JP5936264B2 - 遠心バレル研磨機 - Google Patents
遠心バレル研磨機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5936264B2 JP5936264B2 JP2012136337A JP2012136337A JP5936264B2 JP 5936264 B2 JP5936264 B2 JP 5936264B2 JP 2012136337 A JP2012136337 A JP 2012136337A JP 2012136337 A JP2012136337 A JP 2012136337A JP 5936264 B2 JP5936264 B2 JP 5936264B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- gear
- driven
- planetary
- diameter gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ギヤを着脱する際の作業性の向上を図ることを目的とする。
ターレットの偏心位置に回転可能に設けた複数のバレル槽に回転力を減速して伝達する減速機構を備え、
前記減速機構が、
軸受部によって回転可能に支持された従動側シャフトと、
前記従動側シャフトに一体回転可能に設けられ、且つ前記軸受部よりも前記従動側シャフトの一端側に配置され、前記従動側シャフトに対して着脱可能であって、前記従動側シャフトの前記一端側へ変位させることによって前記従動側シャフトから外される低速側ギヤと、
前記従動側シャフトと並列するように配された駆動側シャフトと、
前記駆動側シャフトを中心として回転可能であり、前記低速側ギヤと噛み合う高速側小径ギヤと、
前記高速側小径ギヤと一体回転可能であり、前記高速側小径ギヤよりも前記従動側シャフトの前記一端側へずれて配置された高速側大径ギヤとを備えて構成されており、
前記従動側シャフトの前記一端側から見たときに、前記低速側ギヤの外周縁部の一部が、前記高速側大径ギヤの外周縁部に隠れるようになっている遠心バレル研磨機であって、
前記従動側シャフトの外周と前記低速側ギヤの内周との間に着脱可能に設けられたスペーサを備え、
前記軸受部と前記高速側大径ギヤとの間には、前記スペーサを外した状態において、前記低速側ギヤが、前記従動側シャフトに対して軸線を斜めにするように傾くことを可能にする変位許容空間が設けられ、
前記スペーサを前記従動側シャフトと前記低速側ギヤとの間から外した状態では、前記低速側ギヤにおける前記高速側大径ギヤとの対応部を、前記高速側大径ギヤから遠ざかるように径方向へ変位させることが可能となっているところに特徴を有する。
また、低速側ギヤの外径寸法を大きくすることができるので、バレル槽を、より遅い速度で回転させることが可能となる。
前記スペーサが、前記従動側シャフトと前記低速側ギヤを一体回転し得るように結合する結合手段を備えていてもよい。
この構成によれば、スペーサとは別に、専用の結合手段を用いる場合に比べると、部品点数を少なくすることができる。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図6を参照して説明する。本実施例の遠心バレル研磨機は、図1に示すように、軸線を水平に向けた太陽シャフト10を中心として回転する一対のターレット11と、太陽シャフト10を中心としてターレット11を公転させるための公転用駆動機構16と、両ターレット11の間における偏心位置に配された複数のバレル槽12と、ターレット11に対してバレル槽12を相対回転させるための自転用駆動機構21とを備えて構成されている。バレル槽12は、公転用駆動機構16と自転用駆動機構21とにより、太陽シャフト10を中心として遊星回転する。このバレル槽12の遊星回転により、バレル槽12の内部では、研磨石を用いた工作物の表面のバリ取りや光沢仕上げ等の研磨処理が行われる。
また、本実施例の遠心バレル研磨機は、遊星シャフト14が軸受部15によって回転可能に支持され、遊星ギヤ27が、軸受部15よりも遊星シャフト14の右端部14Rに近い位置に配置されているのであるが、軸受部15と大径ギヤ33との間には、スペーサ40を外した状態において、遊星ギヤ27が、遊星シャフト14に対して軸線を斜めにするように傾くことを可能にする変位許容空間35が設けられている。このような変位許容空間35を設けたことにより、遊星ギヤ27の外径寸法を大きくすることができるので、バレル槽12を、より遅い速度で回転させることが可能となる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、従動側シャフト(遊星シャフト14)の外周の半径と低速側ギヤ(遊星ギヤ27)の内周の半径との寸法差を、低速側ギヤと高速側大径ギヤ(大径ギヤ33)の径方向の重なり寸法よりも小さくしたが、従動側シャフトの外周の半径と低速側ギヤの内周の半径との寸法差は、低速側ギヤと高速側大径ギヤの径方向の重なり寸法より大きくしてもよい。この寸法関係にすれば、低速側ギヤを斜めにしなくても、従動側シャフトから外すことができる。
(2)上記実施例では、スペーサ40が、従動側シャフト(遊星シャフト14)と低速側ギヤ(遊星ギヤ27)を一体回転し得るように結合するための結合手段40Bを備えているが、これに限らず、スペーサとは別に、専用の結合手段を設けてもよい。
(3)上記実施例では、駆動側シャフトが、太陽シャフト10(即ち、ターレットの回転中心)に対して偏心した位置に配した減速シャフト29である場合について説明したが、本発明は、駆動側シャフトが太陽シャフトである場合にも適用できる。
(4)上記実施例では、従動側シャフトがバレル槽12を支持する遊星シャフト14である場合について説明したが、本発明は、従動側シャフトが、太陽シャフト(即ち、ターレットの回転中心)と遊星シャフト(即ち、バレル槽を支持するシャフト)との間に配された減速シャフトである場合にも適用できる。
(5)上記実施例では、駆動側シャフト(減速シャフト29)がターレット11に固定され、駆動側シャフトに対して高速側小径ギヤ(小径ギヤ32)と高速側大径ギヤ(大径ギヤ33)が相対回転し得るようにしたが、これに限らず、駆動側シャフトをターレットに対して相対回転可能に支持し、高速側小径ギヤと高速側大径ギヤが駆動側シャフトと一体回転するようにしてもよい。
12…バレル槽
14…遊星シャフト(従動側シャフト)
14R…遊星シャフトの右端部(従動側シャフトの一端)
15…軸受部
26…減速機構
27…遊星ギヤ(低速側ギヤ)
29…減速シャフト(駆動側シャフト)
32…小径ギヤ(高速側小径ギヤ)
33…大径ギヤ(高速側大径ギヤ)
35…変位許容空間
40…スペーサ
40B…結合手段
Claims (2)
- ターレットの偏心位置に回転可能に設けた複数のバレル槽に回転力を減速して伝達する減速機構を備え、
前記減速機構が、
軸受部によって回転可能に支持された従動側シャフトと、
前記従動側シャフトに一体回転可能に設けられ、且つ前記軸受部よりも前記従動側シャフトの一端側に配置され、前記従動側シャフトに対して着脱可能であって、前記従動側シャフトの前記一端側へ変位させることによって前記従動側シャフトから外される低速側ギヤと、
前記従動側シャフトと並列するように配された駆動側シャフトと、
前記駆動側シャフトを中心として回転可能であり、前記低速側ギヤと噛み合う高速側小径ギヤと、
前記高速側小径ギヤと一体回転可能であり、前記高速側小径ギヤよりも前記従動側シャフトの前記一端側へずれて配置された高速側大径ギヤとを備えて構成されており、
前記従動側シャフトの前記一端側から見たときに、前記低速側ギヤの外周縁部の一部が、前記高速側大径ギヤの外周縁部に隠れるようになっている遠心バレル研磨機であって、
前記従動側シャフトの外周と前記低速側ギヤの内周との間に着脱可能に設けられたスペーサを備え、
前記軸受部と前記高速側大径ギヤとの間には、前記スペーサを外した状態において、前記低速側ギヤが、前記従動側シャフトに対して軸線を斜めにするように傾くことを可能にする変位許容空間が設けられ、
前記スペーサを前記従動側シャフトと前記低速側ギヤとの間から外した状態では、前記低速側ギヤにおける前記高速側大径ギヤとの対応部を、前記高速側大径ギヤから遠ざかるように径方向へ変位させることが可能となっていることを特徴とする遠心バレル研磨機。 - 前記スペーサが、前記従動側シャフトと前記低速側ギヤを一体回転し得るように結合する結合手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の遠心バレル研磨機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012136337A JP5936264B2 (ja) | 2012-06-15 | 2012-06-15 | 遠心バレル研磨機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012136337A JP5936264B2 (ja) | 2012-06-15 | 2012-06-15 | 遠心バレル研磨機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014000619A JP2014000619A (ja) | 2014-01-09 |
JP5936264B2 true JP5936264B2 (ja) | 2016-06-22 |
Family
ID=50034289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012136337A Expired - Fee Related JP5936264B2 (ja) | 2012-06-15 | 2012-06-15 | 遠心バレル研磨機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5936264B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4628797Y1 (ja) * | 1966-12-10 | 1971-10-05 | ||
JPS62251066A (ja) * | 1986-04-21 | 1987-10-31 | Shintou Bureetaa Kk | 遠心バレル研摩装置 |
JPH0369845A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-26 | Howdon Power Transmission Ltd | アジャスティングハブ |
JPH041771U (ja) * | 1990-04-20 | 1992-01-08 |
-
2012
- 2012-06-15 JP JP2012136337A patent/JP5936264B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014000619A (ja) | 2014-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6496555B2 (ja) | 車輪駆動用モータおよびインホイールモータ駆動装置 | |
JP4913045B2 (ja) | 偏心揺動型減速機および偏心揺動型減速機を用いた産業用ロボットの旋回部構造 | |
AU2006204599A1 (en) | Bearing assembly for supporting a transmission shaft in a housing | |
JP2011214646A (ja) | ロータ軸の支持構造 | |
KR101757317B1 (ko) | 인휠 구동장치 | |
JP4670685B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
US9017206B2 (en) | Gear device | |
CN103711842A (zh) | 带输入轴承的波动齿轮单元 | |
JP5967810B2 (ja) | 遠心バレル研磨機 | |
JP5936264B2 (ja) | 遠心バレル研磨機 | |
CN101705979B (zh) | 摆线针轮减速机 | |
JP2015096769A (ja) | 一体型トルク伝達/回転シール用のシステムおよび方法 | |
JP2012007634A (ja) | メカニカルシール,メカニカルシールの仕上げ方法,遠心分離機用のギアボックス | |
JP2014052033A (ja) | アクチュエータ | |
WO2015044845A1 (en) | Orbital lapping head for natural stone, agglomerated and ceramic materials | |
JP5377114B2 (ja) | 工作機械の割出しテーブル | |
JP7080339B2 (ja) | 減速機 | |
TW201718167A (zh) | 旋轉台用減速機 | |
EP3121488B1 (en) | Reduction gear | |
JP2004116737A (ja) | 遊星歯車装置およびパワートレーン | |
TW202104774A (zh) | 減速機 | |
JP6038510B2 (ja) | 減速機付き油圧モータおよび減速機付き油圧モータの製造方法 | |
CN104942354B (zh) | 一种自转公转机构及使用该机构的铣头和机床 | |
CN101634356B (zh) | 少齿差减速传动装置 | |
JP6182428B2 (ja) | 遊星歯車減速装置およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160223 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160322 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160506 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160509 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5936264 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |