JP2015052271A - 風力発電装置 - Google Patents

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【課題】鉛直方向に延びる風洞筒を通して風車に十分な風速で風を送り、十分な発電量を得ることができる風力発電装置を提供する。【解決手段】風力発電装置10は、下端が閉塞され、上端に風の吹出口32が設けられ、周壁の全周域に複数の開口が縦横に設けられた筒状の風洞筒30と、該風洞筒30の外側から受ける風により開口を開き、風洞筒30の内側から受ける風では開口を閉じた状態にする複数の開閉窓52と、風洞筒30の上側に吹出口32に面して配された風車60と、該風車60の回転により発電する発電機とを備える。【選択図】図10

Description

本発明は、風力発電装置に関する。
風力発電装置として、鉛直方向に延びる筒状の風洞を用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の風力発電装置は、上記風洞の周壁に、外部から風洞内への流通のみを許容する風取込口と、風洞内に取り込まれた風を下方へ導くガイドとが設けられており、風洞の下端の吹出口から吹き出した風により風車(タービン)を回転させて該風車の回転により発電機を駆動させようとしている。
国際公開WO2008/075676
しかしながら、本願の発明者等が上記風力発電装置の効果を確認する実験を実施したところ、十分な発電量が得られないことが確認された。これは、風洞の上側からそれよりも高圧の風洞の下側へ風を送ろうとしていることにより、風を十分な風速で風車に送ることが出来ていないこと等が理由と思われる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、鉛直方向に延びる風洞筒を通して風車に十分な風速で風を送り、十分な発電量を得ることができる風力発電装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る風力発電装置は、周壁の全周域に下部から上部まで複数の風の取込口が縦横に設けられ、下端が閉塞され、頂上部に風の吹出口が設けられた筒状の風洞筒と、前記風洞筒の外側から受ける風により水平軸周りに回動して上側が前記風洞筒の内側へ倒れた姿勢で前記取込口を開き、前記風洞筒の内側から受ける風では前記取込口を閉じた状態にする複数の開閉窓と、前記吹出し口の上に横に並べて配され前記吹出口から吹き出した風により水平軸周りに回転する一対の風車と、前記一対の風車の回転により発電する発電機とを備え、前記一対の風車の上は、前記吹出口から吹き出した風が上方に吹き抜けるように開放されている。
上記風力発電装置は、前記一対の風車の上に、前記吹出口から吹き出した風が斜め上方に吹き抜けるように設けられた雨除けを備えてもよい。
本発明によれば、鉛直方向に延びる風洞筒を通して風車に十分な風速で風を送り、十分な発電量を得ることができる風力発電装置を提供できる。
一実施形態に係る風力発電装置10を示す立断面図(図2の1−1断面図)である。 図1の2−2断面図(立断面図)である。 図1の3−3断面図(平断面図)である。 風取込部を拡大して示す立面図である。 図4の5−5断面図(立断面図)である。 図4の6−6断面図(平断面図)である。 一対の風車を拡大して示す立断面図である。 図7の8−8断面図である。 本実施形態に係る風力発電装置の作用を示す立面断面図である。 本実施形態に係る風力発電装置の作用を示す立面断面図である。 模型実験の様子を示す図である。 当該実験での測定結果をまとめた表である。 測点Cでの測定結果をまとめたグラフである。 測点A〜Cでの平均値及び測点間での風速の増減率をまとめた表である。 他の実施形態に係る風力発電装置の上部を示す立断面図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態に係る風力発電装置10を示す立断面図(図2の1−1断面図)であり、図2は、図1の2−2断面図(立断面図)である。これらの図に示すように、風力発電装置10は、地面から鉛直上方に延びる塔体20と、塔体20の頂上部に設置された一対の風車60及び一対の発電機70とを備えている。
塔体20は、四角筒形状の風洞筒30と、風洞筒30の周囲に設けられた導風部40と、風洞筒30の四面のそれぞれに鉛直方向に並べて設けられた風取込部50とを備えている。塔体20の全高は60m程度である。風洞筒30の頂上部には吹出口32が設けられ、一対の風車60がこの吹出口32に面して配されており、風取込部50から風洞筒30内に取り込まれた風が、吹出口32から一対の風車60に向けて吹出されるようになっている。また、塔体20の頂上部は、吹出口32から吹き出した風が上方に吹き抜けるように開放されている。
導風部40は、フレームとパネルとが組み合わされて構成された複数階建ての構造体であり、この導風部40の各階には、風洞筒30へ風を導く導風口42が形成されている。また、各風取込部50は、各階の導風口42に面して風洞筒30の周壁面に配されている。各風取込部50は、開閉可能に構成されており、導風口42から風洞筒30の周壁面に導かれた(集められた)風により開き、風洞筒30内に取り込まれた風によっては開かないように構成されている。ここで、風取込部50は、1階から最上階(7階)まで、即ち風洞筒30の下部から上部まで配されている。
図3は、図1の3−3断面図(平断面図)である。この図に示すように、塔体20は、断面四角形状の風洞筒30が、断面八角形状の導風部40の中央部に配された構成である。導風部40は、各階を周方向に仕切る仕切板46を備えている。この仕切板46は、風洞筒30の対角線の延長線上に配された四角形状のパネルであり、内周側の縦辺が風洞筒30の角部に接合されている。
即ち、左右一対の仕切板46により仕切られた空間が導風口42となっている。この導風口42は、外周側から内周側へかけて横方向の幅が減少するように構成されており、風取込部50へ導風(集風)する。
図4は、風取込部50を拡大して示す立面図である。図3及び図4に示すように、風取込部50は、4行4列の四角形状の開閉窓52を備えている。この開閉窓52が開くことにより風が風洞筒30内に流入可能になり、開閉窓52が閉じることにより、風洞筒30内への風の流入及び風洞筒30外への風の流出が阻止される。
図5は、図4の5−5断面図(立断面図)であり、図6は、図4の6−6断面図(平断面図)である。これらの図に示すように、風洞筒30の壁面には、各導風口42毎に4行4列の四角形状の開口34が形成されており、各開口34に開閉窓52が配されている。
風洞筒30の内壁面には、各導風口52毎に4本の支軸54が水平かつ互いに平行に取り付けられている。各支軸54は、各行の4個の開口34と重なるように配されている。また、各支軸54は、開口34の下寄りに配され、開閉窓52の背面における下寄りに軸受55が取り付けられており、軸受55に支軸54が挿通されている。これにより、開閉窓52が軸受55及び支軸54を介して風洞筒30の周壁に水平軸周りに回動可能に支持されている。
また、開閉窓52の下部には錘56が取り付けられている。錘56の下端は開閉窓52の下端よりも下側に配されており、開閉窓52が錘56の重量又は背面に受ける風力により閉じる方向へ回動すると、錘56の下部が開口34の下縁に当接する。これにより、開閉窓52は、直立した姿勢に維持される。
また、風洞筒30の内壁面には、各導風口42毎に4本の軸58が水平かつ互いに平行に取り付けられている。各軸58は、各行の4個の開口34と重なるように配されており、その両端がブラケット59を介して風洞筒30の内壁面に支持されている。また、各軸58は、開口34の高さ方向中央かつ支軸54よりも風洞筒30の内側に配されている。
風取込部50では、開閉窓52は、導風口42から風を受けていないときは、錘56の重量による閉まる方向への力によって閉まった状態に維持される。また、開閉窓52は、風洞筒30の内側から背面に風を受けているときは、風力により閉まった状態に維持される。一方、開閉窓52は、導風口42側から風を受けているときは、風力により開いた状態にされる。この状態で、開閉窓52の背面が軸58に当接し、開閉窓52は、上側が風洞筒30の内側へ倒れた姿勢に維持される。
図7は、一対の風車60を拡大して示す立断面図であり、図8は、図7の8−8断面図である。これらの図に示すように、一対の風車60は、風洞筒30の吹出口32の上に左右に並べて配されている。この一対の風車60の回転軸は同じ高さに配され、一対の風車60の回転軸間の中心が、風洞筒30の軸心と一致するように配されている。
風車60は、回転軸から外径方向へ延びる複数の羽62を備えている。この羽62の先端は、回転方向の逆側に屈折している。また、羽62の基端側には、幅方向(回転軸と平行な方向)の一端側から他端側まで広がる開口64が形成されている。さらに、一対の風車60の回転軸間の距離は、相互に回転半径が重なり合わないように設定されている。即ち、一対の風車60の回転軸間において、一方の風車60の羽62の先端と他方の風車60の羽62の先端との間に通風可能な空間が形成されている。
また、各風車60の回転軸は、各発電機70に連結されており、風車60の回転力により発電機70が駆動されて発電される。この発電機70は、屋根82及び周壁84を備える発電機室80に設置されている。屋根82には、一対の風車60の間を吹き抜けた風の通り道となる開口82Aが設けられている。
図9及び図10は、本実施形態に係る風力発電装置10の作用を示す立面断面図である。図9に示すように、或る方向から風力発電装置10に向けて風が吹くと、風上側に開口した導風口42から風取込部50に導風され、当該風取込部50の開閉窓52が風力で開かれて、風洞筒30内に風が取り込まれる。この際、他の3面の風取込部50の開閉窓52は、その背面に風力を受けるが、錘56を開口34の下縁に当接させた状態で直立姿勢、即ち閉じた状態に維持される。
ここで、図10に示すように、風洞筒30の下端は閉じられ、上端の吹出口32は開口しているため、1階から最上階までの風取込部50から風洞筒30内に取り込まれた風は、集積されて上昇して吹出口32から吹き出す。そして、吹出口32から吹き出した風は、一対の風車60の羽62の先端同士の間や羽62の基端側の開口64(図7及び図8参照)を通過して塔体20の頂上部から上方へ吹き抜ける。この際、風車60は、羽62が受ける風力により回転し、その回転力により発電機70(図2及び図8参照)が駆動されて発電する。
図11は、模型実験の様子を示す図である。この図に示すように、風力発電装置10の1/20の縮尺の模型1(例えば、高さ3m程度)を作製し、この模型1に扇風機2で風を送り、所定の測点A〜Cでの風速を測定した。扇風機2の直径はφ0.45mであり、模型1の外周から1.6mの位置に上下に重ねて2台設置した。下段の扇風機2の回転軸の高さは1.13mであり、上段の扇風機2の回転軸の高さは1.88mである。測点Aは、導風口42の入口に設定され、測点Bは、風洞筒30の入口(外壁近傍)に設定され、測点Cは、風洞筒30の吹出口32に設定する。
また、7Fの測定時には1〜6Fの開閉窓52(図4等参照)を閉じて、7階の開閉窓52を開いた状態、6Fの測定時には1〜5Fの開閉窓52を閉じて、6、7Fの開閉窓52を開いた状態、5Fの測定時には1〜4Fの開閉窓52を閉じて、5〜7Fの開閉窓52を開いた状態というように、測定階より下の開閉窓52を閉じて、測定階以上の開閉窓52を開いた状態にする。なお、1階の測定時には全ての階の開閉窓52を開いた状態にする。
図12は、当該実験での測定結果をまとめた表である。また、図13は、測点Cでの測定結果をまとめたグラフである。この表及びグラフに示すように、測定階が下にいくにつれて、即ち、開閉窓52の開いている範囲が下に広がり、風洞筒30内に取り込む風量が増えるにつれて、風洞筒30の吹出口32での風速が上がることが確認された。
図14は、測点A〜Cでの平均値及び測点間での風速の増減率をまとめた表である。この表に示すように、風速は、導風口42の入口(測点A)から風洞筒30の入口(測点B)にかけて42.44%に減じている。しかし、吹出口32(測点C)での風速は、風洞筒30の入口での風速の1.339倍に増えている。このことから、風を風洞筒30内に取り込む際に風速が減するが、複数階の風取込部50から風洞筒30内に取り込まれた風が集積されて吹出口32まで上昇することによって風速が増すことがわかる。なお、吹出口32での風速の平均値は、導風口42の入口での風速の平均値の56.84%となっているが、例えば、1F〜7Fの開閉窓52を開いた状態では89.47%であるように、開閉窓52を開く階数を多くすれば、吹出口32での風速を十分なレベルにできることがわかる。
以上説明したように、本実施形態に係る風力発電装置10は、下端が閉塞され、上端に風の吹出口32が設けられ、周壁の全周域に下部から上部まで複数の開口34が縦横に設けられた筒状の風洞筒30と、該風洞筒30の外側から受ける風により水平軸周りに回動して上側が風洞筒30の内側へ倒れた姿勢で開口34を開き、風洞筒30の内側から受ける風では開口34を閉じた状態にする複数の開閉窓52と、吹出口32の上に横に並べて配され吹出口32から吹き出した風により水平軸周りに回転する一対の風車60と、該一対の風車60の回転により発電する発電機70とを備え、一対の風車の上は、吹出口32から吹き出した風が上方に吹き抜けるように開放されている(図1等参照)。
風洞筒30の外側の或る方向からの風を表面(外面)で受けた開閉窓52は、水平軸周りに回動して上側が風洞筒30の内側へ倒れた姿勢で開口34を開いた状態になるが、その他の風洞筒30内からの風を背面(内面)で受けた開閉窓52は、開口34を閉じた状態になる。即ち、風洞筒30は、外部から風を受ける面(風上側の面)の開口34のみが開き、その他の面は閉塞されることになり、さらに下端が閉塞され、開閉窓52が、上側が風洞筒30の内側へ倒れた姿勢であるため、風洞筒30内に取り込まれた風は、上昇して上端の吹出口32から吹き出す。そして、吹出口32の上に横に並べて配された一対の風車60が、吹出口32から吹き出して上方に吹き抜ける風により回転され、該風車60の回転により発電機70が発電される。
ここで、風洞筒30の下端と上端の吹出口32とでは、吹出口32の方が気圧が低いため、風洞筒30内に取り込まれた風は、上下の気圧差によって生じる浮力を受ける。そして、塔体20の頂上部が開放されていることにより、風洞筒30内に取り込まれた風は、吹出口32から吹き出して塔体20の頂上部から上方に吹き抜ける。さらに、風洞筒30の下部から上部までの広範囲で風が取り込まれて集積される。これにより、風洞筒30内で風が滞留したり減速したりすることを抑制して、吹出口32での風速の低下を抑制することができる。従って、風力を効率よく発電に活用することができる。
また、風洞筒30の全周域に開口34を設け、風を受ける領域(風上側の領域)の開口34のみ開閉窓52により開かれ、風を受けない領域の開口34は開閉窓52により閉じられるように構成されていることにより、風向にかかわらず、風力を発電に活用することができる。
また、本実施形態に係る風力発電装置10では、風車60の羽62には通風口たる開口64が設けられており、風洞筒30の吹出口32から吹き出した風が開口64を通過して吹き抜ける。これにより、風が風車60の位置で滞留することを抑制して、吹出口32での風速の低下をより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態に係る風力発電装置10では、風洞筒30の周囲に、風の取込口たる開口34に導風する導風部40が備えられている。これにより、風を集めて風洞筒30内に取り込むことができ、風力を効率よく発電に活用することができる。
また、本実施形態に係る風力発電装置10では、開閉窓52は、水平に配された支軸54の周りに回動可能に開口34に配されている。また、第一の回動制限部材たる軸58が風洞筒30内に開閉窓52の背面に面して配されており、閉位置から開位置への開閉窓52の回動を開位置で止め、第二の回動制限部材たる錘56が、開閉窓52の表面の下部に配され、開位置から閉位置への開閉窓52の回動を閉位置で止める。これにより、風洞筒30の外側から風を受けて閉位置から回動した開閉窓52を、開位置で停止させることができ、風洞筒30の内側から風を受けた開閉窓52を、閉位置で停止させることができる。
さらに、上記錘56が、自重により開閉窓52を開位置から閉位置へ回動させることにより、風洞筒30の外側からの風を受けなくなった開閉窓52を自動で閉位置へ回動させることができる。また、風洞筒30の外側からの風を受けていない開閉窓52を閉位置で止めておくことができる。
図15は、他の実施形態に係る風力発電装置100の上部を示す立断面図である。この図に示すように、風力発電装置100では、一対の風車60の上に雨避け110が設けられている。この雨避け110は、塔体20の上部に取り付けられ、屋根82の開口82Aに面して配されており、開口82Aから風洞30内へ雨が降り込むのを防ぐ。ここで、雨除け110は、風車60の軸方向に見た断面形状が逆三角形状の部材であって、その両側の斜面110Aは湾曲しており、開口82Aを吹き抜けた風を斜め上方に吹き抜けさせる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、上記実施の形態では、風洞筒30を断面四角形状、導風部40を断面八画形状にしたが、これらの形状は適宜変更してもよい。また、風洞筒30の周壁における開口34や開閉窓52の配置等も適宜変更してもよい。
1 模型、2 扇風機、10 風力発電装置、20 塔体、30 風洞筒、32 吹出口、34 開口、40 導風部、42 導風口、46 仕切板、50 風取込部、52 開閉窓、54 支軸、55 軸受、56 錘、58 軸、59 ブラケット、60 風車、62 羽、64 開口、70 発電機、80 発電機室、82 屋根、82A 開口、84 周壁、100 風力発電装置、110 雨避け、110A 斜面
上記課題を解決するために、本発明に係る風力発電装置は、周壁の全周域に下から上まで複数の風の取込口が縦横に設けられ、下端が閉塞され、頂上部に風の吹出口が設けられた筒状の風洞筒と、前記風洞筒の外側から受ける風により水平軸周りに回動して上側が前記風洞筒の内側へ倒れた姿勢で前記取込口を開き、前記風洞筒の内側から受ける風では前記取込口を閉じた状態にする複数の開閉窓と、前記吹出口の上に横に並べて配され前記吹出口から吹き出した風により水平軸周りに回転する一対の風車と、前記一対の風車の回転により発電する発電機とを備え、前記風洞筒内には風車を備えず、前記吹出口の鉛直上方は、前記一対の風車の羽以外に遮るものが無く、前記吹出口から吹き出して前記一対の風車を回転させた風が鉛直に外気へ吹き抜けるように開放されている

Claims (2)

  1. 周壁の全周域に下部から上部まで複数の風の取込口が縦横に設けられ、下端が閉塞され、頂上部に風の吹出口が設けられた筒状の風洞筒と、
    前記風洞筒の外側から受ける風により水平軸周りに回動して上側が前記風洞筒の内側へ倒れた姿勢で前記取込口を開き、前記風洞筒の内側から受ける風では前記取込口を閉じた状態にする複数の開閉窓と、
    前記吹出し口の上に横に並べて配され前記吹出口から吹き出した風により水平軸周りに回転する一対の風車と、
    前記一対の風車の回転により発電する発電機と
    を備え、
    前記一対の風車の上は、前記吹出口から吹き出した風が上方に吹き抜けるように開放されている風力発電装置。
  2. 前記一対の風車の上に、前記吹出口から吹き出した風が斜め上方に吹き抜けるように設けられた雨除けを備える請求項1に記載の風力発電装置。
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