JP5944852B2 - 密封構造 - Google Patents
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Description
各々同じ方向を向いている第1メカニカルシールと第2メカニカルシールとを備え、動作時には、これら第1メカニカルシールと第2メカニカルシールとの間の領域にパージガスが供給され、かつ動作していない時には当該領域に洗浄用流体が供給可能に構成されたタンデム形のメカニカルシールを備える密封構造であって、
第1メカニカルシールにおける回転環のシール端面のうち、前記領域側である内周面側には、回転環の回転に伴って動圧を発生させることで第1メカニカルシールにおける固定環のシール端面との間に隙間を発生させる第1螺旋形溝が周方向に間隔を空けて複数設けられ、かつ隣り合う第1螺旋形溝のそれぞれの間は、第1螺旋形溝よりも溝深さが浅い第2螺旋形溝により構成されると共に、
第2メカニカルシールにおける回転環のシール端面のうち、前記領域側である外周面側には、回転環の回転に伴って動圧を発生させることで第2メカニカルシールにおける固定環のシール端面との間に隙間を発生させる第3螺旋形溝が周方向に間隔を空けて複数設けられ、かつ隣り合う第3螺旋形溝のそれぞれの間は、第3螺旋形溝よりも溝深さが浅い第4螺旋形溝により構成されることを特徴とする。
、第1螺旋形溝と第2螺旋形溝によって構成されている。また、第2メカニカルシールにおける回転環のシール端面のうち外周面側は、第3螺旋形溝と第4螺旋形溝によって構成されている。これにより、第1メカニカルシールと第2メカニカルシールとの間の領域に洗浄用流体を供給することによって、これらの螺旋形溝を介して、各メカニカルシールにおけるシール端面に洗浄用流体を送り込むことが可能となる。従って、メカニカルシールを分解することなく、シール端面の洗浄が可能となる。
図1〜図5を参照して、本発明の実施例に係る密封構造について説明する。なお、本実施例においては、攪拌機において、撹拌用の撹拌翼を回転させる回転軸と、ハウジングとの間の環状隙間を密封する密封構造を例にして説明する。
特に、図1を参照して、本発明の実施例に係る密封構造の全体構成について説明する。図1は本発明の実施例に係る密封構造の模式的断面図である。なお、図1における断面図は、メカニカルシールや回転軸の中心軸線を含む断面図である。また、本実施例に係る密封構造を構成する各種部材については、後述するスプリング140,230及びピン150,250を除き環状の部材である。
図1中、(A)は大気側であり、(B)は撹拌窯500の内部側である。そして、不図示の撹拌翼は、回転軸300における下方に備えられている。
固定環220と回転する回転環210のシール端面同士が摺動する。また、スプリング230及びコンプレッションリング240によって、固定環220が回転環210側に付勢されるため、固定環220と回転環210は摺動した状態が保たれる。
特に、図2〜図5を参照して、本発明の実施例に係る回転環について、より詳細に説明する。図2は本発明の実施例に係る第1メカニカルシールの回転環におけるシール端面の正面図である。図3は本発明の実施例に係る第1メカニカルシールの回転環の一部破断断面図である。なお、図3は回転環の中心軸線を含む面で第1メカニカルシールの回転環の一部を切断した断面図である。図4は本発明の実施例に係る第2メカニカルシールの回転環におけるシール端面の正面図である。図5は本発明の実施例に係る第2メカニカルシールの回転環の一部破断断面図である。なお、図5は回転環の中心軸線を含む面で第2メカニカルシールの回転環の一部を切断した断面図である。
は、ピン250が挿入されるスリット212が2箇所に設けられている。
攪拌機が動作中は、回転軸300と共に、第1メカニカルシール100における回転環110及び第2メカニカルシール200における回転環210が回転する。また、供給通路411から領域R内にパージガス(窒素ガスなど)が供給される。
攪拌機の洗浄について説明する。攪拌機の洗浄は、攪拌機を停止させた状態(回転軸300を静止させた状態)で、洗浄用流体としての洗浄スチームが所定圧力で各部分に吹きかけられることにより行われる。
ムの元の圧力がそれほど高くなくても、第3螺旋形溝211a及び第4螺旋形溝211bが設けられていない内周面側の部位にも洗浄スチームが供給される。以上により、回転環210のシール端面、及び固定環220のシール端面の全体が洗浄される。
本実施例に係る密封構造によれば、第1メカニカルシール100における回転環110のシール端面のうち内周面側は、第1螺旋形溝111aと第2螺旋形溝111bによって構成されている。また、第2メカニカルシール200における回転環210のシール端面のうち外周面側は、第3螺旋形溝211aと第4螺旋形溝211bによって構成されている。これにより、第1メカニカルシール100と第2メカニカルシール200との間の領域Rに洗浄用流体(洗浄スチーム)を供給することによって、これらの螺旋形溝を介して、各メカニカルシールにおけるシール端面に洗浄用流体を送り込むことが可能となる。従って、メカニカルシールを分解することなく、シール端面の洗浄が可能となる。
110 回転環
111a 第1螺旋形溝
111b 第2螺旋形溝
112 スリット
120 固定環
130 ケース
140 スプリング
150 ピン
200 第2メカニカルシール
210 回転環
211a 第3螺旋形溝
211b 第4螺旋形溝
212 スリット
220 固定環
230 スプリング
240 コンプレッションリング
250 ピン
300 回転軸
310 第1スリーブ
320 第2スリーブ
400 ハウジング
410 ハウジング本体
411 供給通路
412 ドレイン通路
420 フランジ
421 ドレイン通路
500 撹拌窯
O Oリング
R 領域
X 回転方向
Claims (1)
- 各々同じ方向を向いている第1メカニカルシールと第2メカニカルシールとを備え、動作時には、これら第1メカニカルシールと第2メカニカルシールとの間の領域にパージガスが供給され、かつ動作していない時に当該領域に洗浄用流体が供給可能に構成されたタンデム形のメカニカルシールを備える密封構造であって、
第1メカニカルシールにおける回転環のシール端面のうち、前記領域側である内周面側には、回転環の回転に伴って動圧を発生させることで第1メカニカルシールにおける固定環のシール端面との間に隙間を発生させる第1螺旋形溝が周方向に間隔を空けて複数設けられ、かつ隣り合う第1螺旋形溝のそれぞれの間は、第1螺旋形溝よりも溝深さが浅い第2螺旋形溝により構成されると共に、
第2メカニカルシールにおける回転環のシール端面のうち、前記領域側である外周面側には、回転環の回転に伴って動圧を発生させることで第2メカニカルシールにおける固定環のシール端面との間に隙間を発生させる第3螺旋形溝が周方向に間隔を空けて複数設けられ、かつ隣り合う第3螺旋形溝のそれぞれの間は、第3螺旋形溝よりも溝深さが浅い第4螺旋形溝により構成されることを特徴とする密封構造。
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