JP5941213B1 - 掲揚体の掲揚塔 - Google Patents

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【課題】国旗等の掲揚体に当てる空気を乱流状態にすることによって、国旗等の掲揚体を煽られるようにはためかせるのにふさわしい空気を供給できる掲揚塔を提供する。【解決手段】掲揚体6が掲揚される上端が封止された略円筒状のポール50と、ポール50の上方部に設けられた開口した空気吹出口と、空気を送風する送風手段を備えた掲揚塔において、空気吹出口に対応するポール50の内部に螺旋状のスクリューと、スクリューをポール50の軸方向について回転可能とする回転手段と、を備えることを特徴とする掲揚体6の掲揚塔1である。【選択図】図1

Description

掲揚体が掲揚される上端が封止された略円筒状のポールと、前記ポールの上方部に設けられた開口した空気吹出口と、空気を送風する送風手段を備えた掲揚塔に関する。
従来、国旗や社旗等の掲揚体を屋外に掲揚するため掲揚塔が用いられている。屋外で吹く風によって煽られるようにはためく例えば国旗は、それを見る者に国旗に象徴される意識を鼓舞し、また例えば社旗であれば、それを見る社員等に誇りを抱かせることができる。ところが屋外に吹く風は自然まかせであるから、常に掲揚体がはためく状態を望むことはできない。
特許文献1には、下部の固定柱と上部の回動柱で構成された掲揚装置の回動柱に掲揚体を支持し、送風機によって発生した風を掲揚体に当てて掲揚体をはためかせる掲揚装置が記載されている。また特許文献2には、掲揚ポールの上方部分に空気吹出口、その内部に空気供給管を設け、コンプレッサによって供給した空気を掲揚体に当てる掲揚ポールが記載されている。
特開平4−218090号公報 特開平6−193312号公報
しかしながら、特許文献1及び2の掲揚ポールでは、国旗等の掲揚体に当てられる空気について、ノズル等から吹き出す空気の流れの状態、換言すれば気流れの状態を意識したものではなかった。そのため国旗等をはためかせるのに、有効な空気の供給をしていたとはいえないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、国旗等の掲揚体に当てる空気を乱流状態たりえることによって、国旗等の掲揚体を煽られるようにはためかせるのにふさわしい空気を、供給することができる掲揚塔を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の次のような構成を有している。
(1) 掲揚体が掲揚される上端が封止された略円筒状のポールと、前記ポールの上方部に設けられた開口した空気吹出口と、空気を送風する送風手段を備えた掲揚塔において、前記空気吹出口に対応する前記ポールの内部に螺旋状のスクリューと、前記スクリューを前記ポールの軸方向について回転可能とする回転手段と、を備えることを特徴とする掲揚体の掲揚塔である。
(2) 前記回転手段はボールベアリングを含み、前記スクリューの少なくても一端がボールベアリングに嵌合して、前記ポールの内部に回転可能に固定される(1)に記載の掲揚体の掲揚塔である。
略円筒状とは、円筒状であることの他、前記掲揚塔が例えば屋外に設置された場合に、大気の流れである気流の抵抗を受け易くなるポールの上方部が下方部と比較して縮径しており、気流によってポールが変形や折れ曲がり等の不都合が起こりにくくする形状を含む形状を言う。ポールの内部の下方部には、後述するように送風手段である送風機等を配置することが好ましいので、それに応じた略円筒状の内径が必要である。
ところで、掲揚体に当てられる空気の大部分は、送風機から空気吹出口までの間で、縮径した略円筒形の内部そしてスクリューの螺旋状を形成するスクリューの羽根の間を通過してくるので、空気の流れは乱れて乱流状態になりうる。
(3)前記空気吹出口がスリット状である(1)又は(2)に記載の掲揚体の掲揚塔である。
(4)前記ポールの下端に前記ポールを地盤に固定する基礎杭と接続する接続部を、さらに備える(1)〜(3)の何れか一つに記載の掲揚体の掲揚塔である。
本発明の作用・効果を説明する。
(1) 掲揚体が掲揚される上端が封止された略円筒状のポールと、ポールの上方部に設けられた開口した空気吹出口と、空気を送風する送風手段を備えた掲揚塔において、空気吹出口に対応するポールの内部に螺旋状のスクリューと、スクリューをポールの軸方向について回転可能とする回転手段と、を備えることを特徴とする掲揚体の掲揚塔なので、送風された空気は、ポールの横断面に対して一定方向に勾配を有するスクリューの羽根の下側面に当たった後、その下側面に沿って流れてゆき、その横断面方向に作用する空気による力の反作用として、スクリューの羽根に働くその力の総和によって、スクリューはポールの軸について回転しうる。
前述したように、ポールが上方に向かって縮径している場合は空気の流れは乱れ、それに加え空気がスクリューの羽根の間を通り、さらにそのスクリューが回転可能であれば、空気は乱流状態になりうるので、その空気がポールの内部から空気吹出口を通過して掲揚体に当たるため、掲揚体は煽られるようにはためくという効果を奏する。掲揚体が煽られるようにはためくとは、いわば風上に向かう船舶等に備えられたマストに掲げられた国旗等の掲揚体がはためく状態を言う。
(2)回転手段はボールベアリングを含み、スクリューの少なくても一端がボールベアリングに嵌合して、ポールの内部に回転可能に固定される(1)に記載の掲揚体の掲揚塔なので、スムーズに回転するスクリューの羽根によってポール内部の空気の状態は乱流状態となりえて、その空気が空気吹出口を通して掲揚体に当たるため、掲揚体は煽られるようにはためくという効果を奏する。
(3)空気吹出口がスリット状である(1)又は(2)に記載の掲揚体の掲揚塔であるので、掲揚体の全面に渡って空気が当たるすなわち例えば国旗等の一布状である掲揚体の布の両面に乱流状態の空気が当たることになるため、掲揚体は煽られるように煽られるようにはためくという効果を奏する。
(4)ポールの下端にポールを地盤に固定する基礎杭に接合する接続部を、さらに有する(1)〜(3)の何れか一つに記載の掲揚体の掲揚塔であるので、あらかじめ地盤に固定された基礎杭に接続部を容易に接続することができるため、短期間で掲揚体の掲揚塔の施工ができるという効果を奏する。
本発明の一実施の形態である掲揚体の掲揚塔が基礎杭に接続されて施工されたときの外観図である。 掲揚体の掲揚塔の下方部の説明図である。 掲揚体の掲揚塔のA−A断面図である。 スクリューのカートリッジの説明図である。 スクリューのカートリッジがセットされた掲揚塔の上方部の縦断面の説明図である。 掲揚塔の上方部(中段ポール)をBから見た矢視図である。 スクリューのカートリッジがセットされた掲揚塔の上方部の部分拡大図である。 変形例のスクリューのカートリッジがセットされた掲揚塔の上方部の部分拡大図である。 送風された空気がスクリューの羽根の下側面に当たってスクリューが回転可能となりうる作用の説明図である。
図1は、本発明の一実施の形態である掲揚体6の掲揚塔1(以下、掲揚塔1と言う)が基礎杭Pに接続されて施工されたときの外観図である。
図1に基づいて、本発明の実施の形態である掲揚塔1の説明を行う。図1において、掲揚塔1は略円筒状のポール50、基礎杭Pに接続する大径フランジ3及び枝翼板4で構成される接続部5、空気を送風する送風手段である例えば送風機20(図2参照)、送風機20の作動の開始・停止を行うスイッチ9、掲揚体6の一方の端部を固定するひも7、ひも7をポール50の軸方向に沿って上下に動かすための滑車10、ひも7をポール50の下方部で係止するピン8、飾り玉11を備えて構成されている。ポール50は接続部5を有する下段ポール2、下段ポール2の上方に接続される中段ポール41及び中段ポール41に接続される上端ポール42を備えて構成されている。掲揚体6は国旗、県旗及び社旗等から適宜に選択される。基礎杭Pとしては出願人の発明による特願2015−134940の異径パイルが好適に用いられる。
ポール50は、スイッチ9の上側付近から上方に向かって上段ポール2の上端付近まで縮径し、それより上方すなわち中段ポール41、上段ポール42ではほぼ同一径である略円筒状の金属製の鉄塔である。略円筒状については、ポール50の上方部と下方部の外径が同一である円筒状であっても、前述したように、ポール50の上方部が下方部と比較して縮径したものであってもよい。ポール50の一部である下段ポール2の内径は、ポール2の強度や内部に送風機20を配置する観点から、35〜45cmが望ましい(図2参照)。前述したように、掲揚体6に当てる風を乱流状態にするためには、縮径させることが望ましい掲揚塔1は、屋外に施工されることが多いことから、錆び対策としてメッキを施されることが好ましい。ポール50の軸方向の長さすなわち高さは、掲揚体6を見ることと掲揚塔1の安全性の観点等から15〜20mが好ましい。ポール50の肉厚は、加工のしやすさや強度の観点から5〜10mm程度が好ましい。また、ポール50には任意の位置に避電センサーを付けて落雷対策をすることができる。
図2は掲揚塔1の下方部の縦断面の説明図である。
図2に示したように、下段ポール2の内部には送風手段である送風機20が配置され、下段ポール2の下端には空気口24が4個設けられている。空気口24の形状は半円や矩形等から適宜選択される。ま空気口24を介して外気とポール50の内部は連通し、送風機20が作動したときには、外気の空気が空気口24を通過してポール50の内部に供給される。送風機20を作動させるため電源(図示せず)、スイッチ9及び送風機20を電気的に接続する配線(図示せず)は、空気口24を介して配線されことができる。供給される空気に含まれるゴミ等をカットするため、空気口24や送風機20の下側には、エアフィルターが適宜設けられる。
送風機20は、内蔵されたファンによって送風される風量は、掲揚体6をはためかせる観点から、少なくても5m(立方メートル)/minが必要であるので、その風量を有する市販品が適宜使用される。送風機20のポール2の内部での固定の仕方としては、例えば以下の方法がある。送風機20の外筒21において、ファンと反対側の端面とそれに連続する側面に合わさり、その端面に平行なネジ穴を有するブラケット22を、予めその合わさる位置にネジ止め等により固定しておく。一方ポール2の内部の所定位置には位置決め片23を予めネジ止め等によって固定しておく。ファン側を前にして下段ポール2の内径に沿って位置決め片23まで送風機20を押し込み、予め下段ポール2に開けられたネジ穴とブラケット22のネジ穴を利用してビス止め行う。なお、矢印Kは送風された空気の流れを示したものである。また枝翼板4は溶接等によって下段ポール2と大径フランジ3に接続して固定される。
図3は掲揚塔1のA−A断面図である。
大径フランジ3の外形は円形であり、ポール2に計4つの空気口24と計4つのネジ穴25が設けられている。大径フランジ3と同形のフランジを有する基礎杭Pにネジ穴25を使用して、大径フランジ3を基礎杭Pに接続して固定することができる。なお、大径フランジ3の外形、空気口24やネジ穴25の個数は、ポール2の基礎杭Pへの固定の強度や供給される空気量等を考慮して適宜な変更が可能である。ネジ穴25の個数は大径フランジ3による基礎杭Pへの締結の観点から6個が好ましい。
図4はスクリューのカートリッジ30の説明図である。
図4に基づいて、スクリューのカートリッジ30の説明を行う。スクリューのカートリッジ30は、スクリューの軸32及びスクリューの羽根33を備えて構成されるスクリュー31、内輪35、玉36及び外輪37を備えるボールベアリング34、空気流入口39を備えた下嵌合部材38と上嵌合部材40を備えて構成されている。スクリューの軸32は両端においてボールベアリング34の内輪35に嵌合され、外輪37は下嵌合部材38又は上嵌合部材40に嵌合されている。後述するように、下嵌合部材38と上嵌合部材40が中段ポール41の内部に固定されることによって、スクリューのカートリッジ30は中段ポール41の内部で、空気吹出口44に対応する位置にセットされることになる(図7参照)。
図5はスクリューのカートリッジ30がセットされた掲揚塔1の上方部の縦断面の説明図である。
下段ポール2の上端、中段ポール41の上下端及び上段ポール42の下端にはそれぞれ同形の小径フランジ43が設けられており、ポール2の上側に中段ポール41、中段ポール41の上側に上段ポール42が、それぞれ小径フランジ43によって接続されている。そのように簡単に接続することができるため、掲揚塔1の施工では、下段ポール2、中段ポール41及び上段ポール42を、それぞれ施工する場所に運んでいき、容易に組み立てることができるのである。さらに、スクリューのカートリッジ30に不具合が発生した場合には、スクリューのカートリッジ30の交換や、スクリューのカートリッジ30をセットした中段ポール41の交換が行えるという利点を有するのである。なお、スクリューの羽根33の外周端と中段ポール41の内径には、少なくても5mmの隙間がとれるように、スクリューの羽根33は設計される。スクリューの羽根33のいわゆるピッチは、空気を乱流状態にしうる観点から、15cm〜25cmが好ましい。
送風機20によって送風された空気は、空気流入口39を通って中段ポール41の内部に入り、スクリューの羽根33等に衝突しながら乱流状態たりえて空気吹出口44から外部に出ていく。なぜならば中段ポール41及び上段ポール42を合わせた内部の空間は、空気吹出口44以外には外部と密閉になっているからである。
図6は掲揚塔1の上方部(中段ポール41)をBから見た矢視図である。
中段ポール41が備えた空気吹出口44は、スリット状を形成しており、スリット状は中段ポール41の軸方向の長さについては、掲揚体6の大きさの観点から適宜設計されるが、例えば国旗等を掲揚する場合では約2mである。また乱流状態たりうる空気を効果的に掲揚体6に当てる観点から、その幅については5〜10mmの矩形である。
図7はスクリューのカートリッジ30がセットされた掲揚塔1の上方部の部分拡大図である。
図7に基づいて、スクリューのカートリッジ30を中段ポール41の内部にセットする方法について説明を行う。中段ポール41の内径は、使用するスクリューの軸32やそれに対応するボールベアリング34の大きさの観点から、15〜25cmが望ましい。スクリューのカートリッジ30が中段ポール41の内部に押し込まれた後、下嵌合部材38と上嵌合部材40に設けられたネジ穴と、予め中段ポール41に設けられたネジ穴との位置をあわせてビス止めすることによって、スクリューのカートリッジ30は中段ポール41の内部に固定されることができる。スクリュー31の材質は、強度の観点から鉄等の金属、強度と重量の観点からはアルミや強化プラスチック等から適宜に選択される。
図8は、変形例のスクリューのカートリッジ30がセットされた掲揚塔1の上方部の部分拡大図である。この変形例では上嵌合部材40にボールベアリング34に替えて、内環45が使用されたものである。スクリューの軸32が回転可能なクリアランスを有した任意の内環45が使用される。また設計によってはボールベアリング34と内環45の位置を交換することも可能である。
図9は送風された空気が、スクリューの羽根33の下側面に当たってスクリュー31が回転可能となる作用の説明図である。
図9に基づいて、スクリュー31が回転可能となりうることの説明を行う。まず図5において説明したように、スクリューの軸32はボールベアリング34の内輪35に嵌合されているから、スクリューの軸32が回転するのに抵抗はほとんどない。次に図9において、空気が力AOでスクリューの羽根33の下側面に衝突した場合を想定する。衝突後空気はスクリューの羽根33の下側面に沿って移動することになる。すると空気は力A1をスクリューの羽根33に与えることになる。力A1は力A1Xと力A1Yの合力と考えられ、力A1Yはスクリュー31の重さによる下方に働く力によって打ち消される。一方、力A1Xの反作用として力ARが発生することになる。スクリューの羽根33は上方に向かって螺旋状となっているから、スクリューの羽根33は常に上方に向かって所定の角度を有している。そうであると、送風されてスクリューの羽根33の下側面に衝突した空気は、大きさは異なると言え、力ARと同一の方向の力を、スクリューの羽根33に与えることになる。そのためスクリューの羽根33に働くその同一の方向の力の総和によって、スクリューの羽根33すなわちスクリュー31は、力ARの方向に回転しうることになるのである。もっともスクリューの羽根33の上側面からスクリューの羽根33に当たる空気も発生しうるが、空気はスクリューの羽根33の下側面から上側面に向かって送風されるのであるから、下側面から当たる空気の作用が支配的となるのである。
掲揚塔1の施工現場での施工例は以下のようである。小径フランジ43によって接続した上段ポール42、中段ポール41及び下段ポール2を、大径フランジ3によって基礎杭Pに接続する。上段ポール42、中段ポール41及び下段ポール2を小径フランジ43によって接続することは、前述したとおり容易である。一方基礎杭Pとしては出願人の発明による特願2015−134940の異径パイルが好適に用いられるので、その異径パイルを地盤Eに打ち込むという施工のための工期は半日程度で十分である。したがって掲揚塔1をその異径パイルに接続するのに要する工期は1日で済むということになる。よって、極めて経済的に掲揚塔1を施工することができるのである。
本実施例によれば、(1)掲揚体6が掲揚される上端が封止された略円筒状のポール50と、ポール50の上方部に設けられた開口した空気吹出口24と、空気を送風する送風手段を備えた掲揚塔において、空気吹出口24に対応するポール50の内部に螺旋状のスクリュー31と、スクリュー31をポール50の軸方向について回転可能とする回転手段と、を備えることを特徴とする掲揚体6の掲揚塔1なので、送風された空気は、ポール50の横断面に対して一定方向に勾配を有するスクリューの羽根33の下側面に当たった後、その下側面に沿って流れてゆき、その横断面方向に作用する空気による力の反作用として、スクリューの羽根33に働くその力の総和によって、スクリュー31はポールの軸32について回転しうる。前述したように、ポール50が上方に向かって縮径している場合は空気の流れは乱れ、それに加え空気がスクリューの羽根33の間を通り、さらにそのスクリュー31が回転可能であれば、空気は乱流状態になりうるため、その空気がポール50の内部から空気吹出口24を通過して掲揚体6に当たるため、掲揚体6は煽られるようにはためくという効果を奏する。
(2)回転手段はボールベアリング34を含み、スクリュー31の少なくても一端がボールベアリング34に嵌合して、ポール50の内部に回転可能に固定される(1)に記載の掲揚体6の掲揚塔1なので、スムーズに回転するスクリューの羽根33によってポール50内部の空気の状態は乱流状態となりえて、その空気が空気吹出口24を通して掲揚体6に当たるため、掲揚体6は煽られるようにはためくという効果を奏する。
(3)空気吹口44がスリット状である(1)又は(2)に記載の掲揚体6の掲揚塔1であるので、掲揚体6の全面に渡って空気が当たるすなわち例えば国旗等の一布状である掲揚体6の布の両面に乱流状態たりうる空気が当たることになるため、掲揚体6は煽られるようにはためくという効果を奏する。
(4)ポール50の下端にポール50を地盤Eに固定する基礎杭Pに接合する接続部5を、さらに有する(1)〜(3)の何れか一つに記載の掲揚体6の掲揚塔1であるので、あらかじめ地盤Eに固定された基礎杭Pに接続部5を容易に接続することができるため、短期間で掲揚塔1の施工ができるという効果を奏する
本発明の掲揚体の掲揚塔については、上記実施例に限定されることなく、色々な応用が可能である。本発明の実施の態様では空気吹出口がスリット状の矩形であるが、波状の曲線を備えて矩形を形成してもよい。
1 掲揚体の掲揚塔
5 接続部
6 掲揚体
31 スクリュー
33 スクリューの羽根
34 ボールベアリング
44 空気吹出口
50 ポール
E 地盤
P 基礎杭

Claims (3)

  1. 掲揚体が掲揚される上端が封止された略円筒状のポールと、前記ポールの上方部に設けられた開口した空気吹出口と、空気を送風する送風手段を備えた掲揚塔において、前記空気吹出口に対応する前記ポールの内部に、前記送風手段から前記空気吹出口までの間にある螺旋状のスクリューと、前記スクリューを前記ポールの軸方向について回転可能とする回転手段と、を備え、前記空気吹出口はスリット状であり、前記スクリューは、スクリューの軸及びスクリューの羽根を備えて構成され、前記スクリューの羽根は、上方に向かって螺旋状となっていて、常に上方に向かって所定の角度を有していることを特徴とする掲揚体の掲揚塔。
  2. 前記回転手段はボールベアリングを含み、前記スクリューの少なくても一端がボールベアリングに嵌合して、前記ポールの内部に回転可能に固定される請求項1に記載の掲揚体の掲揚塔。
  3. 前記ポールの下端に前記ポールを地盤に固定する基礎杭と接続する接続部を、さらに備える請求項1又は2に記載の掲揚体の掲揚塔。
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