JP5939030B2 - 車両のフード跳ね上げ構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車体のフード開口側部に設けられたアクチュエータを、車両前方からの衝撃検知時に上方に伸張させることによりその上方のフード(ボンネットと同意)を跳ね上げて、車両と衝突した歩行者などの障害物を受止めるような車両のフード跳ね上げ構造に関する。
従来、車両の前部に歩行者などの障害物が当接し、該障害物がエンジンルームの上面を覆うフード上に倒れ込んだ際、該フードを変形させることにより障害物が受ける衝撃を緩和することが行なわれている。
上述のフードの設置高さが低く、フードとエンジンルーム内のエンジン等の機器の上面との間に充分な間隔を確保することができない場合には、上述の衝撃の緩和機能が充分に発揮されない可能性がある。
このような問題点を解決するため、フードの後部に設けられたヒンジ機構の周辺にフードの後部を持ち上げるアクチュエータを設け、車両前方からの衝撃検知時に該アクチュエータを作動させて、フードとエンジンの上面との間隔を拡大させ、これにより、歩行者などの障害物が受ける衝撃の緩和機能が充分に発揮されるように構成した車両のフード跳ね上げ構造が既に提案されている(特許文献1参照)。
上述のような車両のフード跳ね上げ構造においては、アクチュエータをエンジンルーム内に配置することになるが、該アクチュエータの配置位置は、フードを適切に持ち上げるために、フードとの当接位置を考慮する必要がある。
一方で、上述のフードはその剛性を確保するために、フードインナとフードアウタとにより閉空間を形成するのが一般的であって、フードインナとアクチュエータのロッドとの当接位置が、フードインナにおいて車幅方向に傾斜する部位(傾斜面)と一致する場合、アクチュエータ作動時にそのロッド先端が該傾斜面に当接すると、ロッドは傾斜面に沿って車幅方向に変位するので、アクチュエータのロッドによるフードの跳ね上げ力がロスする恐れがある。
車両のエンジンルームやフードを設計する段階で、アクチュエータのロッドとフードとの当接位置を予め考慮しておくことで、上述の課題は解決できるが、例えば、車両の設計初期段階ではエンジンルーム内のエンジンやエンジン補機との間隔、つまり、障害物による衝撃の緩和ストロークが確保されていて、跳ね上げ機構の設定を想定していなかったものの、その後のエンジン仕様の変更やフード設計仕様の変更等により、フード跳ね上げ機構を後付け追加して、衝撃緩和ストロークを設ける必要が生じた場合には、アクチュエータとフードインナの傾斜面との位置関係を適切にするため、エンジンルーム内の機器レイアウトやフード構造の再検討が必要となる場合がある。
上述の特許文献1には、フードインナの形状と適切なフード跳ね上げとの関連性については、く開示されておらず、その示唆もない。
特開2010−30496号公報
そこで、この発明は、フードアウタとフードインナとから成るフードを備え、フードインナはアクチュエータに当接する部位近傍において車幅方向に向かって位置が高くなる傾斜面を有し、フードインナの下面には、アクチュエータが伸張した時、該アクチュエータのフードとの当接部が、傾斜面に沿って車幅方向に変位するのを規制する規制部を設けることで、エンジンルーム内のレイアウトの関係上、アクチュエータによるフード跳ね上げ作用点がフードインナの傾斜面に位置する場合であっても、アクチュエータによるフード跳ね上げ力を該フードに確実に伝達でき、アクチュエータのロッドが傾斜面に沿って逸れることのない車両のフード跳ね上げ構造の提供を目的とする。
この発明による車両のフード跳ね上げ構造は、車体のフード開口側部に設けられたアクチュエータを、車両前方からの衝撃検知時に上方に伸張させることによりその上方のフードを跳ね上げる車両のフード跳ね上げ構造であって、上記フードは、フードアウタとフードインナとから構成され、上記フードインナのアクチュエータ対応位置よりも前方には、車両前突時に前方から加わる荷重により上記フードが上方に凸となるように折れ曲がる折れ部が形成され、上記フードにおけるヒンジ機構で固定された部位から上記折れ部よりも前方の位置まで延びるヒンジレインが設けられ、上記フードインナは、上記アクチュエータに当接する部位近傍において車幅方向に向かって位置が高くなる傾斜面を有しており、上記フードインナの下面には、アクチュエータが伸張した時、該アクチュエータのフードとの当接部が、傾斜面に沿って車幅方向に変位するのを規制する規制部を設けたものである。
上記構成によれば、フードインナの下面に上述の規制部を設けたので、エンジンルーム内のレイアウトの関係上、アクチュエータによるフード跳ね上げ作用点がフードインナの傾斜面に位置する場合であっても、アクチュエータのフードとの当接部が、傾斜面に沿って車幅方向に変位するのを上記規制部にて規制することができて、アクチュエータによるフード跳ね上げ力を該フードに確実に伝達することができ、アクチュエータのロッドが傾斜面に沿って逸れることがない。
よって、アクチュエータによるフードの充分な跳ね上げ力を確保することができて、障害物に対する緩衝効果を得ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記フードインナの下面で傾斜面と重複する位置には、上記アクチュエータの伸張部分上端が当接する面部と、該面部から下方に折り曲げられた折曲部とを有する補強部が設けられており、上記折曲部が上記規制部を構成するものである。
上記構成によれば、補強部により、フードインナにおけるフード跳ね上げ作用点を補強することができるので、アクチュエータによるフード跳ね上げ力をより一層確実にフードに伝達することができる。
この発明の一実施態様においては、上記傾斜面は車両外側に向かって位置が高くなるものであり、上記折曲部は補強部の車幅方向外側縁を折り曲げて形成したものである。
上記構成によれば、補強部によりフードインナの跳ね上げ作用点を補強しつつ、アクチュエータのフードとの当接部が、傾斜面に沿って車幅方向外方へ変位するのを、補強部の車幅方向外側縁を下方に折り曲げて形成した折曲部にて規制することができ、アクチュエータによるフード跳ね上げ力を該フードにさらに確実に伝達することができる。
この発明の一実施態様においては、上記アクチュエータは、車体のフード開口側部にて車両前後方向に延びるエプロンレインフォースメントの車内側面に対して車内側からアクチュエータを覆うブラケットにより固定されており、上記アクチュエータの伸張部分の上端が上記傾斜面の位置に対応するものである。
上記構成によれば、次の如き効果がある。
すなわち、アクチュエータはその作動時に回転モーメントを極力発生させないようにするため、該アクチュエータをエプロンレインフォースメントの極力近くに固定して、エプロンレインフォースメントでアクチュエータ作動時の反力を確実に受けるというアクチュエータレイアウトのニーズを満たしつつ、アクチュエータのロッドがフードインナの傾斜面に沿って車幅方向に変位することを上記規制部で規制することができる。
つまり、アクチュエータ作動時の反力エプロンレインフォースメントで確実に受け止めることができると共に、アクチュエータによるフード跳ね上げ力をフードに確実に伝達することができる。
この発明の一実施態様においては、上記フードインナは軽金属製であり、その車幅方向縁部がフードアウタに接すると共に、縁部より内側の部位においてフードアウタから下方に離間する形状に構成されたものである。
上記構成によれば、次の如き効果がある。
すなわち、車両の軽量化およびヨー慣性モーメント低減のニーズにより、軽金属製のフードインナを採用すると、軽金属製のフードインナは鉄板製のものと比較して剛性が低く、成形性が悪く、この成形性によりフードインナの下方へのコーナ部がフードの車幅方向内側に位置しがちで、延いては、アクチュエータのロッドの車幅方向外側へのこじれという課題が生じやすいが、このような場合であっても、フード跳ね上げ力を確実に該フードに伝達することができる。
つまり、車両前部の軽量化およびヨー慣性モーメント低減を図りつつ、アクチュエータのフード跳ね上げ力を確実にフードに伝達することができる。
この発明によれば、フードアウタとフードインナとから成るフードを備え、フードインナはアクチュエータに当接する部位近傍において車幅方向に向かって位置が高くなる傾斜面を有し、フードインナの下面には、アクチュエータが伸張した時、該アクチュエータのフードとの当接部が、傾斜面に沿って車幅方向に変位するのを規制する規制部を設けたので、エンジンルーム内のレイアウトの関係上、アクチュエータによるフード跳ね上げ作用点がフードインナの傾斜面に位置する場合であっても、アクチュエータによるフード跳ね上げ力を該フードに確実に伝達することができる効果がある。
本発明のフード跳ね上げ構造を備えた車両の外観斜視図 フードを開放してエンジンルーム内を上方から目視した状態で示す斜視図 図2のA−A線に沿う要部の矢視断面図 フードアウタを取外した状態で示すフードの平面図 図4のX−X線矢視図 フード跳ね上げ時の側面図 図2の要部拡大斜視図 図5の部分拡大斜視図 アクチュエータおよびブラケットを車幅方向内側から見た状態で示す斜視図 アクチュエータおよびブラケットを車幅方向外側から見た状態で示す斜視図 図4の要部を上方から見た状態で示す拡大斜視図 図4の要部を下方から見上げた状態で示す拡大斜視図 車両前突時のフードの折れ曲り状態を示す側面図 (a)は図11のB−B線矢視断面図、(b)は図11のC−C線矢視断面図、(c)は図11のD−D線矢視断面図 アクチュエータによるフード跳ね上げ時の正面図
エンジンルーム内のレイアウトの関係上、アクチュエータによるフード跳ね上げ作用点がフードインナの傾斜面に位置する場合であっても、アクチュエータによるフード跳ね上げ力を該フードに確実に伝達するという目的を、車体のフード開口側部に設けられたアクチュエータを、車両前方からの衝撃検知時に上方に伸張させることによりその上方のフードを跳ね上げる車両のフード跳ね上げ構造において、上記フードは、フードアウタとフードインナとから構成され、上記フードインナのアクチュエータ対応位置よりも前方には、車両前突時に前方から加わる荷重により上記フードが上方に凸となるように折れ曲がる折れ部が形成され、上記フードにおけるヒンジ機構で固定された部位から上記折れ部よりも前方の位置まで延びるヒンジレインが設けられ、上記フードインナは、上記アクチュエータに当接する部位近傍において車幅方向に向かって位置が高くなる傾斜面を有しており、上記フードインナの下面には、アクチュエータが伸張した時、該アクチュエータのフードとの当接部が、傾斜面に沿って車幅方向に変位するのを規制する規制部を設けるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図1はフード跳ね上げ構造を備えた車両の外観斜視図、図2はフードを開放してエンジンルーム内を上方から目視した状態で示す斜視図である。
エンジンルーム1はその左右両側がフロントフェンダパネル2,2で、前方部がバンパフェイス3で、後方部がダッシュロアパネル4で、上方部がフード5(ボンネットと同意)で覆われている。
上述のエンジンルーム1内には、その左右両側方から車幅方向内方へ膨出し、上下方向に延びるサスペンションタワー部6,6が設けられる一方、該エンジンルーム1内には、エンジン7、バッテリ8、エアクリーナ9、ウオッシャタンク10、マスタシリンダ11およびリザーバタンク12を有する制動倍力装置13などの、エンジンおよびエンジン補機が配設されると共に、ダクト類、配管類、ハーネス類が多数配索されており、後述するフード跳ね上げ用のアクチュエータ31を設ける箇所が制限されている。なお、図2において、14はカウルグリルである。
図3は図2のA−A線に沿う要部の矢視断面図で、上述のフード5はフードアウタ5Aとフードインナ5Bとから構成されると共に、車両軽量化およびヨー慣性モーメント低減のために、これらフードアウタ5Aおよびフードインナ5Bはアルミニウムなどの軽金属(または軽合金)により形成され、フードアウタ5Aとフードインナ5Bとの車幅方向縁部を含む周縁接合部をヘミング加工して、これら両者5A,5B間に閉空間を形成した状態で、フードアウタ5Aとフードインナ5Bとを一体化している。つまり、フードインナ5Bの車幅方向縁部はフードアウタ5Aに接している。
また、図3に示すように、フードインナ5Bは、ヘミング加工部としての縁部より内側の部位においてフードアウタ5Aから下方に離間する形状に構成されている。
図4はフードアウタ5Aを取外した状態で示すフードの平面図、図5は図4のX−X線矢視図でフード5を支持するヒンジ構造を示すものである。
図3において、フロントフェンダパネル2の上端部2aから下方に延びる縦壁部2bを一体に折曲げ形成し、この縦壁部2bの下端から車幅方向内方に延びる取付け片2cを一体に折曲げ形成している。
上述の取付け片2cの下部には、エンジンルーム1内の両サイド部を車両の前後方向に延びるエプロンレインフォースメント20を設け、このエプロンレインフォースメント20の車幅方向外側にはサイドカウルレインフォースメント21を接合固定している。上述のエプロンレインフォースメント20およびサイドカウルレインフォースメント21は車体強度部材である。
図4,図5,図6に示すように、フードインナ5Bの後端部とエプロンレインフォースメント20の上端水平部20a(図3参照)との間には、フード5を上方に変位可能になすヒンジ機構22が設けられている。
図5,図6に示すように、このヒンジ機構22は、エプロンレインフォースメント20の上端水平部20aに固定されたL字状のボディ側ヒンジブラケット23と、フードインナ5Bの後端部下面に固定されたL字状のフード側ヒンジブラケット24と、フード側ヒンジブラケット24の前部とボディ側ヒンジブラケット23との間に、ピン25,26を用いて張架した長尺のリンク27と、フード側ヒンジブラケット24の後部とリンク27の前後方向の中間部との間に、ピン28,29を用いて張架した短寸のリンク30と、を備えている。
つまり、上述のフード5はその後部にて車体としてのエプロンレインフォースメント20に対して上方に変位可能なヒンジ機構22を介して固定されており、通常のフード開閉時には、各リンク27,30が図5の状態を保持したまま、ピン26を支点としてフード5が開閉される。
一方、車両前方からの衝撃検知時には、後述するアクチュエータ31の作用により、各リンク27,30が図6のように変位して、ピン26を支点としてリンク27の遊端が上動し、フード5を跳ね上げて、所謂ポップアップ(pop−up)状態を確保すべく構成している。
図5,図6では車両右側のヒンジ機構22を示したが、車両左側のヒンジ機構は右側のそれと左右対称に構成されており、左右のヒンジ機構22,22によりフード5を所謂跳ね上げ式フードと成している。
図2,図7に示すように、車両前方からの衝撃検知時にフード5の後部を上方へ跳ね上げるアクチュエータ31を設けるが、該アクチュエータ31は車体のフード開口側部(エプロンレインフォースメント20の車内側面参照)で、かつ上述のヒンジ機構22よりも車両前方に位置して設けられている。
図8はアクチュエータ31の取付け構造を示す斜視図で、図5,図6,図8に示すように、このアクチュエータ31は、車体のフード開口側部にて車両前後方向に延びるエプロンレインフォースメント20の車内側面に対して車内側からアクチュエータ31を覆うブラケット32により固定されている。
このブラケット32は、図9,図10にも示すように、アクチュエータ31の外筒であるシリンダを複数箇所(この実施例では3箇所)の溶接部32a…にて結合する外筒結合部32bと、この外筒結合部32bから前方に延びる延設部32cと、この延長部32cの前部上下に位置する取付け座32d,32eと、を金属剛性部材により一体形成したものである。
そして、図5,図6,図8に示すように、該ブラケット32の取付け座32d,32eを、ボルト33、ナットなどの締結部材を用いて、エプロンレインフォースメント20の車内側面に固定したものである。
また、上述のアクチュエータ31はその内部にインフレータ(図示せず)を備えており、車両前方からの衝撃検知時に該インフレータの作動によりロッド34(図6参照)を上方に伸張させて、その上方のフード5を跳ね上げるように構成している。ここで、該アクチュエータ31はその長手方向が上下方向に指向するように取付けられている。
図5,図6,図8,図9,図10では車両右側のアクチュエータ31およびブラケット32とその取付け構造を示したが、車両左側のアクチュエータ、ブラケットとその取付け構造は右側のそれと左右対称に構成されている。
図4,図11,図12に示すように、フードインナ5Bのアクチュエータ31対応位置よりも前方には、車両前突時に前方から加わる荷重によりフード5が上方に凸となるように折れ曲る(図13参照)折れ部αが形成されている。
図4,図11,図12では、上述の折れ部αを図示の便宜上、仮想線で示したが、具体的にはフードインナ5Bに凹凸を形成することにより、フード5が折れやすくなるように形成したものであり、この折れ部αは車両前突時にフード5を図13に仮想線で示すように上方に凸となるように折り曲げて、該フード5の後退を防止し、フロントウインドガラス35の破損を阻止するものである。
上述の折れ部αはフードインナ5Bの車幅方向ほぼ全幅にわたって形成されている。
図4,図11,図12に示すように、フード5におけるヒンジ機構22で固定された部位(ヒンジ固定部)から上述の折れ部αよりも前方の位置まで延びるスチール製のヒンジレイン40(詳しくは、ヒンジレインフォースメント)が設けられている。
このヒンジレイン40はアクチュエータ31のロッド34伸張時に、該アクチュエータ31からの上方への荷重(上下方向の荷重)を受けるものである。
図11に示すように、上述のヒンジレイン40は、折れ部αよりも前方部位と後方部位とにてフードインナ5Bに対向するフラットな面部40aを有し、この面部40aにおける折れ部αよりも前方部位と後方部位との少なくとも2箇所にてフードインナ5Bに固定されている。
図4,図11,図12に示すように、面部40aの折れ部αよりも前方部位は、リベット41にてフードインナ5Bに固定されており、面部40aの折れ部αよりも後方部位は、ボルト42、ナット43にてフードインナ5Bに固定されている。
上述のリベット41、ボルト42、ナット43による2箇所に加えて、面部40aのさらに後方側は、図11,図12に示すように、ボルト、ナット44,45,46を用いて3箇所がフードインナ5Bに固定されており、このうち後方寄りの2箇所は、上述のボルト、ナット45,46でヒンジ機構22のフード側ヒンジブラケット24と共締め固定されている。
図14の(a)は図11のB−B線矢視断面図、図14の(b)は図11のC−C線矢視断面図、図14の(c)は図11のD−D線矢視断面図である。
図14の(a)、(b)、(c)に示すように、上述のヒンジレイン40は面部40aの車幅方向内方端部から車幅方向内方かつ上方に折り曲げられた内側の折曲部40bと、面部40aの車幅方向外方端部から車幅方向外方かつ上方に折り曲げられた外側の折曲部40cとが一体に形成されたものである。
上述の折れ部αの前方部位の断面を示す図14の(a)から、折れ部αの後方部位の断面を示す図14の(b)にかけて、上述の折曲部40bの上下方向長さを変化させることで、剛性変化部47(図11参照)を形成している。
この剛性変化部47は折れ部αに対応する位置において、フード5に前方から加わる荷重(前後方向の荷重)に対して剛性を変化させたもので、この実施例では折れ部αの前方部位における折曲部40b(図14のa参照)の上下方向長さL2が折れ部αの後方部位における折曲部40b(図14のb参照)の上下方向長さL1よりも大きくなるように、つまりL2>L1の関係式が成立するように形成し、車両前突時に、ヒンジレイン40がフード5の折れの妨げとなることなく、車両前突時には該フード5を、図13で示したように、上方に凸となるように適切に折れ曲げ得るように構成したものである。
図3は、アクチュエータ31非作動時(ノーマル状態)の正面図、図15はアクチュエータ31作動時(フード跳ね上げ時)の正面図であって、上述のフードインナ5Bは、アクチュエータ31のロッド34に当接する部位近傍において車幅方向外側に向かって位置が高くなる内低外高形状の傾斜面5Cを有している。
ここで、図2に示したエンジンルーム1内のエンジン7およびエンジン補機その他機器のレイアウトの関係上、アクチュエータ31によるフード跳ね上げ作用点がフードインナ5Bの傾斜面5Cに位置するようになっている。
図3,図15に示すように、上述のフードインナ5Bの下面で傾斜面5Cと上下方向に重複する位置には、アクチュエータ31の伸張部分であるロッド34の上端が当接する面部48と、この面部48から下方に折り曲げられた折曲部49とを有する補強部としてのスチール製のスティフナ50が設けられており、該スティフナ50の折曲部49で規制部を構成している。
この規制部(スティフナ50の折曲部49)は、アクチュエータ31のロッド34が伸張した時、該アクチュエータ31のフードインナ5Bとの当接部、すなわちロッド34の上端部が、傾斜面5Cに沿って車幅方向外方に変位するのを規制するものである。ここで、上述の折曲部49はスティフナ50の車幅方向外側縁を下方に折り曲げて形成したものであり、一方、上述のアクチュエータ31の伸張部分であるロッド34は、フードインナ5Bの傾斜面5Cの位置に対応するものである。
図11,図12に示すように、補強部としてのスティフナ50は、車両前突時のフード5の上方に凸となる折れ曲りを阻害しないように、上述の折れ部αと重複しない位置においてその後方のフードインナ5B下面に固定されている。
この実施例では、該スティフナ50は、ボルト42、ナット43およびボルト・ナット44を用いて、ヒンジレイン40と前後複数箇所(この実施例では2箇所)で共締め固定されている。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用を説明する。
フード5のフードインナ5Bには、図4,図11,図12に示すように、車両前突時に前方から加わる荷重(前後方向の荷重)により該フード5を上方に凸となるように折れ曲げる折れ部αが形成されていると共に、ヒンジレイン40には上述の剛性変化部47が形成されており、またスティフナ50は折れ部αから後方に離間した部位に設けられている。
このため、車両の前突時にはヒンジレイン40およびスティフナ50がフード折れ曲がりの妨げとなることなく、該フード5は折れ部αを座屈起点として、図13に示すように、上方に凸となるように折れ曲がり、フード5の後退を防止することができる。
この実施例では、上述の折れ部αより前方で、かつヒンジレイン40の前端よりもさらに前方位置には、図13に示すように、前方折れ部βがフードインナ5Bに形成されているので、車両前突時にフード5は、同図に示すように、側面視略台形状に折れ曲がって、フード5の後退がより一層適切に防止される。
また、上述のフード5のフードインナ5Bにおいてヒンジ機構22の固定部から折れ部αより前方の位置まで延びるヒンジレイン40を設けると共に、アクチュエータ31のロッド34上端部がフードインナ5Bの傾斜面5Cに沿って車幅方向(この実施例では、車幅方向外方)に変位するのを規制する規制部(スティフナ50の折曲部49参照)を設けている。
このため、歩行者等の障害物が車両前部に当接した衝撃検知時には、アクチュエータ31内のインフレータが作動して、該アクチュエータ31のロッド34を図15に示すように上方に伸張させ、ヒンジ機構22を介して、フード5の後方部を図6に示すように上方に跳ね上げる。
この時、フード5の折れ部αによるフード5の折れをヒンジレイン40で防止することができると共に、アクチュエータ31のロッド34がフードインナ5Bの傾斜面5Cに沿って車幅方向外側に逸れるのを防止することができ、この結果、アクチュエータ31のロッド34によるフード5の充分な跳ね上げ力および跳ね上げ量を確保することができて、障害物に対して充分な衝撃緩和を図ることができる。
このように、上記実施例の車両のフード跳ね上げ構造は、車体のフード開口側部(エプロンレインフォースメント20の車内側面参照)に設けられたアクチュエータ31を、車両前方からの衝撃検知時に上方に伸張させることによりその上方のフード5を跳ね上げる車両のフード跳ね上げ構造であって、上記フード5は、フードアウタ5Aとフードインナ5Bとから構成され、上記フードインナ5Bは、上記アクチュエータ31に当接する部位近傍において車幅方向に向かって位置が高くなる傾斜面5Cを有しており、上記フードインナ5Bの下面には、アクチュエータ31が伸張した時、該アクチュエータ31のフード5との当接部が、傾斜面5Cに沿って車幅方向に変位するのを規制する規制部(スティフナ50の折曲部49参照)を設けたものである(図15参照)。
この構成によれば、フードインナ5Bの下面に上述の規制部(スティフナ50の折曲部49)を設けたので、エンジンルーム1内のレイアウトの関係上、アクチュエータ31によるフード跳ね上げ作用点がフードインナ5Bの傾斜面5Cに位置する場合であっても、アクチュエータ31のフード5との当接部が、傾斜面5Cに沿って車幅方向に変位するのを上記規制部(スティフナ50の折曲部49)にて規制することができて、アクチュエータ31によるフード跳ね上げ力を該フード5に確実に伝達することができ、アクチュエータ31のロッド34が傾斜面5Cに沿って逸れることがない。
よって、アクチュエータ31によるフード5の充分な跳ね上げ力を確保することができて、障害物に対する緩衝効果を得ることができる。
また、上記フードインナ5Bの下面で傾斜面5Cと重複する位置には、上記アクチュエータ31の伸張部分上端が当接する面部48と、該面部48から下方に折り曲げられた折曲部49とを有する補強部(スティフナ50参照)が設けられており、上記折曲部49が上記規制部を構成するものである(図15参照)。
この構成によれば、補強部(スティフナ50参照)により、フードインナ5Bにおけるフード跳ね上げ作用点を補強することができるので、アクチュエータ31によるフード跳ね上げ力をより一層確実に伝達することができる。
さらに、上記傾斜面5Cは車両外側に向かって位置が高くなるものであり、上記折曲部49は補強部(スティフナ50)の車幅方向外側縁を折り曲げて形成したものである(図15参照)。
この構成によれば、補強部(スティフナ50)によりフードインナ5Bの跳ね上げ作用点を補強しつつ、アクチュエータ31のフード5との当接部が、傾斜面5Cに沿って車幅方向外方へ変位するのを、補強部(スティフナ50)の車幅方向外側縁を下方に折り曲げて形成した折曲部49にて規制することができ、アクチュエータ31によるフード跳ね上げ力を該フード5にさらに確実に伝達することができる。
加えて、上記アクチュエータ31は、車体のフード開口側部にて車両前後方向に延びるエプロンレインフォースメント20の車内側面に対して車内側からアクチュエータ31を覆うブラケット32により固定されており、上記アクチュエータ31の伸張部分の上端が上記傾斜面5Cの位置に対応するものである(図8,図15参照)。
この構成によれば、次の如き効果がある。
すなわち、アクチュエータ31はその作動時に回転モーメントを極力発生させないようにするため、該アクチュエータ31をエプロンレインフォースメント20の極力近くに固定して、エプロンレインフォースメント20でアクチュエータ作動時の反力を確実に受けるというアクチュエータレイアウトのニーズを満たしつつ、アクチュエータ31のロッド34がフードインナ5Bの傾斜面5Cに沿って車幅方向に変位することを上記規制部(スティフナ50の折曲部49)で規制することができる。
つまり、アクチュエータ作動時の反力エプロンレインフォースメント20で確実に受け止めることができると共に、アクチュエータ31によるフード跳ね上げ力をフード5に確実に伝達することができる。
さらにまた、上記フードインナ5Bは軽金属製であり、その車幅方向縁部がフードアウタ5Aに接すると共に、縁部より内側の部位においてフードアウタ5Bから下方に離間する形状に構成されたものである(図3,図15参照)。
この構成によれば、次の如き効果がある。
すなわち、車両の軽量化およびヨー慣性モーメント低減のニーズにより、軽金属製のフードインナ5Bを採用すると、軽金属製のフードインナ5Bは鉄板製のものと比較して剛性が低く、成形性が悪く、この成形性によりフードインナ5Bの下方へのコーナ部がフード5の車幅方向内側に位置しがちで、延いては、アクチュエータ31のロッド34の車幅方向外側へのこじれという課題が生じやすいが、このような場合であっても、フード跳ね上げ力を確実に該フード5に伝達することができる。
つまり、車両前部の軽量化およびヨー慣性モーメント低減を図りつつ、アクチュエータ31のフード跳ね上げ力を確実にフード5に伝達することができる。
また、実施例で開示したように、フード5におけるヒンジ固定部から折れ部αより前方位置まで延びて、アクチュエータ31の伸張時に、該アクチュエータ31からの上方への荷重を受けるヒンジレイン40を設けると、フード5の折れ部αにおけるアクチュエータ31伸張時によるフード5の折れを上記ヒンジレイン40で防止することができ、この結果、アクチュエータ31によるフード5の充分な跳ね上げを確保することができて、障害物が受ける衝撃の緩和機能を充分に発揮することができる。
さらに、実施例で開示したように、ヒンジレイン40がフード5に対向する上述の面部40aを有し、この面部40aを折れ部αよりも前方部位と後方部位とでフード5に面接触固定すると、アクチュエータ31による下方からの力に対して強い構造となり、アクチュエータ31伸張作動によるフード5の折れを、該ヒンジレイン40にてより一層確実に防止することができ、アクチュエータ31によるフード5の充分な跳ね上げ力を確保することができると共に、フード5の跳ね上げにより衝撃緩和機能の向上を図ることができる。
加えて、上記実施例で開示したように、上記ヒンジレイン40が、折れ部αに対応する位置において、フード5に前方から加わる荷重に対して剛性を変化させた剛性変化部47を有する構造を採用すると、次の如き効果がある。
すなわち、剛性変化部47はフード5に前方から加わる荷重(前後方向の荷重)に対してヒンジレイン40の剛性を変化させるものであるため、アクチュエータ31の作動による下方からの荷重(上下方向の荷重)によるフード5の折れを防止しつつ、剛性変化部47によって、車両前突時には、ヒンジレイン40がフード5の折れの妨げとなることなく、車両前突時にはフード5を上方に凸となるように適切に折れ曲げることができる(図13参照)。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の規制部は、実施例のスティフナ50の折曲部49に対応し、
以下同様に、
補強部は、スティフナ50に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては、フードインナ5Bの傾斜面5Cとして車幅方向外方に向かって位置が高くなる構成を例示したが、本発明はフードインナの傾斜面が車幅方向内方に向かって位置が高くなる構造に適用してもよい。
以上説明したように、本発明は、車体のフード開口側部に設けられたアクチュエータを、車両前方からの衝撃検知時に上方に伸張させることによりその上方のフードを跳ね上げる車両のフード跳ね上げ構造について有用である。
5…フード
5A…フードアウタ
5B…フードインナ
5C…傾斜面
20…エプロンレインフォースメント
22…ヒンジ機構
31…アクチュエータ
32…ブラケット
40…ヒンジレイン
48…面部
49…折曲部(規制部)
50…スティフナ(補強部)
α…折れ部

Claims (5)

  1. 車体のフード開口側部に設けられたアクチュエータを、車両前方からの衝撃検知時に上方に伸張させることによりその上方のフードを跳ね上げる車両のフード跳ね上げ構造であって、
    上記フードは、フードアウタとフードインナとから構成され、
    上記フードインナのアクチュエータ対応位置よりも前方には、車両前突時に前方から加わる荷重により上記フードが上方に凸となるように折れ曲がる折れ部が形成され、
    上記フードにおけるヒンジ機構で固定された部位から上記折れ部よりも前方の位置まで延びるヒンジレインが設けられ、
    上記フードインナは、上記アクチュエータに当接する部位近傍において車幅方向に向かって位置が高くなる傾斜面を有しており、
    上記フードインナの下面には、アクチュエータが伸張した時、該アクチュエータのフードとの当接部が、傾斜面に沿って車幅方向に変位するのを規制する規制部を設けた
    車両のフード跳ね上げ構造。
  2. 上記フードインナの下面で傾斜面と重複する位置には、上記アクチュエータの伸張部分上端が当接する面部と、該面部から下方に折り曲げられた折曲部とを有する補強部が設けられており、
    上記折曲部が上記規制部を構成する
    請求項1記載の車両のフード跳ね上げ構造。
  3. 上記傾斜面は車両外側に向かって位置が高くなるものであり、
    上記折曲部は補強部の車幅方向外側縁を折り曲げて形成した
    請求項2記載の車両のフード跳ね上げ構造。
  4. 上記アクチュエータは、車体のフード開口側部にて車両前後方向に延びるエプロンレインフォースメントの車内側面に対して車内側からアクチュエータを覆うブラケットにより固定されており、
    上記アクチュエータの伸張部分の上端が上記傾斜面の位置に対応する
    請求項1〜3の何れか1項に記載の車両のフード跳ね上げ構造。
  5. 上記フードインナは軽金属製であり、その車幅方向縁部がフードアウタに接すると共に、
    縁部より内側の部位においてフードアウタから下方に離間する形状に構成された
    請求項1〜4の何れか1項に記載の車両のフード跳ね上げ構造。
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