JP3178828U

JP3178828U - 気体導流構造を備えた扇風機

Info

Publication number: JP3178828U
Application number: JP2012004444U
Authority: JP
Inventors: 樹立黄
Original assignee: 雅歌丹生化科技股▲ふん▼有限公司
Priority date: 2012-07-20
Filing date: 2012-07-20
Publication date: 2012-10-04
Anticipated expiration: 2022-07-20

Abstract

【課題】気体分子の衝突率を増加させ、尚且つ渦巻き撹乱現象を生じさせて、快適、爽やか、穏やかな渦巻き風を生じさせる気体導流構造を備えた扇風機を提供する。
【解決手段】扇風機上に気体導流フレームを取り付け、気体導流フレーム２０にはフレーム体２１と少なくとも二つの渦巻回転羽根２２を設ける。前記フレーム体２１は複数の円弧形傾斜制御板２１２を前後に重ね合わせる方式で繞設形態で一体化し、気体導流構造を備えた円弧フレーム体を形成する。また、少なくとも二つの渦巻回転羽根２２は順にフレーム体２１内部の軸心部に配列し、少なくとも二つの渦巻回転羽根２２の後方側は環状架２３に各羽根を嵌着固定し、尚且つ前記少なくとも二つの渦巻回転羽根の外側端はフレーム体と連接し合う。ファンが回転させた風は、気体導流フレームの渦巻回転羽根に導かれて吹き出されるため、快適、爽やか、穏やかな渦巻風を作り出すことができる。
【選択図】図１

Description

本考案は、気体導流構造を備えた扇風機に関する。扇風機上に気体導流フレームの設計を施した本考案は、扇風機から吹き出される空気が気体導流フレーム内の渦巻回転羽根の導流作用を経て、気体分子の衝突率を増加させ、尚且つ渦巻き撹乱現象を生じさせて、快適、爽やか、穏やかな渦巻き風を起こす効果を実現し、各種扇風機或いは類似構造に適するものである。

現在の電気扇風機について言えば、伝統的な扇風機は内部のモーターを使って羽根と回転軸を駆動し、並びに、前後に扇風機の保護カバーを設置することで、回転中の羽根に接触する危険を防いでいる。よって、空気の流れは、羽根の回転を介して、尚扇風機の後部保護カバーの外側から取り込まれる外部の空気が前方に押し出され、扇風機の前部保護カバーの隙間を通って、前方に平たく吹き出されることにより形成される。そのため、扇風機の前部保護カバーの真正面にいる場合は、強く吹き付けられる風を受けて非常に涼しく感じるが、扇風機の前部保護カバーの真正面にいない場合は吹き出す風を受け難い。また、従来の扇風機は空気の前方向運動を作り出すだけであり、室内の空気の一部は温度が下がる。しかし、従来の扇風機には気体導流フレームが設置されていないため、室内の空気に清々しい快適感を持たせることはできず、エッセンシャルオイル瓶を取り付けられないため、室内に芳香物質を含むエッセンシャルオイルの特殊な香りをもたらす効果を有しない。

本考案の主要な目的は、気体導流構造を備えた扇風機の提供にある。それは、扇風機上に気体導流フレームを取り付け、気体導流フレームはフレーム体と少なくとも二つの渦巻回転羽根によって構成する。少なくとも二つの渦巻回転羽根は順にフレーム体内部の軸心部に配列し、少なくとも二つの渦巻回転羽根の後方側は環状架に各羽根を嵌着固定し、尚且つ、少なくとも二つの渦巻回転羽根の外側端はフレーム体と連接し合うため、ファンの回転と風は、気体導流フレームの渦巻回転羽根に従って導かれて吹き出し、さらに本考案全体の実用性を高めるものである。

本考案の次の目的は、気体導流構造を備えた扇風機の提供にある。それは、気体導流フレームのフレーム体を複数の円弧形傾斜制御板を前後に重ね合わせる方式で一体化し、気体導流構造を備えた円弧フレーム体を形成する。これによって、フレーム体を少なくとも二つの渦巻回転羽根構造に組み合せ、気体分子流動の経路を延長させ、気体分子の衝突率と撹乱現象を高め、さらに、風に快適、爽やか、穏やかな渦巻き効果を生じさせ、本考案全体の機能を高めるものである。

本考案のもう一つの目的は、気体導流構造を備えた扇風機の提供にある。それは、気体導流フレームの少なくとも二つの渦巻回転羽根の表面は湾曲形状をなし、羽根の外側端の旋回は流線形の円弧度を備える。これにより、風が渦巻回転羽根の流線形の円弧状表面に導かれて吹き出す時、風の気体導流フレーム２０の渦巻回転羽根２２の流線形円弧度表面に従って渦を巻いて前進し、快適、爽やか、穏やかな渦巻風を作り出すものである。

以上の目的を達成するために、本考案の気体導流構造を備えた扇風機は、扇風機を含む。その特徴は次のとおりである。扇風機上に気体導流フレームを取り付け、気体導流フレームにはフレーム体と少なくとも二つの渦巻回転羽根を設ける。前記少なくとも二つの渦巻回転羽根は順にフレーム体内部の軸心部に配列し、前記フレーム体は複数の円弧形傾斜制御板を前後に重ね合わせる方式で繞設形態で一体化し、気体導流構造を備えた円弧フレーム体を形成する。また、少なくとも二つの渦巻回転羽根の後方側は環状架に各羽根を嵌着固定し、尚且つ渦巻回転羽根の表面は湾曲形状をなし、羽根の外側端の旋回は流線形の円弧度を備えてフレーム体と連接し合う。これにより、ファンが押し出した気体分子が気体導流フレームの渦巻回転羽根の流線形局面に導かれて吹き出す時、快適、爽やか、穏やかな渦巻風を作り出すことができる。

本考案の気体導流構造を備えた扇風機は、扇風機から吹き出される空気が気体導流フレーム内の渦巻回転羽根の導流作用を経て、気体分子の衝突率を増加させ、尚且つ渦巻き撹乱現象を生じさせて、快適、爽やか、穏やかな渦巻き風を起こす効果を実現し、各種扇風機或いは類似構造に適するものである。

本考案実施例の斜視図である。本考案実施例における部材分解図である。本考案実施例におけるフレーム体の斜視図である。本考案において保護カバーを設置した実施例の組立図である。本考案においてエッセンシャルオイル瓶を引き掛けた実施例の組立図である。本考案においてエッセンシャルオイル瓶を引き掛けた保護カバーを設置した実施例の組立図である。

図１〜６に本考案の実施例図を示す。本考案の気体導流構造を備えた扇風機は、扇風機１０を含む。その特徴は次のとおりである。扇風機１０上に気体導流フレーム２０を取り付け、気体導流フレーム２０にはフレーム体２１と少なくとも二つの渦巻回転羽根２２を設ける。その内、フレーム体２１の外側周囲縁には対応結合部２５を設け、少なくとも二つの渦巻回転羽根の後方側は環状架２３に各羽根を嵌着固定し、尚且つ少なくとも二つの渦巻回転羽根２２は順にフレーム体２１内部の軸心部２４に配列し、少なくとも二つの渦巻回転羽根２２表面は湾曲形状をなし、羽根の外側端の旋回は流線形の円弧度を備えてフレーム体２１と連接し合い、これにより、空気が渦巻回転羽根に導かれて吹き出す時、気体導流フレーム２０の渦巻回転羽根２２の流線形円弧度表面に従って渦を巻いて前進し、快適、爽やか、穏やかな渦巻風を作り出す。

本考案の開示する気体導流構造を備えた扇風機において、気体導流フレーム２０のフレーム体２１は複数の円弧形傾斜制御板２１２を前後に重ね合わせる方式で一体となるよう繞設し、気体導流構造を備えた円弧フレーム体２１を形成する。これによって、フレーム体２１を、フレーム体２１内の軸心部２４に順に配列した少なくとも二つの渦巻回転羽根２２構造に連接することができる。並びに、フレーム体２１の外側周囲縁に設置した環状の対応結合部２５を扇風機１０に結合できる。また、扇風機１０上にはさらに保護カバー１１を設け、気体導流フレーム２０のフレーム体２１の外側周囲縁の環状の対応結合部２５を公知扇風機の保護カバー１１上に嵌設することにより、気体導流フレーム２０は保護カバー１１に従って回転し、同時旋回する。また、気体導流フレーム２０の中間にはさらに棒体３０を設け、棒体３０は扇風機１０のフレーム体２１内の軸心部２４に連結し、尚且つ棒体３０の先端には凹リング３１を設け、エッセンシャルオイル瓶４０を掛設する。これにより、扇風機が回転した時に吹き出す風がエッセンシャルオイルの清々しい香りを運ぶ。また、気体導流フレーム２０上には対応結合部２５を設けてあるため、気体導流フレーム２０を異なるサイズの扇風機１０上に結合することができる。尚、扇風機１０は、卓上扇、直立タイプの扇風機、ファン一つのサーキュレーター、ファン二つのサーキュレーター、ファン三つのサーキュレーター、ファン四つのサーキュレーター、ボックス扇、工業扇等の内のいずれか一つである。

図１〜６に示した本考案の実施例図において、本考案の気体導流構造を備えた扇風機の最も好ましい実施方式は扇風機１０上に取り付けるもので、扇風機１０は、卓上扇、直立タイプの扇風機、ファン一つのサーキュレーター、ボックス扇、工業扇の内のいずれか一つとする。また、循環ファンは、ファン二つのサーキュレーター、ファン三つのサーキュレーター、ファン四つのサーキュレーターの内のいずれか一つとし、循環ファンは、異なる方向に動かして風を吹き出す。扇風機１０上には気体導流フレーム２０を取り付け、気体導流フレーム２０にはフレーム体２１と少なくとも二つの渦巻回転羽根２２を設ける。その内、フレーム体２１の外側周囲縁には対応結合部２５を設け、少なくとも二つの渦巻回転羽根の後方側は環状架２３に各羽根を嵌着固定し、尚且つ少なくとも二つの渦巻回転羽根２２は順にフレーム体２１内部の軸心部２４に配列し、少なくとも二つの渦巻回転羽根２２表面は湾曲形状をなし、羽根の外側端の旋回は流線形の円弧度を備え、フレーム体２１の内側円弧面に係合して繞設形態で配列、連接し、これにより、繞設した渦巻回転羽根２２構造の固定を保持することができ、扇風機１０内のファンの回転によって風が作り出すため、前方に送り出された風は渦巻回転羽根２２の円弧度に沿って渦を巻いて前方に送られ、撹乱を生じさせる渦巻風を形成する。よって、本考案は快適、爽やか、穏やか、涼しい風を作り出す効果を有するものとなる。

また、本考案のフレーム体２１は複数の円弧形傾斜制御板２１２を前後に重ね合わせる方式で繞設して円弧形体を形成し、円弧フレーム体２１の外側周囲縁には環状の対応結合部２５を設け、少なくとも二つの渦巻回転羽根２２の外側端はフレーム体２１の内側径の表面に係合させて順に繞設形態で配列する。また、少なくとも二つの渦巻回転羽根２２の内側端は順にフレーム体２１内部の軸心部２４に配列し、フレーム体２１と渦巻回転羽根２２とを一体成形にする。

更に、本考案の扇風機１０前部端には保護カバー１１を設け、保護カバー１１には旋回機能を備え、公知の減速装置によって保護カバー１１の回転速度を制御する。また、気体導流フレーム２０は、フレーム体２１の外側周囲縁に設けた対応結合部２５によって前記保護カバー１１上に嵌設し、対応結合部２５は引き掛け装置、凹凸装置、或いはその他結合装置とし、気体導流フレーム２０を公知扇風機１０の保護カバー１１上に安定した状態での結合を行わせる。

また、本考案が開示するもう一つの実施形態は、フレーム体２１の内部の軸心部２４に棒体３０を設けるもので、棒体３０の先端箇所には凹リング３１を設け、凹リング３１上にはエッセンシャルオイル瓶４０を掛設する。これにより、扇風機が回転した時に吹き出す風がエッセンシャルオイル瓶４０を介してエッセンシャルオイル瓶４０内のエッセンシャルオイルを風の導びによって揮発させるため、エッセンシャルオイルの芳香はゆっくりと漂よう。また、室内の空気にはエッセンシャルオイルの香りを拡散させる効果があり、室内の空気をさらに清々しい香りにする。

１０扇風機
１１保護カバー
２０気体導流フレーム
２１フレーム体
２１２円弧形傾斜制御板
２２渦巻回転羽根
２３環状架
２４軸心部
２５対応結合部
３０棒体
３１凹リング
４０エッセンシャルオイル瓶

Claims

扇風機を含む気体導流構造を備えた扇風機において、
前記扇風機上には気体導流フレームを取り付け、気体導流フレームにはフレーム体と少なくとも二つの渦巻回転羽根を設け、
気体導流フレームの前記フレーム体は、複数の円弧形傾斜制御板を前後に重ね合わせる方式で一体化し円弧フレーム体を形成し、フレーム体の外側周囲縁には扇風機と結合させるための環状の対応結合部を設け、
少なくとも二つの前記渦巻回転羽根の内側端は順にフレーム体内部の軸心部に配列し、少なくとも二つの渦巻回転羽根の後方側は環状架に各羽根を嵌着固定し、少なくとも二つの渦巻回転羽根の外側端はフレーム体と連接し合い、
これにより、ファンによって回転される風は、気体導流フレームの渦巻回転羽根に導かれて吹き出し、快適、爽やか、穏やかな渦巻風を作り出すことを特徴とする気体導流構造を備えた扇風機。
前記渦巻回転羽根の表面は湾曲形状をなし、羽根の外側端の旋回は流線形の円弧度を備えて、フレーム体と連接し合うことにより、風は、渦巻回転羽根の円弧度に導かれて吹き出すことを特徴とする請求項１に記載の気体導流構造を備えた扇風機。
前記扇風機上には保護カバーを設け、気体導流フレームのフレーム体は対応結合部を用いて保護カバー上に嵌着し、気体導流フレームを保護カバーの回転に従って同時に旋回させ、尚且つフレーム体の外側周囲縁に設置した環状の対応結合部は、各種サイズの扇風機或いはその保護カバーに結合することを特徴とする請求項１に記載の気体導流構造を備えた扇風機。
前記フレーム体内部の軸心部にはさらに棒体を連結し、棒体の先端にはエッセンシャルオイル瓶を掛設するための凹リングを設けることにより、ファン回転によって吹き出される風にはエッセンシャルオイルの香りがすることを特徴とする請求項１に記載の気体導流構造を備えた扇風機。
前記扇風機は、さらに、卓上扇、直立タイプ扇風機、ファン一つのサーキュレーター、ファン二つのサーキュレーター、ファン三つのサーキュレーター、ファン四つのサーキュレーター、ボックス扇、工業扇の内のいずれか一つであることを特徴とする請求項１に記載の気体導流構造を備えた扇風機。