JP5942510B2 - 通信システム、管理情報の通知方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、使用品を管理する機器がその管理情報(例えば、使用期限切れ)をモバイル型の通信端末へ通知する通信システム、管理情報の通知方法及びプログラムに関する。
従来からMFP(複合機)等の画像形成装置では、使用するトナー、インク等の交換が必要な使用品を管理し、使用期限切れの発生時や、その直前に、管理者のPC(Personal Computer)や、使用品を供給するメーカーのサービスセンターに、LAN(Local Area Network)、インターネット、公衆回線網等の伝送路を利用し、メール、Webサービス等の手段により通知するシステムが既に知られている。
こうした構成のシステムとして、例えば特許文献1(特開2004−86414号公報)を挙げることができる。
特許文献1には、消耗品発注作業の効率を向上させるために、情報管理装置が、管理下の画像形成装置に発生する消耗品の補充・交換警告情報を受け取ると、補充する消耗品の商品情報・発注先情報を商品販売サイトから取得し、消耗品を発注する端末に提示する、という動作を行うシステムを構成することが記載されている。
消耗品が使用期限になり、その交換が必要となるタイミングで、発注に用いる情報を提供する機能は、消耗品切れによるMFPのダウンタイムを防ぐことが可能になり、一定の利便性が得られる。
ただ、使用品でも端末から発注ができないものや、実物を確認した上で購入を決めたいという要求に対しては、その使用品の供給元に出掛けなければならない。
この際に、求める使用品の供給元に出掛けて購入する時間を割くことができない場合には、そのまま忘れてしまって、大事に至ることがある。
また、このような時間が割けないユーザのために、MFPのベンダーがサプライ品を配送してくれるサービスもあるが、このようなサービスを受けると相当のサービス料金を払う必要がある。また、このためにベンダー側も大規模なシステムを構築しなければいけない、という問題が生じる。
本発明の目的は、使用品を管理する機器から管理情報を通知する際、受け取る側が通知に即応可能とする適切な場所と時間に通知できるようにすることである。
本発明は、使用品の管理情報を通知する機器と、前記機器からの管理情報の通知を、ネットワークを介して受け取るモバイル型の通信端末からなる通信システムであって、前記通信端末は、自身の位置を検出する位置検出手段と、前記管理情報に係る使用品の供給元名とその所在位置情報からなる供給元情報を記憶した供給元情報記憶手段と、前記供給元情報記憶手段に記憶された使用品の供給元の所在位置から所定の距離内を制御エリアとして設定する制御エリア設定手段と、表示手段と、前記機器から前記管理情報の通知を受け取り、かつ前記位置検出手段による検出位置が、前記制御エリア内であることを条件に、前記管理情報及び前記供給元情報の表示を前記表示手段に行わせる表示制御手段と、を有する通信システムである。
本発明によれば、使用品を管理する機能を持つ機器から管理情報(例えば、使用期限切れ)を、モバイル端末が当該使用品の供給元の近くにいったときに通知するので、受け取る側が通知に即応して供給元で要件を済ませることができる。
本発明に係る通信システムの概略構成を示す図である。 MFPのコントローラ(図1)のソフトウェア構成を機能モジュールにて表す図である。 モバイル端末のコントローラ(図1)のソフトウェア構成を機能モジュールにて表す図である。 本発明に係る通信システムが有する消耗品管理情報通知機能の基本動作のシーケンス図である。 消耗品管理情報通知機能の期限切れ通知動作(図4、Sq101,Sq102)を説明する図である。 消耗品管理情報通知機能の期限切れ表示制御動作(図4、Sq103〜112)を説明する図である。 消耗品の期限切れを管理情報として発生するMFP内の動作のシーケンス図である。 複数のモバイル端末で構成する本発明に係るシステムに適応する消耗品管理情報通知機能の動作のシーケンス図である。 消耗品管理情報通知機能(図8)の期限切れ通知動作を説明する図である。 消耗品管理情報通知機能(図8)の期限切れ表示に応じる購入完了通知動作を説明する図である。 消耗品の期限切れ通知に対応するモバイル端末内の動作のシーケンス図である。 消耗品購入通知受取時におけるMFP内の動作のシーケンス図である。 消耗品購入完了通知受取時におけるモバイル端末内の動作のシーケンス図である。
本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
以下、本発明に係る通信システムの実施形態を、使用品を管理する機能を持つ機器がMFP(複写、プリンタ、ファクシミリ等の機能を複合して持つ画像形成装置)であり、MFPが使用品に係る管理情報を管理者やユーザに通知するシステムに例を採って説明する。また、以下の説明では、MFPが使用するトナー、インク等の消耗品の使用期限を通知する場合であり、消耗品を購入するためにユーザ等が販売店を訪れる、という状況を例に採る。
ただ、トナー、インク等の消耗品に限らず、何らかの管理が必要な使用品であり、その管理情報の通知にユーザ等が対応して使用品の供給元に出向いてサービスを受けるという状況が生じるどのような場合にも適用し得る。
[通信システムの構成]
本通信システムは、使用品を管理する機能を持つMFPと、このMFPと通信をするモバイル型の通信端末(以下、「モバイル端末」という)を要素として構成する。
モバイル端末は、MFPとの間でデータ交換を行うことが可能な移動型の端末であれば、どのような種類のものでもよく、例えば、アクセスポイントを介してIP(Internet Protocol)ネットワークに接続する携帯電話端末(いわゆるスマートフォン)や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)もしくはモバイルコンピュータでよい。
また、モバイル端末は、自身の位置を計測する装置を装備する。この位置計測装置は、例えば、GPS(Global Positioning System)等のシステムを利用するものである。
図1は、本通信システムの概略構成を示す図である。
図1の通信システムは、MFP10とモバイル端末20とを通信手段1及び2で接続し構成する。後述するが、MFP10から消耗品の使用期限切れをモバイル端末20に通知する機能(以下、「消耗品管理情報通知機能」という)による基本動作は、通信手段1を使用して行う。これに対し、複数のモバイル端末を用いて構成する発展形態のシステムでは、通信手段1及び2を用いて双方向にデータ交換を行い、複数のモバイル端末で構成するシステムの動作を適正化する。
また、モバイル端末20が自身の位置を計測するための手段は、ここでは、モバイル端末20の外部にある例えばGPS等の位置情報提供システム30を利用する。
〈MFP10の構成〉
MFP10のハードウェア構成は、図1に概略を示すように、コントローラ11の制御下の要素として、記憶部12、エンジン13、操作部14、消耗品状態検出部15、時間計測部16、通信I/F(インターフェース)17を有する。
エンジン13は、紙媒体からの画像データの入力を行うスキャナ及び画像データを用いて紙媒体への出力を行うプロッタを備える。なお、本通信システムにおいて、モバイル端末20に通知される管理情報の基になるトナー、インク等の消耗品の使用量の検知は、ここに装備されたセンサ等により行い、この検知結果から消耗品状態検出部15が消耗品の使用状態(例えば、トナーエンド)を検出してコントローラ11に伝える。
記憶部12は、MFP10がモバイル端末20との間で行う通信動作に用いる情報(データ)を記憶する手段であり、「モバイル端末の宛先」、「制御機能の動作状態(ON/OFF)」、「タイムアウト時間」をそれぞれ保存する。なお、記憶部12は、後述するコントローラ11の管理下にある記憶装置であり、当然コントローラ11内の記憶装置でよい。
時間計測部16は、コントローラ11の制御下において、タイムアウト時間の制御に用いられる。
操作部14は、キー等の操作部と表示部を備え、ユーザがキー等による入力操作によりMFP10に処理を指示し、またMFP10からは機器の状態等を、ユーザに表示部を通じて知らせるインターフェース(以下「ユーザインターフェース」又は「ユーザI/F」という)である。
通信I/F17は、通信手段1,2を動作させ、モバイル端末20とデータ通信を行うための手段で、所定の通信プロトコル(例えば、IP)に従いデータ処理を行う。
コントローラ11は、ソフトウェアプログラムの命令を実行するためのCPU(Central Processing Unit)と、コントローラとして機能させるためにCPUによって使用される制御、処理(位置計測を含む)等に用いるプログラムや制御用データ等を保存するROM(Read Only Memory)と、前記プログラムによって生成される画像データ、送信用データ等を一時的に保存し、或いはソフトウェアプログラムの動作に必要なデータを保存するワークメモリとして利用するRAM(Random Access Memory)と、機器に固有の条件等の設定データ、制御指令の生成、モバイル端末20との通信に必要な情報などを保存しておく不揮発性メモリであるNV(Non Volatile)RAMと、データの蓄積やプログラム等を保存する大容量の記憶装置とを構成要素として有する。つまり、CPU、ROM、RAM、NVRAM、大容量の記憶装置の各要素をバスで接続して構成するコンピュータによりコントローラを構成する。
ここで、上記コンピュータにより構成するコントローラ11のソフトウェア構成について説明する。
図2は、MFP10が有するコントローラ11のソフトウェア構成を機能モジュールにて表す図である。
図2に示すように、コントローラ11のソフトウェア構成は、コンピュータに搭載したOS(Operating System)であるLPUXと、LPUX上においてアプリケーション層、SF(Shared Function)層、システムサービス層、ハンドラー層の各層の機能を実現するソフトウェアにより全体が構成される。
アプリケーション層は、プリンタアプリ1101、コピーアプリ1102、ファクスアプリ1103、スキャナアプリ1104、SDK(Software Development Kit)アプリ1105の各アプリ、SDK(VAS)アプリ1107とそのAPI(アプリケーションプログラムI/F)1106、EFI(EAC)アプリ1109とそのAPI1108、及びウェブサービス1114とこれに係るアプリ1113、WS−API1115、ブラウザI/F1111、ソープ(SOAP Net File)I/F1112の各機能モジュールを有する。
なお、後述する消耗品管理情報通知機能は、SDKアプリ1105により実現する機能である。
SF(Shared Function)層は、SF群1117とそのAPI1118の各機能モジュールを有する。
システムサービス層は、CS(コントロールサービス)として、N(Network)CS1131、D(Delivery)CS1132、O(Operation Panel)CS1133、F(FAX)CS1134、E(Engine)CS1135、M(Memory)CS1136、U(User Information)CS1137、C(Certificate)CS1138、S(System)CS1139の各機能モジュールを有する。
システムサービス層と上位のアプリケーション層等との間には、GW−API1121を有する。
ハンドラー層は、SRM(システムリソースマネジャ)1141、FCUH(FAXコントロールユニットハンドラー)1142、IMH(イメージメモリハンドラー)1143の各機能モジュールを有する。
ハンドラー層の機能モジュールは、FCU135、スキャナ131及びプロッタ133のハードウェア(デバイス)の動作に係るデータ処理を行い、ここでは、プロッタで用いる消耗品の使用状態の検知データを受け渡す等の処理を行う。
RAPI(PCI)1145は、システムサービス層とスキャナ131及びプロッタ133を接続する機能モジュールである。
〈モバイル端末20の構成〉
モバイル端末20のハードウェア構成は、図1に概略を示すように、コントローラ21の制御下の要素として、記憶部22、操作部24、位置計測部25、時間計測部26、通信I/F27を有する。
記憶部22は、モバイル端末20がMFP10との間で行う通信動作に用いる情報(データ)を記憶する手段であり、「消耗品供給元情報」、「制御領域情報」、「MFPの宛先」、「制御機能の動作状態(ON/OFF)」、「タイムアウト時間」をそれぞれ保存する。なお、記憶部22は、後述するコントローラ21の管理下にある記憶装置であり、当然コントローラ21内の記憶装置でよい。
操作部24は、キー等の操作部と表示部を備え、ユーザがキー等による入力操作によりモバイル端末20に処理を指示し、また、モバイル端末20からは機器の状態等を、表示部を通じてユーザに知らせるユーザI/Fである。
位置計測部25は、GPS等の位置情報提供システム30を利用してモバイル端末20が現在いる位置を緯度、経度として計測する。
時間計測部26は、コントローラ21の制御下において、タイムアウト時間の制御に用いられる。
通信I/F27は、通信手段1,2を動作させ、MFP10とデータ通信を行うための手段で、所定の通信プロトコル(例えば、IP)に従いデータ処理を行う。
コントローラ21は、ソフトウェアプログラムの命令を実行するためのCPU(Central Processing Unit)と、コントローラとして機能させるためにCPUによって使用される制御、処理(位置計測を含む)等に用いるプログラムや制御用データ等を保存するROM(Read Only Memory)と、前記プログラムによって生成される画像データ、送信用データ等を一時的に保存し、或いはソフトウェアプログラムの動作に必要なデータを保存するワークメモリとして利用するRAM(Random Access Memory)と、機器に固有の条件等の設定データ、制御指令の生成、MFP10との通信に必要な情報などを保存しておく不揮発性メモリであるNVRAMと、データの蓄積やプログラム等を保存する大容量の記憶装置とを構成要素として有する。つまり、CPU、ROM、RAM、NVRAM、大容量の記憶装置の各要素をバスで接続して構成するコンピュータによりコントローラを構成する。
ここで、上記コンピュータにより構成するコントローラ21のソフトウェア構成について説明する。本モバイル端末は、いわゆるスマートフォンといわれる端末を例に採る。
図3は、モバイル端末20が有するコントローラ21のソフトウェア構成を機能モジュールにて表す図である。
図3に示すように、コントローラ21のソフトウェア構成は、コンピュータに搭載したOSであるLinux(登録商標)と、このOS上で動作するアプリケーション・ソフトウェア、アプリケーション・フレームワーク、標準ライブラリ、カーネル(Linux(登録商標)2.6.23)の各ソフトウェアにより全体が構成される。
上記アプリケーション・ソフトウェアは、待ち受け画面を作成するホームアプリ2111、連絡先アプリ2112、Webブラウザ2113、Mapsアプリ2114、MFP消耗品管理アプリ2115の各機能モジュールを有する。
なお、後述する消耗品管理情報通知機能は、MFP消耗品管理アプリ2115の機能モジュールにより実現する機能である。
上記アプリケーション・フレームワークは、Activityマネジャ2121、Windowマネジャ2122、Conceptプロバイダ2123、Viewシステム2124、Notificationマネジャ2125、Packageマネジャ2126、Telephonyマネジャ2127、Resourceマネジャ2128、Locationマネジャ2129、XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)サービス2130の各機能モジュールを有する。
なお、後述する消耗品管理情報通知機能の動作の際、現在地の情報は、Locationマネジャ2129の動作により得る。また、操作部24への消耗品管理情報通知は、Notificationマネジャ2125に動作を依頼する。
標準ライブラリは、Surfaceマネジャ2141、Mediaフレームワーク2142、SQLite2143、OpenGL ES2144、Free Type2145、Web Kit2146、SGL2147、SSL2148、libc2149の各機能モジュールと、Androidランタイムにおける要素として、コア・ライブラリ2151、Dalvik仮想マシン(VM)2152の各機能モジュールを有する。
なお、MFP10との通信の際、コア・ライブラリ2151内の通信ライブラリを利用する。
[消耗品管理情報通知機能]
本通信システムは、MFP10から消耗品の使用期限切れをモバイル端末20に通知する機能を有する。
従来提案された消耗品の使用期限を通知する方法は、発注に必要な情報を付加して使用期限になったことをユーザ等の端末に通知する方法であるが、この方法では、例えば、この消耗品の購入に直接販売店を訪れたいが、時間がなく対応できない、というユーザに適応しない場合があり、その場で対応できないために忘れられてしまい、大事に至る可能性がある。
そこで、時間をできるだけ割かずに、直接販売店を訪れることができるという状況でユーザが消耗品の使用期限切れの通知を受け取ることができるように、通知した情報を提示する方法をとることで、上記従来の問題を解消する。
このために、本通信システムの消耗品管理情報通知機能は、MFP10から消耗品の使用期限切れをモバイル端末20に通知する。また、この通知を受け取るモバイル端末20は、装備した自身の現在位置を計測する手段によって検出した現在地が販売店の近くであると判断したときに、ユーザI/Fとして操作部に消耗品の使用期限切れを提示する機能を持つようにする。
〈消耗品管理情報通知機能の基本動作〉
まず、MFP10とモバイル端末20が通信手段1(図1、参照)を使用して行う消耗品管理情報通知機能の基本動作を説明する。
図4は、消耗品管理情報通知機能の基本動作のシーケンス図である。
また、図5は、消耗品管理情報通知機能の動作(図4、Sq101,Sq102)を説明する図であり、図6は、消耗品管理情報通知機能の動作(図4、Sq103〜112)を説明する図である。
図4のシーケンスによると、このシーケンスの開始時に,MFP10は、モバイル端末20に消耗品の使用期限切れを通知する(シーケンスSq101)。
この通知を行うときの動作概念の説明図である図5に説明するように、MFP10内の記憶部12に指示する通知先のモバイル端末20の宛先を予め決めて記憶しておき、管理している消耗品において使用期限切れが生じたときに、通信手段1(一方向の送受信を行う手段でもよい)によって指定モバイル端末20に消耗品の期限切れ通知を行う。ここでは、消耗品の購入を前提として、MFP10の管理者やユーザ等が所有するモバイル端末20を宛先として指示する。
ただ、図4のシーケンスの開始は、MFP10が管理する消耗品において、消耗品が使用期限に達し、交換を必要とするときに、その旨の管理情報が発生されたときである。つまり、図4のシーケンスの開始は、MFP10内でこの管理情報が発生したことをトリガーにする。
そこで、先ず、図7を参照して、消耗品の使用期限切れを管理情報として発生するMFP10の動作を説明する。
MFP10のプロッタ133は、トナー等の消耗品の使用状態を監視し、使用期限に至った「エンド/ニアエンド」を検出したときに、その検出結果を使用期限切れとして、ハードウェア資源管理、画像作像動作におけるメモリ、プロッタリソースの調停等を行う機能モジュールであるSRM1141(図2)へ通知する(シーケンスSq301)。
この通知を受けるSRM1141は、この情報を、システム全般を制御、管理するためにデータ処理やデバイスの動作条件を設定するSCS1139(図2)へ通知する(シーケンスSq302)。
通知を受けたSCS1139は、この情報を、本消耗品管理情報通知機能を実現するために作成したSDKアプリ1105に渡す(シーケンスSq303)。
SDKアプリ1105は、渡された消耗品の使用期限切れを示す管理情報を、ネットワークサービスを提供するNCS1131に渡し、この管理情報をネットワークに接続されたモバイル端末20に通知するよう指示する(シーケンスSq304)。
この指示を受け、NCS1131は、この管理情報を通信手段1によりネットワーク経由でモバイル端末20に通知する(シーケンスSq305)。
図7のシーケンスを経て、MFP10は、図4のシーケンスにおけるモバイル端末20の動作を起動する。
通信手段1により通知される消耗品の使用期限切れを受け取るモバイル端末20は、受け取った情報を基に、MFP消耗品管理アプリ2115による使用期限切れをユーザに知らせる制御機能が動作状態か否か(ON/OFF)を示すステータス情報(以下、「機能ON/OFF」という)を、図5に示すように、機能ONとする(シーケンスSq102)。なお、機能ON/OFFのステータス情報は、記憶部22に記憶し管理される。
機能ONとした後、モバイル端末20は、位置情報提供システム30を利用して、自身の現在地を位置計測部25により計測して位置情報を取得し(シーケンスSq103)、取得した位置情報をもとに、現在位置が後記の消耗品の使用期限切れの表示制御を行う制御エリア内であるか、即ち販売店についでに寄ってもよいほど近い範囲内にいるか否かをチェックする(シーケンスSq104)。
制御エリアを定めるには、当該エリアの範囲を定めるための情報が必要である。ここでは、制御エリアを定めるための情報を、使用期限切れになり購入を予定している消耗品の販売店(供給元)の所在地(経度、緯度で表した位置情報)と制御領域の大きさを指定する情報とする(図6、参照)。
販売店(供給元)の所在地は、消耗品販売店(供給元)情報として、消耗品の種類、販売店名、所在地を対応付けたテーブルを予め作成し、記憶部22に記憶しておく。
制御領域の大きさを指定する情報は、例えば、販売店の位置を中心に半径何メートルの円内といった指定の仕方とし、指定する広さ(半径)を変更可能にし、適用する値を操作部24から設定できるようにし、設定された値を記憶部22に記憶しておく。制御エリアは、販売店(供給元)へアクセスする条件の違い等に柔軟に対応できるように、販売店(供給元)ごとに変更可能にする。
なお、記憶部22に記憶しておく上記所在地、制御領域の大きさを指定する情報等の消耗品供給元情報は、複数の供給元の情報を記憶し、管理する。
また、図1には示していないが、消耗品供給元情報は、MFP10或いはシステム上に管理サーバを設ける場合には、管理サーバで一元管理することが望ましい。消耗品供給元情報を一元管理し、モバイル端末に供給することで、システムを円滑に運用することができる。特に、後記〈発展形態の消耗品管理情報通知機能の動作〉で説明する複数のモバイル端末を用いるシステムにとって有効である。
MFP消耗品管理アプリ2115は、制御エリアを定めるためのこれらの情報を管理下に置いて、消耗品の使用期限切れを受け取った後、機能ONの間、定期的に位置情報提供システム30を利用して、自身の現在地を位置計測部25により計測し、現在位置情報を取得する度ごとに、現在位置が消耗品の使用期限切れの表示制御を行う制御エリア内であるか否かのチェックを、制御エリア内に入ったことを確認するまで行う(シーケンスSq105〜Sq108)。
この制御エリアの範囲内にいるか否かをチェックするシーケンスは、基本的には、ユーザに情報が伝わるまで、つまり、システムの対応としては、機能ONの間、定期的に位置情報提供システム30を利用して、自身の現在地を位置計測部25により計測し、取得する位置情報にチェックを掛ける(シーケンスSq105〜108)。
この確認は、計測された現在位置を制御エリアと比較し、比較結果から制御エリア内の位置であるか否かを判定する。例えば、現在位置と販売店位置の距離を求め、求めた距離が設定された制御エリアの半径より小さくなれば、制御エリア内であると判定する。
制御エリア内にいることを確認すると、MFP消耗品管理アプリ2115は、消耗品の使用期限切れをユーザに知らせるポップアップ表示の表示制御を行う(シーケンスSq109)。
MFP消耗品管理アプリ2115による表示制御は、図6に示すように、モバイル端末20が制御エリア内に入ったことを確認すると、ユーザI/Fとして機能する操作部24の表示部に「MFPの消耗品の期限が切れていますが、購入しますか?」といった期限切れのメッセージとともに、「キャンセル」ボタン及び「購入」ボタンを設けたポップアップ画面24dの表示を行わせる。なお、図6に示していないが、消耗品の種類や販売店名を画面内に表示させるようにする。
なお、ここでは、使用期限切れの通知を画面表示により行う例を示したが、同じ趣旨の情報が通知されれば、音声表示等の他の表示手段でもよい。
この後、今回、販売店に寄ることができない場合であれば、ポップアップ画面24d内の「キャンセル」ボタンが押下され、今回、販売店に寄って購入ができる場合であれば、ポップアップ画面24d内の「購入」ボタンがユーザによって押下されるので、このボタンの押下を検出する(シーケンスSq110)。
いずれのボタンでも押下が検出されれば、その後、MFP消耗品管理アプリ2115は、ポップアップ表示を終了し(シーケンスSq111)、この通知機能に係る動作の制御機能をOFFに、即ち制御動作を中止する(シーケンスSq112)。
なお、「キャンセル」ボタン、「購入」ボタンのいずれのボタンも履歴を管理しておき、その後MFP10から再度同じ通知が行われた場合に対応する動作を適正に行えるようにする。
なお、図4における上記シーケンスSq103〜Sq111においてモバイル端末20内で行う処理の詳細は、後述する図11のシーケンスSq402〜Sq416と共通するので、後述する動作の説明を参照することで、ここで概略を説明した部分を、後記の説明により補足することとする。
また、図4のシーケンスには示していないが、図1のシステムを構成するMFP10とモバイル端末20いずれも、消耗品管理情報通知機能を動作させる機能ONの時間を管理し、機能ONとなってからの経過時間が所定時間に達したときに、当該機能による制御動作を中止できるようにする。この経過時間による管理動作は、あまり長く機能ON状態を保つことは、リソースを無駄に使うことになりシステムのパフォーマンスを低下させるからである。
この動作を実現する手段は、MFP10とモバイル端末20いずれも、同様の手法により実施する手段を備える。つまり、それぞれに装備された時間計測部16,26が、機能ON時を起点に計時される経過時間を予め記憶部12,22に記憶させておいたタイムアウト時間と比較する、タイマー動作を行い、機能OFFをするタイムアウト時にタイマー信号を出力する。
MFP10のSDKアプリ1105或いはモバイル端末20のMFP消耗品管理アプリ2115は、それぞれの時間計測部16,26からのタイムアウトを知らせる信号を受け取り、それぞれ自身の消耗品管理情報通知機能をOFFし、この機能の動作を中止する。
上記のように、図4のシーケンスの動作によれば、消耗品を管理する機能を持つMFP10からの管理情報(消耗品の使用期限切れ、販売店等)を、ユーザ(モバイル端末20の携帯者)が当該消耗品の販売店(供給元)の近くにいったときに操作部24を通じて通知するので、通知に即応して使用品の購入等の要件を済ますことができる。
〈発展形態の消耗品管理情報通知機能の動作〉
ここでは、上記〈消耗品管理情報通知機能の基本動作〉におけるMFP10とモバイル端末20が通信手段1(図1、参照)を使用して行う消耗品管理情報通知機能を基礎にするが、さらに複数のモバイル端末を有する発展形態のシステム構成とし、そのシステムに適応する消耗品管理情報通知機能とその動作を説明する。
複数のモバイル端末を用いて構成する発展形態のシステムでは、通信手段1及び2を用いて双方向にデータ交換を行い、複数のモバイル端末で構成するシステムの動作を適正化する。
図8は、複数のモバイル端末で構成するシステムに適応する消耗品管理情報通知機能の動作のシーケンス図である。なお、図8は、複数のモバイル端末201〜nのうちの1端末であるモバイル端末20に注目して、他のモバイル端末202〜nに対するシステムの動作を説明するもので、各モバイル端末でモバイル端末20における動作が同様に行われる。
また、図9は、本消耗品管理情報通知機能の期限切れ通知動作を説明する図であり、図10は、本消耗品管理情報通知機能の期限切れ表示に応じる購入完了通知動作を説明する図である。
また、図11は、消耗品の期限切れ通知に対応するモバイル端末内の動作のシーケンス図である。
本消耗品管理情報通知機能の動作のシーケンスを示す図8は、複数のモバイル端末201〜nで構成するシステムに適応する動作の特徴部分を中心に示す図であり、実際は、MFP10から通信手段1で通知されてくる消耗品の期限切れを受けて各モバイル端末が機能ONし、ポップアップ表示の表示制御を行う動作の詳細を示す図11のシーケンスを最初に行う。
よって、ここでは、先ず図11のシーケンスを説明し、図8のシーケンスの説明に繋げる。
図11のシーケンスによると、このシーケンスの開始時に,MFP10は、モバイル端末20に消耗品の使用期限切れを通知する(シーケンスSq401)。
この通知を行うときの動作概念の説明図である図9に示すように、MFP10内の記憶部12に複数の通知先のモバイル端末201〜nの宛先を予め決めて記憶しておき、管理している消耗品において使用期限切れが生じたときに、通信手段1によって複数の通知先のモバイル端末201〜nに消耗品の期限切れ通知を行う。ここでは、消耗品の購入を前提として、MFP10の管理者やユーザ等が所有するモバイル端末201〜nを宛先として指示する。
ただ、図11のシーケンスの開始は、MFP10が管理する消耗品において、消耗品が使用期限に達し、交換を必要とするときに、その旨の管理情報が発生されたときである。つまり、図11のシーケンスの開始は、MFP10内でこの管理情報が発生したことをトリガーにする。
なお、MFP10における、消耗品の使用期限切れを管理情報として発生し、発生したこの管理情報をネットワーク経由でモバイル端末20に通知する動作は、先に図7を参照して説明した動作と変わらないので、ここでは、記載を省略する。
MFP10から通信手段1で送られてくる消耗品の使用期限切れの通知を受け取るモバイル端末20は、MFP消耗品管理アプリ2115による使用期限切れをユーザに知らせる制御動作を起動する。
なお、図11のシーケンスSq401〜416は、モバイル端末内部の操作を詳細に説明しているが、基本的には、先の図4のシーケンスSq101〜111の動作と変わらない。
通信手段1により消耗品の使用期限切れが通知されるモバイル端末20において、MFP消耗品管理アプリ2115は、この通知に応じて行う、使用期限切れをユーザに知らせる表示制御の要求を、コア・ライブラリ2151内の通信ライブラリを介して受け取る(シーケンスSq402)。
MFP消耗品管理アプリ2115は、受け取った表示制御要求に従い、この制御機能を動作させ機能ONの状態にする(シーケンスSq403)。
機能ONとした後、MFP消耗品管理アプリ2115は、位置情報提供システム30を利用して、自身の現在地を位置計測部25により計測して位置情報を取得するために、Locationマネジャ2129に位置情報取得要求を行う(シーケンスSq404)。
この要求を受けるLocationマネジャ2129は、位置情報提供システム30から取得する位置情報を基に位置計測部25により処理される自身の現在位置情報を得て(シーケンスSq405)、得た現在位置情報をMFP消耗品管理アプリ2115に送る(シーケンスSq406)。
MFP消耗品管理アプリ2115は、取得した現在位置情報をもとに、現在位置が後記の消耗品の使用期限切れの表示制御を行う制御エリア内であるか、即ち販売店についでに寄ってもよいほど近い範囲内にいるか否かをチェックする(シーケンスSq407)。なお、このチェックシーケンスの具体的なチェック処理手法は、先に図4のシーケンスにおけるSq104において説明したと同様に行う。したがって、ここでは、このチェック処理手法の説明は省略する。
MFP消耗品管理アプリ2115は、機能ONの間、定期的に上記使用期限切れを知らせるエリアにいるか否かをチェックし、現在位置が制御エリア内であることが確認できるまで行う。
シーケンスSq404〜Sq407を行った結果、表示制御を行う制御エリア外であれば、前に行ったと同様にSq408〜Sq411のチェックシーケンスを行う。
このチェックシーケンスを行った結果、制御エリア内に入ったことを確認した場合(シーケンスSq411)、MFP消耗品管理アプリ2115は、消耗品の使用期限切れをユーザに知らせるポップアップ表示の表示制御を行うためにNotificationマネジャ2125にポップアップ表示制御要求を行う(シーケンスSq412)。
ポップアップ表示の表示制御を要求されたNotificationマネジャ2125は、ポップアップ画面の表示を行う(シーケンスSq413)。このとき表示されるポップアップ画面の表示は、図10に示すように、モバイル端末20が制御エリア内に入ったことを確認すると、ユーザI/Fとして機能する操作部24の表示部に「MFPの消耗品の期限が切れていますが、購入しますか?」といった期限切れのメッセージとともに、「キャンセル」ボタン及び「購入」ボタンを設けたポップアップ画面24dの表示を行わせる。なお、図10に示していないが、消耗品の種類や販売店名を画面内に表示させるようにする。
この後、今回、販売店に寄ることができない場合であれば、ポップアップ画面24d内の「キャンセル」ボタンが押下され、今回、販売店に寄って購入ができる場合であれば、ポップアップ画面24d内の「購入」ボタンがユーザによって押下されるので、このボタンの押下を検出する(シーケンスSq414)。
いずれのボタンでも押下が検出されれば、その後、MFP消耗品管理アプリ2115は、ポップアップ表示を終了する制御を行うためにNotificationマネジャ2125にポップアップ表示消去制御要求を行う(シーケンスSq415)。
ポップアップ表示の消去制御を要求されたNotificationマネジャ2125は、ポップアップ画面の表示を消去する(シーケンスSq416)。
また、本システムでは、ポップアップ画面24dの「購入」ボタンがユーザによって押下された場合、後記で図8のシーケンスを参照して説明するが、複数のモバイル端末で構成するシステムに適応する動作を行うので、MFP消耗品管理アプリ2115は、MFP10にMFP消耗品購入通知を、コア・ライブラリ2151内の通信ライブラリを介して(シーケンスSq418)、通信手段2によって通知する(シーケンスSq419)。
他方、ポップアップ画面24dの「キャンセル」ボタンがユーザによって押下された場合、MFP消耗品管理アプリ2115は、シーケンスSq403で機能ONとした制御機能をOFFに、即ち制御動作を中止する(シーケンスSq417)。
上記図11のシーケンスにおいて、ポップアップ画面24dの「購入」ボタンがユーザによって押下された場合、基本的には、期限切れが通知された消耗品は、そのユーザが購入するものに交換されて期限切れは解消される。
したがって、最早、複数のモバイル端末に通知されたうちの他のモバイル端末に通知された消耗品期限切れへの対応は意味がなく、即時にその旨を知らせることが、システムのパフォーマンスを低下させないために必要である。
複数のモバイル端末で構成するシステムにおける上記適応動作を、図8のシーケンスに基づいて説明する。
図8において、上記図11のシーケンスで説明した動作を行い、「購入」ボタンが押下されたモバイル端末は、モバイル端末20である。
モバイル端末20は、取得した現在位置を基に、使用期限切れを知らせるエリアにいるか否かの範囲チェックを行い(シーケンスSq201)、範囲内であるというチェック結果を得ると、ポップアップ画面24d(図10)を表示する(シーケンスSq202)。
この後、ポップアップ画面24d(図10)に設けた「購入」ボタンがユーザによって押下されると、モバイル端末20は、このボタン操作を検出する(シーケンスSq203)。
「購入」ボタンの押下を検出するモバイル端末20は、次に、消耗品購入通知をMFP10に送信する(シーケンスSq204)。図10のモバイル端末20からMFP10への「→購入通知」はこの動作を表している。
MFP10は、モバイル端末20からの消耗品購入通知を受け取ると、直ちに、先に消耗品の期限切れを通知した複数のモバイル端末201〜n(図9、参照)に、先の通知に示した消耗品が既に購入されたことを知らせる消耗品購入完了通知を送信する(シーケンスSq205,Sq207)。図10のMFP10からモバイル端末202〜nへの「→購入完了通知」はこの動作を表している。なお、図10では、モバイル端末20に消耗品購入完了通知をしていないが、下記のシーケンスのように消耗品購入完了通知を受けて、機能OFFとする場合には、モバイル端末20にも送る態様でもよい。
消耗品購入完了通知を受け取るモバイル端末201〜nは、それぞれ本消耗品の期限切れ通知機能に係る動作の制御機能を非動作、即ち機能OFFの状態とする(シーケンスSq206,Sq208)。
図12は、消耗品購入通知受取時におけるMFP10内の動作のシーケンス図である。
図12において、MFP10のNCS1131は、モバイル端末20から通信手段2を介して消耗品購入通知を受け取り(シーケンスSq501)、受け取った消耗品購入通知をSDKアプリ1105に渡す(シーケンスSq502)。
SDKアプリ1105は、消耗品購入通知を受け取ると、先に消耗品の期限切れを通知した複数のモバイル端末201〜n(図9、参照)の全てに対し、購入が完了したことを通知するために、ネットワークサービスを提供するNCS1131に消耗品購入完了通知を渡し、その通知を指示する(シーケンスSq503)。
この指示を受けるNCS1131は、この消耗品購入完了通知を通信手段1によりネットワーク経由で各モバイル端末に通知する(シーケンスSq504)。
また、図13は、消耗品購入完了通知受取時におけるモバイル端末内の動作のシーケンス図である。
図13において、MFP10は、通信手段1を介して消耗品購入完了の通知を送り、この通知をモバイル端末20側では、コア・ライブラリ2151内の通信ライブラリが受け取る(シーケンスSq601)。
コア・ライブラリ2151内の通信ライブラリは、受け取った消耗品購入完了通知をMFP消耗品管理アプリ2115に渡す(シーケンスSq602)。
MFP消耗品管理アプリ2115は、受け取った消耗品購入完了通知に従い、先に機能ONにした(図11、シーケンスSq403、参照)消耗品の期限切れ通知機能に係る動作の制御機能をOFFに、即ち制御動作を中止する(シーケンスSq603)。
なお、ここまでの〈発展形態の消耗品管理情報通知機能の動作〉のシーケンス(図8,11等)には示していないが、複数のモバイル端末を用いて構成する当該発展形態のシステムでも、消耗品の期限切れ通知機能を動作させる機能ONの時間を管理し、機能ONとなってからの経過時間が所定時間に達したときに、当該機能による制御動作を中止できるようにする。
この動作を実現する手段は、MFP10とモバイル端末20いずれも、同様の手法により実施する手段を備え、上記〈消耗品管理情報通知機能の基本動作〉に説明した通りである。
ただ、モバイル端末20では自身の動作を中止するだけでよいが、MFP10は、同時に、先に期限切れ通知を送ることにより機能ONにした複数のモバイル端末全てに、その機能をOFFし、期限切れ通知機能による制御動作を中止する中止要求を送信する。
上記のように、図8のシーケンスの動作によれば、消耗品を管理する機能を持つMFP10からの管理情報(消耗品の使用期限切れ、販売店等)を複数のモバイル端末に通知することで、速やかに使用品の必要な管理を行え、また、複数のモバイル端末を対象に通知をする際に、交換する使用品の購入等の必要な管理業務を完了したことがMFP10に通知されてきたときに、直ちに先に通知をした全モバイル端末に完了を通知することで、不要な行動をユーザにとらせることを防ぎ、システムのパフォーマンスを低下させることもない。
10・・MFP、11・・コントローラ、1105・・SDKアプリ、1131・・NCS、1139・・SCS、1141・・SRM、133・・プロッタ、14・・操作部、15・・消耗品状態検出部、16・・時間計測部、17・・通信I/F、20,201〜n・・モバイル端末、21・・コントローラ、2115・・MFP消耗品管理アプリ、2125・・Notificationマネジャ、2129・・Locationマネジャ、2151・・コア・ライブラリ、24・・操作部、25・・位置計測部、26・・時間計測部、27・・通信I/F、30・・位置情報提供システム。
特開2004−86414号公報

Claims (12)

  1. 使用品の管理情報を通知する機器と、前記機器からの管理情報の通知を、ネットワークを介して受け取るモバイル型の通信端末からなる通信システムであって、
    前記通信端末は、自身の位置を検出する位置検出手段と、
    前記管理情報に係る使用品の供給元名とその所在位置情報からなる供給元情報を記憶した供給元情報記憶手段と、
    前記供給元情報記憶手段に記憶された使用品の供給元の所在位置から所定の距離内を制御エリアとして設定する制御エリア設定手段と、
    表示手段と、
    前記機器から前記管理情報の通知を受け取り、かつ前記位置検出手段による検出位置が、前記制御エリア内であることを条件に、前記管理情報及び前記供給元情報の表示を前記表示手段に行わせる表示制御手段と、
    を有する通信システム。
  2. 請求項1に記載された通信システムにおいて、
    前記管理情報及び前記供給元情報の表示後に行われる通知の受領確認操作を受け付ける確認操作受付手段を備え、
    前記確認操作受付手段が受領確認操作を受け付けたことを条件に、前記表示制御手段による表示動作を中止する第1表示動作中止手段を有する
    通信システム。
  3. 請求項2に記載された通信システムにおいて、
    前記通信端末は、前記機器との間で互いに送受信が可能であり、前記機器からの前記管理情報の通知をそれぞれが受け取ることができる複数の双方向通信端末であり、
    前記確認操作受付手段によって受領確認操作を受け付けたときに、受領確認操作の発生情報を前記機器に送信する確認情報送信手段を有し、
    前記機器は、前記通信端末からの受領確認操作の発生情報を受信したときに、全ての前記通信端末に前記表示制御手段が行う表示動作の中止要求を送信する第1中止要求送信手段を有する
    通信システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された通信システムにおいて、
    前記供給元情報記憶手段は、複数の供給元の情報が記憶可能な手段である
    通信システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された通信システムにおいて、
    前記制御エリア設定手段において用いるエリアの大きさを操作によって変更可能である
    通信システム。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載された通信システムにおいて、
    前記機器から前記管理情報の通知を受け取ったときに前記表示制御手段が行う動作が継続する時間を計測する第1時間計測手段と、
    前記第1時間計測手段によって計測される時間を所定のタイムアウト時間と比較し、タイムアウト時間に達したことを条件に、前記表示制御手段による表示動作を中止する第2表示動作中止手段を有する
    通信システム。
  7. 請求項2又は3に記載された通信システムにおいて、
    前記機器は、機器が前記管理情報の通知を行ったときを起点に、前記通信端末の送信する前記受領確認操作の発生情報を受信しない状態が継続する時間を計測する第2時間計測手段と、
    前記第2時間計測手段によって計測される時間を所定のタイムアウト時間と比較し、タイムアウト時間に達したことを条件に、全ての前記通信端末に前記表示制御手段が行う表示動作の中止要求を送信する第2中止要求送信手段を有する
    通信システム。
  8. 請求項1、4、5のいずれかに記載された通信システムにおける前記制御エリア設定手段、前記表示制御手段の各手段として、前記通信端末が有するコンピュータを機能させるためのプログラム。
  9. 請求項2に記載された通信システムにおける前記制御エリア設定手段、前記表示制御手段、前記確認操作受付手段、前記第1表示動作中止手段の各手段として、前記通信端末が有するコンピュータを機能させるためのプログラム。
  10. 請求項3に記載された通信システムにおける前記第1中止要求送信手段として、前記機器が有するコンピュータを機能させるためのプログラム。
  11. 請求項に記載された通信システムにおける前記第2中止要求送信手段として、前記機器が有するコンピュータを機能させるためのプログラム。
  12. 使用品の管理情報を通知する機器と、前記機器からの管理情報の通知を、ネットワークを介して受け取るモバイル型の通信端末からなる通信システムにおける管理情報の通知方法であって、
    前記通信端末の位置を検出する位置検出工程と、
    前記使用品の供給元の所在位置から所定の距離内を制御エリアとして設定する制御エリア設定工程と、
    前記機器から前記管理情報の通知を受け取り、かつ前記位置検出工程で検出される位置が前記制御エリア設定工程で設定される制御エリア内であることを条件に、前記管理情報及び予め当該管理情報に係る使用品と対応付けて用意された供給元情報の表示を、前記通信端末の表示手段に行わせる表示制御工程
    を有する管理情報の通知方法。
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