JP5944699B2 - 自販機システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機に係る分野に属し、商品の選択及び金銭/カード処理などに関する処理を行う部分と商品搬送の処理を行う部分をそれぞれモジュール化して分離した自販機システムに関する。
自動販売機では、投入された金銭/カードに関する処理を行う金銭/カード処理、投入金額を商品毎の設定価格と比較して販売可能な商品を判定する判定処理、販売可能な商品の中から購入者による商品の選択を受け付ける商品選択処理、その選択された商品を商品収納庫から搬出する商品搬出処理など、商品の購入時において一連の処理が行われる。
自動販売機での上記一連処理の分散化に関する技術としては、例えば、複数の自動販売機と金銭端末機とを通信線を通じて互いに接続し、金銭端末機にて複数の自動販売機の商品の代金清算を行うものが知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1の技術によれば、それぞれの自動販売機に代金清算に関する手段を設ける必要が無くなることから、低コスト、通信配線の簡素化などが利点として挙げられている。
特開2001−143133号公報
ところで、主に商品の収納、搬送、温度調整などに係る機構系を分離してモジュール化したユニット(以下「搬送モジュール」と呼ぶ。)と、主に金銭/カード処理や判定処理などを担う部分をモジュール化したユニット(以下「コントロールモジュール」と呼ぶ。)を通信線を通じて互いに接続した自販機システムの開発が進められている。このような自販機システムによれば、コントロールモジュールに接続させる搬送モジュールの数の増減変更が可能であることから、設置スペースや商品需要度に合わせたシステム構成を自由に選択することができる。
しかしながら、コントロールモジュールの制御装置と、搬送モジュールの各部の制御を行う制御装置との間では様々な種類のコマンドやステータスのやりとりがあるため、コントロールモジュールに接続させる搬送モジュールの数が増加するに従い、コントロールモジュールの制御装置の負荷が増大し、要求されるハードウェアリソース(メインメモリ容量など)が増大するという問題があった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、金銭/カード処理などを担うコントロールモジュールと、主に商品の収納、搬送などの商品の処理を行う1以上の搬送モジュールとで構成される自販機システムにおいて、コントロールモジュールの負担の軽減、及び制御の高速化を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る自販機システムは、コントロールモジュールと、前記コントロールモジュールと通信線を通じて接続された1以上の搬送モジュールとを有する自販機システムであって、前記搬送モジュールは、商品を収納する収納部と、前記収納部から前記商品を搬送する商品搬送装置と、少なくとも前記商品搬送装置の制御を行うサブ制御装置と、を具備し、前記コントロールモジュールは、金銭及び/又はカードの処理を行う金銭/カード処理部と、少なくとも前記金銭/カード処理部による処理の結果をもとに前記搬送モジュールの前記収納部に収納された商品のうち販売可能な商品を判定する判定処理と、前記1以上の搬送モジュールの制御を行う親メイン制御装置とを具備し、前記1以上の搬送モジュールのうち少なくとも1つの搬送モジュールは、前記親メイン制御装置と前記サブ制御装置の間に介装された子メイン制御装置をさらに具備し、当該子メイン制御装置は当該搬送モジュールの前記商品搬送装置の制御を含む制御を前記サブ制御装置と分散して行うことを特徴とする。
本発明に係る自販機システムでは、子メイン制御装置を有する搬送モジュールにおいて、当該搬送モジュールの各制御は主にその搬送モジュール内のローカルな制御部である子メイン制御装置とサブ制御装置とによって行われる。すなわち、搬送モジュールにおける少なくとも商品搬送装置の制御を含む各制御の多くは、サブ制御装置と子メイン制御装置との間でコマンドやステータスをやりとりする範囲で完遂する。このため、コントロールモジュールの親メイン制御装置が搬送モジュールの子メイン制御装置との間でやりとりするコマンドやステータスは、コントロールモジュールでの金銭/カード処理部による処理や判定処理に関連した項目のやりとりだけに制限される。したがって、コントロールモジュールの親メイン制御装置の負担が軽減され。それだけ商品販売の高速化を図れる。
本発明に係る自販機システムにおいて、コントロールモジュールの親メイン制御装置と搬送モジュールの子メイン制御装置とは通信線を通じて互いに直接接続されるようにしてよい。
本発明に係る自販機システムにおいて、搬送モジュールは複数とすることができる。ここで、子メイン制御装置を有する搬送モジュールを第1の搬送モジュール、当該第1の搬送モジュール以外の搬送モジュールを第2の搬送モジュールとすると、第1の搬送モジュールの子メイン制御装置とコントロールモジュールの親メイン制御装置とを通信線を通じて互いに直接接続するとともに、コントロールモジュールの親メイン制御装置と第2の搬送モジュールのサブ制御装置とを通信線を通じて互いに直接接続する構成としてもよい。
複数の搬送モジュールの一部の搬送モジュールが第1の搬送方式の商品搬送装置を有し、他の搬送モジュールが前記第1の搬送方式と異なる第2の搬送方式の商品搬送装置を有する形態とすることも可能である。
それぞれの搬送モジュールは、収納部を加温するヒータまたは冷却する圧縮機とをさらに具備し、サブ制御装置は、商品搬送装置の制御に加えて、ヒータまたは圧縮機の制御を行うものであってよい。
前記メイン制御装置と前記メイン制御装置は同一、もしくは単体で前記親メイン制御装置として動作可能なハードウェア構成を有するものであってよい。
前記搬送モジュールは、前記親メイン制御装置との接続が解除され、単体で自動販売機としての構成を満足するために必要なモジュールが追加されたことを認識したとき、前記自動販売機として単体で商品販売可能な状態に設定する手段をさらに具備するものとしてよい。
以上のように、本発明によれば、金銭/カード処理などを担うコントロールモジュールと、主に商品搬送などの商品の処理を行う1以上の搬送モジュールとで構成される自販機システムにおいて、コントロールモジュールの負担の軽減、及び商品販売の高速化を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る自販機システムの構成例を示す正面外観図である。 図1の自販機システムの機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態を説明するための図である。 本発明に係る変形例1を説明するための図である。 本発明に係る変形例2を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係る自販機システムの構成例を示す正面外観図、図2は自販機システムの機能的な構成を示すブロック図である。
この自販機システム100は、缶入り飲料、紙パック飲料、ペットボトル入り飲料、あるいはビン入り飲料等の商品Gを販売するためのシステムである。この自販機システム100は、主に金銭及び/又はカードの処理、商品可能な販売を判定する処理を行うコントロールモジュール200と、主に商品の収納、搬送及び温度調整などを行う1以上の搬送モジュール300,400と、コントロールモジュール200と各搬送モジュール300,400とを相互に接続する通信線500とを備える。
なお、図1及び図2では、コントロールモジュール200に通信線500を介して3機の搬送モジュール300が接続された例が示される。これらの搬送モジュール300,400は次の2タイプに分類される。
タイプ1.コントロールモジュール200のメイン制御装置210と同等のメイン制御装置310を有し、このメイン制御装置310とサブ制御装置320によって制御が分散して行われる第1の搬送モジュール300。
タイプ2.コントロールモジュール200のメイン制御装置210と同等のメイン制御装置を持たず、サブ制御装置420のみを有する第2の搬送モジュール400。
したがって、タイプ2の第2の搬送モジュール400の制御は、コントロールモジュール200のメイン制御装置210とサブ制御装置420とによって行われる。
以下、コントロールモジュール200のメイン制御装置210を「親メイン制御装置210」、第1の搬送モジュール300のメイン制御装置310を「子メイン制御装置310」と区別して表記する。
[第1の搬送モジュール300の構成]
図1に示すように、第1の搬送モジュール300は、正面側に開閉自在な外扉を設けた断熱構造の本体キャビネット301を備えている。本体キャビネット301の中には例えばサーペンタイン式などの商品収納庫(図示せず)が設けられている。商品収納庫には商品Gが種類別にコラムという単位で収納される。本体キャビネット301の外扉の表面側には、商品展示部302と、商品取出口303と、例えば商品毎の売切れ、販売可能、準備中などの状態を表示する各種のランプ304と、照明(蛍光灯、LED:Light Emitting Diode)などが設けられている。
図2に示すように、第1の搬送モジュール300は子メイン制御装置310を有する。子メイン制御装置310は子メイン制御用のプログラムやデータを記憶するROM(Read Only Memory)と、当該プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、CPUの作業領域として用いられるメインメモリであるRAM(Random Access Memory)などから構成される。子メイン制御装置310には、その下位のコントローラとしての第1のサブ制御装置320が接続されている。第1のサブ制御装置320は、サブ制御用のプログラムや制御データを記憶するROMと、当該プログラムを実行するCPUと、CPUの作業領域として用いられるRAMなどから構成される。
また、第1のサブ制御装置320には、コラム毎の商品の売れ切れを検出する売れ切れ検出センサ321と、商品収納庫毎の温度を検出する庫内温度センサ323と、外扉の開閉状態を検出する外扉開閉検出センサ324と、商品収納庫から商品を1つずつ搬送する機構である商品搬送装置325と、商品収納庫内を加熱するヒータ326と、商品収納庫内を冷却する圧縮機327などが接続される。
第1のサブ制御装置320は、以下の信号のやりとり、及び制御が可能である。
(a)コラム毎の売れ切れ検出センサ321からの売れ切れ検出信号を取り込み、子メイン制御装置310に売れ切れ状態のステータスを通知する。
(b)庫内温度センサ323からの商品収納庫毎の温度検出信号を取り込み、子メイン制御装置310に温度検出データのステータスを通知する。
(c)外扉開閉検出センサ324からの外扉開閉検出信号を取り込み、子メイン制御装置310に外扉開閉状態のステータスを通知する。
(d)子メイン制御装置310からの商品搬送コマンドに基づき商品収納庫から商品を搬送するための制御出力を商品搬送装置325へ供給する。
(e)子メイン制御装置310からの温度調整コマンドに基づき商品収納庫内の温度を調整するための制御出力をヒータ326及び圧縮機327に供給する。
子メイン制御装置310は、以下の制御を行う。
(A)第1のサブ制御装置320からのコラム毎の売れ切れ状態のステータスを受け取り、通信線500を通じてコントロールモジュール200の親メイン制御装置210に通知するとともに、親メイン制御装置210から通知された売れ切れ状態のコラムに対応する売れ切れランプを点灯状態に切り替える。
(B)第1のサブ制御装置320からの商品収納庫毎の温度検出データのステータスをもとに温度調整コマンドを第1のサブ制御装置320に供給する。
(C)第1のサブ制御装置320からの外扉開閉状態のステータスをもとに、商品投入作業のための各種制御コマンドを第1のサブ制御装置320に供給する。
(D)コントロールモジュール200の親メイン制御装置210からの商品搬送コマンドを受け取り、第1のサブ制御装置320に商品搬送装置325の搬送方式に応じた商品搬送コマンドを通知する。
ここで、商品搬送装置325の搬送方式に応じた商品搬送コマンドとは、例えば、サーペンタイン方式の場合にはソレノイドを駆動するためのコマンド、直積み方式の場合にはモータおよびコンベアを駆動するためのコマンド、シースルー方式の場合にはコンベアおよびエレベータを駆動するためのコマンド、などである。
(E)その他、子メイン制御装置310は第1の搬送モジュール300内の様々な制御311を単独で(第1のサブ制御装置320を用いずに)行う。制御311の具体例としては、例えば、商品選択ボタンの販売可ランプ、売切れランプ及び準備中ランプや蛍光灯やLED等の照明などがある。
すなわち、第1の搬送モジュール300において、子メイン制御装置310はコントロールモジュール200の親メイン制御装置210と第1のサブ制御装置320との間に介装され、第1の搬送モジュール300の各種の制御は、子メイン制御装置310と第1のサブ制御装置320とにより分散して行われる。
[第2の搬送モジュール400の構成]
図1に示すように、第2の搬送モジュール400は、第1の搬送モジュール300と同様に、正面側に開閉自在な外扉を設けた本体キャビネット401を備えている。本体キャビネット401の中には例えばサーペンタイン式などの商品収納庫(図示せず)が設けられている。商品収納庫には商品Gが種類別にコラムという単位で収納される。本体キャビネット401の外扉の表面側には、商品展示部402と、商品取出口403と、例えば商品毎の売切れ、販売可能、準備中などの状態を表示する各種のランプ404と、照明(蛍光灯、LED:Light Emitting Diode)などが設けられている。
第2の搬送モジュール400は第2のサブ制御装置420を有する。第2のサブ制御装置420は、サブ制御用のプログラムや制御データを記憶するROMと、当該プログラムを実行するCPUと、CPUの作業領域として用いられるRAMなどから構成される。
第2のサブ制御装置420には、コラム毎の商品の売れ切れを検出する売れ切れ検出センサ421と、商品収納庫毎の温度を検出する庫内温度センサ423と、外扉の開閉状態を検出する外扉開閉検出センサ424と、商品収納庫から商品を1つずつ搬送する機構である商品搬送装置425と、商品収納庫内を加熱するヒータ426または、商品収納庫内を冷却する圧縮機427などが接続される。
すなわち、この実施形態の自販機システム100においては、第1の搬送モジュール300と第2の搬送モジュール400との間でのハードウェア構成上の差異は子メイン制御装置の有無にある。
[コントロールモジュール200の構成]
コントロールモジュール200はキャビネット本体201を備える。キャビネット本体201の正面には、商品の購入手順の案内を表示したりする表示部202と、表示部202での案内に従って購入したい商品を選択するための入力などに用いられるテンキー203と、紙幣が挿入される紙幣挿通口204と、硬貨が投入される硬貨投入口205と、電子マネー機能を搭載するICカードや携帯端末などに対して近距離無線通信などによる電子情報の読み書きを行うカードリードライタ206と、投入した硬貨の返却を受ける際に操作される返却レバー207と、返却された硬貨やつり銭が払い戻される硬貨返却口208などが設けられている。
コントロールモジュール200は親メイン制御装置210を有する。親メイン制御装置210は、親メイン制御用のプログラムや制御データを記憶するROMと、当該プログラムを実行するCPUと、CPUの作業領域として用いられるメインメモリとしてのRAMなどから構成される。親メイン制御装置210には、上記の表示部202と、テンキー203の他、硬貨投入口205より投入された硬貨の種類と数を判別したり、商品の搬出後につり銭硬貨の払い出しなどを行う硬貨処理部211と、紙幣挿通口204より挿入された紙幣の種類と数の判別などを行う紙幣処理部212と、カードリードライタ206と、保守員による保守管理のための各種の設定やシステム状態の確認などに用いられるリモートコントローラ240とが接続される。
また、コントロールモジュール200の親メイン制御装置210は、通信線500を通じて第2の搬送モジュール400の第2のサブ制御装置420と接続されるとともに、通信線500を通じて第1の搬送モジュール300の子メイン制御装置310とも接続される。
[商品販売時の動作]
コントロールモジュール200の親メイン制御装置210は商品販売時に次のような制御を実行する。
コントロールモジュール200の親メイン制御装置210は、硬貨が投入された場合及び/又は紙幣が挿入された場合、硬貨処理部211及び/又は紙幣処理部212からの硬貨及び紙幣の判別結果を基に投入金額を算定する。
電子マネー機能を搭載するICカードや携帯端末などがカードリードライタ206によって検出された場合には、親メイン制御装置210は電子マネーによる利用限度額を算定する。
親メイン制御装置210は、各搬送モジュール300,400に収納された商品毎に予め設定された販売価格と、投入金額または電子マネーによる利用限度額との比較により購入可能な商品を判定する(判定処理)。
なお、親メイン制御装置210は、第1の搬送モジュール300の子メイン制御装置310及び第2の搬送モジュール400の第2のサブ制御装置420よりそれぞれ通知されたコラム毎の売れ切れ状態のステータスをもとに各搬送モジュール300,400毎及びコラム毎の商品在庫状況を管理し、この在庫のある商品のみを購入可能な商品を判定する際の対象とする。
親メイン制御装置210は、表示部202及びテンキー203を使って購入者によって選択された商品を認識し、その商品を搬出するように、第1の搬送モジュール300の子メイン制御装置310または第2の搬送モジュール400の第2のサブ制御装置420に通信線500を通じて商品搬送コマンドを送信する。
ここで、選択された商品が第1の搬送モジュール300から搬出される商品である場合と第2の搬送モジュール400から搬出される商品である場合とに分けて動作を説明する。
[第2の搬送モジュール400からの商品搬出]
コントロールモジュール200の親メイン制御装置210は、通信線500を通じて、第2の搬送モジュール400の第2のサブ制御装置420に、購入対象の商品に対応するコラム番号を含む商品搬送装置425の搬送方式に応じた商品搬送コマンドを送出する。
第2の搬送モジュール400の第2のサブ制御装置420は、この商品搬送コマンドを受け取ると、これに含まれるコラム番号が割り当てられたコラムの商品を搬出するように商品搬送装置425に対して制御出力を供給する。これにより商品搬送装置425によって、該当するコラムから商品が搬送され、商品取出口403に搬出される。
[第1の搬送モジュール300からの商品搬出]
この場合も、コントロールモジュール200の親メイン制御装置210は、通信線500を通じて、第1の搬送モジュール300の子メイン制御装置310に、購入対象の商品に対応するコラム番号を含む商品搬送コマンドを送出する。
第1の搬送モジュール300の子メイン制御装置310の制御用のプログラムにおいては、親メイン制御装置210からの商品搬送コマンドを子メイン制御装置310が受けた場合にはそのまま商品搬送コマンドを第1のサブ制御装置320に商品搬送装置325の搬送方式に応じた商品搬送コマンドを通知するように処理手順が決められている。第1のサブ制御装置320は、この商品搬送コマンドを受け取ると、これに含まれるコラム番号が割り当てられたコラムの商品を搬出するように商品搬送装置325に対して制御出力を供給する。これにより商品搬送装置325によって、該当するコラムから商品が搬送され、商品取出口303に搬出される。
[コントロールモジュール200の親メイン制御装置210の負担減]
次に、本実施形態のシステム構成によるコントロールモジュール200の親メイン制御装置210の負担減について説明する。
第1の搬送モジュール300はコントロールモジュール200の親メイン制御装置210と機能的に同等もしくはハードウェア構成において同一の子メイン制御装置310を有する。子メイン制御装置310は、親メイン制御装置210からの商品搬送コマンドを、商品搬送装置325の搬送方式に応じた商品搬送コマンドに変換して第1のサブ制御装置320に通知することによって商品搬送装置325に商品の搬出を実行させるとともに、第1のサブ制御装置320から通知される、コラム毎の売れ切れ状態のステータス、商品収納庫毎の温度検出データのステータス、外扉開閉状態のステータスなど、第1の搬送モジュール300内で発生する様々なステータスを受け付けてこれらに応じた制御をも担う。
なお、本実施形態では、親メイン制御装置210と子メイン制御装置310としてハードウェア構成が同一のものを使用したが、本発明はこれに限定されない。例えば、子メイン制御装置310は、単体で親メイン制御装置210として動作可能なハードウェア構成を有するものであればよい。
このように第1の搬送モジュール300の制御の多くは、その第1の搬送モジュール300内の子メイン制御装置310と第1のサブ制御装置320との間でのコマンド、ステータスのやりとりの範囲で完遂するので、コントロールモジュール200の親メイン制御装置210と第1の搬送モジュール300の子メイン制御装置310との間でやりとりする必要があるコマンドやステータスは搬送通知と搬送結果処理や売切通知処理など一部の項目のやりとりだけに制限される。このため第1の搬送モジュール300を自販機システム100に組み込んでもコントロールモジュール200の親メイン制御装置210の負担増は極めて軽度で済む。したがって、親メイン制御装置210のハードウェアリソースを増大させる変更を要することなく、高い自由度で第1の搬送モジュール300の接続数を選定することができる。
<第2の実施形態>
ところで、本実施形態の自販機システム100では、コントロールモジュール200内の親メイン制御装置210、第1の搬送モジュール300内の子メイン制御装置310、そして第2の搬送モジュール400内の第2のサブ制御装置420を相互に接続するために、それぞれの制御装置に1つずつ設けられている自販機標準シリアル通信のためのポートを使用することを想定している。
しかしながら、第1の搬送モジュール300において、子メイン制御装置310と第1のサブ制御装置320との接続に自販機標準シリアル通信用のポートが使用される必要が制約としてある場合、第1の搬送モジュール300の子メイン制御装置310を自販機システム100の通信線500に接続できなくなる。勿論、自販機標準シリアル通信用の第2のポートを子メイン制御装置310に追加するような回路構成の変更はコスト的に現実的とは言い難い。
自販機標準シリアル通信用のポートとは別にRS232Cのシリアル通信用のポートを有する制御装置を利用することを想定した場合、比較的低コストで上記の課題を解決することが可能である。自販機標準は24Vシリアル通信とも呼ばれ、信号を0Vと24Vで伝送するものであり、RS232Cとの違いは伝送する信号のレベルにある。そこで、図3に示すように、自販機標準のポートを、自販機標準の信号レベル(0V、24V)とRS232Cの信号レベル(−12V、+12V)とで相互変換を行う回路を搭載した信号レベル変換基板600を通じて通信線500に接続すれば、子メイン制御装置310の自販機標準シリアル通信用のポートを使用することができない状況においても、第1の搬送モジュール300を自販機システム100に組み込んで利用することができる。
<変形例1>
以上、上記の実施形態の自販機システム100は、第1の搬送モジュール300と第2の搬送モジュール400として、例えばサーペンタイン式などの商品収納庫から商品を搬送する方式を共に採用したものとした。しかし本発明は、第1の搬送モジュール300と第2の搬送モジュール400として、商品の収納方式、搬送方式が互いに異なるものを採用した場合にも適用可能である。
図4は、第1の搬送モジュール300にはサーペンタイン式の商品収納庫から商品を搬送する方式を採用し、第2の搬送モジュール400Aにはシースルー型の商品収納方式及びこれに適合した搬送方法を採用した場合の自販機システム100Aの構成例を示す図である。シースルー型の商品収納方式及びこれに適合した搬送方法を採用した第2の搬送モジュール400Aについて説明を補足すると、この第2の搬送モジュール400Aは、正面側に開閉自在な外扉を設けた本体キャビネット401Aを備えている。本体キャビネット401Aの中には商品Gを収納する収納部として収納棚404Aが上下に多段に配置されている。本体キャビネット401Aの外扉には、開口部405Aが設けられ、この開口部405Aは透明ガラスなどの透明板によって塞がれている。すなわち、透明板を介して本体キャビネット401Aの内部が商品展示部402Aとして外側から見えるように構成されている。さらに本体キャビネット401Aの外扉の表面側には、商品取出口403Aなどが設けられている。収納棚404Aから商品取出口403Aへの商品Gの搬送、搬出は商品搬送装置としてのマニュピュレータ407Aによって行われる。
なお、本発明において、搬送モジュールにおいて商品を収納する形式、及び搬送する形式は既述のものに限定されない。その他、様々な形式のものに置き換えることが可能である。
<変形例2>
上記の第1の実施形態の自販機システム100は、2機の第1の搬送モジュール300と1機の第2の搬送モジュール400がコントロールモジュール200と通信線500で接続された構成としたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、第2の搬送モジュール400は本発明のシステム構成においては必ずしも必須な構成要件ではない。すなわち、例えば、図5に示すように、コントロールモジュール200と第1の搬送モジュール300とを通信線500を通じて接続した構成も想定される。
<変形例3>
第1の搬送モジュール300は、自販機システム100から切り離して単体の自動販売機として運用することが可能である。その際、第1の搬送モジュール300は、親メイン制御装置210との接続が解除され、単体で自動販売機としての構成を満足するために必要なモジュールが追加されたことを自動的に認識して、自動販売機として単体で商品販売可能な状態となることが望ましい。例えば、子メイン制御装置310のROMなどに、自動販売機の自動的な再構成のためのプログラムを格納しておき、親メイン制御装置210との接続の解除やその解除前の所定の事象により、そのプログラムがCPUにて実行されるようにすればよい。単体で自動販売機としての構成を満足するために必要なモジュールの種類は自動販売機の形式等により様々であるが、例えば、図1の第1の搬送モジュール300に対しては、主にコントロールモジュール200がもつ表示部202、テンキー203、効果処理部211、紙幣処理部212、カードリードライタ206、リモートコントローラ240などに相当する各モジュールが、単体で自動販売機としての構成を満足するために必要な装置である。
本発明において、第1の搬送モジュール300の数は2機に限定されない。1機以上であればよい。
通信は、自販機標準シリアル通信でなければならないという事ではない。他の通信方式を採用することも可能である。
100…自販機システム、
200…コントロールモジュール、206…カードリードライタ、210…親メイン制御装置、211…硬貨処理部、212…紙幣処理部、
300…第1の搬送モジュール、310…子メイン制御装置、320…第1のサブ制御装置、325…商品搬送装置、326…ヒータ、327…圧縮機、
400…第2の搬送モジュール、420…第2のサブ制御装置、425…商品搬送装置、426…ヒータ、427…圧縮機、
500…通信線

Claims (7)

  1. コントロールモジュールと、前記コントロールモジュールと通信線を通じて接続された1以上の搬送モジュールとを有する自販機システムであって、
    前記搬送モジュールは、
    商品を収納する収納部と、
    前記収納部から前記商品を搬送する商品搬送装置と、
    少なくとも前記商品搬送装置の制御を行うサブ制御装置と、を具備し、
    前記コントロールモジュールは、
    金銭及び/又はカードの処理を行う金銭/カード処理部と、
    少なくとも前記金銭/カード処理部による処理の結果をもとに前記搬送モジュールの前記収納部に収納された商品のうち販売可能な商品を判定する判定処理と、前記1以上の搬送モジュールの制御を行う親メイン制御装置とを具備し、
    前記1以上の搬送モジュールのうち少なくとも1つの搬送モジュールは、前記親メイン制御装置と前記サブ制御装置の間に介装された子メイン制御装置をさらに具備し、当該子メイン制御装置は当該搬送モジュールの前記商品搬送装置の制御を含む制御を前記サブ制御装置と分散して行うことを特徴とする自販機システム。
  2. 請求項1に記載の自販機システムであって、
    前記コントロールモジュールの前記親メイン制御装置と前記搬送モジュールの前記子メイン制御装置とが前記通信線を通じて互いに直接接続されることを特徴とする自販機システム。
  3. 請求項1に記載の自販機システムであって、
    前記搬送モジュールは複数であり、前記子メイン制御装置を有する前記搬送モジュールを第1の搬送モジュール、当該第1の搬送モジュール以外の搬送モジュールを第2の搬送モジュールとして、
    前記コントロールモジュールの前記親メイン制御装置と前記第2の搬送モジュールの前記サブ制御装置とが前記通信線を通じて互いに直接接続されることを特徴とする自販機システム。
  4. 請求項2または3に記載の自販機システムであって、
    前記複数の搬送モジュールの一部の搬送モジュールが第1の搬送方式の商品搬送装置を有し、他の搬送モジュールが前記第1の搬送方式と異なる第2の搬送方式の商品搬送装置を有することを特徴とする自販機システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の自販機システムであって、
    それぞれの前記搬送モジュールは、前記収納部を加温するヒータまたは冷却する圧縮機とをさらに具備し、前記サブ制御装置は、前記商品搬送装置の制御に加えて、前記ヒータまたは前記圧縮機の制御を行うことを特徴とする自販機システム。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の自販機システムであって、
    前記メイン制御装置は前記メイン制御装置と同一、もしくは単体で前記親メイン制御装置として動作可能なハードウェア構成を有することを特徴とする自販機システム。
  7. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の自販機システムであって、
    前記搬送モジュールは、前記親メイン制御装置との接続が解除され、単体で自動販売機としての構成を満足するために必要なモジュールが追加されたことを認識したとき、前記自動販売機として単体で商品販売可能な状態に設定する手段をさらに具備することを特徴とする自販機システム。
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