JP4445932B2 - 軸流型非接触シール - Google Patents

軸流型非接触シール Download PDF

Info

Publication number
JP4445932B2
JP4445932B2 JP2006032525A JP2006032525A JP4445932B2 JP 4445932 B2 JP4445932 B2 JP 4445932B2 JP 2006032525 A JP2006032525 A JP 2006032525A JP 2006032525 A JP2006032525 A JP 2006032525A JP 4445932 B2 JP4445932 B2 JP 4445932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
seal ring
peripheral surface
side body
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006032525A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007211891A (ja
Inventor
正樹 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Pillar Packing Co Ltd filed Critical Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority to JP2006032525A priority Critical patent/JP4445932B2/ja
Publication of JP2007211891A publication Critical patent/JP2007211891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4445932B2 publication Critical patent/JP4445932B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

本発明は、軸流型非接触シールに係り、詳しくは、ガスや液体等の流体用の軸シール全般を対象とし、ロータリージョイント、特に、設置スペースが狭く、かつ、冷却水の確保が困難なロータリージョイントに好適な軸流型非接触シールに関するものである。
小径の回転軸を有するロータリージョイント等に用いるシールは、寸法の問題からメカニカルシールの装着が困難であり、また滅菌の要求に対応する必要があることからリップシールを用いることが多い。ところが、リップシールでは、リップ部の回転軸との接触による磨耗によってコンタミ(コンタミネーション)が生じるので、それが悪影響を及ぼすおそれのある場合にはラビリンスシール等が用いられることになるが、漏れ量等のシール性能面では要求に応じ難い面がある。
そこで、それらの問題を解決すべく軸流型非接触シールが開発されている。例えば、先に出願されたものである特許文献1において提案されているように、回転側体の外周面に微小な間隙をもって外嵌自在な寸法の内周面を有するシールリングと、このシールリングをシール状態で径方向移動可能に、かつ、回転不能に収容する固定側体とを有し、前記内周面には、供給されてくる高圧のシール用流体を前記外周面に向けて放出するための開口部が形成され、前記開口部から前記シール用流体を放出することで前記内周面と前記回転軸の外周面との微小な隙間を維持しながらシールするように構成されている軸流型非接触シールがある。
前記軸流型非接触シールでは、非接触のため磨耗が無く長寿命で、かつ、コンタミの発生も無いとともに、デッドエンド部を有さないので、細菌の繁殖が防止されて滅菌が要求される場合にも適用できる利点がある。また、シールガスによってほぼ完全にシール可能であって粉体のシールにも対応でき、さらに、比較的コンパクトに構成できて小径の回転軸等の軸封部適用可能となる長所もある。
特願2004−228466号
しかしながら、種々の利点を有する前記軸流型非接触シールにでも、改善の余地が残されていることが分かってきた。即ち、軸流型非接触シールの設計において非接触状態を維持するための手段としては、シールリングの内径を小さくして回転側体の外周面との隙間を小さくし、シールガスの圧が少ない場合でも隙間剛性を確保可能とする手段があるが、回転軸(シャフト)、スリーブ等の回転側体は多くの場合ステンレス製であって、その熱膨張係数や温度を考慮すると、設計隙間をあまり狭くできない問題がある。
また、水平回転軸等、回転側体が横向き姿勢で回転するものである場合には、回転停止状態では、シールリング内周面の上側部分が回転側体の外周面上側部分に接近しているといった具合に、シールリングがその自重によって回転時よりも下がり気味の位置となっている状況にあり、機器の起動時(回転開始時)におけるシールリングの回転側体との接触を回避することから、やはり上記隙間をあまり小さくできないという問題がある。
上記実情に鑑みることにより、本発明の目的は、種々の利点を有する軸流型非接触シールを、上記の問題が解消されてより洗練されたものとして提供する点にある。
請求項1に係る発明は、回転側体Kの外周面2Aに微小な間隙Hをもって外嵌自在な寸法の内周面6Aを有するシールリング6と、このシールリング6をシール状態で径方向移動可能に、かつ、回転不能に収容する固定側体5とを有し、前記内周面6Aには、供給されてくる高圧のシール用流体Gを前記外周面2Aに向けて放出するための開口部7が形成され、前記開口部7から前記シール用流体Gを放出することで前記内周面6Aと前記回転側体Kの外周面2Aとの微小な隙間Hを維持しながらシールするように構成されている軸流型非接触シールにおいて、
前記回転側体Kが、回転部材1との間がシールされ、かつ、一体回転状態で前記回転部材1に外嵌されるとともに前記回転部材1よりも小なる熱膨張係数を持つ材料で成る環状のスリーブ2から構成されており、前記外周面2Aが前記スリーブ2の外周面であり、
前記スリーブ2には、これと前記回転部材1との間をシールするOリング8を収容するための内周溝2Cが形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の軸流型非接触シールにおいて、前記シールリング6の両側周面6a,6bと前記固定側体5との間の夫々がOリング11でシールされるとともに、前記シールリング6の外周面6Bと前記固定側体5におけるシールリング収容凹部10とで囲まれるリング状の空間部Sに供給される前記シール用流体Gを、前記開口部7に導くために前記シールリング6を径方向に貫く供給孔14が形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の軸流型非接触シールにおいて、前記回転部材1が水平向きの回転軸であることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、詳しくは実施形態の項にて説明するが、スリーブの材質を回転軸に比べて熱膨張係数の低いものに設定してあるので、運転状態等の機器が高温となる場合においても、回転側体とシールリングとの微小間隙の値を従来に比べて小さくすることができ、従って、微小間隙に関する隙間剛性が上がり、シールリングとスリーブとが機器の挙動に対して接触し難くなる。そして、隙間剛性が向上することによって従来よりも単位時間当りの供給ガス量を減らすことが可能になり、シールガスの消費量が削減されてランニングコストの低減が可能になる。また、微小隙間の値が小さくなったことにより、機内側流体の漏れがより生じ難くなる利点もある。
その結果、回転側体とシールリングとの間に回転軸よりも熱膨張係数の小さいスリーブを介装させる工夫により、シール用流体によってシールされる箇所である微小間隙を従来よりも小さくすることができ、種々の利点を有する軸流型非接触シールを、シール性能が向上するようにしながら実現することができる。この場合、スリーブに形成された内周溝に収容されるOリングにより、回転側体とスリーブとの間をシールすることができる。
請求項2のように、シールリングを、シール用流体を径方向に貫いて通すための供給孔が形成され、かつ、一対のOリングで両側周面がシールされる状態で固定側体に径方向移動可能に収容される構造や、請求項3のように、水平な姿勢で回転する回転軸によって回転側体が形成されるものとすることができる。
以下に、本発明による軸流型非接触シールの実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1〜図3は実施例1の軸流型非接触シールを示す全体断面図、シールリング断面図、シールリング内周面図であり、図4〜図6は参考例の軸流型非接触シールを示す全体断面図、シールリング断面図、シールリング内周面図である。
〔実施例1〕
実施例1による軸流型非接触シールAを図1〜図3に示す。図1において、1は軸心Pを有する回転軸(回転部材の一例)、2は水平な回転軸1に一体回転状態で外嵌される筒状のスリーブ(回転側体の一例)、3はスリーブ2を回転軸1に係止するためのストッパリング、4は本機ケーシング、5は本機ケーシングにボルト止めされるシールケーシング(固定側体の一例)、6はシールケーシング5に収容されるシールリングである。つまり、軸流型非接触シールAは、シールケーシング5、シールリング6、及びスリーブ2を最小構成部品として構成されている。
具体的には、軸流型非接触シールAは、スリーブ2の外周面2Aに微小な間隙Hをもって外嵌自在な寸法の内周面6Aを有する断面矩形形状で環状を呈するシールリング6と、このシールリング6をシール状態で軸心Pに関する径方向移動可能に、かつ、回転不能に収容するシールケーシング5とを有し、内周面6Aには、供給されてくる高圧のシール用流体を外周面2Aに向けて放出するための開口部7が形成され、開口部7からシール用流体を放出することで内周面6Aとスリーブ2の外周面2Aとの微小な隙間Hを維持しながらシールするように構成されている。
回転軸1はステンレス製であってその外周面1Aと、スリーブ2の内周面2Bとの間には、前述の間隙Hよりも大なる寸法の隙間Jが形成されている。スリーブ2は、ステンレスよりも熱膨張係数が小さい材質、例えばSiC、アルミナ、チタン等の材質で形成されており、その軸方向(軸心P方向)の両端部に形成された内周溝2C,2Cに収容されるゴム等の弾性材によるOリング8,8によって、回転軸1とスリーブ2のとの間が温度の高い低いの如何に拘らずにシールされるように構成されている。軸方向に並ぶセットビス9,9によって回転軸1に外嵌係止されているストッパーリング3には、その一端部にスリーブ2の端部が内嵌され、かつ、スリーブ2の端部に形成されている挿通孔2aにいずれかのセットビス9を貫通させてあり、これによってスリーブ2が回転軸1にシールされ、かつ、一体回転する状態に外嵌されている。
シールケーシング5は、本機ケーシング4に直接接する本体ケース5Aと、本体ケース5Aに重ねられるカバーケース5Bとから成り、これら両ケース5A,5Bとによって形成される大なる内周溝が、シールリング6を径方向移動可能に収容するシールリング収容凹部10に形成されている。各ケース54A,5Bには、シールリング6の一対の側周面6a,6bとの間をシールするためのOリング11,11を収容する側周溝5a,5bが形成されている。本体ケース5Aには、外部から供給されてくる加圧されたシールガス(シール用流体の一例)Gを、シールリング6の外周面6Bとシールリング収容凹部10とで囲まれるリング状の空間部Sに供給するためのガス供給孔12が形成されている。
シールリング6は、その両側周面6a,6bと各ケース5A,5Bとの間の夫々がOリング11でシールされるとともに、リング状の空間部Sに供給されるシールガスを、内周面6Aに形成される開口部13に導くためにシールリング6を径方向に貫く供給孔14が形成されている。供給孔14は、図2,図3に示すように、軸心Pに関する45度間隔の8箇所に放射状に形成されており、供給孔14の内周面6A側端は、周方向にある程度の長ささを有する圧力溝15に形成されている。
圧力溝15は、全供給孔14を連通連結して周方向に繋がる連続的な単一の溝でも、各供給孔14毎に独立して形成される分断された溝でも良く、実施例1においては、均等角度毎に8箇所(8箇所以外の複数箇所でも良い)に形成された圧力溝15を有する分断された場合の溝が開示されている。各圧力溝15は、軸方向(軸心P方向)の幅が一定で、かつ、供給孔14部位がもっとも深く、周方向端に向かうに連れて浅くなる湾曲溝底15aを有する溝に形成されている。尚、各供給孔14の外周側端にはオリフィス13が形成されている。
実施例1による軸流型非接触シールAにおいては、ガス供給孔12、リング状の空間部S、オリフィス13、供給孔14をこの順で通過して供給されてくるシールガスGが、8箇所の圧力溝15(開口部7)から軸心Pに向けて噴出されてスリーブ2の外周面2Aに吹き付けられ、スリーブ2とシールリング6との微小間隙Hを維持しながらシールするようになる。つまり、加圧シールガスにより、微小間隙Hの隙間剛性が維持され、回転側体であるスリーブ2と、回転しない点からは固定側体(固定環)であると言えるシールリング6とを非接触でシールするのである。微小間隙Hに供給された加圧ガスGは、低圧側(大気側)に排出される。
シールリング6は、その両側周面6a,6bがOリング11,11でシールされる状態でシールケーシング5のシールリング収容凹部10に挟持されていて、軸心Pに対する径方向には移動可能な状態にある。従って、シールガスGによって微小間隙Hがシールされている状態では、ガス圧によってスリーブ2の軸心とシールリング6の軸心とが一致するようにシールリング6が軸心Pに対する径方向に動く作用、所謂「調心作用」が生じ、微小間隙Hが良好に維持される。
また、スリーブ2の熱膨張係数は、回転軸1の熱膨張係数よりも小さく、高温になった場合の径の増大量(膨張量)が少なくて済み、回転軸1に直接シールリング6を外嵌させる場合に比べて、微小間隙Hの値をより小さく設定できる利点がある。従って、微小間隙Hの値を小さくできる分、シールガスGの圧力を上げることなく、微小間隙Hにおけるシールガス圧力(隙間剛性)をあげて、シール性能を向上させることが可能になる。なお、回転軸1とスリーブ2との間は、弾性変位量が豊富なゴム製等によるOリング8,8により、低音では大きな値で、高温では小さな値になる隙間Jが有効にシールされている。
要するに実施例1による軸流型非接触シールAにおいては、スリーブ2の材質を回転軸1に比べて熱膨張係数の低いものに設定できるので、微小間隙Hの値を従来に比べて小さくすることができる。従って、微小間隙Hに関する隙間剛性が上がり、シールリング6とスリーブ2とが機器の挙動に対して接触し難くなる。そして、隙間剛性が向上することによって従来よりも単位時間当りの供給ガス量を減らすことが可能になり、シールガスの消費量が削減されてランニングコストの低減が可能になる。また、微小隙間Hの値が小さくなったことにより、機内側流体の漏れがより生じ難くなる利点もある。
参考例
参考例による軸流型非接触シールAを図4〜図6に示す。これは、シールリング6の構成、及びスリーブ(回転側体の一例)2が無く、シールリング6を直接回転軸1に外嵌させている構造である以外は、実施例1の軸流型非接触シールAと基本的に同じであり、違いの部分のみを説明するものとして、同じ部品や同じ機能を有する箇所には実施例1のものと同じ符号を付すものとする。
図4に示すように、シールリング6を、その径方向で内径側に向けて押圧すべくシールリング6と固定側体であるシールケーシング5との間に配される弾性機構21の複数が、シールリング6の周方向に等間隔毎に設けられている。弾性機構21はコイルばねであり、シールリング6の外周面6Bには、8個のコイルばね21を収容配置するために内径側に向って凹入したばね装着用穴22が、シールリング6の幅方向(軸心P方向)の中央で、かつ、周方向に一列に並ぶ状態で形成されている。
そして、ばね装着用穴22の両脇の夫々に、周方向に8個並ぶ圧力溝15の列が形成されている。これら軸心P方向で離間配置される圧力溝15は、図6に示すように、軸心Pを中心とする角度で22.5度ずつ位置ずれさせて配置形成されており、当然ながら各圧力溝15には供給孔14及びオリフィス13が連なっている。つまり、シールリング6には、その内周面6Aにおいて軸心P方向に並ぶ二列の圧力溝15,15と、それらの軸心P方向間に配置される8個のコイルばね21が装備されている。
参考例による軸流型非接触シールAにおいては、ガス供給孔12、リング状の空間部S、二列のオリフィス13、各供給孔14をこの順で通過して供給されてくるシールガスGが、二列ずつ8箇所の圧力溝15(開口部7)から軸心Pに向けて噴出されて回転軸1の外周面1Aに吹き付けられ、回転軸1とシールリング6との微小間隙Hを維持しながらシールするようになる。
ところで、複数のコイルばね(弾性機構)8が無い場合では、回転停止時(シールガス供給停止時)においては、シールリング6はその自重により、左右のOリング11,11による挟持力があっても下がり気味になるから、回転軸1の回転開始時にはシールリング6と回転軸1とが接触するおそれがある。これに対して参考例の軸流型非接触シールAでは、シールリング6は8個のコイルばね21によって軸心Pを中心とする位置に押圧付勢されているので、上述のコイルばね21が無い場合に比べて、シールリングの軸心が回転軸1の軸心Pに一致するようにシールリング6を支持する作用、即ち調心作用が強く発揮されるので、自重によってシールリング6が下がり気味になることが抑制されるようになる。つまり、コイルばね21によって極力微小間隙Hが維持されるので、回転開始字におけるシールリング6と回転軸1との接触おそれが激減する、或いは、それによって微小間隙Hの値を従来よりも小さく設定することが可能になる、という利点が得られる。
即ち、8個のコイルばね21により、シールリング6の自重による影響や、機器の挙動に対して、回転軸1に対する均一な隙間(微小間隙H)を確保する与圧機構、調心機構としての機能を持たせることができる。これにより、特に高温機器等のように、微小間隙Hを狭く設定し難く、隙間剛性(シール間隙剛性)を確保し難い場合においても隙間剛性を確保することができ、回転開始時におけるシールリング6と回転軸1との接触おそれや、漏れ等が生じ難い好ましいものとなっている。
〔別実施例〕
実施例1は参考例において、回転側体としては、例えば筒軸やドラム状のもの等、回転軸1以外の形態のものでも良い。圧力溝15は、軸方向に3列以上に設定されるものでも良い。実施例1におけるスリーブ2の材質は、回転軸1の材質よりも熱膨張係数の小さいものであれば良く、SiC、アルミナ、チタン以外のものでも良い。参考例におけるコイルばね21は軸方向に複数列並ぶ構造8のものでも良い。また、複数の弾性機構21を外周側に有するシールリング6と回転軸1との間にスリーブ2を介装するという、実施例1のものと参考例のものとが融合された構造のものでも良い。
軸流型非接触シールの構造を示す断面図(実施例1) 図1のシールリングの径方向断面図 図1のシールリングの内周面を示す部分底面図 軸流型非接触シールの構造を示す断面図(参考例 図4のシールリングの径方向断面図 図4のシールリングの内周面を示す部分底面図
1 回転部材
1A 外周面
2 スリーブ
2A 外周面
2C 内周溝
5 固定側体
6 シールリング
6A 内周面
6B 外周面
6a,6b 側周面
7 開口部
8 Oリング
10 シールリング収容凹部
11 Oリング
14 供給孔
21 弾性機構(コイルばね)
22 ばね装着用穴
G シール用流体
H 微小な間隙
K 回転側体

Claims (3)

  1. 回転側体の外周面に微小な間隙をもって外嵌自在な寸法の内周面を有するシールリングと、このシールリングをシール状態で径方向移動可能に、かつ、回転不能に収容する固定側体とを有し、前記内周面には、供給されてくる高圧のシール用流体を前記外周面に向けて放出するための開口部が形成され、前記開口部から前記シール用流体を放出することで前記内周面と前記回転側体の外周面との微小な隙間を維持しながらシールするように構成されている軸流型非接触シールであって、
    前記回転側体が、回転部材との間がシールされ、かつ、一体回転状態で前記回転部材に外嵌されるとともに前記回転部材よりも小なる熱膨張係数を持つ材料で成る環状のスリーブから構成されており、前記外周面が前記スリーブの外周面であり、
    前記スリーブには、これと前記回転部材との間をシールするOリングを収容するための内周溝が形成されている軸流型非接触シール。
  2. 前記シールリングの両側周面と前記固定側体との間の夫々がOリングでシールされるとともに、前記シールリングの外周面と前記固定側体におけるシールリング収容凹部とで囲まれるリング状の空間部に供給される前記シール用流体を、前記開口部に導くために前記シールリングを径方向に貫く供給孔が形成されている請求項1に記載の軸流型非接触シール。
  3. 前記回転部材1が水平向きの回転軸である請求項1又は2に記載の軸流型非接触シール。
JP2006032525A 2006-02-09 2006-02-09 軸流型非接触シール Active JP4445932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006032525A JP4445932B2 (ja) 2006-02-09 2006-02-09 軸流型非接触シール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006032525A JP4445932B2 (ja) 2006-02-09 2006-02-09 軸流型非接触シール

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009196886A Division JP2009275921A (ja) 2009-08-27 2009-08-27 軸流型非接触シール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007211891A JP2007211891A (ja) 2007-08-23
JP4445932B2 true JP4445932B2 (ja) 2010-04-07

Family

ID=38490525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006032525A Active JP4445932B2 (ja) 2006-02-09 2006-02-09 軸流型非接触シール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4445932B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105705843A (zh) * 2013-09-30 2016-06-22 益保密封有限公司 轴封总成

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7059172B2 (ja) * 2018-12-21 2022-04-25 株式会社荏原製作所 基板ホルダのシールから液体を除去するための方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105705843A (zh) * 2013-09-30 2016-06-22 益保密封有限公司 轴封总成

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007211891A (ja) 2007-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5725677B2 (ja) メカニカルシール装置
WO2014142265A1 (ja) メカニカルシール装置
JP2009500578A (ja) 軸封止組立体
WO2010004809A1 (ja) メカニカルシール装置
JP4724731B2 (ja) メカニカルシール及びメカニカルシール装置
JP2009144918A (ja) 搭載部で軸方向へ可動に保持されるメカニカルシールアセンブリのシールリングを回転方向に固定するための装置
WO2015005422A1 (ja) メカニカルシール
JP4724727B2 (ja) メカニカルシール
JP5548596B2 (ja) 水中ポンプ用軸封装置
JP2013177914A (ja) メカニカルシール
JP4445932B2 (ja) 軸流型非接触シール
JP2007278424A (ja) ロータリジョイント
JP5608464B2 (ja) ダブルシール構造
JP6456955B2 (ja) メカニカルシール
US8011668B2 (en) Close coupled mechanical seal
WO2019059197A1 (ja) メカニカルシール
CN108692029B (zh) 机械密封件
JP2009275921A (ja) 軸流型非接触シール
JP6612092B2 (ja) メカニカルシール
JP4234821B2 (ja) ベローズ型メカニカルシール
JP6022385B2 (ja) メカニカルシール
JP4944911B2 (ja) 接触型メカニカルシール
JP6309839B2 (ja) メカニカルシール
JP7166985B2 (ja) メカニカルシール用回り止めピン
JP2018179093A (ja) メカニカルシール

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4445932

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140122

Year of fee payment: 4