JP5941096B2 - マーキングトルクレンチ - Google Patents

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    • B25B23/15Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers having a mechanism to mark the work when the selected torque is applied to the work

Description

本発明は、規定トルクを確認できるトルクレンチに関し、特に、規定トルクに達した際に、締結対象にマーキングを施して締め忘れ及び不要な増し締めを防止することができるマーキングトルクレンチに関する。
従来から、締結対象の締め忘れや、既に作業が終わった締結対象に対する不要な増し締めなどを防止するために、様々なマーキングトルクレンチが用いられている。このうち、バネ等により付勢されたスラスタとヘッド部材との間にトグルリンクを介在させ、このトグルリンクの作動により規定トルクを検出するトルクレンチに対して、機械的なマーキング機構が取り入れられている構成例がある。この一例として、スラスタの動きを利用したマーキングトルクレンチを図9に示す。
図9のマーカー内蔵型トルクレンチ101では、握管104に沿って配置されたロッド120の端部がスラスト部材106に連結され、他端側がリンク122に連結されている。一方、締結対象50を収容可能なソケット112内には、スライドシャフト119が挿通配置されている。このスライドシャフト119内には、マーキング部材116が設けられており、ソケット112の外周に沿ってスライド可能に配置されたスリーブ118と一体に構成されている。このスリーブ118には、上述のリンク122が連結されている。このように構成されているので、締結作業の際、規定のトルクに達し、スラスト部材106がヘッド部材102側へ僅かに押し出されると、この動きがロッド及びリンクを介して伝達され、スリーブが押し下げられる。これにより、内装されているマーキング部材が降下し、締結対象にマーキングを施すことが可能である。
実開平2−78279号公報
しかしながら、上記のようなマーカー内蔵型トルクレンチ101では、規定トルク発生時のスラスト部材106の動きは僅かなものである。このため、締結対象50がボルトの頭部のように形状(突出高さ)が一定の場合には、マーキングが容易であるものの、ナット側に飛び出したボルトの足側にマーキングを施すのは困難である。
すなわち、ナットの締結作業では、被締結物の厚み又は大きさによってボルトの足の突出量が異なる。このため、マーキング部材116側で十分なストロークが得られるように力を伝達する必要があるが、駆動元のスラスト部材106の動きは僅かであるため困難である。
また、突出高さの異なるボルトの足に対して必要十分なストロークをマーキング部材116側で得ることも難しい。
そこで、本発明では、スラスト部材の動きに基づいて動作し、ナットから突出したボルトの足に対して安定してマーキングを行うことのできるマーキングトルクレンチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のマーキングトルクレンチは、ソケットを備えたヘッドと操作杆の後端側から付勢されるスラスタとの間がトグルリンクで連結され、スラスタの後端側への動きに基づいてマーキングを行うマーキングトルクレンチであって、マーキング用のスタンプと、ソケットの締結軸方向に沿ってスライド可能に設けられ、スタンプ面を締結作業側へ向けてスタンプを保持したスタンプホルダーと、スタンプホルダーが締結作業側から離間する向きに付勢するホルダー付勢手段と、スタンプ面が締結作業側へ突出するようにスタンプホルダー内でスタンプを付勢するスタンプ付勢手段と、一端がスラスタに連結され、操作杆に沿って配置されるステーと、ヘッド側に延びるステーの他端とスタンプホルダーとの間に設けられ、スラスタの後端側への変位をスタンプホルダーの締結作業側への変位に変換するリンク機構と、を備え、リンク機構は、屈曲位置を支点として回動可能に軸支されていると共に、短辺が自身の長手方向に沿って形成されている長孔においてステーと相対摺動可能に接続され、長辺がスタンプホルダーのうち、締結作業側とは逆側の端部に当接する位置へ延びるL型ステーで構成されていることを特徴とする。
また、本発明のマーキングトルクレンチは、上記構成に加えて、スタンプホルダーは、締結作業側に開口部が形成されると共に、外周面にバネ受けが突出して形成された筒状部材であり、ホルダー付勢手段は、締結作業側からバネ受けを離間させるように付勢する第1コイルばねであり、スタンプには、スタンプホルダーの開口部の内周縁に係合可能な肩部がスタンプ面の近傍に突設されており、スタンプ付勢手段は、スタンプを締結作業側へ付勢する第2コイルばねであることを特徴とする。
また、本発明のマーキングトルクレンチは、上記構成に加えて、ソケットは、締結作業側に、正六角形の収容部が形成され、さらに、締結作業側の内側の6面へ内接可能な6面の外側平面と、隣接する外側平面の間に連続し中心からの距離が外側平面までの距離よりも僅かに大きくなるように形成された6面の湾曲面とから外周面が形成されると共に、一端に形成された凹部にスタンプ面と当接可能なインク保持部材が埋設され、ソケットに着脱可能な樹脂製キャップを備えた、ことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、規定のトルクに達した際、スラスタのヘッド側への変位に基づいてステーが操作杆に沿ってヘッド側へ動き、さらにステーに連結されたリンク機構によって、スタンプホルダーがスタンプ付勢手段の付勢に抗して締結作業側へ向けて押し下げられる。これにより、スタンプホルダーから締結作業側へ突出したスタンプ面が、締結対象に当接してマーキングされる。
このとき、スタンプは締結作業側へ付勢されているので、スタンプ面と締結対象との距離が一致しない場合は、スタンプ付勢手段に抗してスタンプホルダー内に退避することができ、距離の違いによる影響を吸収することができる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、リンク機構を構成するために用いられるL型ステーは、短辺をスラスタに繋がるステーに連結され、長辺側をスタンプホルダーの締結作業側と逆側の端部に当接するように配置され、屈曲位置で回動可能に軸支されるので、スラスタの僅かな動きが増幅されてスタンプホルダーの締結軸方向への動きに反映される。
このように、スタンプホルダーのストロークが大きくなるので、締結対象の突出高さにばらつきがある場合であっても、安定してマーキングが行われる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、ホルダー付勢手段として、第1コイルばねをスタンプホルダーの外周面に沿って配置すると共に、スタンプ付勢手段として、第2コイルばねが採用されるので、それぞれ巻径の異なるコイルばねを組み合わせることができるので、省スペースで2つの付勢手段を設けることができる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、正六角形のソケット内面に当接可能な6面の外側平面と、隣接するこれら外側平面同士を繋ぐ湾曲面とが交互に並ぶことにより、樹脂製のキャップの外周面が形成されており、且つ、湾曲面の方が外側平面よりも僅かに外径側に大きく張り出すように形成されている。これにより、ソケットの内面に外側平面を沿わせるように樹脂製キャップを挿入し、締結軸回りに回転させると、樹脂の弾性変形を伴って、湾曲面が押し潰されてキャップの外周面がソケットの内面へ圧接されて安定する。
また、樹脂製キャップの一端に形成された凹部にインク保持部材が埋設されているので、樹脂製キャップを挿入するだけでスタンプ面にインクを付着させた状態で保護することができる。
本発明の実施の形態に係るマーキングトルクレンチの内部構造を示した側方断面図である。 図1のマーキングトルクレンチの内部構造を示した平面視における断面図である。 図1のマーキングトルクレンチの全体斜視図である。 図1のヘッド周辺を拡大した断面図である。 図1のマーキングトルクレンチの動作状態であって、(a)はボルトの突出高さが比較的大きい状態を示し、(b)はボルトの突出高さが比較的小さい状態を示した拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係るマーキングトルクレンチの樹脂製キャップを示した斜視図である。 図6の樹脂製キャップを図1のマーキングトルクレンチに装着した状態を示した拡大断面図である。 図6の樹脂製キャップの装着状態についてソケット側から見た拡大図であり、(a)は外側平面がソケットの内面に沿った状態を示し、(b)は湾曲面がソケットの内面に圧接された状態を示した図である。 従来のマーカー内蔵型トルクレンチの断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るマーキングトルクレンチについて図を用いて説明する。図1から図3を用いて、マーキングトルクレンチ1の全体構成について説明し、図4を用いてヘッド部材2のヘッド2aの周辺の構成について詳しく説明する。また、図5を用いて動作説明を行う。図6から図8では、樹脂製キャップ30の構成及び使用態様について説明する。
図1には、内部構造が明確になるようにマーキングトルクレンチ1の全体を側方から見た断面図によって示している。また、図2は、図1のマーキングトルクレンチ1を平面視によって示している。図2でも図1と同様に、内部構造が明確になるように全体が断面図で示されている。
これら図1、2を参照して、本実施の形態に係るマーキングトルクレンチ1では、後端側に付勢バネ8が設けられている。この付勢バネ8によってスラスタ6はヘッド側へ向かって付勢されている。このスラスタ6は、トグルリンク10を介してヘッド部材2のヘッド軸2bと連結されており、付勢力をヘッド2側へ伝達している。このように構成されているので、締結作業において規定のトルクに達すると、付勢バネ8の付勢に抗してスラスタ6が後端側へ押し戻される。
本実施の形態では、操作杆4に沿って配置されるステー20の後端側の端部がスラスタ6に連結されている。図2から明らかなように、ステー20はトグル10aと共に同じ連結軸21でスラスタ6に連結されている。また、操作杆4の上面には、連結軸21がスラスタ6の動きに追従できるように長孔が形成されている。
ステー20のヘッド2a側の端部は、L型ステー22の短辺22a側に連結されている。L型ステー22は回動可能となるように屈曲部分22cで軸支されている。この軸支構造を見るために、図3を参照する。図3は、マーキングトルクレンチ1の全体斜視図を示している。なお、図3中では、L型ステー22を保護するカバー23が取り外された分解図が実線で示され、装着状態が仮想線で示されている。図3から分かるように、L型ステー22の屈曲部分22cは、2本の支柱25に挟まれるようにして軸支されている。
L型ステー22の長辺22bはヘッド2a側へ延び、その先端はマーキング機構15に達している。本実施の形態に係るマーキングトルクレンチ1には、締結対象であるボルト51及びナット52(後述する)を収容するソケット12の上方にマーキング機構15が備えられている。このマーキング機構15の外側は、筒状のカバー体17によって囲われている。図1を参照して、このカバー体17の内部には、スタンプホルダー18が締結軸A方向へスライド可能に設けられている。
ここで、マーキング機構15の詳細な構成を示すために図4を参照する。図4はマーキングトルクレンチ1のヘッド2a周辺を拡大した断面図である。上述のように、ソケット12の上方に設けられたスタンプホルダー18は、ソケット12の内側に沿ってスライド可能に設けられている。このスタンプホルダー18の外周の上方には、バネ受け18cが設けられており、このバネ受け18cとソケット12の上端との間にコイルばね26(第1コイルばね)が配置されている。このコイルばね26によりスタンプホルダー18は上方(締結軸方向において、収容部から離間する向き)へ付勢されており、ソケット12の上方へ持ち上げられた状態となっている。
このスタンプホルダー18の内側には、スタンプ16がスタンプ面16aを下方へ向けるようにして配置されている。図4から分かるように、スタンプホルダー18の下方(締結作業側)に開口部18bが形成されており、スタンプ16のスタンプ面16aは、この開口から下方へ突出するようにして配置されている。なお、スタンプ面16aの近傍には、スタンプホルダー18の開口部18bよりも径の大きい肩部16bが形成されているので、スタンプホルダー18内に引っ掛かるようになっている。このスタンプ16の上方にもコイルばね26よりも小さいコイルばね28が配置されている。このコイルばね28を圧縮するようにスタンプホルダー18の上部はホルダー螺旋18dで閉じられている。このため、スタンプ16は、ソケット12の締結作業側へ向けて付勢された状態となっている。このように、コイルばね26はスタンプホルダー付勢手段として、また、コイルばね28はスタンプ付勢手段として設けられている。
筒状のカバー体17は後端側が開口しており、上述したL型ステー22の長辺22bの端部が当接するように侵入している。
以上のように構成されているので、締結作業において、締結トルクが規定以上となったとき、ステー20はスラスタ6によって後端側へ引っ張られ、これと共に、L型ステー22の短辺22a側も後端側へ引っ張られる。これにより、L型ステー22の長辺22bには、ホルダー螺旋18dを押し下げる力が働く。続いて、この動作について図5を用いて説明する。
図5には、マーキングトルクレンチ1による2つの動作状態が比較されている。図5(a)には、比較的ボルト51の足が長い状態に対する動作状態が示されており、図5(b)には、比較的ボルト51の足が短い状態に対する動作状態が示されている。図5(a)から分かるように、ボルト51の足が比較的長い場合、スタンプ面16aはソケット12の奥側で当接する。しかし、L型ステー22の回動する角度はスラスタ6(図1を参照)の移動距離に基づいているため、常に一定である。この場合、コイルばね28が大きく縮むことにより、足の長いボルト51に対応している。一方、図5(b)に示す状態では、ボルト51の足は図5(a)の状態ほど長くはないため、スタンプ面16aはやや下方でボルト51の足に当接する。このため、図5(a)に示したコイルばね28のコイル幅28aよりも図5(b)に示したコイル幅28aの方が大きい。なお、スタンプホルダー18の外周に配置されたコイルばね26のコイル幅26aについては、小さいコイルばね28よりも外力から受ける影響が小さいため、それぞれの状態に殆ど差は生じない。
このようにして、本実施の形態に係るマーキングトルクレンチ1では、ボルト51の突出高さの違いをコイルばね28によって吸収することができるので、ボルト51及びナット52により挟みこまれる被締結部材の厚さ又は大きさに関わらず、常に安定してマーキング動作を行うことが可能である。
続いて、図6に、本実施の形態に係るマーキングトルクレンチ1のソケット12の収容部を覆うことのできる樹脂製のキャップ30を示す。図6に示すように、樹脂製キャップ30は、外周面に6面の外側平面30aが形成されている。この樹脂製キャップ30は、ソケット12の内周面に対して6面の外側平面30aで接することができる大きさに形成されている。そして、隣接する外側平面30a同士の間には、湾曲面30bが形成されている。このように、樹脂製キャップ30は、6面の外側平面30aと6面の湾曲面30bとが交互に組み合わせられ、外周面を構成している。図6では、これらの構成が明確になるように、外側平面30aと湾曲面30bとの境界を一点鎖線で示している。また、図6から明らかなように、樹脂製キャップ30の一端には、凹部30cが形成されており、その凹部30cの中には、インク保持部材32が設けられている。次に、この樹脂製キャップ30がソケット12に装着された状態を図7に示す。
図7に示すように、樹脂製キャップ30の凹部30cは、スタンプ面16aと略同じ径となるように形成されているので、樹脂製キャップ30をソケット12に挿入すると、凹部30cにはスタンプ16のスタンプ面16a側が挿入された形となる。このとき、凹部30c内のインク保持部材32にスタンプ面16aが当接するので、スタンプ面16aにインクが塗布される。これにより、スタンプ面16aを保護するとともに、スタンプ面16aの乾燥を防止することが可能である。
次に、図8にソケット12の収容側から見た樹脂製キャップ30の装着状態を示す。図8(a)には、樹脂製キャップ30の外側平面30aがソケット12の内面に接した状態が示されている。これに対し、図8(b)には、樹脂製キャップ30の湾曲面30bがソケット12の内面に圧接された状態が示されている。
図8では、ソケット12に挿入された樹脂製キャップ30の配置を明確にするために、特定の湾曲面30bと中心とを一点鎖線で結んで示している。これによると、図8(a)の状態から図8(b)の状態になる際、樹脂製キャップ30は、締結軸(図3を参照)回りに30度回転していることになる。本実施の形態に係る樹脂製キャップ30は、このように、外側平面30aよりも半径方向へ張り出すように形成されているので、外側平面30aをソケット12の内面に沿わせるように挿入した後、締結軸回りに回転させると、樹脂の弾性変形を伴って湾曲面30bをソケット12の内面に圧接させることができ、樹脂製キャップ30をソケット12内で安定して保持することができる。図8(b)において矢印で示した6箇所に湾曲面30bから圧力が加わっている。
尚、上記実施の形態では、ホルダー付勢手段及びスタンプ付勢手段として、いずれもコイルばねを用いた構成を例として示した。しかし、これに限らず、板バネ等、他の弾性部材をそれぞれ付勢手段として採用しても構わない。
また、上記実施の形態では、ステーからスタンプホルダーへ動力を伝達するリンク機構として、1本のL型ステーを用いた構成を例として示した。しかしこれに限らず、ステーからの動力を増幅し、スタンプホルダーのストロークを十分に稼ぐことができる構成であれば、複数の部材からなるリンクであっても構わない。
また、上記実施の形態では、ラチェット機構を備えた構成について図示したが、ラチェット機構を備えないトルクレンチであっても構わない。
また、上記実施の形態では、樹脂製キャップの外周面を形成する湾曲面の例として、外径方向へ凸となり変曲点を有しない滑らかな曲面で形成されている例を示したが、外側平面よりも外径側へ張り出す形状であれば、波型等、複数の変曲点を有していても構わない。さらに、長手方向へ均一な形状を有していなくても構わない。少なくとも、ソケット内に挿入される領域に、外側平面よりも外径側へ張り出した部分が形成されていれば、同様の効果を得ることが可能である。
1 マーキングトルクレンチ
2 ヘッド部材
2a ヘッド
2b ヘッド軸
4 操作杆
4a 長孔
6 スラスタ
8 付勢バネ
10 トグルリンク
10a トグル
12 ソケット
12a 収容部
12b ラチェット歯
14 切換部
14a ラチェット爪
15 マーキング機構
16 スタンプ
16a スタンプ面
16b 肩部
17 カバー体
18 スタンプホルダー
18a 外周面
18b 開口部
18c バネ受け
18d ホルダー螺旋
20 ステー
21 連結軸
22 L型ステー(リンク機構)
22a 短辺
22b 長辺
22c 屈曲部分
23 カバー
24 支点(リンク機構)
25 支柱
26 コイルばね(第1コイルばね、ホルダー付勢手段)
26a コイル幅
28 コイルばね(第2コイルばね、スタンプ付勢手段)
28a コイル幅
30 樹脂製キャップ
30a 外側平面
30b 湾曲面
30c 凹部
32 インク保持部材
51 ボルト(締結対象)
52 ナット(締結対象)

Claims (3)

  1. ソケットを備えたヘッドと操作杆の後端側から付勢されるスラスタとの間がトグルリンクで連結され、前記スラスタの後端側への動きに基づいてマーキングを行うマーキングトルクレンチであって、
    マーキング用のスタンプと、
    前記ソケットの締結軸方向に沿ってスライド可能に設けられ、スタンプ面を締結作業側へ向けて前記スタンプを保持したスタンプホルダーと、
    前記スタンプホルダーが締結作業側から離間する向きに付勢するホルダー付勢手段と、
    前記スタンプ面が前記締結作業側へ突出するように前記スタンプホルダー内で前記スタンプを付勢するスタンプ付勢手段と、
    一端が前記スラスタに連結され、操作杆に沿って配置されるステーと、
    前記ヘッド側に延びる前記ステーの他端と前記スタンプホルダーとの間に設けられ、前記スラスタの前記後端側への変位を前記スタンプホルダーの前記締結作業側への変位に変換するリンク機構と、を備え
    前記リンク機構は、屈曲位置を支点として回動可能に軸支されていると共に、短辺が自身の長手方向に沿って形成されている長孔において前記ステーと相対摺動可能に接続され、長辺が前記スタンプホルダーのうち、前記締結作業側とは逆側の端部に当接する位置へ延びるL型ステーで構成されている
    ことを特徴とするマーキングトルクレンチ。
  2. 前記スタンプホルダーは、前記締結作業側に開口部が形成されると共に、外周面にバネ
    受けが突出して形成された筒状部材であり、
    前記ホルダー付勢手段は、前記締結作業側から前記バネ受けを離間させるように付勢す
    る第1コイルばねであり、
    前記スタンプには、前記スタンプホルダーの開口部の内周縁に係合可能な肩部が前記ス
    タンプ面の近傍に突設されており、
    前記スタンプ付勢手段は、前記スタンプを前記締結作業側へ付勢する第2コイルばねで
    ある
    ことを特徴とする請求項1に記載のマーキングトルクレンチ。
  3. 前記ソケットは、前記締結作業側に、正六角形の収容部が形成され、
    さらに、前記締結作業側の内側の6面へ内接可能な6面の外側平面と、隣接する前記外
    側平面の間に連続し中心からの距離が前記外側平面までの距離よりも僅かに大きくなるよ
    うに形成された6面の湾曲面とから外周面が形成されると共に、一端に形成された凹部に
    前記スタンプ面と当接可能なインク保持部材が埋設され、前記ソケットに着脱可能な樹脂
    製キャップを備えた、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマーキングトルクレンチ。
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