JP5943901B2 - 電子レンジ用容器及び調理具材付電子レンジ用容器 - Google Patents

電子レンジ用容器及び調理具材付電子レンジ用容器 Download PDF

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本発明は、電子レンジ用容器及び調理具材付電子レンジ用容器に関する。
電子レンジでインスタントの麺類を調理した場合に麺と同時に生卵も加熱することが可能で、さらに、卵を良好な食感に仕上げることが可能であって、容器本体及び蓋からなり、上記蓋に空気口及び上記蓋の中央部が下方に延伸し中央が開口となった筒状に形成された押さえ部を設け、上記押さえ部は、上記容器本体に麺を入れ上記蓋をした時に、上記麺を上から押さえる機能と、開口から入れて上記麺の上に載せた卵を所定の形状保持する機能とを有する電子レンジ用容器が提案されている(特許文献1)。
しかし、かかる電子レンジ用容器は、生卵を所定の領域に保持するのみであり、特に破裂しやすい具材の破裂を防止するための機能は有していない。
最近、電子レンジを使用して温めるだけで食すことができる麺とゼラチンスープと具材からなるチルドレンジ麺が販売されている。このチルドレンジ麺は、電子レンジ用容器に入れた状態で電子レンジで加熱することによって、ゼラチンスープが液体となり、そのまま食すことができ、従来のインスタントラーメンにはない専門店に近い食感とおいしさを有する。また、保管温度帯がチルドであるため、従来のインスタントラーメンにはトッピングとして入れることができなかったチルド食材を入れることが可能となり、さらにおいしい食事を提供している。
しかし、このようなチルドレンジ麺にトッピングされる具材は、麺の上に載せられているため、電子レンジで加熱した状態、麺の上の具材に熱が集中的にかかってしまう場合があり、急激な温度上昇で破裂しやすい具材は使用することができないという問題点があった。
特開2009−196652号公報
そこで、本発明は、こうした課題を鑑みてなされたものであり、破裂可能性のある破裂具材を有する調理具材を電子レンジで温めるために使用する電子レンジ用容器において、破裂具材の破裂を防止することができる電子レンジ用容器及び調理具材付電子レンジ用容器を提供することを主たる目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために、以下の手段を採った。
本発明の電子レンジ用容器は、
液体又は加熱により液体となる液体成分と、電子レンジによる加熱により破裂可能性のある破裂具材を含む調理具材と、を収容可能な容器本体と、
蓋部材と、を備え、
前記蓋部材は、調理中のいずれかの時点で前記液体成分に浸漬するように下方に前記破裂具材を位置決め可能に押圧してなる押圧部を備えていることを特徴とする。
本発明にかかる電子レンジ用容器は、例えば、卵、ソーセージ又はたらこ等の電子レンジで加熱すると破裂する可能性のある破裂具材と液体成分とを含む調理具材を加熱するための容器である。本発明の電子レンジ用容器によれば、電子レンジでの加熱途中において、押圧部によって破裂具材を液体成分に浸漬させることができるので、破裂具材の内部が一定温度以上に上昇することを防止することができる。これにより、破裂具材の過度な温度上昇を押さえて破裂することを防止することができる。
また、本発明にかかる電子レンジ用容器において、前記押圧部は、調理中において前記破裂具材の少なくとも2分の1以上液体成分に浸漬するように下方に延設されてなる延設部に備えられているものであってもよい。破裂具材は全体が浸漬してもよいが、一定以上浸漬していることで、液体成分内に熱が逃げるため、一定温度以上に破裂具材の温度が上昇したり、急激に破裂具材の温度が上昇したりすることを防止することができ、破裂具材の破裂を防止することができる。
さらに、本発明にかかる電子レンジ用容器において、前記押圧部は、調理前において前記破裂具材を前記液体成分内に浸漬させることなく、調理中において前記破裂具材を完全に液体成分に浸漬するように下方に延設された延設部に備えられていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、破裂具材を単に主具材の上に載置するだけでよいため、破裂具材を詰める作業を容易かつ迅速に行うことができる。また、破裂具材が、電子レンジ開始時は液体に浸かっていないため、一定温度までは確実に破裂具材を温めることができる。そのため、比較的大きな破裂具材であっても、調理完了時に破裂具材が温まっていないという状況を低減することができる。また、調理前に破裂具材が液体内に浸漬していると、破裂具材が外側から見えなくなる可能性があるが、破裂具材が表面側の液体成分の外に配置することができるので商品を陳列する際に破裂具材を外側から視認することができ、破裂具材の存在によって購買意欲を向上させることができる。
さらに、本発明にかかる電子レンジ用容器において、前記押圧部の先端は、凹状であることを特徴とするものであってもよい。かかる凹部を設けることによって、破裂具材が凹部の凹んだ位置に安定して配置されるため、調理中に破裂具材が凹部から脱して、過度に加熱する状況となることを防止することができる。
さらに、本発明にかかる電子レンジ用容器において、前記押圧部の先端は、前記破裂具材の形状に沿うように凹状に形成されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、破裂具材が凹部内で不要に移動することを効果的に防止でき、さらに、破裂具材を凹部に安定して配置でき、破裂具材が凹部から脱することを防止することができる。
さらに、本発明にかかる電子レンジ用容器において、前記蓋部材は、中蓋であることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、最外部に配置される蓋部材は平面の蓋材とすることができる。
さらに、本発明にかかる電子レンジ用容器において、前記容器本体は、底の少なくとも一部が上げ底になっていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、上方側と下方側との両方で破裂具材の位置を調整することができるため、適切な位置に破裂具材を配置しやすくすることができる。
また、本発明にかかる調理具材付電子レンジ用容器は、上記電子レンジ用容器と、液体又は加熱により液体となる液体成分と、電子レンジによる加熱により破裂可能性のある破裂具材を含む調理具材と、を備え、調理前においては、前記破裂具材は液体成分の外に配置されていることを特徴とする。かかる構成を採用することによって、前述した効果を有する調理具材付電子レンジ用容器を提供することができる。
さらに、本発明にかかる調理具材付電子レンジ用容器において、前記破裂具材は、卵又はたらこ、ソーセージ等の皮や膜で被覆されているものであることを特徴とするものであってもよい。本発明にかかる調理具材付電子レンジ用容器は、特に卵や皮や膜で被覆されている具材である場合に効果的に使用することができる。
さらに、本発明にかかる調理具材付電子レンジ用容器において、前記液体成分は、冷えた状態でゲル状に形成されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、電子レンジ用容器に調理具材を詰める際には、破裂部材は液体内に浸漬させることなく配置することができるようになる。調理中にゲル状の液体成分が液化した状態の時に、押圧部によって破裂具材を液体に浸漬させることができる。
本発明にかかる調理具材付電子レンジ用容器又は電子レンジ用容器によれば、電子レンジによる加熱によって、破裂する可能性を有する具材であっても、破裂させることなく温めることができる調理具材付電子レンジ用容器又は電子レンジ用容器を提供することができる。
実施形態にかかる電子レンジ用容器100及び調理具材付電子レンジ用容器110の構成の概略を示す断面図である。 実施形態にかかる電子レンジ用容器100の蓋部材20を示す上面図である。 実施形態にかかる電子レンジ用容器100に調理具材30を収容する順を示した分解断面図である。 実施形態にかかる電子レンジ用容器100の調理具材30の加熱調理後の状態を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に沿って詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではない。なお、各図において対応する構成要素には同一又は類似の符号が付されている。なお、電子レンジ用容器100は、調理具材付電子レンジ用容器110から調理具材30を有しているか否かのみの相違である。
(実施形態)
実施形態にかかる調理具材付電子レンジ用容器110が図1に示されている。図1は、実施形態にかかる調理具材付電子レンジ用容器110の断面図を示す。実施形態にかかる調理具材付電子レンジ用容器110は、容器本体10と蓋部材20からなる電子レンジ用容器100及び調理具材30を備えている。
実施形態に係る電子レンジ用容器100は、電子レンジ(図示しない。)で加熱した際に破裂する可能性のある破裂具材32及び主具材31と、液体成分33とを含む調理具材30と、を電子レンジで加熱調理するための容器である。破裂具材32の例としては、茹で卵、ソーセージ、たらこ等の魚卵等があるが、破裂可能性のある具材であれば、特に限定するものではない。液体成分33は、加熱調理後に液体状態であればよく、加熱調理前は、液体そのもの、常温又は常温以下の状態でゲル状の状態のもの、冷凍により固体化されたものであってもよい。主具材31としては、麺類や米等があるがこれらに限定されるものではない。図1においては、主具材31として麺、破裂具材32として半分に切断された茹で卵、液体成分33としてゼラチンが溶解され常温でゲル状に形成されているゲル状スープを主として使用した場合を示している。
容器本体10は、調理具材30を内部に収容するための容器であり、容器状の態様をなしていれば、特にその形態は限定するものではない。円形容器であってもよいし、矩形の容器であってもよい。また、深さも特に限定するものではない。容器本体10は、図1に示すように、上げ底11に形成してもよい。上げ底11に形成することで、上げ底11の上げ具合に応じて主具材31の高さ位置を調整することができるので、より破裂具材32を好適な位置に配置しやすくすることができる。
蓋部材20は、中央が下方に延設されてなる延設部21を有し、その先端には破裂具材32が配置される押圧部22を有している。押圧部22は、平面部23と、平面部23の周囲が下方に延びた壁面24を有した凹状に形成されている。押圧部22の形状は特に限定するものではなく、円形(図2A)、楕円形(図2B)、四角形、五角形等の多角形等種々の形態を採用することができる。好ましくは、押圧部の形状は、破裂具材32の周囲を保持できるように破裂具材32と同様の周囲形状に設けることが好ましい。例えば、破裂具材32が茹で卵であれば、図2Bに示すように、楕円形に形成したり、ソーセージであれば長細く形成したりするといった具合である。蓋部材20は、容器本体10に対して固定可能なように周囲に固定片25が設けられていて、調理具材30が加熱されて浮き上がって上方へ押し上げる力に対しては十分に耐えうる程度の固定力で容器本体10と蓋部材20を固定することができる。延設部21は、加熱前の状態では、破裂具材32と接しているだけでもよいし、破裂具材32を下方へ押圧していてもよい。また、必ずしも破裂具材32と接していなくてもよい。一方で、調理具材30が加熱された後の状態においては、破裂具材32は、押圧部22に押圧されて、少なくとも液体成分33に対して1/2以上が浸漬可能となるように形成される。好ましくは、調理後には破裂具材32の全体が浸漬するように形成するとよい。なお、加熱前の状態では、破裂具材32が液体成分33に浸漬していても、全く浸漬していなくても構わない。なお、蓋部材20が調理具材30によって押し上げられないように容器本体10に固定する代わりに、押し上げられるのを防止することができる程度の重量を有するものとしてもよい。さらに、蓋部材20には、図2に示すように、液体成分33の沸騰による蒸気を排出するための排出孔26を設けても良い。
以上のように作製された電子レンジ用容器100の使用方法について、主具材31として麺、破裂具材32として半分に切断された茹で卵、液体成分33としてゼラチンが溶解され常温でゲル状に形成されているゲル状スープを主として使用した場合を例にして説明する。
電子レンジ用容器100には、加熱する前の状態においては、図3に示すように、容器本体10に下方からゲル状になった液体成分33、主具材31及び破裂具材32の順で収容されている。こうして電子レンジ用容器100に調理具材30を収容されて調理具材付電子レンジ用容器110をなす。この状態では、液体成分33はゲル状をなしているので、主具材31は、液体成分33の上方に配置され、液体成分33内に浸漬されてはいない。破裂具材32は、延設部21先端の押圧部22の壁面24内に位置決めされており(図1参照)、押圧部22によって破裂具材32を主具材31に押し付けるように下方に付勢されている。
このように収容されている電子レンジ用容器100を電子レンジで加熱すると、液体成分33が加熱され、液体状となる。すると、主具材31が次第に液体状となった液体成分33内に侵入して浸漬されていく。さらに、電子レンジで加熱し、調理中のいずれかの時点で液体成分33が完全に液体状となった時点で、主具材31は破裂具材32を介して押圧部22によって下方に押されるため、図4に示すように、主具材31は完全に液体成分33内に浸漬され、同時に破裂具材32も液体成分33内に浸漬されることになる。こうして、実施形態にかかる調理具材付電子レンジ用容器110によれば、電子レンジで加熱している最中に、破裂具材32が液体成分33内に浸漬されるため、電子レンジで加熱しても液体成分33の温度より高くなること、また、破裂具材32が急激に温度上昇することが防止される。こうして、破裂具材32が破裂することが防止される。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施しうる。
上述した電子レンジ用容器100の使用方法においては、容器本体10に下方からゲル状の液体成分33、主具材31及び破裂具材32の順で収容されているものとしたが、これに限定されるものではなく、ゲル状の液体成分33に主具材31及び破裂具材32のいずれか若しくは両方が混合されている状態のものであってもよい。この場合であっても加熱によりゲル状の液体成分が液体となった状態で破裂具材32が液体内に浸漬するように押圧部22を形成すれば同様の効果を得ることができる。
また、上述した電子レンジ用容器100の使用方法においては、破裂具材32が全て液体内に浸漬するものとしたが、必ずしも破裂具材32全体が浸漬していなければならないものではなく、液体に浸漬する割合に応じて、破裂具材32の熱が液体内に伝導するので、破裂しない範囲内で浸漬していればよい。好ましくは、破裂具材32の1/2以上浸漬していることが好ましい。
さらに、上述した電子レンジ用容器100の使用方法においては、液体成分33として、ゼラチンが溶解され常温でゲル状に形成されているゲル状スープを使用したが、これに限定されるものではない。例えば、液体成分23として、冷凍したスープを使用してもよい。冷凍したスープを使用する場合は、加熱する前の状態においては、容器本体10に下方から液体成分33、主具材31及び破裂具材32の順で収容するか、若しくは、ゲル状の液体成分33に主具材31及び破裂具材32のいずれか若しくは両方が混合されている状態のものを使用することができる。かかる調理具材付電子レンジ用容器110を電子レンジで加熱することで、上述と同様の効果を得ることができる。また、液体成分33として、常温においても液体を使用してもよい。この場合は、例えば、別包装された液体を調理具材付電子レンジ用容器に収容しておき、加熱する前に液体を容器内に投入するとよい。この場合においても、加熱している際に破裂具材32が液体に浸漬するように延設部の長さを形成することで、同様の効果を得ることができる。
さらに、上述した電子レンジ用容器100の使用方法においては、液体成分33が加熱され、液体状となる。すると、主具材31が次第に液体状となった液体成分33内に侵入して浸漬されていくものとしたが、加熱により柔らかくなった主部材に強引に破裂具材32を押しこむようにしてもよい。例えば、主具材31として米を使用した場合に、加熱することによって、米が雑炊状に柔らかくなることにより、破裂具材32が押圧部22によって押し込められるような場合である。このような構成によって同様の効果を得ることができる。
さらに、上述した電子レンジ用容器100において、蓋部材20は、最も外側に配置されるものとしたが、必ずしも最も外側には配置される蓋である必要はなく、中蓋であってもよい。かかる構成を採用することによって、同様の効果を得ることができる上、最外層の蓋の上面を平面にすることができるので、広告や中身の説明等を印刷したりしやすくすることができる。
さらに、上述した電子レンジ用容器100において、延設部21は、蓋部材の中央に配置するものとしたが、必ずしも中央でなくても構わない。例えば、蓋の端の近傍に設けてもよい。
(実施例)
円形のPET製のプラスチック容器及び中央に異なる長さの延設部を有する蓋を使用した電子レンジ用容器100を使用して加熱実験を行った。いずれにもおいても、低層から、液体成分として、ゲル状のラーメン用スープ、主具材としてラーメン用麺、破裂具材として半分に分割した茹で卵を配置した。卵がスープに浸漬している割合が1/2未満である1/5、1/3としたものと比較例1及び比較例2とし、卵がスープに浸漬している割合が1/2以上である1/2を実施例1,卵全体が浸漬しているものを実施例2とした。すべての具材の品温を10℃にした状態から、1900Wの電子レンジで1分30秒加熱した。この場合におけるスープ、卵白、卵黄における各温度及び茹で卵の破裂の発生率を測定した。10回の実験結果を以下に示す。
Figure 0005943901
以上の実験結果により、卵の浸漬割合が1/2以上である実施例1,2においては、10回のいずれも茹で卵の破裂は生じなかったのに対し、比較例1においては、5回茹で卵が破裂し、比較例2においては2回茹で卵が破裂した。液温(スープの温度)は、いずれのケースでも76.5℃〜91.9℃の間であり、いずれの卵の浸漬割合においてもほぼ同様の加熱温度であるにもかかわらず、実施例1及び実施例2においては、卵黄及び卵白の温度の上昇が押さえられ、破裂が防止されていることがわかる。これにより、本発明における電子レンジ用容器において、1/2以上の卵を浸漬することで、レンジで加熱する際に破裂具材の破裂防止に効果的であることが証明された。これにより、具材に応じて適切に具材を浸漬することによって、破裂具材の破裂を防止できる電子レンジ用容器であることが証明された。
上述した実施の形態で示すように、電子レンジ用容器として産業上利用可能である。
10...容器本体、11...上げ底、20...蓋部材、21...延設部、22...押圧部、23...平面部、24...壁面、25...固定片、26...排出孔、30...調理具材、31...主具材、32...破裂具材、33...液体成分、100...電子レンジ用容器、110...調理具材付電子レンジ用容器

Claims (10)

  1. 液体又は加熱により液体となる液体成分と、電子レンジによる加熱により破裂可能性のある破裂具材を含む調理具材と、を収容可能な容器本体と、
    蓋部材と、を備え、
    前記蓋部材は、調理中のいずれかの時点で前記液体成分に浸漬するように下方に前記破裂具材を位置決め可能に押圧してなる押圧部を備えていることを特徴とする電子レンジ用容器。
  2. 前記押圧部は、調理中において前記破裂具材の少なくとも2分の1以上を液体成分に浸漬するように下方に延設されてなる延設部に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用容器。
  3. 前記押圧部は、調理前において前記破裂具材を前記液体成分内に浸漬させることなく、調理中において前記破裂具材を完全に液体成分に浸漬するように下方に延設された延設部に備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子レンジ用容器。
  4. 前記押圧部の先端は、凹状であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子レンジ用容器。
  5. 前記押圧部の先端は、前記破裂具材の形状に沿うように凹状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電子レンジ用容器。
  6. 前記蓋部材は、中蓋であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電子レンジ用容器。
  7. 前記容器本体は、底の少なくとも一部が上げ底になっていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子レンジ用容器。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の電子レンジ用容器と、
    液体又は加熱により液体となる液体成分と、
    子レンジによる加熱により破裂可能性のある破裂具材を含む調理具材と、
    を備え、
    調理前においては、前記破裂具材は液体成分の外に配置されていることを特徴とする調理具材付電子レンジ用容器。
  9. 前記破裂具材は、卵又はたらこ、ソーセージ等の皮や膜で被覆されているものであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の調理具材付電子レンジ用容器。
  10. 前記液体成分は、常温でゲル状に形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の調理具材付電子レンジ用容器。
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