JP5939936B2 - ガスコンロ - Google Patents

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本発明は、後方側の上部に被枢支部を備える点消火ボタンが、コンロ本体の前面部のボタン挿通用開口を通してボタン前端側部分をコンロ前方側に突出させた状態で、かつ、消火位置と点火位置とに切換えるべく、前記被枢支部をコンロ横幅方向に沿う軸心回りで回動自在に枢支させた状態で設けられているガスコンロに関する。
かかるガスコンロは、点消火ボタンを点火位置と消火位置とに切換えることによって、ガスコンロに装備したコンロバーナの点火操作及び消火操作を行えるようにしたものである。
また、ガスコンロにグリルを装備している場合においては、グリル用バーナに対応する点消火ボタンが設けられて、グリル用バーナに対する点火操作や消火操作が行われることになる。
ちなみに、点消火ボタンは、一般に、消火位置に復帰付勢され、消火位置から後方側に押し込むことにより点火位置に操作されて、その点火位置に保持され、点火位置から少し後方に押し込むことにより、消火位置に復帰する形態で設けられることになる。
そして、点消火ボタンのボタン前端側部分が、消火位置にて水平方向に沿う水平姿勢となり、点火位置にて下向きに傾斜する傾斜姿勢になることが多い。
かかるガスコンロの従来例として、点消火ボタンに、点火確認ランプを装備して、点消火ボタンが点火位置にあることを、点火確認ランプにて表示するように構成されたガスコンロがある(例えば、特許文献1参照。)。
ちなみに、特許文献1には、点消火ボタンの構成についての詳細な説明はないが、一般に、点消火ボタンは、合成樹脂の成型加工によって製作されるものであって、外面が一色となるように形成されることになる。
外面が一色となるように形成された点消火ボタンは、姿勢の変化を目視によって認識し難いため、点消火ボタンが点火位置と消火位置とのいずれであるかを、認識し難いものとなるが、特許文献1においては、点火確認ランプを装備することによって、点消火ボタンが点火位置と消火位置とのいずれであるかを、つまり、点消火ボタンの操作状態を認識し易いものとしている。
特開2000−193248号公報
従来のガスコンロは、点消火ボタンの操作状態を認識し易くするために、点消火ボタンに点火確認ランプを装備するものであるが、点消火ボタンに点火確認ランプを装備するには、点火確認ランプを点消火ボタンに組付けることに加えて、電気配線作業を必要としかつ点火確認ランプを点灯及び消灯する制御回路等を必要とするものであるため、点消火ボタンに点火確認ランプを装備する構成は、高価な点火ランプや制御回路を装備することによって高価となるばかりでなく、複雑でかつ製作が煩雑となるものであり、改善が望まれるものであった。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、安価でかつ簡素な構成で、点消火ボタンの操作状態を認識し易くすることができるガスコンロを提供する点にある。
本発明のガスコンロは、後方側の上部に被枢支部を備える点消火ボタンが、コンロ本体の前面部のボタン挿通用開口を通してボタン前端側部分をコンロ前方側に突出させた状態で、かつ、消火位置と点火位置とに切換えるべく、前記被枢支部をコンロ横幅方向に沿う軸心回りで回動自在に枢支させた状態で設けられているものであって、その第1特徴構成は、
外面が一色となるように形成された前記点消火ボタンとは異なる色に形成された操作状態認識用表示体が、前記ボタン前端側部分における外面のうちの一部に露出する状態で前記点消火ボタンに設けられている点を特徴とする。
すなわち、点消火ボタンの外面の色とは異なる色の操作状態認識用表示体が、ボタン前端側部分における外面のうちの一部に露出しているから、点消火ボタンの姿勢が変化すると、操作状態認識用表示体における露出部分の位置が変化するため、その露出している操作状態認識用表示体の位置の変化によって、点消火ボタンが消火位置と点火位置とのいずれであるかを、換言すれば、点消火ボタンの操作状態を認識し易いものとなる。
そして、操作状態認識用表示体をボタン前端側部分における外面のうちの一部に露出した状態で点消火ボタンに設けるには、例えば、点消火ボタンとは別体に製作した操作状態認識用表示体を点消火ボタンに組付けるようにする、あるいは、点消火ボタンとは別体に製作した操作状態認識用表示体を点消火ボタンの成形用型の内部に挿入して、点消火ボタンと一体的に成型する等の手段を採用できるが、いずれにしても、操作状態認識用表示体を点消火ボタンに設ける構成は、操作状態認識用表示体が安価であるため、安価な構成であり、しかも、製作が容易な簡素な構成となる。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、安価でかつ簡素な構成で、点消火ボタンの操作状態を認識し易くすることができるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記ボタン前端側部分に、前記操作状態認識用表示体を嵌合するための嵌合用凹部が形成され、
前記操作状態認識用表示体が、前記嵌合用凹部に嵌合させた状態で前記点消火ボタンに装着されている点を特徴とする。
すなわち、操作状態認識用表示体が、点消火ボタンのボタン前端側部分に形成した嵌合用凹部に嵌合させた状態で点消火ボタンに装着されるものであるから、操作状態認識用表示体を嵌合用凹部にて保持した状態で点消火ボタンに適切に組付けることができる。
しかも、操作状態認識用表示体として、異なる色となる複数種の操作状態認識用表示体を用意して、複数種の操作状態認識用表示体から選択したものを、点消火ボタンに装着することにより、異なる色の操作状態認識用表示体を操作点消火ボタンに装着することができるものとなる。
説明を加えると、点消火ボタンに設けられる操作状態認識用表示体の色は、製作するガスコンロの形態に応じて外観を美麗にする色が選択される等、種々の色が要望されることになるが、異なる色となる複数種の操作状態認識用表示体を用意して、それらの操作状態認識用表示体のうちから、必要とする色の操作状態認識用表示体を選択して、点消火ボタンに装着することができるのである。
そして、異なる色となる複数種の操作状態認識用表示体を用意して、複数種の操作状態認識用表示体から選択したものを、点消火ボタンに装着するものであるから、異なる色の操作状態認識用表示体を装着した複数種の点消火ボタンを得ることができながらも、点消火ボタンの管理が煩雑となることを抑制できる。
つまり、異なる色の操作状態認識用表示体を装着した複数種の点消火ボタンを製作するにあたり、異なる色の複数種の操作状態認識用表示体の夫々と点消火ボタンとを一体的に成型するようにして、異なる色の操作状態認識用表示体が装備された複数種の点消火ボタンを成型により製作することが考えられる。
しかしながら、この場合には、点消火ボタンとして、異なる色の操作状態認識用表示体が一体成型により装備された複数種の点消火ボタンを用意することになるため、点消火ボタンの管理が煩雑となる。
要するに、本発明の第2特徴構成によれば、上記第1特徴構成による作用効果に加えて、操作状態認識用表示体を点消火ボタンに適切に組付けることができ、しかも、点消火ボタンの管理が煩雑となることを抑制した状態で、異なる色の操作状態認識用表示体を操作点消火ボタンに装着できるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第3特徴構成は、上記第1又は第2特徴構成に加えて、
前記操作状態認識用表示体が、前記ボタン前端側部分の先端側部において露出する状態で前記点消火ボタンに設けられている点を特徴とする。
すなわち、点消火ボタンは、後方側の上部の被枢支部を中心にして上下に揺動することによって、消火位置と点火位置とに切換えられるものであるから、点消火ボタンにおけるボタン前端側部分の先端側部は、点消火ボタンが消火位置と点火位置とに切換えられるに伴って、上下に大きく移動することになる。
そして、操作状態認識用表示体が、上下に大きく移動することになるボタン前端側部分の先端側部において露出する状態で点消火ボタンに設けられるものであるから、点消火ボタンが消火位置と点火位置とに切換えられるに伴って、操作状態認識用表示体における露出部分の位置が上下に大きく移動するものとなるため、露出している操作状態認識用表示体の位置の変化を適切に認識し易いものとなり、その結果、点消火ボタンが消火位置と点火位置とのいずれであるか、換言すれば、点消火ボタンの操作状態を適切に認識できる。
要するに、本発明の第3特徴構成によれば、上記第1又は第2特徴構成による作用効果に加えて、点消火ボタンの操作状態を適切に認識できるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第4特徴構成は、上記第3特徴構成に加えて、
前記操作状態認識用表示体が、前記コンロ横幅方向に沿って帯状に露出する状態で前記点消火ボタンに設けられている点を特徴とする。
すなわち、操作状態認識用表示体が、コンロ横幅方向に沿って帯状に露出するものであるから、コンロ横幅方向に沿って大きな範囲に亘って操作状態認識用表示体が露出するものとなるため、操作状態認識用表示体の存在が認識し易いものとなる。
このように、操作状態認識用表示体の存在が認識し易いものとなるとなるため、露出している操作状態認識用表示体の位置の変化を一層適切に認識し易いものとなり、その結果、点消火ボタンが消火位置と点火位置とのいずれであるか、換言すれば、点消火ボタンの操作状態を一層適切に認識できるのである。
要するに、本発明の第4特徴構成によれば、上記第3特徴構成による作用効果に加えて、点消火ボタンの操作状態を一層適切に認識できるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第5特徴構成は、上記第4特徴構成に加えて、
前記操作状態認識用表示体を備えた一対の前記点消火ボタンが、前記コンロ横幅方向に沿って並設されている点を特徴とする。
すなわち、コンロ横幅方向に沿って並設されている一対の点消火ボタンの夫々に、ボタン前端側部分の先端部においてコンロ横幅方向に沿って帯状に露出する状態で操作状態認識用表示体が備えられているから、一対の点消火ボタンの夫々において露出している操作状態認識用表示体を対比しながら、一対の点消火ボタンの操作状態を的確に認識できるものとなる。
説明を加えると、例えば、一対の点消火ボタンのうちの一方が消火位置で、かつ、他方が点火位置の場合には、消火位置の点消火ボタンにおいてコンロ横幅方向に沿って帯状に露出している操作状態認識用表示体の露出部分に対して、点火位置の点消火ボタンにおいてコンロ横幅方向に沿って帯状に露出している操作状態認識用表示体の露出部分が、上下方向に位置を異ならせて存在する状態となるため、それら操作状態認識用表示体の露出部分を対比しながら、消火位置の点消火ボタンや点火位置の点消火ボタンの操作状態を的確に認識できるのである。
また、一対の点消火ボタンのいずれもが、消火位置あるいは点火位置の場合には、一対の点消火ボタンの夫々においてコンロ横幅方向に沿って帯状に露出している操作状態認識用表示体の露出部分が、コンロ横幅方向に沿って大きく伸びる状態で直線状に並ぶものとなるため、一対の点消火ボタン夫々の操作状態認識用表示体の位置を認識しながら、一対の点消火ボタンが消火位置であるか、点火位置であるかを的確に認識できる。
要するに、本発明の第5特徴構成によれば、上記第4特徴構成による作用効果に加えて、コンロ横幅方向に並ぶ一対の点消火ボタンの操作状態を的確に認識できるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第6特徴構成は、上記第5特徴構成に加えて、
一対の前記点消火ボタンが、外面の色を同じ色とする状態に構成され、
一対の前記点消火ボタンの夫々に設けられる前記操作状態認識用表示体が、外面の色を同じ色とする状態に構成されている点を特徴とする。
すなわち、コンロ横幅方向に沿って並ぶ一対の点消火ボタンの外面の色が同じ色であり、かつ、一対の点消火ボタンの夫々に設けられる操作状態認識用表示体の外面の色が同じ色であるから、例えば、一対の点消火ボタンのいずれもが、消火位置あるいは点火位置の場合において、外面の色が同じ色の一対の点消火ボタンの夫々においてコンロ横幅方向に沿って露出している操作状態認識用表示体の露出部分が、同じ色で、コンロ横幅方向に沿って大きく伸びる状態で直線状に並ぶものとなり、使用者にすっきり感を感じさせることができる等、外観を美麗にすることができる。
しかも、外面の色が同じ色の一対の点消火ボタンの夫々においてコンロ横幅方向に沿って帯状に露出している操作状態認識用表示体が、同じ色であるから、一対の点消火ボタンの夫々において外面に露出している操作状態認識用表示体の露出部分同士を、対比する相手として意識し易いものとなるため、一対の点消火ボタンの操作状態認識用表示体の露出部分の相対位置を把握し易いものとなり、一対の点消火ボタンの操作状態を認識し易いものとなる。
要するに、本発明の第6特徴構成によれば、上記第5特徴構成による作用効果に加えて、外観を美麗にすることができ、しかも、一対の点消火ボタンの操作状態を認識し易いガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第7特徴構成は、上記第5又は第6特徴構成に加えて、
一対の前記点消火ボタンの前記ボタン前端側部分の先端側部が、平面視において、隣接する前記点消火ボタンから離れる側の離間側端部分を、漸次コンロ後方側に後退する傾斜状にし、かつ、前記離間側端部分に連なる状態で、隣接する前記点消火ボタンの存在側に位置する主体部分を、前記コンロ横幅方向に沿う直線状とする形状に構成され、
前記操作状態認識用表示体が、前記ボタン前端側部分の先端側部における前記主体部分及び前記離間側端部分に亘る状態で設けられている点を特徴とする。
すなわち、一対の点消火ボタンのボタン前端側部分の先端側部が、平面視において、隣接する点消火ボタンから離れる側の離間側端部分を、漸次コンロ後方側に後退する傾斜状にし、かつ、離間側端部分に連なる状態で、隣接する点消火ボタンの存在側に位置する主体部分を、前記コンロ横幅方向に沿う直線状とする形状に構成されているから、一対の点消火ボタンがガスコンロの前面側にて調理作業をする作業者に引っ掛かり難いものとなって、使用勝手を向上できる。
つまり、コンロ横幅方向に沿って並設されている一対の点消火ボタンの夫々におけるボタン前端側部分の先端側部の離間側端部分が、漸次コンロ後方側に後退する傾斜状であるから、ガスコンロの前面側にて調理作業をする作業者の衣服等が、先端側部の離間側端部分に接触しても引っ掛かり難いものとなる。
また、操作状態認識用表示体が、前記ボタン前端側部分の先端側部における前記主体部分及び前記離間側端部分に亘る状態で設けられているから、点消火ボタンを横外方側から視認する場合にも、点消火ボタンの操作状態が認識し易い。
つまり、ガスコンロの前面側にて調理作業をする作業者は、一対の点消火ボタンを横外方側から目視することもあるが、コンロ横幅方向に沿って並設されている一対の点消火ボタンの夫々におけるボタン前端側部分の先端側部の離間側端部分が、漸次コンロ後方側に後退する傾斜状に形成されて、その離間側端部分にも、操作状態認識用表示体が露出する状態となっているから、点消火ボタンを横外方側から視認する場合にも、点消火ボタンの操作状態が認識し易いのである。
要するに、本発明の第7特徴構成によれば、上記第5又は第6特徴構成による作用効果に加えて、一対の点消火ボタンがガスコンロの前面側にて調理作業をする作業者に引っ掛かり難いものとなって、使用勝手を向上でき、しかも、点消火ボタンを横外方側から視認する場合にも、点消火ボタンの操作状態が認識し易いガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第8特徴構成は、上記第5〜第7特徴構成のいずれかに加えて、
前記コンロ横幅方向に沿う方向視において前記ボタン前端側部分と同形状の中間部材が、一対の前記点消火ボタンの間に配設され、
前記中間部材が、外面が一色となるように形成され、
前記中間部材とは異なる色に形成された対比用表示体が、前記中間部材の先端側部において露出する状態で前記中間部材に設けられている点を特徴とする。
すなわち、コンロ横幅方向視においてボタン前端側部分と同形状の中間部材が、一対の点消火ボタンの間に配設されているから、一対の点消火ボタンの一方側を操作する際に、他方側の点消火ボタンをも誤って操作する誤操作状態が発生する不都合を回避できるものとなる。
つまり、一対の点消火ボタンの一方側を操作する際に、誤って、手指が他方側の点消火ボタンの存在側部分を操作するようなことがあっても、中間部材が手指にて押し操作されることになって、他方側の点消火ボタンが押し操作されることを回避できるのである。
また、中間部材が、外面が一色となるように形成され、その中間部材とは異なる色に形成された対比用表示体が、中間部材の先端側部において露出する状態で中間部材に設けられているから、一対の点消火ボタンが備える操作状態認識用表示体の露出部分の上下方向の位置を、中間部材が備える対比用表示体の露出部分と対比しながら認識できるため、一対の点消火ボタンが消火位置と点火位置とのいずれであるか、つまり、一対の点消火ボタンの操作状態を一層良好に認識できるものとなる。
つまり、中間部材が備える対比用表示体の露出部分は、点消火ボタンの操作に拘わらず同じ位置に位置するものであるから、対比用表示体の露出部分と操作状態認識用表示体の露出部分とを対比しながら、一対の点消火ボタンの操作状態を一層良好に認識できるのである。
要するに、本発明の第8特徴構成によれば、上記第5〜第7特徴構成のいずれかによる作用効果に加えて、誤操作状態が発生する不都合を回避でき、しかも、一対の点消火ボタンの操作状態を一層良好に認識できるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第9特徴構成は、上記第8特徴構成に加えて、
前記対比用表示体が、前記コンロ横幅方向に沿って帯状に露出する状態で前記中間部材に設けられている点を特徴とする。
すなわち、対比用表示体が、コンロ横幅方向に沿って帯状に露出する状態で中間部材に設けられているから、対比用表示体の露出部分がコンロ横幅方向に沿って延びた状態を仮想しながら、対比用表示体の露出部分の上下位置を把握し易いため、操作状態認識用表示体の露出部分と対比用表示体の露出部分との対比を的確に行い易いものとなり、一対の点消火ボタンの操作状態を一層的確に認識できる。
要するに、本発明の第9特徴構成によれば、上記第8特徴構成による作用効果に加えて、操作状態認識用表示体の露出部分と対比用表示体の露出部分との対比を的確に行い易いものとなって、一対の点消火ボタンの操作状態を一層的確に認識できるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第10特徴構成は、上記第8又は第9特徴構成に加えて、
前記対比用表示体の外面の色が、前記操作状態認識用表示体の外面の色と異なるように構成されている点を特徴とする。
すなわち、対比用表示体の外面の色が、操作状態認識用表示体の外面の色と異なるように構成されているから、対比用表示体における露出部分と操作状態認識用表示体における露出部分とを、的確に区別しながら、両者を対比できるため、操作状態認識用表示体の露出部分と対比用表示体の露出部分との対比を一層的確に行い易いものとなる。
要するに、本発明の第10特徴構成によれば、上記第8又は第9特徴構成による作用効果に加えて、操作状態認識用表示体の露出部分と対比用表示体の露出部分との対比を一層的確に行えるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第11特徴構成は、上記第8〜第10特徴構成のいずれかに加えて、
一対の前記点消火ボタン及び前記中間部材が組み付けられる操作部装着枠が、前記コンロ本体の前面部に設けられ、
前記操作部装着枠の前面部を覆う状態でカバー体が装備され、
前記カバー体に、前記ボタン挿通用開口が、一対の前記点消火ボタン及び前記中間部材を挿通させる形態で形成されている点を特徴とする。
すなわち、コンロ本体の前面部に設けた操作部装着枠に、一対の点消火ボタン及び中間部材を組付けるようにし、そして、操作部装着枠の前面部を覆うカバー体を設けるものであるから、カバー体を外した状態で、一対の点消火ボタン及び中間部材を、操作部装着枠に良好に組付けることができる。
また、カバー体に、ボタン挿通用開口が、一対の点消火ボタン及び中間部材を挿通させる形態で形成されているから、一対の点消火ボタン及び中間部材が組み付けられた操作部装着枠の前面部をカバー体にて覆うようにしながら、カバー体に形成したボタン挿通用開口を通して、一対の点消火ボタン及び中間部材を前方側に突出させるようにして、コンロ本体の前面部を美麗にできる。
要するに、本発明の第11特徴構成によれば、上記第8〜第10特徴構成のいずれかによる作用効果に加えて、一対の点消火ボタン及び中間部材の組付け作業性の向上を図ることができ、しかも、コンロ本体の前面部を美麗にできるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第12特徴構成は、上記第8〜第11特徴構成のいずれかに加えて、
前記中間部材に、前記対比用表示体を装着する対比用表示体装着用凹部が形成され、
前記対比用表示体が、前記対比用表示体装着用凹部に嵌め込んだ状態で前記中間部材に組み付けられている点を特徴とする。
すなわち、対比用表示体が、中間部材に形成した対比用表示体装着用凹部に嵌め込んだ状態で中間部材に組み付けられるものであるから、対比用表示体を対比用表示体装着用凹部にて保持した状態で中間部材に適切に組付けることができる。
しかも、対比用表示体として、異なる色となる複数種の対比用表示体を用意して、複数種の対比用表示体から選択したものを、中間部材に装着することにより、異なる色の対比用表示体を中間部材に装着できるものとなる。
説明を加えると、中間部材に設けられる対比用表示体の色は、製作するガスコンロの形態に応じて外観を美麗にする色が選択される等、種々の色が要望されることになるが、異なる色となる複数種の対比用表示体を用意して、それらの対比用表示体のうちから、必要とする色の対比用表示体を選択して、中間部材に装着することができるのである。
そして、異なる色となる複数種の対比用表示体を用意して、複数種の対比用表示体から選択したものを、中間部材に装着するものであるから、異なる色の対比用表示体を装着した複数種の中間部材を得ることができながらも、中間部材の管理が煩雑となることを抑制できる。
つまり、異なる色の対比用表示体を装着した複数種の中間部材を製作するにあたり、異なる色の複数種の対比用表示体の夫々と中間部材とを一体的に成型するようにして、異なる色の対比用表示体が装備された複数種の中間部材を成型により製作することが考えられる。
しかしながら、この場合には、中間部材として、異なる色の対比用表示体が一体成型により装備された複数種の中間部材を用意することになるため、中間部材の管理が煩雑となる。
要するに、本発明の第12特徴構成によれば、上記第8〜第11特徴構成のいずれかによる作用効果に加えて、対比用表示体を中間部材に適切に組付けることができ、しかも、中間部材の管理が煩雑となることを抑制した状態で、異なる色の対比用表示体を中間部材に装着できるガスコンロを提供できる。
ガスコンロの斜視図 同ガスコンロの斜視図 下側操作部カバーを開いた状態の運転操作部の斜視図 上側操作部カバー及び下側操作部カバーを外した状態の運転操作部の斜視図 同状態の正面図 上方側運転操作部を分解した状態の斜視図 上方側運転操作部を分解した状態の斜視図 点消火ボタンと中間部材とが並ぶ状態の斜視図 点消火ボタンの装着部を示す切欠側面図 同部を示す切欠側面図 図5におけるXI−XI線矢視図 点消火ボタンと中間部材とが並ぶ状態の背面図 左方側の操作状態認識用表示体の装着途中状態を示す平面図 同表示体の斜視図 同表示体の正面図 図11におけるXVI−XVI線矢視図 中間部材の縦断側面図 中間部材と対比用表示体との分解状態の斜視図
〔実施形態〕
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(ガスコンロの全体構成)
図1及び図2に示すように、加熱調理器としてのガスコンロGCが、調理器本体Hの上面部に、コンロバーナ1として、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cを備え、且つ、調理器本体Hの横幅方向中央部にグリル部Gを備える形態に構成されている。
調理器本体Hは、上部が開口された箱状の金属製のケーシング2を主要部として構成されるものであって、ケーシング2の内部には、図示は省略するが、グリル部Gを構成するグリル庫、コンロバーナ1の混合管、グリル部Gに装備したグリルバーナの混合管等、種々の機器類が装備されている。
ちなみに、ケーシング2の内部における前面側の左右両側部には、後述する運転操作部Mを構成するために、合成樹脂製の操作部装着枠B(図6参照)が組付けられることになる。
調理器本体Hの上部には、ガラス製の天板3が配置され、調理器本体Hの上面部の後部側には、グリル部Gの燃焼排ガスを排気するためのグリル排気口4が形成されている。
また、天板3の上部には、コンロバーナ1にて加熱される鍋等の調理容器を載置するための五徳5が、3つのコンロバーナ1の夫々に対応して設けられている。
このガスコンロGCは、図示は省略するが、キッチンキャビネットの上方開口部から下方に挿入されてキッチンキャビネットに組み付けられる、いわゆるビルトインタイプとして構成されるものであり、キッチンキャビネットに組み付けられた状態においては、調理器本体Hの前面部が、キッチンキャビネットの前面開口に臨ませた状態となる。
尚、調理器本体Hの横側壁における前方側箇所には、調理器本体Hの横端部と前面開口との間の隙間を塞ぐ左右一対の隙間挿入部材Pが装着されている。
図1及び図2に示すように、調理器本体Hにおける前面部の左方側の横端部部分及び右方側の横端部部分には、運転操作部Mが設けられ、左右の運転操作部Mの夫々には、上方側運転操作部MUと下方側運転操作部MSとが並設されている。
そして、左右両側の下方側運転操作部MSが、調理器本体Hの内方に引退させた引退位置(図1参照)と調理器本体Hの前方に突出させた突出位置(図2参照)とに出退自在に構成されている。
つまり、左右両側の下方側運転操作部MSが、運転操作指令部Nを上面部に備える出退式操作部に構成されている。
また、左右両側の上方側運転操作部MUには、前面を覆う上側操作部カバー6が装備され、左右両側の下方側運転操作部MSには、前面を覆う下側操作部カバー7が装備されている。
そして、左右の上側操作部カバー6及び左右の下側操作部カバー7が、調理器本体Hの横端部とキッチンキャビネットの前面開口との間を覆うべく調理器本体Hの横外方に張り出す状態で設けられている。
つまり、左右の上側操作部カバー6には、調理器本体Hの横外方に張り出す上側張出部分6Aが設けられ、左右の下側操作部カバー7には、調理器本体Hの横外方に張り出す下側張出部分7Aが設けられている(図3参照)。
そして、上側張出部分6A及び下側張出部分7Aが、上述した隙間挿入部材Pの前部相当箇所を覆う状態で、調理器本体Hの横端部とキッチンキャビネットの前面開口との間を覆うように構成されている。
左右の上方側運転操作部MUの夫々には、押し操作式の点消火ボタン8、及び、コンロ横幅方向に沿ってスライド操作されるスライド操作式の火力調節具9が配設されている。
すなわち、左方の上方側運転操作部MUには、押し操作式の点消火ボタン8として、標準火力バーナ1Aに対する点火及び消火を指令する標準火力用点消火ボタン8A、及び、小火力バーナ1Bに対する点火及び消火を指令する小火力用点消火ボタン8Bが、コンロ横幅方向に沿って並ぶ状態で装備されている。
加えて、左方の上方側運転操作部MUには、スライド操作式の火力調節具9として、標準火力バーナ1Aの火力を調節する標準火力用火力調節具9A、及び、小火力バーナ1Bの火力を調節する小火力用火力調節具9Bが、コンロ横幅方向に沿って並ぶ状態で装備されている。
また、右方の上方側運転操作部MUには、押し操作式の点消火ボタン8として、大火力バーナ1Cに対する点火及び消火を指令する大火力用点消火ボタン8C、及び、グリルバーナに対する点火及び消火を指令するグリル用点消火ボタン8Dが、コンロ横幅方向に沿って並ぶ状態で装備されている。
加えて、右方の上方側運転操作部MUには、スライド操作式の火力調節具9として、大火力バーナ1Cの火力を調節する大火力用火力調節具9Cが装備されている。
ちなみに、グリルバーナの火力は、右方の上方側運転操作部MUに設けた火力切替スイッチSW(図3及び図4参照)にて変更調節されることになる。
図9及び図10に示すように、点消火ボタン8は、後端側上部がコンロ横幅方向に沿う軸心Q回りで回動自在に枢支されて、コンロ後方側に押し込み操作されることによって、コンロ前方側に復帰付勢された器具栓スライダ10を押し移動させるように構成されている。
すなわち、図示は省略するが、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B、大火力バーナ1C、及び、グリルバーナの夫々に対応させて、ガス燃料の供給を断続しかつガス燃料の供給量を調節する器具栓が設けられており、各器具栓に装備した器具栓スライダ10が、標準火力用点消火ボタン8A、小火力用点消火ボタン8B、大火力用点消火ボタン8C、及び、グリル用点消火ボタン8Dにて押し移動させるように構成されている。
器具栓スライダ10は、コンロ前後幅方向の前方側位置に位置する状態(図9参照)から、点消火ボタン8にて後方側位置に押し移動されると(図10参照)、その後方側位置に保持され、後方側位置から後方側に向けて点消火ボタン8にて少しだけ押し移動されると、保持が解除されて、点消火ボタン8を押し移動させながら前方側位置に復帰移動するように構成されるものであり、そして、器具栓は、器具栓スライダ10が前方側位置に位置するとガス燃料の供給を停止する状態となり、器具栓スライダ10が後方側位置に位置するとガス燃料を供給する状態となるように構成されている。
尚、器具栓スライダ10の具体構成や器具栓の具体構成は周知であるので、本実施形態においては詳細な説明を省略する。
すなわち、点消火ボタン8は、自重にて後方側に揺動する状態に付勢されており、器具栓スライダ10が前方側位置に位置すると消火位置となり、器具栓スライダ10が後方側位置に位置すると点火位置となるように構成されている。
つまり、点消火ボタン8は、消火位置から後方側に揺動した点火位置に揺動操作されることになり、かつ、点火位置において後方側に揺動操作されることにより消火位置側に復帰移動するように構成されている。
ちなみに、標準火力用火力調節具9A、小火力用火力調節具9B、及び、大火力用火力調節具9Cは、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B、及び、大火力バーナ1Cに対応する器具栓に、コンロ横幅方向に揺動自在に枢支されて、その揺動により、ガス燃料の供給量を調節するように構成されている。
尚、図示は省略するが、グリルバーナに対応する器具栓には、火力調節用の電磁弁が装備されて、この電磁弁の作動を制御する制御手段(図示せず)が、火力切替スイッチSWの指令に基づいて、火力調節用の電磁弁を作動されることになる。
左方の下方側運転操作部MSの運転操作指令部Nは、標準火力バーナ1A及び小火力バーナ1Bに対する運転情報を指令するものであって、具体的には、燃焼している標準火力バーナ1A及び小火力バーナ1Bを設定時間が経過すると自動的に消火するタイマ運転や、やかん等の被加熱容器に収納した湯水が沸騰すると、燃焼している標準火力バーナ1A及び小火力バーナ1Bを自動的に消火する湯沸し運転等、各種の運転を実行するための運転情報を指令することになる。
右方の下方側運転操作部MSの運転操作指令部Nは、大火力バーナ1C及びグリルバーナに対する運転情報を指令するものであって、具体的には、大火力バーナ1Cについては、標準火力バーナ1A及び小火力バーナ1Bと同様に、タイマ運転や湯沸し運転等の各種の運転を実行するための運転情報を指令することになる。
また、グリルバーナについては、燃焼しているグリルバーナを設定時間が経過すると自動的に消火するタイマ運転や、燃焼排気温度に基づいて被調理物が焼き上がりであることを推定すると、燃焼しているグリルバーナを自動的に消火する自動運転等、各種の運転を実行するための運転情報を指令することになる。
(運転操作部の構成)
次に、左右の運転操作部Mの夫々に設けた上方側運転操作部MU及び下方側運転操作部MSについて詳述するが、左右の上方側運転操作部MUは同様に構成され、左右の下方側運転操作部MSは同様に構成されるものであるため、以下、右方側の運転操作部Mに設けた右方の上方側運転操作部MU及び右方の下方側運転操作部MSを代表として説明する。
図3〜図7に示すように、ケーシング2の前面側の右側部には、前述した合成樹脂製の操作部装着枠Bが装備されている。
操作部装着枠Bは、コンロ前後幅方向に向かう角筒状に構成された下方側部分BSと、平面視形状がコの字状に構成された上方側部分BUとを備える形態に構成されている。
そして、操作部装着枠Bの上方側部分BUに、点消火ボタン8等が組み付けられて、上方側運転操作部MUが構成され、操作部装着枠Bの下方側部分BSに、下方側運転操作部MSが組み付けられている。
操作部装着枠Bにおける下方側部分BSの左右の側壁部分12の間に、枢支軸11が横倒れ姿勢で架設されている。
そして、下方側運転操作部MSが、図3に示すように、コンロ前後幅方向視にて逆U字状に構成され、その左右の壁部分13の下端部が、枢支軸11に前後揺動自在に枢支されている。
つまり、下方側運転操作部MSが、枢支軸11を中心とした前後揺動により引退位置と突出位置とに切換え自在に構成されている。
また、下方側運転操作部MSには、前面部を開閉する内蓋14が設けられている。
この内蓋14は、枢支軸11に下端部が支持されて、枢支軸11を中心とした前後揺動により開き状態と閉じ状態に切換え自在に構成されている。
尚、操作部装着枠Bの下方側部分BSには、電池収納ボックス15がコンロ前後幅方向に沿って出退操作自在に設けられており、内蓋14には、電池収納ボックス15を挿脱する挿脱用開口14Aが形成されている。
下側操作部カバー7が、枢支軸11にて下端部が支持されて、枢支軸11を中心とした前後揺動により下方側運転操作部MSに対して開閉されるように構成されている。
すなわち、下側操作部カバー7の下端縁部の左右両側に、枢支軸11に外嵌する係合部7aが設けられており、これらの係合部7aが枢支軸11に外嵌することにより、下側操作部カバー7が、枢支軸11を中心に前後揺動することにより、開き状態と閉じ状態とに切換えられるように構成されている。
下側操作部カバー7の下端縁部の係合部7aが、一部を開口させたU字状に形成されており、下側操作部カバー7をコンロ前後方向に移動させながら、係合部7aを枢支軸11に対して係脱できるように構成されている(図4参照)。
したがって、下側操作部カバー7が、開き状態において、係合部7aを枢支軸11に対して係脱することにより、下方側運転操作部MSに対して着脱できるように構成されている。
下側操作部カバー7の上方側には、左右一対の弾性変形自在な舌片7bが、後方側に向けて突出する状態で設けられ、それらの舌片7bの先端部には、下方側運転操作部MSの左右の壁部分13に形成した係合孔16に係合自在な係合突起17が設けられている。
そして、開き状態の下側操作部カバー7(図3参照)を上方側に揺動させるに伴って、舌片7bが、下方側運転操作部MSの左右の壁部分13と内蓋14の間の隙間を通して、下方側運転操作部MSの内部に進入し、舌片7bの先端の係合突起17が、下方側運転操作部MSの左右の壁部分13に形成した係合孔16に係合することによって、下側操作部カバー7が、閉じ状態に保持されるように構成されている。
尚、閉じ状態の下側操作部カバー7を開き状態に切換え操作する際には、下側張出部分7A等を把持して、下側操作部カバー7を下側に向けて開き操作することにより、舌片7bの先端の係合突起17が、下方側運転操作部MSの左右の壁部分13に形成した係合孔16から外れて、下側操作部カバー7を開き状態に切換えることができる。
このように、下側操作部カバー7を開閉できるものであるから、電池収納ボックス15に収納した電池を交換する電池交換作業や、操作部装着枠Bの下方側部分BSの内方側箇所に装備した電子機器等の機器類の点検を行う機器点検作業を行う際等においては、下側操作部カバー7を開き状態にすることになる。
ちなみに、機器点検作業を行う際には、内蓋14を開くことになる。
また、下側操作部カバー7の開き状態において、下側操作部カバー7の下端縁部の係合部7aを枢支軸11に対して係脱しながら、下側操作部カバー7を着脱できるものであるから、調理器本体Hをキッチンキャビネットに装着する際には、下側操作部カバー7を外しておき、調理器本体Hをキッチンキャビネットに装着した後において、下側操作部カバー7を、下方側運転操作部MSを覆う状態に装着できる。
ちなみに、下方側運転操作部MSは、突出位置に復帰付勢され、そして、引退位置側に向けて大きく押し移動されると、引退位置に自動的に保持され、かつ、引退位置から後方側に少し後方側に押し移動させることにより保持が解除されて、突出位置に復帰移動するように構成されることになるが、その構成は周知であるので、本実施形態においては説明を省略する。
図5及び図6に示すように、操作部装着枠Bの上方側部分BUの前面部を形成する前壁部分18には、上述の火力切替スイッチSWや、各種の表示ランプ類LPが装備され、また、図6及び図7に示すように、点消火ボタン8としての、大火力用点消火ボタン8C及びグリル用点消火ボタン8Dを前方に突出させるためのボタン挿通口19、及び、火力調節具9としての、大火力用火力調節具9Cを前方に突出させるための調節具挿通口20が形成されている。
点消火ボタン8は、図9及び図10に示すように、操作部装着枠Bの上方側部分BUの前壁部分18の背部側箇所に、上述した軸心Q回りで回動するように支持されることになるが、その詳細は後述する。
そして、本実施形態の点消火ボタン8には、点消火ボタン8が後方側に押し移動されても後方側に移動しないように牽制するチャイルドロック用の牽制部材21が、牽制作用位置と牽制解除位置とに切換え操作自在に装備されて、この牽制部材21が、器具栓スライダ10を押し作用するように構成されているが、本実施形態においては、牽制部材21の構成や牽制部材21を牽制作用状態と牽制解除状態に切換える構成についての説明は省略する。
点消火ボタン8としての、大火力用点消火ボタン8C及びグリル用点消火ボタン8Dの間には、図3及び図4に示すように、コンロ横幅方向に沿う方向視において、点消火ボタン8のボタン前端側部分8Fと同形状の中間部材22が配設されている。この中間部材22は、操作部装着枠Bとは別体に成型されて、操作部装着枠Bに組み付けられることになるが、その詳細は後述する。
上側操作部カバー6には、操作部装着枠Bの前壁部分18の構成に対応させて、点消火ボタン8としての、大火力用点消火ボタン8C及びグリル用点消火ボタン8Dをコンロ前方に突出させるボタン挿通用開口25、火力調節具9としての、大火力用火力調節具9Cをコンロ前方に突出させる調節具挿通用開口26、火力切替スイッチSWを挿通させるスイッチ用開口27、及び、複数の表示用開口28等が形成されている(図3参照)。
上側操作部カバー6が、操作部装着枠Bの上方側部分BUに対して着脱自在に装備されて、調理器本体HをキッチンキャビネットKNに装着する際には、外しておき、調理器本体HをキッチンキャビネットKNに装着した後において、上方側運転操作部MUを覆う状態に装着できるように構成されているが、本実施形態においては、上側操作部カバー6を着脱自在に装着する構成の詳細な説明は省略する。
ちなみに、上側操作部カバー6を操作部装着枠Bの上方側部分BUに対して着脱できるものであるから、操作部装着枠Bの前壁部分18に装着した火力切替スイッチSWや各種の表示ランプ類LP等の点検作業を行う際にも、上側操作部カバー6を操作部装着枠Bの上方側部分BUに対して着脱できるようになっている。
(点消火ボタンの構成)
点消火ボタン8は、図6、図8及び図16に示すように、コンロ横幅方向視にて、ボタン後端側部分8Rよりも上下幅が狭く形成されたボタン前端側部分8Fを、ボタン後端側部分8Rからコンロ前方側に突出させる形状に構成され、ボタン前端側部分8Fが、上側操作部カバー6のボタン挿通用開口25を通して、コンロ前方側に突出するように構成されている(図3参照)。
点消火ボタン8は、図8、図12及び図16に示すように、後方側が開口しかつ前方側に膨出する袋状で、且つ、後方側上部に、被枢支部としての一対の軸状部8Jを備える形状に、合成樹脂の成型加工によって形成されるものであり、かつ、外面が一色(例えば、灰色)となるように形成されている。
尚、点消火ボタン8の壁部には、牽制部材21を装着するための開口部が形成されることになるが、この開口部も、成型加工の際に形成されることになる。
点消火ボタン8としての、大火力用点消火ボタン8C及びグリル用点消火ボタン8Dの夫々は、左右対称となるように構成されるものであって、具体的には、図11に示すように、大火力用点消火ボタン8C及びグリル用点消火ボタン8Dの夫々におけるボタン前端側部分8Fの先端側部Tが、平面視において、隣接する点消火ボタン8から離れる側の離間側端部分Teを、漸次コンロ後方側に後退する傾斜状にし、かつ、離間側端部分Teに連なる状態で、隣接する点消火ボタン8の存在側に位置する主体部分Tmを、コンロ横幅方向に沿う直線状とする形状に構成されている。
点消火ボタン8としての、大火力用点消火ボタン8C及びグリル用点消火ボタン8Dの夫々は、外面の色を同じ色(例えば、灰色)とする状態に構成され、そして、それらの点消火ボタン8とは異なる色(例えば、黒色)に形成された操作状態認識用表示体30が、ボタン前端側部分8Fの外面のうちの一部に露出する状態で点消火ボタン8に設けられている。
つまり、操作状態認識用表示体30が、ボタン前端側部分8Fの先端側部Tにおける主体部分Tm及び離間側端部分Teに亘る状態で設けられているが、その具体構成については後述する。
(中間部材の構成)
中間部材22は、図6、図7、図17及び図18に示すように、後方側が開口しかつ前方側に膨出する袋状で、且つ、後方側の上下両端部に、一対の接続部22sを備える形状に、合成樹脂の成型加工によって形成されるものであり、かつ、外面が一色となるように形成されている。
ちなみに、本実施形態においては、中間部材22の外面の色が、点消火ボタン8としての、大火力用点消火ボタン8C及びグリル用点消火ボタン8Dの外面の色と同じ色(例えば、灰色)に構成されている。
そして、中間部材22とは異なる色でかつ操作状態認識用表示体30とは異なる色(例えば、銀色)に形成された対比用表示体31が、中間部材22の先端側部において露出する状態で中間部材に設けられているが、その具体構成については後述する。
(点消火ボタン及び中間部材の装着構成)
図7に示すように、操作部装着枠Bの上方側部分BUに、前壁部分18の左右両端側から後方に延びる側壁部18Aが設けられている。
そして、側壁部18Aに、点消火ボタン8の左右の軸状部8Jのうちの、隣接する点消火ボタン8から離れる側の軸状部8Jが嵌合する嵌合孔32が形成されている。
また、前壁部分18の上方側のコンロ横幅方向の中央部には、コンロ後方側に開口する凹部状の軸支部33が設けられ、点消火ボタン8の左右の軸状部8Jのうちの、隣接する点消火ボタン8の存在側の軸状部8Jが、軸支部33に挿入されている。
そして、軸支部33に挿入した軸状部8Jが軸支部33から離脱するのを阻止すべく、軸状部8Jを受止める受止部材34が、操作部装着枠Bの上方側部分BUにおける背面部にボルト固定されるように構成されている。
したがって、点消火ボタン8は、一対の軸状部8Jが嵌合孔32と軸支部33とによって枢支されて、上述の如く、コンロ横幅方向に沿う軸心Q回りで回動するように構成されている。
図6及び図7に示すように、前壁部分18におけるボタン挿通口19の下縁部分に相当する箇所に、中間部材22の一対の接続部22sのうちの、下方の接続部22sが前後動不能及び下方移動不能に係合する係合部35が設けられ、また、図6に示すように、前壁部分18におけるボタン挿通口19の上縁部分に相当する箇所に、中間部材22の一対の接続部22sのうちの、上方の接続部22sを後方移動不能に受止める受部36が設けられている。
したがって、中間部材22は、下方側の接続部22sを係合部35に係合し、かつ、上方側の接続部22sを受部36にて受止支持した状態で、上方側の接続部22sを前壁部分18にボルト固定することにより、前壁部分18に装着されるように構成されている。
そして、前壁部分18を覆う状態に上側操作部カバー6を装着した状態において、ボタン挿通用開口25が、一対の点消火ボタン8及び中間部材22をコンロ前方側に挿通させるように構成されている(図3参照)。
(操作状態認識用表示体の構成及び装着構成)
次に、操作状態認識用表示体30について説明するが、図11に示すように、操作状態認識用表示体30としての、大火力用点消火ボタン8Cに装着される大火力側操作状態認識用表示体30Cと、グリル用点消火ボタン8Dに装着されるグリル側操作状態認識用表示体30Dとは、概ね左右対称に構成されるものであるため、以下、グリル用点消火ボタン8Dに装着されるグリル側操作状態認識用表示体30Dを代表として説明し、必要に応じて、大火力用点消火ボタン8Cに装着される大火力側操作状態認識用表示体30Cについて説明を加える。
図11〜図15に示すように、グリル側操作状態認識用表示体30Dは、平面視形状が湾曲状でかつ正面視形状が板状の帯板状に構成されるものであって、前面部が、グリル用点消火ボタン8Dの先端側部Tの形状に沿う形状に形成されている。
グリル側操作状態認識用表示体30Dの両端部のうちの、大火力用点消火ボタン8Cから離れる側の端部に、離間側接当部30a及び円形状の係止部30bが形成され、また、グリル側操作状態認識用表示体30Dの両端部のうちの、大火力用点消火ボタン8Cに近接する側の端部に、近接側接当部30cが形成されている。
グリル側操作状態認識用表示体30Dの下面に、下向きの被係止突起30dが、グリル側操作状態認識用表示体30Dの長手方向に並ぶ状態で一対形成されている。
被係止突起30dは、図16に示すように、後側面が前方側ほど下方に位置する傾斜面に形成され、かつ、前側面が上下方向に沿う面に形成されている。
グリル側操作状態認識用表示体30Dの後方側縁部に、前方側に凹入する形状の退避用凹部30eが、グリル側操作状態認識用表示体30Dの長手方向に並べて一対形成されている。
ちなみに、図11に示すように、グリル用点消火ボタン8Dに装着するグリル側操作状態認識用表示体30Dに形成する退避用凹部30eの形成位置と、大火力用点消火ボタン8Cに装着する大火力側操作状態認識用表示体30Cに形成する退避用凹部30eの形成位置とが、操作状態認識用表示体30の長手方向において異なる位置となるように構成されている。
図11、図13及び図16に示すように、グリル用点消火ボタン8Dのボタン前端側部分8Fに、グリル側操作状態認識用表示体30Dを嵌合するための嵌合用凹部として、嵌合用凹溝Uが先端側部Tに沿って形成されている。
図11及び図13に示すように、グリル用点消火ボタン8Dの嵌合用凹溝Uの両端部のうちの、大火力用点消火ボタン8Cから離れる側の端部に、グリル側操作状態認識用表示体30Dの離間側接当部30a及び円形状の係止部30bが係合する離間側係合部40が形成され、また、グリル用点消火ボタン8Dの嵌合用凹溝Uの両端部のうちの、大火力用点消火ボタン8Cに近接する側の端部に、グリル側操作状態認識用表示体30Dの近接側接当部30cが係合する近接側係合部41が形成されている。
図12及び図16に示すように、グリル用点消火ボタン8Dの嵌合用凹溝Uにおける下方側縁部に、グリル側操作状態認識用表示体30Dの下向きの被係止突起30dを係止する左右一対の係止突起42が形成されている。
図11〜図13に示すように、グリル用点消火ボタン8Dの嵌合用凹溝Uにおける下方側縁部と上方側縁部とを接続する状態で左右一対の柱状部材43が、グリル用点消火ボタン8Dに装着するグリル側操作状態認識用表示体30Dに形成した退避用凹部30eの形成位置と対応する位置に形成されている。
ちなみに、大火力用点消火ボタン8Cに形成する左右一対の柱状部材43は、大火力用点消火ボタン8Cに装着する大火力側操作状態認識用表示体30Cに形成する退避用凹部30eの形成位置と対応する位置に形成される。
尚、点消火ボタン8に柱状部材43を備えさせることによって、合成樹脂にて成型加工した点消火ボタン8における嵌合用凹溝Uの形成部分が、成型加工後の冷却により変形することを抑制できるようになっている。
グリル側操作状態認識用表示体30Dをグリル用点消火ボタン8Dに装着する手順について説明すると、図13に示すように、先ず、グリル側操作状態認識用表示体30Dの離間側接当部30a及び係止部30bを、グリル用点消火ボタン8Dの離間側係合部40に当て付ける状態にし、その状態において、グリル側操作状態認識用表示体30Dをグリル用点消火ボタン8Dに近づけるように揺動させて、グリル側操作状態認識用表示体30Dをグリル用点消火ボタン8Dの嵌合用凹溝Uに嵌合させることになる。
グリル側操作状態認識用表示体30Dがグリル用点消火ボタン8Dの嵌合用凹溝Uに嵌合した状態においては、グリル側操作状態認識用表示体30Dの離間側接当部30a及び係止部30bが、グリル用点消火ボタン8Dの離間側係合部40に係合し、グリル側操作状態認識用表示体30Dの近接側接当部30cが、グリル用点消火ボタン8Dの近接側係合部41に係合し、グリル側操作状態認識用表示体30Dの被係止突起30dが、グリル用点消火ボタン8Dの係止突起42に係止され、さらには、グリル側操作状態認識用表示体30Dの退避用凹部30eの内部に、グリル用点消火ボタン8Dの柱状部材43が係入する状態となる。
以上の説明から明らかな如く、本実施形態においては、操作状態認識用表示体30が、点消火ボタン8におけるボタン前端側部分8Fの先端側部Tに、コンロ横幅方向に沿って帯状に露出する状態で装着されることになる。
ちなみに、グリル側操作状態認識用表示体30Dを間違えて大火力用点消火ボタン8Cに装着しようとした場合や、大火力側操作状態認識用表示体30Cを間違えてグリル用点消火ボタン8Dに装着しようとした場合には、柱状部材43が退避用凹部30eに係入しないため、誤った装着が回避されることになる。
(対比用表示体の構成及び装着構成)
対比用表示体31は、図11、図17及び図18に示すように、コンロ横幅方向に沿う横長状の主体部分31aの後部に、左右一対の脚部31bを後方に向けて延出した形状に形成されている。
そして、主体部分31aの左右両端部に、接当部45が形成され、一対の脚部31bの端部に、係止用凸部46が形成されている。
図17及び図18に示すように、中間部材22の先端側部に、対比用表示体31を装着する対比用表示体装着用凹部として、対比用表示体装着用凹溝47が形成されている。
また、中間部材22の先端側部分には、図11に示すように、主体部分31aの左右の接当部45が接当する受止部48が形成され、中間部材22の内方側箇所には、対比用表示体31の一対の脚部31bにおける係止用凸部46を係止する係止用段部49が形成されている。
そして、対比用表示体31を中間部材22に装着する際には、一対の脚部31bを先に挿入する状態で、対比用表示体装着用凹溝47の内部に対比用表示体31を挿入することにより、対比用表示体31を対比用表示体装着用凹溝47に嵌合させることになる。
対比用表示体31を対比用表示体装着用凹溝47に嵌合させた状態においては、対比用表示体31の左右の接当部45が、中間部材22の受止部48に接当し、かつ、対比用表示体31の一対の脚部31bにおける係止用凸部46が、中間部材22の内方側箇所の係止用段部49に係止されることになる。
以上の説明から明らかな如く、本実施形態においては、対比用表示体31が、中間部材22の先端側部に、コンロ横幅方向に沿って露出する状態で装着されることになる。
以上の通り、本実施形態のガスコンロGCにおいては、図8に示すように、点消火ボタン8に、一部を露出する状態で操作状態認識用表示体30が装備されているから、操作状態認識用表示体30の位置を確認することによって、点消火ボタン8が点火位置と消火位置とのいずれであるか、つまり、点消火ボタン8の操作状態を認識し易いものとなる。
しかも、コンロ横幅方向に並ぶ点消火ボタン8の間に配置した中間部材22に、対比用表示体31が装備されているから、操作状態認識用表示体30と対比用表示体31との対比によって、操作状態認識用表示体30の位置を認識し易いため、点消火ボタン8の操作状態を一層認識し易いものとなる。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態においては、調理器本体Hの前面部における左右両側の横端部側部分に、上方側運転操作部MUと、出退式操作部としての下方側運転操作部MSとが並設される場合を例示したが、調理器本体Hの前面部における左右両側のうちの一方側の横端部側部分にのみ、上方側運転操作部MUと下方側運転操作部MSとが並設される場合にも、本発明は適用できるものである。
(2)上記実施形態においては、上方側運転操作部MUと、出退式操作部としての下方側運転操作部MSとが並設される場合を例示したが、下方側運転操作部MSとが装備されない場合、つまり、上方側運転操作部MUのみが配設される場合にも、本発明は適用できるものである。
(3)上記実施形態では、カバー体としての上側操作部カバー6が、調理器本体Hの横外方に張り出す状態で設けられる場合を例示したが、カバー体としての上側操作部カバー6が、横外方に張り出さない状態で設けられる場合にも、本発明は適用できるものである。
(4)上記実施形態では、コンロ横幅方向に沿って並ぶ一対の点消火ボタン8の間に、中間部材22が配設される場合を例示したが、中間部材22を配設しない形態でも実施してもよい。
また、中間部材22を配設する場合において、対比用表示体31を、中間部材22に装備しない形態で実施してもよい。
(5)上記実施形態では、操作状態認識用表示体30の色と対比用表示体31の色とを異ならせる場合を例示したが、両者の色を同じ色にする形態で実施してもよい。
(6)上記実施形態では、一対の点消火ボタン8が、コンロ横幅方向に沿って隣接して並ぶ場合を例示したが、複数の点消火ボタン8を、コンロ横幅方向に大きく離間させて設ける場合や、単一の点消火ボタン8を調理器本体Hの前面部に設ける場合においても、本発明は適用できるものである。
(7)上記実施形態では、点消火ボタン8とは別体の操作状態認識用表示体30が、点消火ボタン8の嵌合用凹部としての嵌合用凹溝Uに嵌合される状態で装着される場合を例示したが、点消火ボタン8の成形型の内部に操作状態認識用表示体30を挿入して、点消火ボタン8と操作状態認識用表示体30とを一体成型する等、点消火ボタン8と操作状態認識用表示体30とを一体的に製作してもよい。
(8)上記実施形態では、中間部材22とは別体の対比用表示体31が、中間部材22の対比用表示体装着用凹部としての対比用表示体装着用凹溝47に嵌合される状態で装着される場合を例示したが、中間部材22の成形型の内部に対比用表示体31を挿入して、中間部材22と対比用表示体31とを一体成型する等、中間部材22と対比用表示体31とを一体的に製作してもよい。
(9)上記実施形態では、操作状態認識用表示体30が、コンロ横幅方向に沿って帯状に露出する場合を例示したが、四角状、円状、三角状に露出する等、操作状態認識用表示体30を点消火ボタン8におけるボタン前端側部分8Fの外面に露出させる形態は各種変更できる。
(10)上記実施形態では、操作状態認識用表示体30が、点消火ボタン8のボタン前端側部分8Fの先端側部Tにおいて露出する場合を例示したが、例えば、点消火ボタン8のボタン前端側部分8Fにおける後方側部分において、操作状態認識用表示体30をコンロ横幅方向に沿って帯状に露出させる等、点消火ボタン8のボタン前端側部分8Fにおいて操作状態認識用表示体30を露出させる位置は、各種変更できる。
(11)上記実施形態では、対比用表示体31が、中間部材22の先端側部において、コンロ横幅方向に沿って帯状に露出する場合を例示したが、四角状、円状、三角状に露出する等、対比用表示体31を中間部材22の先端側部において露出させる形態は各種変更できる。
6 カバー体
8 点消火ボタン
8F ボタン前端側部分
8J 被枢支部
22 中間部材
25 ボタン挿通用開口
30 操作状態認識用表示体
31 対比用表示体
47 対比用表示体装着用凹部
B 操作部装着枠
H コンロ本体
Q 軸心
T 先端側部
Te 離間側端部分
Tm 主体部分
U 嵌合用凹部

Claims (12)

  1. 後方側の上部に被枢支部を備える点消火ボタンが、コンロ本体の前面部のボタン挿通用開口を通してボタン前端側部分をコンロ前方側に突出させた状態で、かつ、消火位置と点火位置とに切換えるべく、前記被枢支部をコンロ横幅方向に沿う軸心回りで回動自在に枢支させた状態で設けられているガスコンロであって、
    外面が一色となるように形成された前記点消火ボタンとは異なる色に形成された操作状態認識用表示体が、前記ボタン前端側部分における外面のうちの一部に露出する状態で前記点消火ボタンに設けられているガスコンロ。
  2. 前記ボタン前端側部分に、前記操作状態認識用表示体を嵌合するための嵌合用凹部が形成され、
    前記操作状態認識用表示体が、前記嵌合用凹部に嵌合させた状態で前記点消火ボタンに装着されている請求項1記載のガスコンロ。
  3. 前記操作状態認識用表示体が、前記ボタン前端側部分の先端側部において露出する状態で前記点消火ボタンに設けられている請求項1又は2記載のガスコンロ。
  4. 前記操作状態認識用表示体が、前記コンロ横幅方向に沿って帯状に露出する状態で前記点消火ボタンに設けられている請求項3記載のガスコンロ。
  5. 前記操作状態認識用表示体を備えた一対の前記点消火ボタンが、前記コンロ横幅方向に沿って並設されている請求項4記載のガスコンロ。
  6. 一対の前記点消火ボタンが、外面の色を同じ色とする状態に構成され、
    一対の前記点消火ボタンの夫々に設けられる前記操作状態認識用表示体が、外面の色を同じ色とする状態に構成されている請求項5記載のガスコンロ。
  7. 一対の前記点消火ボタンの前記ボタン前端側部分の先端側部が、平面視において、隣接する前記点消火ボタンから離れる側の離間側端部分を、漸次コンロ後方側に後退する傾斜状にし、かつ、前記離間側端部分に連なる状態で、隣接する前記点消火ボタンの存在側に位置する主体部分を、前記コンロ横幅方向に沿う直線状とする形状に構成され、
    前記操作状態認識用表示体が、前記ボタン前端側部分の先端側部における前記主体部分及び前記離間側端部分に亘る状態で設けられている請求項5又は6記載のガスコンロ。
  8. 前記コンロ横幅方向に沿う方向視において前記ボタン前端側部分と同形状の中間部材が、一対の前記点消火ボタンの間に配設され、
    前記中間部材が、外面が一色となるように形成され、
    前記中間部材とは異なる色に形成された対比用表示体が、前記中間部材の先端側部において露出する状態で前記中間部材に設けられている請求項5〜7のいずれか1項に記載のガスコンロ。
  9. 前記対比用表示体が、前記コンロ横幅方向に沿って帯状に露出する状態で前記中間部材に設けられている請求項8記載のガスコンロ。
  10. 前記対比用表示体の外面の色が、前記操作状態認識用表示体の外面の色と異なるように構成されている請求項8又は9記載のガスコンロ。
  11. 一対の前記点消火ボタン及び前記中間部材が組み付けられる操作部装着枠が、前記コンロ本体の前面部に設けられ、
    前記操作部装着枠の前面部を覆う状態でカバー体が装備され、
    前記カバー体に、前記ボタン挿通用開口が、一対の前記点消火ボタン及び前記中間部材を挿通させる形態で形成されている請求項8〜10のいずれか1項に記載のガスコンロ。
  12. 前記中間部材に、前記対比用表示体を装着する対比用表示体装着用凹部が形成され、
    前記対比用表示体が、前記対比用表示体装着用凹部に嵌め込んだ状態で前記中間部材に組み付けられている請求項8〜11のいずれか1項に記載のガスコンロ。
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