JP5939172B2 - 冷凍車管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍車に搭載される少なくとも車両制御ユニット(車両ECUとも言う)と、冷凍機ECUとが通信配線で連結され、冷凍車と外部(車外)との間が無線通信装置で通信されて、冷凍車の状況が外部からモニターされる冷凍車管理システムに関する。
従来は、車両ECUから車両自体の異常警告をドライバーに発し、冷凍機は冷凍機ECUから異常警告をドライバーに発していた。その上で、部品故障や、システム異常時において、ドライバーが異常に気付いたときに、電話にて営業所またはサービス店に連絡することで、初動対応が開始されていた。
そのため、部品故障や、システム異常に迅速に対応できず、積荷に悪影響を及ぼすことが懸念された。このような問題に対して対策するものとして特許文献1に記載の食品流通管理システムが知られている。
このシステムは、輸送の途中での不具合の発生を食い止めることが出来る食品流通管理システムを提供するものであり、輸送容器に搭載した監視装置によって、保管状態の異常または異常の発生を予測している。そして、予測した情報を故障情報として管理センターに提供している。管理センターは、認識した故障情報に基づいて、修理サービスステーションの側へ該当する輸送容器の修理指示を命令し、修理サービスステーションの側は、管理センターからの修理指示に基づいて修理作業を実行する。
特開2001−130716号公報
上記特許文献1の技術によると、冷凍車の庫内温度に係る故障対策が可能であるが、冷凍車の場合、冷凍機の故障だけでなく、車両が故障することで、積荷の商品価値を下げてしまうことがあるため、冷凍車全体としての管理が必要になる。
つまり、冷凍車においては、車両または冷凍機が故障時には、積荷(商品)の温度が上がり価値を失ってしまう為、早急な対応が必要であるが、上記従来技術では情報量が不足している。冷凍車の場合、冷凍機の故障だけでなく、車両が故障することで、冷凍機が停止し積荷の商品価値を下げてしまうことがあるため、冷凍車全体としての管理が必要になる。
特に、ハイブリッドシステムを使用した電動冷凍車の場合は、車両からの電力供給がストップした時点で、冷凍機が駆動できなくなる為、冷凍車全体としての管理が特に重要である。更に、個々の情報を外部出力しているだけでは、車両メーカ、冷凍機メーカのどちらがどう対応すべきなのか、ドライバーに確認しながらの判断が必要になり、初動対応の遅れに繋がる。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、冷凍機の故障だけでなく、車両が故障することで、冷凍機が停止してしまうことを考慮して、冷凍車全体としての管理が可能な冷凍車管理システムを提供することにある。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、本発明では、庫内の荷物の温度を管理しながら走行する冷凍車(1)と、該冷凍車(1)外部のセンターとの通信を行う冷凍車管理システムにおいて、冷凍車(1)には庫内を冷却する冷凍機(3)と、冷凍機(3)を制御する冷凍機制御ユニット(3c)と、冷凍車(1)の車両内システムを制御するための車両制御ユニット(5)と、センター(2)と無線通信する無線通信装置(6)と、を備え、
冷凍機(3)と車両制御ユニット(5)とからの故障情報のうちセンター(2)に通報される情報が、冷凍機(3)に係る情報であるのか、車両内システムに係る情報であるのかの区別を可能として、無線通信装置(6)からセンター(2)に無線送信されることを特徴としている。
この発明によれば、冷凍機だけの情報を外部のセンターに通報するのでなく、車両制御ユニットからの故障情報も通報するから、情報量がより充実し、冷凍機の故障だけでなく、車両が故障することで、冷凍機が停止し積荷の商品価値を下げてしまうことにも対策出来、冷凍車全体としての管理が可能である。また、冷凍機に係る情報であるのか、車両内システムに係る情報であるのかの区別を可能としているから、車両メーカと冷凍機メーカとのどちら側がどう対応すべきなのか、判断が容易な冷凍車管理システムを提供することができる。
なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号ないし説明は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を分かり易く示す一例であり、発明の内容を限定するものではない。
本発明の第1実施形態に係る冷凍車内の各ECUの多重通信回路を示すブロック図である。 上記実施形態において、無線通信装置からの情報を受け取る外部における情報通信網を示す説明図である。 上記実施形態におけるセンターのモニター画面を示す説明図である。 図3のモニター画面で表示されるダイアグ情報の階層的な分類構成を示す説明図である。 上記実施形態における冷凍機ECUの正面図である。 上記実施形態における無線通信装置を成すデジタルタコグラフの正面図である。 上記実施形態のハイブリッドシステムのエンジン、電動発電機、ハイブリッドECU、バッテリ、冷凍機の圧縮機、冷凍機ECUの関係を説明する一部ブロック図である。 本発明の第2実施形態において、冷凍車の無線通信装置からの情報を受け取る外部における情報通信網を示す説明図である。 本発明の第3実施形態におけるセンターのモニター画面を示す説明図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図7を用いて詳細に説明する。図1において、冷凍車1は、後述するモータとエンジンとの双方の駆動力で車両を駆動するハイブリッド(HV)システムを備えるハイブリッド車である。また、ドライバーが運転操作する後方の庫内の荷物の温度を管理しながら走行する冷凍車でもある。この冷凍車1は、該冷凍車外部の図2に示すセンター(基地局とも言う)2との間で、無線通信を行う冷凍車管理システムの一部を構築している。
冷凍車1の冷凍機システム68(図7)には、庫内を冷却する冷凍機3を有する。冷凍機3は、冷媒を圧縮する図示しない圧縮機と、冷媒が流れることにより庫内の温度を低下させる蒸発器と、車両外部に放熱する凝縮器と、冷凍機制御ユニット(冷凍機ECU)3cとを備える。冷凍機ECU3cは、冷凍機3を制御するECUである。冷凍機ECU3cからの外気温度等の情報は、冷凍機ローカルCAN7を経由する有線で無線通信装置6に導かれ、更に無線通信装置6から外部のセンター2に無線送信され、設定温度、庫内温度、各種センサの検出温度、冷凍機ON/OFF情報、圧縮機情報、および冷凍サイクルの運転モード情報がセンター2に送られる。
冷凍機ECU3cは、冷凍機用のディスプレイ3dを有するため、このディスプレイ3dで、各ECUからのエラー信号による故障状況を表示することも可能である。外部に報知される冷凍車1に係る故障情報は全て冷凍機ECU3cに集められ、この冷凍機ECU3cからの情報は有線で無線通信装置6に導かれ、更に無線通信装置6からセンター2に無線送信される。
従って、各ECUからランダムに故障情報がセンター2に集められるのでなく、冷凍機ECU3cで集められた情報を無線通信装置6に送り、一部をディスプレイ3dにも表示するため、通信が円滑に成り、ドライバーと外部の管理者との情報の共有が容易になる。
冷凍機1の圧縮機は、冷凍機ECU3cによって制御される。冷凍車1は、ハイブリッドシステム67を制御するハイブリッドECU4を有する。このハイブリッドシステム67は公知のものであり、ハイブリッドECU4は、冷凍車1がハイブリッド車両の場合、ハイブリッドシステム67(走行用モータ、MG、インバータ等を有する)を制御するECUである。
このハイブリッドECU4からは、ハイブリッドシステム67運転状態の情報が有線で無線通信装置6に導かれ、更に無線通信装置6から外部のセンター2に無線送信され、主に充放電電力、走行用バッテリのSOC、回生電力量、および冷凍機ECUとハイブリッドECUと間の情報(例えば庫内温度を何度に設定されたとか、圧縮機が起動されたとかの情報およびシステム温度)がセンター2に送られる。なお、冷凍機ECU3cとハイブリッドECU4とは常時情報交換を行っており、ハイブリッドシステム67の発電状況を示す情報や冷凍機運転の可否情報等が情報交換されている。
冷凍車1のハイブリッドシステム67以外の車両内システムのための車両ECU5備える。この車両ECU5には、メータECU等の複数が存在するが、図1では1つだけを図示している。車両ECU5は各種車両内システムのための制御ユニットを構成して車両自体の制御を行うECUであり、エンジン回転やブレーキの作動その他電装部品の作動を制御している。
車両ECU5からは、車両挙動情報として主に速度、前後加速度、横加速度、および各種ダイアグノーシスに関する情報(ダイアグ情報とも言う)が、車両CAN8で車両情報ECU9に導かれている。デジタルタコグラフ6には、車両情報ECU9からのエンジン回転数信号と車速信号とが入力される。また、オプションとしてのアクセル開度センサー信号、Gセンサー信号、および坂道センサー信号等がデジタルタコグラフ6に入力される。
これらの信号は、DAC機能を有する車両情報ECU9を介してデジタルタコグラフ6に入力されている。DACはDigital to Analog Converterの略称でデジタル信号をアナログに変換する部分である。無線通信装置6は、DAC(車両情報ECU)9を介してダイアグ情報が流れる車両CAN8に接続されている。なお、ハイブリッドシステム67と冷凍機3とに係る故障は、冷凍機ECU3cに集められるが、車両自体としての故障(ブレーキの故障、バッテリ切れ、およびタイヤの空気圧の故障等)は、冷凍機ECU3cを介さずに無線通信装置6に送られる。
ハイブリッドECU4と、車両ECU5からの故障情報のうちセンター2に通報する情報は、冷凍機ローカルネットワーク配線(ローカルCAN;Controller Area Network配線)7を介して冷凍機ECU3cに集められている。無線通信装置、つまり、運行管理装置6は、冷凍車1の位置情報、冷凍車1が走行する道路に関する勾配情報、道路曲率、および道路種別等をセンター2に送信する。
かつ、冷凍機ECU3cに集められた情報が、ハイブリッドシステム67(ハイブリッドECU4)に係る情報であるのか、冷凍機3自体に係る情報であるのか、車両内システム(車両ECU5)に係る情報であるのかの区別が可能とされている。集められた冷凍機ECU3cからの情報は、冷凍機ローカルネットワーク配線7で無線通信装置6に導かれ、更に無線通信装置6から外部のセンター2に無線送信される。
具体的には、各情報に、ハイブリッドシステム67(ハイブリッドECU4)に係る情報であるのか、冷凍機3(冷凍機ECU3c)に係る情報であるのか、車両内システム(車両ECU5)に係る情報であるのかを区別するID情報が付属している。そのため、このID情報によって、無線で送られてきた情報の種別を判別することができる。
また、別の具体例としては、無線で送られてきた情報が予め定めたコードによって送信されており、このコード自体が、ハイブリッドシステム67に係る情報であるのか、冷凍機に係る情報であるのか、車両内システムに係る情報であるのかが区別可能となっている。
冷凍機ECU3cは、表示装置3d(ディスプレイとも言う)を備えている。この表示装置3dにて、無線通信装置(デジタルタコグラフ)6からセンター2に無線送信される故障情報の一部を表示する。
上述したように、無線通信装置6は、運行のための地図データおよび該地図データ上の冷凍車1の位置を把握する機能を備え、冷凍車1の運行状況を管理しセンター2と無線通信するための運行管理装置(デジタルタコグラフ)6から成る。
図2において、運行管理装置を成すデジタルタコグラフ6から外部のセンター2に通報されたダイアグ情報は、センター2内の中央制御装置におけるモニター画面11において、ハイブリッドシステム67に係る情報であるのか、冷凍機3に係る情報であるのか、車両内システムに係る情報であるのかの区別を可能として、故障情報が表示される。
なお、センター2の方で情報分析して故障判断するのでなく、故障判断自体は、冷凍車1内の各システムで行っている。また、ダイアグ情報のうち故障信号(エラー信号)は、所定のエラーコードと照合することにより何の故障か判明する。ダイアグ情報は送信される順番が決まっていて重故障から軽故障の順(優先順位)に従って、冷凍車1からセンター2に送信される。
図3において、センター2のモニター画面11上端に、冷凍車1の特定が車両No.でなされている。また、地図領域13に表示された冷凍車1の走行位置情報で冷凍車1の現在位置と走行ルートとが判明する。
また、モニター画面11には、常時表示と選択時表示とに分けて表示がなされる。例えば、常時表示は、位置情報(地図)、冷凍機運転状態(起動または停止)、設定温度、庫内温度、冷凍機3のダイアグ情報がダイアグ情報領域12に表示される。
その他の情報については、アイコンを表示し、アイコンを選択操作した後に、そのアイコンに係るその他のデータが、確認されるようになっている。このようにして、故障情報をモニター画面11にわかり易く表示している。つまり、運行管理および故障対応に最低限必要な情報は常時表示し常時モニターできるようにしている。そして、意図的に情報が欲しい場合は、アイコンを選択することで情報を階層的に確認できる。
図4は、ダイアグ情報の階層的な分類構成を示している。ダイアグ情報の表示レベルは、第1表示レベルから第4表示レベルまでに階層分けされている。第2表示レベルまでは常時表示されている。第3表示レベル以降は上位表示レベルを選択すると展開して表示される。重故障の場合は、自動的に表示が出る自動表示を実施している。
また、ダイアク情報のレベルによって色分け表示している。例えば、お知らせ情報は青、異常情報はピンク、故障情報は赤として表示している。更に、ダイアグ情報の因果関係がある場合は、因果関係のある関連ダイアグ情報が点灯または点滅し、データ(数値)の確認を管理者に促している。例えば、電源供給不良により、庫内温度が上昇している場合は、因果関係のある関連ダイアグ情報表示となるように、電源異常のダイアグ情報と冷凍機側庫内温度上昇異常とが同時点灯するようになっている。
また、地図領域13には、冷凍車1が走行している車両走行位置を青い丸で示し、冷凍機サービス店を赤い丸で示し、車両サービス店を緑の丸で示すようにしている。このようにして地図上での車両走行位置、冷凍機サービス店、および車両サービス店をわかり易くプロット表示することで地図情報が見易くされている。
加えて、各サービス店の情報はデータベース化されている。そして各サービス店の所有設備(発電機の有無など)および出張対応可否を一覧化し、重故障の対応可否により、初動するサービス店が選定できるようにされている。
次に、図2のように、外部のセンター2のモニター画面11に表示される情報がインターネット回線20に接続された周知のモデムを介して、少なくとも車両メーカ側のサービス店(ディーラ)21と冷凍機メーカ側のサービス店(冷凍機サービス店)22における端末表示装置(パソコン)のプラウザ画面に表示される。その他、この運行管理システムの顧客となる運輸会社におけるプラウザ画面24に表示される。また、モニター画面11に表示される情報が、カスタマセンターのプラウザ画面23にも表示される。
カスタマセンターは、デジタルタコグラフ6を使用した運行管理システムを提供する会社であり、デジタルタコグラフ6から送られてくる情報を集約および管理し、顧客からの依頼に対し、外部閲覧可能なパソコン情報の登録等を行う。
なお、図1から明らかなように、冷凍機3と、冷凍機ECU3cと、ハイブリッドECU4と、無線通信装置を成すデジタルタコグラフ6とが冷凍機ローカルネットワーク配線(冷凍機ローカルCAN)7にて多重通信されている。そして、ハイブリッドECU4と車両ECU5とが、車両ネットワーク配線(車両CAN)8にて多重通信されている。つまり、冷凍車1内の車内多重配線が、冷凍機ローカルCAN7と、この冷凍機ローカルCAN7とは異なるメインの多重通信回路となる車両CAN8とに分離されている。
なお、車両ECU5と冷凍機ECU3cとがそれぞれ連携し、電力供給の増減や冷凍機3内の圧縮機の起動および停止の許可等を多重通信にて行っている為、例えばダイアグ情報が表示されていないのに冷凍機3が停止しているとの情報が表示される場合がある。
この場合、真因としては車両側の特定制御により、通電を一時的にカットしている(異常では無く保護制御の一環としての作動)可能性がある。このような異常ではなく特定制御中であるかどうかの判断の材料とし、ECU相互間の信号状態を把握するために、無線通信装置6は、車両ECU1、ハイブリッドECU4、および冷凍機ECU3c間の指示情報をセンター2に送信する。このように、ダイアグ情報が表示されていないのに冷凍機3が停止しているとの情報が表示されている場合等の真因を探るため、ECU相互間の信号状態を把握し、異常ではなく特定制御中であるかどうかの判断の材料とする信号が指示情報である。
この第1実施形態では、冷凍車1に搭載されるデジタルタコグラフ6、冷凍機ECU3c、車両ECU5、ハイブリッドECU4を連携させ、情報を運行管理装置を成すデジタルタコグラフ6で一括して外部に送信することで、ドライバーに依存することなく早急なサービス対応を実現させることができる。特に、電動式冷凍機の場合、車両側からの電気供給が停止してしまうと、冷凍機3が駆動できない為、電源車や電源装置への電源切替が必要となるが、これに対して的確な初動体制が確保し易い。
換言すれば、運行管理装置を成すデジタルタコグラフ6が位置情報を持ち、情報を外部に無線送信することができることに着目し、冷凍車1内の複数のECUを連携し、情報をデジタルタコグラフ6で一括して管理しながら外部に送信する。これにより、車両自体の故障と、冷凍機3の故障とを区別しながら、迅速に故障対策を判断し、該当する初動体制を早く形成することができる。
また、位置情報を取り入れることで、サービスカー等を事前手配をする等して、積荷への影響を最小限に抑えること出来る。更に、ドライバーの故障検知および故障判断のみに依存することなく異常対応を実現できる。具体的には、センター2が把握した故障情報が冷凍機3に関する場合は、電装品メーカに係るサービスカー(冷凍機サービス店のサービスカー)が修理に向かう。また、車両自体に係る故障の場合は、車両メーカに係るサービスカー(ディーラのサービスカー)が手配される。
また、センター2からは冷凍車1のドライバーに、音声で、「△の故障です。この先の○○パーキングでサービスカーが待機していますので、○○パーキングに向かって下さい」、
「△の故障です。地図で示した○○サービス店が近いのでそちらのほうに行って下さい」
といった指示がなされる。また、故障内容を運転者が気づいていなくても、センター2の管理者が確認した上で、故障対策としての指示がなされる。
更に、冷凍車1内の複数のECUからの情報が有線で無線通信装置6に導かれ、更に無線通信装置6からセンター2に故障情報等がランダムに無線送信されても、センター2のモニター画面11には、どこの故障であるかに応じて分類されて表示される。また、複数の故障が発生している場合は、予め定めた重要故障の順番に表示される。モニター画面11を見ている管理者には、故障を起こした冷凍車1の故障種別、現在位置、および配達先が表示される。
なお、冷凍車1の故障の内容によっては、冷凍車1の荷物を冷凍保管倉庫に一旦保管する必要もある。このような場合は、冷凍保管倉庫の位置がドライバーに知らされる。また、センター2からの情報は、インターネット回線20を介してカスタマセンター23、冷凍機サービス店22、ディーラ21、顧客となる運輸会社24のプラウザ画面でも確認できる。
図5において、冷凍機ECU3cは、正面側に運転スイッチ31と冷凍車用のディスプレイ3dが設けられている。運転スイッチ31は、冷凍機3のON、OFF指令を発する操作スイッチである。ディスプレイ3dでは、冷凍車1のアイコン33に荷室が前後左右に4分割され、前側の左右に位置する冷凍室に冷凍用の荷物34、35が搭載されていることが示されている。かつ、後ろ側の冷蔵室36には荷物が搭載されていないことが示されている。
また、冷凍室の設定温度37がマイナス20℃であり、現在の温度38が20℃であることが表示されている。更に、冷蔵室設定温度が3℃であり、現在の温度が20℃であることが表示されている。アップダウンスイッチ39の右側には設定ボタン41、手動により除霜を開始する除霜ボタン42、表示モードの切替えボタン43が設けられている。
図6は、運行管理装置6を成すデジタルタコグラフ6(車載ステーションとも呼ばれる)を示す。この運行管理装置6はデジタルタコグラフとドライブレコーダーとの両方の機能を持つ。前側には、スピーカの放音孔51とディスプレイ52が設けられ、ディスプレイ52の横にはメニューボタン53と設定ボタン54が設けられている。
ディスプレイ52内における左側の診断アイコン55は、5分ごとの運転傾向を「急旋回の傾向あり」のように分析して表示している。また、アイドリング時間(現在/累計)が5/36のように表示されている。また、連続運転時間が3:50のように表示されている。また、発進時からの累計運転状況が87点のように点数表示されている。この無線通信装置6は運行管理装置であるデジタルタコグラフ内の通信機能を使用して構成される。デジタルタコグラフ6は車内のCAN情報を読み込む機能と、車外に情報を無線送信する機能とを有する。
次に、ハイブリッドシステム67について図7を使用して説明する。図7にて、上記実施形態のハイブリッドシステム67のエンジン61、電動発電機62、ハイブリッドECU4、バッテリ、冷凍機3の圧縮機66、および冷凍機ECU3cの関係を説明する。第1実施形態の冷凍車貨物冷却システムは、冷凍車1のエンジン61と電動発電機62とを駆動力源として備えるハイブリッド車両に搭載される。
エンジン61の動力は、タイヤ65の駆動に用いられるだけでなく、電動発電機62を作動させる動力としても用いられる。また、電動発電機62は、制動時にタイヤ65からの駆動力によっても作動して発電を行う。電動発電機62で発電した電力は、バッテリ63へ蓄電可能であるとともに、圧縮機(電動圧縮機)66を駆動させることもできる。バッテリ63に蓄電された電力は、電動発電機62の駆動に用いることもでき、また、圧縮機66の駆動にも用いることができる。
ハイブリッドECU4は、エンジン61、電動発電機62の制御を行う。ハイブリッドECU4が行う制御としては、図示しないナビゲーションシステムまたはデジタルタコグラフからなる運行管理装置6から充電指令が入力された場合に、エンジン61の駆動力により電動発電機62を作動させて発電して、バッテリ63へ蓄電する制御がある。
さらに、ハイブリッドECU4は、図示しないブレーキセンサからの信号も取得するようになっている。ハイブリッドECU4は、ブレーキセンサからの信号により、ブレーキが操作されたことを検出した場合であって、バッテリ63が電力を受け入れ可能であれば、回生制動を行なって発電した電力によりバッテリ63を充電する。また、このとき、実際に発電した電力量の検出も行う。
冷凍機システム68は、圧縮機66と冷凍機ECU3cを備える。圧縮機66が駆動されると、冷凍車1の冷凍庫内が冷却される。冷凍機ECU3cは、圧縮機66を制御して冷凍庫内の温度を制御する。この冷凍機ECU3cは、冷凍庫内の温度を監視しており、走行中は、冷凍庫内の温度を、庫内の貨物を保存するために必要な温度範囲である目標制御範囲に入るように制御を行なう。
更に、冷凍機ECU3cは、デジタルタコグラフ6およびナビゲーションシステムのいずれかから蓄冷指令が入力された場合にも圧縮機66を作動させる。この蓄冷制御の場合には、制御の目標温度を、上記通常制御時の温度よりも低くする。
(第1実施形態の作用効果)
上記第1実施形態においては、車両をモータとエンジンとの双方の駆動力で駆動するハイブリッドシステム67を備え、庫内の荷物の温度を管理しながら走行する冷凍車1を有し、該冷凍車1と該冷凍車1外部のセンターとの通信を行う冷凍車管理システムにおいて、次の構成を備える。
冷凍車1には庫内を冷却する冷凍機3と、冷凍機3を制御する冷凍機制御ユニット3cと、ハイブリッドシステム67を制御するハイブリッド制御ユニット4と、冷凍車1のハイブリッドシステム以外の車両内システムを制御するための車両制御ユニット5と、センター2と無線通信する無線通信装置6とを備える。
冷凍機3と、ハイブリッド制御ユニット4と、車両制御ユニット5からの故障情報のうちセンター2に通報される情報が、ハイブリッドシステム67に係る情報であるのか、冷凍機3に係る情報であるのか、車両内システムに係る情報であるのかの区別を可能として、無線通信装置6からセンター2に無線送信される。
これによれば、冷凍機だけの情報を外部のセンターに通報するのでなく、ハイブリッド制御ユニットと、車両制御ユニットからの故障情報も通報するから、情報量がより充実する。かつ、冷凍機の故障だけでなく、車両が故障することで、冷凍機が停止し積荷の商品価値を下げてしまうことにも対策出来、冷凍車全体としての管理が可能である。また、ハイブリッドシステムに係る情報であるのか、冷凍機に係る情報であるのか、車両内システムに係る情報であるのかの区別を可能としているから、車両メーカと冷凍機メーカとのどちら側がどう対応すべきなのか、判断が容易な冷凍車管理システムを提供することができる。
次に、冷凍機1内のそれぞれが担当するECUを、多重通信で連結することで、各ECUに係る装置の異常をリアルタイムに外部に伝えることができる。これにより、ドライバーが気付く前に、異常対応が開始できる。また、故障箇所が明確に分かるため、どの部位が異常で、どの部署が対応すべきかが明確となり、初動対応が迅速かつ責任の所在が明確になる。冷凍車は、移動しているため、冷凍車自体をサービス店に案内する方法と、位置情報をキャッチすることで、サービス店側が先回りをして待機することで対応する方法があるが、いずれにしても初動対応を早めることが出来る。
また、センター2に通報される情報が、冷凍機ECU3cに集められてから無線通信装置6を介してセンター2に無線送信される。冷凍機ECU3cは、表示装置(ディスプレイ)3dを備えており、該表示装置3dにて、無線通信装置6からセンター2に無線送信された故障情報の少なくとも一部を表示する。
これによれば、表示装置3dにて、無線通信装置6を介してセンター2に無線送信される故障情報を表示するから、センター2側から問い合わせがあったときに、センター2側と冷凍車1のドライバーが情報を共有して連絡しあうことができる。
無線通信装置6は、運行のための地図データおよび該地図データ上の冷凍車1の位置を把握する機能を備えている。かつ、無線通信装置6は、冷凍車1の運行状況を管理しセンター2と無線通信するための運行管理システムの一部を成す運行管理装置6から成る。
これによれば、トラック等の運行状況を管理する既存の運行管理装置6の無線機能を活用できるため、特別な無線通信装置を新設する必要が無い。また、故障情報と共に、冷凍車1の位置情報もセンター2に通報することができる。
センター2のモニター画面11において、冷凍車1の冷凍機3に係る情報であるのか、冷凍車1の車両自体に係る情報であるのかに応じて、表示エリアを区別して、または、表示のタイミングを階層別に区別して表示している。これによれば、センターの運行管理者が、モニター画面11によって冷凍機3および車両自体のうちのどちら側の故障で有るのかが把握し易いため、的確な初動体制を形成することができる。
モニター画面11に表示された情報が、インターネット回線20を介して、少なくとも車両メーカ側のサービス店21と冷凍機メーカ側のサービス店22におけるプラウザ画面に表示される。これによれば、外部のセンターのモニター画面に表示された情報がインターネット回線20を介して、車両メーカ側のサービス店21と冷凍機メーカ側のサービス店22にて確認できるから、故障が発生したときに、車両メーカ側のサービス店21または冷凍機メーカ側のサービス店22において故障状況を事前把握し易い。
冷凍機3と、冷凍機ECU3cと、ハイブリッドECU4と、無線通信装置6とが冷凍車1内の冷凍機ローカルネットワーク配線7にて相互に多重通信されている。そして、ハイブリッドECU4と車両ECU5とが、冷凍機ローカルネットワーク配線7とは異なるメインの多重通信回路となる車両ネットワーク配線8にて無線通信装置6と多重通信されている。
これによれば、車両内のメインの多重通信回路となる車両ネットワーク配線8とは異なる冷凍機ローカルネットワーク配線7を介して、無線通信装置6と冷凍機3と冷凍機ECU3cとが多重通信するから、冷凍機ローカルネットワーク配線7内の情報量が増えすぎず、迅速な無線通信が可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。なお、第2実施例以下については、第1実施例と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明が援用される。
第1実施形態においては、デジタルタコグラフ6からセンター2に情報を送信し、センター2から運転者には別途電話等で情報を送信したが、この第2実施形態においては、図8のように、冷凍機1内のデジタルタコグラフと外部のセンター2間を双方向通信で結び、外部のセンター2側から、警告表示や予め定めた音声による警告を冷凍車1に行っても良い。
また、ドライバーが手動で設定した冷凍車1内の冷凍機3およびハイブリッドシステム67に関する設定を強制的に外部のセンター2側から設定変更するようにしても良い。例えば、ドライバーが燃費を優先するために、坂道等でのハイブリッドシステム67の回生制動時に回生電力を利用して圧縮機66を駆動し、庫内に蓄冷するように手動設定したところ、庫内の温度変化を嫌う製品情報に鑑み、外部のセンター2から強制的に手動設定が解除され、音声警告がなされるようにしてもよい。
また、故障情報が発せられた冷凍車1に対して救援のためにサービスカーが冷凍車1と待ち合わせるに適した待合場所の候補を、冷凍車1の走行ルートに沿って予め記憶させておき、サービスカーの手配およびドライバーへの音声連絡を自動化してもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図9のモニター画面11の表示は、冷凍車1を特定するID情報(運行管理番号、車両種別、自動車登録番号標)が表示される車両特定領域71を有する。また、ハイブリッドシステム67に係る情報が表示されるハイブリッド領域72を有し、ハイブリッドシステム67の状況に係るハイブリッドダイアグノーシスからのハイブリッドダイアグ情報が表示される。
更に、冷凍機3に係る情報が表示される冷凍車領域73では、冷凍機3の情報に係る冷凍機ダイアグノーシスからの冷凍機ダイアグ情報が表示される。加えて、車両内システムに係る情報が表示される車両領域74では、車両自体の基本的な故障に係るブレーキ故障等の車両ダイアグノーシスからの車両ダイアグ情報が表示される。そして、車両の位置データから、車両の現在位置の地図情報13が表示される。更に、故障対策としての支援情報が表示される支援情報領域75を有する。
図9の場合は、冷凍車領域73の点滅または着色によって、冷凍機3の故障であることが判明し、更にこの点滅部分をタッチすることにより、例えば圧縮機66の加熱であることが判明する。また庫内温度と設定温度とに関する庫内荷物温度管理情報が表示される。
さらに、故障に応じた対策案が支援情報領域75に表示され、サービス工場の位置とサービス工場への到着予定時刻とが表示される。例えば、図3の支援情報領域75に、故障の発生部位に対応したサービスカーの所在位置を表示し、この表示を参考にして、故障内容に合致したサービスカーを準備する。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものである。
上記各実施形態において無線通信装置は、デジタルタコグラフ内に装備されているものを使用したが、独立した無線通信装置、あるいは、ナビゲーション装置内の無線通信装置を使用しても良い。また、ナビゲーション装置と運行管理装置としてのデジタルタコグラフが一体化されていても良い。
更に、上記実施形態においては、ハイブリッドシステムを備えた冷凍車について述べたが、ハイブリッドシステムを有しない冷凍車に対しても本発明を適用することができる。また、通常のエンジン(内燃機関)の回転力がベルト等を介して圧縮機に伝達される冷凍機を搭載した冷凍車であってもよい。更に、走行用エンジン(内燃機関)から独立した、少なくとも1つの駆動源(例えば発電機や電池など)によって圧縮機が駆動される冷凍機を搭載した冷凍車であってもよい。
1 冷凍車
2 センター
3 冷凍機
3d 表示装置(ディスプレイ)
3c 冷凍機制御ユニット(冷凍機ECU)
4 ハイブリッド制御ユニット(ハイブリッドECU)
5 車両制御ユニット(車両ECU)
6 無線通信装置(運行管理装置、デジタルタコグラフ)
11 モニター画面
20 インターネット回線

Claims (7)

  1. 庫内の荷物の温度を管理しながら走行する冷凍車(1)と、該冷凍車(1)外部のセンターとの通信を行う冷凍車管理システムにおいて、前記冷凍車(1)には前記庫内を冷却する冷凍機(3)と、該冷凍機(3)を制御する冷凍機制御ユニット(3c)と、前記冷凍車(1)の車両内システムを制御するための車両制御ユニット(5)と、前記センター(2)と無線通信する無線通信装置(6)とを備え、
    前記冷凍機(3)と前記車両制御ユニット(5)とからの故障情報のうち前記センター(2)に通報される情報が、前記冷凍機(3)に係る情報であるのか、前記車両内システムに係る情報であるのかの区別を可能として、前記無線通信装置(6)から前記センター(2)に無線送信されることを特徴とする冷凍車管理システム。
  2. 車両をモータとエンジンとの双方の駆動力で駆動するハイブリッドシステム(67)を備えて庫内の荷物の温度を管理しながら走行する冷凍車(1)と、該冷凍車(1)外部のセンター(2)との通信を行う冷凍車管理システムにおいて、
    前記冷凍車(1)は、
    前記庫内を冷却する冷凍機(3)と、
    前記冷凍機(3)を制御する冷凍機制御ユニット(3c)と、
    前記ハイブリッドシステム(67)を制御するハイブリッド制御ユニット(4)と、
    前記冷凍車(1)の前記ハイブリッドシステム(67)以外の車両内システムを制御するための車両制御ユニット(5)と、
    前記センター(2)と無線通信する無線通信装置(6)と、を備え、
    前記冷凍機(3)と、前記ハイブリッド制御ユニット(4)と、前記車両制御ユニット(5)からの故障情報のうち前記センター(2)に通報される情報が、前記ハイブリッドシステム(67)に係る情報であるのか、前記冷凍機(3)に係る情報であるのか、前記車両内システムに係る情報であるのかの区別をした上で、前記無線通信装置(6)から前記センター(2)に無線送信されることを特徴とする冷凍車管理システム。
  3. 前記センター(2)に通報される情報が、前記冷凍機制御ユニット(3c)に集められてから前記無線通信装置(6)を介して前記センター(2)に無線送信され、
    前記冷凍機制御ユニット(3c)は、表示装置(3d)を備えており、該表示装置(3d)にて、前記無線通信装置(6)から前記センター(2)に無線送信された故障情報の少なくとも一部を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍車管理システム。
  4. 前記無線通信装置(6)は、運行のための地図データおよび該地図データ上の前記冷凍車(1)の位置を把握する機能を備え、前記冷凍車(1)の運行状況を管理し前記センター(2)と無線通信するための運行管理システムの一部を成す運行管理装置(6)から成ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の冷凍車管理システム。
  5. 前記センター(2)のモニター画面(11)において、前記冷凍車(1)の前記冷凍機(3)に係る情報であるのか、前記冷凍車(1)の車両自体に係る情報であるのかに応じて、表示エリアを区別して、または、表示のタイミングを階層的に区別して表示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の冷凍車管理システム。
  6. 前記モニター画面(11)に表示された情報が、インターネット回線(20)に接続されたモデムを介して、少なくとも車両メーカ側のサービス店(21)と冷凍機メーカ側のサービス店(22)におけるプラウザ画面に表示されることを特徴とする請求項5に記載の冷凍車管理システム。
  7. 前記冷凍機(3)と、前記冷凍機制御ユニット(3c)と、前記ハイブリッド制御ユニット(4)と、前記無線通信装置(6)とが前記冷凍車(1)内の冷凍機ローカルネットワーク配線(7)にて相互に多重通信され、前記ハイブリッド制御ユニット(4)と前記車両制御ユニット(5)とが、前記冷凍機ローカルネットワーク配線(7)とは異なるメインの多重通信回路となる車両ネットワーク配線(8)にて前記無線通信装置(6)と多重通信されていることを特徴とする請求項2に記載の冷凍車管理システム。
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