JP5939628B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示パネルなどの表示パネルが、筐体の内部に保持された表示装置に関する。
車載用表示装置などとして使用される表示装置は、金属製の筐体の内部に液晶表示パネルなどの表示パネルが収納されており、前記筐体の外側に化粧パネルが設けられている。
この種の表示装置では、筐体の内部に表示パネルが容易に動くことなく確実に保持されることが必要であるが、さらに表示パネルが過大な応力を受けることなく保持されることが必要である。表示パネルに過大な応力が与えられると、画面が歪み、液晶表示パネルの場合には、一対の電極基板の間に封入された液晶層の配向に歪みが生じて表示品質が著しく劣化することになる。
以下の特許文献1の図3、図4、図5に記載された液晶装置は、枠体部材と、この枠体部材に収納されたスペーサの一方に突起が形成され、他方に弾性部材が設けられて、液晶パネルを構成している電極基板が、前記突起と弾性部材とで挟持されて保持されている。この液晶装置は、電極基板の上縁部の中央の1点(Q1)と、電極基板の下縁部と両側縁部との交点である角部の2点(Q2,Q3)の合計3箇所を前記突起に当接させることで、液晶パネルに作用する応力を低減させようとしている。
特開平9−73071号公報
液晶装置は、液晶パネルを枠体部材に組み込む際に、前記突起と当接している部分で電極基板に力が与えられ、また、組立て後の温度変化による熱膨張係数の差によっても、突起と当接している部分で電極基板に力が与えられ、この力で、電極基板に曲げ力や捩り力が与えられやすい。
特許文献1に記載された液晶装置では、電極基板の下縁部と両側縁部との交点である角部の2点(Q2,Q3)が前記突起に当接して保持されている。電極基板に曲げ力や捩り力が与えられたときに、基板の変位量が角部において最大になるため、角部の点Q2,Q3が突起で拘束されていると、枠体部材と液晶パネルとの間の相対的な変形が、突起を介して電極基板の角部に集中して過大に作用することになり、電極基板に大きな歪みが発生しやすくなる。
また、特許文献1に記載された液晶装置は、液晶パネルの電極基板が、突起と弾性部材とで挟持されている構造であるため、枠体部材に作用する外力が直接に液晶パネルの電極基板に作用することになり、電極基板に挟まれた液晶層に歪みが作用しやすくなっている。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、筐体内で表示パネルを確実に保持でき、しかも表示パネルに過大な応力が作用しにくい表示装置を提供することを目的としている。
また本発明は、筐体から表示パネルの電極基板に直接に応力が伝達されることがなく、表示パネルの変形を防止しやすい構造の表示装置を提供することを目的としている。
本発明は、表示パネルと、前記表示パネルを収納した筐体とを有し、前記筐体に、前記表示パネルの画面が現れる窓部と前記窓部を囲む枠部とが形成されている表示装置において、
前記枠部は、前記窓部の上側に位置する上側枠部と、前記窓部の下側に位置する下側枠部と、前記窓部の左右両側に位置する右側枠部ならびに左側枠部とを有しており、
前記上側枠部の一箇所に上側支持突起が、前記右側枠部の一箇所に右側支持突起が、前記左側枠部の一箇所に左側支持突起がそれぞれ設けられて、前記表示パネルの前部が前記上側支持突起と前記右側支持突起ならびに前記左側支持突起のそれぞれの頂部に当接し、前記筐体の内部に設けられた背部弾性部材によって前記表示パネルの背部が前方に押され、前記前部が前記上側支持突起と前記右側支持突起および前記左側支持突起に押し付けられて3点で支持されており、
前記右側支持突起と前記左側支持突起が、前記枠部の下端よりも上方に離れた位置で且つ前記窓部の側方に位置していることを特徴とするものである。
本発明の表示装置は、筐体の内部で表示パネルの前部が3点で支持されているため、表示パネルを安定した状態で保持することができる。表示パネルの下側を支持する2点の突起は、表示パネルの下側の角部を避けて、角部よりも上方に当接しているため、筐体から表示パネルに応力が与えられたときに、表示パネルの角部を比較的自由な状態にでき、表示パネルに過大な応力が作用するのを防止できるようになる。また、上側支持突起と右側支持突起ならびに左側支持突起のそれぞれの頂部を結んだ仮想三角形の重心を、前記表示パネルの前部の四角形の重心に接近させることができるため、上側支持突起と右側支持突起ならびに左側支持突起とで表示パネルを支持する力を均等に分散させることができ、これによっても、表示パネルに曲げ応力や捩り応力が作用しにくくなる。
本発明は、前記筐体の内部には、前記表示パネルの底部に当接する一対の底部支持突起と、前記表示パネルの上部を下側に付勢して前記底部をそれぞれの前記底部支持突起に押し付ける上部弾性部材が設けられており、
それぞれの前記底部支持突起が、前記右側支持突起と前記左側支持突起の下方に位置し、右側の前記底部支持突起の頂部と前記右側支持突起の頂部とを結ぶ仮想線、ならびに左側の前記底部支持突起の頂部と前記左側支持突起の頂部とを結ぶ仮想線が、それぞれ前記枠部から外れない位置に設定されているものである。
上記表示装置では、表示パネルの底部が支持されているため、上下のがたつきを防止でき、しかも底部の2箇所が底部支持突起で支持されているため、上下の保持構造によって表示パネルが過剰に拘束されるのを防止でき、表示パネルに作用する応力を低減できる。また、底部支持突起は、枠部から外れない範囲で、右側支持突起と左側支持突起の下側に位置しているため、表示パネルと支持突起との当接点が広い範囲に分散するのを防止でき、表示パネルを安定させ、且つ表示パネルに過大な応力が作用するのを防止しやすくなる。
本発明は、前記筐体の内部には、前記表示パネルの一方の側部に当接する側部支持突起と、前記表示パネルの他方の側部を付勢して一方の前記側部を前記側部支持突起に押し付ける側部弾性部材が設けられている。
この場合に、前記側部支持突起が、前記右側支持突起と前記左側支持突起とを結ぶ横方向仮想線上に位置していることが好ましい。
上記表示装置では、表示パネルの両側部が支持されているため、左右のがたつきを防止でき、しかも側部の1箇所のみが側部支持突起と当接している。左右の保持構造によって表示パネルが過剰に拘束されるのを防止でき、表示パネルに作用する応力を軽減できる。また、側部支持突起と側部弾性部材の中心を結ぶ横方向仮想線が、右側支持突起と左側支持突起の上に位置しているため、表示パネルと支持突起との当接点が広い範囲に分散するのを防止でき、表示パネルを安定させ、且つ表示パネルに過大な応力が作用するのを防止しやすくなる。
本発明は、前記上側支持突起と前記右側支持突起ならびに前記左側支持突起のそれぞれの頂部を結んだ仮想三角形の重心が、前記表示パネルの前部の四角形の重心に一致していることが好ましい。
さらに、本発明は、前記表示パネルは金属製の枠形成部材を有し、前記枠形成部材は、画面の周囲を囲む前方枠面を有しており、前記上側支持突起と前記右側支持突起ならびに前記左側支持突起が、前記前方枠面に当接しているものである。
また、前記表示パネルは金属製の枠形成部材を有し、前記枠形成部材が、画面の周囲を囲む前方枠面と表示パネルの側部を覆う側板とを有しており、前記底部支持突起が、前記側板に当接しているものとすることができる。
さらに、前記表示パネルは金属製の枠形成部材を有し、前記枠形成部材が、画面の周囲を囲む前方枠面と表示パネルの側部を覆う側板とを有しており、前記側部支持突起が、前記側板に当接しているものとすることが可能である。
上記のように、表示パネルに金属製の枠形成部材を設け、前記枠形成部材を支持突起で支持することにより、支持突起による支持力が表示パネルの電極基板などに直接に作用しにくくなり、表示パネルの表示部に変形力が作用しにくくなる。
本発明の表示装置は、筐体の内部で表示パネルの前部が3点で支持されているため、表示パネルを安定した状態で保持することができる。
表示パネルの下側を支持する2点の突起は、表示パネルの下側の角部を避けて、角部よりも上方に当接しているため、筐体から表示パネルに応力が与えられたときに、表示パネルの角部を比較的自由な状態にでき、表示パネルに過大な応力が作用するのを防止できるようになる。この構成では、上側支持突起と右側支持突起ならびに左側支持突起のそれぞれの頂部を結んだ仮想三角形の重心を、前記表示パネルの前部の四角形の重心に接近させることができるため、上側支持突起と右側支持突起ならびに左側支持突起とで表示パネルを支持する力を均等に分散させることができ、これによっても、表示パネルに曲げ応力や捩り応力が作用しにくくなる。
さらに、表示パネルに金属製の枠形成部材を設け、前記枠形成部材を支持突起で支持することにより、支持突起による支持力が表示パネルの電極基板などに直接に作用しにくくなり、表示パネルの表示部に変形力が作用しにくくなる。
本発明の実施の形態の表示装置の斜視図、 表示装置の正面図、 図2におけるIII−III線矢視の断面図、 図2におけるIV−IV線矢視の断面図、 図1におけるV−V線矢視の部分断面図、 図2におけるVI−VI線矢視の断面図、
図1に示す本発明の実施の形態の表示装置1は、筐体を有している。筐体は前部筐体2と後部筐体3に別れており、両筐体2,3は共に金属板を折り曲げることで形成されている。前部筐体2と後部筐体3の内部に表示パネル10が収納された状態で、前部筐体2と後部筐体3とが互いに固定されている。
図4と図6に示すように、前記表示パネル10は、パネル本体11を有している。パネル本体11は、金属製のパネルケース12と、このパネルケース12に保持された液晶表示装置13とを有している。液晶表示装置13には、透光性の一対の電極基板、電極基板に挟まれた液晶層、カラーフィルタ、配向層、偏光層などが含まれ、さらに液晶層を透過する照明光を与えるバックライト機構が設けられている。
図4と図6には、液晶表示装置13の前面に位置する透明基板13aが現れている。この透明基板13aは例えば偏光板である。
表示パネル10は、前記液晶表示装置13の前方にタッチパネル14を有している。タッチパネル14は、複数枚の透光性の電極基板または1枚の透光性の電極基板を有している。タッチパネル14の前方に透光性のカバーパネル15が設けられている。カバーパネル15の表面に指が触れると、電極基板に形成された電極と指との間に静電容量が形成され、表示画面で指が触れた位置が検知される。または、タッチパネル14は、透光性の抵抗体層を有する2枚の電極基板が対向し、表側の電極基板とカバーパネル15とが可撓性であり、カバーパネル15に指が触れると、対向する抵抗体層どうしが接触して、表示画面のどの位置に指が触れたかが検知されるものであってもよい。
図4と図6に示すように、表示パネル10は、枠形成部材16を有している。枠形成部材16は金属板を折り曲げて形成されている。枠形成部材16は前方枠面16aを有している。前方枠面16aは、窓縁部16bを有している。窓縁部16bで囲まれた領域が表示画面Dとして機能している。液晶表示装置13の前面に位置する前記カバーパネル15は、前方枠面16aよりも後方(Y2方向)へ離れて位置している。
枠形成部材16には、側板16cが設けられている。側板16cは、前方枠面16aの上下左右の4辺の縁部から後方(Y2方向)に向けて直角に折り曲げられている。側板16cは、パネル本体11のZ1側に向く上部とZ2側に向く下部、およびX1側に向く右部とX2側に向く左部とやや距離を空けて対向している。そして、枠形成部材16とパネル本体11のパネルケース12とが図6に示す固定部16dによって、互いに固定されている。
上記構造の表示パネル10では、図4と図6に示すように、表示パネル10の前部10aが前方枠面16aで構成され、表示パネル10の背部10bがパネルケース12で構成されている。図4に示される表示パネル10の上部10cと、図3に示される表示パネル10の底部10dが、枠形成部材16の側板16cで構成されている。また、表示パネル10の右側部10eと左側部10fも、前記側板16cで構成されている。
図1と図2に示すように、前部筐体2に、前方(Y1方向)に向けられる枠部21が形成されている。枠部21は、上側枠部21aと下側枠部21bならびに右側枠部21cと左側枠部21dを有している。前部筐体2には、上側枠部21aと下側枠部21bならびに右側枠部21cと左側枠部21dのそれぞれの縁部で囲まれた窓部22が形成されている。
図4と図6に示すように、窓部22の開口面積は、枠形成部材16の窓縁部16bで囲まれた表示画面Dよりも広くなっており、窓部22の内側に窓縁部16bが現れている。
図1と図2に示すように、前部筐体2の上側枠部21aの1箇所に上側支持突起23aが一体に形成され、右側枠部21cの1箇所に右側支持突起23bが一体に形成され、左側枠部21dの1箇所に左側支持突起23cが一体に形成されている。図4に示すように、上側支持突起23aは、プレス工程によって、上側枠部21aの一部を後方(Y2方向)へ変形して形成されたものであり、上側支持突起23aの後方(Y2方向)に向く表面は突曲面形状である。図6に示すように、右側支持突起23bと左側支持突起23cは、右側枠部21cと左側枠部21dの一部が後方(Y2方向)へ変形して形成されたものであり、右側支持突起23bと左側支持突起23cの後方(Y2方向)に向く表面は突曲面形状である。
図4に示すように、表示パネル10の前部10aに現れている枠形成部材16の前方枠面16aが、上側支持突起23aの頂部に当接している。表示パネル10の背部10bと後部筐体3との間に、上側背部弾性部材24aが配置されている。上側背部弾性部材24aは、上側支持突起23aのほぼ真後ろに位置している。表示パネル10は、上側背部弾性部材24aによって前方(Y1方向)へ付勢されて、前方枠面16aが上側支持突起23aの頂部に押し付けられている。
図6に示すように、表示パネル10の前部10aに位置する前方枠面16aが、右側支持突起23bの頂部と左側支持突起23cの頂部に当接している。表示パネル10の背部10bと後部筐体3との間に右側背部弾性部材24bと左側背部弾性部材24cが介在している。右側背部弾性部材24bは右側支持突起23bのほぼ真後ろに位置し、表示パネル10が前方へ付勢されて、前方枠面16aが右側支持突起23bに押し付けられている。左側背部弾性部材24cは左側支持突起23cのほぼ真後ろに位置し、表示パネル10が前方へ付勢されて、前方枠面16aが左側支持突起23cに押し付けられている。
図2では、上側支持突起23aと前方枠面16aとの当接部が支持点(a)、右側支持突起23bと前方枠面16aとの当接点が支持点(b)、左側支持突起23cと前方枠面16aとの当接点が支持点(c)で示されている。
表示パネル10の前部10aは、前部筐体2に対して支持点(a)(b)(c)の三点で支持されている。上側の支持点(a)は、表示パネル10のX方向の幅寸法をほぼ二分する位置に配置されている。右側の支持点(b)は、前部筐体2の枠部21の下側枠部21bと右側枠部21cとの角部よりも上方(Z1方向)に位置し、且つ窓部22ならびに表示画面Dの右側方に位置している。また、左側の支持点(c)は、前部筐体2の枠部21の下側枠部21bと左側枠部21dとの角部よりも上方(Z1方向)に位置し、且つ窓部22ならびに表示画面Dの左側方に位置している。
すなわち、右側の支持点(b)は、表示パネル10の底部10dと右側部10eとの角部よりも上方(Z1方向)に位置し、左側の支持点(c)は、底部10dと左側部10fとの角部よりも上方に位置している。
右側の支持点(b)と左側の支持点(c)が、表示パネル10の左右下側の角部よりも上方に位置しているため、支持点(a)(b)(c)を結ぶ仮想三角形Tの重心Gを、表示パネル10の前部10aの四角形の中心すなわち表示パネル10の重心に近づけることができる。支持点(a)(b)(c)において、背部弾性部材24a,24b,24cが表示パネル10を前方へ押圧する力を均一にしておけば、表示パネル10に対するY1方向への押圧力の作用中心を表示パネル10の重心に近づけることができる。その結果、支持点(a)(b)(c)における支持突起23a,23b,23cと表示パネル10の前部10aとの当接力を均一化することが可能になる。
以上から、支持点(b)(c)の位置を図2よりもさらに上方に設置して、仮想三角形Tの重心Gを、表示パネル10の前部10aの中心(重心)に一致させ、またはほぼ一致させることがさらに好ましい。
図3と図5に示すように、前部筐体2には、枠部21の下部において後方(Y2方向)に向けて直角に折り曲げられた下部折曲げ部25aが形成されており、この下部折曲げ部25aの右側(X1側)に、右側底部支持突起26aが一体に形成されている。右側底部支持突起26aは、上側(Z1側)に向けられる表面が突曲面形状である。表示パネル10の底部10dは、右側底部支持突起26aの頂部に当接している。図5に示すように、右側底部支持突起26aによる支持点である底部支持点(d)は、右側支持突起23bによる支持点(b)の下側に位置している。
図示省略しているが、下部折曲げ部25aの左側(X2側)にも左側底部支持突起26bが形成され、表示パネル10の底部10dが左側底部支持突起26bの頂部に当接している。そして、その当接部は、左側支持突起23cによる支持点(c)の下側に位置している。
図4に示すように、前部筐体2の上部には、上部折曲げ部25bが枠部21から後方へ向けて直角に折り曲げられている。前記支持点(a)の真上の位置において、表示パネル10の上部10cと上部折曲げ部25bとの間に上部弾性部材27が設けられている。上部弾性部材27の下向きの付勢力により、表示パネル10の底部10dが、右側底部支持突起26aと左側底部支持突起26bに押圧されている。
図5では、右側支持突起23bによる支持点(b)と右側底部支持突起26aによる底部支持点(d)とを結ぶ線が仮想線L1で示されている。この仮想線L1が、前部筐体2の枠部21に開口する窓部22の縁に接する境界線Laよりも窓部22の内部にはみ出さないように、底部支持点(d)が幅寸法Waの範囲内に配置されることが好ましい。または、前記仮想線L1が、表示パネル10の前方に設けられた前方枠面16aの窓縁部16bよりも表示画面D側へはみ出さないように、底部支持点(d)が配置されることが好ましい。支持点(b)と底部支持点(d)とを結ぶ仮想線L1が、枠部21または前方枠面16aから外れない構造であると、支持点(b)と底部支持点(d)との間の支持力のアンバランスやモーメントによって、表示パネル10の右下角部に応力が作用したとしても、その応力が、表示画面Dの範囲まで及ぶのを制限することが可能になる。
また、左側底部支持突起26bと表示パネル10の底部10dとの当接点と、左側の支持点(c)との位置関係は、前記支持点(b)と底部支持点(d)との位置関係と同じである。
図6に示すように、後部筐体3には、左側(X2側)に側部支持突起31が一体に形成されている。側部支持突起31は右側(X1側)に向く表面が突曲面形状であり、表示パネル10の左側部10fが、側部支持突起31の頂部に当接している。図6に示すように、表示パネル10の右側部10eと後部筐体3との間に、側部弾性部材28が設けられている。側部弾性部材28により表示パネル10が左方向(X2方向)へ付勢されて、表示パネル10の左側部10fが側部支持突起31に押圧されている。
側部支持突起31と表示パネル10の左側部10fとが当接している側部支持点(e)は、図2に示す2つの支持点(b)(c)を結ぶ横方向仮想線L2の上に位置している。また、側部弾性部材28も横方向仮想線L2の上に位置している。
側部支持点(e)が、支持点(b)(c)を結ぶ横方向仮想線L2上に位置しているために、支持点(b)(c)上で支持突起23b,23cから表示パネル10に与えられる支持圧力と、側部支持点(e)上で側部支持突起31から表示パネル10に与えられる支持圧力との間に大きなモーメントが作用しなくなる。よって、表示パネル10に支持圧力による曲げ応力が作用しにくく、表示パネル10に歪が与えられにくくなっている。
前記背部弾性部材24a,24b,24cと上部弾性部材27ならびに側部弾性部材28は、合成ゴム、発泡ゴム、発泡樹脂などの体積変化により弾性力を発生できる素材で形成されている。
前記構成の表示装置1では、表示パネル10の前部10aが、3箇所の支持突起23a,23b,23cで支持され、表示パネル10の底部10dが2箇所の底部支持突起26a,26bで支持され、表示パネル10の左側部10fが1箇所の側部支持突起31で支持されている。表示パネル10が3方向において支持突起により点支持されていることで、筐体2,3の内部で表示パネル10がしっかりと保持され、また点支持のために、表示パネル10に過大な支持応力が作用するのを防止できる。
図2に示すように、表示パネル10の前部10aを支持する支持点(a)(b)(c)では、右下と左下の支持点(b)(c)を窓部の左右両側に位置させることで、支持点(b)(c)を表示パネル10の右下と左下の角部よりも上方に配置させている。四角形の表示パネル10に外力が作用したときに、その前後方向(Y方向)の変位量は、4つの角部において最も大きくなる傾向がある。そこで、図2に示すように、支持点(a)(b)(c)を角部から外れた位置に配置することで、表示パネル10の右上と左上の角部を自由状態にできるとともに、右下と左下の角部を自由状態にできる。これにより、表示パネル10が変形しようとしたときに、各角部が過大に拘束されることがなく、角部を支持突起で支持したときのような過大な応力が表示パネル10に作用するのを避けることができる。
すなわち、図5に示すように、表示パネル10の右下と左下の角部では、底部10dが底部支持突起26a,26bで支持されているだけであるため、この角部を前方から拘束する構造に比べて、右下と左下の角部の前後方向への自由度が損なわれない。よって、角部に過大な支持応力が作用するのを防止しやすい。
また、図2に示すように、3点の支持点(a)(b)(c)の仮想三角形Tの重心Gを表示パネル10の重心に近づけることができるため、3点の支持点(a)(b)(c)から表示パネル10に与えられる支持力を均一に設定することができる。
また、図5に示すように、支持点(b)と底部支持点(d)とを結ぶ仮想線L1が前方から見て枠部21内、または前方枠面16aの内部に位置していることで、支持点(b)によるY2方向への支持力と、底部支持点26aによるZ1方向への支持力との間で、表示パネル10に作用する過大なモーメントが発生するのを抑制できる。
さらに、支持点(b)(c)と、図6に示す側部支持点(e)が横方向仮想線L2上に位置しているため、支持点(b)(c)によりY2方向への支持力と、側部支持点(e)によるX1方向への支持力との間で、表示パネル10に作用する過大なモーメントが発生するのを抑制できる。
上記のように各方向の支持点をなるべく分散しないように近接する位置で設けることで、表示パネル10を安定して保持でき、しかも支持力の分散によって、表示パネル10に過大な曲げ力や捩り力が作用するのを防止しやすくなる。
また、支持突起23a,23b,23cは、表示パネル10に設けられた金属製の枠形成部材16の前方枠面16aに当接し、底部支持突起26a,26bと側部支持突起31が、枠形成部材16の側板16cに当接しているため、各支持突起の支持力が金属製の枠形成部材16で受けられ、支持力が液晶表示装置13の電極基板などに直接に作用することがない。
そのため、各支持点による支持力によって、液晶表示装置13が変形しにくくなっている。
なお、本発明では、液晶表示装置13の代わりにエレクトロクロミックなどを使用した他の表示装置を使用することも可能である。
1 表示装置
2 前部筐体
3 後部筐体
10 表示パネル
10a 表示パネルの前部
10b 表示パネルの背部
10c 表示パネルの上部
10d 表示パネルの底部
10e 表示パネルの右側部
10f 表示パネルの左側部
11 パネル本体
13 液晶表示装置
16 枠形成部材
16a 前方枠面
16c 側板
21 枠部
21a 上側枠部
21b 下側枠部
21c 右側枠部
21d 左側枠部
22 窓部
23a 上側支持突起
23b 右側支持突起
23c 左側支持突起
24a 上側背部弾性部材
24b 右側背部弾性部材
24c 左側背部弾性部材
26a 右側底部支持突起
26b 左側底部支持突起
27 上部弾性部材
28 側部弾性部材
31 側部支持突起
D 表示画面
(a)(b)(c) 支持点
(d) 底部支持点
(e) 側部支持点
G 重心
T 仮想三角形
L1 仮想線
L2 横方向仮想線

Claims (8)

  1. 表示パネルと、前記表示パネルを収納した筐体とを有し、前記筐体に、前記表示パネルの画面が現れる窓部と前記窓部を囲む枠部とが形成されている表示装置において、
    前記枠部は、前記窓部の上側に位置する上側枠部と、前記窓部の下側に位置する下側枠部と、前記窓部の左右両側に位置する右側枠部ならびに左側枠部とを有しており、
    前記上側枠部の一箇所に上側支持突起が、前記右側枠部の一箇所に右側支持突起が、前記左側枠部の一箇所に左側支持突起がそれぞれ設けられて、前記表示パネルの前部が前記上側支持突起と前記右側支持突起ならびに前記左側支持突起のそれぞれの頂部に当接し、前記筐体の内部に設けられた背部弾性部材によって前記表示パネルの背部が前方に押され、前記前部が前記上側支持突起と前記右側支持突起および前記左側支持突起に押し付けられて3点で支持されており、
    前記右側支持突起と前記左側支持突起が、前記枠部の下端よりも上方に離れた位置で且つ前記窓部の側方に位置していることを特徴とする表示装置。
  2. 前記筐体の内部には、前記表示パネルの底部に当接する一対の底部支持突起と、前記表示パネルの上部を下側に付勢して前記底部をそれぞれの前記底部支持突起に押し付ける上部弾性部材が設けられており、
    それぞれの前記底部支持突起が、前記右側支持突起と前記左側支持突起の下方に位置し、右側の前記底部支持突起の頂部と前記右側支持突起の頂部とを結ぶ仮想線、ならびに左側の前記底部支持突起の頂部と前記左側支持突起の頂部とを結ぶ仮想線が、それぞれ前記枠部から外れない位置に設定されている請求項1記載の表示装置。
  3. 前記筐体の内部には、前記表示パネルの一方の側部に当接する側部支持突起と、前記表示パネルの他方の側部を付勢して一方の前記側部を前記側部支持突起に押し付ける側部弾性部材が設けられている請求項1または2記載の表示装置。
  4. 前記側部支持突起が、前記右側支持突起と前記左側支持突起とを結ぶ横方向仮想線上に位置している請求項3記載の表示装置。
  5. 前記上側支持突起と前記右側支持突起ならびに前記左側支持突起のそれぞれの頂部を結んだ仮想三角形の重心が、前記表示パネルの前部の四角形の重心に一致している請求項1ないし4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記表示パネルは金属製の枠形成部材を有し、前記枠形成部材は、画面の周囲を囲む前方枠面を有しており、前記上側支持突起と前記右側支持突起ならびに前記左側支持突起が、前記前方枠面に当接している請求項1ないし5のいずれかに記載の表示装置。
  7. 前記表示パネルは金属製の枠形成部材を有し、前記枠形成部材が、画面の周囲を囲む前方枠面と表示パネルの側部を覆う側板とを有しており、前記底部支持突起が、前記側板に当接している請求項2記載の表示装置。
  8. 前記表示パネルは金属製の枠形成部材を有し、前記枠形成部材が、画面の周囲を囲む前方枠面と表示パネルの側部を覆う側板とを有しており、前記側部支持突起が、前記側板に当接している請求項3または4記載の表示装置。
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