下水処理水(以下、下水と総称する。)は、昼夜、年間を通してほぼ一定の水温を維持していることから、熱源としての利用が検討されている。又、下水の水温は、大気温と比較して夏季は冷たい一方で冬季は温かいことから、温熱回収のみならず冷熱回収も可能であり、冷暖房設備をはじめとした多岐の分野において、下水の保有する熱(下水熱)の利用が期待されている。
この下水熱を熱源として利用する技術としては、下水道管の内面に、帯状の被覆材を螺旋状に付設し、当該内面と被覆材との間に、熱媒流路形成用の管状体を挟んだ状態、または前記被覆材の長手方向に沿って形成した溝条に前期熱媒流路形成用の管状体を嵌め込んだ状態で管状体による螺旋状配管を付設した構造が提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
特開2002−348942号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の構造の場合、いったん下水道管の内面に、被覆材を螺旋状に付設することによってライニング管を形成してしまうと、このライニング管と下水道管の内面との間に配置された熱媒流路形成用の管状体は、取り出せなくなってしまう。しかも、この管状体は、螺旋状配管としてライニング管全体を取り巻くため、例えば、ライニング管内から削孔作業を行なう場合には、管状体も同時に切断してしまうといった不都合を生じることとなる。
また、管状体を上手く避けて削孔作業が完了したとしても、経年後、外部から取付管の取付作業のための削孔作業が発生した場合には、管状体の切断は避けられないといった不都合を生じることとなる。
本発明は、前記技術的課題を解決するために開発されたものであって、付設された螺旋状配管を切断してしまうことなく施工作業や補修作業を行うことができる新規な製管用部材及びパイプ体付き製管用部材、これらの製管用部材及びパイプ体付き製管用部材を用いた螺旋状配管付き二重管構造の構築方法、並びに前記螺旋状配管付き二重管構造の構築方法に用いられる製管機を提供することを目的とする。
製管用部材は、長尺帯状の基板と、前記基板の両側縁の各々に沿って設けられた接合部と、を具備してなり、埋設管内において螺旋状に巻き回されて隣接された前記基板の一側縁に存する接合部と他側縁に存する接合部とが順次接合されることによって、前記埋設管の管路に沿って敷設されるライニング管に製管される製管用部材であって、前記基板における前記ライニング管の内壁面側となる一面側には、前記基板の長さ方向に沿って、前記基板を部分的に一面側から他面側に後退させて形成された一ないし複数条の溝部が設けられてなり、前記溝部は、製管後の前記ライニング管の内壁面に沿って螺旋状に周回する螺旋状配管を設けるための、長尺のパイプ体が嵌合される部位であり、前記溝部には、前記パイプ体が嵌合された際に抜け止めとして機能する、前記溝部の溝幅を減じるネック部が設けられてなることを特徴とする。
製管用部材においては、前記ネック部分が、前記溝部の開口縁に沿って設けられてなるものが好ましい態様となる。
製管用部材においては、前記基板には、更に複数条のリブが、前記基板の長さ方向に沿って設けられてなり、前記溝部が、隣接するリブに挟まれた位置に形成されてなるものが好ましい態様となる。
製管用部材においては、前記溝部の底板となる部分は、前記溝部を挟む二条のリブ同士を連結一体化してなるものが好ましい態様となる。
製管用部材においては、前記溝部の底板となる部分は、前記溝部を挟む二条のリブの端部同士を連結一体化してなるものが好ましい態様となる。
製管用部材においては、前記基板には、一条のリブを挟んで隣接する複数の溝部が形成されてなるものが好ましい態様となる。
パイプ体付き製管用部材は、前記製管用部材において、溝部にパイプ体が嵌合されてなることを特徴とする。
本発明の第一の螺旋状配管付き二重管構造の構築方法は、製管用部材を螺旋状に巻き回して、隣接させた基板の一側縁に存する接合部と他側縁に存する接合部とを接合することによって、埋設管の管路に沿ってライニング管を敷設する製管工程と、前記ライニング管の管頂部における管壁を貫通する貫通孔を形成する支保穴形成工程と、前記ライニング管内から前記貫通孔を通じて支持棒を前記埋設管の内壁面に突き当てて、前記ライニング管を前記埋設管の管底部に押し付ける支保組み工程と、前記埋設管の内壁面と前記ライニング管の外壁面との間に存する間隙に裏込め材を充填する裏込め材充填工程と、を実行した後、前記支持棒を前記貫通孔から抜き出し、前記ライニング管に製管された前記製管用部材に存する溝部に沿ってパイプ体を嵌合する螺旋状配管取り付け工程を実行することを特徴とする(以下、本発明第一方法と称する。)。
本発明の第二の螺旋状配管付き二重管構造の構築方法は、製管用部材に設けられた溝部に沿ってパイプ体を嵌合するパイプ体嵌合工程と、前記パイプ体が嵌合された前記製管用部材を螺旋状に巻き回して、隣接させた基板の一側縁に存する接合部と他側縁に存する接合部とを接合することによって、埋設管の管路に沿ってライニング管を敷設する製管工程と、を実行した後、前記ライニング管の管頂部に位置する前記パイプ体を前記溝部から部分的に抜き出した上で、前記パイプ体が抜き出された管頂部に対し、前記ライニング管の管壁を貫通する貫通孔を形成する支保穴形成工程と、前記ライニング管内から前記貫通孔を通じて支持棒を前記埋設管の内壁面に突き当てて、前記ライニング管を前記埋設管の管底部に押し付ける支保組み工程と、前記埋設管の内壁面と前記ライニング管の外壁面との間に存する間隙に裏込め材を充填する裏込め材充填工程と、を実行した後、前記支持棒を前記貫通孔から抜き出し、前記パイプ体を、再度、前記溝部に嵌合する再嵌合工程を実行することを特徴とする(以下、本発明第二方法と称する。)。
本発明の第三の螺旋状配管付き二重管構造の構築方法は、溝部にパイプが嵌合されてなるパイプ体付き製管用部材を螺旋状に巻き回して、隣接させた基板の一側縁に存する接合部と他側縁に存する接合部とを接合することによって、埋設管の管路に沿ってライニング管を敷設する製管工程を実行した後、前記ライニング管の管頂部に位置する前記パイプ体を前記溝部から部分的に抜き出した上で、前記パイプ体が抜き出された管頂部に対し、前記ライニング管の管壁を貫通する貫通孔を形成する支保穴形成工程と、前記ライニング管内から前記貫通孔を通じて支持棒を前記埋設管の内壁面に突き当てて、前記ライニング管を前記埋設管の管底部に押し付ける支保組み工程と、前記埋設管の内壁面と前記ライニング管の外壁面との間に存する間隙に裏込め材を充填する裏込め材充填工程と、を実行した後、前記支持棒を前記貫通孔から抜き出し、前記パイプ体を、再度、前記溝部に嵌合する再嵌合工程を実行することを特徴とする(以下、本発明第三方法と称する。)。
本発明の螺旋状配管付き二重管構造の構築方法は、前記本発明第一方法ないし本発明第三方法のいずれかひとつに記載の構築方法における製管工程において、前記製管用部材の内面に、鍔部を有する内面ローラを当接し、この内面ローラの鍔部を製管用部材の溝部に嵌まり込ませて当該製管用部材の位置決めを行った状態で隣接する接合部同士を接合することを特徴とする。
本発明の螺旋状配管付き二重管構造の構築方法は、前記本発明第一方法ないし本発明第三方法のいずれかひとつに記載の構築方法における製管工程において、前記ライニング管の内周面に、鍔部を有するガイドローラを当接し、このガイドローラの鍔部をライニング管を構成する製管用部材の溝部に嵌まり込ませて当該ガイドローラが設けられた製管機をライニング管内に位置決めし、この状態で製管機によって隣接する接合部同士を接合することを特徴とする。
前記本発明第一方法又は前記本発明第二方法によって構築された螺旋状配管付き二重管構造は、埋設管と、前記埋設管の管路に沿って敷設されたライニング管と、前記埋設管の内壁面と、前記ライニング管の外壁面との間に存する間隙に充填された裏込め材と、前記ライニング管の内壁面を螺旋状に周回するようにして存する溝部に嵌合された状態にて取り付けられた螺旋状配管と、前記ライニング管の管頂部に設けられた貫通孔、又は、前記貫通孔が閉塞された貫通孔修復部と、を具備してなり、前記螺旋状配管が、前記貫通孔上、又は、貫通孔修復部上を通過した状態にて、前記溝部に嵌合されてなることを特徴とする。
本発明の製管機は、本発明の第一方法から第三方法に用いられる製管機であって、内面ローラと外面ローラとの間で製管用部材の隣接する接合部同士を挟持して当該接合部同士を接合するように構成されており、前記内面ローラの外周面には、製管用部材の溝部に嵌まり込む鍔部が設けられたことを特徴とする。
本発明の製管機は、本発明第の第一方法から第三方法に用いられる製管機であって、ガイドローラがライニング管の内周面に当接してライニング管内における製管機の位置決めが行われるとともに、内面ローラと外面ローラとの間で製管用部材の隣接する接合部同士を挟持して当該接合部同士を接合するように構成されており、前記ガイドローラの外周面には、製管用部材の溝部に嵌まり込む鍔部が設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、ライニング管の内壁面に螺旋状配管を設けることができ、埋設管内を流下する下水等の流水が保有する熱を有効に利用することができる。また、ライニング管を構成する製管用部材の溝部に、螺旋状配管を構成するパイプ体を嵌合することによって、ライニング管の内壁面に螺旋状配管を突出させることなく施工でき、しかも削孔作業時には溝部からパイプ体を取り出すことが可能であるため、螺旋状配管を傷つけることなく削孔作業を行なうことができる。
図1(a)は、本発明に用いられる製管用部材の一例を示す正面断面図であり、図1(b)は、前記製管用部材を螺旋状に巻き回してライニング管に製管する様子を模式的に示す概略図であり、図1(c)は、前記製管用部材を接合する様子を示す正面断面図である。 図2(a)は、前記製管用部材に設けられた溝部にパイプ体を嵌合している様子を示す正面断面図であり、図2(b)は、前記溝部に前記パイプ体が嵌合された状態を示す正面断面図、図2(c)は、前記溝部に前記パイプ体が嵌合された際の抜け止めとなる他のネック部による実施の形態を示す正面断面図である。 図3A(a)〜(d)は、本発明に用いられる他の製管用部材を、溝部にパイプ体を嵌合させた状態の図と共に例示列挙する正面断面図である。 図3B(e)〜(g)は、本発明に用いられる他の製管用部材を、溝部にパイプ体を嵌合させた状態の図と共に例示列挙する正面断面図である。 図4(a)は、接合部材によって接合された更に他の製管用部材を示す正面断面図であり、図4(b)は前記製管用部材に前記接合部材を嵌め込む様子を示す斜視図である。 図5は、製管用部材を用いて、埋設管の管路に沿ってライニング管を製管している様子を示す説明図である。 図6(a)は、本発明第一方法における支保穴形成工程を実行した状態を示す正面断面図であり、図6(b)は、本発明第一方法における支保組み工程を実行した状態を示す側面断面図であり、図6(c)は、図6(b)の正面断面図であり、図6(d)は、本発明第一方法における裏込め材充填工程を実行した状態を示す正面断面図である。 図7は、ライニング管に対し、螺旋状配管を取り付けた状態を示す斜視図である。 図8(a)〜(c)は、本発明第二方法を実行している様子を段階的に示す正面断面図である。 図9は、本発明によって構成された構造を利用して構築された採熱構造を模式的に示す概略図である。 図10は、本発明方法の製管工程を実施する際に用いられる製管機の要部構成を示す断面図である。 図11は、図10に示す製管機の全体構成の概略を示す正面図である。 図12は、図11におけるI-I線断面図である。 図13は、本発明第三方法の製管工程を実施する際に用いられる製管機の一実施形態における要部構成を示す断面図である。 図14は、本発明第三方法の製管工程を実施する際に用いられる製管機の一実施形態における図12に相当する部位の断面図である。 図15は、他の実施の形態に係る製管機の全体構成の概略を示す正面図である。 図16は、図15におけるII-II線断面図である。 図17は、他の製管用部材を用いた際の内面ローラおよび外面ローラの実施の形態の一例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
[製管用部材1]
図1に本発明に用いられる製管用部材1の一例を示す。この製管用部材1は、長尺帯状の基板11と、前記基板11の両側縁の各々に沿って設けられた接合部12と、を具備してなる。この製管用部材1は、ポリ塩化ビニル樹脂を連続押出成形することによって製造されたものである。
前記接合部12は、前記基板11の一側縁の長手方向に沿って設けられた接合凹部12Aと、前記基板11の他側縁の長手方向に沿って設けられた接合凸部12Bと、の雌雄一対のものからなる。
前記接合凹部12Aは、前記基板11の一面側において開口する被嵌入部121と、前記基板11の幅方向外側に向かって延設され、途中で前記基板11の他面側に向かって屈折する傾斜片122と、を備える。
前記接合凸部12Bは、前記基板11の他面に基端が固定された状態で屹立する支柱部123と、前記支柱部123の先端に形成された断面略円形状の嵌入部124と、を備える。
更に、前記基板11には、複数条の断面T字状のリブ13が長手方向に沿って設けられている。本実施形態においては、前記基板11における前記接合凸部12Bと後述する溝部14との間、及び、前記接合凹部12Aにおける前記被嵌入部121の他面側の二箇所において、都合二条のリブ13を設けている。
そして、前記基板11における一面側には、前記基板11の長さ方向に沿って、前記基板11を一面側から他面側に後退させて形成された一条の溝部14が設けられている。又、前記溝部14の開口縁には、前記溝部14の溝幅を減じるネック部15が設けられている。
図1(b)に示すように、前記製管用部材1は、螺旋状に巻き回されることにより、先行する製管用部材1の一側縁と周回遅れで後続する製管用部材1の他側縁とが接合されてライニング管100に製管される。
前記製管用部材1の接合は、螺旋状に巻き回すことによって隣接させた前記製管用部材1のうち、先行する製管用部材1の前記接合凹部12Aに、後続する製管用部材1の接合凸部12Bを嵌め込むことによって行われる(図1(c)参照)。この際、先行する製管用部材1の前記傾斜片122は、後続する製管用部材1の前記接合凸部12Bに隣接する前記リブ13の先端部下面に嵌め込まれる。
図2(a)に示すように、前記製管用部材1に設けられた前記溝部14は、長尺のパイプ体2が嵌合される部位である。図2(b)に示すように、前記溝部14の開口縁に設けられたネック部15の間隔は、前記パイプ体2の外径より小さく、従って、前記パイプ体2を前記溝部14に向かって押し込んで、前記溝部14に前記パイプ体2を嵌合すれば、前記ネック部15が抜け止めとして機能する。なお、前記ネック部15は、前記溝部14の開口縁に設けるものに限定されるものではなく、図2(c)に示すように、前記溝部14内に前記パイプ体2を嵌合して抜け止めとして機能するものであれば、溝部14内の所望の位置に設けられたものであってもよい。
そして、前記溝部14は、前記基板11における一面側、即ち、前記製管用部材1が前記ライニング管100に製管された際に、前記ライニング管100の内壁面となる側の面に設けられているから、前記パイプ体2は、前記製管用部材1が前記ライニング管100に製管された後に、前記ライニング管100内から取り付けることができる。勿論、前記パイプ体2は、前記製管用部材1が前記ライニング管100に製管される前の時点において取り付けることもできる。即ち、前記パイプ体2は、前記基板11における一面側に設けられた前記溝部14に嵌合することによって取り付けられるものであることから、任意の時点において着脱することが可能である。
なお、前記製管用部材1の素材としては、ポリ塩化ビニルに限られない。前記製管用部材1は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、塩素化塩化ビニルなどの各種合成樹脂系材料を素材として製造しても良い。
又、前記製管用部材1に設けられる前記溝部14の数は、一条のみならず、複数条としても良い。
更に、前記製管用部材1に設けられる前記溝部14の形状は、図1に示すものに限られない。前記製管用部材1のその他を、図3(a)〜(g)(図3A(a)〜(d)、及び図3B(e)〜(g))に例示列挙する。
図3(a)に示す製管用部材1には、溝部14の他面側において屹立するリブ13が設けられている。この製管用部材1は、前記リブ13が設けられることによって、前記溝部14の強度を向上させたものである。
図3(b)に示す製管用部材1は、複数条(二条)の溝部14が設けられたものである。各溝部14は、それぞれ基板11に設けられた複数条のリブ13における隣接するリブ13に挟まれた位置に設けられている。この製管用部材1は、前記溝部14を隣接するリブ13に挟まれた位置に設けることによって、前記リブ13にて前記溝部14を保護したものである。
図3(c)に示す製管用部材1も、図3(b)に示す製管用部材1と同様、基板11に設けられた複数条のリブ13における隣接するリブ13に挟まれた位置に、溝部14が設けられている。図3(c)に示す製管用部材1と、図3(b)に示す製管用部材1との違いは、図3(b)に示す製管用部材1は、設けられた二条の溝部14におけるネック部15が、いずれも前記溝部14の開口縁両側から前記溝部14の内方に向かって突出させた「一対の突起」によって形成されているのに対し、図3(c)に示す製管用部材1は、設けられた二条の溝部14のうち、図中左側の溝部14におけるネック部15が、前記溝部14の開口縁片側(図中右側の溝縁)から前記溝部14の内方に向かって突出させた「一の突起」のみによって形成されている点にある。図3(c)の矢印右側に示すように、図3(c)の製管用部材1は、ライニング管100に製管され、前記溝部14にパイプ体2が嵌合された際に、前記基板11の他側縁が前記溝部14の内方に向かって突出し、係る他側縁と前記一の突起とが共同して、前記パイプ体2の抜け止めを図る仕組みとなっている。
図3(d)に示す製管用部材1は、図3(c)に示す製管用部材1における接合凸部12Bから前記基板11の他側縁までの代幅Xを長くしたものである。図3(d)の矢印右側に示すように、図3(d)の製管用部材1は、前記基板11の他側縁部の代幅Xによって、前記溝部14に蓋をすることによって、前記溝部14に嵌合されたパイプ体2を保護し得るようになされたものである。
図3(e)に示す製管用部材1は、溝部14の底板となる部分が、前記溝部14を挟む二条のリブ13の端部同士を連結一体化してなるものである。従って、前記溝部14を挟む二条のリブ13の互いに対向する側面が、前記溝部14の両内側壁となる。又、この製管用部材1には、二条の溝部14が形成されており、二条の前記溝部14は、各溝部14の仕切りとなる一条のリブ13を挟んで隣接するようにして配置されている。各溝部14の仕切りとなる一条のリブ13は、その構造上、他のリブ13と比べて可撓変形性に優れるため、図3(e)の矢印右側に示すように、各溝部14の仕切りとなる一条のリブ13は、その基端部を支点として左右に揺動させることができる。これより、図3(e)に示す製管用部材1には、前記溝部14に前記パイプ体2を挿入し易いといった利点が生じる。
なお、本発明においては、前記製管用部材1に前記溝部14を複数条設けるにあたり、図3(f)に示すように、前記溝部14の形状を互いに異なる形状としても良い。又、図3(f)の矢印右側に示すように、本発明においては、前記溝部14に挿入されるパイプ体2として、前記パイプ体2の外壁面において、前記パイプ体2の軸心を挟んで対向する位置に、一対の突起21を設けたものを用いても良い。このような形状のパイプ体2は、前記製管用部材1の前記溝部14に嵌合される際に、前記突起21と前記溝部14におけるネック部15とが緩衝しないように挿入され、その後、90度回転される。この状態において、前記突起21は、前記溝部14におけるネック部15に引っ掛かり、より一層の抜け止めが図られる。
更に、本発明においては、図3(g)に示すように、一条の溝部14に複数のパイプ体2を嵌合するようにしても良い。この場合、図3(g)の矢印右側に示すように、前記溝部14に複数のパイプ体2を嵌合した後、前記パイプ体2上から前記溝部14を覆う蓋板22が、前記ネック部15に係止するようにして取り付けられる。
ところで、本実施形態においては、前記製管用部材1として、一側縁に沿って設けられた前記接合凹部12Aに、他側縁に設けられた前記接合凸部12Bが嵌め込まれることによって製管されるものを例示列挙したが、前記製管用部材1としては、このような接合機序により接合されるものに限られない。前記製管用部材1としては、図4に示すように、例えば、前記製管用部材1の一側縁と他側縁とが、前記製管用部材1とは別体の別体の接合部材(ジョイナー)16にて接合されるものを用いても良い。また、接合部材(ジョイナー)16にパイプ体2の嵌合部があってもよいし、パイプ体2が接合部材(ジョイナー)16の役割を果たす構造となっていてもよい。
[螺旋状配管付き二重管構造の構築方法]
‐本発明第一方法‐
図5及び図6に、前記製管用部材1を用いた螺旋状配管付き二重管構造の構築方法(本発明第一方法)を示す。
図5に示すように、本発明第一方法を実行するにあたっては、まず、前記製管用部材1を螺旋状に巻き回して、隣接させた側縁部同士を接合することによって製管された前記ライニング管100を前記埋設管200の管路に沿って敷設する製管工程を実行する。
本実施形態においては、前記埋設管200内に製管機300を配置し、立坑(発進側立坑)201を通じて供給される前記製管用部材1を前記製管機300にて螺旋状に巻き回し、隣接させた側縁部同士を接合することによって前記製管工程を実行した。この工程の際、前記製管機300は、前記製管用部材1の側縁部同士を順次接合することによって、前記ライニング管100を付加形成しながら、別の立坑(到達側立坑)202に向かって前進する。なお、本発明第一方法では、この製管工程の時点において、前記製管用部材1の前記溝部14に対し前記パイプ体2を嵌合していない。
前記埋設管200の管路に沿って前記ライニング管100を敷設した後、前記ライニング管100の管頂部に対して、管壁を貫通する貫通孔3を形成する支保穴形成工程を実行する(図6(a)参照)。
本実施形態においては、前記ライニング管100の管内に配置された作業員が、ホールカッターなどの削孔用工具を用いて前記ライニング管100の内壁面側から前記ライニング管100の管壁を削孔することによって前記支保穴形成工程を実行した。なお、前記貫通孔3は、前記ライニング管100の管路に沿って複数個形成される。
前記貫通孔3の形成後、前記ライニング管100内から前記貫通孔3を通じて支持棒42を前記埋設管200の内壁面に突き当てると共に、前記ライニング管100を前記埋設管200の管底部に押し付ける支保組み工程を実行する(図6(b)参照)。
本実施形態における前記支保組み工程では、まず、前記ライニング管100の管内に配置された作業員が、前記ライニング管100の管内に、前記ライニング管100よりも小径に形成された略八角形状の八点支保材4を組む。前記八点支保材4の各辺と対峙する前記ライニング管100の内壁面には、腹起こし部材41を設け、前記八点支保材4と前記腹起こし部材41との間に設けたジャッキボルト42を伸ばして前記ライニング管100全体を内部から支持する。また、前記ライニング管100の管頂部は、前記ジャッキボルト42を前記貫通孔3から貫通させ、当該ジャッキボルト42の先端を前記埋設管200の内壁面に突き当て、前記ライニング管100全体を、前記埋設管200の管底に向かって押し付ける。
なお、この支保組み工程は、八点支保に限定されるものではなく、六点支保、その他、前記ライニング管100の管径等の条件を考慮した支保組み工程であればよい。
前記支保組み工程の実行後、前記埋設管200の内壁面と前記ライニング管100の外壁面との間に存する間隙に裏込め材5を充填する裏込め材充填工程を実行する(図6(c)参照)。
前記裏込め材5は、前記ライニング管100を前記埋設管200に固定するためのものであり、本実施形態においては、前記裏込め材5としてモルタルを用いた。なお、前記支保組み工程の実行によって前記ライニング管100は前記埋設管200の管底に向かって押し付けられているから、前記裏込め材充填工程実行中において生じる裏込め材5の浮力によって、前記ライニング管100が浮上することが防止されている。
注入された裏込め材5の硬化が進み、前記裏込め材5の流動性が喪失された後、前記ジャッキボルト42を緩めることによって前記ジャッキボルト42が前記貫通孔3から抜き取られる。前記貫通孔3から前記ジャッキボルト42が抜き取られると、硬化した裏込め材5には前記貫通孔3と連続する凹穴51が生じる。その後、前記貫通孔3は板状の蓋材101などのいわゆる支保工プラグによって覆われて修復されるのが一般的である。
最後に、本発明第一方法においては、前記裏込め材充填工程の実行後、前記ライニング管100に製管された前記製管用部材1に存する前記溝部14に沿ってパイプ体2を嵌合する螺旋状配管取り付け工程を実行する。
前記ライニング管100は、前記製管用部材1を螺旋状に巻き回して製管されたものであるから、前記製管用部材1の一面側の長さ方向に沿って設けられた前記溝部14は、前記ライニング管100の内壁面側に向かって開口した状態、且つ、前記ライニング管100の内壁面を周回するように螺旋状に配置される。従って、図7に示すように、前記ライニング管100の内壁面側に存する前記溝部14に沿って前記パイプ体2を嵌合すれば、前記パイプ体2は、前記前記ライニング管100の内壁面を螺旋状に周回する螺旋状配管20となる。本実施形態において、前記螺旋状配管取り付け工程は、前記ライニング管100の管内に配置された作業員が行った。
本発明第一方法においては、製管工程において、前記溝部14に対して前記パイプ体2を嵌合していない前記製管用部材1を用いているから、前記支保穴形成工程を実行する際に、前記ライニング管100には、前記螺旋状配管20は形成されていない。従って、前記支保穴形成工程の実行時において形成される貫通孔3の位置や径に制限を受けない。又、前記支保穴形成工程の実行時において、前記螺旋状配管20が傷つけられることがない。
そして、本発明第一方法では、製管工程において、前記溝部14に対して前記パイプ体2を嵌合していない前記製管用部材1を用い、前記支保穴形成工程の実行の後(正確にはその後の裏込め材充填工程の後)に、前記ライニング管100に製管された前記製管用部材1に存する前記溝部14に沿ってパイプ体2を嵌合する螺旋状配管取り付け工程を実行しているから、本発明第一方法によって構築された本発明構造においては、前記螺旋状配管20が、前記貫通孔3上(又は、貫通孔3を覆う蓋材101上(特許請求の範囲における「貫通孔修復部」に相当))を通過した状態にて、前記溝部14に嵌合されている(図7参照)。
‐本発明第二方法‐
図8に本発明第二方法を示す。前記本発明第一方法と異なり、本発明第二方法では、前記製管工程後、前記螺旋状配管取り付け工程を行い、製管された前記ライニング管100に、前記螺旋状配管20が取り付けられた状態としておく。
この状態にて、前記ライニング管100に貫通孔3を形成しようとすると、前記螺旋状配管20に傷をつけるおそれがあることから、前記貫通孔3の位置や径に制限を受けることになる。
この点につき、本発明第二方法では、前記ライニング管100に貫通孔3を形成するに先立ち、前記ライニング管100の管頂部に位置する前記パイプ体2を前記溝部14から部分的に抜き出す(図8(a)参照)。
そして、前記パイプ体2が抜き出された管頂部に対し、前記ライニング管100の管壁を貫通する貫通孔3を形成する支保穴形成工程を実行し(図8(b)参照)、前記本発明第一方法と同様にして、支保組み工程及び裏込め材充填工程を順次実行した後、抜き出した前記パイプ体2を、再度、前記溝部14に嵌合する再嵌合工程を実行する(図8(c)参照)。これにより、前記支保穴形成工程の実行時に、貫通孔3の位置や径に制限を受けない。又、前記螺旋状配管20が傷つけられることがない。また、前記溝部14に前記パイプ体2は嵌合されているので、前記支保組み工程時に、腹起こし部材41によってパイプ体2が圧壊されてしまうといったことが防止できる。
従って、本発明第二方法によって構築された本発明構造においても、前記螺旋状配管20は、前記貫通孔3上(又は、貫通孔3を覆う蓋材101上(特許請求の範囲における「貫通孔修復部」に相当))を通過した状態にて、前記溝部14に嵌合されている(図7参照)。
−本発明第三方法−
本発明第三方法は、前記製管工程前に、工場または現場の地上において、前記製管用部材1の前記溝部14に前記パイプ体2を嵌合してパイプ体2付き製管用部材1を構成しておき、このパイプ体2付き製管用部材1を前記埋設管200内で製管することで、前記ライニング管100の形成と、前記螺旋状配管20の形成とを同時に行うものである。
それ以外の工程は、前記第二方法と同様にして行われる。
[採熱構造]
図9に、前記本発明方法を利用して構築された採熱構造を示す。
前記採熱構造において、前記螺旋状配管20の一端と他端には、採熱用配管Pが連結されている。各採熱用配管Pは、それぞれ前記埋設管200に通じる発進側立坑201、又は、到達側立坑202のいずれかを通じて地上に導かれ、地上に配されたヒートポンプ6に接続されている。前記螺旋状配管20及び採熱配管Pによって構築された循環路に、水、グリコール、又は水‐グリコール混合液などの伝熱媒体が図示しないポンプによって通液されることによって、前記循環路は、前記螺旋状配管20を熱交換器とする二次回路(伝熱媒体回路)TCとなされる。以下、前記二次回路TCにおける、前記螺旋状配管20から前記ヒートポンプ6に向かう伝熱媒体の流れを二次回路側往流TC1と称し、前記ヒートポンプ6から前記螺旋状配管20に向かう伝熱媒体の流れを二次回路側複流TC2と称する。
前記ヒートポンプ6には、蒸発器61と、圧縮機(コンプレッサ)62と、凝縮器63と、膨張弁64とからなる冷媒回路RCが構築されている。前記冷媒回路RCには、作動媒体(冷媒)が循環される。前記蒸発器61には、前記二次回路TCが接続されており、前記二次回路TCにおける前記二次回路側往流TC1は、前記蒸発器61を経由して、前記二次回路側複流TC2となり、前記螺旋状配管20に返送される仕組みとなっている。
又、前記ヒートポンプ6における前記凝縮器63には、一次回路(熱媒回路)HCが連結されている。前記一次回路HCには、水等の熱媒が通液されており、前記熱媒は、図示しないポンプによって、前記一次回路HCを循環し、前記凝縮器63から熱利用システムHSを経由して、前記凝縮器63に返送される。以下、前記一次回路HCにおける、前記凝縮器63から熱利用システムHSに向かう熱媒の流れを一次回路側往流HC1と称し、前記熱利用システムHSから前記凝縮器63に向かう熱媒の流れを二次回路側複流HC2と称する。
前記熱利用システムHSを、例えば、家屋内の床下暖房やヒーター、或いは暖房エアコン等の暖房設備として利用する場合にあっては、前記ヒートポンプ6を加熱機として使用する。この場合、図2に示すように、前記冷媒回路RCにおける作動媒体(冷媒)の流れは、図中矢印で示す方向に循環され、前記蒸発器61から、前記圧縮機62、前記凝縮器63、前記膨張弁64の順に経由して前記蒸発器61に戻る。
前記構成を有する採熱構造にて、熱源(下水熱)を利用するにあたっては、前記ヒートポンプ6を作動させて、前記冷媒回路RCにおいて作動媒体を循環させる。又、前記一次回路HCにおいて熱媒を循環させると共に、前記二次回路TCにおいて伝熱媒体を循環させる。
前記ライニング管100の上流側を流下する下水は一定の水温を有しており、前記ライニング管100を通過する際に、前記螺旋状配管20からなる熱交換器によって採熱される。その結果、前記下水の水温が低下すると共に、前記二次回路TCにおける前記二次回路側往流TC1が昇温する。なお、前記採熱構造の定常運転時において、前記ライニング管100の上流側を流下する下水の水温は、12〜20度程度であり、前記ライニング管100の下流側を流下する下水の水温は、9〜17度であった。
下水を採熱することによって昇温した伝熱媒体は、前記二次回路側往流TC1となって、前記蒸発器61に至り、前記蒸発器61内にて作動媒体に熱を放出する。この際、熱を受け取った作動媒体は気化する。一方、熱を放出した伝熱媒体は前記二次回路TCにおける前記二次回路側複流TC2となり、前記螺旋状配管20に戻る。即ち、前記二次回路TCにおいて、伝熱媒体は、下水熱を受け取ることによる昇温と、作動媒体に熱を放出することによる降温を繰り返しながら、前記二次回路TCを循環する。なお、前記採熱構造の定常運転時において、前記二次回路側往流TC1の液温は6〜14度程度であり、前記二次回路側複流TC2の液温は3〜11度程度であった。
前記伝熱媒体から熱を受け取って気化した作動媒体は、前記冷媒回路RCを通じて前記圧縮機62内に導入され、前記圧縮機62内で圧縮されることによって、更に昇温する。
前記圧縮機62によって圧縮されて昇温した作動媒体は、前記冷媒回路RCを通じて前記凝縮器63に至り、前記凝縮器63内にて熱媒に熱を放出する。この際、熱を受け取った熱媒は昇温する。一方、熱を放出した作動媒体は液化し、前記膨張弁64にて減圧された上で、前記蒸発器61に戻る。即ち、前記冷媒回路RCにおいて、作動媒体は気化と液化を繰り返しながら、前記冷媒回路RCを循環する。
前記作動媒体から熱を受け取った熱媒は、前記一次回路HCにおける一次回路側往流HC1となって、前記熱利用システムHSに至り、前記熱利用システムHSにおいて熱利用されることによって降温した後、前記一次回路側復流TC2となって、再度、前記凝縮器63に至る。即ち、熱媒は、作動媒体から熱を受け取ることによる昇温と、前記熱利用システムHSにおいて熱利用されることによる降温とを繰り返しながら、前記一次回路HCを循環する。なお、前記採熱構造の定常運転時において、前記一次回路側往流HC1の液温は35〜65度程度であり、前記一次回路側複流HC2の液温は25〜55度程度であった。
前記採熱構造は、前記本発明構造を利用したものであり、従って、地面を掘り下げて前記埋設管200を露出させる作業を行うことなく、熱交換器を前記埋設管200内に配置することができる。
又、前記ライニング管100は、前記埋設管200の内壁面をライニングするものであることから、老朽化した前記埋設管200を更生する作用も奏する。
更に、前記採熱構造においては、熱交換器として機能する前記螺旋状配管20が、前記ライニング管100の管壁を周回するように螺旋状に配置されることから、下水熱が最も生じている前記ライニング管100の管底部から効果的に採熱することができる。
なお、前記採熱構造においては、前記埋設管200として下水道管を選択し、下水熱を熱源として利用しているが、前記採熱構造が構築される前記埋設管200としては、管内を水が流下しているものであれば良く、下水道管に限られない。前記採熱構造においては、前記埋設管200として、例えば、上水道管や農業用水管などの各種通水管を選択することができ、係る各種通水管内を流下する流水が保有する熱(水熱)を熱源として利用することができる。
又、前記採熱構造を構築するために用いられた前記製管用部材1には、前記溝部14が複数条設けられているものもあるが、前記採熱構造においては、係る複数の溝部14から選ばれた一ないし複数条に対して、前記パイプ体2を嵌合することが可能となっている。複数条のパイプ体2からなる複数条の螺旋状配管20を熱交換器として利用すれば、採熱効率が向上する
ところで、前記採熱構造においては、前記熱利用システムHSを暖房設備として利用すべく、前記ヒートポンプ6を加熱機として用いているが、下水の水温は、大気温と比較して夏季は冷たい一方で冬季は温かいことから、温熱利用のみならず冷熱利用も可能である。従って、夏季においては、前記ヒートポンプ6を冷凍機として用いることによって、前記熱利用システムHSを冷房設備(或いは年間を通じて利用される冷暖房システム)として利用することもできる。なお、前記ヒートポンプ6を冷凍機として用いる場合には、前記冷媒回路RCにおける作動媒体(冷媒)を、図9の矢印で示す方向と逆方向に循環させれば良い。
[製管機]
図10ないし図12は、図3(e)に示す製管用部材1を用いて本発明第一方法または本発明第二方法の製管工程を実施する際に用いられる製管機300を示している。
この製管機300は、内面ローラ311と外面ローラ312との間で、製管用部材1の側縁部同士を接合する接合機構部310を構成するようになされており、内面ローラ311の外周面311aに鍔部311bが周設されたものである。
接合機構部310は、螺旋状に巻き回すことによって隣接させた製管用部材1のうち、先行する製管用部材1の接合凹部12Aに、後続する製管用部材1の接合凸部12Bを嵌め込むことによって製管用部材1の側縁部同士の接合をすることができるように、この接合部分の製管用部材1を、内面ローラ311と外面ローラ312とで挟持しながら、これら内面ローラ311および外面ローラ312が回転して順次進行するように構成されている。具体的に接合機構部310は、筐体313に設けられたモータ314の駆動をギア315で駆動伝達して内面ローラ311および外面ローラ312が回転するように構成されている。筐体313上に設けられた調整ボルト316によって、外面ローラ312が設けられたフレーム317を付勢するスプリング318の付勢力を調整することで、内面ローラ311と外面ローラ312との挟持力を調整するように構成されている。
内面ローラ311は、その外周面311aに鍔部311bが周設されている。この鍔部311bは、製管用部材1の溝部14に相当する位置に嵌まり込んで回転することで、内面ローラ311に対する製管用部材1の位置決めをしっかりと行うことができるようになされている。
外面ローラ312も、その外周面312aに鍔部312bが周設されている。この鍔部312bは、基板11に設けられたリブ13同士の間隙に嵌まり込んで回転することで、外面ローラ312に対する製管用部材1の位置決めをしっかりと行うことができるようになされている。
このようにして構成された接合機構部310は、ガイドローラ321を有する複数のリンク322によって環状に構成された支持フレーム320に設けられ、支持フレーム320が、ライニング管100の内周面に当接するように構成されている。この支持フレーム320は、接合機構部310による製管用部材1の接合部の接合に追従してライニング管100内を回転しながら移動するようになされている。
なお、支持フレーム320には、当該支持フレーム320の形状を規制する屈折リンク330や、製管用部材1を接合機構部310に送り出すための主支持部材340や副支持部材350が設けられていてもよい。
この製管機300の構成により、製管用部材1は、内面ローラ311と外面ローラ312とによってしっかりと位置決めが行われた状態で、先行する製管用部材1の接合凹部12Aに、後続する製管用部材1の接合凸部12Bを嵌め込む作業を行うことができることとなる。
したがって、安定した正確な位置で嵌め込み作業を行うことが可能となり、製管機300が位置ズレを起こして停止することもなく、製管作業を安定して行うことができる。
また、位置ズレを起こさないので、埋設管200内の正しい位置にライニング管100を残置させることができ、製管機300を正しい軌跡で作動させることができる。
さらに、この製管機300は、外面ローラ312の鍔部312bが、製管用部材1の基板11に設けられたリブ13同士の間隙に嵌まり込むだけでなく、内面ローラ311の鍔部311bが、製管用部材1の溝部14に嵌まり込むため、内面ローラ311は、図10に示すような長さでなく、同図に示す外面ローラ312の長さ、すなわち、製管用部材1と、それに隣接する製管用部材1とに当接するだけの長さに変更することもできる。このように内面ローラ311を、製管用部材1の二条分に相当する長さに短くしても、当該内面ローラ311の鍔部311bが製管用部材1の溝部14に嵌まり込んでいるため、製管機300は、製管用部材1に引っかかることなく、作動させることができる。したがって、内面ローラ311の小型化を図って製管機300の取扱性を向上させることができる。
なお、上記した実施の形態において、製管機300は、ガイドローラ321の外周面321aに鍔部321bを設け、この鍔部321bを製管用部材1の溝部14に嵌め込むように構成してもよい。この場合、製管機300は、ガイドローラ321の鍔部321bが製管用部材1の溝部14に嵌まり込むことによって、ライニング管100の内周面に支持フレーム320をしっかりと位置決めすることができる。このことは、上記した内面ローラ311に設けた鍔部311bや外面ローラ312に設けた鍔部312bによる位置決めと相俟って、より確実な位置決めを行うことができることとなる。また、鍔部321bは、全てのガイドローラ321の外周面に設けるものであってもよいし、支持フレーム320に設けられた接合機構部310の近傍のリンク322のガイドローラ321の外周面321aにのみ設けるものであってもよい。
また、このガイドローラ321の外周面321aに鍔部321bを設け、この鍔部321bを製管用部材1の溝部14に嵌め込むように構成することで、ライニング管100に対する製管機300を位置決めを確実に行うことができるので、製管機300は、内面ローラ311の外周面311aに鍔部311bを設けていない構成のものであってもよい。この場合であっても、製管機300は、ガイドローラ321の外周面321aに設けた鍔部321bが製管用部材1の溝部14に嵌め込まれることによって位置決めされるので、安定した製管作業が可能となる。
なお、この製管機300は、本発明の第一方法および第二方法に用いることができることは勿論、図13および図14に示すように、製管用部材1の溝部14にパイプ体2を嵌合したパイプ体2付き製管用部材1を製管する本発明の第三方法に用いることもできる。ただし、同図に示すように、本発明の第三方法に用いる場合、製管機300は、鍔部321bの外周面がパイプ体2の外周面に合致するように円弧状に凹設されたものであってもよいし、十分な溝部14の空隙がある場合は、図10および図12に示すように、通常の鍔部321bの形状であってもよい。
さらに、本実施の形態において、製管機300の支持フレーム320は、複数のリンク322によってライニング管100の内周面に当接するように構成されているが、図15および図16に示すように、十字状に組まれた棒材323の先端に、ライニング管100に当接するガイドローラ321を設け、このガイドローラ321の外周面321aに設けられた鍔部321bを溝部14に嵌まり込ませるように構成した支持フレーム320aであってもよい。
この構成の場合も、製管機300は、ガイドローラ321の鍔部321bが製管用部材1の溝部14に嵌まり込むことによって、ライニング管100の内周面に支持フレーム320aをしっかりと位置決めすることができる。このことは、上記した内面ローラ311に設けた鍔部311bや外面ローラ312に設けた鍔部312bによる位置決めと相俟って、より確実な位置決めを行うことができる。
また、この製管機300は、本発明の第一方法および第二方法に用いることができることは勿論、製管用部材1の溝部14にパイプ体2を嵌合したパイプ体2付き製管用部材1を製管する本発明の第三方法に用いることもできる。本発明の第三方法に用いる場合も、製管機300は、鍔部321bの外周面がパイプ体2の外周面に合致するように円弧状に凹設されたものであってもよいし、十分な溝部14の空隙がある場合は、通常の鍔部321bの形状であってもよい。
なお、上記した実施の形態において、内面ローラ311の外周面311aに設けられる鍔部311bの形状や外面ローラ312の外周面312aに設けられる鍔部312bの形状やガイドローラ321の外周面321aに設けられる鍔部321bの形状は、使用する製管用部材1に合わせて鍔部311b,312b,321bが設けられたものが使用される。図17は、他の製管用部材1に合わせて設計された製管機300の内面ローラ311および外面ローラ312の構成の一例を示している。
なお、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施例はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、地中に埋設された埋設管内を流下する水の水熱を熱源として利用する冷暖房設備の構築に好適に利用することができる。
1 製管用部材
11 基板
12 接合部
12A 接合凹部
12B 接合凸部
121 被嵌入部
122 傾斜片
123 支柱部
124 嵌入部
13 リブ
14 溝部
15 ネック部
16 接合部材
2 パイプ体
20 螺旋状配管
21 突起
22 蓋板
3 貫通孔
4 八点支保材
41 腹起こし部材
42 ジャッキボルト
5 裏込め材
51 凹穴
6 ヒートポンプ
61 蒸発器
62 圧縮機
63 凝縮器
64 膨張弁
100 ライニング管
101 蓋材
200 埋設管
201 発進側立坑
202 到達側立坑
300 製管機
311 内面ローラ
311a 外周面
311b 鍔部
312 外面ローラ
321 ガイドローラ
321a 外周面
321b 鍔部

Claims (7)

  1. 製管用部材を螺旋状に巻き回して、隣接させた基板の一側縁に存する接合部と他側縁に存する接合部とを接合することによって、埋設管の管路に沿ってライニング管を敷設する製管工程と、
    前記ライニング管の管頂部における管壁を貫通する貫通孔を形成する支保穴形成工程と、
    前記ライニング管内から前記貫通孔を通じて支持棒を前記埋設管の内壁面に突き当てて、前記ライニング管を前記埋設管の管底部に押し付ける支保組み工程と、
    前記埋設管の内壁面と前記ライニング管の外壁面との間に存する間隙に裏込め材を充填する裏込め材充填工程と、
    を実行した後、
    前記支持棒を前記貫通孔から抜き出し、前記ライニング管に製管された前記製管用部材に存する溝部に沿ってパイプ体を嵌合する螺旋状配管取り付け工程を実行することを特徴とする螺旋状配管付き二重管構造の構築方法。
  2. 製管用部材に設けられた溝部に沿ってパイプ体を嵌合するパイプ体嵌合工程と、
    前記パイプ体が嵌合された前記製管用部材を螺旋状に巻き回して、隣接させた基板の一側縁に存する接合部と他側縁に存する接合部とを接合することによって、埋設管の管路に沿ってライニング管を敷設する製管工程と、
    を実行した後、
    前記ライニング管の管頂部に位置する前記パイプ体を前記溝部から部分的に抜き出した上で、前記パイプ体が抜き出された管頂部に対し、前記ライニング管の管壁を貫通する貫通孔を形成する支保穴形成工程と、
    前記ライニング管内から前記貫通孔を通じて支持棒を前記埋設管の内壁面に突き当てて、前記ライニング管を前記埋設管の管底部に押し付ける支保組み工程と、
    前記埋設管の内壁面と前記ライニング管の外壁面との間に存する間隙に裏込め材を充填する裏込め材充填工程と、
    を実行した後、
    前記支持棒を前記貫通孔から抜き出し、前記パイプ体を、再度、前記溝部に嵌合する再嵌合工程を実行することを特徴とする螺旋状配管付き二重管構造の構築方法。
  3. 溝部にパイプ体が嵌合されてなるパイプ体付き製管用部材を螺旋状に巻き回して、隣接させた基板の一側縁に存する接合部と他側縁に存する接合部とを接合することによって、埋設管の管路に沿ってライニング管を敷設する製管工程を実行した後、
    前記ライニング管の管頂部に位置する前記パイプ体を前記溝部から部分的に抜き出した上で、前記パイプ体が抜き出された管頂部に対し、前記ライニング管の管壁を貫通する貫通孔を形成する支保穴形成工程と、
    前記ライニング管内から前記貫通孔を通じて支持棒を前記埋設管の内壁面に突き当てて、前記ライニング管を前記埋設管の管底部に押し付ける支保組み工程と、
    前記埋設管の内壁面と前記ライニング管の外壁面との間に存する間隙に裏込め材を充填する裏込め材充填工程と、
    を実行した後、
    前記支持棒を前記貫通孔から抜き出し、前記パイプ体を、再度、前記溝部に嵌合する再嵌合工程を実行することを特徴とする螺旋状配管付き二重管構造の構築方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかひとつに記載の構築方法における製管工程において、
    前記製管用部材の内面に、鍔部を有する内面ローラを当接し、この内面ローラの鍔部を製管用部材の溝部に嵌まり込ませて当該製管用部材の位置決めを行った状態で隣接する接合部同士を接合することを特徴とする螺旋状配管付き二重管構造の構築方法。
  5. 請求項1〜3のいずれかひとつに記載の構築方法における製管工程において、
    前記ライニング管の内周面に、鍔部を有するガイドローラを当接し、このガイドローラの鍔部をライニング管を構成する製管用部材の溝部に嵌まり込ませて当該ガイドローラが設けられた製管機をライニング管内に位置決めし、この状態で製管機によって隣接する接合部同士を接合することを特徴とする螺旋状配管付き二重管構造の構築方法。
  6. 請求項1〜3のいずれかひとつに記載の螺旋状配管付き二重管構造の構築方法に用いられる製管機であって、
    内面ローラと外面ローラとの間で製管用部材の隣接する接合部同士を挟持して当該接合部同士を接合するように構成されており、
    前記内面ローラの外周面には、製管用部材の溝部に嵌まり込む鍔部が設けられたことを特徴とする製管機。
  7. 請求項1〜3のいずれかひとつに記載の螺旋状配管付き二重管構造の構築方法に用いられる製管機であって、
    ガイドローラがライニング管の内周面に当接してライニング管内における製管機の位置決めが行われるとともに、内面ローラと外面ローラとの間で製管用部材の隣接する接合部同士を挟持して当該接合部同士を接合するように構成されており、
    前記ガイドローラの外周面には、製管用部材の溝部に嵌まり込む鍔部が設けられたことを特徴とする製管機。
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