JP5939235B2 - 回転電機駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 - Google Patents

回転電機駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Description

本発明は、回転電機駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置に関する。
従来、インバータの母線に設けられたシャント抵抗による電流検出値に基づき、各相電流を検出する技術が知られている。例えば特許文献1では、シャント抵抗の両端電圧を増幅する回路を2系統としている。
特開2013−110864号公報
特許文献1では、シャント抵抗の両端電圧を増幅する回路を2系統とすることで、電流検出回路の故障や異常の診断を行う。
しかしながら特許文献1では、例えばインバータを構成するスイッチング素子を導通させることができない異常(以下、「オープン故障」という。)等を検出することができない。スイッチング素子を導通させることができないオープン故障は、スイッチング素子自体の異常に限らず、スイッチング素子を導通させるための指令信号の異常によっても起こり得る。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、指令信号の異常を検出可能な回転電機駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明の回転電機駆動装置は、インバータ部と、電流検出部と、制御部と、異常検出部と、を備える。
インバータ部は、回転電機の巻線の各相に対応し、高電位側に設けられる上アーム素子、および、上アーム素子の低電位側に設けられる下アーム素子を有する。
電流検出部は、巻線に通電される電流を検出する。
制御部は、電流検出部により検出される電流検出値を取得し、電流検出値に基づき、上アーム素子のオンオフを切り替える指令信号である上側指令信号、および、下アーム素子のオンオフを切り替える指令信号である下側指令信号を生成する。
異常検出部は、対になる上アーム素子および下アーム素子に対する上側指令信号および下側指令信号が、共にオフ指令となる同時オフが同時オフ異常判定時間以上継続した場合、当該上側指令信号および当該下側指令信号が同時オフ異常であると判定する。
同時オフ異常判定時間は、対となる上アーム素子および下アーム素子が同時オンとなることを避けるために同時オフされるデッドタイムより長く、電流検出部による電流検出を行う電圧ベクトル期間の開始から電流検出を行うタイミングまでの時間である最低維持時間以下である。
これにより、対になる上側指令信号および下側指令信号の同時オフ異常を適切に検出することができる。
また例えば、電流検出部がインバータ部と電源の負側との間に設けられ、母線電流を検出する場合、指令信号の異常によりオープン故障が生じたとすると、電流検出部により検出される母線電流に対応する相および通電方向を誤検出する虞がある。
そこで本発明では、異常検出部にて、指令信号の異常に起因するオープン故障を検出する。これにより、各相電流の誤検出を防ぐことができるので、回転電機の意図しない挙動を回避することができる。
本発明の一実施形態による電動パワーステアリングシステムの構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態による回転電機駆動装置の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態によるスイッチング素子のオンオフ状態と母線電流との関係を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による指令信号と母線電流との関係を説明する説明図である。 本発明の一実施形態において、正常である場合に通電される電流を説明する説明図である。 本発明の一実施形態において、オープン故障が生じた場合に通電される電流を説明する説明図である。 シャント抵抗が各相に設けられているとき、スイッチング素子が正常である場合に通電される電流を説明する説明図である。 シャント抵抗が各相に設けられているとき、オープン故障が生じた場合に通電される電流を説明する説明図である。 本発明の一実施形態において、正常である場合の異常信号を説明するタイムチャートである。 本発明の一実施形態において、オープン故障が生じた場合の異常信号を説明するタイムチャートである。 本発明の一実施形態によるイニシャルチェック処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態によるイニシャルチェック処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態による異常判定処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明による回転電機駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態による回転電機駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリグ装置を図1〜図13に示す。
図1に示すように、回転電機駆動装置1は、回転電機としてのモータ10とともに、例えば車両のステアリング操作をアシストするための電動パワーステアリング装置100に適用される。
図1は、電動パワーステアリング装置100を備えるステアリングシステム90の全体構成を示すものである。ステアリングシステム90は、ハンドル(ステアリングホイール)91、ステアリングシャフト92、ピニオンギア96、ラック軸97、車輪98、および、電動パワーステアリング装置100等から構成される。
ハンドル91は、ステアリングシャフト92と接続される。ステアリングシャフト92には、運転者がハンドル91を操作することにより入力される操舵トルクを検出するトルクセンサ94が設けられる。ステアリングシャフト92の先端にはピニオンギア96が設けられ、ピニオンギア96はラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が連結される。
これにより、運転者がハンドル91を回転させると、ハンドル91に接続されたステアリングシャフト92が回転する。ステアリングシャフト92の回転運動は、ピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換され、ラック軸97の変位量に応じた角度に一対の車輪98が操舵される。
電動パワーステアリング装置100は、運転者によるハンドル91の操舵を補助する補助トルクを出力するモータ10、当該モータ10の駆動制御に用いられる回転電機駆動装置1、モータ10の回転を減速してステアリングシャフト92またはラック軸97に伝える減速ギア89等を備える。
モータ10は、電源としてのバッテリ80(図2参照)から電力が供給されることにより駆動し、減速ギア89を正逆回転させる。
モータ10は、3相ブラシレスモータであり、いずれも図示しないロータおよびステータを有する。ロータは、円筒状の部材であり、その表面に永久磁石が貼り付けられ、磁極を有する。ステータは、内部にロータを相対回転可能に収容している。ステータは、径内方向へ所定角度毎に突出する突出部を有し、この突出部に図2に示すU相コイル11、V相コイル12、W相コイル13が巻回される。U相コイル11、V相コイル12、W相コイル13が巻線15を構成する。本実施形態ではU相コイル11に通電される電流をU相電流Iu、V相コイル12に通電される電流をV相電流Iv、W相コイル13に通電される電流をW相電流Iwとする。また、U相電流Iu、V相電流IvおよびW相電流Iwを、適宜、「各相電流Iu、Iv、Iw」という。
また、モータ10には、ロータの回転位置である電気角θを検出する位置センサ16が設けられる。
図2に示すように、回転電機駆動装置1は、パルス幅変調(以下、「PWM」という。)によりモータ10を駆動制御するものであり、インバータ部20、電流検出部30、制御部40、駆動回路部としてのカスタムIC50、および、電源としてのバッテリ80等を備える。
インバータ部20は、3相インバータであり、U相コイル11、V相コイル12、および、W相コイル13のそれぞれへの通電を切り替えるべく、6つのスイッチング素子21〜26がブリッジ接続されている。本実施形態のスイッチング素子21〜26は、電界効果トランジスタの一種であるMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)であるが、その他のトランジスタ等を用いてもよい。以下、スイッチング素子21〜26を「SW21〜26」という。
3つのSW21〜23は、ドレインがバッテリ80の正極側に接続される。また、SW21〜23のソースがそれぞれSW24〜26のドレインに接続される。SW24〜26のソースは、電流検出部30を介してバッテリ80の負極側に接続される。
対になっているSW21とSW24との接続点は、U相コイル11の一端に接続する。対になっているSW22とSW25との接続点は、V相コイル12の一端に接続する。対になっているSW23とSW26との接続点は、W相コイル13の一端に接続する。
本実施形態では、高電位側に接続されるSW21〜23が「上アーム素子」に対応し、低電位側に接続されるSW24〜26が「下アーム素子」に対応する。
以下適宜、SW21〜23を「上アーム素子」、低電位側に配置されるSW24〜26を「下アーム素子」という。
電流検出部30は、インバータ部20の低電位側とバッテリ80の負極側との間に設けられ、インバータ部20の母線電流を検出する。本実施形態の電流検出部30は、シャント抵抗である。以下、電流検出部30を「シャント抵抗30」という。本実施形態では、シャント抵抗30の両端電圧は、適宜増幅処理やノイズ除去処理がなされた後、電流検出値Icとして制御部40へ出力される。
制御部40は、回転電機駆動装置1全体の制御を司るものであり、各種演算を実行するマイクロコンピュータ等により構成される。制御部40は、トルクセンサ94により検出される操舵トルク、および、図示しない車速センサからの車速情報等に基づいて補助トルクを決定し、当該補助トルクがモータ10から出力されるように、モータ10の駆動を制御する。
制御部40は、電流演算部41、指令信号生成部42、および、監視部43等を有する。
電流演算部41は、増幅処理やノイズ除去処理がなされた電流検出値Icを取得し、取得された電流検出値Icに基づき、各相電流Iu、Iv、Iwを演算する。各相電流Iu、Iv、Iwの演算については、後述する。
指令信号生成部42は、電流演算部41にて演算される各相電流Iu、Iv、Iw、および、位置センサ16から取得される電気角θ等に基づき、SW21〜26のオンオフを制御する指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLを生成する。
具体的には、指令信号生成部42は、トルク指令値に基づいて決定されるd軸電流指令値Id*およびq軸電流指令値Iq*と、電流検出値Icから求められる各相電流Iu、Iv、Ivをdq変換したd軸電流検出値Idおよびq軸電流検出値Iqとの偏差が0となるように、PI演算によりd軸電圧指令値Vd*およびq軸電圧指令値Vq*を演算する。また、d軸電圧指令値Vd*およびq軸電圧指令値Vq*の逆dq変換により各相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*を演算し、各相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*をデューティ指令値Du、Dv、Dwに変換する。
そして、指令信号生成部42は、デューティ指令値Du、Dv、Dwとキャリア信号Cとの比較により、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLを生成する。生成された指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLは、カスタムIC50へ出力される。
指令信号UHはSW21のオンオフに係る信号であり、オン指令のときにSW21がオンされ、オフ指令のときにSW21がオフされる。同様に、指令信号VHはSW22のオンオフに係る信号であり、指令信号WHはSW23のオンオフに係る信号である。また、指令信号ULはSW24のオンオフに係る信号であり、指令信号VLはSW25のオンオフに係る信号であり、指令信号WLはSW26のオンオフに係る信号である。
本実施形態では、指令信号UH、VH、WHが「上側指令信号」に対応し、指令信号UL、VL、WLが「下側指令信号」に対応する。また、U相に係る指令信号UH、ULが「対になる上側指令信号および下側指令信号」に対応する。同様に、V相に係る指令信号VH、VLが「対になる上側指令信号および下側指令信号」に対応し、W相に係る指令信号WH、WLが「対になる上側指令信号および下側指令信号」に対応する。
指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLがハイレベルのとき、対応するSW21〜26がオンされる。また、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLがローレベルのとき、対応するSW21〜26がオフされる。以下、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLがハイレベルである状態を「オン指令」といい、図中では「1」で示す。また、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLがローレベルである状態を「オフ指令」といい、図中では「0」で示す。
監視部43は、異常検出部55の異常を監視する。
カスタムIC50は、信号増幅部51、および、異常検出部55を有する。
信号増幅部51は、制御部40から出力された指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLを増幅し、各SW21〜26を駆動可能な電圧まで増幅した増幅信号UHG、ULG、VHG、VLG、WHG、WLGを生成する。生成された増幅信号UHG、ULG、VHG、VLG、WHG、WLGは、各SW21〜26へ出力される。
信号増幅部51では、制御部40から送信される増幅許可信号ENがオンのとき、増幅信号UHG、ULG、VHG、VLG、WHG、WLGを生成し、各SW21〜26へ出力する。また、増幅許可信号ENがオフのとき、増幅信号UHG、ULG、VHG、VLG、WHG、WLGの生成を停止する。
増幅信号UHGは、SW21のオンオフに係る信号であり、オン指令のときにSW21がオンされ、オフ指令のときにSW21がオフされる。同様に、増幅信号VHGはSW22のオンオフに係る信号であり、増幅信号WHGはSW23のオンオフに係る信号であり、増幅信号ULGはSW24のオンオフに係る信号であり、増幅信号VLGはSW25のオンオフに係る信号であり、増幅信号WLGはSW26のオンオフに係る信号である。
また、指令信号UH、ULが共にオン指令である場合、指令信号UH、ULが増幅された増幅信号UHG、ULGがインバータ部20に出力されると、対になるSW21、24が同時オンとなり、過電流が通電される虞がある。V相およびW相についても同様である。
そのため、信号増幅部51は、自己保護回路部52を有する。自己保護回路部52は、U相保護回路、V相保護回路およびW相保護回路から構成される。U相保護回路は、指令信号UH、ULが共にオン指令である場合、増幅信号UHG、ULGの生成を停止する。V相保護回路は、指令信号VH、VLが共にオン指令である場合、増幅信号VHG、VLGの生成を停止する。W相保護回路は、指令信号WH、WLが共にオン指令である場合、増幅信号WHG、WLGの生成を停止する。本実施形態では、自己保護回路部52が「保護手段」に対応する。
異常検出部55は、端子P1〜P6を経由して、制御部40から出力された指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLを取得し、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLの異常を監視する。具体的には、本実施形態の異常検出部55は、制御部40の内部異常、および、制御部40から端子P1〜P6までの断線、天絡、地絡等を監視する。
異常検出部55には、U相の異常を検出するU相判定部、V相の異常を検出するV相判定部、および、W相の異常を検出するW相判定部が含まれる。
U相判定部は、U相に係る指令信号UH、ULの異常を判定する。指令信号UH、ULが異常である場合、U相異常フラグFlgUがセットされる。
V相判定部は、V相に係る指令信号VH、VLの異常を判定する。指令信号VH、VLが異常である場合、V相異常フラグFlgVがセットされる。
W相判定部は、W相に係る指令信号WH、WLの異常を判定する。指令信号WH、WLが異常である場合、W相異常フラグFlgWがセットされる。
異常フラグFlgU、FlgV、FlgWに関する情報は、制御部40からの送信要求に応じ、例えばシリアル通信により、制御部40へ送信される。
U相判定部は、指令信号UHとULとを比較する比較回路や、カウンタ回路、フラグ回路等が含まれる。これらの回路は、ハードウェアにて構成してもよいし、ソフトウェアにて構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせて構成してもよい。V相判定部およびW相判定部についても同様である。
ここで、本実施形態における電流検出について、図3〜図5に基づいて説明する。
図3は、SW21〜26のオンオフの組み合わせとシャント抵抗30に通電される母線電流との関係を示すものである。図3では、相毎に、上アーム素子21〜23がオン、下アーム素子24〜26がオフである状態を「H」、上アーム素子21〜23がオフ、下アーム素子24〜26がオンである状態を「L」で示している。また、インバータ部20側から巻線15側へ流れる電流を「+」、巻線15側からインバータ部20側へ流れる電流を「−」とした。また、図4では、デューティ指令値が最も大きい最大相をU相、デューティ指令値が中間である中間相をV相、デューティ指令値が最も小さい相をW相とし、下アーム素子24〜26に係る指令信号UL、VL、WLは省略した。
図3に示すように、電圧ベクトルパターンは、SW21〜26のオンオフの組み合わせに応じ、8種類ある。そのうち、下アーム素子24〜26が全てオンであるV0電圧ベクトル、および、上アーム素子21〜23が全てオンであるV7電圧ベクトルは、ゼロ電圧ベクトルである。ゼロ電圧ベクトルのとき、シャント抵抗30に流れる母線電流はゼロであるので、電流を検出することができない。
上アーム素子21〜23のうちの少なくとも1つ、および、下アーム素子24〜26の少なくとも1つがオンであるV1電圧ベクトル〜V6電圧ベクトルは、有効電圧ベクトルである。有効電圧ベクトルのとき、シャント抵抗30に流れる母線電流は、オンされているアームが他の2相と異なる相の電流に相当する。
具体的には、図4に示すように、時間T2から時間T3までの期間は、U相は上アーム素子21がオンであり、V相およびW相は下アーム素子25、26がオンであるV4電圧ベクトルである。このとき、図5中に矢印Ycで示す経路にて電流が流れるので、シャント抵抗30に流れる電流は、インバータ部20側からU相コイル11に流れる電流(+Iu)に相当する。
図4に戻り、時間T5から時間T6までの期間は、U相およびV相は上アーム素子21、22がオンであり、W相は下アーム素子26がオンであるV6電圧ベクトルである。このとき、シャント抵抗30に流れる電流は、W相コイル13からインバータ部20側へ流れる電流(−Iw)に相当する。
本実施形態では、1つのシャント抵抗30にて電流検出を行うので、異なる相の電流を検出可能な2つの有効電圧ベクトル期間にて電流を検出する。本実施形態では、キャリア信号Cの1周期において、2回電流検出を行う。図4に示す例では、時間T2から時間T3までのV4電圧ベクトル期間にて検出される電流検出値Icを+Iuとみなし、時間T5から時間T6までのV6電圧ベクトル期間にて検出される電流検出値Icを−Iwとみなす。そして、電流演算部41では、例えば3相和=0より、残りの1相(図4の例ではV相電流Iv)を推定することで、各相電流Iu、Iv、Iwを演算する。
ところで、SW21〜26のオンオフ状態が切り替わると、シャント抵抗30に流れる電流が乱れるリンギングが生じるので、リンギングが収束した後に電流検出を行う必要がある。そのため、電流検出は、有効電圧ベクトル期間内であって、当該有効電圧ベクトル期間の開始からリンギングが収束するのに要する時間(以下、「リンギング収束時間」という。)以上が経過したタイミングにて行われる。例えば、有効電圧ベクトル期間の中間タイミングにて電流検出を行う場合、電流検出を行う有効電圧期間は、リンギングが収束するのに要する時間の2倍以上の長さを確保する必要がある。本実施形態では、リンギング収束時間が「電流検出部による電流検出を行う電圧ベクトル期間の開始から電流検出を行うタイミングまでの時間である最低維持時間」に対応する。
ここで、W相の下アーム素子26を導通することができないオープン故障が生じた場合について、説明する。
下アーム素子26が正常である場合、時間T2から時間T3までの期間は、V4電圧ベクトルであり、図5に矢印Ycで示すように、インバータ部20側からU相コイル11に電流が流れ、V相コイル12およびW相コイル13からインバータ部20側へ電流が流れる。このとき、シャント抵抗30に流れる電流は、上述の通り、インバータ部20側からU相コイル11に流れる電流(+Iu)に相当する。
下アーム素子26にオープン故障が生じると、モータ10に通電される電流は変わらないものの、時間T2から時間T3までの期間にW相コイル13からインバータ部20側へ流れる電流は、図6に矢印Yeで示すように、W相の上アーム素子23のダイオードを経由して、オンされているU相の上アーム素子21に流れる。このとき、シャント抵抗30に流れる電流は、V相コイル12からインバータ部20側へ流れる電流(−Iv)に相当する。
制御部40内部では時間T2から時間T3までの期間はV4電圧ベクトル期間であるとみなされるので、下アーム素子26にオープン故障が生じると、電流検出値Icは、V相コイル12からインバータ部20側へ流れる電流(−Iv)に相当するにも関わらず、インバータ部20側からU相コイル11に流れる電流(+Iu)に相当すると誤検出される。
すなわち制御部40は、SW21〜26にオープン故障が生じると、電流検出値Icに対応する母線電流の通電方向および相を誤検出する虞がある。そのため、SW21〜26にオープン故障が生じた場合、通電方向および相が誤検出された電流検出値Icから演算される各相電流Iu、Iv、Iwに基づいてモータ10の駆動を制御すると、逆回転等の意図しない挙動をする虞がある。
なお、図7に示すように、シャント抵抗である電流検出部301、302、303が各相に設けられている場合、全ての下アーム素子24〜26がオンされているV0電圧ベクトルの期間に各相電流Iu、Iv、Iwを検出する。全てのSW21〜26が正常である場合、シャント抵抗301〜303では、直前のスイッチ状態に応じた電流が検出される。また、図8に示すように、下アーム素子26がオープン故障した場合、シャント抵抗303にて検出される電流検出値がゼロに張り付くが、シャント抵抗301にて検出されるU相電流Iu、および、シャント抵抗302にて検出されるV相電流Ivは、正常に検出可能であり、通電方向や相が誤検出されることはない。
図5〜図8では、位置センサ16やカスタムIC50等の構成や一部の制御線は、煩雑になることを避けるため、記載を省略した。
本実施形態でいう「オープン故障」とは、各SW21〜26を導通させることができない状態を示しており、SW21〜26自体の故障に限らず、制御部40から出力される指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLの異常、および、信号増幅部51から出力される増幅信号UHG、ULG、VHG、VLG、WHG、WLGの異常を含むものとする。
そこで本実施形態では、各相電流Iu、Iv、Iwの誤検出を避けるべく、異常検出部55では、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLの異常を監視する。
図9には、デューティ指令値Du、Dv、Dwおよびキャリア信号Cに基づく指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLが正常である場合の例を示した。図9では、デューティ指令値Duを実線、デューティ指令値Dvを破線、デューティ指令値Dwを一点鎖線で示した。また、デッドタイムDTは、キャリア信号Cの1周期について記載し、他の周期については記載を省略した。図10も同様とする。
本実施形態では、キャリア信号C(図4参照)の1周期において、谷から山までの期間を前半、山から谷までの期間を後半とする。前半期間において、デューティ指令値Du、Dv、Dwのうち最も大きい相のデューティが所定の上限値となるように中性点電圧が変更される。また、後半期間において、デューティ指令値Du、Dv、Dwのうち最も小さい相のデューティが所定の下限値となるように中性点電圧が変更される。なお、中性点電圧が変更されても、線間電圧は変わらない。
キャリア信号Cは、上アーム素子21〜23の制御に係る上キャリア信号CHおよび下アーム素子24〜26の制御に係る下キャリア信号CLから構成される。本実施形態では、同相の上アーム素子21〜23と下アーム素子24〜26とが同時オンされることによる短絡が生じないように、上キャリア信号CHと下キャリア信号CLとをずらすことにより、同相の対になる上アーム素子21〜23と下アーム素子24〜26とがともにオフされるデッドタイムを設けている。
また、キャリア信号Cの山側の頂点では、最大相(図9の例ではU相)の上アーム素子21と下アーム素子24とが同時オンとならないように、下アーム素子24をオンするタイミングを、デッドタイムDTの分、遅らせている。同様に、キャリア信号Cの谷側の頂点では、最小相(図9の例ではW相)の上アーム素子23と下アーム素子26とが同時オンとならないように、上アーム素子23をオンするタイミングを、デッドタイムDTの分、遅らせている。
図9を参照し、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLの異常検出について、U相を例に説明する。
デューティ指令値Duが上キャリア信号CHより大きい場合、指令信号UHがオン指令となり、デューティ指令値Duが上キャリア信号CHより小さい場合、指令信号UHがオフ指令となる。
また、デューティ指令値Duが下キャリア信号CLより小さい場合、指令信号ULがオン指令となり、デューティ指令値Duが下キャリア信号CLより大きい場合、指令信号ULがオン指令となる。
これにより、デッドタイムDTを除き、指令信号UH、ULの一方がオン指令、他方がオフ指令となる。また、デッドタイムDTは、指令信号UH、ULが共にオフ指令となる。
異常検出部55では、指令信号UH、ULが同時にオン指令である状態、または、同時にオフ指令である状態を検出する。
指令信号UH、ULの一方がオン指令、他方がオフ指令である場合、指令信号UH、ULは正常であるので、異常信号Uerrはローレベル(図中では「0」で示す。)である。
また、指令信号UH、ULが同時にオン指令である場合、または、同時にオフ指令である場合、異常信号Uerrはハイレベル(図中では「1」で示す。)となる。異常信号Uerrがハイレベルになると、異常カウンタのカウントを開始する。
V相についても同様、指令信号VH、VLの一方がオン指令、他方がオフ指令である場合、異常信号Verrをローレベルとし、指令信号VH、VLが同時にオン指令または同時にオフ指令である場合、異常信号Verrをハイレベルとし、異常カウンタのカウントを開始する。
W相についても同様、指令信号WH、WLの一方がオン指令、他方がオフ指令である場合、異常信号Werrをローレベルとし、指令信号WH、WLが同時にオン指令または同時にオフ指令である場合、異常信号Werrをハイレベルとし、異常カウンタのカウントを開始する。
本実施形態では、デッドタイムが設けられているので、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLが正常であっても、デッドタイムDT中は一時的に異常信号Uerr、Verr、Werrがハイレベルとなり、異常カウンタのカウントが開始される。デッドタイムDTが経過すると、異常信号Uerr、Verr、Werrがローレベルに戻り、異常カウンタはリセットされる。
指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLに異常が生じた場合を、図10に基づいて説明する。V相、W相の異常判定は、U相と同様であるので、以下、U相を中心に説明する。図10のデューティ指令値Du、Dv、Dw、および、キャリア信号CH、CLは、図9と同様である。
図10は、指令信号UHに異常が生じた場合の例であり、正常であれば指令信号UHはデューティ指令値Duに基づいて生成されるところ、時間Te0にて、デューティ指令値Duではなくデューティ指令値Dwに基づいて指令信号UHが生成される異常が生じたものとする。図10中では、正常時の指令信号UHを2点鎖線にて示した。
時間Te0では、指令信号UHは、オン指令からオフ指令に切り替わる。また、指令信号ULは、オフ指令が継続される。このとき、指令信号UH、ULが同時にオフ指令となるので、異常信号Uerrがハイレベルとなる。異常信号Uerrがハイレベルになると、異常カウンタのカウントが開始される。
時間Te1にて、異常カウンタのカウント値が異常判定閾値Cthを超えると、U相異常フラグFlgUがセットされる。以下適宜、U相異常フラグFlgUがセットされている状態を「1」、セットされていない状態を「0」とする。
ここで、異常判定閾値Cthについて説明する。
本実施形態では、指令信号UH、ULが同時にオン指令である状態、または、同時にオフ指令である状態が検出されると、異常信号Uerrがハイレベルとなり、異常カウンタのカウントが開始される。また、本実施形態では、デッドタイムが設けられているので、デッドタイムDTにおいて、指令信号UH、ULは同時にオフ指令となる。そのため、指令信号UH、ULが正常であっても、デッドタイムDT中は、異常信号Uerrがハイレベルとなり、異常カウンタのカウントが開始される。そこで本実施形態では、デッドタイムを異常であると誤判定することを避けるべく、異常判定閾値Cthは、デッドタイムDTに対応する値よりも大きい値に設定される。これにより、デッドタイムにて指令信号UH、ULが同時にオフ指令となっている状態を異常であると誤判定するのを防ぐことができる。
本実施形態では、有効電圧ベクトル期間の開始からリンギング収束時間以上が経過した後に電流検出が行われる。換言すると、SW21〜26のオンオフ状態が切り替わってから、リンギング収束時間内は、電流検出が行われない。そこで、異常判定閾値Cthは、リンギング収束時間に対応する値以下に設定される。これにより、指令信号UH、ULの異常による電流検出値Icの相および通電方向の誤検出を避けることができる。
本実施形態では、異常判定閾値Cthに対応する時間が「同時オフ異常判定時間」および「同時オン異常判定時間」に対応する。
本実施形態では、制御部40からの通信要求があった時間Tsにて、U相異常フラグFlgUに係る情報を制御部40へ送信する。そのため、U相異常フラグFlgUがセットされた場合、異常フラグFlgUがセットされた時間Te1からU相異常フラグFlgUに係る情報を送信する時間Tsまでの期間は、U相異常フラグFlgUがセットされた状態を維持する。
すなわち、指令信号UHが異常であっても、指令信号UH、ULの一方がオン指令、他方がオフ指令となり、一時的に異常信号Uerrがローレベルとなることがある。このような場合、異常カウンタは一旦リセットされるが、異常カウンタがリセットされてから再びカウント値が異常判定閾値Cthを超えるまでの期間Qについても、U相異常フラグFlgUがセットされた状態が維持される。
制御部40からの通信要求があり、異常フラグに係る情報が制御部40へ送信されると、U相異常フラグFlgUはリセットされる。
なお、図10中においては、U相異常フラグFlgUがリセットされることを明確にするために、リセット期間を比較的長く記載しているが、実際には、U相異常フラグFlgUを制御部40へ送信したとしての異常カウンタはリセットされないため、U相異常フラグFlgUは速やかに再セットされる。
本実施形態の異常判定処理について図11〜図13に基づいて説明する。
図11および図12は、監視部43にて実行されるイニシャルチェック処理に係るフローチャートであって、図13に示す異常判定処理が実行される前になされる。
図11に示すように、ステップS101(以下、「ステップ」を省略し、単に記号「S」で記す。)では、制御部40から信号増幅部51へ送信される増幅許可信号ENをオフにする。これにより、イニシャルチェック処理中は、制御部40から指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLが出力されても、信号増幅部51による増幅信号UHG、ULG、VHG、VLG、WHG、WLGが生成されず、増幅信号UHG、ULG、VHG、VLG、WHG、WLGがインバータ部20に出力されないので、インバータ部20がシャットダウンされた状態が継続され、モータ10は駆動しない。
S102では、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLを全てオフ指令とする。
S103では、指令信号UH、ULが同時にオン指令である状態または同時にオフ指令である状態を示すU相異常フラグFlgU=1か否かを判断する。U相異常フラグFlgU=1であると判断された場合(S103:YES)、正常判定して、S105へ移行する。U相異常フラグFlgU=0であると判断された場合(S103:NO)、S104へ移行する。
S104では、異常検出部55のU相判定部の異常を確定する。
S105では、指令信号VH、VLが同時にオン指令である状態または同時にオフ指令である状態を示すV相異常フラグFlgV=1か否かを判断する。V相異常フラグFlgV=1であると判断された場合(S105:YES)、正常判定して、S107へ移行する。V相異常フラグFlgV=0であると判断された場合(S105:NO)、S106へ移行する。
S106では、異常検出部55のV相判定部の異常を確定する。
S107では、指令信号WH、WLが同時にオン指令である状態または同時にオフ指令である状態を示すW相異常フラグFlgW=1か否かを判断する。W相異常フラグFlgW=1であると判断された場合(S107:YES)、正常判定して、S109へ移行する。W相異常フラグFlgW=0であると判断された場合(S107:NO)、S108へ移行する。
S108では、異常検出部55のW相判定部の異常を確定する。
S109では、上アーム素子21〜23の駆動に係る上側指令信号UH、VH、WHをオン指令とし、下アーム素子24〜26の駆動に係る下側指令信号UL、VL、WLをオフ指令とする。
S110では、U相異常フラグFlgU=0か否かを判断する。U相異常フラグFlgU=0であると判断された場合(S110:YES)、正常判定し、S112へ移行する。U相異常フラグFlgU=1であると判断された場合(S110:NO)、S111へ移行する。
S111では、異常検出部55のU相判定部の異常を確定する。
S112では、V相異常フラグFlgV=0か否かを判断する。V相異常フラグFlgV=0であると判断された場合(S112:YES)、正常判定し、S114へ移行する。V相異常フラグFlgV=1であると判断された場合(S112:NO)、S113へ移行する。
S113では、異常検出部55のV相判定部の異常を確定する。
S114では、W相異常フラグFlgW=0か否かを判断する。W相異常フラグFlgW=0であると判断された場合(S114:YES)、正常判定し、S116へ移行する。W相異常フラグFlgW=1であると判断された場合(S114:NO)、S115へ移行する。
S115では、異常検出部55のW相判定部の異常を確定する。
図12中のS116では、上アーム素子21〜23の駆動に係る上側指令信号UH、VH、WHをオフ指令とし、下アーム素子24〜26の駆動に係る下側指令信号UL、VL、WLをオン指令とする。
S117〜S122の処理は、図11中のS110〜S115の処理を同様である。
S123では、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLを全てオン指令とする。
S124〜S129の処理は、図11中のS103〜S108の処理と同様である。
イニシャルチェック処理では、S102〜S108では、上下同時オフ指令で異常判定されることを確認している。S109〜S115では、上側指令信号UH、VH、WHがオン指令、下側指令信号UL、VL、WLがオフ指令で正常判定されることを確認している。S116〜S122では、上側指令信号UH、VH、WHがオフ指令、下側指令信号UL、VL、WLがオン指令で正常判定されることを確認している。S123〜S129では、上下同時オン指令で異常判定されることを確認している。例えば、イニシャルチェックにかけられる時間が短ければ、S102〜S108、S109〜S115、S116〜S122、S123〜S129のうちの一部を省略してもよい。また、U相判定部、V相判定部またはW相判定部の異常が確定した場合、後段のステップにおいて、異常が確定した相に関する処理を省略するようにしてもよい。
これにより、異常検出部55における異常検出機能が正常であることが確認される。ここでいう「異常検出部55における異常検出機能が正常であること」とは、端子P1〜P6から異常検出部55に至る経路についても断線や天絡、地絡等の異常がない、ということである。
イニシャルチェック処理後に実行される異常判定処理を図13に基づいて説明する。図13に示す異常判定処理は、イニシャルチェック処理後であって、回転電機駆動装置1がオンされているときに、異常検出部55にて所定間隔にて実行される処理である。ここでは、U相判定部にて、U相の異常判定に係る処理について説明するが、V相判定部およびW相判定部においても同様の処理が実行される。
S201では、指令信号UH、ULを読み込む。
S202では、指令信号UH、ULの一方がオン指令、他方がオフ指令であるか否かを判断する。すなわち、UH=1かつUL=0、または、UH=0かつUL=1のとき、肯定判断され、UH=UL=1、または、UH=UL=0で否定判断される。指令信号UH、ULの一方がオン指令、他方がオフ指令であると判断された場合(S202:YES)、S203へ移行する。指令信号UH、ULが共にオン指令または共にオフ指令であると判断された場合(S202:NO)、S204へ移行する。
S203では、異常カウンタをゼロクリアする。
S204では、異常カウンタをインクリメントする。
S205では、異常カウンタのカウント値が異常判定閾値Cthより大きいか否かを判断する。異常カウンタのカウント値が異常判定閾値Cth以下であると判断された場合(S205:NO)、S207へ移行する。異常カウンタのカウント値が異常判定閾値Cthより大きいと判断された場合(S205:YES)、S206へ移行する。
S206では、U相異常フラグFlgUをセットする。
S207では、制御部40からのフラグ通信要求の有無を判断する。フラグ通信要求がないと判断された場合(S207:NO)、S208を行わない。フラグ通信要求があると判断された場合(S207:YES)、S208へ移行する。
S208では、U相異常フラグFlgUに関する情報を制御部40へ送信し、送信後、U相異常フラグFlgUをリセットする。
図11〜図13の処理は、ソフトウェアにより実行してもよいし、ハードウェアにより実行してもよい。例えば、図13の処理をハードウェアにより実行する場合、S202に対応するHI/LO判定回路、S203およびS204に対応するカウンタ回路、および、S205に対応する比較回路により、比較的簡素な回路構成にて、指令信号UH、ULが同時にオン指令となる異常、または、同時にオフ指令となる異常を検出することができる。
以上詳述したように、本実施形態による回転電機駆動装置1は、インバータ部20と、シャント抵抗30と、制御部40と、異常検出部55と、を備える。
インバータ部20は、モータ10の巻線15の各相に対応し、高電位側に設けられる上アーム素子21〜23、および、上アーム素子21〜23の低電位側に設けられる下アーム素子24〜26を有する。
シャント抵抗30は、巻線15に通電される電流を検出する。
制御部40は、シャント抵抗30により検出される電流検出値Icを取得し、電流検出値Icに基づき、上アーム素子21〜23のオンオフを切り替える指令信号である上側指令信号UH、VH、WH、および、下アーム素子24〜26のオンオフを切り替える指令信号である下側指令信号UL、VL、WLを生成する。
異常検出部55は、対になる上アーム素子21および下アーム素子24に対する上側指令信号UHおよび下側指令信号ULが共にオフ指令となる同時オフ状態が同時オフ異常判定時間以上継続した場合(図13中のS205:YES)、対になる上側指令信号UHおよび下側指令信号ULが同時オフ異常であると判定する(S206)。
また、異常検出部55は、対になる上アーム素子22および下アーム素子25に対する上側指令信号VHおよび下側指令信号VLが共にオフ指令となる同時オフ状態が同時オフ異常判定時間以上継続した場合、対になる上側指令信号VHおよび下側指令信号VLが同時オフ異常であると判定する。
さらにまた、異常検出部55は、対になる上アーム素子23および下アーム素子26に対する上側指令信号WHおよび下側指令信号WLが共にオフ指令となる同時オフ状態が同時オフ異常判定時間以上継続した場合、対になる上側指令信号WHおよび下側指令信号WLが同時オフ異常であると判定する。
これにより、対になる上側指令信号UHおよび下側指令信号UL、対になる上側指令信号VHおよび下側指令信号VL、および、対になる上側指令信号WHおよび下側指令信号WLの同時オフ異常を適切に検出することができる。
本実施形態では、シャント抵抗30は、インバータ部20とバッテリ80の負側との間に設けられ、母線電流を検出している。制御部40では、シャント抵抗30により検出される母線電流に基づき、SW21〜26のオンオフ状態から、各相電流Iu、Iv、Iwを演算している。
そのため、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLの異常により、SW21〜26をオンさせるべきタイミングにてオンすることができないオープン故障が生じると、シャント抵抗30により検出される電流検出値Icに対応する通電方向および相を誤検出する虞がある。
そこで本実施形態では、異常検出部55にて、対になる上側指令信号UHおよび下側指令信号UL、対になる上側指令信号VHおよび下側指令信号VL、および、対になる上側指令信号WHおよび下側指令信号WLの同時オフ異常に起因するオープン故障を検出する。これにより、各相電流Iu、Iv、Iwの誤検出を防ぐことができるので、モータ10の意図しない挙動を回避することができる。
同時オフ異常判定時間は、対となる上アーム素子21〜23および下アーム素子24〜26が同時オンとなることを避けるために同時オフされるデッドタイムDTより長く、シャント抵抗30による電流検出を行う電圧ベクトル期間の開始から電流検出を行うまでの時間である最低維持時間以下である。
これにより、デッドタイムDTを異常であると誤判定するのを避けることができる。また、電流検出値Icは、シャント抵抗30に通電される電流のリンギングが収束した後に検出されるので、例えばリンギングが収束するのに要する時間に応じて設定されるリンギング収束時間を最低維持時間とする。オフ異常判定時間を最低維持時間以下とすれば、同時オフ異常が生じてから異常判定がなされるまでの期間に電流検出値Icの検出が行われることがないので、各相電流Iu、Iv、Iwの誤検出を確実に防ぐことができる。
異常検出部55は、対になる上アーム素子21および下アーム素子24に対する上側指令信号UHおよび下側指令信号ULが共にオン指令となる同時オン状態が同時オン異常判定時間以上継続した場合(図13中のS205:YES)、対になる上側指令信号UHおよび下側指令信号ULが同時オン異常であると判定する(S206)。
また、異常検出部55は、対になる上アーム素子22および下アーム素子25に対する上側指令信号VHおよび下側指令信号VLが共にオン指令となる同時オン状態が同時オン異常判定時間以上継続した場合、対になる上側指令信号VHおよび下側指令信号VLが同時オン異常であると判定する。
さらにまた、異常検出部55は、対になる上アーム素子23および下アーム素子26に対する上側指令信号WHおよび下側指令信号WLが共にオン指令となる同時オン状態が同時オフ異常判定時間以上継続した場合、対になる上側指令信号WHおよび下側指令信号WLが同時オン異常であると判定する。
これにより、対になる上側指令信号UHおよび下側指令信号UL、対になる上側指令信号VHおよび下側指令信号VL、および、対になる上側指令信号WHおよび下側指令信号WLの同時オン異常を適切に検出することができる。
回転電機駆動装置1は、制御部40から出力される指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLを増幅した増幅信号UHG、ULG、VHG、VLG、WHG、WLGをインバータ部20に出力する信号増幅部51を有するカスタムIC50をさらに備える。
これにより、SW21〜26を駆動可能な電圧に増幅された増幅信号UHG、ULG、VHG、VLG、WHG、WLGにより、SW21〜26のオンオフを適切に切り替えることができる。
カスタムIC50は、対になる指令信号UH、ULがともにオン指令である場合、増幅信号UHG、ULGの生成を停止するU相保護回路、対になる指令信号VH、VLがともにオン指令である場合、増幅信号VHG、VLGの生成を停止するV相保護回路、および、対になる指令信号WH、WLがともにオン指令である場合、増幅信号WHG、WLGの生成を停止するW相保護回路を有する。これにより、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLが異常であったとしても、対になる上アーム素子21〜23と下アーム素子24〜26とが同時にオンされることがないので、過電流を防ぐことができる。
本実施形態では、異常検出部55は、カスタムIC50に設けられる。すなわち、信号増幅部51および異常検出部55が、1つのカスタムIC50に設けられる。これにより、部品点数を低減することができる。
制御部40は、異常検出部55による異常検出が正常か否かを判定する監視部43を有する。これにより、異常検出部55の異常にも関わらず、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLの異常であると誤判定されるのを防ぐことができる。
本実施形態の電動パワーステアリング装置100は、上述の回転電機駆動装置1と、運転者による操舵を補助する補助トルクを出力するモータ10と、を備える。回転電機駆動装置1では、指令信号UH、UL、VH、VL、WH、WLの異常に起因する各相電流Iu、Iv、Iwの誤検出を防ぐことができ、モータ10の意図しない挙動が回避されるので、運転者に違和感のある補助トルクが出力されるのを防ぐことができる。
(他の実施形態)
(ア)異常判定処理
上記実施形態では、同時オフ判定および同時オン判定を同一のステップ(S202)にて実行した。他の実施形態では、同時オフ判定および同時オン判定を、別々のステップにて実行してもよい。同時オフ計時と同時オン計時、および、オフ異常判定とオン異常判定についても同様である。また、同時オン判定、同時オン計時、および、オン異常判定は省略してもよい。
上記実施形態では、オフ異常判定に係る異常判定閾値と、オン異常判定に係る異常判定閾値とが等しい。他の実施形態では、オフ異常判定に係る異常判定閾値と、オン異常判定に係る異常判定閾値とを異なる値としてもよい。例えば、オン異常判定においては、オフ異常判定と異なり、デッドタイムを考慮しなくてもよいので、オフ異常判定に係る異常判定閾値よりもオン異常判定に係る異常判定閾値を小さくしてもよい。
上記実施形態では、オフ異常判定時間およびオン異常判定時間をカウンタにて計時したが、他の実施形態では、例えばタイマ等により計時してもよい。
また上記実施形態では、オフ異常判定時間およびオン異常判定時間を、リンギング収束時間以下となるように設定する。他の実施形態では、オフ異常判定時間およびオン異常判定時間は、リンギング収束時間に限らず、電流検出部による電流検出を行う電圧ベクトル期間の開始から電流検出を行うタイミングまでの時間である最低維持時間以下であればよい。
(イ)電流検出部
上記実施形態では、キャリア信号の1周期において、異なる相の電流を検出可能な有効電圧ベクトル期間にて電流検出値を検出した。すなわち、キャリア信号の1周期に2回、電流検出値を検出した。他の実施形態では、電流演算部における電流演算周期に応じ、電流演算の1周期にて、異なる相の電流を検出可能な有効電圧ベクトルにて電流検出値を検出してもよい。例えば、キャリア信号の2周期毎に電流演算部における各相電流の演算が行われる場合、キャリア信号の1周期に1回ずつ電流検出を行うように構成してもよい。また例えば、キャリア信号の4周期毎に電流演算部における各相電流の演算が行われる場合、キャリア信号の2周期に1回ずつ電流検出を行うように構成してもよい。
上記実施形態では、電流検出部は、インバータ部と電源の負側との間に設けられる。他の実施形態では、電流検出部は、インバータ部と電源の正側との間に設けてもよい。
また例えば、図7に示すように、電流検出部を相毎に設けてもよい。電流検出部を相毎に設けた場合であっても、指令信号の異常を適切に検出することができる。
(ウ)指令信号生成部
上記実施形態では、指令信号は、キャリア信号の1周期の前半と後半とで、中性点電圧が異なっている。他の実施形態では、キャリア信号の1周期にて、中性点電圧を変更しなくてもよい。また、電流検出周期に応じ、例えば1周期毎に中性点電圧を変更するように構成してもよい。
また、電流検出を行うのに必要な最低維持時間を確保すべく、補正処理等を行ってもよい。
さらにまた、上記実施形態では、キャリア信号は三角波信号である。他の実施形態では、キャリア信号は鋸波信号等、どのような信号としてもよい。
(エ)異常検出部
上記実施形態では、異常検出部は、信号増幅部と同一の駆動回路部に設けられる。他の実施形態では、異常検出部は、信号増幅部とは異なる回路部に設けてもよい。なお、異常検出部は、制御部とは異なる回路部により構成されることが、機能安全の面から好ましい。
(オ)回転電機駆動装置
上記実施形態では、回転電機駆動装置は、電動パワーステアリング装置に適用される。他の実施形態では、回転電機駆動装置を電動パワーステアリング装置以外に適用してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1・・・回転電機駆動装置
10・・・モータ(回転電機)
15・・・巻線
20・・・インバータ部
21〜23・・・上アーム素子
24〜26・・・下アーム素子
30・・・シャント抵抗(電流検出部)
40・・・制御部
50・・・カスタムIC(駆動回路部)
55・・・異常検出部

Claims (8)

  1. 回転電機(10)の巻線(15)の各相に対応し、高電位側に設けられる上アーム素子(21、22、23)、および、前記上アーム素子の低電位側に設けられる下アーム素子(24、25、26)を有するインバータ部(20)と、
    前記巻線に通電される電流を検出する電流検出部(30)と、
    前記電流検出部により検出される電流検出値を取得し、前記電流検出値に基づき、前記上アーム素子のオンオフを切り替える指令信号である上側指令信号、および、前記下アーム素子のオンオフを切り替える指令信号である下側指令信号を生成する制御部(40)と、
    対になる前記上アーム素子および前記下アーム素子に対する前記上側指令信号および前記下側指令信号が共にオフ指令となる同時オフ状態が同時オフ異常判定時間以上継続した場合、対になる前記上側指令信号および前記下側指令信号が同時オフ異常であると判定する異常検出部(55)と、
    を備え
    前記同時オフ異常判定時間は、対となる前記上アーム素子および前記下アーム素子が同時オンとなることを避けるために同時オフされるデッドタイムより長く、前記電流検出部による電流検出を行う電圧ベクトル期間の開始から電流検出を行うタイミングまでの時間である最低維持時間以下であることを特徴とする回転電機駆動装置(1)。
  2. 前記異常検出部は、
    対になる前記上アーム素子および前記下アーム素子に対する前記上側指令信号および前記下側指令信号が、共にオン指令となる同時オン状態が同時オン異常判定時間以上継続した場合、対になる前記上側指令信号および前記下側指令信号が同時オン異常であると判定することを特徴とする請求項1に記載の回転電機駆動装置。
  3. 前記制御部から出力される前記指令信号を増幅した増幅信号を前記インバータ部に出力する信号増幅部(51)を有する駆動回路部(50)をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の回転電機駆動装置。
  4. 前記駆動回路部は、対になる前記上側指令信号および前記下側指令信号がともにオン指令である場合、前記増幅信号の生成を停止する保護手段(52)を有することを特徴とする請求項に記載の回転電機駆動装置。
  5. 前記異常検出部は、前記駆動回路部に設けられることを特徴とする請求項またはに記載の回転電機駆動装置。
  6. 前記電流検出部は、前記インバータ部と電源(80)の正側または負側との間に設けられることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の回転電機駆動装置。
  7. 前記制御部は、前記異常検出部による異常検出が正常か否かを判定する監視部(43)を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の回転電機駆動装置。
  8. 請求項1〜のいずれか一項に記載の回転電機駆動装置と、
    運転者による操舵を補助する補助トルクを出力する前記回転電機と、
    を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置(100)。
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