JP5942825B2 - クリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、溜め部に溜まった像担持体の廃トナーを、廃トナー搬送部材によって廃トナー回収部に搬送するクリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
一般に、レーザープリンタ等の画像形成装置では、トナー担持体である現像ロールから像担持体である感光ドラムにトナーを搬送し、この感光ドラムに形成された静電潜像にトナーを付着させ、このトナー像を記録紙などの記録媒体に転写するようになっている。このとき、トナー像の転写が終了した後の感光ドラムの表面は、クリーニング装置によって清掃される。このクリーニング装置は、ブレード等によって感光ドラムに付着したトナーを掻き取り、この掻き取った廃トナーは廃トナー回収部に搬送される。
クリーニング装置には、掻き取った廃トナーを溜め部に一旦溜め、その溜め部の廃トナーを廃トナー回収部に搬送するにあたって廃トナー搬送部材を用いるものがある。このような廃トナー搬送部材には、それの先端部に設けられる廃トナー搬送部が円弧状軌跡を描いて駆動されることにより、廃トナーの搬送効率を高めるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、特許文献1の廃トナー搬送部材は、これの先端部に設けた突出部を廃トナー搬送部として、この突出部で溜め部の廃トナーを廃トナー回収部へと掻き出すようになっている。このとき、突出部の挙動は、溜め部から離反させて感光ドラムに向けて前進させた後に、再度溜め部に接近させた状態で廃トナー回収部に向けて後退させ、このときに突出部が溜め部の廃トナーを廃トナー回収部方向へと掻き寄せる。その後、突出部を溜め部から再度離反させて感光ドラムに向けて前進させるという動作を繰り返して円弧状軌跡を描くことにより、溜め部の廃トナーが徐々に収納部へと搬送されるようになっている。
特許第4952853号公報
しかしながら、上述したように廃トナー搬送部材の突出部を、円弧状軌跡を描くように駆動させたことにより、溜め部の廃トナーを廃トナー回収部に搬送する効率を高めることができるのであるが、廃トナー搬送部が廃トナー搬送部材から溜め部方向に突出させた突出部で形成されている。
このように廃トナー搬送部に突出部を設けたことにより、その突出部で廃トナーを掻き寄せて移動させる量を多くできるのであるが、この突出部では、廃トナーを掻き寄せる際に突出部から廃トナーがこぼれてしまい、廃トナーの搬送量に限度が生じてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、従来の問題に鑑みてなされたものであり、溜め部から廃トナー回収部方向に廃トナーを搬送する際に、廃トナーの搬送効率をより高めることができるクリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の手段は、像担持体の表面から廃トナーを掻き取るクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードにより前記像担持体の表面から掻き取られた廃トナーが溜まる溜め部と、前記溜め部を挟んで前記像担持体の反対側に設けられた、廃トナーを回収する廃トナー回収部と、前記溜め部の廃トナーを前記廃トナー回収部に搬送する廃トナー搬送部材と、前記廃トナー搬送部材の廃トナー搬送部を、前記溜め部から離反させて、前記像担持体に向けて移動させた後、前記溜め部に接近させ、前記溜め部に接近させた状態で前記廃トナー回収部に向けて移動させた後、前記溜め部から離反させ、再び前記像担持体に向けて移動させる駆動部と、を備えたクリーニング装置であって、前記廃トナー搬送部は、前記溜め部の廃トナーを取り込む収容開口部を有し、前記収容開口部の上面を開閉部材で塞ぐようにしてある。
本発明の第2の手段は、第1の手段のクリーニング装置において、前記開閉部材は、開閉支点が前記収容開口部の前記像担持体側に配置され、前記廃トナー搬送部を前記溜め部に接近させたときに、前記収容開口部に収容されて溢れる廃トナーで押し開かれ、前記廃トナー搬送部が前記廃トナー回収部に向けて移動するときに、前記収容開口部とともに廃トナーを保持するようにしてある。
本発明の第3の手段は、第1または第2の手段のクリーニング装置において、前記開閉部材は、前記廃トナー搬送部が前記溜め部から離反するときに閉じて、前記廃トナーを前記収容開口部から押し出すようにしてある。
本発明の第4の手段は、第1〜第3のいずれか一つの手段のクリーニング装置において、前記収容開口部を、前記像担持体から前記廃トナー回収部に向けた方向に並んで複数設けるようにしてある。
本発明の第5の手段は、第1〜第4のいずれか一つの手段のクリーニング装置において、前記開閉部材を可撓性フィルムで形成するようにしてある。
本発明の第6の手段は、第1〜第5のいずれか一つの手段のクリーニング装置を備えて画像形成装置を構成するようにしてある。
本発明の第1の手段によれば、本構成を有していない場合と比較して、廃トナーの搬送効率が高まるという効果を有する。
本発明の第2の手段によれば、第1の手段の効果に加えて、本構成を有していない場合と比較して、廃トナーの搬送効率がより高まるという効果を有する。
本発明の第3の手段によれば、第1および第2の手段の効果に加えて、本構成を有していない場合と比較して、廃トナーの搬送効率が更に高まるという効果を有する。
本発明の第4の手段によれば、第1〜第3の効果に加えて、本構成を有していない場合と比較して、廃トナーの搬送効率の更なる向上が図れるという効果を有する。
本発明の第5の手段によれば、第1〜第4の効果に加えて、本構成を有していない場合と比較して、軽量で安価な装置を提供することができる。
本発明の第6によれば、第1〜第5のいずれか一つの手段のクリーニング装置を備えて画像形成装置を構成したので、画像形成装置は、これに備わる第1〜第5の手段の効果を享有することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を概略的に示す断面図である。 図2は、図1の画像形成装置に用いられるクリーニング装置を概略的に示す断面図である。 図3は、クリーニング装置の断面図である。 図4は、クリーニング装置の斜視図である。 図5は、図3中のI部の拡大図である。 図6は、クリーニング装置による廃トナーの搬送工程を(a)〜(h)に順を追って概略的に示す断面図である。
以下、本発明に係る好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、画像形成装置10の基本的な構造を示す。この画像形成装置10は、例えば、レーザープリンタとして構成され、記録媒体であるコピー用紙Pを積み重ねた状態で収容しておく用紙収納部31および手差し供給装置43が備わっている。用紙収納部31または手差し供給装置43は、コピー用紙Pを一枚ずつ取り出す給紙部35と、給紙部35によって取り出したコピー用紙Pを転写ロール28まで搬送する搬送ロール49a、49bを備えている。
また、画像形成装置10は、画像データに基づいた未定着のトナー像を形成し、そのトナー像をコピー用紙Pに転写する画像形成部13と、未定着トナー像を担持したコピー用紙Pに対して加圧および加熱を行うことにより、トナー像を定着する定着装置29とを備えている。尚、図1中に示した一点鎖線は、コピー用紙Pの搬送経路を示す。
画像形成部13は、電子写真方式を用いてトナー像を形成して転写する部位である。画像形成部13は、図2にも示すように、矢印a方向に回転する像担持体としての感光ドラム19を備えている。この感光ドラム19の周囲には、帯電ロール44、露光装置45、現像器46の現像ロール46a、転写ロール28およびクリーニング装置47が配置される。図2中、Rはコピー用紙Pの搬送経路を示す。
帯電ロール44は、感光ドラム19の像保持面を帯電させる機能を有する。露光装置45は、帯電した感光ドラム19の表面に画像データに基づく光(レーザーやLED)を照射して電位差のある静電潜像を形成する機能を有する。現像器46は、感光ドラム19上の静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する機能を有する。転写ロール28は、そのトナー像をコピー用紙Pに転写する機能を有する。クリーニング装置47は、転写終了後の感光ドラム19の表面に残留するトナーを除去して清掃する機能を有する。
感光ドラム19は、円筒状の基体に、有機感光材料からなる光導電性層(感光層)の像保持面を形成して構成することができる。帯電ロール44は、例えば感光ドラム19の表面に接触して回転する帯電ロール44に、所定の帯電電圧を印加して帯電させる接触帯電方式のものを使用することができる。露光装置45は、LED(発光ダイオード)式記録ヘッド、または半導体レーザ走査装置等で構成される装置である。露光装置45は、画像形成装置10と通信接続した画像読取装置またはコンピュータ等の通信機器から入力される画像データに対して、所定の画像処理をした後の画像データを入力して、静電潜像を形成する。
図1に示すように、定着装置29の加熱ロール29aは、加熱源によって表面温度が所定の温度に保たれるよう加熱され、かつ、同図中矢印b方向に回転することで、圧接定着部NPにてコピー用紙Pを加熱しつつ搬送する。定着装置29の無端ベルト29bは、加熱ロール29aに対向して配置され、加熱ロール29aとの間でコピー用紙Pを挿通させて定着を行なう無端状のベルトであり、コピー用紙Pの幅に応じた幅の筒状に形成してある。このとき、定着対象のコピー用紙Pは、ガイド板29cによって圧接定着部NPの導入口に案内される。
次に、画像形成装置10による画像形成の工程を概略的に説明する。画像形成部13では、図外の制御部によって一連の画像形成動作が制御されるようになっており、画像形成処理の開始によって、まず、感光ドラム19が回転する。すると、回転する感光ドラム19の表面を、帯電ロール44により所定の電位に帯電させた後、帯電した感光ドラム19の表面に、露光装置45から画像データに基づく光を照射して、所定の潜像電位からなる静電潜像を形成する。そして、その静電潜像を感光ドラム19の回転に伴って移動させて、現像器46から供給されるトナーを、潜像部分に静電的に付着させる。このようにして、感光ドラム19上におけるトナー像の現像が終了する。
感光ドラム19上のトナー像は、転写ロール28において、搬送ロール49a、49bによって所定のタイミングで搬送されてきたコピー用紙Pに対して、静電的に転写される。トナー像の転写が終了した後の感光ドラム19の表面は、クリーニング装置47によって清掃される。
画像形成部13においてトナー像が形成されたコピー用紙Pは、定着装置29に搬送される。そして、ガイド板29cに案内されつつ、加熱ロール29aと無端ベルト29bとの間の圧接定着部NPに導入される。
定着装置29における圧接定着部NPでは、コピー用紙Pが加熱ロール29aと無端ベルト29bの間に挟まれて圧接された状態で搬送される。その際に、未定着のトナー像が加圧及び加熱されることで、コピー用紙Pに定着される。定着後のコピー用紙Pは、定着装置29から排出された後に搬送ロール49c等により搬送されて、排出収容部に送られる。これにより、コピー用紙Pの片面にトナーで構成される画像が形成される。
尚、記録媒体はコピー用紙Pに限ることなく、トナー像を適正に転写できるシート状物、例えば、厚紙、透明性シート、OHPシート等のプラスチックスであってもよく、また、これらの他にも、封筒等の袋状物であってもよい。
次に、上述したクリーニング装置47を、図2、図3および図4を用いて詳細に説明する。尚、図4は、感光ドラム19を手前に配置して斜め上方から見た状態を示す。
感光ドラム19の表面には、転写後にもトナーが残存して付着しており、この残存トナーをクリーニング装置47で除去するようになっている。クリーニング装置47の外郭となるクリーニング容器100には、感光ドラム19に対向する部分に開口部101が設けられ、この開口部101の感光ドラム19の回転方向aに対して上流側には、スクイシート102が感光ドラム19に順方向に当接するように設けられている。
また、感光ドラム19の表面には、帯電ロール44とスクイシート102との間においてクリーニングブレード103の先端が接触しており、このクリーニングブレード103によって感光ドラム19の残存トナーが掻き取られる。これにより、感光ドラム19の表面は綺麗な状態となって、次の現像ロール46aへと送られる。一方、クリーニングブレード103で掻き取られた廃トナーTは、最終的には、クリーニング容器100の底部に設けられた廃トナー回収部104へと搬送されて回収される。
クリーニングブレード103の感光ロール19とは反対側端部は、断面L字状に形成された取付部材105の長辺側先端部の下側に結合される。このとき、取付部材105の短辺側は廃トナー回収部104に近接して垂設されている。そして、クリーニングブレード103によって感光ドラム19から掻き取られた廃トナーTは、取付部材105の上面に設けられた溜め部106に一旦溜められる。
クリーニング容器100内には、取付部材105の上方に位置して、感光ドラム19と廃トナー回収部104との配置方向に延在する廃トナー搬送部材110が設けられる。この廃トナー搬送部材110は、駆動部120(図4参照)によって駆動されるようになっており、廃トナー搬送部材110が駆動されることによって、溜め部106に溜まった廃トナーTが廃トナー回収部104へと搬送される。
廃トナー搬送部材110の一般部分には、図4に示すように、感光ドラム19の回転中心軸方向(以下、幅方向という)の両端部および中央部に、計3本の背骨部材111が設けられている。これら背骨部材111は、感光ドラム19と廃トナー回収部104との配置方向(以下、長手方向という)に適宜間隔を設けて、幅方向に延在する複数の肋骨部材112で連結されている。これにより、廃トナー搬送部材110の一般部分は、全体として格子状に形成され、廃トナー搬送部材110の軽量化を達成しつつ必要な強度を確保できるようになっている。
廃トナー搬送部材110は、感光ドラム19側の先端部が溜め部106の上方領域に位置しており、その先端部が、溜め部106の廃トナーTを廃トナー回収部104に向かって搬送する廃トナー搬送部113となっている。
廃トナー搬送部材110の長手方向中央部には、駆動部120に連動する可動支軸121が幅方向に貫通し、この可動支軸121は廃トナー搬送部材110に相対回転自在となっている。可動支軸121は、図外のクランク軸等によって偏芯回転されるようになっている。
また、廃トナー搬送部材110の廃トナー回収部104側の基端部114は、クリーニング容器100の底面100aから起立する支持突起107と、天面100bから垂設する支持突起108とに挟持されて支持される。そして、可動支軸121が、駆動部120によって偏芯回転することにより、廃トナー搬送部材110は、支持突起107、108の挟持部を支点として、廃トナー搬送部113が円弧状軌跡cを描くように挙動するようになっている。
次に、廃トナー搬送部113の挙動を述べるが、廃トナー搬送部113の感光ドラム19に向けた移動を前進、廃トナー回収部104に向けた移動を後退として説明するものとする。
つまり、駆動部120によって駆動される廃トナー搬送部113の挙動は、この廃トナー搬送部113を、溜め部106から離反させて前進させた後、溜め部106に接近させる。このとき、溜め部106に接近させた状態で後退させ、その後、溜め部106から離反させつつ前進させるようになっている。
これにより、廃トナー搬送部113は、図3中2点鎖線に示すように、上下移動を伴って前進および後退する円弧状軌跡cを描くように挙動される。特に、本実施形態では、円弧状軌跡cは、上下方向が短軸となる楕円軌跡となっており、廃トナー搬送部113の上下可動範囲を長手方向可動範囲よりも狭くして、装置が大型化されるのを抑制できるようになっている。
ここで、本実施形態は、廃トナー搬送部113に、溜め部106の廃トナーTを取り込む収容開口部115を設けてある。収容開口部115は、幅方向に細長くなる矩形状に形成され、図5に示すように、この収容開口部115の上面が、開閉部材としての可撓性フィルム116で開閉可能に塞がれるようになっている。このとき、可撓性フィルム116は、閉じ方向の弾性復帰力をもって収容開口部115を塞ぐようになっている。尚、図4では、収容開口部115は、可撓性フィルム116を省略した状態で示されている。
収容開口部115は複数設けられ、それら複数の収容開口部115は、長手方向に並んで複数行配置され、また、それら複数行の収容開口部115は、幅方向にも複数列配置され、それぞれの収容開口部115は全体として略格子状に配置されている。
収容開口部115を塞ぐ可撓性フィルム116は、例えば、ポリエステルを素材としたフィルム(例えば、商品名でマイラー)を用いることができる。この可撓性フィルム116は、各収容開口部115を個別に塞いでもよく、また、長手方向に複数行(例えば2行)並んだ収容開口部115を共通の可撓性フィルム116で塞いでもよい。
また、可撓性フィルム116は、開閉支点が収容開口部115の感光ドラム19側に配置される。つまり、収容開口部115を囲繞する矩形状桟の感光ドラム19側の辺に、可撓性フィルム116の1辺を接着などにより固定することにより、可撓性フィルム116は廃トナー回収部104側が自由端部となって開閉可能となっている。
従って、廃トナー搬送部113を溜め部106に接近させたときに、溜め部106の廃トナーTは収容開口部115に取り込まれる。このとき、収容開口部115が取り込んだ廃トナーTで満杯となって溢れると、可撓性フィルム116は、図5中2点鎖線に示すように、溢れる廃トナーTで押し開かれるようになっている。そして、廃トナー搬送部113が溜め部106に接近した状態で後退するときに、可撓性フィルム116は、収容開口部115とともに廃トナーTを保持できるようになっている。つまり、可撓性フィルム116は、これの前進側(感光ドラム19側)が廃トナー搬送部113に結合されていることにより、この結合された部分で後退時に廃トナーTを受け止めることができる。
また、可撓性フィルム116は、収容開口部115を閉じる方向に弾性復帰力を有しており、廃トナー搬送部113が溜め部106から離反するときに閉じて、収容開口部115内の廃トナーTを押し出すことができるようになっている。
次に、クリーニング装置47の機能を述べる。まず、クリーニングブレード103によって感光ドラム19の表面に付着したトナーが掻き取られると、その掻き取られた廃トナーTは、クリーニングブレード103の上面を伝って取付部材105の上面の溜め部106へと徐々に移動して溜められる。この溜め部106に溜められた廃トナーTは、廃トナー搬送部材110が駆動部120によって駆動されることにより、廃トナー搬送部113の挙動によって廃トナー回収部104へと徐々に搬送される。
即ち、駆動部120で駆動される廃トナー搬送部113の挙動は、溜め部106から離反して前進した後、溜め部106に接近する。このとき、廃トナー搬送部113は、溜め部106に接近しつつ後退し、その後、溜め部106から離反して、再び前進するようになっており、この一連の挙動により円弧状軌跡cが描かれる。
そして、このように円弧状軌跡cを描くように挙動する廃トナー搬送部113は、溜め部106の廃トナーTを取り込む収容開口部115を有し、その収容開口部115の上面が可撓性フィルム116で塞がれている。これにより、廃トナー搬送部113が、溜め部106から離反して前進した後に、溜め部106に接近することにより、溜め部106の廃トナーが収容開口部115に取り込まれる。
次に、廃トナー搬送部113が溜め部106に接近した状態で後退することにより、溜め部106の廃トナーTを掻き取るようにして収容開口部115内に収容することができる。このとき、収容開口部115内に収容した廃トナーTは、収容開口部115から溢れた場合に、その溢れた廃トナーTで可撓性フィルム116を押し開いて、多くの廃トナーTを収容開口部115内に収容することができる。
そして、廃トナー搬送部113が、収容開口部115で廃トナーTを掻き取りつつ後退した後に、溜め部106から離反することにより、収容開口部115に収納されて廃トナーTは、可撓性フィルム116の弾性復帰力で押し出されるようにして落下する。このとき、落下した廃トナーTは、廃トナー搬送部113が後退した分だけ廃トナー回収部104に近づくことになる。つまり、廃トナー回収部104に近づいた分だけ搬送されたことになる。このようにして、廃トナー搬送部113が繰り返し円弧状軌跡cを描いて挙動することにより、溜め部106の廃トナーTは徐々に廃トナー回収部104に向かって移動し、最終的に廃トナー回収部104へと落下して回収される。
このとき、収容開口部115は、長手方向に並んで複数行配置されている。これにより、感光ドラム19側の収容開口部115で移動した廃トナーTを、次の廃トナー搬送部113の挙動によって、その収容開口部115よりも廃トナー回収部104側に存在する収容開口部115によって廃トナー回収部104側へと更に移動させることができる。
即ち、図6は廃トナー搬送部113の一連の挙動を示し、(a)に示すように、廃トナー搬送部113が最も前進した位置から溜め部106に下降(矢印d)すると、(b)に示すように、収容開口部115に廃トナーTが取り込まれる。このとき、可撓性フィルム116が押し開かれることにより、より多くの廃トナーTを収容開口部115に保持することができる。
次に、(c)に示すように、収容開口部115に廃トナーTを収容したまま廃トナー搬送部113が後退(矢印e)すると、収容開口部115に収容された廃トナーTは、可撓性フィルム116で保持された状態で廃トナー回収部104に向かって移動する。このとき、可撓性フィルム116が無い場合は、収容開口部115から廃トナーTが感光ドラム19側にこぼれ落ちてしまうのであるが、本実施形態では、可撓性フィルム115によって廃トナーTのこぼれを抑制しつつより多くの廃トナーTを搬送できることになる。
そして、(c)で廃トナー搬送部113が後退した後に、(d)に示すように、廃トナー搬送部113が上昇(矢印f)すると、収容開口部115内の廃トナーTは可撓性フィルム116の弾性復帰力で押し出されて落下する。
(e)〜(h)は、上述した(a)〜(d)の挙動が繰り返されることを示している。このように廃トナー搬送部113の(a)〜(d)の挙動が繰り返されることにより、(d)で溜め部106上に落下した廃トナーTは、(h)に示すように、廃トナー搬送部113が1回の挙動で後退した分だけ廃トナー回収部104側に搬送されることになる。このようにして、廃トナー搬送部113の一連の挙動が繰り返されるたびに、溜め部106の廃トナーTは徐々に廃トナー回収部104へと搬送される。
以上説明したように、本実施形態のクリーニング装置47によれば、感光ドラム19の表面から掻き取った廃トナーTを溜め部106に一旦溜めた後、その溜め部16の廃トナーTは、廃トナー搬送部113の挙動によって徐々に廃トナー回収部104へと搬送される。このとき、廃トナー搬送部113は駆動部120によって駆動され、溜め部106から離反して前進した後に、溜め部106に接近することにより、溜め部106の廃トナーTが収容開口部115に取り込まれる。
次に、廃トナー搬送部113が溜め部106に接近した状態で後退することにより、収容開口部115内に廃トナーTを掻き集めつつ収容できる。このとき、収容開口部115内に収容された廃トナーTは、可撓性フィルム116を押し開きつつ集められる。
次に、廃トナー搬送部113が溜め部106から離反することにより、収容開口部115に集められた廃トナーTは溜め部106に落下し、この落下した廃トナーTは、廃トナー搬送部113が後退した分だけ廃トナー回収部104側に搬送されることになる。
従って、このような廃トナー搬送部113の挙動が繰り返されることにより、溜め部106の廃トナーTは徐々に廃トナー回収部104に向かって搬送され、最終的に廃トナー回収部104へと落下して回収される。従って、廃トナー搬送部113は、可撓性フィルム116を押し開きつつ多くの廃トナーTを収容開口部115内に収容できるため、廃トナーTの搬送効率が高まる。
また、本実施形態によれば、可撓性フィルム116は、開閉支点を収容開口部115の感光ドラム19側に配置するようになっている。これにより、可撓性フィルム116が収容開口部115に収容された廃トナーTで押し開かれた状態で、廃トナー搬送部113が後退するときに、可撓性フィルム116は開閉支点側が閉じられた状態が維持される。これにより、廃トナー搬送部113の後退時に、可撓性フィルム116によって収納開口部115内の廃トナーTが保持されるので、収容開口部115で搬送できる廃トナーTの量が多くなり、ひいては、廃トナーTの搬送効率がより高まる。
更に、本実施形態によれば、可撓性フィルム116は、廃トナー搬送部113が溜め部106から離反するときに弾性復帰力で閉じて、廃トナーTを収容開口部115から押し出すようになっている。これにより、廃トナー搬送部113が溜め部106から離反するときに、収容開口部115内の廃トナーTは、可撓性フィルム116の弾性復帰力によって落下するのを促進できる。従って、収容開口部115内に廃トナーTが残留するのを抑制でき、ひいては、廃トナーTの搬送効率が更に高まる。
更にまた、本実施形態によれば、収容開口部115を、感光ドラム19から廃トナー回収部104に向けた方向に並んで複数設けてある。これにより、廃トナー搬送部113が溜め部106に接近する挙動で複数の収容開口部115にそれぞれ廃トナーTを一度に収容して、廃トナーTの収容量が増大する。そして、廃トナー搬送部113の後退によって、各収容開口部115に収容した廃トナーTが廃トナー回収部104に向けて順次搬送される。このとき、感光ドラム19側の収容開口部115で搬送した廃トナーTは、次の廃トナー搬送部113の挙動によって、その収容開口部115よりも廃トナー回収部104側に存在する収容開口部115によって廃トナー回収部104側へと更に搬送される。これにより、複数の収容開口部115で廃トナーTを搬送することにより、廃トナーTは効率良く廃トナー回収部104へと搬送され、ひいては、廃トナーTの搬送効率の更なる向上が図れる。
また、本実施形態によれば、廃トナー搬送部113を可撓性フィルムで形成したので、可撓性フィルム116を簡単な構造にしつつ軽量化を図り、かつ、安価な装置を提供することができる。
更に、本実施形態によれば、本実施形態のクリーニング装置47を用いて画像形成装置10が構成されているので、この画像形成装置10は、本来の画像処理機能を発揮しつつ、上述したクリーニング装置47の効果を享有することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、画像形成装置としてレーザープリンタを例示したが、これに限ることなくクリーニング装置47を備えたその他の画像形成装置(例えば、複写機)にあっても本発明を適用することができる。また、クリーニング装置は、溜め部に溜まった像担持体の廃トナーを廃トナー回収部に搬送する廃トナー搬送部材を備えて、それの廃トナー搬送部で溜め部の廃トナーを実質的に搬送できればよく、廃トナー搬送部の移動軌跡は円弧状や楕円状に限ることは無い。
10 画像形成装置
19 感光ドラム(像担持体)
47 クリーニング装置
104 廃トナー回収部
106 溜め部
110 廃トナー搬送部材
113 廃トナー搬送部
115 収容開口部
116 可撓性フィルム(開閉部材)
120 駆動部
T 廃トナー

Claims (6)

  1. 像担持体の表面から廃トナーを掻き取るクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードにより前記像担持体の表面から掻き取られた廃トナーが溜まる溜め部と、
    前記溜め部を挟んで前記像担持体の反対側に設けられた、廃トナーを回収する廃トナー回収部と、
    前記溜め部の廃トナーを前記廃トナー回収部に搬送する廃トナー搬送部材と、
    前記廃トナー搬送部材の廃トナー搬送部を、前記溜め部から離反させて、前記像担持体に向けて移動させた後、前記溜め部に接近させ、前記溜め部に接近させた状態で前記廃トナー回収部に向けて移動させた後、前記溜め部から離反させ、再び前記像担持体に向けて移動させる駆動部と、を備えたクリーニング装置であって、
    前記廃トナー搬送部は、前記溜め部の廃トナーを取り込む収容開口部を有し、
    前記収容開口部の上面が、開閉部材で覆われていることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記開閉部材は、開閉支点が前記収容開口部の前記像担持体側に配置され、前記廃トナー搬送部を前記溜め部に接近させたときに、前記収容開口部に収容されて溢れる廃トナーで押し開かれ、前記廃トナー搬送部が前記廃トナー回収部に向けて移動するときに、前記収容開口部とともに廃トナーを保持することを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記開閉部材は、前記廃トナー搬送部が前記溜め部から離反するときに閉じて、前記廃トナーを前記収容開口部から押し出すことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記収容開口部は、前記像担持体から前記廃トナー回収部に向けた方向に並んで複数設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記開閉部材は、可撓性フィルムで形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のクリーニング装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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