JP3148813U - 貨物自動車の運行管理システム - Google Patents

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昌樹 石山
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Abstract

【課題】貨物自動車に積載した冷凍機の異常を他の関連データと共にネットを介し、管理者に報告する貨物自動車の運行管理システムを提供する。【解決手段】インターネット回線を介して貨物自動車から送信される運行データを収集する運行管理装置を設けるとともに、貨物自動車の運行データを送信する運行状態報告装置15を設ける一方、この運行状態報告装置は、貨物自動車の位置を緯度経度データとして検出するGPS装置の位置データと、冷凍機14の運転状態を検出する冷凍機監視装置の検出データとを、前記運行管理装置に対してデータ送信する。冷凍機に故障が発生した場合、または故障が発生する予兆が見つかった場合には、当該車両(貨物自動車)の位置と、故障状況の知見に基づいて、運行管理者(運行管理装置を扱う担当者等)は、可能な限り速やかな対応をとることが出来る。【選択図】図1

Description

本考案は、冷凍機を搭載した貨物自動車の運行管理に係り、とくに冷凍機の故障に起因する生鮮品等の輸送トラブルの損失を迅速な対応によって軽減させる技術に関する。
魚介、精肉、野菜、果実等、生産地から市場地までの温度変化を嫌う輸送貨物(以下、生鮮貨物)を運ぶときは、セミトラクタ(自走車両)によって牽引されるセミトレーラや、セミトラクタの荷台に搭載した貨物コンテナに冷凍機を設け、この冷凍機から供給する冷気によって庫内の温度を制御しながら生鮮貨物を輸送する。
生鮮品の輸送中における冷凍機の故障に関する技術としては、従来、特許文献1が知られている。これは、庫内に二つ設けたエバポレータの温度センサの一方が故障したときに、コンプレッサをオンオフ制御して良好な温度制御を実現しようとするものである。
特開平05−196336号公報
従来の問題は、二つある。
第一に、冷凍機の故障の原因は雑多であり、単純な理由に帰結させることが困難であること、第二に、冷凍機の故障が生じた場合は速やかな対応を要することである。
第一の点で云えば、冷凍機の故障は、冷媒を凝集するコンプレッサ装置の不具合、電源系統の不具合、温度センサや圧力センサ等のセンサ類の不具合、冷熱を放出して熱交換を行うエバポレータ系統の不具合(着霜)、冷媒を循環させるパイプ系統(エクスバンジョンバルブを含む)の不具合など、さまざまな要因が考えられる。
前記引用文献1は、これらのうちエバポレータのセンサの不具合を検出して対処する旨の技術であるが、冷凍機の故障原因は雑多であるため、輸送上のトラブルを解消することには難点がある。
第二の点で云えば、大型トレーラ等、従来の貨物自動車は、冷凍機の作動性能に信頼性をおいて運行されていた。このため、生鮮品等の貨物輸送中に冷凍機が故障した場合には、営業上の信用を損なう危険性と、輸送貨物の劣化や損傷に対して少なくない金額の保証をせざるを得ないという、社会的な責任と金銭賠償のリスクを抱えている。こういう事情があるにも拘わらず、従来は、貨物自動車の運転者ですら、冷凍機の不具合や故障を知らないまま貨物を輸送していた。
そこで、本考案の目的は、冷凍機の故障に起因する生鮮品等の輸送上のトラブルが発生した場合に、可能な限り速やかに、生鮮品等を好ましい状態で鮮度維持できるよう対応出来るようにすることにある。
前記目的を達成して、課題を解決するため、本考案に係る貨物自動車の運行管理システムは、
インターネット回線を介して貨物自動車から送信される運行データを収集する運行管理装置を設けるとともに、インターネット回線を介して、当該運行管理装置に対して貨物自動車の運行データを送信する運行状態報告装置を設ける一方、この運行状態報告装置は、貨物自動車の位置を緯度経度データとして検出するGPS装置の位置データと、前記冷凍機の運転状態を検出する冷凍機監視装置の検出データとを、前記運行管理装置に対して所定タイミングごとにデータ送信する(請求項1)。
かかる構成によれば、貨物自動車から送信される運行データを収集する運行管理装置によって、冷凍機に故障が発生した場合、または故障が発生する予兆が見つかった場合には、当該車両(貨物自動車)の位置と、故障状況の知見に基づいて、運行管理者(運行管理装置を扱う担当者等)は、可能な限り速やかな対応をとることが出来る。
請求項2は、本考案を適用する貨物自動車が、セミトラクタと切り離し可能な貨物収納部を備えるもの、例えば、セミトラクタに搭載する貨物コンテナ、または、セミトラクタによって牽引するセミトレーラを備えることを特徴とするものである。セミトラクタと切り離し可能な貨物コンテナやセミトレーラは、その内部に大量の生鮮品を搭載して輸送するため、冷凍機の故障事故は、運送会社だけの責任問題にとどまらず、荷物の発送者である発荷主、荷物の受け取り手である着荷主の信用問題にも大きな影響を与える可能性が高いからである。
また、セミトラクタと切り離し可能な貨物コンテナやセミトレーラは、セミトラクタの運転室との間での信号ケーブルの接続が、現実の業務上は困難な場合が多く、有線形式の装置構成(信号ケーブルを用いたシステム)は難しいのが実情である。
請求項3は、運行管理装置および運行状態報告装置のいずれか一方は、GPS装置が検出した緯度経度データに基づいて、貨物自動車の位置を電子地図データ上に表示するGIS装置を備えることを特徴とするものである。
GPS装置は、地球の周回軌道を飛翔する人工衛星からの観測データを受信して自身の現在地を緯度経度データとして検出するが、そのままのデータ形式では、運行管理者(運行管理装置を扱う担当者等)にとっては、位置を直感的に把握することが難しい。そこで、運行管理装置および運行状態報告装置のいずれか一方に貨物自動車の位置を電子地図データ上に表示するGIS装置を設けることによって、冷凍機の故障が生じた際の迅速な対応(代車の手配等)を可能とする。
請求項4は、冷凍機が故障または故障の予兆を示したときに、予め定めた携帯端末装置(運行管理者の携帯電話装置等)に対して、緊急の警告を行なうことにより速やかな対応を可能とするものである。携帯端末装置に対して電子メールを送信する構成としておけば、運行管理者が席(運行管理装置をモニタする席)を外しているときや深夜時間帯などにおいても緊急事態(冷凍機の故障または故障予兆)の即時連絡が可能となり、運行管理者の作業負担を軽減することが可能となる。少ない人員でも運行管理業務を滞りなく実行できる。
本考案に係る貨物自動車の運行管理システムによれば、冷凍機の故障に起因する生鮮品等の輸送上のトラブルが発生した場合に、可能な限り速やかに、生鮮品等を好ましい状態で鮮度維持できるよう対応することが出来る。
図1、図2は、本考案に係る貨物自動車の運行管理システムの一実施形態を示すものである。
図1は、構成の概略を示すものであり、貨物自動車として、輸送トレーラ10を図示してある。輸送トレーラ10は、セミトラクタ11と、このセミトラクタ11によって牽引されるセミトレーラ12とからなり、セミトレーラ12の適宜箇所、例えば前方(セミトラクタ11側)に冷凍機14を搭載させてあり、この冷凍機14を介してセミトレーラ12の収納庫内へ冷気Cを供給する。
また、輸送トレーラの現在位置と冷凍機の運転状態とをインターネット回線(公衆回線)Nを介して運行管理装置21に対してデータ送信する運行状態報告装置15を、輸送トレーラ10の適宜箇所、例えば冷凍機14の上部に配しておく。
図2は、本考案の構成をより具体的に例示するものである。輸送トレーラ10には、前記運行状態報告装置15のほか、冷凍機14の運転状態を監視する冷凍機監視装置16と、輸送トレーラ10の位置を検出するためのGPS装置17とを配設する。また、冷凍機監視装置16およびGPS装置17の検出データは、データ記録部18に所定タイミングをもって時系列的に記録しておく。
一方、インターネット回線Nを介して、運行状態報告装置15からのデータを受け取る運行管理装置21には、GPS装置17が受信検出した緯度経度データに基づいて輸送トレーラ10の位置を電子的地図情報に変換するGIS装置25(Geographic Information System)を配しておく。
なお、この実施形態では、運行管理装置21を複数設ける場合を例示した。符号(21−1)、(21−2)、(21−n)は、いずれも運行管理装置21である。これらの運行管理装置(21−1)、(21−2)、(21−n)が、通信ネットワークを構成してデータを共有できる場合は、GIS装置を、いずれかひとつの運行管理装置(21−1)、(21−2)、(21−n)に設けてシステムを簡略化しても良い。
符号24は、運行状態報告装置15から送信されるデータを運行状態報告装置15が読み取るための送信データ格納領域である。この送信データ格納領域24は、例えば、大量のメモリ容量をもった専用サーバである。この送信データ格納領域24は、運行管理装置(21−1)、(21−2)、(21−n)と別体として図示してあるが、運行管理装置(21−1)、(21−2)、(21−n)を構成するデータ蓄積手段である。
複数の運行管理装置(21−1)、(21−2)、(21−n)がある場合であって、送信データ格納領域24に蓄積された送信データを共有利用できる場合は、いずれかひとつの運行管理装置(21−1)、(21−2)、(21−n)に送信データ格納領域24を配するだけでも良い。Zは、運行管理装置21を監視する担当者(運行管理者)等、貨物自動車の運行管理を担当する者が所持する携帯端末装置(携帯電話装置等)である。
次に、本考案に特有な各部について説明する。
冷凍機監視装置16は、冷凍機14の運転状態を検出する装置である。輸送トレーラ10に搭載する冷凍機14は、冷媒をコンプレッサによって圧縮し循環させエバポレータにおいて冷熱を解放する形式のものが多い。この場合、冷凍機監視装置16の検出項目としては、例えば、ガス圧センサを用いた冷媒圧力、冷媒温度である。少なくとも、冷媒圧力と冷媒温度を検出すれば、コンプレッサの作動が正常か否かを判断できる。
また、これらの検出項目(冷媒圧力、冷媒温度)が通常値から外れて、例えば予め設定した閾値を超えるような場合は、冷凍機(特にコンプレッサ)の故障、ないし故障の発生確率が高いと判断できるので、冷凍機監視装置16は、緊急の警報信号(緊急信号)を運行状態報告装置15に対して送出する。図2において、符号Qで示す信号線が緊急信号を送出するラインである。
この緊急信号を受けた場合、運行状態報告装置15は、送信タイミングの設定如何に拘わらず、直ちに運行管理装置21に対するデータ送信(緊急信号を含む位置データと冷凍機の運転状態データ)を行うことが望ましい。また、冷凍機監視装置16から緊急信号を含むデータが送られたときは、受信後直ちに音声アラームが運行管理装置21において生ずるようにしておくことが望ましい。
また、冷凍機のトラブル(故障や故障予兆)は昼夜の時間帯の区別なく発生する。このため運行管理装置(21−1)、(21−2)、(21−n)を担当する運行管理者が席を外して不在のケースもあり得る。そこで、より好ましくは、運行状態報告装置15を構成する送信データ格納領域24が緊急信号を受けた場合は、予め定めた携帯端末装置(例えば運行管理者の携帯電話装置等)Zに対して、電子メールをもって緊急事態の発生を通知する。この電子メールは、予め定めた携帯端末装置Zが利用するメールサーバに送られる。緊急事態の発生(例えばコンプレッサの故障または故障予兆)を含む検出データを、電子メールを利用して携帯端末装置Z(メールサーバ)に送信すれば、着信のアラーム信号が携帯端末装置Zに送られるので、運行管理者は緊急事態の発生と事態の内容(検出データ)を即時に知ることが出来る。携帯端末装置Zは、必要数を設置することが望ましい。例えば、運行管理装置(21−1)、(21−2)、(21−n)に対応して各一個、二個、三個・・とする等である。
携帯端末装置Zに対する緊急時の電子メールの送信は、運行状態報告装置15、運行管理装置21(送信データ格納領域24)のいずれか一方が行う構成であればよい。携帯端末装置Zに対して即時通知するためには、運行状態報告装置15から携帯端末装置Zに対して直接電子メールを送信することが望ましいが、運行管理装置21(送信データ格納領域24)を経由させても僅かの時間差で遅滞なく携帯端末装置Zに対して緊急事態を知らせる電子メールを送信することが出来、装置構成も単純化しやすいからである。
冷凍機14の故障の原因は各種ある。このため、必要に応じて、故障確率の高いパーツの運転状態を検出することが望ましい。例えば、コンプレッサやファンのような電気駆動装置類の電源ラインの切断故障の有無、コンプレッサの振動が正常であるか否か等である。
運行状態報告装置15は、GPS装置17が受信検出した位置データ(緯度経度データ)と、冷凍機監視装置16が検出した冷凍機14の運転状態とを、インターネット回線Nを利用して運行管理装置21に所定フォームをもってデータ送信するものである。このため、運行状態報告装置15は、少なくともインターネット回線を利用してデータ送信できる機能を備える。これは、例えば、インターネット回線に接続してデータを送信する電話装置機能であり、発呼先(例えばプロバイダ)の電話番号を格納した電話番号登録部、所定の電話番号に対して電話回線を接続する回線接続部、データを送信する相手方(運行管理装置21)のアドレスを格納した回線アドレス登録部、運行管理装置21のアドレスに対してデータを送信するデータ送出部を備えるよう構成することが望ましい。また、所定フォームをもってデータ送信するため、データ記録部18に格納されている時系列データを送信分だけ読み取るデータ読出部、データ送信するタイミングを設定するためのタイマ装置、データ記録部18から読み出した各種データを所定のデータフォームに整えるデータ編集部とを備えるよう構成することが望ましい。携帯端末装置Zに対する電子メール形式の送信を行うため、運行状態報告装置15(または運行管理装置21を構成する送信データ格納領域24)は、携帯端末装置Zのメールアドレスを予め搭載しており、インターネット回線Nを介して電子メールを当該メールアドレスに対して送信する機能を備える。
運行状態報告装置15は、インターネット回線Nへの接続が可能なコンピュータ装置である携帯端末装置を用いて構成することが出来る。近時、携帯端末装置は、インターネット通信機能のほか、当該携帯端末装置の現在地を電子地図上で表示するGPS、GIS装置を装備しているものが少なくないからである。
運行管理装置21は、コンピュータ装置であり、運行状態報告装置15から送られた所定形式(専用形式)のデータを収集して、輸送トレーラ10において冷凍機14の故障(または故障予兆)がある場合に、緊急に対応措置を講ずることが出来る人員が所在するところ、例えば、輸送会社の本社、支社、運行管理者、支援機関、委託機関に設置する。設置台数は複数であっても良く、複数台数を設置するときは、好ましくは各運行管理装置21(およびこれを構成する送信データ格納領域24)をネットワーク構成し、より多くの人員によってデータを共有しつつ、冷凍機14に異常が発見された緊急時に可能な限り速やかな対応策を講ずること出来るようにすることが望ましい。運行管理装置21は、いわゆるデスクトップ型のPC装置に限らず、受信データの蓄積に伴うメモリ容量にシステム上の問題がなければ、複数台の運行管理装置21の一部に携帯端末装置を用いても良い。
従って、かかる構成によれば、運行状態報告装置15を介して輸送トレーラ10から送信される冷凍機14の運転状態の検出データに基づき、運行管理装置21側のスタッフ(管理担当者)は、冷凍機14の故障(または故障予兆)があるか否かを遠隔地において略リアルタイムで監視することが可能となる。このため、冷凍機14の故障(または故障予兆)を知得したときは、管理担当者は速やかな対応、例えば、修理技術者を急行させ、代車を手配する等、生鮮品の損害を最小限に抑えるための対応を速やかにとることが可能となる。また、深夜帯などで発生した冷凍機の故障または故障予兆は、運行状態報告装置15または運行管理装置21(送信データ格納領域24)を介して運行管理者等の携帯端末装置Zに電子メールをもって速やかに通知されるので、運行管理者等が運行管理装置21を離れているときでも速やかに緊急事態の発生と状況(冷凍機監視装置16の検出データとGPS装置17が受信検出した位置データ)を把握することが出来、速やかな対応をとることが出来る。
なお、本考案に係る貨物自動車の運行管理システムは、実施形態のものに限定されない。貨物自動車は、輸送トレーラ10のように、タイヤを備えたセミトレーラ12をセミトラクタ11によって牽引するものに限らず、セミトラクタの荷台に貨物コンテナを搭載して走るコンテナ貨物自動車であってもよい。これらは、自走できるセミトラクタと、輸送貨物の収納部とが切り離し自由であるため、信号ケーブルの引き回しやコネクタを用いたケーブルの接続が困難であり、運転者ですら冷凍機の故障を知ることが出来ないまま走行するという事情があったが、本考案によって、冷凍機の故障に起因する事故に対して迅速な対応を講ずることが可能となる。
冷凍機14の設置場所は問わない。例えば、冷凍機14が貨物コンテあるいはセミトレーラの内部に配設されている場合であっても、本願考案は適用できる。また、冷凍機14が冷媒を用いないタイプのもの(例えば、半導体のペルチェ効果を利用する方式の冷凍機)であっても、本考案を適用できることは当然である。半導体利用の場合は、例えば、冷却素子への電源供給回路の電気抵抗値を計測することによって故障(故障の予兆)を知ることが出来る。
貨物自動車(10)に搭載する装置類、例えば、運行状態報告装置15、冷凍機14の運転状態を監視する冷凍機監視装置16、輸送トレーラ10の位置を検出するためのGPS装置17の電源は、専用バッテリ、あるいはセミトラクタのオルタネータにおいて発生させた電力を変換調整して使用することが出来る。
本考案においては、少なくとも、専用バッテリ、GPS装置17、運行状態報告装置15を、冷凍機14のケース内部に配しておき、例えば主電源であるセミトラクタからの電力供給が遮断された場合に、冷凍機内部の専用バッテリに切り替えて、当該専用バッテリからの電源供給によってGPS装置17と運行状態報告装置15とが可能な限り長期間作動可能な状態を保てるようにしておくことが望ましい。車両(セミトラクタ)から供給を受ける主電源と専用バッテリとの切り替えは、周知の技術、例えば、停電時におけるコンピュータ装置のバックアップ電源装置システムと同様の構成をとることが出来る。
かかる構成によれば、貨物自動車の駐車時に冷凍機14が盗難被害にあった場合でも、冷凍機内部に配した運行状態報告装置15およびGPS装置17を介して運行管理装置(21−1)、(21−2)、(21−n)または携帯端末装置Zに対して送られてくる位置信号データに基づき、盗難被害にあった冷凍機14の現在位置を速やかに知得することが出来る。冷凍機14が盗み取られる被害も少なくなく、その場合は安定した事業継続にも大きな支障が生ずるが、速やかに冷凍機14の場所を特定できるため、犯罪抑制の点でも事業継続の安定化のためにも優れた効果を奏する。
実施形態に係る運行管理システムの概略を例示する図である。 実施形態に係る運行管理システムの構成を例示するブロック図である。
符号の説明
10 輸送トレーラ
11 セミトラクタ
12 セミトレーラ
14 冷凍機
15 運行状態報告装置
16 冷凍機監視装置
17 GPS装置
18 データ記録部
21、(21−1)、(21−2)、(21−n) 運行管理装置
24 送信データ格納領域(運行管理装置)
25 GIS装置
N インターネット回線
Z 携帯端末装置
Q (緊急の警報信号を送出する)信号線

Claims (4)

  1. 冷凍機を搭載した貨物自動車の運行状態を遠隔地において管理可能とする運行管理システムであって、
    インターネット回線を介して貨物自動車から送信される運行データを収集する運行管理装置を設けるとともに、
    インターネット回線を介して、当該運行管理装置に対して貨物自動車の運行データを送信する運行状態報告装置を設ける一方、
    この運行状態報告装置は、
    貨物自動車の位置を緯度経度データとして検出するGPS装置の位置データと、前記冷凍機の運転状態を検出する冷凍機監視装置の検出データとを、前記運行管理装置に対して所定タイミングごとにデータ送信することを特徴とする貨物自動車の運行管理システム。
  2. 貨物自動車はトレーラ貨物自動車であって、
    エンジンを搭載して自走するセミトラクタと、
    このセミトラクタに搭載される貨物コンテナ、セミトラクタによって牽引されるセミトレーラを備えることを特徴とする請求項1記載の貨物自動車の運行管理システム。
  3. 運行管理装置および運行状態報告装置のいずれか一方は、GPS装置が検出した緯度経度データに基づいて、貨物自動車の位置を電子地図データ上に表示するGIS装置を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の貨物自動車の運行管理システム。
  4. 運行状態報告装置または運行管理装置のいずれか一方に、
    冷凍機監視装置の検出データに、冷凍機の故障または故障の可能性を示す緊急信号が含まれるときに、予め定めた携帯端末装置に対して当該緊急信号を電子メールとして即時送信する緊急信号送出手段を設けることを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の貨物自動車の運行管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012006604A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Air Water Plant & Engineering Inc 液化ガスタンクローリの液量表示装置
JP2020135133A (ja) * 2019-02-14 2020-08-31 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 故障防止システム、故障防止方法及びプログラム

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